おしゃれ手紙

2018.05.26
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カテゴリ: 父の麦わら帽子
 あたたかな春の陽ざしの中、たぶん、3歳か4歳の私は、この小さな(サイズを表すためレモンをそばに置いた。)かごを持って、家の周りを散歩していた。
この直径12センチほどの小さなかごの中には、家で作ったアラレを炒ったものが入っていた。
アラレの他に、大豆を炒ったのが入っている時もあった。

「はるなちゃん、いいフゴを持っとるんじゃなぁ」と大人たちが声を掛けてくれる。
「ふん」と答えて自慢げに、フゴを声かけてくれた大人に見せる幼い私。

フゴというのは、竹や藁でつくったかごのことをそうよんだ。

3歳くらいの私が、当時のことを詳しく覚えているはずはないのに、何度も父や母からその頃の様子を聞いているうちに、今見ているように、当時を思い描くことが出来るようになった。

今でこそ、色あせている、この小さなフゴ。
買った当時は、濃い赤や緑の色鮮やかなものだった。


孫に買いながら、父と母は、私の幼かった頃を思い出していたのではないだろうか・・・。

岡山県の山間部の小さな村の小さな家、小さな私、見守る父、母、村の人たち・・・。
これが私の原風景だ。

このフゴが「花籠」とよばれると知ったのは、ずいぶん後というか、ここ数年前だ。
 ネットで湯かごを見つけた。
花籠とサイズがよく似ている。
花籠も湯かごとして使えるかも。(^-^*)

この直径12cmほどの小さな手提げ籠は、かつて春のこの季節に花籠と呼ばれ、子供たちが野遊びに行くときに持って行った子供用の籠でした。
当館が開館した昭和49年頃には、春先になると、この花籠を自転車の荷台いっぱいに積んで売り歩く、行商人の姿があり、風物詩のひとつでした。
子供たちは買ってもらった花籠にアラレやお菓子を入れ、野原や田んぼに野遊びに出かけたのです。
この花籠は当館から北東約20kmほどの西脇市水尾という農村で作られましたが、明治42年生まれの作者が亡くなると後継者もなく、姿を消しました。
子どもたちが野遊びに使う小さな籠は全国各地にあります。
当館は滋賀県水口、兵庫県西脇、香川県観音寺、福岡県柳川などで作られた花籠を所蔵しています。
なかでも水口は麦藁、観音寺のは経木が使われ、編み方や形、色あいなどに特色があります。



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Last updated  2018.05.26 00:01:20
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天地 はるな@ Re:昔語り:父の方言(01/26):追加 ●うんにゃ *否定することば 「うんにゃ、…
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