全698件 (698件中 51-100件目)
本日ワインは、アマローネ・デッラ・バルポリチェッラ2005年、生産者はラルコです。アマローネの巨匠クインタレッリの弟子、とのことですが、残念ながら比較を語れるまでクインタレッリを飲んでいません(涙)。セパージュはコルヴィーナ55%、ロンディネッラ35%、モリナーラ、クロアティーナとで10%です。新年1本目なのでちょっといいの、飲んでみました。さて感想です。全体的に茶色掛かったガーネット色。グラスからは濃縮されたチェリー、タラゴンの様な柔らかなハーブ香、甘草、ヴァニラ。口に含むと、熟したプルーンやレーズン、イチジクな果実味、そしてスパイスにハーブ、チョコレート、カフェラテ。少しの酸化を感じつつも、きっとず~っとこんな感じだろうな、と思わせられる柔らかくまろみのある酸、とことん熟して乾燥させた様な果実の濃縮感。兎に角、甘くて、柔らかくて・・・そしてフニッシュお苦みが心地よいです。。。あけまして、おめでとうございます。
2017.01.04
コメント(0)
本日のワインはメトード・クラッシコ・ブリュット2011年、生産者はパルッソです。とても好みなので、ちょっと高いけどついつい買ってしまうバローロ生産者が醸すシャンパーニュ方式のブリュット。セパージュはバローロ生産者らしく、ネッビオーロ100%。ブラン・ド・ノワールで一次発酵の後、(赤ワインの)果汁を混ぜてロゼにしているとのこと。さて、感想です。淡い色合いのサーモンピンク。泡はあまり、細やかではなくちょっと大味っぽい。対して果実味は複雑で、アンズ、ビワ、干しプラムにネーブル、マラスキーノチェリー、そして仄かな樽香。すっきりした酸も心地よく、なかなかに美味しかったです。メリークリスマス!
2016.12.25
コメント(0)
本日のワインはバルバレスコ・リゼルヴァ・リオソルド2011年、生産者はプロドゥットーリ・デル・バルバレスコ、バルバレスコ協同組合です。協同組合という事で沢山の生産者たち(HPでは50familiesと)を束ねているわけですが結果として、通常のバルバレスコ以外に「アジリ」「モンテフィーコ」「モンテステファノ」「ムンカゴータ」「オベッロ」「パイエ」「ポーラ」「ラバヤ」そしてこの「リオ・ソルド」の9つもの単一畑リゼルヴァを生み出しています。さて、感想です。透明度の高いけれど深い色合いのルビー色。グラスからは紫の花、インク、バニラ。口に含むとラズベリーやブルーベリー、イチジク等のフレッシュな赤黒ミックスの果実、甘草、スパイス、コーヒーラテの香りがここちよいです。リッチな構成でタンニンも非常に多く感じますが、それはとてもしっかりと熟れたものであるため、優しくシルキーな飲み口となっています。あと数年は寝かせた方がよいのでしょうが、今飲んでも十分に美味しくなってきていると思います。
2016.12.20
コメント(0)
本日のワインはモンテファルコ・ロッソ2009年、生産者はコルペトローネです。モンテファルコとはウンブリアはペルージャ県のコムーネのひとつで、サグランティーノという非常にタンニックな土着品種からの素晴らしい長熟ワインの生産地で知られています。昔ウンブリアを訪れた際、メールやFAXでコンタクトを取ろうとしたのですが、返事を頂けなかった(涙)ワイナリーです。セパージュはサンジョベーゼ70%、サグランティーノとメルロが各15%となります。さて、感想です。グラスからはチョコレートの甘い香り。口に含むとすこし枯葉っぽいニュアンスの後、ブラックベリーの様な黒い果実、インク、スパイス、そしてココア。若干ピークを過ぎた感じもしますが、サンジョベーゼっぽい酸はまだ健在です。たった15%しか含まれていないモンテファルコっぽい「がしっ」とした骨格とのバランスもよかったですし、余韻もそこそこ長く、ちびちびゆっくりと頂けました。
2016.12.04
コメント(0)
本日のワインは杜2015年、生産者は奥出雲ワイナリーです。セパージュは小公子100%。樽を効かせた同ワイナリーの「小公子(ワイン名)」に対し、こちらは樽を使っていません。同ワイナリーはこの小公子に対して、甘口のデザートワインやスパークリングも醸造しています。飲んでみたい・・・。さて、感想です。色合いはクリアな紅紫。グラスからはラズベリー等の赤果実、そしておしろい花の香り。口に含むとやはりラズベリーやブルーベリー、そしてチェリー等の赤い果実にブルーインク。「小公子」同様に濃さ(煮詰め感)はあるものの重さは控えめでなめらか、酸も山葡萄らしい主張はあるけれども突出しておらず、総じて小公子らしさは残しつつ、飲みやすく仕上がっています。
2016.11.27
コメント(2)
本日のワインは、パラフレーノ2001年、生産者はクエルチャベッラです。グレーヴェインキャンティにおいて、6種の赤ワインと唯一無二(トスカーナの中ではこれが一番好きです)の白ワイン「バタール」を造っています。このワインは2001年より発売されており、サンジョベーゼとメルロで構成されています。今はメルロ100%となっており、クエルチャベッラの中では、キャンティ・クラシコ、リゼルヴァ(共にサンジョベーゼ100%)以外では唯一の単一品種モノとなっています。さて、感想です。少しくすんだ色合いのダークルビー。グラスからはインク、紫の花とバニラ香。口に含むと、アンズ、ザクロなどの赤い果実香、そして枯葉と鉄さび、ミルクコーヒーの香り。柔らかなメルロの部分としっかりとした骨格を作っているサンジョベーゼがナイスバランスな印象です。それぞれの特徴が出ているので一体化ではなく噛み合っている、という感じでしょうか。単調ではないけれど複雑すぎない、わかりやすいワインかも。
2016.11.20
コメント(0)
本日のワインはサンセール・レ・ゼルス1997年、生産者はドメーヌ・ジットン・ペール・エ・フィスです。サンセールとプイイ・フュメを造っている生産者のようですが、NETを見るとリーズナブルな価格で古いビンテージを蔵出ししている生産者のようです。リッチなのかこだわり屋さんなのか、多分その両方なのでしょう。ソーヴィニョン・ブラン100%となります。さて、感想です。色合いは暗めの黄金色。グラスからは甘く香ばしい香りが漂ってきます。口に含むときんかん、レモネード等の柑橘、バターのようなリッチな風味のオイリーさも持っています。ふわっとした余韻が心地よいです。思ったよりも酸化や枯れた要素は感じられず、まだまだ十分楽しめるワインでした。
2016.11.15
コメント(0)
本日のワインはペルラート・デル・ボスコ・ロッソ2013年、生産者はトゥア・リータです。イタリア最高峰のメルロのひとつ、レディガフィで有名なワイナリーです。昔はセカンド的な立ち位置のワインでしたが、現在はサンジョベーゼ100%となっており、単体でスヴェレートのサンジョベーゼを表現するワイン造りがなされています。エッジは赤紫色、とても深いダークルビー色。グラスからはカカオや珈琲、そしてキャラメル香など強い樽の香りが立っています。口に含むとブラックベリーやブラックカラント、ダークチェリー等の黒い果実の熟れた甘い香りに満たされ、果実に良くも悪くもかなりなパワーを感じます。昨年度のもそうでしたが、樽香と相成ってかなりの厚化粧ぶりで、かなり評価が分かれる味わいではないでしょうか。りりた的には、サンジョベーゼの酸がとても元気なので、ぎりぎり大丈夫かな、と思っていますが・・・。いつの間にか、日本語サイトできていますね。さて、以下はスヴェレートの街中の画像です。とても可愛い街でした。
2016.11.05
コメント(0)
本日のワインはヴェネローゾ2011年、生産者はテヌータ・ディ・ギッツァーノです。トスカーナはピサ近郊の昔から頑張っているワイナリーで、サンジョベーゼと少しのカベルネソーヴィニョンがブレンドされるこちらのワインと、メルロ主体のナンブローは私にイタリアワインのすばらしさに覚めさせてくれたものの一つです。さて、感想です。深く暗い色合いのルビー色。グラスからはバニラ、カフェラテ、すみれの香り。口に含むとブラックカラント等の黒い果実に珈琲やカカオの樽香が素晴らしくいい感じに融合しています。すこし(混ざってないけど)メルロっぽい印象もあり、とてもエレガント。強めの樽香なのですが、負けていない果実の凝縮感はさすがで、酸もかなりしっかりしているのだけど、突き抜けてしまうことなくうまくコントロールされている印象です。価格も手ごろで、どちらかというとナンブローよりもコチラ押し。
2016.10.30
コメント(0)
本日のワインはサンクト ヴァレンティン ピノ ネロ2009年、生産者はサン・ミケーレ・アッピアーノです。アルト・アディジェ州の生産者ですが、個人所有のワイナリーではなく地域の生産者協同組合となります。イタリアの協同組合ではプロデュットーリ・デル・バルバレスコに代表されるよう、素晴らしい品質のワインを生産しているところも多いですが、こちらも高品質で有名なワイナリーとなります。さて、感想です。明るい、わずかに茶色かかったガーネット色。グラスからは、すみれ、そしてバラのポプリなどの香りが零れてきます。口に含むと野生のベリー、クランベリーやチェリー、プラムなどの赤い果実、そしてドライフラワー、ハーブ、バニラ香が口蓋を駆け巡ります。柔らかくエレガントなニュアンスはありつつも、酸としっかりとしたタンニンがこのワインを支えています。美味しいのだけど、5K円を超えるとコスパ的によくなくなってきます。(今回の購入は4K前半なのでGOOD!)
2016.10.23
コメント(0)
本日のワインはミアーニロッソ2007年、生産者はミアーニです。フリウリ随一のカルトワインの生産者、「ミアーニのないワイン人生など、もはや考えられるはずもない」とワイナート13号に掲載されで、有名になったのではないかと思います。セパージュはメルロ、と土着品種のレフォスコです。さて、感想です。非常に濃いルビー色。グラスからは珈琲のロースト香、そしてブルーベリーにインク。口に含むと、ブラックベリーやブラックカラント等、様々な黒果実、そして土のニュアンスと白コショウの香り。やはり黒果実の凝縮感は非常にあります。パワーは感じるのですが、複雑さという意味ではちょっと、です。まだまだ熟成のかけらも感じられませんが美味しく飲める状態になっていました。
2016.10.15
コメント(0)
本日のワインはキャンティ・クラシコ2012年、生産者はクエルチャベッラです。手に入れることができる限り、ほぼ毎年飲んでいる数少ないワインです。キャンティに関しては、ミクロなテロワールにこだわることなく、異なる(キャンティ・クラシコ)地域のブドウを最適にブレンドして安定した品質を保たせているようです。サンジョベーゼ95%、カベルネ・ソーヴィニョン5%。さて、感想です。暗い色合いのルビー色。グラスからは黒い果実とカフェな香り、口に含むと一転してチェリーやクランベリーなどの赤系果実のバスケット、そしてちょっとアニスのような東洋系のスパイスにピンクペッパー。ピュアでフルーティなイキイキとしたクエルチャベッラらしい果実味と(今年はより強く感じられる)伸びのある酸とそれを支える柔らかくもベースのしっかりしたタンニンが感じられます。相変わらずの、美味しさです。
2016.10.02
コメント(0)
本日のワインはヴィエリス・ソーヴィニョン2011年、生産者はおなじみ、ヴィエ・ディ・ロマンスです。ステンレス発酵(この年度)、樽熟成によるフランスクローンのソーヴィニョン・ブラン100%となります。ちなみに、同ワイナリーのピエーレ・ソーヴィニョンは、ステンレス発酵・熟成のイタリアのクローンのモノ、とのことです。さて、感想です。グレイ掛かったライトイエロー。グラスからはフィリピンマンゴー、ドラゴンフルーツ、なし、バニラ、そしてちょっぴりネコのおしっこ。口に含むと、先のトロピカルなフルーツ香に加え黄桃やネーブル、レモン、グレープフルーツ。ミネラルもしっかりで、出荷後3年経ってとてもよい感じにまとまっています。果実を頬張った時のブドウそのままの果実味、フレッシュなのだけど完熟している甘くて心地よい酸味をもつ果汁が、そのまま舌の上に感じられます。とても、おいしいです。やはりこの手は数年寝かした方がぐんと美味しくなりますね。
2016.09.24
コメント(0)
本日のワインはヴィノ・ロザート2015年、生産者はネッビオーロで素晴らしいワインを造っているモンキエロ・カルボーネです。ネッビオーロとバルベーラ(共に50%)で醸されています。さて、感想です。サーモンピンクっぽくゴールドの色合いも。香はブラッドオレンジ、口に含むとチェリー、枇杷などフルーティ。ドライなんだけど少し甘みを感じる味わい。温度が高めでも低めでもそれぞれの良さが出てきて、レンジの広い料理に合わせる事が出来る味わいだと思います。
2016.09.11
コメント(0)
本日のワインは、セメ・メルロー2008年、生産者はテルチッチ・マティアズです。白ワインの生産が殆どではありますが、赤ワインでは唯一メルローをのみ生産しています。こちらは、優良年のみのクリュ・メルローとなります。(今迄で03、08、11年のみ)さて、感想です。深い色合いのルビー色。グラスからはプルーン、バニラなとても心地よい香りが漂ってきています。口に含むとブラックカラント等の黒果実、珈琲、ラテ、チョコレート。落ち着きつつも深みのある果実香はタンニンに対して十分な強さをもっていますが、バランス的に若干酸は弱めに感じます。しかしながら、メルローの官能的な部分しっかり持っており、昔の(最近のは高価すぎて飲んでないので・・・)マセトーっぽいニュアンスを持っているのは、とてもりりた的に嬉しいです。
2016.09.04
コメント(0)
本日のワインは、カッシェロ・デル・ディアブロ・レゼルヴァ・プリバダ・カベルネソーヴィニョン2014年です。生産者はチリの最大のワインメーカーであるコンチャ・イ・トロです。チリワインを世界レベルに引き上げたドン・メルチョーが有名ですが、日本ではそれ以上にサンライズや箱ワインのフロンテーラが有名ですね。こちらはミドルレンジの悪魔の蔵シリーズの最上位モノです。カベルネと少しだけシラーが使われているようです。さて、感想です。非常に濃いルビー色、エッジは紅紫です。グラスからはバニラとインクとハーブ香。口に含むと、ブラックベリーは干しプルーン等の黒果実、タラゴンのようなすっと来る柔らかいハーブと強いスパイス、そしてカカオや深煎り珈琲の濃厚な香りが満開です。最初の飲み口は赤果実系?のようなフレッシュな酸を感じますが、しばらくしてどーんと厚みのある黒系果実とタンニンで口蓋が覆われます。ちょうどその境目からミドルにかけての味わいが良い感じにバランスが取れています。ただ、その前後の粗荒しさは単独で頂くには少しつらい。ロースト系の肉料理にぜひ。
2016.08.29
コメント(0)
本日のワインはバローロ・キナートNV、生産者はロアーニャです。ピエモンテの伝統的なバローロ生産者です。バローロ・キナートは、バローロにハーブを漬け込んだネッビオーロのグラッパをブレンドした食後酒(リキュール)です。全体的に茶色がかった&明るさをもったガーネット色。すっとしたハーブ、少しワインそのものの熟成によるドライハーブとダークチョコレートな香りがグラスから香ってきます。口に含むとバローロそのものに全く引けを取らない黒い果実の深みと心地よい酸味。そして、個別には甘草やタラゴン位しかわかりませんが、とにかく複雑さを持ちつつもその完成されたバランスが素晴らしいハーブ香(と熟成のポプリ香)を感じます。これらをベストな糖度とアルコール感でまとめ上げている、その構成力はただただ感動するのみ・・・です。夜、寝る前にきゅっとひっかけるととても心地良いです。
2016.08.21
コメント(0)
本日のワインは、ラ・モネッラ2014年、生産者はブライダです。バルベーラ造りの雄ブライダの醸すこのワインは、バルベーラ100%のフリッツァンテ(微発砲)となります。濃い色合いのルビー色。香りは赤い小さな果実系でとてもフレッシュなニュアンスがあり、ジューシーで飲みやすいです。ワインとしての複雑さは無いのですが、そんなに強くない泡ですが、口の中でシュワシュワっと心地よく弾けるため、飽きずに飲み続けられます。今回は焼肉のお供として開けたのですが、その泡がお肉の脂をリフレッシュしてくれますし、低価格なランブルスコと比べても、お肉の味わいに負けない十分な果実味を持っているため、脂分の多いお肉料理にぜひおすすめです。
2016.08.14
コメント(0)
本日は日本酒。獺祭 寒造早槽48 しぼりたて生です。獺祭を醸している旭酒造さんは年中通じてお酒の生産はできるようですが、この新酒は冬にしか造っていないようですね。で、そんな新酒を今頃なぜ?ということですが、単に飲み忘れです。複雑味というのか雑味(いい意味で)が感じられるため、かなりお酒に厚みを感じます。フルーティで華やかで、ちょいヘビィですがクリーンさも持ち合わせている、美味しいです。キンと冷やしていただく日本の昼下がり。ええなぁ。さて、なぜ飲み忘れるかというと、希少品をウリにしたくないという蔵の姿勢を受けてか、最近ではかなり増産(年中生産)されているようで、その恩恵をうけてセラーに大抵数種類を確保できていたため、です。美味しくて、消費者のニーズをきちんと叶えてくれる事はとてもありがたいことだと思います。
2016.08.07
コメント(0)
本日のワインはロッソ・デル・コンテ2011年、生産者はタスカ・ダルメリータです。シチリア州の老舗で、今ではかなり多種多様なワインを生産しているようです。普通の酒販店で売ってませんので、随分とご無沙汰していました。ネロダーヴォラ主体のようですが、その他のデータは公開されていません。さて、感想です。深く濃いルビー色、エッジは赤紫色の濃い目のグラデーション。グラスからの香りは絵具やココア、ブラックベリー。口に含むとやはりブラックベリーや干しプルーン等の押しの強い黒い果実、そしてスモーキーで、珈琲やエスプレッソの強い香り。酸味はしっかりありますが、それ以上にジャミーの半歩手前な強い果実感により、飲み進めていくうちに少し疲れてくる感じがして残念です。数年前に飲んだ2004年も90年代のそれと比べて重くなった気がしましたが、更にその要素が増している気がします。また、少し飲むのが早すぎたのかな。
2016.08.03
コメント(0)
本日のワインはヴィエ・ディ・ロマンス・シャルドネ2011年、生産者はそのままヴィエ・ディ・ロマンスです。コチラにはチャンパニス・ヴィエリス・シャルドネというステンレス熟成のものがありますが、こちらはオーク樽熟成となります。記憶に間違いなければ、ステンレス熟成か樽熟成かは畑により分けられており、こちらは樽熟専用のヴィエ・ディ・ロマンスという単一畑のものとなります。さて、感想です。グレーがかったイエロー色。グラスからは白桃や杏の香り。口に含むとトロピカル全開なパイナップル、ネーブル、枇杷、オレンジの果実。熟したリンゴの蜜のような甘さがあります。ミネラルもしっかりのまま、熟成により粘度や酸の円やかさが増してきており、とても良い飲み頃に達しつつあるのではないでしょうか。
2016.07.24
コメント(0)
本日のワインはセッラ・デッラ・コンテッサ2004年、生産者はベナンティです。シチリアの生産者でエトナワインを今の地位に引き上げた功労者ワイナリーの一つです。こちらのワインは樹齢約100年のネレッロ・マスカレーゼとネレッロ・カプッチョという事で、一部はピエ・フランコということでプレ・フィロキセラという事になります。さて、感想です。深いガーネット色でエッジは僅かに茶色がかっています。グラスからは絵の具やバニラの香りが漂ってきますが、若干平坦に思えます。口に含むと熟しきった又はコンポートしたプルーン、ブラックベリー等のやはり熟れた黒系果実の香りです。他にハーブ、土っぽさ、僅かに錆、そして枯葉のような熟成ニュアンスが感じられますが、酸はまだ十分に豊かで、最初の果実のうま味からフィニッシュの僅かな苦みに向けて、いい感じに収束していきます。7年位前に同じようなヴィンテージを飲んで、シチリアでパワーがありつつもこんなエレガントなワインがあるなんて、と感動した覚えがあって購入していました。久々に飲んで、エレガントではあるのだけど、随分おとなしくなったのかな、の印象でした。
2016.07.18
コメント(0)
本日のワインはサンセール・レ・バロンヌ2013年、生産者はアンリ・ブルジョワです。ロワールのトップ生産者のひとつでサンセールの盟主、かな。ソーヴィニョン・ブラン100%です。価格は4K弱しましたが、スクリューキャップなのが面白いです。さて、感想です。グラスからはサンセールらしい少し青っぽい香り。口に含むと生のグレープフルーツが中心。他にレモネード、青りんごなど。フレッシュ&フルーティ、かつミネラリーな味わいは、魚介料理に加え、少し淡泊系なお肉に関しても十分対応可能です。アンリ・ブルジョワの中では中級クラスでありますが、例えば上級ダンタンに対して骨格と複雑味に関して比ぶるべくもありませんが、サンセールらしさとフレッシュ系なフルーティさ、とっつき易さではこちらに軍配だと思います。
2016.07.10
コメント(0)
本日のワインはロッソ・ディ・モンタルチーノ2009年、生産者はサルヴィオーニです。超有名で生産数が少なくて、ひっぱりだこな生産者です。この2009年は比較的ロッソの生産数が多かった(約10,000本)との事で、我が家にやってきてました。そろそろ、良いかな?と開栓。さて、感想です。グラスからは、ちょっとビオっぽいニュアンスの発酵したイチゴ、インク、そしてロースト香。口に含むと、クランベリーやアセロラのような赤い小さな木の実。フレッシュさとコンポート的な熟熟感が同居しています。他に、土っぽさ、スパイスに白胡椒。酸は柔らかく、タンニンもまた滑らかになってきていますが、ぎっしり敷き詰められている感もあります。旨みもしっかりあり、美味しかったですが・・・。なんか、白い浮遊物がびっしり浮いていて、ちょっと気持ち悪かった。なんやかんやで長くワインを飲んでいますが、こんなのは初めて。茶漉しで、こしていただきましたが・・・。澱の類だと思うけど、何なのかな。
2016.07.03
コメント(0)
日のワインはバタール2002年、生産者はクエルチャベッラです。セパージュはシャルドネ50%、ピノ・ビアンコ50%です。シャルドネをブレンドした92年からバタール(Batard)と名乗っていたのですが、フランス(バタール・モンラッシェと類似)からの要請でバタール(Batar)となったのは有名な話、なのかな。さて、感想です。暗めの黄金色。グラスからは白い花と共にヴィンサントのような少し酸化した香りが漂ってきます。口に含むと、レモネード、ミカン、はちみつ、金柑の果実味、オイリーでとろ~りとしていますが、とても飲み口が滑らかで緻密。果実味も十分で余韻も長かったですが、やはりちょっとピークを過ぎた感は否めないです。でも、十分満足できました。
2016.06.26
コメント(0)
本日のワインはリボッラジャッラ・リゼルヴァ・イヴァーナ1997年、生産者はラディコン。ラディコンは、イタリアワイン好きならほぼ誰もが知っているフリウリの自然派生産者です。ちょっと記念日ワインです。もう1脚しか残っていないラディコングラスを引っ張りだしてきて、飲んでみました。さて、感想です。ダークな色合いのオレンジ、柿や金柑の煮詰めたような色合い。グラスからはマンゴーや桜桃が香ってきますが、開けたての酸化香はお約束ですね。口に含むと、やはりマンゴー、みかん、フレッシュ&ちょっとシロップで煮詰めた金柑、枇杷、干しアプリコット等、色々な果実香がします。他に鉄分やスパイス、しっかりとしたミネラルも。果皮を漬け込んだロゼのような作り方をしているのかしっかりとタンニンを感じますが、やはり19年も経っているとは思えないほど果実味が豊かなのが素晴らしいです。ノンフィルターということで複雑味も旨みも十分ありました。いい状態で良かった!裏エチケッタ
2016.06.19
コメント(0)
本日のワインはロッソ・ディ・モンテプルチアーノ2005年、生産者はファネッティ。WEBで色々と調べてみると、ヴィーノ・ノービレ・ディ・モンテプルチアーノがD.O.C.になる前に彼らのワインのみがこの名前を名乗っていたとか。セパージュはプルニョーロ・ジェンティーレ主体、カナイオーロ等です。とても暗いダークガーネットですが、エッジはわずかに焼けたレンガ色となっています。果実味はブラックベリーや野生のブルーベリーチェリーのような赤い果実が中心です。他にはホワイトペッパー、土にミネラル、ダークチョコレートなどなど。モンタルチーノのような土のニュアンスと、キャンティの血のニュアンスが微妙に入り混じっています。サンジョベーゼの血統を持つ酸味と、しっかりながらもちょっと朗らかさを持つタンニンも面白いです。
2016.06.12
コメント(0)
一度に色々なワインが飲めそうだ、ということで豊洲へ。ペアチケット4,000円を購入し、グラスふたつとチケット40枚を手に会場へ。まずは、知り合いが毎年一升瓶をケースで買いに行く、と聞いていた蒼龍ワインさんへ。グラン蒼龍ロゼを頂きました。きりりと冷やしてくれているので甘味は強く感じません。食事に合わせやすいニュートラルなロゼでした。サントリーさんのブース。冬に限定発売された登美の丘ロゼ2014があったので、頂きました。先のロゼと異なりふくよかかつしっかりしたタンニンをも感じられる、なかなか力強いロゼでした。サントネージュ・エクセラント・かみのやま奈良崎畑収穫メルロ2013。最初はなんでこんなに樽を効かせるの?と思う程「木」の要素が強く感じられましたが、落ち着いて飲んでみるとやはりそこそこに桑の実が中心の果実に力があるように思えます。本日のお気に入りの一つ。秋田のワイナリーこのはなさんで小公子100%のワインが出展されていたので試飲。鴇(ときと)というワインで収穫した地区の名前のようです。濃密さと共にとにかく野生の果実っぽい酸味がとても強く、でもそれが特徴的で面白かったです。巨峰のスパークリングということで試飲。あまり巨峰さは感じませんでしたが、すっきりいただけました。次にココ・ファームさんの陽はまた昇る2013。めずらしい南西フランスの品種である「タナ」を主体としたワインです。黒果実のふくよかな味わいで、ちょっと日本のワインとは趣の違う面白さがありました。越後メルロー2012、魚沼市産メルロー種100%です。落ち着いた味わいで食事とも合わせやすいかな、と思いましたが、メルロらしいか?と言われると少しハテナ。りりたがイタリアのメルロに慣れすぎなのもあるでしょう。穂坂甲州セレクテッドヴィンヤーズ2013。しっかりしたミネラルとフレッシュさは感じますが、だいぶ酔ってきたのでしょう、甲州らしい繊細さはあまり感じられませんでした。次は、津軽ピノ・ノワール2014ブラン・ド・ノワール、とサントリーさん。さわやかな酸味の中にピノノワールのしっかりとした骨格が感じられ、良かったです。新潟県のフェルミエ・ワイナリーのメルロ2014です。ベリーAとカベルネ・フランも入っているとのこと。ルミエールさんのテンプラニーリョ。日本でテンプラニーリョつくっているですね、と面白そうで試飲。ところが飲んでびっくり。美味しい!「日本らしい」は別にして熟した黒果実の厚みと味わいの複雑さは、本日頂いた赤ワインの中ではトップでした。エチケッタに惹かれて試飲。栃木のCfaバックヤードワイナリー。Cfaとはケッペンの気候区分で、温暖湿潤気候とのこと。日本にあったワインを作っていこう!な感じなのでしょう。こちらのベーリーAは柔らかく軽やかでフレッシュなイメージでした。最後に訪れたのがこちらのワイナリー、ベーリーA専門のドメーヌ・ヒデさんです。「しろしろ」と呼ばれるブラン・ド・ノワールで、アメリカン樽とフレンチ樽があります。フレンチ樽を頂きましたが、本日の白ワインの中で果実味と旨みは一番でした。チケット追加購入し、結構なボリュームを飲み、しっかり酔っ払いました。でも、とても素晴らしいワインにも出会えたし、満足の一日となりました。帰りは、隣駅の月島でちゃっかり人生初もんじゃを体験しました(笑)
2016.06.07
コメント(2)
本日のワインはキャンティ・クラシコ2013年、生産者はサン・ファビアーノ・カルチナイアです。カステリーナ・イン・キャンティの生産者でベースワインである今回のキャンティ・クラシコの他にリゼルヴァ、グラン・セレツィオーネと3種類のキャンティ・クラシコを生産しています。また、スーパータスカンのチェルビオーロも素晴らしいワインです。さて、感想です。深いダークルビー色。グラスからはインクやヴァニラ香。口に含むとくわの実や生のプルーン、ブラックチェリーなどの果実味が溢れています。わずかに感じられる血の滴るレアステーキのような鉄分がキャンティらしいです。フルーティでジューシー、且つしっかりしたタンニンと酸味、加えて「旨み」がはっきりと感じられ、このワインを嫌いなワインラバーはいないのでは?と思わせられます。リーズナブルかつ、とても美味しいです。
2016.05.29
コメント(0)
本日のワインはレガレアリ・ロッソ2012年、生産者はタスカ・ダルメリータです。輸入元のエトリヴァンさんは業務用卸さんなので、あまり飲む機会のないワイナリーの一つです。リストランテあっての、というエトリヴァンさんの考え方はすごく理解できるし逆にスジが通ってて応援したい位なのですが、単純にそのワイナリーのファンなんです、飲みたいなぁと思うときに飲めないのはちょっと辛いですね。そんな人向けにWEB販売してほしいなぁ・・・と思います。さて、感想です。紅紫がかった深いルビー色。香りはアセロラ、野生のイチゴ、生のプルーンとフルーティで華やかなニュアンス全開です。個人的にはちょっと重めでジャミーなイメージを持つネロダーヴォラ主体なのですが、酸が明るくてシチリアの太陽を連想させられ、くいっくいっと美味しく飲んでしまいます!リゼルヴァ・デル・コンテ、飲みたいなぁ。
2016.05.22
コメント(0)
本日のワインはイス・ソリナス2012年、生産者はサルディーニャ州の雄アルジオラスです。セパージュはカリニャーノ95%、ボヴァレサルド5%となります。カリニャーノ=スペインや南仏でいうカリニャンとなります。こちらのフラッグシップであるトゥーリガはカンノナウ=グルナッシュ主体ということで、サルディーニャは位置的にもワイン的にも南仏の影響を受けているようです。さて、感想です。エッジは赤紫でかなり若々しい色合いです。グラスからは墨汁やスパイス、ハーブなどちょっとカリニャン的な香りを持っています。口に含むとブラックベリーや桑の実などの生やちょっと煮詰めた黒系果実に加えて、やはり胡椒やインク、墨汁系、たばこ等の香り。厚みはありますが、若干エレガントさに欠けるかな。その割には、後味は酸が活きてフレッシュさやきっちりタンニンが〆ているのでさっぱり感もあるのだけれど。ラグー系のパスタなどの相性は抜群だと思いますが、魚なら赤い魚のバターソテーにも合うと思います。
2016.05.15
コメント(0)
本日のワインはヴィエリス・ソーヴィニョン2008年、生産者はヴィエ・ディ・ロマンスです。フランスのクローンを使ったヴィエリス畑のみ。低温抽出の後アルコール発酵のみを実施し、澱と共に樽熟成8か月、瓶熟成8か月以上の後出荷されます。現在は全てのワインでステンレスタンク発酵していますが、この頃のヴィエリスはまだ樽発酵との事です。ソーヴィニョン・ブラン100%となります。グレーかかった、ちょっと沈んだ色合いのイエロー。グラスからはグレープフルーツやライチの香りが漂ってきます。口に含むと、フレッシュなパイナップル、ラ・フランス、白桃、後味にタンジェリン等の果実味にハーブ香。樽香はオーケストラの中のフルートのように柔らかく縁の下を支えている感じがします。水っぽい、という意味でなくクリーンなすっきりさを持っており、雑味が感じられず、良いところだけ凝縮しているというかリリース後6年?かけて余計なものが削ぎ落とされている感じがします。りりたの好み的には完ぺきなソーヴィニョン、びっくりする位に美味しかったです。
2016.05.09
コメント(0)
本日のワインはロゼ2014年、生産者はプラネタです。ご存知シチリアを代表するワイナリーの一つです。これからだんだんと気温が上昇するに従って、我が家では赤ワインに代わって(ちょっとだけ)需要が高まる「ロゼ」ワインです。セパージュはネロ・ダーヴォラとシラーが半分ずつとなります。さて、感想です。グレー掛かった薄めのオレンジ色。なんとなくちょっと前に和菓子屋さんの店頭を賑わしていた桜餅の色合いのような・・・。果実味はチェリー、そして杏かな。フルーティでフレッシュでミネラリー。キンキン冷やしていただいたのですが、全く飲み疲れせずあっという間に無くなってしまいました。そういう意味からも花見ワインにぴったり?かもしれません。
2016.04.29
コメント(2)
本日のワインはフルーリー・ウルティム2005年、生産者はイヴォン・メトラです。フルーリーはクリュ・ボージョレーの一つだそうです。ボージョレーでもクリュはちゃんと熟成する、と聞いたので試しにセラーに放置していました。ガメイ100%です。さて、感想です。深みのあるガーネット色。少しくすんだ色合いは細やかな澱が舞っているのでしょうか。グラスからは薬草のようなハーブ香、少しのヨード。グラスからは、さくらんぼ、クランベリー、ブルーベリーの小さな赤い果実。良い意味での瑞々しさを持っており、赤い果実のエキスが溢れています。ミネラル感も良い感じです。美味しいですが、感動する程ではありません。また課題の熟成においても、色々な要素が落ち着いているな、と感じる以外に熟成がどのようにこのワインに作用しているのか、あまり分かりませんでした。なかなか、テイスティングスキルもうまくなりませんね~。
2016.04.24
コメント(0)
本日のワインはドポ・テアトロ2001年、生産者はサリクッティです。ブルネッロの生産者による国際品種ワインで、この年のセパージュはカベルネ・ソーヴィニョン90%、カナイオーロ5%、サンジョベーゼ5%です。2006年からはサンジョベーゼが入っておらず、カナイオーロ10%のワインとなっています。さて、感想です。エッジには茶色が見え隠れするダークガーネット色。透明感は高いです。レーズンやカシス、オレンジ等のドライフルーツの果実味、コーラ飴やジンジャーのニュアンスが面白い。黒コショウのスパイシーさ、ミネラル、そしてあまり強くないカカオ・チョコレート等のブケは、ほどほど感が丁度良いです。また、飲み続けるうちに様々な果実がコンポートのような凝縮感が増してきました。今飲んでおいてよかったかな、と思います。輸入元、ニシノ酒店さんです。
2016.04.13
コメント(0)
本日のワインはレ・ペルゴーレ・トルテ2007年、生産者はモンテヴェルティーネです。サンジョベーゼ100%です。年度末、ばたばたしていたので久しぶりの更新となってしまいました。飲んでいるんですけどね。さて、感想です。落ち着いた色合いのルビーレッド。グラスからはスミレの花、ザクロ、ブルーベリー、チェリー、フランボワーズのコンポート。赤い果実の素晴らしい香り。雨上がりの湿った木、カフェラテ。フレッシュかつ旨みがあります。あまり強く樽を効かせておらず、果実とタンニン、酸のサンジョベーゼにおける黄金比率をもって長くきれいに収束していく感じです。こりゃ美味しいわ。
2016.04.07
コメント(0)
本日のワインはコメータ2010年です。シチリア州のワイナリー、セパージュはフィアーノ100%となります。さて、感想です。輝く黄金色。グラスからは甘い香りと木からもいだレモン等の柑橘系の香がします。口に含むとビワや杏、オレンジのマーマレード、レモンピールの果実味、あとはデイル、白胡椒など。若干の熟成にて落ち着いた分、トロピカルな要素が控えめになった感じがします。全体的に前の印象(2013.05)よりおとなしめです。これも、随分前・・・。プラネタのメンフィにあるウルモワイナリーです。こちらのワイナリーに行く途中、あまりにも道が悪かったので、石跳ねてタイヤがバースト。ホイールカバーがブドウの木の上に飛んで行ってました。(笑)この時にワイナリーでいただいたコメータ、そしてその後食事でいただいたポルトパーロのダ・ヴィットーリオでのコメータ2003が忘れられない美味しさだったです。
2016.03.27
コメント(0)
本日はバルベーラ・ダスティ・ブリッコ・デル・ウッチェローネ1992年、生産者はブライダです。ピエモンテ州のアスティ県、ロッケッタ・ターナロと呼ばれる村にあるバルベーラのスペシャリストです。当然、バルベーラ100%です。現在はD.O.C.G.認定されていますが、このころはテーブルワイン(V.d.T.)だったようです。さて感想です。深い色合いですが透明度の高いガーネット色、エッジは薄めのレンガ色がかってきています。グラスからは、ほこほことした土や枯葉、バターソテーしたマッシュルームなどのブケが漂ってきます。いい熟成してますね~。口に含んでも感じられる要素は香りと同じです。果実味は柿、オレンジ、干し杏など、それらがドライハーブとバニラの柔らかなニュアンスに包まれています。正直ピークは過ぎていますが、果実味はちゃんと楽しめますし、熟成香がそれをきちんと補っています。酸も柔らかくも不足なしで美味しかったです。ブライダ訪問は2002年。遠い目・・・。雨が降っていたので畑見学はなかったです。ラファエッラ女史はバルベーラの話となると止まらない・・・。試飲アイテムは、ブリッコデルウッチェローネ、イル・バチャーレ、イル・フィオーレでした。この後、ラファエッラさんにイ・ボローニャを予約していただきました。ありがとうございました。もちろん、イ・ボローニャでいただいたのも、ブリッコデルウッチェローネです。
2016.03.21
コメント(0)
本日は九平次・彼の地2014です。最近は晩酌に日本酒を頂く機会が増えました。山田錦を精米歩合40%まで磨いた純米大吟醸です。購入は、某自衛隊アニメの影響ではありません(笑)。さて感想です。香りは梨、ラ・フランス、グレープフルーツかな。ほんの僅かに残る苦味が、米の甘味と旨味を際立たせているように感じられます。とはいえ、「別誂」程の押しの強さはなくとてもエレガントで、こちらの方が好みです。裏のラベルにワイン用のグラスでとありますが、あまりグラスが大きいと苦味が経つのでほどほどの大きさのグラスで。
2016.03.14
コメント(0)
本日のワインはキャンティ・クラシコ2013年、生産者はクエルチャベッラです。サンジョベーゼ100%となります。グレーヴェ・イン・キアンティの近隣、高い丘の上にありイル・カルボナイオーネのポッジォ・スカレッティのすぐ近くです。しかし、畑はガイオーレ・イン・キアンティ、パンツァーノ・イン・キアンティ、ラダ・イン・キアンティなど色々なクラシコ地域のものが混醸されているそうです。濃い色合いのガーネット色。グラスからはスミレの花とモカの甘い香り。口に含むとプルーンやチェリーのスタンダードなキャンティらしい果実香がします。他にスパイスや鉄、ハーブにシガー。フレッシュでピュア(ちょいビオ)な果実味も強すぎず、酸も立ちすぎず、タンニンも固すぎない。ある意味、華がないとも言えますが、このしみじみとした安心できる飲み疲れない味わいは、流石にクエルチャベッラですね。以下、2014.07バタールの素。グレーヴェ・イン・キアンティの畑テイスティングルーム。テイスティングはモングラーナ(マレンマ地区のサンジョベーゼ、メルロ、カベルネ・ソーヴィニョン)に始まり、キャンティ・クラシコ。そして、トゥルピーノ(カベルネフラン・シラー・メルロ)、カマルティーナ(カベルネソーヴィニョン・サンジョベーゼ)、パラフレーノ(メルロ)となり、最後に白のバタール(シャルドネ・ピノビアンコ)で〆られます。
2016.02.27
コメント(0)
本日のワインは、ロッソ・ディ・ノートリ2013年、生産者はトゥア・リータです。千円台前半から半ばで推移していたころ、よく普段用に買っていたワインですが、最近では2千円を切ることが無いため暫く買っていませんでした。サンジョヴェーゼ50%、カベルネ・ソーヴィニヨン&メルロ&シラー50%です。ダークルビー。グラスからはタラゴンやディル等のハーブ香やインク。口に含むと熟れた柘榴や赤スグリ等の果実味。目立つのがココアやチョコレートなどのロースト感強めの樽香です。チャーミングな赤の小果実な酸味があり、全体としてはバランスが保たれているとはいえ、強い樽香と(厚みはあるものの)すこし平坦な果実の甘味が、全体的な印象で安っぽく感じさせている様に思えます。千円台ならいざ知らず2千円を超えると、ちょっとコスパ的に低く感じてしまいました。残念ならがこのワインの感想はこんなでしたが、大好きなワイナリーです。以下2014.7ステファノ・フラスコッラさんに案内して頂きました。テイスティングは、このロッソ・ディ・ノートリ、ペルラート・デル・ボスコ・ビアンコとロッソ、ジュスト・ディ・ノートリ、シラー、レディガフィ、グラッパ・ディ・レディガフィとフルラインナップ。グラッパ・ディ・レディガフィ、めちゃ旨です。
2016.02.20
コメント(0)
本日のワインはエトナロッソ2014年、生産者はテッレ・ネッレです。一時バローロボーイズで有名になったプロデューサー?マルク・デ・グラツィアさんのワイナリーのようです。セパージュはネレッロ・マスカレーゼ95%、ネレッロ・カプッチョ5%となります。5年~50年までもの樹齢のものがブレンドされているようです。さて、感想です。透明感のあるダークチェリー色。グラスからは白粉花や沈丁花等を感じさせる草花やハーブの香りがします。口に含むと、ライチ、木苺、生の桑の実やザクロなどの小さな赤い果実が中心です。他にもハーブは白胡椒や鉄、ミネラル感なども感じられ、特に灰っぽさも相まってエトナロッソらしさが感じられるワインとなっています。
2016.02.07
コメント(0)
本日のワインはグリダルベルト2010年、生産者はテヌータ・サン・グイドです。かの有名なサッシカイアの弟分的なワインで、セパージュはカベルネソーヴィニョン60%、メルロ40%です。(サッシカイアはカベルネソーヴィニョン&カベルネフラン)大変深い色合いのダークガーネット。グラスからは青みのあるハーブなカベルネ香が漂ってきます。口に含むと、ブラックカラント、ライチやプラム等の赤い果実がミックスされた果実。ハーブはデイルやタラゴン、しっかりとしたスパイスにヴァニラ香が溶け込んでいます。メルロが混醸されている影響か、サッシカイアより柔らかなニュアンスに仕上げられており、サッシカイアのセカンドとして飲むと少し軽さや明るさににより、違和感を感じるかもしれません。カベルネソーヴィニョンでサッシカイアのプチ・ニュアンス(ほんとにちょっとだけだと思う)を楽しみながらも、重厚感よりもボルゲリの陽光を感じる、今飲んで美味しいワインに仕上がっています。
2016.02.01
コメント(0)
本日のワインはキャンティ・クラシコ・リゼルヴァ2010年、生産者はラモーレ・ディ・ラモーレです。グレーヴェインキャンティにあるワイナリーで、赤ワインとしては2種のCC、CCR、GSとキャンティ・クラシコに特化したワイナリーとなります。このワインのセパージュはサンジョベーゼ主体、カナイオーロです。濃い色合いのダークガーネット。グラスからはキャンティらしいスミレの香り。他の果実味としては、チェリー、ワイルドベリー、レーズン、オレンジの香りでしょうか。フレッシュでありながら、全体的に円やか。酸も突出しすぎずタンニンも柔らかくこなれており、加えて一部のキャンティクラシコにあるえぐみ(ここがいい)も少ないため、とてもとっつき易いキャンティだと思います。
2016.01.24
コメント(0)
本日のワインはサグランティーノ・ディ・モンテファルコ2004年、生産者はミルツィアーデ・アンターノです。モンテファルコの隣の町ベバーニャにおいて伝統的方法でサグランティーノを醸しています。さて、感想です。濃く深い色合いのルビー色。グラスからはバニラ、口に含むとプラム、熟したプルーン、杏、白胡椒等のスパイスそしてカカオ、芳ばしいパンの香りもします。イチジクを感じさせる甘味のある果実感。タンニンは細やかに熟れてきており、密度を保ったまま柔らかな飲み口となります。酸がまたしなやかなのでクリアな酒質の一面をも持っています。随分前に4K円位で購入したと思いますが、価格以上の価値がこれから丁度出てくるのでは。モンテファルコのセッコとパッシートを使ったニョッキ、美味しかったなぁ。(遠い目・・・)
2016.01.17
コメント(0)
本日のワインは、ヴォーヌ・ロマネVV2005年、生産者はドメーヌ・ビゾです。皆様、遅ればせながらあけましておめでとうございます。先日、明治神宮にお参りに行った時に、ブルゴーニュの生産者たちが樽を奉納しているのをみて、それで新年早々ワインはこちらに決めました。ピノ・ノワール100%です。さて、感想です。暗い色合いながらも透明度の高いガーネット色。グラスKらはヨード香、グミのちょっと癖のある香り。ビオっぽさも。口に含むと野イチゴやチェリーのコンポート、柘榴、少し洋梨なフレッシュかつ鮮烈な香り。細かく挽かれたスパイスが熟しかけていて出汁っぽい旨味を醸し出しています。酸がかなり強い割には緻密、かつ滑らかな飲み口なのでするっと口に入ります。たまにはブルゴーニュもいいですね。ロマネコンティのプレートがありませんでした???
2016.01.12
コメント(1)
本日のワインは無濾過山形デラウェア白辛口2015年、生産者は朝日町ワインです。え~と、ジャケ買いです(笑)。原画は東北芸術工科大学、総合美術コースの高橋衿幌さんの「ワインの妖精さんがあなたに優しい気持ちをおすそ分け。」です。気持ちと言えど、おすそ分けは是非いただきます。据え膳喰わぬはなんとやら・・・です。味わいはデラウェアそのまま、ストレートな果実味を感じます。口に含むとぶどうそのものの豊かな香りと味わいがアルコール分に乗ってふうわっと広がります。ドライさの中に素材の甘味があり、すっきりした酸味とよく合っています。その日の夕食はサフォークラム腿肉のソテーでした。赤ワインだろうな?と思いましたが、風邪気味だったのですっきりしたワインが飲みたくてこちらを選択しましたが、ソースに含まれている玉ねぎの甘さ、口蓋の脂をぬぐうすっきり感が妙にマッチしていて、意外な相性の良さを感じました。
2015.12.26
コメント(0)
本日のワインは、シャトー・ド・ラ・ローク2000年、生産者はプレイモン生産者組合です。セパージュはタナ70%、ピナンク15%、カベルネ・ソーヴィニョン15%です。近くのスーパーで15K円位で購入。瓶詰当時はVDQS格付けということでAOCより格下とのことですが、ミレニアムヴィンテージをこの価格で(しかもスーパーで)購入できる、やはりフランスは懐が深いなぁ、を実感しました。さて、感想です。深い色合いのルビー色。グラスからはプルーンやプラム、ブラックチェリーが混ざり合った香りです。口に含むと、ブラックベリーやネーブルの香り、そしてカカオやチョコレートなど。。酸味がおおらかでタンニンも果実の中に溶け込んじゃっている感じがします。メリハリと複雑さにかけますが、ミルキーで柔らかく舌触りが良いワインだと思います。
2015.12.23
コメント(0)
本日は、ペピシュタイングローセス・ゲヴェクス2005年、生産者はライヒスラート・フォン・ブールフォルスターです。珍しくドイツワインでリースリング100%となります。さて、感想です。グレー掛かった黄金色。グラスからは白い花、すこし芳ばしい香りも。口に含むと蜂蜜、金柑のコンポート、グレープフルーツの砂糖かけ、バタークッキー。ほどほどオイリーで、甘やかだけど甘すぎず、ほどほどなミネラル感です。心地よい酸味が喉に残り余韻も長め、バランスの良いワインです。
2015.12.16
コメント(1)
ほんじつは日本酒、獺祭 純米大吟醸磨き二割三分 遠心分離です。日本酒の最高?の磨き(23%)に加え、一部を遠心分離器で絞ることにより、クリーンさと日本酒らしい様々な味わいの良いとこ取りを狙った日本酒です。さて、感想です。ラ・フランス、ウリのような香り。淡麗でいてフルーティで落ち着いてて柔らかで純粋、しかし凝縮感もあり、色々な要素がまざった日本酒ですね。余韻がとても長く若干フィニッシュに苦味をも感じます。とても美味しいのですが、「お米」らしさが少し少な目かな?価格を考えるとやはり割高感を感じます。
2015.12.06
コメント(0)
全698件 (698件中 51-100件目)