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2026.10.15
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カテゴリ: 政治経済

中国経済の不動産バブル崩壊とデフレ化(およびその反対側の異様な貿易黒字の拡大) を目の当たりにし、改めて「経済」について深く考察する機会を得ています。

 ちなみに、ネットでは「中国経済崩壊論」が花盛りですが、崩壊が何を意味しているのかよく分からないのですが、「崩壊=財政破綻」と定義すると、中国政府(※中央政府)の債務不履行は起きません。中国経済の問題は、より深刻で、 ストック(資産・負債)ではなく、「負債返済」によるフロー縮小 なのです。

【図 中国不動産ビジネスの構造】



 図は、以前、三橋TVで使った中国不動産ビジネスの構造ですが、改めて考えて欲しいのですが、「貨幣(銀行預金)」は信用創造によって生まれます。上記の構造では、銀行(BANK)から二か所、信用創造が行われています。すなわち 「銀行⇒不動産デベロッパー(以下、RED)」と「銀行⇒人民」 です。

 まずは、

①地方政府が土地の定期借地権を、REDに売却する( その際に賄賂を担当官僚に渡す )。そのための資金を、銀行が信用創造で融資します。

②REDは 融資で調達した資金で、建設会社に建設代金を支払う 。

③建設されたマンションを、人民に売却する。

④人民は、 銀行融資(住宅ローン)でREDにマンション代金を支払う 。

⑤REDは人民から得た貨幣で、銀行融資返済する。

⑥ 人民は住宅ローンを返済していく 。

 実際には、順番が異なりますが、 それは中国限定の話で、普通の国では上記のプロセス になります(賄賂はないけど)。となると、 最終的に負債を増やしたのは、実のところ「中国人民」のみ ということになります。

 地方政府が得た売却代金(および賄賂)、建設会社の建設サービスの利益、そしてREDの利益と、三社が純資産を増やしていますが、反対側で「人民の純負債」のみが増える構造になるわけです。これは、日本の(日本以外でも)不動産業でも同じです。

 ややこしいビジネスモデルではありますが、実は話はシンプルで、 「地方政府」「RED」「建設会社」の純資産増分、人民が純負債を増やした ことになり、両者の総計は必ず一致します。(細かいことを言うと、建設会社の利益は資材会社などにも分配されていますが)

​​​​​========================続く=================
記事タイトル: スリーレッドラインと大躍進宣言

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Last updated  2026.10.15 16:42:19
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