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空夢zone @ Re:飛べない鳥がナゼいろんな大陸にいるのか(11/20) New! 数ある鳥も色々と進化していくのでしょう…
Nov 20, 2025
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カテゴリ: カテゴリ未分類
この質問ではでは同じ種類の鳥が違う大陸にいるのか?と云う問いか、いろんな大陸に違う種類の飛べない鳥がいるのか分かりませんね。
ここでは同じ種類の鳥が違う大陸にいるのか?と云う問いです。
ダチョウのような飛べない大型の鳥は、なぜか海で隔てられた複数の大陸に住んでますが、飛べないのにどのようにしてこんなに離れた場所に到達できたのか問うているのです。


とは云ってもエミューは主分布がオーストラリアだし、レアはアルゼンチンからウルグアイ、パラグアイ、ブラジル、ボリビアなど中南米が主分布なので陸上移動はできますね。
ただダチョウだけはモロッコからケニア、タンザニアから南アフリカまでアフリカに居るのもいれば、絶滅したけどシリアを始めアラビア半島に居るのもいれば、オーストラリアにも居ます。
やはり飛べない鳥がどのようにして大陸移動したのか疑問。
こう云う説があります。
地球で最も新しい超大陸(現在の大陸のうち1つ以上を含む大型の大陸)に「パンゲア大陸」と云うものがありました。
最も新しいと云っても3億2000年~1億9500年前と云う気の遠くなる昔なんですが。

その一方、内陸部は海岸から遠いため乾燥した砂漠が荒涼と広がっていました。
ほぼ全ての大地が地続きで動植物の移動が促進されたため、この時代すでに生息していたダチョウの祖先は歩いて移動したんですね。
1億8000万年前のジュラ紀になると、南北に分裂し、北はローラシア大陸、南はゴンドワナ大陸となり、両大陸はさらに分裂していったので複数の大陸にダチョウが分布することになったと。
ところが最近の説は全く違うものです。
ダチョウやエミューなどの飛ばない鳥は、その祖先も飛ばなかったというのが長く定説となっていたのですが、最新の研究によると、飛ばなくなったのは約6500万年前に恐竜が絶滅した後のことで、それ以前は飛んでいたと云うのです。
ところが恐竜が突然地上から姿を消したことで、捕食動物がいない新しいニッチ(生態的地位)が生まれたのです。
そこでは食べ物が豊富なうえに、飛んで素早く身を隠す必要もなくなった。
こうした恵まれた環境で太った鳥は、自らの意思とは関係なく重くなり飛べなくなったのです。
かつてニュージーランドに生息し絶滅した飛べない鳥「モア」の化石からDNAを採取し、ゲノムを解析したところ、モアは現在も南アメリカ大陸に生息しているシギダチョウに最も近い種であることが判明しました。
白亜紀(1億4600万年~6500万年前)には、現在の南アメリカ大陸、ニュージーランド、オーストラリア、南極大陸は、南半球の巨大な大陸ゴンドワナの一部でしたが、ニュージーランドは約8000万年前に分離してます。
モアの祖先はどこか別の場所、おそらくはゴンドワナ大陸から分離した現在の南アメリカ大陸からニュージーランドへたどり着き、そこで地上をはね回りながら次第にモアへと進化した可能性があるらしい。

その鳥の化石は約150万年前のものですから、石器使用や火を使いこなしたホモ・エレクトスなど原人の時代です。
で、問題なのはその大きさなんです。
現在のダチョウの3倍大きく、成長したホッキョクグマと同じ体重、つまり約450kg もあったのです。
恐らくこの鳥は初期の人類の肉や骨、羽毛、卵の殻の供給源であった可能性が高いのですね。
古代ローマの博物学者ガイウス・プリニウス・セクンドゥスは、「ダチョウは頭と首を茂みの中に押し込んだとき、身体全体が隠れていると錯覚する」と述べてます。

ナゼ、こんな迷信が生まれたかと云うと、「ダチョウは砂の中に頭を隠す」という迷信があったからなんですね。
その迷信の真相は、身に危険が訪れたとき、ダチョウは身体を低く横たえ、長い首を地面に押し付けて外敵から見えにくくする習性があります。
ダチョウの羽の色は砂の色に似ているので、遠くから見ると頭を砂に埋めているように見えるからなんです。

この迷信上の姿から「He is hiding his head like an ostrich」と云う言い回しができました。
これは現実逃避する、都合の悪いことを見なかったことにするといった意味です。
国際政治でも、安全保障上の危機を直視しようとしないことを「Ostrich policy」=「ダチョウ政策」と呼びます。





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Last updated  Nov 20, 2025 05:23:24 AM
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Re:飛べない鳥がナゼいろんな大陸にいるのか(11/20)  
ダチョウのお話でしたか。
どうして各地にいるのかなんて、考えたこともありませんでした。
大陸が繋がっていたら、他の動物ももっと各地に散布していてもおかしくないと思うのですが…。
そうか、飛べたんですね!

地球の歴史って、ある意味空想の世界でもありますね。
(Nov 20, 2025 06:17:04 AM)

Re:飛べない鳥がナゼいろんな大陸にいるのか(11/20)  
marnon1104  さん
つい昨日も鳥インフルエンザに罹って死んでいる
オオハクチョウが見つかったと報じられてましたが
こうした渡り鳥によって飛べない鶏にもうつってしまう
怖いなと思ったばかりでした。

それにしても面白いですね、「ダチョウは砂の中に頭を隠す」
この様な古くからの迷信があり、その意味が「都合の悪いことを見なかったことにする」の例えとして使われるのは。

「Ostrich policy」=「ダチョウ政策」
確かに国際政治ではちょくちょく使われそうですね。 (Nov 20, 2025 07:40:39 AM)

Re:飛べない鳥がナゼいろんな大陸にいるのか(11/20)  
danmama313  さん
退化なのか進化なのかよくわかりませんが環境に適応する事で生きながらえるのが一番!
なのでしょうね。さて、人間はどう進化するのか退化するのかですね(^^;)

さて私は今日も筋トレ行って進化してきます!(笑) (Nov 20, 2025 10:05:40 AM)

Re:飛べない鳥がナゼいろんな大陸にいるのか(11/20)  
空夢zone  さん
数ある鳥も色々と進化していくのでしょうね。

あそうか恐竜が同じように進化していったとは。

飛べる鳥と飛べない鳥の相関図がこのようにあるとは面白い話で繋がっているのですね。

大きかった鳥が小さくなったというのも関係があるのですね。

同じように大きくて飛べた鳥が小さくなって飛べなくなったとの関係なのですね。 (Nov 20, 2025 03:08:45 PM)

Re:飛べない鳥がナゼいろんな大陸にいるのか(11/20)  
moto,jc  さん
こんばんは

長い長い年月をかけて変わってきているですね  (Nov 20, 2025 04:54:50 PM)

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