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本日のワインはカベルネ・ソーヴィニョン2010年、生産者はテヌータ・レガレアリ、すなわちタスカ・ダルメリータです。前回の北カベに対して今回は南のカベルネ、シチリアにおける最大手(かな?)の生産者になります。さて、感想です。グラスから香ってくるのは、スパイシーな胡椒、そしてプラム。口に含んでも、やはりプラムな果実味は同様、他には黒スグリかな。クローブやシナモン、東洋系のスパイスなど主張が豊かなワインな印象。それを包み込む、ミルキーな、かつ濃厚なチョコレート。果実味は十分で酸味も強い、タンニンもしっかりしている、しっかりしすぎている。あと2年位後に放っておくのがいいように思う。あと1本は当分セラーの肥し(涙)。
2014.07.28
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本日のワインは、カベルネ・ソーヴィニョン1997年、生産者はダリオ・プリンチッチです。このワインすごく気に入っていて、これで3本目になりますが最後の一本となってしまいました。フリウリ=ヴェネツィア・ジューリア州のカベルネ・ソーヴィニョン100%となります。さて、感想です。深く暗いガーネット色だけど、エッジに紫色が見える若々しい色合いをしています。グラスからは、甘草やタラゴンなどのハーブ香、口に含むとインク・墨汁系、白胡椒のニュアンスと共にブラックカラント、赤スグリの王道的な果実味がするのは、同じフリウリでもグラヴナーやラディコンと方向性が全然違います。色合い程の若々しさは流石にない。緩やかな長い下り坂の中盤あたりになるのかな。古酒好きにはもう一歩という感じだけど、長い余韻のあと味に響くようなこの酸味は今が最後のきらめきなのかな、とも思う。
2014.07.23
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本日のワインは、デジデリオ1999年、生産者はアヴィニョネージです。エチケッタの動物は?正解は正統ビステッカ・アッラ・フィオレンティーナたるキアーナ牛です。ということで前回からキアーナつながりでした。メルロ85%、カベルネ・ソーヴィニョン15%。さて、感想です。エッジは小豆色。非常に濃い、向こうの見えないダークガーネット。墨汁のような香りをもち、むしろシラーに近いような印象をうける。流石にシラーで有名なコルトーナ産。口に含むと、柔らかく厚みを持っているけど、すこし単調な印象を受けるスタート。果実はブラックベリーはプルーン、複雑なスパイスの香りが全体を引き締めています。酸は大人しめですが、しっかりフィニッシュまで残るしたたかなもの、時間が経つにつれ、土やクチナシのような、そしてバラのような芳醇な香りが増してきました。まだまだ、元気なワインでした。今回のトスカーナ旅行において、アヴィニョネージは訪問予定、そしてキアーナ渓谷にIGPキアニーナ牛を食べに行ってきます!また、レポートします。
2014.07.04
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本日のワインは、ブラマソーレ2008年、生産者はラ・ブラチェスカ(アンティノリ)です。トスカーナにおけるシラーの銘醸地コルトーナで作られたシラー100%のワインです。コチラのワイナリーはモンテプルチャーノにも畑を持っており、素晴らしいヴィーノ・ノービレ・ディ・モンテプルチャーノを造っています。さて、感想です。シラーらしいとても濃厚なルビー色、エッジは赤紫をしています。グラスからはミルク、インク、放牧系のハーブの香りがしますが、全体的にとても柔らかいタッチの香りとなっています。口に含むと、ブラックカラントやブラックベリー等の黒果実が満開。黒コショウや炭の香り、全体をカカオやチョコレートで覆われています。しっかりとした構成ですが、飲み口はとてもシルキーでエレガントさを持っています。さてコルトーナといえばキアーナ渓谷。キアーナ渓谷といえば有名なアレですね。次回はそれにちなんだワインを。
2014.07.01
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本日のワインは、セイベル13053 2012年、生産者は藤野ワイナリーさんです。暗めの色合いのルビー色。グラスからはビオっぽい香り、ヨード香がします。口に含むとプルーン中心の果実味だけれどインクやスパイス感がかなり強めに感じます。飲み口は柔らかいのですが、果実味、酸共にしっかりしていて、余韻も長いです。香りに特徴があるので、ビオが好きな方にはいいのかな。りりたはちょっと苦手でした。
2014.06.29
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本日のワインはヌッスバウマー2012年、生産者はケラーライ・トラミンです。アルトアディジェの生産者で、ゲヴェルツトラミネール100%のワインです。調べてみるとボトルで飲んだのは6年も前、2006年を飲んでいるようです。試飲会やイベントでこれが出ているとまず頂きますので、そんなに飲んでいなかったとは超意外でした。さて、感想です。僅かにグリーンがかったイエロー色。グラスからは、キャラメル、トースト、べっ甲飴、そして白い花。口に含むとグレープフルーツ、オレンジ、ビワや黄桃など非常に果実味が豊かです。当然、ゲヴェルツらしい白胡椒などのスパイスやハーブ香などもはっきりと感じられます。果実の雫のごとく飲み始めは甘く感じられますが、ミネラル感はしっかり、またフィニッシュにはフレッシュな苦味が感じられ、すっきりした飲み口となっています。見つけたら、ぜひ一度買ってみてください。
2014.06.18
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本日のワインは、本日のワインは、キャンティクラシコ1999年、生産者hポッジォピアーノです。サンジョベーゼ主体のロッソ・ディ・セーラで知られる同蔵のキャンティクラシコです。この頃のエチケッタは、今と違ってシンプルでオーソドックスな感じがします。さて、感想です。非常に濃いルビー色。エッジは少し小豆色掛かっています。香りは、年月を感じさせぬライチやマンゴスチンのような活き活きとしたものです。フレッシュで赤い果実味が十分に残っており、アニスのようなエキゾチックなスパイス感もあります。また、しっかりとしたボリューム感の中に、まるでメルロが混醸されているかのようなまろやかな柔らかさ、複雑さも持ち合わせています。まだ少し熟成の余地がありそうです。
2014.06.15
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本日のワインは、キャンティクラシコ2011年、生産者はモンテラポーニです。セパージュはサンジョベーゼ95%、カナイオーロ5%です。さて、感想です。深みのあるダークルビー色。スミレの香り、チェリーやプルーンが中心の芳醇な果実味は、舌の上にちょこっと乗っけるだけで果実の旨味を広げてくれます。加えてスパイス感やハーブ香も感じられ、まずまずの複雑味があります。飲み口はシルキーなのですが、タンニンがかなりしっかりしているため、口蓋の滞在時間が非常に長い。単独で飲むには時々のリフレッシュが必要な位です。
2014.06.08
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本日のワインは、ディス・クミエリス2011年、生産者はヴィエ・ディ・ロマンスです。セパージュはマルヴァジア・イストリアーナ100%です。このブログでは定番の一つですね。グラスからはパイナップル、ネーブル、白桃、枇杷。グラスに次ぐや否やこれだけの華やか、南国を思わせるふくよかな香りが零れてくるのは流石ヴィエ・ディ・ロマンスです。先の果実にオレンジなどの口に含むと熟しきった柑橘。フィニッシュの少しの苦味もまた素晴らしい。(ほぼ)毎年飲んでいるワインの一つです。
2014.06.03
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本日のワインは、トゥルム・ロッソ2008年、生産者はフェウド・アンティコです。セパージュはモンテプルチアーノ100%となります。モンテプルチャーノといっても、先日のワインは「地域(コムーネ)」の名前由来であり、こちらは品種の名前となり、全く別物です。さて、感想です。真っ黒、とも言える程濃厚なルビー色。アメリカ産の干しプルーンやインク、バニラ香などが中心で、飲み始めは、濃厚なだけ、という一本銚子さも感じられたのだけど、ハーブのような複雑な香りと、また時間が経つごとに主張してくる酸と旨味を持つため飽きられることはありません。
2014.05.25
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本日のワインは、ヴィーノ・ノービレ・ディ・モンテプルチャーノ・アジノーネ1995年、生産者はポリツィアーノです。アジノーネは、1983年からの単一畑ワインで、リゼルヴァの位置づけです。セパージュはサンジョベーゼのクローンの一つである、プルニョーロ・ジェンティーレ100%となります。7月に(できれば)行きたいな、と思っているのでちょっと開けてみました。さて、感想です。ホンの僅かにレンガ色がかったエッジの他には熟成を感じさせられない深みのあるルビーレッド。グラスからはスミレの花やミルキーな香り。口に含むと、干しプルーン、干し柿、そして熟した洋梨、コンポートかな。他にはポプリ、ドライフラワー等。果実味は十分、そして丸みを帯びているが馥郁たる柑橘の酸を持っています。同じく柑橘の皮のような心地よい苦味はフィニッシュにかけてミルキーな甘い香りと共にきれいに収束していきます。既に20年近く前のワインにもかかわらず、時間が経つごとに果実のパワーがでてくるのにはびっくり。でも、やはり今がピークだと思います。
2014.05.18
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本日のワインは、バローロ・アルベ2006年、生産者はG.D.ヴァイラです。大樽で熟成する伝統的な生産者とのことで、インポータの資料からのコピペ、『リンゴジュースを飲んだらリンゴの味しかしてはいけない。同じようにバローロを飲めばネッビオーロの味がすべき。樽由来の甘味や香、そしてタンニンもバローロには必要ない。』と考えている生産者のようです。このワインは、同ワイナリーにおけるバローロのスタンダードラインであり、複数の畑の葡萄が使用されています。さて、感想です。落ち着いたガーネット色。全体的に僅かに茶色掛かっています。香りは仄かなバニラ、オレンジの皮のような香りも。口に含むと、野生な赤系の小さな果実、柘榴や杏など。赤系がメインですが黒スグリのコクも感じられます。赤胡椒や鉄さび、のニュアンスもあります。タンニンは細かですが、一口目からピンクグレープフルーツを連想する柑橘系のかなり強めの酸が感じられ、単独で飲むのはすこしキツく感じますが、時間が経つにつれ若干穏やかになって、随分飲みやすくなります。(慣れてきたのかな?)
2014.05.13
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本日のワインは、サンセール・レ・ベルダム・シレックス1988年、ジトン・ペール・エ・フィスとなります。先日北海道に行った時、安かったので買ってきました。普通、早飲みのサンセールを熟成させるとどうなるか、楽しみだなぁ。さて、感想です。少しグレー掛かったライトイエロー。グラスからは、ヴィンサントのような少し酸化したような香りがします。口に含むと、少し焼けたようなニュアンスと共に、黄金糖、砂糖を落としたレモンピール、北海道バター飴のような円やかでまったりとしたバター味、オレンジ、結構オイリーな印象で、りりたの知っているサンセールっぽさはあまり感じられませんでしたが、意外と飲めました。このクラスを寝かせる余裕はうちのセラーにはありませんので、楽しい体験となりました。
2014.05.05
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本日のワインは、ランゲ・ネッビオーロ・フラル2010年、生産者はブルーノ・ロッカです。フラルです。フロルベリチェリ・フロルのフロルとちゃいます。羽のマークのバルバレスコで有名なピエモンテの生産者で、ネッビオーロ100%で醸されています。さて、感想です。落ち着いた色合いのダークガーネット。グラスからは、甘草やタラゴンなど、柔らかなドライハーブの香りが漂ってきます。口に含むと果実味はドライプルーン、少し枯葉のニュアンス、そしてカカオ。ランゲ・ネッビオーロにしてはコクがありますが、酸がどっしりとあるので飲みやすいです。また、タンニンは細やかで果実味が表にいる間は下支えに回っていますが、余韻はきちっと締めくくっている感じがします。
2014.04.30
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本日のワインは、エトナロッソ2012年、生産者は、テッレ・ネレです。シチリア州を代表する貴品種ネレッロ・マスカレーゼとネレッロ・モンテラート(カップッチョ)の混醸となります。さて、感想です。ラズベリーな小さな赤い実。そしてチェリー、杏など。白や赤な胡椒を思わせるスパイス感もいいですね。ピュアな、凝縮された果実味に加え、酸はグレープフルーツのような柑橘に少し苦味のある余韻がいい感じです。例年より少ししっかりとした骨格を感じました。今年も大変コストパフォーマンスに優れたワインでした。
2014.04.26
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本日のワインは、スッドゥチロル・アイザックタレール・リースリング・カイトン2011年、生産者はクエンホフです。。カイトンとはケルト語でそのあたりの土地の旧称を表しているとのことで、リースリング・レナーノ100%で醸されています。さて、感想です。グレーがかったライトイエロー。グラスからは白い花や青っぽい香りも。口に含むと、白桃のコンポート、洋ナシ、アプリコットやハチミツレモンな果実味。クエンホフ(加えてリースリング)特有のオイリーさをもっており、レモンやオレンジピールの苦味が心地よい余韻となっています。温度が若干高めの方がトロトロ感を味わうためにはいいかもしれません。
2014.04.19
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本日は、「大阪ワインフェス2014 in羽曳野」へ行ってきました。今回まで名前も知らなかった駒ヶ谷駅で降りてビックリ。会場は超混みこみで前売り券を持っていない方は入るのに相当時間がかかりそうな感じでした。このイベントは、昨年に続いて二回目(野外は初)とのことで、大阪のワイナリー6社(カタシモワインフード、飛鳥ワイン、仲村わいん工房、河内ワイン、ひめひこワイン、フジマル醸造所)が合同で行う大試飲イベントです。こちらは、仲村ワイン工房の「蝶・メルロ―2010」(落ち着いたプラムを中心とした黒果実)と会場限定の「リースリング(竹沢ブレンド)」。このリースリングはオイリーなリースリングの特徴を持ちつつも、グレープフルーツ、オレンジ、ハチミツレモンな深い果実味、余韻が素晴らしかったです。将来見つけたら、即買いたいと思います。あと、ネーミングだけ聞くとまず買わない「がんこおやじの手造りワイン(赤)」も素晴らしかったです。あ、「手造りわいん・さちこ」も。いいワイナリーですね。ひめひこワイナリーさんは、カベルネ・ソーヴィニョンの「隆」、マスカットベリーAの「華」を頂きました。どちらもキレイなワインで食事との相性はよさそうでした。ただ、複雑さという意味では伸びしろがあるかな、と。まだ、樹齢が若いのかもしれませんね。こちらはフジマル醸造所さんの、サンセミヨン生樽21L 2013。ちょっとビオっぽいところが面白かったです。んで、白の本日ベストワインは仲村わいん工房さんの「リースリング」でしたが、赤はカタシモワイナリーさんの「K.S.合名山 メルロ・カベルネ2012」でした。プルーンが中心の果実味が素晴らしいのは勿論のこと、骨格はカベルネ、味わいはメルロのいいとこ取り具合が秀逸でした。因みに、本日のデイリーワイン大賞は、白は飛鳥ワインのエッジの利いた果実味な「デラウェア―ドライ」、赤は「柏原ワイン 赤」で、仄かな樽香が効いた果実味とタンニンのバランスが良かったです。会場はワインだけでなく23店もの飲食店が屋台を出されていました。こちらは、アントワーヌさんの「骨付き子羊モモ肉のロースト、粒マスタードソース、フランス産レンズ豆の煮込みとフロマージュブラン」です。美味しかったです。どの料理も300円~500円で提供されており、お得感があります。生演奏で、「イーゼル芸術工房」さんもいい感じに演奏され、あと、辰巳琢郎さんも来場されいろいろ飲まれてました(笑)。まだ、慣れていないせいか会場整理などに問題はあったものの、大変楽しくいい気分で過ごせました。あと、全国的には「大阪のワイン」ってあまり知られていないのだと思っていたのですが、一時は入場制限もかかるのか、と思えるほどの盛況ぶりはとても嬉しかったです。■おおさかワインフェス2014in羽曳野■日時: 2014 年4 月13 日(日) 11:00~16:00■会場:羽曳野市駒ヶ谷駅西側公園
2014.04.13
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本日は、獺祭 純米大吟醸 磨き三割九分 槽場汲みです。獺祭 純米大吟醸 磨き三割九分の無濾過生原酒バージョンとなります。獺祭らしく甘く深みのある味わいですが、やはりフレッシュさを感じさせてくれます。先日飲んだ純米大吟醸48と比べて、よりピュアでありつつも複雑味が増しています。お米の旨味というか凝縮感も素晴らしいです。食事に合わせるにはもう少し辛いお酒がいいと思うのですが、夜ちびちびと寝酒感覚で頂くのにぴったり。あまりに美味しすぎて、そのちびちびが延々と続き、寝不足な翌日になってしまいます。
2014.04.11
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本日のワインは、 レ・チリアーテ・ファランギーナ2010年、生産者はカンティーナ・ファッロです。こちらは、カンパーニャ州の州都であるナポリの西、カルデラ盆地の地区のカンピ・フレグレイのワイナリーで、全ての葡萄は接木をしていないプレフィロキセラということで、ちょっとびっくりです。ファランギーナ100%となります。さて、感想です。灰色がかったライトイエロー。グラスからは、黄桃・白桃・バナナ・パイナップルの熟した香り。しかも、自然かつトロピカルな香りがいたします。しかし、口に含むと先ずは硬質なミネラルな要素を強く感じ、それにミカンの皮、枇杷、金柑などの柑橘系果実の味わいがします。しなやかな酸とタンニンを感じるしっかりさも持ち合わせており、なかなか美味しいワインでした。
2014.03.26
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本日のワインは、パリストルティ2003年、生産者はテヌータ・ディ・ヴァルジャーノです。セパージュはサンジョヴェーゼ70%、メルロ20%、シラー10%であり、さて、感想です。僅かにこげ茶がかった深みのあるルビー色。グラスからは、紫の花に加え白色の花の華やかな香り、そしてバニラ。口に含むと、黒すぐり、プルーンにネクタリンの果実。果実味は年月の経過の影響をほとんど受けていないが若干、土の要素が加わってきており、かえってそれが果実味そのものの深みを増している感じがします。他には柔らかな白胡椒やアニスなどのスパイス、オレンジな酸も心地よく、2003年はあまり良くない年ではありますが、重すぎないいい感じの飲み頃に差し掛かっていると感じます。
2014.03.23
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本日は、東一 純米吟醸2013 甲州ワイン樽貯蔵、佐賀県の五町田酒造さんの作品です。このお酒は、福岡県産山田錦で造られた純米吟醸酒を、山梨の勝沼酒造で使われた甲州の発酵と熟成に使われたフレンチオークで約四か月もの間熟成させたものです。フルーティーで柔らかく、ほの甘旨い。樽香はそんなに強く効いていないけれど、確かなコクを与えており、それがとても心地良いです。面白いお酒でした。精米歩合:福岡県産山田49%酵母:9号系酵母(自社培養酵母)アルコール度数16~17%日本酒度 ±0酸度 1.6アミノ酸度 1.3
2014.03.20
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本日のワインは、モンテファルコ・ロッソ・リゼルヴァ2006年、生産者はアルナルド・カプライです。セパージュはサンジョヴェーゼ70%、サグランティーノ15%、メルロ15%となります。この黒い羽のエチケッタがとてもかっこいいと思っています。FALCO=鷹のイメージなんでしょうね。さて、感想です。暗く濃いガーネット色。グラスからは白い花、インク、バニラの香りが零れてきています。口に含むと、先ずはブラックベリーやブルーベリーなどの熟れた果実味、どこかメープルシロップやカラメルのニュアンスがあります。加えて、白胡椒系のスパイス、バニラ、チョコレートの香りなど。熟れた果実の甘味と柑橘系の酸味がうまくマッチしていますが、なんといっても特徴的なのは、細やかで柔らかさを保ちつつも膨大な量のタンニンの絨毯爆撃。グラスで2杯位飲むと、口の中をチーズでリフレッシュしたくなる位です。15%しかサグランティーノ入っていませんがこの厚みと粉感、ひょっとしたらウンブリア南部のサンジョベーゼはこんな特徴を持っているのでしょうか。
2014.03.12
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本日のワインは、バルベーラ・ダルバ ラウラ2010年、生産者はフェルディナンド・プリンチピアーノです。所謂バローロボーイズから古典派、いや「派」って考え自体がそぐわない気がします。別に集っているわけではなく葡萄そのものの声を聴いているのですから。さて、感想です。非常に濃いルビー色。グラスからは、インク、土の香り、バニラなど。口に含むと、ワイルドブルーベリーはグミのような黒や赤系の果実味がありますが、ベースには土、それから土を含む畑の香りを感じます。タンニンは細やかだがビシッと口蓋を席巻しますが、これらのふくよかな旨味を持っている果実味に加え、優しいながらもしなやかな酸とのいいコンビを見せています。2千円以下でこの味わいはとてもいい感じに思えます。
2014.03.06
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本日のワインは、コスタ・ダマルフィ・ビアンコ ペル・エヴァ2008年、生産者はサン・フランチェスコです。名前のとおり、アマルフィ海岸あたりで造られる白ワインでセパージュはファランギーナ主体にペペッラ、ジネストラとなります。なんでも、ジネストラとペペッラの一部はプレフィロキセラのものであるとか。さて、感想です。僅かにグレーがかったイエロー。グラスからはくちなしの花、オレンジの花などの華やかな香り。味わいもオレンジ、文旦等の柑橘、黄桃や枇杷にバニラ、ちょっと南国っぽいニュアンスがあります。後味にかなりタンニンが感じられるのが特徴で、終盤にブラインドしたら、ひょっとしたら「赤」と答えてしまうかも。
2014.03.01
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本日のワインは、小城プチ・ヴェルド2009年、生産者はスズラン酒造さんです。召し上がれ、と書かれたエチケッタは黒主体でとても格好のよいデザインなんですが、写真に写って葡萄の世話をしている人、地元のおばちゃんなんですよね(笑)。さて、感想です。エッジはまだ赤紫、暗い色合いながら透明感のあるルビー色。グラスからの香りは濃厚そうなインクや墨汁、そしてスミレっぽい香り。よく香っています。口に含むとグラスからの香りよりもあっさり目、野生のグミや木の実、ブルーベリーの果実味など、他には赤胡椒、土っぽさや塩分系のミネラル。味わいはまず渋みを感じますが、果実味ときれいな酸がそれに追いついてくる感じです。中盤からまったりとした重厚感も出てくるものの、複雑さがもうちょっと欲しかったかな。
2014.02.23
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本日のワインは、レ・セッレ・ヌォーヴェ2010年、生産者はオルネライア、彼のオルネライアのセカンドワインとなります。それにしても、あんなに好きだったオルネライア。ボトル単位では10年位飲んでいない、と思います。丁度、モンダヴィ&フレスコバルディによる買収あたりからでしょうか。すっかりブランド戦略により庶民では買えない価格になってしまいました。それ以来、フレスコバルディも買ってないです。さて、感想です。グラスからは、ハーブっぽいバニラ香、それに通常の黒果実系の香りが漂ってきます。でも、口に含むと、ブラックベリーやブラックカラント、プルーン等の黒果実に熟れた、いやコンポートに近い洋ナシ、ハーブ、リコリス、オレンジピール、ミックススパイスにドライフラワー等の複雑な香りがするではありませんか。旨味はしっかり、口当たりはベルベット、酸はとてもキュートで、こりゃ美味しいわ。昔飲んだオルネライア、濃すぎずとてもエレガントなりりた♂の好きなオルネライアに近いレベルにまで上がっているのではないかと思います。やはり10年も経つと、レ・セッレ・ヌォーヴェもグッと良くなってきていますね。
2014.02.18
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本日のワインは、コステ・デッラ・セシア・ネッビオーロ2010年、生産者はアントニオーロです。コステ・デッラ・セシアD.O.C.ってあまり聞きませんが、同生産者のガッティナーラは大変美味しく頂いた覚えがあります。(コスパも良かった・・・記憶)さて、感想です。暗めのガーネット色、ネッビオーロらしく透明感は高いです。グラスからの香りは青インク、それからちょっとバラっぽい花の香り。口に含むと、マラスキーノチェリー、アメリカンチェリー、アプリコットに生のザクロ、赤系果実のピュアな果実味を感じます。余韻は中程度だけれど、舌の上にキュートな酸を伴ったちょこっとした甘さは、何故か梅ガムを連想させられるのが面白いですね。
2014.02.16
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本日のワインは、ロザート2009年、生産者はリ・ヴェーリです。プーリア州のワインで、人口2万人の知る人ぞ知るグルメな村、チェーリエ・メッサーピカの名店チーブスでおすすめのワインを頼んだら、ここのパッサマンテ2004が出てきました。とても美味しくて、料理に合っていました。それ以来、日本で見かけたら飲んでいるワイナリーです。これは地元の近くのスーパーで見つけました。安かった(896円)・・・。さて、感想です。鮮やかな紅茶色、すこし薄レンガ色がかっています。果実味はプラム、洋ナシ、桜桃に柿。鉄というか錆っぽい香り、そして色と同様少し紅茶っぽいニュアンスがあります。少しの枯れ感もありますがこの価格なら上等でしょう。それにしても、30%OFFのシール、エチケッタの上に貼って欲しくないなぁ(笑)。
2014.02.12
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本日のワインはシャトー・ダルマイヤック1999年、フランスはボルドー5級ワインです。カベルネ・ソーヴィニョン、メルロー、カベルネ・フランが使われていますが、詳しいセパージュは知りません。キャップシールを外すとコルクから少し水(ワイン?)が染み出ています。熱劣化?少しコルクが痩せている感じがします。さて、感想です。エッジに赤茶色が入った濃いガーネット。グラスからはちょっと湿った苔のような香りがします。口に含むと、オレンジ、ネーブル、青りんごと柑橘の酸を感じるような果実味。それに腐葉土や落ち葉のような熟成からくる香りがします。酸は強いのだけど完全に落ち着いたというか、ちょっと勢いがなくなった感じがします。タンニンも細かくなった・・・というよりも、溶け込んで存在感が希薄になっている感じです。全体的にちょっとピークが過ぎたかな、という気もしていたのですが1~2時間経つとだんだんと生のプルーンやプラムのような香りにラテっぽいクリーミーな香りが立ってきて、最後はまずまず美味しく飲めました。
2014.02.10
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本日のワインは、ソーヴィニョン・ブラン2013年、生産者はニースリングホフで南アフリカの生産者です。リリタ♀のお土産ワイン2種類目となります。ニースリングホフはこれ以外にもベースラインのソーヴィニョンブランを造っており、こちらはシングルヴィンヤード分ということでちょっと上位のワインとなっています。(と言っても500円と700円位の差だったとのことです(笑))さて、感想です。グリーン&グレーがかったライトイエロー。グラスからは、白い花、素朴な草花の香りが漂ってきます。口に含むと金柑、桜桃、蜂蜜レモン、パイナップル、ソーヴィニョン・ブランでも香り強く果実味が豊かなのは新世界の特徴のひとつなのでしょうか。オイリーでミネラル感もしっかりあり、さりとてどこか透明感もある味わい。現地価格とはいえ、これが千円しないワインとは・・・。
2014.02.09
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本日のワインは、マウルス2008年、生産者はヴィエ・ディ・ロマンスです。いうまでもないヴィエ・ディ・ロマンスの造る唯一の赤、メルロ100%です。※上級キュベのヴォースダイチャンプスは2003年モノ以来、出荷されていません。といってもこのワインもこれが最新。今年は2009が出るようですが。さて、感想です。ダークルビー色のグラスからは、すみれ、グミ、インク、カフェラテの香り。開栓直後からすごく香ってきます。口に含むと、生の熟したというかコンポートに近いすもも、それからブラックベリーな感じで、果実の完熟の甘味ニュアンスが満開です。また酸も果実味と完全な一体化、果実をそのままワインにしたような自然さを感じます。余韻は中程度だったですが、3千円しないワインであることを考えると充分。いま、ちょうど第一次の飲み頃を迎えているのではないでしょうか。
2014.02.02
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本日のワインは、キャンティ・クラシコ・フォンテルトゥーリ2009年、生産者はフォンテルトゥーリです。このワインはワインスペクテイター誌の2011年の年間ランキング49位、スコアは92点です。キャンティ・クラシコなのでサンジョベーゼ主体は間違いないのだけど、詳細は分かりません。さて、感想です。暗く深みのあるルビー色。ブラックカラントのコンポート、すこし缶詰っぽいニュアンスもあります。ただ、残念ながら「力」の片鱗は感じられるのだけれどジャミーさが際立っており、しかも「ぶ」でした。好きなワイナリだけに残念です。
2014.01.27
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本日のワインは、エリゼオ・ロッソ2010年、生産者はグアルド・デル・レです。トスカーナ州の海沿い、リグーリア海のとティレニア海の境位にあるスヴェレートにあるワイナリーです。サンジョベーゼ60%、カベルネ・ソーヴィニョン20%、メルロ20%のセパージュです。さて、感想です。深みのあるルビーレッド、透明感は高い。グラスからはプラムのジャムやシガーなど。口に含むと杏、ブルーベリー、そしてやはりプラムの果実味。タンニンは細やかで旨味を伴っています。酸は八朔のような柑橘系で、余韻に強く残ります。千円ちょうどのワインとしては超上等。食事にも合わせやすいと思います。
2014.01.19
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本日のワインは、バルベーラ・ダルバ2007年、生産者はマッテオ・コレッジアです。コチラの生産者は我が家の定番なので、すでに何度もこのブログに登場していますね。今回はスタンダードタイプのバルベーラです。初めて飲むのですが、価格は上位の「マルン」の六掛け程度、さてパフォーマンスはいかがでしょうか。さて、感想です。深く濃いルビー色。グラスからはプルーン、そしてインクの香り。口に含むとブラックカラントやグミ、少し戻した干し葡萄の果実味を感じます。飲み始めは、それがかなり濃く若干バランスの悪さを感じましたが、ミネラルを感じさせる酸が次第に出てきてグッ飲みやすく落ち着いた感じになりました。ココアのような樽の効かせ具合も丁度良いです。「マルン」は絶対値的にはいいけど、このワインの普段飲みに近い2千円ちょいの価格のコストパフォーマンスはそれを上回るかもしれませんね。それにしても、マッテオ・コレッジアはまず失敗がない、素晴らしいワイナリだと思います。
2014.01.16
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本日のワインは、ピノ・ノワール・ヴィンテージ2006、生産者は北海道ワイン株式会社です。北海道浦臼鶴沼・余市産のピノ・ノワール100%から造られています。さて、感想です。透明感の高いガーネット色。エッジが少し茶がかっています。香りはローズウッド、チェリーなど。白粉?柔らかな華の香りがいい感じです。口に含むと、アセロラや野生ぐみなどの赤い果実、他には湿った木、青っぽいハーブ、赤やピンクのペッパーなど。抽出が強すぎない果実味は複雑味を帯びだしてきており、また八朔や文旦などの酸がとても良い感じです。今、2006年のビンテージを出荷することが、十分に理解できる味わいとなっていました。
2014.01.13
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本日のワインは、フィアーノ・ディ・アヴェッリーノ2012年、生産者はマストロベラルディーノです。カンパーニャ州の土着品種であるフィアーノ100%で造られた普及ワインとなります。さて、感想です。薄くグリーンがかったライトイエロー。香りは八朔、夏みかん、ホワイトグレープフルーツなどの柑橘系満開ですが、ハチミツレモンのような甘酸っぱさが余韻として残ってきます。少し青っぽい、ハーブのようなニュアンスもあるかな。レモン・・・というかフルーツの皮を種ごと噛んだ時のような苦味と酸味を持っています。気軽に飲める、美味しいワインでした。
2014.01.11
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本日のワインは、リースリング・フリツァンテ2012年、生産者はラ・トラヴァリーナです。フリツァンテとは、イタリアにおける微発泡ワインです。モスカート・ダスティが有名ですね。このワインはリースリング100%で造られています。さて、感想です。少し緑がかったライトイエロー、白い花、そして早朝の草の香りがします。果実味は枇杷や洋ナシのコンポート。甘くないサイダー、又はガリガリ君の後味が面白いです。果実味は強めのバランスで平坦気味だけど、酸と苦味がしっかりしているので、スイスイ、スイスイ飲んでしまいました。
2014.01.04
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本日のワインはポッジョ・アッレ・ガッツェ2010年、生産者はオルネライアです。オルネライアそのものはこの5~6年位、グラスでしか飲んでいません。その頃は、「インターナショナル」などと揶揄されていましたが、トスカーナのメルロとして独特の味わいだったと思うんですけどね。こちらは同ワイナリーのソーヴィニョン・ブラン100%、こちらも昔から考えるとびっくりする程の値上がりですが、まだ飲めます。さて、感想です。僅かにグレーがかったライトイエロー。グラスの中からは、花の香り、白桃やオレンジ、マンゴスチンやライチのようなトロピカル香、松脂のようなハーブ香も。口に含むと柑橘系の香り、ハチミツレモンや温州みかん、パイナップルや枇杷、それに白胡椒のようなスパイスにカカオ、バターの香り。ソーヴィニョン・ブランの割には重厚な飲み口で、こってりとした果実ジュースなのだが、酸味もまたしっかりしているのでとても良いバランスに仕上がっています。
2014.01.03
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本日のワインはカルミニャーノ・リゼルヴァ1995年、生産者はピアッジャです。カルミニャーノD.O.C.G.といえば、サンジョベーゼ主体には間違いないのでしょうが、今の規定で50%以上、カベルネ・ソーヴィニョンかフランで10~20%やらなんやら、カナイオーロがなんやら・・・と難しい。ましてや、この時代のヤツは何が何%なのか調べようとしたらできるかもしれんけど、ちょっとしんどいので止め、です。さて、感想です。茶色混じったガーネット色。グラスからは、土、インク、そしてほんのりとバラにちょっと青さも。口に含むと、プルーン、野生のザクロ、ちょっと血っぽいイメージです。バラのドライフラワー、朝露に濡れた草、グローブなどの東洋系のスパイス。タンニンは細かく溶け込み、酸は豊かでとても円やかになってきているが、わずかに参加したニュアンスも感じられます。余韻も長くて、とても美味しかった。好みから言えば、もうちょっとだけ早く飲んでいた方がよかったかな。でも、枯れた感じが好きな方はもうちょっと。
2013.12.30
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本日のワインは、ロゴノーヴォ2010年、生産者はロゴノーヴォです。畑はカステルジョコンドということで、バリバリのモンタルチーノ地域。しかも、売り文句では、かのルーチェの隣の畑。それなのにセパージュはサンジョヴェーゼ54%、メルロ24%、シラー8%、サグランティーノ7%、プティ・ヴェルド7%とのことです。サンジョベーゼは、グロッソなのかそうでないのかは不明。さて、感想です。濃厚な色合いの紅紫。グラスからはスミレの香りが漂ってきます。口に含むと、プルーンや黒すぐりな果実味がします。パンチのあるワインで、白・赤・黒のミックス胡椒、カカオやチョコレートやインクも明瞭に感じられます。パワーとエレガントさは感じますが、土っぽさはあまりなく、なんとなくモンタルチーノとは思えない造りとなっています。とはいえ、3千円しないワインとしてはとても飲み応えがあります。
2013.12.23
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本日のワインは、バルバレスコ・スアーニャ2010年、生産者はカッシーナ・ゲルチーナです。シリーズ、バルバレスコ安旨探索の巻きです。こちらのバルバレスコも1,680円位だったと思います。さて、感想です。色合いはダークガーネット、バルバレスコらしく透明感は高いです。グラスからはチョコレート、カカオ、セメダインに青い野菜。口に含むと、野生のグミやザクロ、干し葡萄など。果実味・酸・タンニンのバランスは結構好みですが、野菜を連想する青さとえぐみが若干感じられ、そのあたりに耐性のある方次第で美味しいワイン、ちょっとイマイチの評価が分かれるかも。まぁ、この価格だったらいいかな、と思います。
2013.12.19
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本日のワインは、ロッソ・ディ・モンタルチーノ2010年、生産者はマルケザート・デリ・アレラミーチです。サンジョベーゼ・グロッソ100%です。安旨?シリーズ、今回のチャレンジはギリギリ千円台のロッソ・ディ・モンタルチーノです。さて、感想です。香りは若々しいチェリーと杏などの赤系の果実。少し青いところもあるけど旨味もしっかりで、酸もキレイ。サンジョベーゼ・グロッソっぽい土っぽさはあまり感じないけど、1980円の価格は魅力的だと思います。
2013.12.15
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本日のワインはザ・カラカル2011年、生産者はニースリングスホフといいまして南アフリカ共和国の生産者です。りりた♀のお土産で、カラカルというのはアフリカに生息する「哺乳綱食肉目ネコ科カラカル属に分類されるネコ」です。エチケッタのハネてるやつですね。なぜ「ネコ」かというと、同生産者のシリーズに「ショートストーリー・コレクション」というラインナップがありまして、それがこのワイナリにまつわる逸話のひとつ(ワイナリの自然な生物圏への努力がこの美しいネコを戻らせた・・・)により命名されたからのようです。セパージュは、カベルネ・ソーヴィニョン、メルロ、マルベック、カベルネ・フランです。さて、感想です。非常に深く暗いルビー色。グラスからは、チョコレートやバラ、そしてハーブ香。そしてモロ、ブラックベリーやブラックカラントの果実味。かなり濃く厚みのある果実です。そしてまぁ、この年になるといい加減濃いワインが辛くなるんですが酸がとても円やかで、しかも妙に躍動感なんかがあり結構楽しめたワインとなりました。現地で1,600円位だったそうですが、3,000円クラスのおいしさは持っていたと思います。あと、この南アフリカのお土産は、スソもののソーヴィニョン、あと南アフリカの最貴品種ピノタージュがあります。楽しみ楽しみ。
2013.12.10
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本日のワインは窓辺クレーレ2012年、生産者は四恩醸造です。オレンジや赤は飲んだことがあったけど、こちらは初めてです。マスカット・ベリーA100%で醸造されています。さて、感想です。暗めのストロベリーカラー、オレンジがかっています。ん、グラスからは最初少し発酵臭がしましたが、すぐおとなしい花の香りに。口に含むとマラスキーノチェリーやフランボワーズをちょっと甘くしてきゅっと凝縮させたような味わい。凝縮といっても重さではなく、密度があるという方向です。セロリなどの青っぽさとトマトっぽい酸味もきれいで、どこか野菜を感じさせるとても飲みやすいワインでした。
2013.12.08
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本日のワインは、ワー・ドリームス(Were Dreams,now it is just wine!)2000年、生産者はイエルマンです。昔の名前は、Where the Dreams have no end.でした。96年からこの名前になりました。今では、"W.... Dreams ... ......"なのだとか。ドットの意味は不明なのですが、Where Dreams can happen.という説があるようです。セパージュはシャルドネ主体らしいですが、わずかな他の品種は極秘とされています。さて、感想です。明るめの黄金色。グラスからは、バナナや白桃なフルーティな香りがします。口に含むとやはり白桃、それからちょっと蜂蜜や杏、金柑の香りも。2000年とは思えない程若々しいです。アルコール感もしっかりあり、口の中で柔らかく揮発していく感じがします。かなり円やかな飲み口なので、そのあたりが熟成っぽいのかな。後味のラムネっぽい感じがすきですね。美味しいです。
2013.12.05
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本日のワインは、サンセール2011年、生産者はル・モン・フルリです。相変わらず、飲んだことのないサンセールを見たら購入せざるをえない、りりた♀。香りは、青りんご、梨、ちょっとコンポートしている感じかな。そしてはちみつレモン。軽やかさと華やかさを併せ持ったタイプのサンセールが好きなのだけど、これは普通のソーヴィニョンって感じがします。それはそれで美味しいんですけどね。価格が3千円しないので、しょうがないと思いますが。
2013.11.28
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本日ワインは、ロエロ・ロッケ・ダンプセイ2007年、生産者はマッテオ・コレッジャです。ピエモンテの生産者でも五本の指に入るほど好きな生産者で、裾ものでさえ美味しい、というか裾ものほどお買得な生産者の一人だと思います。ロエロ地区っていうとどちらかといえば白のアルネイスが有名ですが、彼女(オルネッラ夫人)のネッビオーロやバルベーラから作られる赤ワインはランゲ地方のそれに負けていない、と思います。さて、感想です。グラスからは、香草っぽい香りが漂ってきます。果実味はモロ、プルーンです。他には杏や柔らかな干しイチジクなど。ちょっと焦がしたようなニュアンスと果実味がうまくマッチングしています。果実味は強く感じるのだけどミネラル感もしっかりあり、何よりもとてもエレガントなワインだと思います。二日目以降はさらに厚みと複雑さが増してまさに芳醇って感じのワインでした。
2013.11.27
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本日は、獺祭 純米大吟醸 寒造早槽48です。蔵元は山口県の旭酒造さんで、このお酒を知ったのは劇場版ヱヴァンゲリヲンがきっかけ。ミサトさんの部屋に空き瓶がガッツリあったので話題になりましたよね。監督の庵野さんの地元が山口県で、この日本酒を好んで飲んでいるのだそうです。良く香るお酒ですね、抜栓するだけで一升瓶から匂いが奮い立ちます。思ったより甘口で、とがった感じはほとんどなくフルーティで円やかな感じが前面にでており、しかもフレッシュさをも感じられます。甘味とうま味が一体になっており、さらに香りの要素も加わり全体的な「調和」を感じます。甘口なので、どちらかというと食事と共に・・・ではなく単独で、しみじみ頂くのがよいと思います。
2013.11.17
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本日のワインは、ヴァルテッリーナ・スペリオーレ・コスタ・バッサ2010年、生産者は、サンドロ・ファイです。セパージュは、キアヴェンナスカ(=ネッビオーロ)100%です。透明感のあるガーネット色。グラスからは桑の実、チェリーなど。口に含むと黒果実や赤果実のミックスバスケット、他にはハーブや赤胡椒など。ヘビー過ぎず、薄すぎずちょうどバランスの取れた飲み飽きしない味わいです。アルコール感はしっかりありますがとても柔らかく円やか、エレガントな酒質です。お肉を用いた前菜から、赤ワイン煮込みまで対応可能だと思います。二千円台前半の価格はお買い得感があります。
2013.11.10
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本日のワインはキアンタリ・ネロ・ダーヴォラ2012年、生産者はヴェニエティ・ザブです。シチリアの生産者ですが、モンテプルチアーノダブルッツォ(アブルッツォ州)の大生産者ファルネーゼの経営となります。良くスーパーに同ワイナリーの「イル・パッソ」を見かけ一度買ったことがありますが、コスパのよいワインだった覚えがあります。さて、感想です。濃い紅紫色。グラスからはインクの香りが漂ってきます。果実味はまさにブルーベリー。そして、白胡椒に土っぽいニュアンスも持っています。初日はぺたっとした果実味なのですが、二日目以降は果実味以外の酸味・苦味が頭をもたげてきて立体感が増してきた感じです。温度はちょっと低めの方がよいかな。千円台半ばは価格相応だと思います。
2013.11.05
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