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毎日、寒い日が続いています。愛知県一宮市も朝の気温が0度近くに。今日も、目が覚めたら屋根の上にうっすら雪が載っていました。来月は、本堂の耐震診断のための調査が三重県と岐阜県で2か寺、日程に入っています。こんなに寒いのに大丈夫だろうか?心配になってきました。しかも、岐阜県のお寺は一宮市より寒い地域にあります。実は・・・冬の小屋裏は外より寒いんです。日が入らないのに、風はびゅんびゅん吹き抜ける。それはそれは冷えます。手がかじかんで、記録をとる指が動きません。足も感覚がなくなってきて、気をつけないと足を滑らす危険があります。逆に、夏はうだるように暑い。頭がボーとするし、汗がぽたぽた落ちて記録がとれない。そんな感じです。でも、こちらの都合で先延ばしするのは申し訳ありませんから、スタッフがちは頑張って調査を決行します(拍手)。ただ、今週末から大寒波が襲ってくるそうです。名古屋でも雪が降るらしい。さすがに、来週の岐阜県の調査は延期した方がよさそうです。「申し訳ありません。2週間延期してもいいでしょうか」「はいはい、結構ですよ」ホッとしました。【菅野企画設計】は、寺院建築・和風住宅・古民家再生を得意とする設計事務所です。≫≫ 菅野企画設計 HP≫≫ 寺院完成ギャラリー≫≫ Instagram(寺院)≫≫ Instagram(住宅)≫≫ Pinterest◆本社◆ 愛知県一宮市木曽川町黒田往還南60-3 TEL 0586-84-2003◇関東事務所◇ 横浜市中区太田町6-79アブソルート横濱馬車道ビル4階 TEL 045-264-9160
Jan 31, 2012
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原寸検査が続いています。静岡県掛川市の曹洞宗 龍登院に造る木造本堂の屋根周りの原寸検査を行いました。この本堂は、住職のご希望で秋篠寺の屋根を参考にしてデザインしました。引き通し勾配が5寸5分という、本堂の屋根としてはとてもゆるい傾斜です。軒先の反りも抑え目で、優しい表情の伽藍になるはずです。ただ、言葉では簡単に書けますが・・・これがなかなか難しい。棟梁が先ず10分の1で軒反りの絵を起し、見せてくれました。「実際に秋篠寺へ行き、寸法を測り、写真をしっかり撮ってできるだけ忠実に再現しました」とは言うのですが・・・ちょっと気に入りません。「・・・・何かが足りないなあ。切り裏甲の増しを大きくしてみよう」と、鉛筆で手を入れました。原寸検査に行くと・・・「先日は、切り裏甲の増しをという話でしたが、実際に描いてみると少し不自然だったんで、裏甲の増しも少し大きくしてみました」は棟梁。「なるほど」こういう微妙なところは原寸を描いてみなければわかりません。ただ、まだ気に入りません。「もう少し裏甲の増しを大きくして・・・あと20mmくらい・・・ちょっと反り元を奥にしてみて・・・だめだなあ。もう少し緩やかな曲線にして・・・」そういいながら奥歯に力が入ってきます。もう少しのところが決まらない歯がゆさを感じながら・・・しかし、ここで妥協をするわけにはいきません。大工とスタッフが曲線を描く細い角棒をミリ単位で調整しながら、脚立の上の私の指示に従います。「これだ!これでいい」やっといい線が描けました。短い時間でしたが疲れました。【菅野企画設計】は、寺院建築・和風住宅・古民家再生を得意とする設計事務所です。≫≫ 菅野企画設計 HP≫≫ 寺院完成ギャラリー≫≫ Instagram(寺院)≫≫ Instagram(住宅)≫≫ Pinterest◆本社◆ 愛知県一宮市木曽川町黒田往還南60-3 TEL 0586-84-2003◇関東事務所◇ 横浜市中区太田町6-79アブソルート横濱馬車道ビル4階 TEL 045-264-9160
Jan 27, 2012
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神奈川県海老名市の海源寺で既設客殿を玄関、応接に改築します。寄り付きは本格的な唐破風屋根なので、宮大工が作業に当たります。原寸図が描けたという連絡を受け、埼玉県の作業場まで検査に出かけました。(株)中島工務店の現場監督に東浦和駅まで迎えに来てもらい、そこからは車で・・・。すごく遠いところだと思っていたのですが、事務所を出発してから3時間半で到着してしまいました。さすが東京圏は電車が便利ですね。それに、車窓にはのどかな田園風景が広がるのかと思っていたら・・・住宅地の連続。わが一宮市よりよほど都会でした。原寸図は見やすいように壁に張ってありました。こんな配慮は初めてで、感激しました。「設計図がきれいな曲線だったので、忠実に描きました」という棟梁の説明でしたが・・・気に入りません。その場で破風板の曲線を少し直してもらい・・・これならいいという曲線に落ち着きました。既設の伽藍のデザインを考慮して、軒付けも少し薄くしてもらいました。70歳過ぎの棟梁と若い大工さんが対応してくれましたが、初めて一緒に仕事をするというのにとても丁寧でフレンドリー。「こいつ何者だ」という感じがありません。この人たちならいい仕事をしてくれそうだと安心しました。「関東の先生(設計士)は気難しい方が多いから、この程度は当然ですよ」は現場監督。関東では、お寺の設計士は偉いのだ!を実感しました。【菅野企画設計】は、寺院建築・和風住宅・古民家再生を得意とする設計事務所です。≫≫ 菅野企画設計 HP≫≫ 寺院完成ギャラリー≫≫ Instagram(寺院)≫≫ Instagram(住宅)≫≫ Pinterest◆本社◆ 愛知県一宮市木曽川町黒田往還南60-3 TEL 0586-84-2003◇関東事務所◇ 横浜市中区太田町6-79アブソルート横濱馬車道ビル4階 TEL 045-264-9160
Jan 26, 2012
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残念なことですが・・・設計事務所と工事会社の区別がつかない方がたくさんいらっしゃいます。先日も、寺院伽藍の資料請求をしていただいたので早速送り、電話をかけました。お話をしているうちに「何かおかしいぞ」。すると、住職のほうから「あのう、工事をされる方じゃないのですか」「そうなんです。私は設計士で、工事は行いません」このお寺の近くで、弊社設計の伽藍が工事中なので、勘違いされたようです。先日・・・「設計事務所というのは、どんな仕事をされるところなんですか」この質問には少々戸惑いました。ひょっとしたら、住職は勘違いをしたというより、設計士の存在をご存じなかったのかもしれません。「まだまだこんなことなんだよね。もっと、社会が必要とする存在にならないと」国から建築士の資格をいただいているのに、その必要性が認識されていないなんて、本当に情けないこと。反省しきりです。設計士はお客様の立場に建つ建築の専門家です。だから、建設会社とは立ち位置が全く違います。建築工事は、一生に何度とない大きなお金を使う行為です。建築の素人が、自分の意思をどうやって工事会社に伝えるのか。信用だけで工事を依頼することは危険です。設計士に頼むと、より魅力的な伽藍が納得の工事費で完成するよ。そんな言葉が皆さんの口から出るようになりたい。そう思います。【菅野企画設計】は、寺院建築・和風住宅・古民家再生を得意とする設計事務所です。≫≫ 菅野企画設計 HP≫≫ 寺院完成ギャラリー≫≫ Instagram(寺院)≫≫ Instagram(住宅)≫≫ Pinterest◆本社◆ 愛知県一宮市木曽川町黒田往還南60-3 TEL 0586-84-2003◇関東事務所◇ 横浜市中区太田町6-79アブソルート横濱馬車道ビル4階 TEL 045-264-9160
Jan 20, 2012
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愛知県豊橋市の曹洞宗 正林寺で工事を進めている地蔵堂の鉄骨が建ち始めました。工事は松井建設(株)にお願いしています。「思ったより大きくて・・・驚いていますよ。檀家さんからも、大きな建物ですねえと、言われます」旧地蔵堂は木造で伝統的な外観でした。交通量の多い国道から見ると、庭に桜が咲く頃は特にきれいだったとのこと。その解体を惜しむ声も多く聞かれました。今回の建て替えでも、伝統的な外観を望まれましたが・・・建築基準法の規制を受け、木造伽藍は新築できません。「鉄骨の骨組みが複雑で・・・よく間違えないで組んでいくなあと感心して見ているんですよ」「実は、構造計算も大変なんです。うち以外の設計事務所では、正直このデザインは無理でしょうね」「なるほど。境内に高低差はあるし、本堂や庫裡が複雑な配置で建っているし・・・難しい条件をクリアして、設計してくれたんだなあと実感していますよ」「ご理解いただいて、うれしいです」【菅野企画設計】は、寺院建築・和風住宅・古民家再生を得意とする設計事務所です。≫≫ 菅野企画設計 HP≫≫ 寺院完成ギャラリー≫≫ Instagram(寺院)≫≫ Instagram(住宅)≫≫ Pinterest◆本社◆ 愛知県一宮市木曽川町黒田往還南60-3 TEL 0586-84-2003◇関東事務所◇ 横浜市中区太田町6-79アブソルート横濱馬車道ビル4階 TEL 045-264-9160
Jan 19, 2012
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神奈川県海老名市の海源寺で木造本堂を造ります。昨年客殿が完成し、ご本尊をそちらに遷座し・・・いよいよ本堂新築です。全ての虹梁には彫刻が施される設計になっています。昨年から彫刻家の井上進一さんと打ち合わせを進めていますが、なかなかうまくいきません。全体の構成をよく練ってから先に進みたいのですが・・・彫る側は、どうしても見栄えのいい図柄を提示してきます。サグラダファミリアのように、彫刻と建築を融合させたい!井上さんから二度目の図案が届きました。昨年、よく話し合ったはずですが・・・まだ、私のアイデアが伝わっていないようです。そこで、来週再度打ち合わせをすることにしました。 彼の絵様のどこが気に入らないのか。どうして欲しいのか。考えをまとめる必要があります。あいまいな意見交換はトラブルのもとだし、納得の出来になるはずがありません。検討すべきことはたくさんありますが、ひとつひとつ詰めていけば、お互いの理解度は高まり、あうんの呼吸になるはずだと信じて・・・【菅野企画設計】は、寺院建築・和風住宅・古民家再生を得意とする設計事務所です。≫≫ 菅野企画設計 HP≫≫ 寺院完成ギャラリー≫≫ Instagram(寺院)≫≫ Instagram(住宅)≫≫ Pinterest◆本社◆ 愛知県一宮市木曽川町黒田往還南60-3 TEL 0586-84-2003◇関東事務所◇ 横浜市中区太田町6-79アブソルート横濱馬車道ビル4階 TEL 045-264-9160
Jan 18, 2012
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昨年暮れから本堂耐震補強の相談が続いています。先日、寺院建築を専門に手掛ける建設会社の社長が年始におみえになりました。「最近、耐震補強の提案と概算を求められることが多いんですが、その後がぐちゃぐちゃになってしまって」「住職も檀家さんも建築の素人なので、他の建設会社の見積りとの違いをいくら説明してもわかってもらえなくて・・・もっと安くならないのかの一点張り。そりゃあ、いくらでも安くできますけどねえ。それでは責任が持てないし、本当に困ったものです」「設計事務所が有料で行なっている業務を無料にするんだから・・大変ですよねえ」「そうなんですよ。結構気楽に調査をしろ、補強方法を提案しろとおっしゃるんですが・・・社員の人件費が何十万円もかかってしまう。話が長引くとそれがどんどん膨らんで、本当に困っているんです。でも、他社も無料で調査をされるわけですから、断るわけにもいかないし・・・本当は、先生のような方がちゃんと調査して、補強方法をまとめて見積りを取られる方がいいんですよ」「タダほど高いものはない」にならないように、どうぞご注意を。【菅野企画設計】は、寺院建築・和風住宅・古民家再生を得意とする設計事務所です。≫≫ 菅野企画設計 HP≫≫ 寺院完成ギャラリー≫≫ Instagram(寺院)≫≫ Instagram(住宅)≫≫ Pinterest◆本社◆ 愛知県一宮市木曽川町黒田往還南60-3 TEL 0586-84-2003◇関東事務所◇ 横浜市中区太田町6-79アブソルート横濱馬車道ビル4階 TEL 045-264-9160
Jan 12, 2012
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