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March 27, 2016
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カテゴリ: 教授の雑感
 ひゃー、昨夜、東京の実家に戻って参りました〜。新東名の豊田・いなさ区間、初めて走ったけど、やっぱり快適。岡崎周辺のノロノロ区間を通らなくていい分、スムーズよ〜。だけど、その先、大井松田・町田間で事故渋滞があり、結局、結構な時間が掛かってしまいましたが。

 家に帰ってみると、二階への階段とか、風呂場/トイレなどにがっしりした手すりが付けられておりまして。段々、足腰が弱ってきた父のための措置なのですが、ううむ、いよいよこういう段階に入ってきましたか・・・。今はまだ何とかなっていますが、これから先、介護問題が他人事ではなくなって来るのかもね。


 さて「昭和の男」シリーズ、いよいよ1976年あたりの話になっておりますが、この年、私は中学生になる。と、学校生活も大分変わって参ります。

 私が通っていた小学校はランドセルを採用していなかったので、それぞれ適当に手提げ鞄を提げて通学していたのですが、中学に入ると、いわゆる「学生鞄」というのを持つことになる。

 今、アレですかね、学生鞄ってスタンダードなのかしら? なんか、今時の中学生って、リュックみたいなの背負ってたりしない? 

 でもね、昭和の中学生は、やっぱり学生鞄なんですよね。あれを持つようになることが、「もう小学生じゃないんだ」という自覚を促す一つの契機になっていたような気がする。

 で、もちろん私も買ってもらったのですけれども、やっぱり嬉しかったですね。

 それからね、当時の感覚ですと、子どもが小学生から中学生に上がる時に、もう二つ買ってもらえるものがあった。時計と万年筆ね。

 時計をそれぞれ身につけるというのは、象徴的な意味で、「これからは自分で時間を管理するんだよ」というメッセージにもなっているのであって、なかなかいい風習ではないかと思うのですけれども、とにかく、私も中学に上がる少し前に親に時計を買ってもらった。人生初の時計はシチズンの「セヴンスター」という機種。フェースがちょっと紫がかった青でね、なかなかカッコ良かった。それ、今でも大切にとってあります。これを買ってもらった時は嬉しかったなあ。



 で、そういうこともあって、私も中学生になる13歳の誕生日に、プレゼントとして万年筆を買ってもらったのでした。セーラー万年筆で、皮巻の豪華版。当時の万年筆って、ある意味、今より豪華なところがあって、ペン先なんか14金よ。これも嬉しかった。

 というわけで、学生鞄、時計、万年筆、この豪華3点セットを携えて、後期昭和の子どもたちは中学生に、大人に、なっていったのでございます。

 ただ、この3点の中では、万年筆だけが宝の持ち腐れ、ってとこがあったんじゃないかな。やっぱり中学生くらいだと、筆記具の中心は鉛筆・・・いや、シャープペンだったかな。

 私の通っていた小学校では、一応、学校ではシャープペン禁止で、鉛筆仕様がマストだった。で、黄色い箱に入った緑色のトンボ鉛筆がスタンダードで、たまに黄色いコーリンなんかを使っている子もいたかなと。だけど、上級学年になると段々贅沢になってきて、より滑らかに書ける鉛筆が人気の的になってくる。で、三菱の「ユニ」とか「ハイユニ」派と、トンボの「モノ」派に分かれるというね。私は、「ハイユニ」派だったかな。

 そこへ持ってきて、小学校6年生くらいの時に、だから1975年か、三菱から「BOXY」という鉛筆が出まして。これが爆発的な人気よ。「O」のレタリングの真ん中の空洞のところが星形になっていてね。私も使いましたよ。でまた、金属製の缶ケースみたいなのもあったりしてね。

 小学生にとって、鉛筆箱の中は魅惑の空間だからね。そこに何を入れるかってのは、結構、重要なセレクションだった。

 そう言えば、消しゴムにも凝ったなあ。

 だって、小学校低学年の時の消しゴムって「ねり消しゴム」しかなかったのですが、その後、「プラスチック消しゴム」というのが登場した時は感動したもんね。あまりにも消し易いので。

 それで、一番スタンダードだったのはやっぱり三菱の「モノ」シリーズだったような気がしますが、私はね、シードが出してた「Radar」というブランドの消しゴムが好きだった。

 ハイユニやボクシーの鉛筆、そしてRadarの消しゴム。思い出すなあ、我が鉛筆箱。そう、それで、そこに「ボンナイフ」が入っていたら完璧だよ。

 「ボンナイフ」懐かしいな! 今、売っているのかな、ボンナイフ。年に一度くらいは、クラスの誰かがあれで流血の惨事になるという奴。カッターナイフの登場で、絶滅したのかな。



 で、その際、私が一番愛用したのが「ぺんてる」が出していた「メカニカル・ペンシル」という奴。確か100円で安いのですけど、芯のところにスプリングが仕掛けてあって、強い筆圧をかけるとそのスプリングが縮んで芯が折れるのを防ぐという機構付き。今もそうですけど、私は筆圧がものすごく強いので、これじゃない普通のシャープペンだと、芯をボキボキ折っちゃうのよ。


 なんか話がそれてしまいましたが、昭和の昔には、中学生になるにもちゃんと儀式的なモノがあったってこと。今はそれが「スマホ」に変わったとか、そういうことなのかも知れませんけどね。それだと、なんか可愛くないな。やっぱり、学生鞄とか、時計とか、万年筆とか、そのレベルがいいんじゃないかな。





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Last updated  March 27, 2016 04:18:16 PM
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Comments

釈迦楽@ Re[3]:『2001年宇宙の旅』を知らない世代(09/13) 丘の子さんへ  ああ、やっぱり。同世代…
丘の子@ Re[2]:『2001年宇宙の旅』を知らない世代(09/13) 釈迦楽さんへ そのはしくれです。きれいな…
釈迦楽@ Re[1]:『2001年宇宙の旅』を知らない世代(09/13) 丘の子さんへ  その見栄を張るところが…
丘の子@ Re:『2001年宇宙の旅』を知らない世代(09/13) 知らなくても、わからなくても、無理して…
釈迦楽 @ Re[1]:京都を満喫! でも京都は終わっていた・・・(09/07) ゆりんいたりあさんへ  え、白内障手術…

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