春日井市高蔵寺の整体院「空」

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2006年06月10日
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カテゴリ: 随想的話題
カメムシってやつぁ、すっっっっごくクサイ。


僕はシティボーイなんで、実際は匂いをかいだことがない。
いや、かいだことがないはずなのだ。
でも、かいだことがあるかもしれない。

田舎っ子のウワサによれば、
その匂いは刺激臭ではないが、生ゴミのようでもなく、
なんともいえないクサーイ匂いなのだそうだ。

いろいろと説明を求めたが、
どう言葉にしてよいか分からない、とのこと。


その匂いをかいだとしても「カメムシの匂い」と認識しなければ、
僕は「かいだことがない」と言うだろう。
また「事実として」その匂いをかいだことがないかもしれない。
それは誰にも分からない。

感覚というは伝わりにくいものだ。

そりゃそうだ。
言葉は本質的に「ウソ」であるから、
五感を共有できるほうが逆に不思議なのだ。

カメムシの匂いさえ通じないところに、
僕は人の絶対的な孤独をあらためて感じてしまった。

ところで、なんで僕らは五感を共有できるのだろう。

僕らはどうやって「感覚」を表す言葉を覚えたのだろう。

「にがい」なんてどうやって覚えたのだろうか。
あの腹痛の薬、「正露丸」を口につっこまれて、
「これが【にがい】(という味)よ」
なんて教育されたのだろうか。

されてないと信じたい。

はじめて苦いものを食ったときは、
「うげっ」と思うだけだろう。
その「うげっ」(という感覚)が「苦い」(という言葉)だと、
いつ分かったのだろう。

オトナのマネをした?
でも感覚までは共有できないはず。
うむ~。

でもたぶん「はじめに言葉ありき」だろうね。
経験からいってそう。

ある「言葉」があって、それを知らない人は、
「みんなが使ってるあの『言葉』、何なんだろうなあ」
と思っている。
そんなとき、ある経験をする。つまり新しい感覚を得る。
その瞬間、なんかひらめくのだ。

「あ!この感覚があの言葉だ!」というふうに。
それは勘違いも大いにあるのだけれど、
何度か勘違いを経て、「みんなの約束」に近づいていく。

「約束」というのは、どの感覚にどの言葉を
あてはめるか、という約束である。

こういうのは合気道でもまったく同じだね。
言葉はみちしるべなのです。

それ以上でも、それ以下でもありません。






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最終更新日  2006年06月10日 21時27分44秒
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