赤組☆へべれけ観戦記

赤組☆へべれけ観戦記

2011年12月03日
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【J2第38節】
 ◇日時  2011年12月3日(土)12:33
 ◇場所  kankoスタジアム
 ◇観衆  8,833人
 ◇天候  曇 15.1℃ 82%

                 0-0 
  ファジアーノ岡山  1       0  徳島ヴォルティス
                 1-0 

 ◇得点 

   【徳島】

◆公式記録◆



 私の中に、押しつぶされるような重圧感があるというのか、この試合自体に重みがあるというのか、自分自身のテンションが明らかに普段とは違う。
 熊谷での地域リーグ決勝大会で味わったような感覚だ。もちろん、その当時ほどの悲壮感はないのだけれど。
 これは、最終節だからだろうか?それとも、徳島のJ1昇格が懸かっているから?岸田選手の勇姿が見納めだから?
 とにかく、「マケラレナイ気持ち」は、いつも以上だ。 


 先発メンバーを見たら、徳島は、カタカナの選手が4人いたけど、ファジアーノは、0人。また、うちには、Jで実績があって、知名度の高い選手もいない。
 だから、ファジアーノが順当に負けるのなら、サッカーって、つまらないじゃない?

 この試合を最後に、ファジを去る岸田選手の名前は、先発メンバーの中にはなかったけれど、リザーブメンバーに入っていた。

 試合前の岸田チャントで、かなり、涙腺がやばい状態になるも、なんとか耐える。  
 私は、岸田サポというよりは、岸田ファンになるんだろう。9番ユニを購入しても、岸田選手に直接、メリットがあるわけでもなく、ただ、一方的に、こちらが元気をもらっているだけだから。


 ライン際を転がるボール見て、瞬時に時間と距離を計算して、間に合わないと判断すれば追わない合理的で賢い選手より、岸田選手のあきらめない姿は、感動すら覚える。
 とにかく、いい場面で出場して、有終の美を飾ってくれることを望まずにはいられない。






 前半は、一進一退の攻防が続き、立ち上がりの「魔の10分間」を凌ぐ。

 ファジアーノは、前節の熊本戦では、前線からプレスをかけられて、DFラインから、中盤へパスがつながらなかったけれど、徳島は、さほど厳しいプレスをかけてこない。
 3バックも安定し、千石選手、千明選手の2ボランチから、アメフトのショットガンパスのように、多彩なパスが出されて、全然、負けていない。
 決定的なピンチもあったけれど、前半は、0-0で終了。

 ハーフタイムに、場内アナウンスで、札幌が2-0で勝っていると。
 このままだと、徳島は、4点差で勝たなければならないから、崖っぷちに追い込まれた。




 後半、スタート。徳島は、とにかく点を取る以外にない。
 その徳島に、後半わずか2分で、PKのチャンス。どうして、PKになったのかも、GATE10からは、わからない
 GKの真子選手に祈るように声援を送る中で、徳重選手が蹴ったボールが、ゴール前で、大きく弾んでいるのがわかった。PKを阻止したようだった!
 これで、スタジアム全体が、「今日は行けるぞ」というムードになった。

 後半、24分岸田選手投入。おそらく最後になるだろう、岸田チャントで、立ったり、しゃがんだり。その間に、ピンチを迎えていたが、そんなの関係なかった。
 岸田選手の投入で、明らかにファジの攻撃は活性化された。
 岸田選手が縦横無尽に走る姿を、この目に焼き付けておかなければならない。
 何度も、DFラインの裏へ抜けて、勇気あるシュートを放った。勇気と反応速度は、うちのFWの中では、ピカイチだと思う。

 後半39分には、桑田選手、そして、41分には久木田選手が投入された。
 さらに、ファジアーノの攻撃は厚みを増し、怒濤の攻めが続いた。
 桑田選手も、要所要所で、上手くボールをさばいている。
 岸田選手、久木田選手、澤口選手が、決定的なシュートを放つも、ゴールネットを揺らすことができない。
 こんなに、面白いほど、攻め込んだことが、これまであっただろうか?

 アディショナルタイムは、4分の表示。場内は、さらにヒートアップし、さらに、攻め続けるも、シュートが決まらない。手元の時計では、いつ笛が鳴ってもおかしくない状況になり、「PRIDE OF 中四国」のタイトルが懸かっていなければ、引き分けもやむを得ないかと思った瞬間、岸田選手を起点に、植田選手がゴール前まで持ち込み、久木田選手が決めてくれた!場内は、爆発したような大歓声に包まれた。
 何だろう、この絵に描いたような劇的な展開は!!
 公式記録は、90+5分。

 場内が興奮に包まれた中で、タイムアップ!!
 いい試合だったとか、そういうの関係なく、ただただ、勝ったことが嬉しい!!

 岸田選手は、短い出場時間の中で、何度、果敢にシュートを放っただろうか。
 シュートは、決まらなかったけれど、岸田選手らしさを十分に堪能させてもらった。
 気持ちが十分に伝わってくるプレーだった。
 ピッチ上で一番輝いていた選手が、来シーズン見られないというのは、何とも悲しい・・・。

★終盤の怒濤の攻撃のyoutube動画 で、何度も繰り返し、感動に浸れる。 




 試合後の勝利の挨拶の選手達は、サポーターとともに喜びを爆発させる。
 劇的な勝ち方だったから、嬉しいというのではない。
 みんなで勝ちに行った試合で、勝てたからうれしかったのだろうか。
 そう、「トモニタタカッタ」からだろう。


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Last updated  2011年12月08日 21時09分49秒
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