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「結構広いじゃん・・・」肥大化の進む現代のクルマの中にあっては、随分と小兵に属する空冷911の運転席に初めて座ったときの正直な感想でした。足元も適度に広いし、頭上にだってちゃんとゆとりがある。フロントシートはたっぷりしたものだし、後を見れば座席としては疑問符が付くものの、背もたれを倒せば荷物置き場としては十分過ぎるほどのスペースが確保されている。そして車内の全ての場所に手が届くような感覚。デッドスペースがない。目の前に急角度でそそり立つフロントウィンドー越しに見れば、立派な太腿がスド~ンと伸びて、膝小僧(ヘッドライト)にだって手が届きそうな気がする。決して広過ぎない、適度なタイト感。言い古されている「ポルシェを着る」という感覚。小生の腕前では、その走りから実感するには到っていないけれど、この絶妙な設計がまさに「着る」感覚なのかなぁ。1964年から基本的にほとんど変わっていない五連メーターをムフフ顔で眺めて、「バカみたい~」と家人に笑われるこの幸せ・・・※ちなみに、「みんから」にも並行して書き込んでいます。http://minkara.carview.co.jp/userid/368036/profile/
2009/01/17
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ポルシェの輸入は、現在でこそポルシェジャパンがやっているけれど、以前はミツワモータースが正規輸入代理店だった。実は、ミツワモータースのことは、小僧の時から知っていたのだ。国道246号線から山中湖に向かう途中、丁度富士スピードウェイへの分岐点あたりに、ミツワモータースの富士小山デポがあり(今もある)、通りかかる度に羨望の眼差しを送っていたからだ。現在こうしてポル子に乗っているのも、この原体験のせいではないかと思っている。現在、ミツワモータースは、正規輸入代理店ではないものの、並行輸入業者として今もポルシェを輸入しているのだとか。小山の施設にクレストが掲げられているのは、我が国のポルシェの隆盛の基礎を確立した自負の表れであろうか。富士の小山デポ、総代理店時代は新車整備工場、つまりPDIセンターだったということを最近になって知った。日本に正規輸入された全てのポルシェがここで整備を受け、全国にデリバリーされていたというのだから凄いことではないか。何だか日本におけるポルシェのメッカみたいで、空冷オーナーなら是非とも行ってみたいと思うのではないか。もちろん今でも業務を継続しているのだろうから、商売の邪魔はできないけれど、駐車場も広いし、当時の設備が残っていたら見学させてもらって、ショールームで相応の対価でコーヒーの一杯でも飲めたら、そこでグッズ類でも販売してくれたらイイのになぁと思う。ポルシェカフェみたいな感じになれば、ツーリングの立ち寄りスポットの一つにもなるし、ミツワさんにとってもビジネスチャンスになるのではあるまいか。ともかく、しょっちゅう目の前を通り過ぎていても、一度たりとも中に入ったことのない小生にとって、あそこは興味津々のスポットなのである。
2009/01/10
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夜更かしの後のけだるい元日の朝。枕元に置いたデジタル目覚し時計を手に取って見たら、何と9時11分。こいつは新年早々縁起が良いなぁ。今年も寝ても覚めてもこいつのことを考えながら過ごすのか。よろしく、ポル子。皆さん、今年もよろしくお願いします。
2009/01/01
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気が弱いせいで余り仲間と走ったりすることがない。それはそれで寂しいということはないのだが、大観山や大黒では、そうそういられるものではないし・・・身近にちょっとしたクルマの社交場があったらいいのにと思う。やはり旨いコーヒーが飲めるカフェがいいのだろうか。そこで、初夢と言っては何だけれど、ポルシェ乗りのための理想のカフェを考えてみる。まず、でっかい真っ平らな駐車場があること。車高が低くて車幅も広いフェラーリが10台まとめてやって来ても余裕でないとね。そうなると、ロケーションは湘南・・・R134沿いで・・・んな場所あるわけない。小生がひそかに考えている候補地は、大磯の国府界隈。それも小田原厚木道路の大磯インターを降りて、伊勢原に抜ける裏道、県道相模原大磯線沿い。昔からあんまり変わらない農村の風景が残っていて、道路沿いには野菜の直販店なんかがあったりする。ひなびているけれど、ここなら小田原厚木道路を通って箱根に通う人の待ち合わせ場所や社交場にもうってつけであろう。ちなみに大磯インターで出ても、追加料金はかからないので安心を。西湘バイパスからもほど近いし、もしお酒を飲んでしまったとしても、クルマはそこに停めて、大磯プリンスホテルはタクシーですぐそこである。駐車場の奥に佇む建物は・・・色はちょっと派手目に、ガルフカラーなんかはどうだろう。でも看板は小さく小さく、パッと見には何のお店なのか分からないと。中はあえて使い古された雰囲気に仕上げて、一人でコーヒーを飲んでいても落ち着いていられると。大きなガラス窓の向こうには湘南平の鉄塔が立つ高麗山が。湘南の海は見えないけれど、行こうと思えばすぐに行けるということでご愛嬌。暗めの店内に流れるのは、やはりジャズなのだろうか(あんまり詳しくないけど)。コーヒーは自家焙煎したものを一杯一杯落としてくれる旨いやつ。サイフォンなんて、時間がゆっくり流れているみたいでイイかも(あんまり詳しくないけど)。ポットに保温してあるなんて、ファミレスじゃないんだしねぇ。お昼時にはしっかり食事もしたい。手軽という点ではやはりイタリアン、ピッツァにパスタというところかな。大磯の野菜と魚介をたっぷり使ったボリュームのある一皿。寒い季節はクラムチャウダーなんてイイなぁ。アクアパッツァとかブイヤベースとかが看板料理だったら嬉しい。最初は1台のナローが停まっていただけの駐車場にも、「おは箱」帰りのポルシェの一団やツーリングの途中と思しき数台のアルファが到着。や、クォ~ンという音を響かせて、F355も現れ、店内もしだいに賑やかに。そこかしこで話の輪が生まれ、広がっていく。店の忙しい時間帯を外せば、マスターとのクルマ談義も楽しい。ちなみにマスターの愛車は・・・356と964。どう?もちろんお酒も飲めるけれど、当然ドライバーは厳禁。夫婦でやって来て、帰り道の運転を奥様に託す常連もちらほら。スペイサイド、ハイランド、アイラ、ローランドと定番のシングルモルトをひと通り置いて、イタリアの赤ワインなんかもあるといいかなぁ(あんまり詳しくないけど)。アウトラインはここまで・・・後は、お店の雰囲気はお客さんが作っていく・・・宣伝はクチコミ、いやクルマコミで知る人ぞ知る・・・こんなお店があったらいいなぁと思う。店前は・・・湘南の海ということで、「アズーロ(青)」なんてのはどうかなぁ。ホントは自分でやってみたいのだけれど、今は無理無理。誰かやってくれないものでしょうかねぇ。
2008/12/31
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暖かな冬の晴れ間の中、今年最後のポル子でのドライブ。行き先は、葉山方面。パンを仕入れるために長柄トンネルの手前を曲がって「ボンジュール」へ。それだけでは飽き足らず、葉山大道を湘南国際村方面に向かい、「ブレドール」またまたパン屋。何でも最近は「ボンジュール」よりこっちが人気だとか。ここは初めて入ったのだが、何とドイツのパン、ブレッツェルを発見、おつまみに購入。その後、湘南国際村方面に駆け上がり、子安の里に下りて、秋谷で再び海岸へ。134号線はところどころ混んでいたけれど、今年を締め括るに相応しい快適なドライブであった。シートヒーターを作動させれば、窓もサンルーフも全開でOK。そう言えば、最近「栄光のル・マン」を見返してみて、冒頭のマックイーンが運転するナローの911にもしっかりサンルーフが付いているのに気が付いた。硬派なポルシェ乗りにとっては、サンルーフは不評かもしれないが、オープンとまではいかないにしても、風を感じながら走れる幸せは何物にも換え難い。今年1年、大きなトラブルもなく付き合ってくれたポル子に感謝。また来年もよろしく。
2008/12/30
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BRIOという雑誌、どちらかというとセレブ系とでも言うのか、貧窮にあえぐ小生にはなかなか食指が伸びなかったのだけれど、表紙に「毎日ポルシェの幸せ」なんて書いてあれば、これは手を伸ばさないわけにはいかない。トップに356、次に911ターボ、993カレラS、ナローの911T、964スピードスター、そして959と、911に心底入れあげている幸せなオーナー達の日常が取り上げられている。もちろん商売だから、後半は現行モデルの宣伝を忘れてはいないが、メインが空冷モデルで固められていたのには好感が持てた。まあ、現行の997を買った人が「毎日ポルシェの幸せ」を感じるかといったら・・・今の911はそんなマニアックなクルマではないのかもしれない。真っ赤な911ターボの「リアのフェンダーをバスタオルで拭くときに最高の喜びを感じます」だってさ・・・イイねぇ。取材されるのだからもちろん洗車はしたのだろうけれど、どのクルマもぴいかぴかで、いやはやホント、イイねぇ。我がポル子も、週末にしか構ってやれないのだが、1日だって君のことを思わない日はないのだよ。通勤している時、街でポルシェを見かけた時、ふとポル子のことを思い、ああしようか、こうしようかと思いを巡らせている自分がいる。そして、嫌なことがあっても、ポル子のことを考えるだけで、不思議なほど癒される自分がいる。うんうん、まさに「毎日ポルシェの幸せ」ね。ポル子は雑誌に登場するようなスペシャルモデルではないし、かなりくたびれているけれど、16年経ってもエンジンは一発で目覚めて元気良く回る。他のクルマを欲しいと思わせないあたりは、ある意味、エコカーであるとも言えるのではないか。今年もあと僅か。明日はこの一年の感謝を込めてポル子を磨いてやろう。磨くと言っても、実際にはかえって傷付けることになるのだろう。でも、ポル子には悪いけれど、これが幸せなのだ。
2008/12/27
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最近、夜にポル子を走らせることが多くなったなぁ・・・なんて思っていたのだが、何のことはない、日が短くなって、夏場なら青空の出ている時間帯でも真っ暗になってしまうだけのことである。ポル子のヘッドランプのバルブはおそらく純正なのだろうけれど、現在のクルマの標準的な明るさと比べたら、かなり暗いと思う。ボ~ッと浮かび上がる丸い二つ目を見ていると、まるで提灯お化けを見ているようである。そして、ライトと連動して点灯するメーターの照明は、964から透過式となり、かなり見やすくなったという。でも、メーターの表面の塗装というのか、表面処理が劣化しやすく、オドメーターなど角のある部分から亀裂が入り、ペリペリとめくれ上がってきてしまうのだ。日中であればそれほど気にならないのだけれど、夜間に照明を点灯させると、この亀裂は嫌が上でも透過光で鮮やかに浮かび上がってくる。言うまでもなく964はよくできたクルマだと思う。デザインも優れているし、使われている素材の品質も高いと思う。でも、このメーターパネルだけはいただけない。今まで乗ってきたどんな国産車でも、こんなことはなかった。スクラップ置き場に積んであるクルマを見ても、メーターパネルがこんな状態になっていることはないのではあるまいか。ドイツは日本より高緯度に位置する国であるから、冬場の夜は長い。ポルシェもそれなりに夜間走行を念頭において設計しているはずなのに、この体たらくはいったい何だというのか・・・911に心酔してしまうと、多少の難点も「あばたにエクボ」になってしまうはずなのだが、これはどうしても許せないと思う。専門業者に出せばきれいに補修できるらしいけれど、結構かかりそうだなぁ。まるでM型ライカのファインダーのバルサム切れのようだ。距離計が使えないわけではないし、写りにも何ら影響はないというのに、常に目に見えるものだから、気になって気になって仕方がない。結局、大枚をはたいて修理することになる。M3の凝りに凝ったファインダーなどは、今となっては修理することもできず、M2以降現行モデルまで採用されている簡略型にそっくり入れ替えられてしまうという話も聞く。そう言えば、911のメーターは、パネルだけでなくガラスもまた曲者である。曇りを防止するために貼り合わせ構造を採用しているが、その凝った作りが災いして、貼り合わせ面が剥離して、あかたもバルサム切れのような状態になってしまうのだ。これを過剰品質というのか、設計ミスというのか、バイザッハの工学博士達のお考えはどんなものだろうか・・・
2008/12/20
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スーパーカーブーム華やかなりし頃、擦り切れるほど読んだ雑誌に載っていたフェラーリBBやランボルギーニカウンタックは、この世の物とは思えないほど猛烈にカッコよかった。今でもその雄姿はテレビや雑誌あるいはミニカーでも見ることはできるし、そのカッコよさはいまだ色褪せていない。でも、最近のスポーツカーと比べるとどこかが違うような気がするのだが・・・そうだ、タイヤとホイールが違うのだ。カウンタックと世界最速を競ったBBですら、ホイールのサイズは15インチである。そのホイールに装着するタイヤは、現代のタイヤほど扁平しておらず、分厚いサイドウォールが存在感を示している。この頃のタイヤがクルマのタイヤであれば、最近の高性能車の大口径ホイールに装着されたタイヤは、サイドから見る限りではバイクや自転車のタイヤのようにも見える。これは流行なのだろうが、一部の外車やドレスアップしたミニバンに装着されている、超大口径ホイールに極端に扁平したタイヤの組み合わせは、申し訳ないが小生にはどう考えてもカッコイイとは思えないのである。その点、BBや308GTB、ディーノ246GTなどに装着されたタイヤの、分厚いサイドウォールが作り出す微妙な膨らみは、例えとしては変かもしれないが、女性のぽってりとした唇のような、何とも言えない色気を感じさせてくれるのである。ちなみに唇の厚い女性と薄い女性のどちらが色っぽいのかといったことを問題にしているわけではないので、どうか気になさらずに。UCGの最終号の、996、993、964、930と歴代911のサイドビューが見開きに掲載されたページを見ていると、964と993の間でタイヤの扁平率が大きく変わっているように見える。この境目は、初代901以来の、ラウンドでありながら微妙にスクエアな形状をしたホイールアーチが完全なラウンド形状すなわちまん丸に変更された境目と一致する。930に薄っぺらいタイヤを履かせても決してカッコよくないだろうし、996にぽってりとした分厚いタイヤを履かせたら、これはこれでデザインのバランスが崩れてしまうだろう。今、スポーツカーの足周りのトレンドは、でっかいホイールに薄っぺらいタイヤということになるのだろうし、クルマ全体のデザインも今風のタイヤに合わせるようになっているのだろう。でも、車高を低く落とした964RSやナナサンカレラの、丸いタイヤと丸くないホイールアーチが織り成す造形には、最新の997には決して真似のできないカッコよさがあると思うのである。
2008/12/13
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911FANマガジンへの書き込みもこれで300回目になる。最近こそペースが落ちたものの、我ながら随分と駄文を書き続けてきたものだ・・・というか、改めて考えて見るとちょっと気恥ずかしい。ポルシェに乗っていると、不思議とポルシェとすれ違う時にそれと気が付くものだ。それなりの台数が棲息しているので、日曜日の湘南や箱根界隈を流していると、結構な台数とすれ違う。最近は、911ならやはり996や997が大勢を占めるようになり、ボクスターやケイマンも911以上に見かけるようになったが、それでも時々964や930、ナローとすれ違うと、不思議な連帯感を感じるというか、「頑張っているなぁ」と、思わずにっこりとしてしまう。先日、高速道路を適度な速度で巡航していたら、後方から2台の空冷911が接近してくるのが分かった。空冷911は、その小ささで結構遠くからでも一目でそれと分かる。こちらの速度よりかなり速いと見て、小生は左にウインカーを出して、ポル子を追越車線から走行車線に滑り込ませる。と、そこをバビュ~ンという感じで2台の911が次々にポル子を抜き去った。先頭は964のカブリオレ、フェンダーが張り出しているので、ターボルックと見た。ローダウンしてあるのか、まさに地を這う感じで、ホント、カッコイイ。次はビッグバンパー、大きなリアウイングが964よりクラッシックな雰囲気で、まさにザ・911。ライカであればブラッククロームのM4というところか。そしてこの911のドライバーが、追い抜きざまにさっと左手で、挨拶のつもりだったのかどうか分からないが、合図をして走り去ったのである。あっ、と思って、こちらも右手を上げて返したのだが、追い抜かれたにもかかわらず、何とも言えない爽快感が残った。小僧の頃、路線バスの運転手がすれ違うたびに手を上げて挨拶を交わすのを見て、すごくカッコイイと思っていた。駅のホームで、発車する列車の車掌が駅員にさっと敬礼の動作をするのを見て、ぞくぞくした。思い切って車掌に手を振って、ちゃんと挨拶を返してもらったときは、それはもう天にも昇るような気持ちだった。当時は貨物列車の最後尾にも車掌が乗っていて、手を振るとちゃんと挨拶を返してくれたものだ。学生時代、中型バイクに乗っていた頃、ライダー同士でVサインを交わすのが流行ったことがあった。楽しいし、良いことだなぁと思っていたのだが、やがてこの風習?もすたれてしまった。ポルシェの乗るようになって改めて思うのは、ポルシェ乗りは本当にいい人ばかりだということ。エンジントラブルでポルシェを道端に停めていると、面識もないのに通りかかった一台のポルシェがクルマを停めて、助けてくれることも結構あるという。誰もがそれと分かって(知名度は抜群)、そこそこ珍しく(辛うじてスーパーカー?)、乗ろうと思えば乗ることができて(ものにもよるが何とか手が届く)、維持するのにちょっとした苦労も伴う(これが重要)・・・こういったところが、ポルシェ乗りに不思議な連帯感を感じさせているのではないかと思う。ちょっと恥かしいけれど、今度ポルシェ乗りとすれ違った時は、ドライバーに小さく挨拶してみようかと思う。もちろん挨拶を返してくれなくてもいいのだけれど、もし返してくれたら、どんなに気持ちが晴れやかになることか。人間だから、ついついイライラしながら運転していることだってある。そんな時、ちょっとした心の通い合いで気分転換ができたらどんなに幸せか・・・なんて思うのである。
2008/12/06
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わりと当初のオーナーがオプションてんこ盛りにしてくれた我がポル子、なかなか使わないオプションにテンポスタットがある。テンポスタット、俗にいうクルーズコントロールのことで、カタログのプライスリストをチェックしてみると、オートマチックスピードコントロールという、〆て9万円也のオプションとなる。964になる前のビッグバンパーにも設定はあったようだけれど、マニュアルのみだった930にクルーズコントロールを付けた人はほとんどいなかったのではあるまいか。クルーズコントロールは、オートマが設定されて、気楽に高速道路を流せるようになった911の堕落の象徴のようにも思えて、なかなかレバーに手が伸びなかったのだが、今回、高速道路で試しに積極的に使ってみた。テンポスタットのレバーはワイパーのレバーの下、丁度オンボードコンピュータのレバーと対称の位置に取り付けられている。例えば時速100キロでレバーを奥に押し込むと、アクセルペダルがわずかに奥に踏み込まれるような手ごたえ(足ごたえ?)があって、クルマは設定された速度で走り続ける。エンジンにパワーがあるせいか、多少上り坂になっても、設定されたスピードはきっちりと維持される。そして、ブレーキペダルを踏むか、レバーを手前に引くと、設定は解除されるが、設定した速度は記憶されていて、レバーをウインカーを出すように押し下げると、再び設定した速度まで自動的に加速する。さて、このテンポスタット、ポルシェを操縦しているという感覚は当然ながら希薄になるし、最初は違和感があるれど、慣れると確かに便利である。前を走るクルマを追い越すには、普通にアクセルを踏めば普通に加速して、追い越した後にアクセルから足を離すと、またピタリと設定した速度に戻る。前が詰まって速度を落とさざるを得なくなった時は、ブレーキを踏むのも良いが、後続車を驚かせてしまうので、こういう時は、レバーを手前に引くと設定が解除されて、アクセルペダルから足を離したのと同じ状態になって、クルマは緩やかに減速を始める。前が空いたら、すかさずレバーを押し下げると、クルマは自動的に加速を始めるが、この時の加速の鋭さは、慣れないうちはちょっと怖い位である。もちろん、レバーを押し込みさえすれば、操作した時点の速度が上書きされて記憶されるので、設定速度は細かく調整することが可能である。ということで、意識してテンポスタットを使ってみた感想としては、まあ、退屈しのぎにはなるかなというのと、なかなか良くできているなと感心したいうのが半々といったところか。あまり使わないでいると故障してしまうかもしれないので、時々使ってやった方が良さそうである。それと、オンボードコンピュータの燃費表示が、今回初めて9.0リッターになった。100キロメートル走行するのに9.0リッターのガソリンを消費するということで、一般的な燃費に換算すると、リッター11キロということになる。もう少し走ればもっと伸びたかもしれないが、インターが近付いてきて、本日はここまでと相成った。こんな走り方で、何のために911に乗っているのかと叱られてしまうかもしれないが、たまにはこういう走らせ方も良いのではないかと。
2008/11/23
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この見開きは、MTのオーナーにとってはどうでもよいページかもしれないけれど、小生にとっては、お金を支払ってでもこのカタログを入手して良かったと感じさせてくれるページである。「革新的なティプトロニック・デュアル・ファンクション・トランスミッション」は、「ハイパフォーマンス・ドライビングを考えて設計、開発されたもの」なのだという。今となっては、ごく普通のトルコン式ATと様々な雑誌や本で解説され、F1マチックやDSG、セレスピード、そしてPDKなど新たなツーペダルMTが登場している中では、話題になることもないティプトロであるが、当時は革新的なシステムとして話題を独占したことが文面からも容易に想像することができる。電子制御により車速、エンジン回転数、スロットル開度、車体にかかるGを常時モニターし、この情報に基づいてシフトタイミングを絶えず調整し、ドライバーの要求に応えているんだってさ。全てのドライビング・スタイルにマッチするように、エコノミーから高性能まで5つのシフトパターンがプログラムされた「インテリジェント・シフト・プログラム」についての記述は、今読んでも凄いなぁと思う。こんなATが実用化されていることを知ったオーナー達が、たとえ100万円高かろうと、ティプトロを選んだのも理解できるし、評論家の先生方は別として、ティプトロを選んだオーナーは、この価格差を楽しみ、十分元を取ったのではないだろうか。カタログを見る限り、マニュアル・トランスミッションについて言及しているページはどこにもないのだから、この見開きは、カレラ4やターボは別にして、MT車より100万円多く出すことができた人のためだけに割かれたページなのだ。ティプトロのマニュアル・シフトは、カタログにこそ「・・・クラッチレスのマニュアル・シフトが可能・・・速く、滑らかで簡単・・・」「・・・ギアチェンジの間、スロットルから足を離す必要がなく、しかもいつでもダイレクトにギアチェンジができる・・・」と表現されていたものの、時代とともにその先進性は陳腐化し、今となってはMTよりティプトロの方が中古価格が高いという逆転現象を生むまでに至っている。それによって、小生のように最初からティプトロにねらいを定めていた人にとっては、程度が良い個体がお得に入手できるという恩恵?にあずかることができるわけで、個人的には喜ばしいことだと思っている。まだPDKに乗ったことはないが、変速のスピードは相当なものだというし、最新のティプトロも相当な進化を遂げているのだろうけれど、964に搭載された初期のティプトロを現在の視点で見れば、少しかったるいことは否めないと思う。でも、小生にとっては、さほどの不満は感じない。もちろんサーキットを走ったりすれば不満は出るのだろうけれど、箱根のワインディングをそこそこのペースで流す分には十分であり、踏めば踏んだだけ迫力のある十分な加速が得られるし、身の丈に合ったポルシェであると思っている。最終型964も15年選手となっている今、MT車ではクラッチが寿命を迎えたり、ミッションにトラブルを抱えている個体も多いと聞く。耐久性が疑問視されたティプトロであるが、今のところ耐久性は十分以上のようで、我がポル子も、購入時にATフルードを交換してから今までノンメンテナンス・ノントラブルであるが、いったん壊れると大変だとも聞くので、そろそろ転ばぬ先のフルード交換もありかなと思っている。話をカタログに戻そう。左ページの縦に並ぶ4枚の写真は、今見れば本当にどうでもよい写真であるが、ATのシフトレバーをマニュアルゲート側にさっと払う動作は、当時はさぞ新鮮だったことだろう。右ページのミッドナイトブルーのカレラを真正面から捉えた写真、これも路面より低い位置から切り取ることで、腰高の911をより低く、より薄く見せることに成功している大いに参考になるアングルである。この写真のどこがティプトロなのかと、よくよく見たら、ナンバープレートにCarreraではなくTiptronicとある。ということは、これはカレラ2なのだ。
2008/11/16
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久々に伊豆スカイラインをほぼ全線走行。道路も結構空いていて、秋晴れの絶好の天候の中、今シーズン一番のドライブを楽しむことができた。伊豆スカイラインは、熱海や伊東の渋滞を回避する迂回路として昔からしばしば利用していたのだけれど、ポル子に出会う前は、伊豆スカイラインといえば、空いていて見晴らしは良いけれど退屈な道路という印象があった。でも、ポル子で走る伊豆スカイラインは、猛烈に楽しかった。そもそも今回は、この道路を走りたくてドライブルートを決めた位だから、伊豆スカイラインを走行すること自体がドライブの目的なのであって、渋滞回避のための手段ではない。この差は小さいようで大きい。Tipのシフトゲートを右に払ってマニュアルモードに入れ、2速と3速を使って連続するコーナーをクリアしていくのは本当に気持ちが良いものだ。ところで、ポル子のオンボードコンピュータには燃費の表示がインプットされている。燃費と言っても、リッター何キロというのではなく、走行状況に応じて100キロメートル走行するのにガソリンを何リッター消費するのかが刻々と表示される。最初はかなり違和感があったけれど、慣れてくるとなかなか使えると思っている。街中では14リッター台(すなわちリッター当たり6キロ台)を表示していても、高速道路や遠乗りになると、数値は次第に下がって、11リッター台(リッター当たり8キロ~9キロ)を示すようになる。果たして伊豆スカイラインに入る際、快調に走っていたこともあり、燃費表示は11リッター台を示していた。4速を使わず、2速と3速で通常より回転を高めに保って走行すれば、当然燃料の使用量はどんどん増えていくはず・・・と思ったのだが、不思議なことに燃費の悪化は見られなかった。もちろんそんなにガンガン踏んだわけではないのだけれど、燃料の供給量が制御されているためか、低いギアで回転を上げたからといって燃費が悪化するわけではないというのは不思議な発見であった。そんなこんなで、端から見たらチンタラ走っているように映ったであろうけれど、自分なりには適度に緊張感のあるドライブを楽しんでいたら、前を走行するオートバイのグループに追い付いてしまった。しばらく後を付いて走行していだのだが、後方から別の単車の軍団に追い付かれてしまい、どうやら後方のライダー達、ポル子を含めた前方集団を追い抜きたくて仕方がない様子。それからしばらく走行して、前を走る単車は、急に左ウインカーを出して道路脇の駐車スペースに入る挙動を見せた。これで前が空くとばかりに、左脇に寄った単車をかわして前に出ようとハンドルを右に切ろうとした瞬間、後方からフル加速で単車のライダー達が次々とポル子の右側をかすめるように走り去っていった。小生はハンドルを右に切るのを止めて減速し、単車の軍団をやり過ごしてから再びアクセルを踏み込んだ。全く危ないよなぁ。もしこちらが後方から来るバイクに構わずにハンドルを右に切っていたら、いずれかの単車と接触していた可能性もあるわけで、いくら前が詰まってやきもきしていたとは言え、よくこんな運命を天に任せるような運転ができるよなぁ。というわけで、ちょっぴり驚き、また憤りも感じたわけなのだが、そもそも他人のことが言えるのか、それを言うなら自分の運転はどうだったのか。景色を楽しみながらゆったりと流していた単車をアオるようなマネをしてしまったのではないか。前を走る単車のミラーに映る、付かず離れず迫ってくる911を見て、ライダーはどう思ったのだろうか・・・ほんの一瞬の、何事もなければどうってこともない出来事だったのだが、己の運転を考え直させられた。安全運転は自分のためにしなければならないのだと改めて思い直した瞬間であった。
2008/11/09
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長年?使い込んだサイバーショットがついに息絶えてしまった。ある日、起動させても液晶が真っ暗なままだ。液晶のバックライトがタマ切れでも起こしたのかと思ったが、そんなことではなく、センサーの故障か何かで、修理するにしても万単位の費用がかかるとのこと。それならいっそのこと新調してしまえ、ということで、向かった先は当然カメラ店・・・ではなく、家電の量販店。恥かしい話だが、この数年間の間に、デジカメがこれだけ進歩しているとは知らなかった。500万画素のサイバーショットは、一眼レフは別にして、当時は一応高級機の部類だったのに、今ではそもそも500万画素のモデルなんてありゃしない。当時は限られた機種にしか付いていなかったカール・ツァイスのレンズは、どのモデルにも付いているし、パナソニックのレンズはみんなライカだってさ。セールスのおねえちゃんは、「コーティングが違うだけで、ライカと言っても、別にライカでレンズを作っているわけじゃありませんから・・・」と事も無げ・・・おいおい、エルマーやゾナーが泣いてるよ・・・結局買ったのは、液晶が大きくて、電源オンでシャッターを押すだけで、マクロも夜景も逆光もポートレートも何でもOKという、とても操作性に優れたコンパクト機で、ソニーでもパナソニックでもなかった。サイバーショットには未練があったが、現在のサイバーショットは、我ら夫婦には操作が難解過ぎた。さて、帰宅して早速やったことは、カメラの箱を開けることではなく、ポル子のために買っておいたエンジンオイルを注ぎ足して、パーマラックスでボディを磨いて・・・夜になってようやく箱を開けて、少し触って、もうテーブルの上に置いてあるのを見た家人が、「せっかく買ったのに・・・」と不満げに言う。小生にとって、デジカメは家電製品であってカメラではない。ライカやハッセルブラッドを買ってきた時のように、毎日毎日意味もなく取り出してはうっとりと眺め、空シャッターの音に耳を澄ませるなんてことをする気にはなれないのだ。フードやケースなど様々なライカのアクセサリーをあれこれ物色する行為は、クルマをチューンしたりドレスアップしたりする楽しみに通じるものがあるが、我がおニューのデジカメについて、そういうことをしようとは思わない。それは、我がデジカメが家電製品であるからであり、アイロンをチューンしたり掃除機をドレスアップする気になれないのと同じである。カメラは、クルマと並んで趣味性の高いはずのモノなのに、本を読んで研究したり、撫で回したり、添い寝したりという楽しみがどんどん失われていく。思えば、クルマにしたって、ポル子との蜜月を楽しんでいる間に、デジカメと同じようになり、次にクルマを選ぶときには、「走って燃費が良ければ何でもイイんだ」ということになるかもしれないし、その前兆だろうか、今の国産車を見ていても、欲しいと思うものが本当に見当たらないのだ。クルマの販売店も、ただ綺麗でメカニックの顔の見えないところが増えてきたように思うが、今のところ、クルマを走らせるには整備という裏方が必要で、販売店の裏に回れば、その仕事ぶりを窺うことができる。こういう光景は隠さないでいただきたいし、ユーザーとしても大切にしたい。エンジンで動くクルマというのは、まだまだこういう尊い行為が必要なのであり、ここに趣味性が宿るのではないか。願わくば、クルマにはデジカメのような運命を辿ってほしくない。
2008/11/03
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「世界で最も魅力のある投資」だって・・・「・・・実用に耐え得る耐久性と信頼性を持つ車を製造することは、最良の形の長期投資であることにほかならないのです。」最初にこれを読んで、「製造する」は「所有する」の間違いで、ポルシェに投資する、すなわちポルシェを購入することに意味があるのだというユーザー向けのメッセージではないかと思った。でも、その前に出てくる「ポルシェでは、911に対しその品質を維持し、寿命を伸ばすために必要とすることは全て、与えようと努めてきました。・・・」という件を読むと、どうやら翻訳ミスではなさそうだ。う~ん、ここに言う投資というのは、ユーザーがポルシェを購入するために支払う投資ではなく、高品質な車を製造するためにポルシェ社が行う投資のことを言っているのだ。その上で、「あなたの投資を保全します。」として、亜鉛コートによるボディの防錆対策や塗装保証、車両保証について言及するのである。当時、ポルシェ社の台所事情は今のように潤沢ではなく、むしろ惨憺たる状況だったはずだから、このような状況下でも、かくも丁寧な製品づくりを続けた(というより現状を維持するしかなかったというところか)ポルシェ社に心の底から敬意を表したいと思う。ということで、いつものように左ページには、熟練工による手作業を思わせる製造シーンの写真が縦に4枚並び、特に3番目の、細部に対するこだわり・・・として、おっさんがフェンダーを磨いている?シーンは、今見てもウヒヒ・・・となってしまう。そして右ページの、カブリオレと思われる塗装前の鉄板むき出しのボディ、これは圧巻である。う~むむ・・・、これこそ工業製品の美しさである。この状態であれば、もしかしたら国産の軽乗用車でも似たようなものかもしれないけれど、一見して911とわかるこの鉄の塊、この模型があったら飾っておきたいと思う人は小生だけではないのではないか。思うにこのページは、今となっては陳腐化してしまっている当時の最新技術を得意げに語っているページとは異なり、今もなお、というか今だからこそますます輝きを増しているページなのではないか(褒め過ぎかな?)。とにかく、今なお964を楽しむオーナーの心を鷲掴みにして放さないページではないかと思うのである。
2008/10/25
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今日もよい天気。ガソリンも少し値下がりしたことだし、箱根にはさぞかし様々なクルマが繰り出して、各々が気持ち良いドライブを楽しんでいることだろう。本当はポル子も出撃させたかったのだけれど、今日はお預け。先日の芦ノ湖スカイラインのパーキングで、隣に停まっていたクルマはポルシェでもフェラーリでもなく・・・ 分かりますか?パッと見では、「いかにも故障しそうだなぁ」という感じがするけれど(失礼!)、911とは少し違った運転の楽しさがあるのではないかなぁと・・・年式は分からないけれど、かなり走り込まれているようでいて、なおかつよく手入れされている。インテグラーレか・・・何だか理屈抜きにカッコイイと思う。クワトロヴァルボーレとかエヴォルツィオーネとか、イタリアのクルマの名前ってそそられるよなぁ。イイなぁ・・・箱根に出かけた皆さん、どうかくれぐれも安全運転で・・・
2008/10/19
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すっかり秋らしくなった空が、外に出かけようとポル子を誘っている。普段はとにかく埃や汚れが目立って、面倒で仕方がないポル子のボディカラーであるが、このように秋空を映し出してくれるのであれば、洗車の苦労も吹き飛ぶと言うものである。ボンネットに映る秋空にカメラを向けてシャッターを押そうとしたら、丁度鳶がやってきてボンネットの上でくるりと輪を描いた。ボンネットの中の秋空も高い。行き先は当然・・・ 箱根・・・
2008/10/13
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偶然であるが、今日はこのブログを開設して911日目なのだそうだ。前頁ではオープンモデルとして主にタルガが紹介されていて、カブリオレがあんまり紹介されていなかったのだけれど、心配御無用というか、ページをめくると見開き2ページを使ってシルバーのカブリオレがド~ン。う~む、これもカッコイイ。車高を少し落としてあるのかも。カメラアングルは、タイヤの下部が少しケラレていることから、クルマの置かれている位置より低いのではないか。これを見ると、カブリオレが356から進化したことがよく分かるような気がするなぁ。そして、ちょっとしか覗いていないけれど、赤茶色のインテリアがカブリオレの雰囲気にとても良く合っていて美しい。インテリアが黒だったら、それはそれで精悍かもしれないが、華やかさという点ではこちらが一枚上手だと思う。折りたたんだ幌のカバーまでがインテリアと同色(当然幌も同様か)なところが、何とも言えない。ボクスターのインテリアにテラコッタを頼む人が多いのも頷けるというものだ。現行のカブリオレは、幌のカバーもボディと一体になっていて、幌の開閉は完全自動になっているけれど、この時代は、電動で畳んだ幌の上にカバーを被せてからホックで止めていたわけで、これも今思うと隔世の感がある。小生はカブリオレには乗ったことがないのだけれど、エンジン音の聞こえ方などはクーペとはかなり違うのではないかなぁ。現行の水冷エンジンと比べると、ただでさえ遠慮なく回る空冷エンジンの音が、よりダイレクトに耳に入ってくるのか、はてまた屋根がないためにかえって拡散してしまうのか、一度味わってみたいものだ。いずれにしても、この美しい姿を一目見れば、剛性がどうのこうのなんてことは気にならなくなることだろう。実は、964のカブリオレは、毎日眺めているのだ。と言っても、実車ではなく、ミニカーなのだけれど、このミニカー、横から眺めると、車体後部がやけにぼってりと見えるのだ。車体の色と幌カバーの色が近いせいだと思うが、シルバーのこのカブリオレは、幌カバーによる影響がなく、車体全体がより薄く見えるように思える。見開きに使用するだけあって、さすがに隙のないプロポーションである。そして、伝統的なフォルムを踏襲しながら少しも古く感じさせないところが、ホント、素晴らしい。
2008/10/04
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湿った空気が入れ替わったとでも言おうか、今日は(もう昨日か)とても清々しい一日であった。短時間ではあったが、ポル子を走らせた。窓は全開、サンルーフも全開、可動式リアスポイラーをせり上げて、室内だけでなくエンジンルームにも心地良い秋の風を送り込む。これくらいの気温の変化であれば、エンジンの調子そのものには何の影響もないのだろうけれど、運転者の気分のせいか、エンジンまで調子よく感じてしまう。交差点で停止していた時、風に乗ってふっと排ガスが車内に入ってきた。ポル子の排ガスは、独特の匂いがする。最近のクルマの排ガスは、始動直後を別にすればほとんど無臭に近いから、これは結構匂う部類に入るだろう。現行の水冷911もボクスターも排ガスはほぼ無臭だから、この匂いは空冷エンジンに由来するものであると思う。燃料は同じガソリンなので、燃料が濃いためか、はてまたシリンダー内で燃焼したエンジンオイルによるものか、詳しくは分からない。もちろん決して良い匂いではないし、有毒ガスも含まれていることだろう。でも、この時だけは、あの匂いを心地良いと感じたのだ。今日も晴れそうだ。早朝の箱根を目指す人達は、そろそろ準備に取りかかるのだろうか。箱根、行きたいなぁ・・・ということで、ようやく秋も本番、再び空冷911のベストシーズンが始まる。あっ、もちろん水冷もね。いずれにしても、安全運転で・・・
2008/09/27
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「爽快なオープンエア・ドライブ」964は、日本ではRS人気にも代表されるように、クローズドのクーペに人気があるようだが、少なくともポルシェ社はオープンにも相当力を入れているようだ。例によって左頁に並ぶ小さな写真3枚は、いずれもタルガである。ルーフパネルは数秒で簡単に取り外すことができて、折り畳んでフロントフード内に収納することができるとされている。ソフトトップだけでなく、ハードトップが電動で開閉するものもある現代と比べると、屋根を取り外して畳んでトランクに入れるというのは隔世の感がある。「・・・911タルガが典型的な現代デザインの一例としてニューヨーク近代美術館に展示されているのも少しも不思議なことではありません。」凄い自信だ・・・そして、右頁は尻下がりでグラマラスな、いかにも911らしいアングルで捉えたブルーのタルガの後姿がド~ン。タルガの外見的特徴を決定付ける大きなカーブしたリアウインドーは、確かに見様によっては、古典的とも言える964のデザインを一気に現代的なものにしているのではないか・・・だから少しも不思議ではないのか・・・そう言えば、このリアビューがもしフロントビューだったら、こりゃもの凄くカッコイイクルマになるかもね。タルガトップは、964を最後に大幅なデザイン変更を受けて、993からは大きな電動サンルーフが付いたようなデザインになる。新たなタルガは、新たな客層を開拓したかもしれないが、往年のタルガファンは、もしかしたらクーペに寝返ってしまったかもしれない。それほど強い個性を感じさせてくれる。ポル子に乗っていると、いつも室内の明るさと視界の良さに感心させられるのだが、タルガの室内はあのリアウインドーのおかげもあってクーペよりさらに明るく、視界も良好なのだろう。まあ、オープンなのだから当たり前なのかもしれないが、一度タルガの運転席に座ってみたいものである。カブリオレについては、「究極のオープン・トップ体験・・・」としてコメントされ、シルバーのカブリオレの電動トップが開閉する多重露出の写真が1枚、タルガを解説する3枚の写真より少しだけ大きく掲載されている。この手の写真は、電動トップを持つクルマでは必ず登場すると言っても過言ではなく、カブリオレの購入を検討する顧客の心を鷲掴みにすることだろう。それにしてはこの写真、あまりにも地味ではないか。もっと派手に載せても良さそうなものなのに。ポルシェはカブリオレよりタルガに自信を持っていたのだろうか。それにしても右頁のタルガの後姿の写真はシビレるなぁ。ホイールアーチやサイドパネルの映り込みが美しい。ポル子とは別のクルマみたいだ。お金の取れる写真というのはこういうのを言うのだろう。このカタログで最も好きな一枚である。
2008/09/20
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用があって河口湖方面に出かけた。今はぶどうのシーズン真っ盛りのようで、道の駅でも様々な種類のぶどうが売られている。ちょっと前までは、ぶどうと言えば、デラか巨峰かマスカットか・・・程度だったのに、今ではピオーネにロザリオビアンコ、マスカットベリーA、何とかアレクサンドリア、何とかフィンガーなど、色も粒の形も味も香りも様々で面白い。「ぶどうの王様だよ」と言われて、山梨市産の種なしピオーネを買ってきたのだが、さすが本場というか、本当に美味しい。富士吉田のふじやまビールにも立ち寄ったのだけれど、運転だったので当然ビールは飲めず、仕方なく土産としてヴァイツェンの1リッター缶を買い込んだ。トラディショナル・ジャーマン・メソッドで醸されているというフルーティな香りの無濾過のにごりビール、値段も地ビールにしてはリーズナブルで、味の方もなかなかイケる。ほかにも一般的なピルスと濃色のデュンケルもあって今度はこちらも試してみよう。1リッター缶というお得感に、ツワッケルマンブランドに指定したいと思う。
2008/09/17
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しばらくぶりに濡れタオルとゴールド○リッターでポル子を磨いてやった。ポル子を磨いていて、いつも有り難いと思うのが、Aピラーからルーフを通ってリアウインドーまで伸びる雨樋状の突起である。この突起、雨樋としての機能を果たすのかどうかよく分からないけれど、確かに大雨が振った時に窓を開けた際に、頭上から水が落ちてくるのを左右に逃がす役目は果たしてくれそうである。それはともかく、この突起は、雨樋というよりもボディの剛性の確保に大きな役割を果たしているのではないかと思う。クーペにタルガやカブリオレといったオープンモデルとは比較にならないほどのボディ剛性が確保されているのは、体重をかけてもびくともしないこの突起によるところが大きいのではないかと思う。ルーフの奥の方を磨く際も、この突起に手をかければ、手を伸ばすのがとても楽だし、他の部分に手を突かなくても済む。しゃがみこんでリアフェンダー回りを磨くときも、この突起に手をかけておけば、上体は安定するし、膝への負担も軽減されるというものだ(年寄りだなぁ)。現行の911には面影も残っていないようだけれど、ポル子よりずっと肥大化した広いボディを磨く際に、オーナーの皆さん、手の置き場がなくて苦労されているのではないかと・・・それより雨の日の乗り降りは大丈夫か・・・余計な心配でした。
2008/09/15
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ようやく序章が終わって、いよいよ商品がいかに優れているのかを具体的に説明するという、カタログ本来の内容に入ってきた。「ポルシェでは、エアロダイナミクスはスタイルの問題だけではありません」う~ん、要するに、外見だけじゃなくて機能が伴っているということか。前頁に引き続き、ここでも登場する4枚の小さな写真は、上から可動式のリアスポイラー、一体型のリアバンパー、一体設計となったフォグランプとウインカー、ヘッドライトウォッシャーの順番となっている。可動式のリアスポイラーについて、ポルシェは「デザイン革命」と謳っている。確かに当時は他になかったなぁ、というか、その後も他所で真似をするメーカーも現れないような気がする。何でも、技術陣による長期間の風洞テストや広範囲にわたる開発の産物なのだそうだ。「・・・80km/h(50mph)前後で自動的にリフトして、揚力を減少すると同時に、エンジンに流入するエア量を倍増して冷却効果を高めます。10km/h(6mph)前後でスポイラーは自動的に格納され、911のクラッシック・フォルムを純粋な形に表現するのです。」このスポイラー、いくら格納しても枠のでっぱりが残ってしまうためか、専門家の評価はあまり芳しいものではなかったらしい。とは言え、この「デザイン革命」のリアスポイラーは、小生が964購入を決めた大きな要素であった。最初、ポル子は、固定式の、ライトウェイトタイプのカレラウィングが装着されていたのだが、小生は、何のためらいもなく、納車に当たってオリジナルの可動式スポイラーに戻すよう依頼したのだった。後から装着しようとすると結構かかるようだが、今もって後悔はしていない。納車しての帰り道、時速80キロに達した際にルームミラーをチラッと見たら、リアウインドーの下端に、せり上がってきたスポイラーが姿を現すのが見えて、おおっと思ったのを記憶している。まあ、恥ずかしながら、小生自身はスポイラーの空力的な効果を全く実感できていないので、無用の長物なのはまず間違いない。唯一、スポイラーの効能を実感したのは、信号で停止した際に、後続車の助手席に座っている女性が、格納されていくスポイラーを指差していた(と思う)のをルームミラー越しに見た時位なもので、何というつまらない優越感であることか・・・このスポイラー、例の空冷911のDVDでもその動きが紹介されているが、直線的にせり上がるのではなく、円を描くように、いったん上がってから少し下がりつつ後方に伸びて固定されるのであり、この複雑な動きが有機的というか、何とも言えない温かみを感じさせる。これを見て小生が思い出したのは、飛来して木にとまったカブトムシがはみ出した後羽を硬い前羽の下にお腹をもぐもぐさせながら収納していくシーンなのだが、ビートルを先祖に持つ911であれば、自然な発想なのではないかと・・・話を先に進めよう。「・・・リアパネルのラインをスムーズにしたり、一体型フロント、リア・バンパーを採用したりすることにより、ポルシェは空気抵抗係数0.32を達成しました・・・」普通のセダンでも0.32前後のクルマはあるみたいだから、そんなに凄いこととは思えないのだけれど、アンダーパネルを貼り込んでボディ下部の空気の流れを最適化したというポルシェの技術陣はやはり凄かったということなのか・・・それにしても最後のヘッドライトウォッシャー、これはエアロダイナミクスと何の関係があるのだろうか。空気の流れを真正面から受け止めてしまうからこそ虫の死骸が付着し、ウォッシャーが必要になるのではないかと思うのだけれど・・・そう言われてみれば、小生はまだヘッドライトウォッシャーを作動させた記憶がないなぁ。右頁の斜め前からカレラ2を捉えた写真は、まさにお手本のような一枚だと思う。レンズの位置はタイヤの設置面より僅かに下のようだ。だからタイヤの下部がケラレている。ボディ下の空間が影にならずに背景までくっきりと見渡せ、ボディの薄さを強調させるのに一役買っている。個人的にはこういうアングルが好みである。実際には、この右頁が、ガバッと開いて、これまた優等生的な斜め後ろからサイドビューを切り取ったカレラ4の写真が2ページ分の大迫力で見る者を圧倒する。このため、左頁が4ページなのに右頁が7ページになっている。このカレラ4の色が黒なのか紺なのか分からないが、背景が明るいため、濃色の車体がくっきりと浮かび上がり、これはスナップではなく完全にブツ撮りの世界である。こんな写真は小生には到底無理である。当たり前か・・・
2008/09/14
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「ポルシェ911カレラ 走る伝説」イイねぇ。オイラ達は伝説に乗っているってわけね。「世界中のエンスージアスト達はたとえ時が経ようとも、この911カレラが全く変わらずに見えることに満足しています。」ウンウン。確かに満足しているぞ。こんなことを平気で言えるのも964までだなぁ。縦に並ぶ4枚の写真は、上から356、911(ナロー)、959、何だか分からないがレースカー。964なら、これらの4枚の延長線上にあることが誰にも納得できる。現行の911がいかに伝統を語ろうと、そのためには巧みな(余計な)話術が必要となるだろう。そして右ページに大きく写し出された奥から手前に、クーペ、タルガ、カブリオレの3台の964。見る者は何の違和感もなく受け入れることができるはずである。「かの有名な959にも見受けられるクラッシックなライン。」自社製品を「かの有名な・・・」なんて、良く言うよという気がしなくもないが、ポルシェは、最新の電子制御技術の粋を凝らして完全武装した959を、この時既にクラッシックとしてとらえている。「・・・30年近い以前に基本コンセプトが誕生して以来、911の部品で改良されていないものは1つもないのです・・・」最新の技術を注ぎ込む以上、商売上は最新であることをアピールしなければならないのだろうが、この時、ポルシェ社はこの964を完全なクラッシックとして打ち出そうとしているように思える。これと同様のポリシーが感じられるドイツの工業製品・・・M型ライカがそうである。今やM型ライカは、ついにデジカメになってしまっているが、そのフォルムは笑ってしまうほどM3のクラッシックな雰囲気を残している。もし来たるべきライカM9がサイバーショットやLUMIXのようにフォルムになってしまったら、もはやライカではなくなり、ごく普通のコンパクトデジカメになり下がってしまうことをライカ社は知っているのであろう。964以降、911は少しずつクラッシックであることに訣別を始める。現行の997がいかに伝統を語ろうと、並べて見れば・・・ね。まあ、クルマのデザインというのはカメラのようにはいかないのだろう。ハイブリッドを搭載した964ボディの新型911なんて、やはり現実的ではないのだろうから。とにもかくにも、「走る伝説」に乗れる幸せ。このユニークで小型のクルマはもう二度と造られることはない。それどころか刻一刻と地上から姿を消そうとしている。走らせてこそ伝説。真の意味で「最新が最善」だった時代なのだろう。
2008/09/09
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表紙だけでは何なので、早速ページをめくってみる。控え目な大きさの写真で登場しているオッチャンは、F.A.Porsche、フェルディナント・アレクサンダー・ポルシェ、通称ブッツィ、つまり911の設計者である。今、小生は、ポルシェを特集した月間penの59ページ、911を削り出しているブッツィの写真も見ているのだが、今まさに911が生まれようとしているこの写真も凄い。1992年時点では既にポルシェ社を退いているものの、911の産みの親の威厳と自信に満ちたブッツィの顔は、他の誰よりも911のカタログの巻頭を飾るのに相応しい。ちなみに997のカタログにヴィーデキング社長の写真が載っているかというと、どこにもない。よくクルマの発表の時に、メーカーのトップがクルマの横にたたずんでいる姿が取り上げられるけれど、ヴィーデキングであろうとカルロス・ゴーンであろうと、あんまり感慨を覚えることがない。あれは何のために撮るのだろう。大多数の人が「ちょっとどいてよ」と思っているのではないかな・・・penの39ページに911とブッツィの小さな写真が載っているが、こんな写真だったら違うのかもしれないけどね。ブッツィにより設計され、1964年から生産が開始されてからほとんど変わらないフォルムを持つ964。その裏には、外装のリファインまで手が回らなかったという?ポルシェ社の低迷の歴史があったにせよ、964を語るブッツィの語り口調は滑らかである。「・・・たとえ時代が移り変わることがあっても、911はいつも技術革新の最先端を走っているのです。911の魅力あるフォルムは変わらずとも、実はその内部は目ざましく変化しているのです。・・・」「・・・私達は大衆のためにポルシェを造って来たのではありません。自分の車を単なる輸送手段としてなく、楽しさを生み出すものだと考える数少ない洞察力のある人達のために造って来たのです。」そこまで言い切ってしまうか・・・という気がしなくもないが、ブッツィがいなければ我々は911を楽しむことができなかったわけで、彼の言葉であれば、911乗りとしては大いに共感したい。カタログの装丁そのものは一千万円を超える高級車のそれとは思えないほど簡素なものであるけれど、その内容は、1ページ目から見る人を911の世界に引きずり込んだに違いない。それに比べて997の立派なカタログはというと・・・何かやたらと並べ立てられた言葉が上滑りしているような・・・まあ、時代が移り変わって、クルマもカタログも移り変わったということでしょうか。
2008/09/06
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最近、週末の天候が悪いせいか、ポル子を走らせていない。そんなある夜、ふと手に取った1992年の911のカタログ。ちなみにプライスリスト付き。もちろん我がポル子は新車で買い求めたものではないのだが、その感激を追体験してみようと入手したものだ。ちょっとした本の体裁となっている現行の911のカタログと比較すると、92年のそれは普通のクルマのカタログといった体裁である。でも、当時新車で購入したオーナーは、オーダーリストに名を連ねた後、このカタログを眺めながら、わくわくの毎日を過ごしたに違いない。改めて読み返してみると、1ページ1ページそれぞれに魅力があって楽しいものだ。92年版の表紙は、ポルシェのエンブレムも写真もないシルバー一色のシンプルなものたが、かえって高級感が感じられる。当時のクルマのカタログといえば、表紙にド~ンと写真があるのが普通だったのではないか。さて、ページをめくってみよう。
2008/09/06
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いわゆる週刊・・・シリーズで、エンツォ・フェラーリのダイキャストモデルが発売された。http://www.de-club.net/fgt/guide.htmお決まりの初回はお求め安い890円、その後は毎号1,790円で、完成までに65号だってさ。10万円を超えるよなぁ。でも、エンツォって、そんなに買う人がいるのかなぁ。フェラーリのオーナーって、何のためらいもなく定期購読しちゃう人が多いのかなぁ。この手の本って、初回は書店に山積みになっているけれど、だんだん少なくなって、出ているのかいないのか分からなくなっている例が多いように思う。一人抜け、また一人抜けといった具合に、最後はごく限られた人のみが完成にこぎ着けるのだろうか。そこで、やはり世に出るのは今回もポルシェでなくてフェラーリなのだ。フェラーリの方が採算が取れると見込んでいるのか・・・空冷911ではだめなのか!ナナサンカレラでは駄目なのか!クラクションやエンジンサウンドとまでは言わないから、せめてエンジンだけでも精密に再現して出してくれたら・・・第一オーナーの数がフェラーリとは桁違いに多いでしょうから・・・小生なら定期購読しちゃいますけどね。えっ、スペアも買うって?
2008/08/28
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日経おとなのOFFを買ってきた。テーマは「おとなの湘南物語」である。この手のテーマは様々な雑誌で取っ替え引っ換え特集しているので、まあ、新たなドライブ情報でも・・・という程度で買い求めたのだが、サザンオールスターズのヒットナンバーとからめた内容がなかなか楽しめた。サザンといえば、小生も「勝手にシンドバッド」や「いとしのエリー」などの中で多感な時期を過ごしたのだけれど、当時の小生はというと、これらを全く理解していなかったように思う。高校の体育祭だったかな、皆で「勝手にシンドバッド」を歌っていたときのこと。「さっきまで俺一人あんた思い出してたとき・・・」と早口で歌うくだりで、当時の小生は何と言っているのかさっぱり分からなかったのだけれど、隣の真面目そうな女の子がきちんと歌詞を口にしていたのを横目で見て、「ああ、こいつサザンが好きなんだ・・・」と思って何故かドキッとした。時は流れ、今も海沿いの国道134号線、R134は、好きなドライブコースである。平塚から茅ヶ崎、辻堂、江ノ島、腰越、七里ガ浜、稲村ガ崎、由比ガ浜、材木座、逗子、渚橋、森戸海岸、葉山マリーナ、秋谷へと流す快適なドライブコース。今の時期はちょっと敬遠してしまうけれど、秋から春にかけてポル子を走らせることが多い。最近ご無沙汰だけれど、ツワッケルマンブランドに認定した?お店や認定したいと思っているお店も、今回の特集に紹介されていた。R134からはちょっと離れるけれど、ハム工房ジローが紹介されていたのは嬉しかった。大磯のドゥゼアンの頃から行っていた茅ヶ崎のトリウミさんのところも最近はとんとご無沙汰だなぁ。弟子が葉山にオープンさせた小さなレストランに行く方が先か・・・ロンディーノはあの黄色い建物が何とも言えずイイね。ハイシーズンの今は行かないけれど、寒くなったら。ラ・マーレのサンデーブランチというのがなかなかお得だったのだが、今でもやっているのかな。げんべいのビーサンはドライビングシューズにはならないけれど、今の季節の必須アイテムである。ああ、何だか走りに行きたくなってきた。R134・・・
2008/08/16
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以前、ポル子のガラスにSEKURITと刻印されていたのを見て、セキュリティの意味かと勘違いして赤っ恥をかいた。SEKURITというのはガラスメーカー、さらに正確に言うと、SAINT-GOBAIN社の製品の名称であるらしい。富士フイルムのベルビア、大幸薬品の正露丸みたいなものか。そして何と、SAINT-GOBAINというのはおフランスの企業だそうな。てっきり911のガラスなのだからドイツのメーカーかと思っていたのだが、911のエアコンが日本のデンソー製なのだからガラスがフランス製でも不思議はないということか。ちなみに他の車のガラスを見てみると、国産車は旭硝子製が多いようだ。外車を見ると、SEKURITの他にPILKINGTONというのもあって、こちらは英国製のようだ。というか、ピルキントン?いかにも英国製品らしい名前だなぁ。この他に米国のPPGというのがあって、これらで世界の自動車ガラスのシェアの大勢を占めているらしい。空冷911はドイツの生粋の工業製品かと思っていたのだが、その実は世界中から寄せ集めたパーツをドイツの工場で組み立てているに過ぎないのか・・・改めてクルマというのはグローバル製品なのだと感じ入った次第。
2008/08/10
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一時期、書店にあれほど並んでいた「ライカ本」が、最近はすっかり姿を消した。思えば、小生など、すっかりライカバブルに踊らされていたというところであろう。クルマと違ってカメラは税金も車検もないし、簡単にスクラップになるものではないので、日本に入ってきたライカのほとんどは現存して、タマ数も豊富にあるはずである。デジカメ全盛でライカの需要が減ればそれだけ価格も下がり、今買おうとしている人はかなりお買い得なのではあるまいか。ということで、たまたま取り出したライカ本、ライカM3を分解し、修理マニュアルと合わせてパーツの写真を掲載しているものであった。クルマと違って、スプリング1本、ビス1本、ワッシャー1個取って見ても、繊細で精密感はもの凄いものがある。「もう今ではこんなものは作れない」というのも納得できるというものだ。これに比べたら911の空冷エンジンがいくら精密だと言われたって、何ぼのものでもないよなぁ・・・でも待てよ、ライカとポルシェでは大きさが全然違うよなぁ。もしライカが911位の大きさだったら、巻き上げレバーは1.5メートル位あることになるわけで、そうなると連動距離計だって大したものではない。でも、もし911がライカ位、つまり大きめのミニカー位の大きさだったら、全てをそっくりそのまま再現するのであれば、それこそ顕微鏡レベルの細かい作業が必要となるだろう。そして、そこに使われるスプリングや細かなパーツはどれほど繊細なものになることか・・・まあ、本来比べるべきものでもないのだろうが、一つだけ共通点が。ポルシェのパーツマニュアル(PET)とライカの修理マニュアル、見れば見るほどそっくりである。部品の数はケタ違いだけれどね。
2008/08/09
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久々の箱根。早朝というには少し遅刻気味だったが、箱根の山の上は気温は23度程度で、下界より遥かに快適。ポル子も調子よく走ってくれた。画像はデジカメの撮影モードでソラリというのがあったので、それを使ってみた。ちょっとポスターみたいな感じ?
2008/07/27
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とにかく暑くて嫌になってしまう。朝からこう暑いとポル子を動かすのもかわいそうで・・・と、空冷911をまるで人間のように扱えば気の毒にも思えてくるのだけれど、果たして911にとってこの程度?の気温は本当に過酷なのだろうか。人間の正常な体温は36度前後なのだが、快調に回っているエンジンの温度は・・・911の設計された環境を考えれば、日本よりもう少し涼しい場所を走ることを想定していたのだろうけれど、ある程度エンジンが回ってクーリングファンが回るのであれば、40度の風でも十分に冷却効果は望めるのではないかと・・・そう考えると、真夏の暑さでも、きちんとエンジンを回してさえいれば、問題はないのではあるまいか。日本向けにするなら、クーリングファンのベルトのプーリーを調整して、エンジンの回転が低くてもファンがもう少し良く回るようにすればよいのではないか。夏モードと冬モードすなわち渋滞モードと巡航モードの切り替えができたらと思うのだけれどどんなものだろうか。とはいえ、これがエアコンになると話は別である。こちらは人間の体温に合わせて働かなくてはならないからである。今の技術であれば冷やそうと思えばいくらでも冷やせるのだろうが、バスやトラックは別として、クルマにはスペースという制約があるし、エンジンは本来クルマを走らせるためにあるのであって、エアコンのコンプレッサーを回すためにあるわけではないのは言うまでもない。クルマのエアコンは、使用する環境で必要とされる最低限の性能が出せるように作られているのであろう。この点、最近の国産車は軽であってもぬかりはない。ところが、930のエアコンというかクーラーは機器の取り付け場所からして冷やそうという気があるのかどうか疑わしいとして、964になっても、やはり日本の暑さのピークは想定していないような気がする。そうは言っても、60年代に世に出してからほとんど変わらないスペースにオートエアコンを押し込んでるのだから、M3のスペースに露出計を組み込んだライカみたいなもので、まあ、致し方ないところか。今やM型ライカはM8になって、姿はそのままにデジタル化された。近い将来、クルマも太陽光発電でエアコンを効かせることができるようになるのだろう。太陽が照り付ければ照り付けるほど室内は冷えて、化石燃料を食うこともない・・・この季節、空冷に乗るなら早朝が一番かなぁ。学校は夏休み真っ只中。宿題は朝の涼しいうちに済ませてと言うではないか(今でも言うのかな)。ポル子も走らせるなら早朝か・・・
2008/07/26
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直してきましたよ、エアコン!と言うよりガスの補充をしてきた。コンプレッサーが回らないほどガスが抜けていたわけではないらしいのだが、ある程度抜けてしまうと、十分な冷却ができなくなるのだという。主治医のところに向かう往路と復路では、地獄と天国ほどの差があったのは言うまでもない。エンジンフードを開けて覗いてみると、エンジンルームを斜めに跨ぐエアコンのホースの片側が結露しており、冷えていることを物語っている。このところ夏本番を感じさせる(と言うか既に夏本番か・・・)暑さが続き、これ以上は耐えられない限界状態に達していたので、嬉しさもひとしおである。ところで、964のエアコンというのは、ベストな状態であっても、最近の国産車のように冷え冷えというわけにはいかないのだそうな。最近では軽のエアコンだって、かなり冷えるというのになぁ。コンプレッサーを回す力だったら十分にあると思うし、コンプレッサーはデンソー製だそうだし、やはり効きを悪くさせている最大の原因はエンジンからフロントまで伸びる長い配管だろうか。964が出た頃、ドイツの工学博士達は、この程度の性能があればドイツの夏を乗り切るには十分だとみたのだろうが、まさか現行のポルシェのエアコンでは、さすがにこんなことはないのだろう。とにかく、ポチッとエアコンのスイッチを押すと、外気とは明らかに違う冷たい風が吹き出し口から出てくると、本当に夢のようだ。吹き出し口の形状はまだ改善する余地はあると思うが、でも、考えてみれば、クルマのエアコンって、それなりに大したものだと思う。エンジンという熱源を抱えているのみならず、炎天下でのダッシュボードは完全に暖房器具と化し、それでいて家の部屋より狭いとはいえ、車内空間を快適と思えるまでに冷やすのだから、それだけで十分以上に凄いと言える。その上、家庭用エアコンとは異なり、常に震動にさらされているのだから、故障ひとつせずに十五年以上働き続けるなんてことの方が奇跡に近いのかもしれない。エンジンのオイル漏れにエアコンの不具合と、ポル子も16目を迎えて、お決まりの症状が顕在化してきたといえよう。騙し騙しなんて言うとイメージがよくないが、配達用のトラックが最低限のメンテで数十万キロを走っているのを見ても、そこそこの付き合い方で、良い関係を長続きさせることができたらと考えている。
2008/07/20
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いよいよ夏本番というところで、ポル子に問題発生である。エアコンのスイッチを入れても、生暖かい風が出るだけで、冷風が出てこない・・・エンジンフードを開けて点検すると、コンプレッサーは正常に回転しているから、ガスが完全に抜けているわけではなさそうである。前回ガスを補充してから1年以上経過しているので、ガスが不足気味なのであろう。エアコンの不具合はオイル漏れと並んで空冷911の宿命とも言えるトラブルらしい。前回ガスを補充する際に蛍光剤を注入してあるから、チェックすればガス漏れの部位は特定できる。本格的にエアコンを修理するとなると、諭吉翁が30人位すっ飛んでいくらしいから恐ろしいのだけれど、さて、ポル子のこの状態、果たして故障と言えるのかどうか・・・最近の国産車はエアコンガスが漏れるなんてことは滅多になくなったけれど、少し前までは、皆ガソリンスタンドでよくガスを補充していたではないか。その後、冷媒のフロンガスによるオゾン層の破壊がクローズアップされて、最近はガスを補充する光景は以前ほど見かけなくなったが、カーエアコンなんて、気温といい震動といい、あれだけ過酷な状況下で酷使されるわけだから、実際には多くのクルマが大なり小なり漏れているのだろう。オイル一滴もれたら、ちょっとでもガスが抜けたら、それは故障で要修理・・・確かにこういう見方もあるだろう。完全無欠のポルシェを追い求めて、大枚はたいて完璧な整備をするのも楽しみの一つではあるけれど、最新の997ならいざ知らず、16年も経過しているオンポロなのだから、あまり気にし過ぎないことも、健全な空冷911ライフを送る上で大切なのではないか。かく言うポルシェを運転する人間自体で見れば、齢を重ねるにつれて、血圧やらコレステロール、肝機能に血糖値と、ありとあらゆるイエローカードが出っ放しの人はいくらでもいるではないか。この状態を漫然と放置して良いものではないことは分かっているけれど、これを皆「病気」として完璧に修理いや治療するのであれば、病院のベッドがいくつあっても足りるものではないわけで・・・人間、どんなに健康に留意しても必ず死は訪れる。死ぬ時に健康でも仕方ないではないか。もちろん病気にはなりたくないけれど、程々に付き合っていきたい。ポル子ともこんな感じで付き合っていけば良いのではないかと思っている。本当に具合が悪い時は、ポル子がちゃんと教えてくれるらしいから・・・良い主治医にも恵まれているしね。ということで、来週にでも通院してみることにしようか・・・
2008/07/12
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このところ週末の天気が思わしくない中で、今日は何とか持ちこたえてくれた。来月からまたガソリンが値上げしそうなのが心配だけれど、今日は走り回った人が多いのではないかなぁ。ポル子はというと、残念ながら箱根に行くこともかなわず、近場を少し走ったのみ。さて、以前にティプトロも積極的にマニュアルモードを使うと楽しいと書いたけれど、マニュアルモードでは、必ずDレンジを経由しないとバックもできないしニュートラルにすることもできない。すなわち徹頭徹尾マニュアルモードで走行することはできず、この点でMTとは決定的に異なるということだ。おっ、マニュアルモードの視点から考えるとこういう言い方になるのだなぁ。フツーなら「Dレンジからしかマニュアルモードに切り換えることはできない・・・」だよなぁ。ともかく、そんなことで、車庫から出して走り始める際にはどうしてもDレンジを使わざるを得ず、走り始めてしばらくしてから「おっ、マニュアルにしないと・・・」と気付くのである。小生も、十年くらい前はATなんてつまらないと言いながらMTに乗っていたが、今となってはすっかりマニュアルの恩恵に浴しているわけで、ティプトロに乗って、改めて楽をしているなぁと思い知らされた。今はこうして前進と後退のみを切り換えるだけで楽チンで走っているけれど、少し前までは車庫入れの切り返しも含めて、忙しくギアチェンジを繰り返しながら乗っていたのだなぁ。改めてMTに乗り続けている人には頭が下がる。最近のマニュアルモードATはパドルとかハンドル上のスイッチでシフトチェンジできるので、さらに進化しているようだ。今に頭にセンサーを付けて、2速!3速!と念じると意のままにシフトアップするATが出るかもしれない。クルマの運転はいよいよもってイージーになり、頭を使う必要がなくなっていく。マニュアルモードの進化をして、よりMTのフィーリングに近付くみたいな言われ方をするけれど、進化すればするほど「良くできたAT」として、MTからはかけ離れていくのではないか。911ターボはATの方が速いというし、F-1マシンも含めて、超高性能なクルマは皆「良くできたAT」である。つまり、もうMTは限界ということなのではないか。こうなると、MTの存在意義は、掌でシフトノブを握ることで頭が活性化されるという点、つまり今後の高齢化社会にこそあるのではないか。これから齢を重ねていくにつれて判断能力が鈍ってくるのだろうが、そういうときこそイージーなクルマではなく、頭も手先も使うMTに乗るべきではないか。そして、MTもうまく操れないようになった時は、オートマに換えるのではなく潔くハンドルを置くべきなのではあるまいか。そういう意味で、近所に住んでいると思しき、濡れ落ち葉マークを付けたロータス・エランのオーナーは素晴らしい。ああいうオーナーはボケとは無縁であろう。小生も完全にMTに乗れなくなってしまう前にMTに戻ったほうが良いのではないかと思うようになった。でも小生には、遥か向こうに、細いシフトノブが立ったシフトゲートが見えるのだけれど・・・おっと、これはNGね。
2008/06/28
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先日、P.C.でケイマンを試乗した際、ポルシェ社が発行している「Christophorus」という雑誌をいただいた。最新で最善のポルシェを売ることだけに徹した内輪の雑誌であるが、内容は「レン某・・・」より数段上ではないか・・・これはやめておこう。嬉しかったのは、クラッシック界の帝王、ヘルベルト・フォン・カラヤンとポルシェとの関係が非常に濃密だったことを物語るエピソード記事である。小生、クラッシックに親しむようになったのは遅くて、高校生になってからであるが、今思えば、カラヤンとの出会いは小学4年生の頃であった。誕生日のプレゼントに何が良いかと叔母に聞かれた小生は、何故か「運命」のレコードを所望し、いただいたのが黒いジャケットのグラモフォンのカラヤン・ベルリンフィルのレコードであった。そこで世界最高の音楽に魅せられたのかというと、そうでもなくて、「運命」はシンフォニーとしては短いというのに、今思えば、第2楽章あたりですっかり飽きてしまっていた。何年かが経過して、クラッシックを好んで聞くようになった時、既にカラヤンは帝王の座にいたわけで、レコード雑誌の批評を見ても、演奏は素晴らしいが完璧過ぎて・・・というイメージがあり、自ら進んで聴こうという気が起きなかった。自家用ジェット機を操縦して・・・という帝王ぶりにも小さな抵抗があったのかもしれない。しかし、カラヤンは無類のメカ好きで、録音技術にも大変な感心を持ち、自らプロデュースし、それ故に卓越した録音は言うに及ばず、素晴らしい映像も残したため、今でも我々は巨匠の芸術に親しく接することができるのである。カラヤンが、録音の極めて少ない、神格化されたような存在になっていたら、きっとクラッシック界はもっとマイナーなものになっていたことだろう。そんなカラヤンがポルシェを愛用していたというのは、言われてみればさもありなんということになるのだろうが、356スピードスターから始まり、911S、911ターボと、比較的我々の世界に近いクルマを愛用していたというのが何ともいいじゃないですか。自家用ジェット機は買えるはずもないけれど、クルマなら、今でもカラヤンと同じものに乗ることができるわけだ。カラヤンが最後に手にしたポルシェは納品書番号0959の959だったそうで(さすが帝王だねぇ)、964が登場した1989年にカラヤンは他界してしまったのだが、もし、カラヤンが元気であったなら、最新のカレラ4もきっと手にされたことであろう。あまりに完成度が高いがゆえにかえって敬遠してしまう・・・小生がカラヤンと距離を置いてきたのはその程度の単純な理由であった。でも、これは空冷愛好者が最新の水冷911を乗りもしないでネガティブに取り沙汰するのにも似ているのではないか。とは言え、ポルシェをそうそう取り換え引き換え乗るわけにもいかないけれど、カラヤンの芸術であれば、その真髄に接することは比較的簡単だ。もちろん再生機材の問題は残るが・・・いやはや、もう少しで人生の大きな損をするところであった。蒸し暑い夜にカラヤン・ベルリンフィルのフィンランディアを流す。やはり素晴らしいものは素晴らしい。ポルシェを愛して止まなかった帝王カラヤン、これは改めてファンにならずにはおられないでしょう!帝王のプロデュースした作品は千枚を超えるというから、楽しみは無尽蔵。やはり手始めはベートーヴェンといきたいところだが、とりあえずはブルックナーからといきますか・・・ところでカラヤンは、カメラもライカを使っていたのだろうか・・・
2008/06/22
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縁あって、987ケイマンに試乗してきた。もちろんティプトロ、すなわちオートマである。964と987とでは、メーカー名以外は全く別物のクルマなのだけれど、不思議と違和感なく操縦することができた。さすがポルシェである。今のティプトロは、シフトレバーをコキコキするのではなく、マニュアルモードに入れたら、後はハンドルのスイッチで操作するのか・・・ギアは5速あるし、少し忙しい気がしなくもなかったけれど、とにかく良く出来ている。何よりエンジンの吹けが軽いこと軽いこと!吹けの軽さは空冷エンジンの特性のようにも思っていたのだけれど、これでは最新のポルシェが最良のポルシェと言われるのも無理はない。う~ん、こうなると、空冷を愛好する理屈は、もはやフィルムカメラやアナログレコードを愛好するのと同じかもしれない。Dレンジで走行していても、いったんハンドルのスイッチでシフトチェンジすると、瞬間にマニュアルモードに切り替わり、それが8秒間維持された後に、自動的に再びDレンジに戻るのだという。いちいちシフトレバーを右に払ってマニュアルモードに入れてコキコキと変速を確かめながらというのも、いかにも自ら操作している感じがして楽しいのだが、これなら、普段Dレンジで走行していても、減速する際にカチツとシフトダウンしたり、ダッシュする際にセカンドで引っ張ったりすることが手軽に行えるというものだ。ところで、911の次期モデルには、ついにクラッチ式の2ペダルのMT、PDKが導入されるらしい。何と、前進7速だって・・・これで初期型のティプトロは、決定的に旧型になり下がる。今さらそんなことはどうでも良いとしても、現に今、デリバリーを指折り数えて待っているオーナー予備軍や納車されたばかりのピカピカのオーナーは、このリリースをどう受け止めておられるのか・・・お察し申し上げる次第。さて、価格は、カレラクーペで7速PDKが12,370,000、6速MTが\11,620,000と、その差は75万円。これは964が出た当時の4速ティプトロと5速MTの差額が100万円だったのと比べると、結構お得ということになるのだろうか。かつては変わらないクルマの代名詞のようだったポルシェも、今や変革の波にさらされているのは他のクルマと何ら変わりはない。964や996と同様、大幅な変更のあった新型997も、出始めのモデルは初期不良に悩まされるのかもしれない。高値安定の997の市場価格の行方は・・・一番喜ぶのは、当分記事のネタに困らない雑誌社かなぁ。
2008/06/14
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久々にコイン洗車場にポル子を連れて行く。最後の水をかけていると、次に洗車を待っているクルマは何とポルシェ。ポル子と同じ紺色、987ボクスターSと見た。ポル子が洗車ブースから出た後、そのボクスターはそこに入り、小柄なオーナーは丁寧にボクスターを洗車していた。ポル子の水滴を吹き上げて、パーマラックスで仕上げていたら、先ほどのボクスターがポル子のすぐ脇に止まった。「同じポルシェで嬉しいので、お隣、いいですか?」おおっ、なんと、ボクスターのオーナーは女性であった。(てっきり男性かと・・・失礼!)もちろん異存などあろうはずがない。オーナー女史、空冷のポル子にも興味を持っておられるようで、色々とお話をさせていただいた。幌の開閉動作を初めて間近で拝ませていただいたのだが、それこそあっという間の出来事で、さすがは最新の、最良のポルシェというところか。感心させられたのが、オーディオにもこだわっているとのことで、社外のJBLを付けておられると言う。JBLですか、イイですねぇ・・・と、ダッシュボードを拝見させていただいた(オープンなので簡単に覗けるわけね)のであるが、ん・・・それと分かる装備は全く目に入らない。聞けば、機械は意識的に目立たないようにしていると言う。う~ん、小生なら、高級社外オーディオを奢るのであれば、例えばマッキントッシュとかバング&オルフセンといったような、一目でそれと分かるのを、これでもかとばかり目立つように取り付けることだろう。なのに、このオーナー女史、とにかくJBLの音に惚れ込んで、なおかつボクスターの雰囲気を壊さないように気遣っているようなのだ。当然スピーカーもJBLのものが付いているらしいのだが、傍目からは全くのフルノーマルにしか見えない。ポルシェはエンジン音が最高のBGMだ・・・などと嘯くのも、それはそれでライフスタイルだと思うが、こういう極めて控え目で、それでいてこだわりを持った楽しみ方もあったのだと、心底恐れ入った。やがて、オーナー女史はボクスターのエンジンをかけて走り去った。当然、メアドを交換・・・するわけがない。またどこかでお会いすることもあるだろう。JBLサウンドがひそかに埋め込まれた、一見フルノーマルのボクスターに。
2008/06/10
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またポルシェ本を入手した。発行は1990年10月。つまり、964が最新・最善・最良のポルシェだった時代。おおっ、箱根仙石原のポルシェミュージアムの宣伝が載っている。いや~嬉しい。巻頭から964のタルガの写真がド~ンだもんね。ポルシェは旧くて新しい最新のテクノロジイを持ちながらそれを懐かしい形に包む“tiptronic"という新しい提案を伝統のポルシェ911に載せる進みすぎてもいけないとどまってもいけない新しい提案は、正しい進化の形―だってさ。930とあんまり変わらないスタイリングを何と言ってホメたらよいのか・・・そうだ。ティプトロがあるじゃないか。こんなところかな。数ページめくると・・・おおっ“ティプトロ”の時代がやってくるだってさ。新境地を開いたティプトロニックとして、丸々4ページを割いてティプトロが如何にスゴイのかを解説してくれる。いやはや嬉しいなぁ。以前にどこかに書いてあるのを読んだことがあるのだけれど、ティプトロには「快適/経済性モード」から「高度なスポーツ・モード」まで5とおりのシフトパターンがインプットされており、快適・・・モードでは時速48キロで4速にシフトアップしてしまうのに対して、高度な・・・モードでフルスロットルをくれれば、時速183キロまで3速で粘るし、マニュアルモードで自動的に3速から4速にシフトアップするポイントが時速194キロだって。改めてポル子の性能をほとんど引き出していないのだなぁと思った次第。でも、最近、意識してマニュアルモードで運転するようにしてみて、俄然ティプトロが面白くなってきた。確かにレバーをトンとやってから反応するまでのスピードはちょっと遅くて、体だけが前に出てしまうようなことがある。でも、これはF-1のそれを見過ぎているからであって、自分でクラッチを切ってギアを入れてクラッチをつなぐことを考えれば、そうそう遅くはない。逆にシフトアップするタイミングを見計らって、早めにトンとやる位のつもりで操作すると、なかなか楽しいと思えてくる。思い切り踏み込むと瞬時に1速に落ちるという話も聞くが、なかなかそこまでは・・・ねぇ。今となってはMTに押されて良く言われることの少ないティプトロであるが、こんなにもてはやされた時もあったのだと思うと、無性に嬉しくなってくる。ガーズレッドの964の見開き写真に、「プロフェッショナル・エリートの新しい刺激。NEW911シリーズ」だって・・・いよっ、イイねぇ。ミツワさん!http://www.amazon.co.jp/gp/product/478970579X/sr=1-1/qid=1212589332/ref=olp_product_details?ie=UTF8&me=&qid=1212589332&sr=1-1&seller=
2008/06/04
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工事現場の現場監督が、通り過ぎたクルマを指差して「あっポルシェ996GT3だ!」なんて叫んだらブッたまげるよなぁ。最近BSでウルトラQ(ウルトラマン)をやっているのだけれど、工事現場の現場監督が地底から出てきた怪獣を指差して「あっ、ガボラだ!」どうして怪獣の名前なんて知っているの・・・怪獣を見たと訴える少年に対して「ボク、夢でも見たんじゃないの?怪獣なんているわけないよ」フツーの設定なら、こうだろう。最新鋭の科学特捜隊の本部に何のチェックもなく入れるホシノ少年。パイプをくゆらせるムラマツ隊長(仮面ライダーだとオヤッサンね)、カッコイイなぁ。科特隊の隊員は皆超エリートなはずなのに、ホシノ少年に「焦ったら負けだよ」と諭されて頭をかくアラシ隊員。アラシ隊員のスパイダーショットの代わりにドライヤーを持ち出して遊んだなぁ。子供の頃は考えたこともなかったが、結構ギャグ満載だったのだ。この話のどこがポルシェなんだよと言われそうだが、要するに言いたいのは、ウルトラマンが製作された当時、我らがポルシェ911は、既にこの世に出ていたということだ。科特隊の専用車の最高時速は190キロだったらしいから、911は科特隊の専用車よりスゴかったことになる。確かに1台のクルマに4人も乗って出動する位だから、当時の科特隊ではとてもポルシェは配備できなかったことだろう。その点、ポインターは時速360キロを超えるというから、これは今のフェラーリよりもスゴイことになるわけで、さすがウルトラ警備隊である。ところが、マットカーになると一転してコスモスポーツそのものだから、この間に地球防衛費の大幅な削減があったに違いない。今日は良い天気。写真は季節外れだけれど、行きたかったなぁ、箱根。でも、今日からハイオク、リッター180円超えたよなぁ・・・
2008/06/01
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空冷911のエンジンは(水冷も同じかな)、回してやらないと調子が出ない、回さないでいるとフケの悪い、重ったるいエンジンになってしまう・・・巷ではこんなことがよく言われる。何となく説得力があるように思える。もちろんMTなら意識してきっちりと回転を上げてやることができるけれど、ティプトロではそうもいかない。賢いもので、ティプトロはドライバーのアクセルの踏み方を記憶して、エコノミー走行からスポーツ走行まで、勝手にシフトパターンを何段階かに切り替えてくれるらしい。小生のようにチンタラ走っていると、当然ながら車載のコンピュータは最もエコノミーなシフトパターンを選定しているはずで、実際にポル子を運転していると、回転が上がる前に次々にシフトアップして、あっという間に4速に達してしまう。タコメーターの指針の動きはお世辞にも元気とは言えない。「私のご主人は、エンジンを回さないように回さないように走れと要求しているんだわ」おそらくポル子はこう考えているのだろう。「たまには回してやらないとエンジン内にカーボンが溜まるよ」と以前に言われたこともあり、これまでも料金所ダッシュなどではマニュアルモードで意識的に回転を上げていたけれど、料金所なんてそうそうあちこちにあるもんじゃなし、思えばポル子には随分とくすぶった思いをさせていたものだ。でもその一方で、クルマやエンジンにそんな意思があるわけじゃないし、ティプトロがそのようにシフトするのにそれがエンジンに悪いはずがないし・・・という思いもあった。そんなことで、試しにこの2週間ばかり、Dレンジを使わずにマニュアルモードで意識的にエンジンを回すように心がけてみた。Dレンジでは2速スタートになるところを、きちんと1速まで落として、巷でよく言われるように3千回転前後をキープするような運転を心がると、街中では2速か3速が主体となり、4速に入っている時間がほとんどなくなる。素早く加速して流れに乗せ、カーブや赤信号の交差点ではシフトダウンして減速、そしてまた1速で発進と・・・う~ん、思えば今までポル子に随分とかったるい走りをさせていたのだなぁ。それにしてもこれは楽しい。そんなことを繰り返していて、昨日ポル子を車庫に入れようとして気付いたのだけれど、エンジンの回転が軽くなっている。アクセルをちょんと踏んだだけで今までより元気よく回転が上がるように感じる。エンジンのレスポンスが良くなった、フケがよくなったというのはこういうことなのだろうか。アイドリング音も気持ち大きくなったように思えるし、加速するときのビョ~~ッという吸気音?と一緒になったようなエンジン音が今までよりも良く聞こえるようになった気がする。もちろん、以前のポル子と並べて比較したわけではないので、単なる気のせいに過ぎないのかもしれない。でも、最近のポル子、調子良いように思えるよなぁ。さて、問題は燃費である。回転を上げた分だけガソリンは余計に燃やしているはずだ。でも、チンタラ走っていても限界があるように思えるし、高回転で走っても燃費はさほど悪くならないという話も聞く。答えはCMの、じゃなかった次の給油の後で・・・
2008/05/25
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前に紹介した、散歩コースの家の軒先に停めてあるフェラーリ。あれ以来、わざと何度かその前を通っているのだけれど、いつも同じようにシートを被って、ロープでぐるぐる巻きにされたまま。走らせていないのかなぁ・・・でも、先週末の夕刻にまた通りかかって見たら・・・あっ、クルマがない。ちゃんと走らせているんだ。良く観察すると、駐車スペースの後にはブロック塀にぶつからないよう、クッションとしてタイヤが並べてある。これは動かしている証拠だ。次は是非とも帰宅したところあるいは磨いているところを通りかかってみたいものだ。フツーの家の軒先にフツーに停めてあるフェラーリ。何だかとっても親しみを感じてしまうのである。
2008/05/20
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クイックブライトで室内を洗浄したのに気を良くして、今度はエンジンルームの清掃に挑戦。エンジンフードを開けると、とても役に立ちそうもないライトが点灯するが、ストッパーを受ける金具をえいと押してやると、カチンという音とともに、擬似フードが閉まった状態になり、ライトは消灯する。これを覚える前は、コードを外そうか電球を外そうかとあれこれ悩んだものだが、何ということはない、簡単なことであった。フードを閉める際には、ドアのところにあるレバーを引いて、カチンとオープンの状態にしてやらないとフードが閉まらない。パーツクリーナーで油汚れを浮かし、「極上中古車・・・」にならって、手の届くところはクイックブライトを付けたブラシで擦り、濡れたウエスで拭き取る作業をひたすら繰り返す。本当はパーツを外して洗浄したいところだが、元に戻せなくなったら大変なのでそのままで。エアコンのコンプレッサーやエンジンマウントなど金属部品は昔バイクのエンジンを磨くのに買ったNEVER DULLという缶入りの金属磨きを染み込ませた脱脂綿のようなものでゴシゴシ・・・それにしても、964だと、エンジンルームの手が届くところはほとんどプラスチックなのね。エンジン本体にかろうじて手が届くのは、右のチェーンケースカバーくらいのもの。シリンダーヘッドを磨いてみたいものだなぁ。この点、フェラーリのエンジンルームを掃除するのはさぞかし楽しいだろう。薄汚れていても黄色く目立つオイルキャップは見違えるように綺麗に・・・のつもりだったのだけれど、ざらざらした材質のせいか、汚れは落とせなかった。その代わりと言っては何だけれど、同じく黄色いパワステオイルのキャップはピカピカになった。そんなこんなで孤軍奮闘の成果は・・・いい加減にやったせいか、思った程は効果ないなぁ。やっぱりクーリングファンを磨いて塗装しないと駄目かなぁ。ひとしきり作業した後の手は、爪の間が真っ黒に汚れ、簡単には落ちそうもない。そうか・・・ということで、クイックブライトでごしごしやったら、これが良く落ちる。天然成分というだけのことはあって、手が荒れることもない。思えばこのクイックブライト、色といい匂いといい、鉄工所にあった手を洗うための工業用の粉状の石鹸とそっくりである。案外同じものかもしれない。
2008/05/18
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最近、福野礼一郎著「極上中古車を作る方法」を入手した。中古で購入したロールスロイスのシルバースピリットの内外装をばらんばらんに分解して徹底的に洗浄し、極上中古車に仕上げるまでの道程を写真集にしたもので、写真がいずれもため息が出るほど素晴らしい。ポル子に出会う以前に書店で見かけた時には、おっと思ったものの買うまでには至らなかったのだが、ポル子に乗るようになって、クルマの手入れを真面目に考えるようになり、参考になるかなと入手した次第。エンジンはシロートには手が出ないので、内外装のお掃除なら自分でも何とかできるのではないかと・・・この本にもしばしば登場するクイックブライトなるペースト状の洗浄剤、以前にハンズで買ってきたものだが、我が家の居間にあるベージュ革のソファで試したところ、とても綺麗になったので、今回、いよいよポル子の革シートをこれで洗浄してみることに。黒革なので、ベージュ革ほど効果を実感することはできなかったものの、クイックブライトを塗ったスポンジや拭き取りに使用したウエスをすすいだバケツの水の汚れ具合からして、我ながら綺麗なつもりでいたポル子の革シートが想像以上に汚れていたことに気付かされた。洗浄した表面はテカリが失せて、艶も消えて、手触りもふんわりしている。革の表面の皺も改善したように感じられる。あたかも厚化粧を落としてすっぴんになったような感じである。ダッシュボードやドアトリムのレザーもテカリが消えて落ち着いた色調になった。今までの光沢・テカリは、手垢や埃、あるいは塗りたくったシリコンなどの薬剤によるものだったのか・・・何はともあれ、新車の風合いを疑似体験したような気分で嬉しい。「極上・・・」には、エンジンルームも、手が届くところはクイックブライトで洗浄したと書かれている。オイルタンクの黄色いキャップは随分と汚れているけれど、これが綺麗になるだけで雰囲気変わるよなぁ。さあ、次はエンジンルームだ!ハンズで隙間用のブラシも買ってあるのだよ。
2008/05/17
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BSデジタルでウルトラマンをやっていた。我々が小僧の頃、ティラノサウルスのような2本足で歩く恐竜は、着ぐるみを着たゴジラのように直立し、尻尾をずるずると引きずって歩いており、頭を下げ、尻尾を水平に持ち上げて、バランスを取りながら軽やかに歩くようなことはしていなかった。怪獣も同じであり、エレキングもレッドキングも人間が中に入っているのがよく分かる。この日にたまたま見たゴモラも中に人間が入っていて、基本的にはエレキングと同じなのだが、エレキングとは少し違って見えた。エレキングは、その頭の中に、気ぐるみを着た人間の頭も入っている感じだ。でもゴモラの場合、首がぐいっと曲がって下に伸びて、その先に大きな角の生えた頭が付いている。ほら、ギーガーのエイリアンもそう。頭がぐっと突き出て下を向いていると、いかにも戦闘体勢というか、カッコイイ。クルマもそうだ。フロントがぐっと下がったスポーツカーはカッコイイ。フロントが下がって、なおかつ大きな目をギョロリと見開いた空冷911はなおカッコイイ。こんな書き込みで911FAN・・・のテーマでいいのかな。今にぜんさんに「いい加減にせえよ」と怒られそう・・・ところで、写真は前回書き込んだポル子とつつじを撮った場所です。
2008/05/12
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生クリームの載ったフワフワのショートケーキもイイけれど、洋酒の効いたドライフルーツがたっぷり入ったパウンドケーキは、大人の味というか、これも捨て難いものだ。このパウンドケーキ、値段の安いものはフルーツが少なくて粉ばかりという感じになってどうもよろしくない。かといってあんまり洋酒が効き過ぎてサバランかと思わせるようなのもどうかねぇ。ということで、現在最も気に入っているパウンドケーキが、南葉山のマーロウのパウンドケーキ。マーロウと言えば、ビーカー型容器に入ったプリンで有名な店。秋谷・・・南葉山って、横須賀じゃないの。レストランもいつも混んでいて、美味しそうだけれど、ちょっとお高いかなぁ。小生は専ら湘南ドライブのついでに立ち寄ってパウンドケーキを買うことにしている。いつも買うのが無花果のパウンドケーキ。色々種類があって、あれこれ試したわけではないけれど、これが十分以上に美味しい。ここのパウンドケーキは生地に小麦粉ではなくアーモンドの粉を使っているとのことで、このしっとり感はアーモンド粉のせいかどうか分からないけれど、フルーツの量に頼るのではなく、生地の味を楽しめるのがイイ。先日、葉山方面に行った際に久々に買ってきたのだけれど、改めて美味しいと感服した。コストパフォーマンスも十分で、湘南ドライブの目的になり得ると思う。まあ、通販でも買えるようですが・・・というわけで、謹んでツワッケルマンブランドのスイーツ部門に認定させていただきたいと思う。http://www.marlowe.co.jp/marlowepoundcake.htm
2008/05/11
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冬に逆戻りかと思えるような天気だったけど、つつじを見るために箱根の山のホテルへ。今日は日曜日、今頃大観山は、雨もなんのその、スーパーカー達で溢れているのだろうか・・・などと思いつつ、箱根新道で箱根を駆け上がる。連休明けの休日で、天気も良くないので、人出も少ないだろうと考えたのが甘かった。10時過ぎの時点で、山のホテルの駐車場は既に満杯状態。クルマを止めるのに一苦労であった。山のホテルのつつじは今が身頃だそうで、雨に濡れたおかげでつつじの花の色も一層冴えて、入園料を払った価値もあったというもの。遥か遠く、霧の晴れ間の芦ノ湖の湖面を滑っていく遊覧船も幻想的だった。雨のせいで、新緑の色もいつも以上に目に染みる。雨の箱根も悪くないなぁと思った一日であった。そうそう、どうしてこういうタイトルにしたのかというと、日曜日の箱根なのに、全くポルシェがいなかったのですよこれが。この時間帯なら、箱根新道を上がるときには、箱根を駆け下りてくる何台ものポルシェとすれ違うし、そうでなくてもあちこちで見かけるはずなのだけれど、今日はどこにも走っていない・・・結局、箱根山中では一台にも出くわさず、箱根を下りてから小田原に向かう途中で997を1台見かけたのみ。やはり雨の日は出てこないのか、はてまたガソリン値上げの影響か・・・?富士スピードウェイにフェラーリ見物? まさかね・・・写真は、山のホテルとは別の、つつじの名所で撮ったもの。山のホテルは、つつじの咲いているところまでクルマでは入れません。
2008/05/11
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連休もそろそろ終わり。クルマで出かけても混んでいるだけなので、今日はポル子磨きを・・・最近は専らパー○ラックスオンリーだったのだが、砂の付着した洗車ホースでフロントバンパーにできた傷(T_T)をコンパウンドで補修したこともあり、久々に以前に購入したオート○リムのウルトラディープシャインを試してみることに。その上に、これまた以前に買ってあったオート○リムのエキストラ・グロス・プロテクションも塗ってみた。これで一応フルコースかな。このオート○リム、英国王室御用達のマークが燦然と輝いているのがイイねぇ。ロイヤルファミリーが洗車をしているとは思えないけど。その結果は・・・やはりウルトラディープと謳うだけのことはあるというか、深い艶が得られたような感じがする。でも、2度にわたる拭き取りは面倒だなぁ。今後、この艶をパーマラックスでカバーしながら維持できれば言うことはないのだけれどね。洗車の後、お金のかからないレジャー、近所をウォーキング。「アルファロード」、以前にも紹介したアルファの棲息密度が高い界隈を歩く。と、ショップのパーキングにデカくて流麗なスタイルの見慣れないクルマが。フェラーリ?いや、ドアが4つある。マセラティのクアトロポルテであった。丁度オーナーが降りてくるところで、ドアを閉めたときの高級感あふれるボンッという音が印象に残った。おいおい、褒めるのはドアの音だけかよ・・・なおも歩くと、家の駐車スペースにシートを被った車高の低いクルマが。お、NSX?いや、もっと幅が広くて車高も低い感じ。シートの上から厳重にロープを巻いてボディコン状態になっているせいで、シートを被っていても身体の線がくっきりと浮かび上がっている(クルマですよクルマ)。このフロント・・・360・・・?360を青空で?シートの上からこれだけ厳重に縛り付ければ安心かなぁ。また通りかかってみよう。オーナーがシートを外して磨いていたら、よく見せてもらおう。何せフェラーリ、まじまじと見たことないもので・・・
2008/05/06
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これも今まで気に留めたこともないのだけれど、大宮の駅ナカのベーカリーで、ブレッツェルというドイツのパンが目に止まり、店頭の「ドイツ直送」という宣伝文句にクラッときて、買ってきた。ドイツから来たのだったら鮮度が悪いのでは・・・なんて要らぬ心配したのだけれど、焼く前のものを冷凍で輸入すれば何ら問題ないわけで・・・ということで、そもそも目に止まったきっかけは、以前にも紹介した「世界の車窓から」のDVDで見た、オッサン達が電車に乗り込むなり、シャンパンを開け、ブレッツェルとソーセージをつまみに酒盛りをおっ始めたシーンが印象に残っていたからである。見た目はちょっとベーグルみたいなものかなぁ。ベーグルと言えば、最近は専門店も増えたけれど、ブレッツェルの店というのは見ない。製法をネットで調べてみると、生地を醗酵させずに、ラウゲン液というアルカリの溶液で茹でるとあるので、やはりベーグルに似ているのだろう。見た目は、バゲットやクロワッサンのように見るからに美味しそうという感じではなく、正直言ってあんまり美味しそうには見えないが、焼き菓子のシュトーレンではないけれど、いかにもドイツらしい感じがする。明日が楽しみである。結果次第では、パン部門認定ということで・・・ちなみにお店はここでした。http://www.ananas-jp.com/panaderia/index.htm
2008/05/04
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964のカタログを見ると、当時のシートは標準が布製で、レザーシートは高価なオプションだった。でも、国内を走る964のほとんどはレザーシートである。小生も、レザーシートのクルマを所有するのはポル子が初体験。革は生きている、呼吸している、時々オイル分を補ってあげないといけないのだと、革シート用のフクピカを買ったり、高級な鞄の革用のトリートメントを買ってきたりと・・・しかし・・・とあるクルマの本で目から鱗が落ちた。クルマのシートのレザーは例外なく全て表面を塗装してあるのだと。その意味では、シートの表面は車体の表面と何ら変わらないのだと。革シートの表面の毛穴は塗料で塞がれているので呼吸なぞしているわけがない。最初から生きてなんかいないのだと。まあ、ある程度は想像していたことだけれど、確かにそうだよねぇ。そういえば、我が家のソファの革も随分汚れてきたよなぁ。最初はきれいなアイボリー色だったのに、かなり黒ずんできた。一度、ポル子用に買ってきたクルマのレザーシート用のクリーナーで拭いてみたけれど、あまり効果はなかったなぁ。そんなある日、たまたま東急ハンズに行ったときに思い出した。あの本に載っていたクリーナー、そうだ、クイックブライト、あるかも・・・何とも怪しげな名前の商品ではあるが、革シートだろうと、ダッシュパネルだろうと、外装だろうが内装だろうが、何でもことごとく汚れが落ちるという。万能クリーナーの売り場に行くと・・・あった!「洗剤革命」の隣に・・・液状のものとクリーム状のものがあるようだが、売っていたのはクリーム状のもの。試しに我が家のソファで試してみたら・・・うわっ、メチャきれいになった!革の表面のテカリがなくなり、革自体が軟らかくふんわりした感じに。変なにおいもないし。すっかり忘れていたけれど、これが新品の風合いだったよなぁ。これはポル子のお手入れに使えそうだ。きっと驚くほど汚れが積もっているのだろうなぁ。何せ16年だからなぁ。楽しみでもあり、怖くもあり・・・というわけで、ドイツ製でもないけれど、リーズナブルな値段と優れた洗浄性能で、ツワッケルマンブランドの称号を与えることにしたいのだけれど、どう?
2008/04/22
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ポル子をなるべく薄くスマートに見せようと、カメラは低く低~く構えていたのだけれど、先日、ちょっと高いところから見下ろして撮ることができた。意外にこの位置から撮ることって、ありそうでないよなぁ。上から見ても、このフトモモじゃないフェンダーの存在感はイイものだ。思っている以上に前後が絞り込まれているのね。みっちりというか、ギュッと凝縮された感じが嬉しい。地面が白っぽかったので、周囲に溶け込まずにうまくに浮かび上がらせることができた。ちなみにここは箱根ホテルのパーキング。石畳がイイですよ。そうそう、ポル子のガラスの上は上端が青く着色されている。カレラ2だと着色されていないものが多いような気がするのだけれど、これもオプションなのだろうか・・・
2008/04/14
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