Bar UK Official HP & Blog(酒とPianoとエトセトラ)since 2004.11.

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2011/07/18
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カテゴリ: 各地のBAR巡り
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 最近、BARの話題と言えば、古い話ばかり書いてきていささか恥ずかしかったが、これは比較的最近の出来事。奈良であった仕事が終わった後、会社には「直帰しまーす」と断って、2軒、BARにお邪魔してきました。

 奈良と言えば、神社仏閣はたくさんあるけれど、ことBARに関しては、大阪、神戸、京都とは違って、「圧倒的に数は少なく、存在感が薄い」とよく言われる。確かにBARの数は少ない。しかし存在感のある店がない訳ではない。今回紹介するのは、銀座、北新地にも負けない高いレベルの2軒だ。

s-IMG_8922.jpg 【Bar Dalwhinnie】 近鉄・奈良駅から徒歩5分ほど、商業エリアのど真ん中、雑居ビルの2階に店はある。この店のウリはまずモルト・ウイスキー。加えてワインも充実している。モルトは常時約600本。奈良では一番の品ぞろえを誇るという。

 マスターのSさんとは初めてお目にかかったけれど、とても気さくで親しみやすい方だ。店にはカウンター席とソファ席。早い時間だったので、まだ準備中という感じだったが、「外は暑いから入ってください」と温かく招き入れてくれた。

 オープンして15年ほど。「うちはどんな高いモルトでも、ハーフなら1600円で提供しています」という、モルト好きにはたまらない営業方針が嬉しいが、「モルトよりもカクテルを頼むお客さんの方が多い」とSさんは苦笑する。

 ネットでの口コミによれば、Sさんは「カクテルの名人」でもあり、とくにフルーツ・カクテル、フローズン・カクテルも人気があるという。帰り際、他のお客さんに対してと同様、1階まで一緒に下りてきて見送ってくれた。良心的な料金にも表れているけれど、客を大切にする姿勢があふれている素敵な酒場だと思う。

s-IMG_8927.jpg 【Bar COTTON CLUB】 友人や大阪の懇意のマスターからも、この店の噂話はよく聞いていた。誰もが皆、「マスターの人柄とその接客が素晴らしい店」と賛辞を送っていた。「いつか一度お邪魔しよう」と思っていて、意外と時間がかかってしまった(笑)。

 近鉄・新大宮駅から南西へ徒歩7、8分ほど。新大宮と言えば、奈良駅からひと駅大阪寄り、平城宮跡に近い(すなわち、いにしえでは奈良の中心地だったということか)。ビルの2階、階段を上がってドアを開けると、オーセンティックな空間が広がる。すでにお客さんが二組。

 マスターのMさんは、「暑いですね。どうぞようこそ!」とにこやかな笑顔で迎えてくれた。Sさんの素晴らしさを伝える言葉は、いくつかある。曰く「腰が低くて、気遣いが素晴らしい」「流れるような動きに無駄がない」「お酒に造詣が深くて話し上手」等々。

 そのどれもが本当だということは、カウンターに15分でも座れば、貴方もすぐに実感できるだろう。「Good Bar」の条件はいろいろあろうが、うらんかんろがいつも書いているように、やはり最後は「マスターの人柄」に尽きるだろう。こんな素敵なBARが、大阪ではなく奈良にあることを、僕は羨ましく思う。

【Bar Dalwhinnie】 奈良市小西町8-1 ラフィーヌ東洋2F 電話0742-26-2999 午後6時~午前2時 無休  【Bar COTTON CLUB】 奈良市大宮町4-313-4 ヴィラ松本2F 33-0340 午後7時~2時 第2&4日休



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うらんかんろ

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kopn0822 @ 1929年当時のカポネの年収 (1929年当時) 1ドル=2.5円 10ドル=25円 10…
汪(ワン) @ Re:Bar UK写真日記(74)/3月16日(金)(03/16) お久しぶりです。 お身体は引き続き大切に…

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▼Bar UKでも愛用のBIRDYのグラスタオル。二度拭き不要でピカピカになる優れものです。値段は少々高めですが、値段に見合う価値有りです(Lサイズもありますが、ご家庭ではこのMサイズが使いやすいでしょう)。 ▼切り絵作家・成田一徹氏にとって「バー空間」と並び終生のテーマだったのは「故郷・神戸」。これはその集大成と言える本です(続編「新・神戸の残り香」もぜひ!)。
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