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吼えてみようかと大きく深呼吸でも 空を見上げたら月が 無いけほ こほ と街灯 見上げて むせてみるポケットに手を突っ込みことさらおおげさに ため息ついて散歩を つづけようハウリングする夜を 抱えて
2004年04月22日
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此処は違う闇は乾き 不協和音ばかりが響くしっとりとした夜気を吸い さわさわと囁く竹林そんな夢から醒めてみればここは 人の町虎よ 虎よいずこへ熱く柔らかなはらわたと 甘くかぐわしき美酒は 夢か絢爛たる我が皮衣は何処に優雅な弧を描く自慢の爪もいまは平たくひび割れて白い月がわらう何処かで夜がほころび夢が破れたのか虎よ 虎よもうすぐ朝がくる
2004年04月21日
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星を見つけたどうにか あそこまで 行けたらいいなと色の褪せた 古い積み木を積み上げて 組み合わせて空へ 登るもう地面は 懐かしい記憶の彼方それでも星へは まだとどかないぐらぐらと 揺れる頂で 神経と寿命をすり減らしている不思議なのはきみが そうして そこで 揺らがずにいられるのはそれを 信じているからそれとも いないからあぁ それとも もしかしたら何も 考えていないのかなそう 積み木なんかに頼らなくても堕ちることは無いのだろうね星を目指しながらも地表に残してきた一本の薔薇が気になって僕の積み木は 不安定に 揺らいでいる
2004年04月19日
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何か良い事があったのか気前良く お日様が 陽光を降り注ぐ桜も艶やかな緑に 衣替えぽかぽか はらはら ふぅわふぅわさくらの花びらが 風の道を駆けてゆくたまには お日様の下 二人で散歩しようさくらのしたで 猫みたいに丸まって お昼寝しようぽかぽか はらはら ふぅわふぅわ風に揺れる草がくすぐるぼくの尻尾の名残
2004年04月02日
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