「源義経黄金伝説」 飛鳥京香・山田企画事務所           (山田企画事務所)

PR

×

サイド自由欄


義経黄金伝説 イメージイラストラフ 本田トヨタ作

『YG源義経黄金伝説■一二世紀日本の三都市(京都、鎌倉、平泉)の物語。平家が滅亡し鎌倉幕府成立、奈良東大寺大仏再建の黄金を求め西行が東北平泉へ。源義経は平泉にて鎌倉を攻めようと』 山田企画事務所・YG源義経黄金伝説■ ●源義経黄金伝説全編にリンクシテマス。

山田企画事務所 は、ビジネス・マンガ制作事務所です。




■ユーチューブ■youtube.com●how to draw manga●
http://www.youtube.com/user/yamadakikaku2009





山田企画事務所・関連サイト
mangatraining

how to draw manga
jedis.org

manga-training

manga-training.com  ● manga-agency.com  ● suzuki-junko.com  ● mekamushi.com

yamada-kikaku

yamada-hiroichi.com  ● how to draw manga  ● event-art seminerイベント案内  ● Scenery in japan01風景写真  ● 風景写真Scenery in japan02
風景写真Scenery in japan03  ● 風景写真Scenery in japan04


『マンガ家になる塾』ナレッジサーブ



!山田企画事務所ピンタレストーすべてyoutube動画にリンクしてます!
http://www.pinterest.com/yamadakikaku/ 御覧ください
http://www.pinterest.com/yamadakikaku/


pinterest01-01 http://www.pinterest.com/yamadakikaku/
pinterest02 http://www.pinterest.com/yamadakikaku/
pinterest03 http://www.pinterest.com/yamadakikaku/
pinterest04 http://www.pinterest.com/yamadakikaku/
pinterest05 http://www.pinterest.com/yamadakikaku/
pinterest06 http://www.pinterest.com/yamadakikaku/
pinterest07 http://www.pinterest.com/yamadakikaku/
pinterest08 http://www.pinterest.com/yamadakikaku/
pinterest09 http://www.pinterest.com/yamadakikaku/
pinterest10 http://www.pinterest.com/yamadakikaku/
pinterest11 http://www.pinterest.com/yamadakikaku/
pinterest12 http://www.pinterest.com/yamadakikaku/

yamadakikaku 山田企画・山田博一の写真帳を御覧ください・
http://www.pinterest.com/yamadakikaku/ 御覧ください
http://www.pinterest.com/yamadakikaku/

フリーページ

義経黄金伝説ーー作者独白ーー


海からの歴史●発行者独白●


プロローグ■西行、崇徳上皇の霊に会う!


プロローグ02■3つの都市と3人の騎士 


第1回■静、頼朝の前で舞う!


第2回■静、鎌倉戦場で勝つ!


第3回■静を取り巻く鎌倉の暗闘!


第4回■後白河法皇の跳梁と深謀は?


第5回■黒田の悪党がたくらむ!


第6回■西行、重源に頼まれる!


第7回■頼朝、西行を驚かす!


第8回■西行、文覚と争う!


第9回■西行、東大寺闇法師重蔵と出会う!


第10回■大江広元、磯禅師とたくらむ!


第11回■義経、奥州平泉にて安堵する!


第12回■磯禅師、過去を思いいやる


第13回■吉次、昔を思いやる!


義経黄金伝説■第14回


「義経黄金伝説」 第15回


義経黄金伝説■第16 回


義経黄金伝説■第17回


義経黄金伝説■第18回


義経黄金伝説■第19回


義経黄金伝説■第20回■


義経黄金伝説■第21回■


義経黄金伝説■第22回 ■


義経黄金伝説■第23回 (改稿)


義経黄金伝説■第24回 (改稿)


義経黄金伝説■第25回


■義経黄金伝説■第26回


義経黄金伝説■第27回


義経黄金伝説■第28回


義経黄金伝説■第29回


義経黄金伝説■第30回


義経黄金伝説■第31回


義経黄金伝説■第32回


義経黄金伝説■第33回


義経黄金伝説■第34回


義経黄金伝説■第35回


義経黄金伝説■第36回


義経黄金伝説■第37回


義経黄金伝説■第38回


義経黄金伝説■第39回


義経黄金伝説■第40回


義経黄金伝説■第41回


義経黄金伝説■第42回


義経黄金伝説■第43回


義経黄金伝説■第44回


義経黄金伝説■第45回


義経黄金伝説■第46回


■■作品解説■■


●スマートフォン用小説hp


●漫画トレーニング、漫画の教科書


山田企画事務所のビジネス日記


山田企画事務所「小説工房」他ブログ


バックナンバー

2026.08
2026.07
2026.06
2026.05
2026.04
2006.07.15
XML
カテゴリ: 義経黄金伝説
義経黄金伝説■第42回

作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所
http://www.yamada-kikaku.com


第6章  1189年(文治五年) 平泉

■3.文治五年(1189)鎌倉   
 文治五年(一一八九)六月一三日。
「九郎義経殿の首、届きましてございます」広元が頼朝に告げていた。
「何、義経の…」
「いかがいたしましょう。御館様直々に」

ゃ」

 (これが義経が首か)塩漬けにされた首が、漆箱から出された。梶原景時は
思った。
 (何とこやつは不思議な奴よ。数々の新しい戦い方を考えつきながら、言う
こと、話すこと、考えることは、まるで童子のような奴であった)
 義経の首は、塩漬けにされていた。奇麗に彫金された漆の箱から取り出され
る。
 (されど、泰衡も可哀想な奴よ。自らの首を絞めよったわ。頼朝様が自分の
弟をこのような目に合わした奥州藤原氏を許す訳がない。なんと政治的見解の
ない男よのう。所詮は奥州の田舎者。祖父、父よりはずーっと人間が下がりお
る)梶原は思った。

朝様の思いを読み取れぬ者を非常に嫌われるのだ。が、それに義経に対する兄
弟愛を泰衡は気づかなんだか。
 義経を捕縛して、頼朝殿に差し出せば何とかなったかもしれんな。いや
、まてよ、やはりだめか。
 頼朝様が欲しいのは、奥州は金の打出の小槌よ。頼朝様が言えば言うだ


 頼朝は忙しげにあちこち歩き回っていた。頼朝は自分で命令しておきなが
ら、義経の首は見たくなかった。
「どうであった」不安げに頼朝は、広元に尋ねた。
「梶原曰く確かに義経様の首であったということです」
「むう、泰衡め。我が弟を殺しおったか。早速、奥州を打つ。我が弟が敵じ
ゃ」
 頼朝は、急に怒り出した。
 その怒りの激しさに、広元は驚いている。
(なぜだ。ご自分が命令なさったくせに。この殿は、京の女子のようなところ
があるな) 
「院宣はどうなさいます」
「そのようなもの、必要ない。この頼朝の弟を殺したは許しがたい。奥州藤原
氏め、余が総指揮をとって攻め滅ぼそうぞ」
 頼朝は甲高い声で、上ずって、まるでヒステリー状態のように命令してい
た。
「御意。いよいよ日本は、頼朝様のもとに」
「広元よ。日本よりも、俺は義経を殺した泰衡めが憎いのじゃ。父秀衡があれ
ほどかわいがっておった義経を、自分が王国支配したいがゆえに、殺してしま
いおった泰衡めがのう」
「はあ…」広元は急に気が抜ける気がする。
(一体、何を考えておられるのじゃ。が、まあよい。今は奥州藤原氏を滅ぼせ
ばよいのじゃ)
 広元と頼朝は、しばし無言でみつめあう。

 頼朝は、急に昔にした義経との会話を思い起こした。
「兄上、父上は兄上に似ておられますか」
 頼朝は、急に義経にこう聞かれたのだ。
「なんだ、こいつは…」
 義経は真剣な眼差しで頼朝をじっと見つめている。
「こやつは子供か」
と頼朝は思った。
 義経、は父のことを覚えていないのだ。一二歳の時まで父親と一緒に戦い、
無念にも負けた頼朝とは違う。父親の愛情を受けたこともなく、父の記憶もま
ったくないのだろう。義経の心のどこかに、父を思う気持ちが常にあるのだ。
と、人間観察にかけては優れている頼朝は思った。
 (このような純粋な心を持っている奴は、かえって危ない。思い込んだらそ
れこそ命懸けだ)と、頼朝は義経の心の純粋さを羨み、そして義経を憎んだ。

一方、大江広元は、鎌倉へ来いという書状を受け取った日のことを思い起こし
ていた。貧乏貴族である大江広元は、昇殿を許されていない。つまり、帝にお
会いすることなど、かなわぬのだ。
 しかしながら、幼少のころから蓄積された学問が、広元の自意識を肥大させ
ていた。
(私は大江の家のものだ。自分ほどの者が、なぜ重用されぬのか。藤原の阿呆
どもが、
どんどん出世し、なぜこの俺が、このような貧乏ぐらしをしなければならぬの
か)
鬱屈した意識が、一層勉学に打ち込ませていた。
 そんなある日、源頼朝の元にいる知人から、ぜひとも鎌倉へという手紙を受
け取のだ。
新たな天地、板東の鎌倉!。
新世界。
 広元は迷った。鎌倉などは町ではない。この当時、日本で都市といえたのは
京都、そしてかろうじて南都奈良。そして奥州藤原の平泉。それ以外は泥臭い
田舎である。教養人など、一人もいないのだ。 広元は文化の香りが好きだっ
た。知的な会話を欲していたのだ。その知識人のいない鎌倉へなど。しかし、
義経の存在が、広元の意を決しさせた。

 それは暑い日だった。
 その日、木曽将軍を滅ぼした義経の軍勢は、都大路を行軍していた。京の民
は、「ほう、あれが義経か」と物見高く、都大路に並び、一目有名な義経を見
ようとざわめいていた。義経は武巧一の武者であり、そしていわばアイドルス
ターだったのだ。
 広元は興味にかられ、庶民の間に入って、義経の軍勢を眺めていた。
 「うっつ」広元は、衝撃を受け、急に道ばたに倒れていた。
 何かが広元の額に当たり、一瞬気を失い、倒れたのだ。
 やがて、気がつくと、額が割れじっとりと血がにじんでいる。
「くそっ、一体」
「だいじょうぶかい、お公家さま」
 見知らぬ庶民が、不安げに広元に声をかけている。
「一体、私はどうしたのだ」 思わず、ひとりごちていた。
「お前さん、気付かなかったのかい。義経さまの馬が撥ねた石が、お前さ
んの頭に当たったのさ」
額に手をあてる、じっとりと血がにじんでいる。
「何…、今、義経は…」
 怒りの勢いに、その庶民の男はのけぞり指さす。
「ほら、あそこさ」
 広元は勢いこんで人込みをかき分け、義経の顔を覚えておこうとした。
「おのれ、義経、覚えておけ」
(相手は凱旋将軍。何も覚えてはいまい。俺は単なる路傍の石。が、今に見て
おれ)
何かが広元の中ではじけていた。
(俺は、俺の知識で新しい国を作ってやる)
急にそんな思いが、広元の心を一杯にした。思いもかけぬ考えだった。そんな
ことを、今の今まで考えてもみなかった。

 この日、しかし、民衆の羨望の目を浴びながら、にこやかに、すこやかに、
何の苦労も知らぬげに、都大路をゆったりと後白河法皇の元へ向かう義経に、
広元はどす黒い怒りを覚えた。
(続く)
飛鳥京香・山田企画事務所
http://www.yamada-kikaku.com





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2006.07.29 20:17:13
[義経黄金伝説] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: