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Feb 5, 2017
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カテゴリ: 北米地区



  <リンカーンの奴隷解放の大統領令=奴隷解放宣言1863.1.1:WIKIPEDIA>






 米国が、アルカイーダの攻撃でツインタワーを瓦解されたのは

ついこの間(2001.9.11)だったと記憶している。

 この同時多発テロという、無差別殺人事件に遭遇した人々には、

当然に米国民が大勢いると共に、当時、そのビルで働いていた、

日本人達もこの攻撃で殺害された人々のなかにいる。

 アルカイーダの親玉はサウジアラビア出身のオサマビンラディン

Usāma bin Muhammad bin ʿAwad bin Lādin

ではなかっただろうか。

 その怒りは、オサマビンラディンの殺害(2011.5.2)後は、

イラク戦争(2003.3.20~2011.12.15)などの、

戦争の合間を縫って勃興したイスラム武装テロ勢力

=自称「イスラム国=The I slamic S tate of I raq and S yria」などに向かっている。

 「イスラム国」はイスラム帝国がかつて支配した地域を武力で取り戻そうと



 シリアでは、シリア騒乱が2011.3.15から武力衝突が続いている。

1.南下政策を踏襲するロシアを味方に付けたアサド大統領側が、

2.反政府勢力、

3.分断され国家を持てないクルド民族、

4.「イスラム国」との、大きく見ても、



5.米欧が反政府勢力・クルド民族を支援し、

6.トルコが反政府勢力を支援しながら、自国内でも独立を目論む勢力として

反クルド民族への対抗姿勢を取っている。

 シリアはかかる勢力間の複雑な抗争から、国内は荒れるに任せており、

国内・国外難民は膨大な人数になっている。

   トランプ・Jokerはシリア国境を越えてシリアを混乱に陥れている

外国の勢力の利害を調整し、本来のシリア国民の安寧を図るべき

世界の警察の役割を果たすべきではないだろうか。

 自国の南に万里の長城を考える前に、

世界に混乱をもたらしている、

「米欧VSロシアの代理戦争」を終結させるべきではないだろうか。

 欧州の責任も、「難民・移民対策を構築するのではなく」、其れをもたらしている

シリア内紛を終結させることがまず必要であり、

トランプ・Jokerはそのためにも、プーチン大統領との会話を急ぐ必要があろう。



 シリア政府がシーア派というより、さらに少数派のアラウィー派であり、

シリア政府軍のほかに、宗教的に近いシーア派の牙城のイランからイスラム革命防衛隊

が味方に駆けつけ、シーア派民兵、ヒズボラなどが政府側にいる。

 対抗勢力としては、シリア政府軍から離脱した将校達が結成する自由シリア軍もいて

複雑であるが、それよりも、宗教的にスンニ派(サウジアラビア、カタールなど)と

いうイスラム教世界の、宗教上の教義面の相容れない複雑さが加わっている。

 さらに複雑なのは、シリアに国境を接するイスラエル(ユダヤ教国家)が

古の故国に戻ることを国際的に認められて、

パレスティナ・アラブ諸国と対立していることである。



 欧州では、このシリア難民や、その他の難民が押し寄せて、

まるでゲルマン民族の大移動や、イスラム帝国の暗黒時代を彷彿させている。

  難民がまず殺到する、地中海沿岸のイタリア、トルコなどは難民対策費でも

困り果て、他方で、労働力の足りないドイツは

敬虔なメルケル首相のキリスト教的救いの手を差し伸べてきた。

 しかし、イスラム難民は、

1.難民収容先の国家との風習に同化しない

When in Rome do as the Romans do.・・・ではありえない。

2.移住先国家の雇用を奪う競合者となりかねない

3.貧民窟のような市街を形成し、テロの温床となる

4.その他

などで、欧州の受け入れ体制には限界が見えており、

むしろ現在では受け容れ拒否の姿勢さえ見え始めている。

 欧州各国には反EU体制批判が台頭しており、

敬虔なメルケル首相でも厳しい批判を受け始めている。



問題は、欧州の受け入れ体制ではなくて、

シリアなどの外国勢力を後ろ盾にした国家が

政治的に不安定であり、その内紛が収まらないから

難民が発生することにある。

 この根本原因を解決しようとしない国際社会が可笑しいのである。




 トランプ氏は難民・違法移民の侵入を、

国内テロの懸念からシャットアウトしたいのであり、

国家安全を考えれば趣旨は了であろう。

 しかし、シリア難民の根本原因は、ロシアVS欧米というシリア内紛が

出発点である。

 原因を絶たないで、結果の難民の受け容れ拒否だけを

優先するのは、公式試合を開催しながら、ルール無視の試合を始めたり、

負けそうになってから、再試合を告げるようなものの気がする。

 テロを恐れるあまり、一時的に国境封鎖を行うのは理解できても、

難民の発生するシリア内紛を収める努力を行うのが、

世界の警察を標榜してきた米国の責任ではないだろうか。

 いまさら、

「世界の警察は居なくなったので、ご自分の国で解決しなさい」

といって、米国だけ世界から「鎖国」に入る訳なのだろうか。



 トランプ氏が大統領選に勝ったとは言え、

トランプ氏がダントツに選ばれたわけではない。

 共和党には素晴らしい人々もいるから、

トランプ氏を補佐してくれるであろうとの共和党への期待感もある。

宣旨の様な、命令口調の短文で内外に指示する大統領令にばかり頼っていると、

議会制民主主義国の大統領とは世界から認められなくなるであろう。

 司法が発した大統領令の一時停止は、本来の議会制民主主義を米国が取り戻す

切っ掛けを与えたに過ぎない。

 このまま、トランプ氏が大統領令に突っ走れば、Jokerはかつてのドイツの

ヒットラー政権のような独裁主義に変貌する危険があるように思う。



 共和党が議会制民主主義の本来あるべき姿に復帰する

自浄作用があることを期待したい。

 このままであれば、

なんら中華人民共和国の習金平氏の核心的利益のみの主張と

変わらない。



 呆け頭には、トランプ氏が、早くシリア内紛を終わらす努力を、

国境問題に発展する難民対策よりも優先してもらいたいモノである。




 世界の歴史を知らない呆けの小生が言っても仕方がないが・・・



 頭書に掲げた、先代大統領・リンカーンの素晴らしい「奴隷解放宣言」に

比較して、なんともミミッチイ トランプのJoker的な大統領令なのだろうか!

 これだけは、確かかも知れない。






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Last updated  May 23, 2017 06:52:39 PM
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