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カターレドロー　長野に１－１（2018年10月22日 06:00）

明治安田Ｊ３第２８節は２１日、各地で５試合があり、
カターレ富山（暫定１５位）は県総合運動公園陸上競技場でＡＣ長野パルセイロ（同１２位）と１－１で引き分けた。
通算成績は９勝１４敗３分けで、順位は変わらない。

富山は前半、長野の攻撃にうまく対応できず、ペースを握られた。
こぼれ球を拾われて再三シュートを放たれたが、
ＧＫ永井の好セーブやＤＦルーカスのクリアなどで無失点に抑え、０－０で折り返した。

後半はパスをつなぎながらボールを保持し、徐々にリズムをつかみ始めた。
しかし２６分、長野にミドルシュートを決められ失
その後もサイドから好機をつくるも生かせなかった。

迎えたロスタイム、右サイドからのクロスをＤＦ柳下が頭で折り返すと、ＦＷ苔口が左足で合わせて追い付き、勝ち点１をもぎ取った。

次節は２８日、敵地で鹿児島ユナイテッドＦＣと対戦する。

■苔口が終了間際に同点ゴール

ベテランＦＷのゴールで勝ち点１を拾った。
０－１のまま迎えた試合終了間際に３３歳の苔口が同点弾。
「みんなの気持ちがゴールになった」と仲間に感謝した。

敗戦も覚悟した後半ロスタイム３分。右サイドから佐々木陽が放ったクロスを柳下が頭で落とすと、
フリーだった苔口は倒れ込みながら左足で冷静に押し込んだ。
「ここにこぼれるやろという所にいれたのがよかったかな」

今季は途中出場が多かったが、ここ４試合は先発出場。
俊足を生かし、スペースに抜け出すプレーでチャンスをつくっている。
「相手のＤＦとＧＫの間に飛び込む準備はいつでもしている」と得点に対しては人一倍貪欲だ。

今季は残り６試合。Ｊ２昇格は絶望的だが、少しでも多く勝ち点を積み上げて今季を終えたいところだ。頼れる背番号９は「残り全てで勝ち点３を取りたい」と力強く語った。（社会部・久保智洋）