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月の無い夜胸の鼓動をひそめ目をつむりかたくむすんだ口のなか 海が生まれ喉のおくから 波がよせるこんな夜は 静かにしていようこんな夜は 何もせずこんな夜は やり過ごしてしまおう目じりからひとしずくこぼれた海
2004年03月25日
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本棚の隅に 置き忘れたままのMDが一枚なくしてしまった 古いレコードから編集したお気に入りの曲が詰まっていたジャンルも何も ごちゃ混ぜで当時気に入っていた曲がランダムに再生されるミシェル・ポルナレフの歌に続いてY.M.O.が演奏を始めたりクロスビーのジャズに負けじと切なくバラッドを歌い上げるボビー・コールドウェル我ながら いったい どういう編集方針なんだろう最後の曲はたしか ペンギン・カフェ・オーケストラ「キミの彼女が去ってゆく足音が聞こえるけれど別に大したことじゃないよ」そう そう 別に大したことなんかなかった何も大したことなんてなかったそう今にして思えばしばらく 懐かしい曲にききみみをたてる
2004年03月24日
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なにもないからっぽだと思っていた器は満ちては 生まれてこない生まれおちて 満たしてゆくのだとでも 卵は殻だけでは生まれてこない空っぽなのは 僕が満ちてゆかないからだまだ 器の形もとらず人のふりをしている ただの 土塊雨を受けずに ただ打たれ溶け崩れてゆく石の欠片混じりの ただの 土塊
2004年03月23日
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じたばたと 足掻いてみるぐだぐだと 拗ねてみるうろうろと ぐれてやるそれでも どうしようもなければ誰の為でもなく何の為でもなく自分の為に生きよう自己中心的に独り善がりにわがままにキミが好きだけれどそんなこと キミには関係無いと言い切れる独善的な利己主義者に
2004年03月07日
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無目的を謳っていても何もしたく無い訳ではなくて確かに ものぐさな 怠け者だけれど時には 心の赴くままに何かをしてみたくなったりしてそんな こんな で往年のニッケルオデオンに 負けじ劣らじ予算は無いけど 気持ちだけは一杯込めて小さな見世物小屋をかけてみようさぁさぁ 御代はけっこうちょいと暇つぶしにいかがです?見世物がお眼鏡にかなったらそれが何よりの手前の幸せ通りすがりに覗いてやっておくんなさいWelcame to Gallery Nightmare PleaseDrop in sometimes
2004年03月02日
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