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さて、最終日の本日は昨日も山頂から見えた美しい湖ケーニヒス湖へ。ドイツの初めての国定公園であるこの近辺だけあって、ホリデーのこの週末はあちらもこちらも家族連ればかり。ところがスイスの山々なんかと対照的にほとんどのビジターはドイツ人ばかり。また一大観光地といっても、規模自体が大きすぎるのか人の多さが全く気にならず、「秘境」といった感すらある。昨年はスイスに行き、やはりすばらしい!と感動したが、規模的にはこちらの方が断然小さいながらも、私はベルヒテスガーデンのほうが断然好きになってしまった。さて、湖畔までバスで行き、ビジターセンターでウオーキングに適したコースを教えてもらい、遊覧船に乗ってこの大きなケーニヒス湖の奥へと。この湖はほぼ四方がきりたった岩山で囲まれており、その付近一体はそうした近づき難い環境のせいか、今も様々な珍しい動植物が豊富なのだそう。湖を渡る遊覧船は音ができるだけ抑えられる船が使用され、この船以外の交通手段(モーターボートなど)は原則ない。大きな湖を小さな遊覧船が数隻行き交うだけでしんと静かだ。船の途中でそれまで舵をとっていた運転手のお兄さんがいきなりトランペットを持って一曲披露。お兄さんの演奏を楽しむという趣向ではなく、こだまを楽しむという趣向だった。さて船は1時間近くほどかけて湖の奥まで進みそこで下船。目の前にはワッツマンが聳え、一筋の滝が流れ、船を降りた先には草原が広がり数等の牛のカウベルだけが響く。この日の夜にはロンドンに帰り着くというのに、こんな桃源郷のような場所があるとは。そこからは湖を離れ奥へ奥へ、もう一つ小さな湖の周辺を歩く遊歩道を3時間ほど散歩。散歩といっても山道(蛇も見た)で結構きつかったけれども、ドイツ人はさすがタフ。小さな子も杖をついたおじいさんも気丈に淡々と登っていた。この小さな湖もまたそこからさらに奥に入ったところの滝やその周辺の万年雪も、すべてが自然の原型を最大限に生かしているすばらしいNational Parkだった。思いもかけずゆっくりと自然を堪能した後は駆け足で遊覧船、バス、そして電車ともと来た道を逆戻りしてザルツブルグに直行。駅近辺であらかじめチェックしておいた中華料理店で定食を食べて深夜にロンドンに帰宅した。素晴らしき自然のベルヒテスガーデン。絶対絶対また山歩きしたい場所だ。
2004/05/31
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昨夜は満腹のまま大満足の眠りについたので朝6時半に快適に目が覚めた。ので、早速朝のジョギングへ。まずは川沿いに出て、そこから遊歩道のようなところを前に後ろに壮大な山を眺め朝の新鮮な空気をいっぱいに吸い込みながら50分ほどのランニング。実は旅先で走るのは今回が初めてなのだけれど、当たり前のことながら歩くよりもよっぽど広範囲に足を伸ばせて、しかも朝の目覚めていないもう一つの街の顔を見ることもできるのでいいもんだ。村上春樹が「哀しい外国語」かなんかで海外ジョギング事情のエッセイを書いていたけれど、ザルツブルグの事情としてはあまり盛んではないようだ。だってたった4人くらいのジョガーとしか会わなかったもの。起伏が少なく、遊歩道も完備されているのでとても走りやすい街なのにな。お蔭様で朝のバイキングはもりもり食べることができ、ひまわりの種をもらってチェックアウト。サウンド・オブ・ミュージックで有名なミラベル宮殿を軽く散歩した後にドイツのベルヒテスガーデン(べ)に向けて出発。この(べ)はあまり日本では知られていない観光地だが、いつの日だったか、何かしらのスパイ小説(WW2絡み)を読んでいたときに、ヒットラーの別荘であるこの地がとても印象的に描かれていて、かのヒットラーが無理やり別荘を建ててしまうところだからさぞかしよい眺望なのだろう、とかねがね行ってみたいと思っていたのだ。さて1時間ほどの(べ)までの汽車旅も山を望み、川を渡り美しかったのだが、ついてみると駅前には頂上に雪を抱いた印象的な形のワッツマン山(2713M)が迫りそれはそれは美しい場所。いきなりかなりの山道を登って迷いながら到着した宿も山小屋風で可愛らしく、荷物を降ろして早速Eagle's Nest(鷲の巣)ヒットラーの山荘へ。途中の駐車場までバスで行き、そこからは自家用車は入れず、すべてがバスに乗って急な坂道を登りながら山頂へ。バスを降りてトンネルを抜けて真鍮のエレベーターを上るとそこは2000M弱の山の頂上に立つ山荘。山荘そのものは小さいものだが、そこからの光景は圧巻。先のワッツマン山を前方に望み、その下にはケーニヒス湖の深いブルーが広がり、後方には平野とその向こうにはバイエルンの山々が広がっている。こんなところでヒトラーは世界制覇への独りよがりな野望を誓っていたのだろうか。しばらく雪で覆われた山頂(陽光が暖かく半そでで平気)で存分に景色を楽しんだ後は先ほどのバスで駐車場まで下山。駐車場からは1時間半ほどゆっくりとフットパスを歩いて下山した。街自体はとても小さく控えめ。お昼はりんごをかじっただけだったので、夜はたっぷりとミートローフ、ソーセージ、にんにくのクリーミースープ(これが絶品)、ポテトコロッケなどを食べて腹ごなしに歩いていると、鼓笛隊に遭遇。腹ごなし!腹ごなし!としばらく彼らの後をハーメルンの子供よろしくついていった。街の人々はこのためかチロル風ジャケットにチロル娘のエプロン姿。健康的な1日に夜はまたもやあっという間に就寝。
2004/05/30
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前日の金曜日の夜はコンサートに出掛けたため、寝たのが12時過ぎ。6時半の飛行機のため、3時半に起床予定。ところが・・・ババをひいてしまった。目覚まし時計の電池がよりによってこんな日に切れてしまったようで、ぱっと目を覚ますと夜が白く明けてきて時計を見ると4時半!パニックして起きながらもすぐにミニキャブに電話し、呼び寄せてモロッコ出身というおしゃべり好きの運転手をせかして(しゃべると運転がお粗末になるので、大変!)、空港に到着したのが6時前。チェックイン締め切りの10分前に到着し、ぎりぎりセーフ。。。。タクシー代は高かったけれど、バンクホリデーがつぶれずによかったよかった。ザルツブルグは4年前にウイーンから電車に乗って出掛けたことがあるが、小奇麗に整った、空気が清新な街。ホテルに着くまでの道沿いにカフェを見つけたので、スクランブルエッグとサーモン、それにシャンペンのついた朝食をとってご機嫌に。そしてホテル(Golden Tulip系)に到着するとそれが大当たりで、朝の失敗をすっかり忘れさらにご機嫌。午後からのザルツカンマーグルトツアーの前に旧市街に出掛け、モーツワルトの生家と育った家を見て、マーケットに。おいしそうなドイツパンやら今が旬のホワイトアスパラガスを見ているうちにまたおなかがすいて、ぽりぽりのソーセージをかじった。2時からはバスツアーへ。オーストリアの湖水地方と言われるこの地域はザルツブルグから1時間ほどのドライブで。いくつかある湖の湖畔をドライブして、湖畔の町を散策(この間に旅の友Mちゃんのキャッシュカードが銀行に飲み込まれてしまって一騒動!)してから湖畔の遊覧船で1時間ほど。天気がよく、湖は静かで(船は騒がしかったが)ゆったりゆったり。6時に街に戻ってからは、典型的なオーストリア料理を出すレストランを探し求めて1時間彷徨い、彷徨った末に出会ったレストランは大当たり。メニューになかったが「ホワイトアスパラガスがある?」と聞くと、特別に作ってくれた(定番の卵とパン粉のソースで)。ホワイトアスパラガスというと留学時代のドイツ人の友人を思い出す。5月になると、「ホワイトアスパラガスを食べに帰らなくては。季節ものだからな。この2週間が山場だ」と年の一大行事のように語っていた。そこまで大陸欧州人が騒ぐアスパラとはいかがなものか、と昔ベルギーで食べたことがあったが、それはただのカフェで食べたのでいまいち・・・ところが今宵のアスパラは、それは太くて甘くて柔らかくて。彼らが騒ぐのがとても分かる気がした。そのほかにはクレープ入りのコンソメと牛肉のポトフ、ウインナーシュニッツエルを食べたがどれも美味だった。
2004/05/29
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Toru Takemitsu Requiem for StringsBela Bartok Music for Strings, Percussion and CelestaINTERVALPeter Ilyich Tchaikovsky Symphony No.6 (Pathetique)Saito Kinen OrchestraSeiji Ozawa conductor 斉藤記念オケのロンドン公演、小沢指揮しかも武満をやるということで期待大で出掛けたコンサート。会場は半分ほどが日本人で埋まって、ほぼ満席の状況。一曲目は武満、そして二曲目はバルトークは管楽器がなくって、ほぼ弦のみの演奏。オケの裏の席だったので、指揮者のひとつひとつの表情、動きが楽しめた。特に小澤氏の指揮は非常にわかりやすくて、自分もオケの一員のような気持ちになって一喜一憂してしまう、という意味では一等だ。後半は悲愴。チャイコの音楽は一箇所だけとってみると、非常に胸がきゅんとしたり、せつなくなったり、郷愁を覚えたりする秀逸なメロディーが多いのだけれど、それがいやっというほどてんこ盛りなので、ちょっと飽きてしまう。もっともっと曲を書いて、こうしたメロディーを随所にちりばめればいいのに。。。オケの方は、まあ海外の優秀オケを聴いているせいか全体的な技術とか、個別の管の歌い方などはかなり物足りなく思った。でも小澤氏と楽団員間のとても暖かなムードはオケ裏にいても感じられた。
2004/05/28
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Royal Philharmonic OrchestraVaughan Williams - Wasps OvertureBritten - Violin ConcertoRavel ・TziganeElgar ・Enigma VariationsConductor - Charles DutoitViolin ・Maxim Vengerov最近ロンドンに頻繁に登場するヴァンゲロフ。今回はデュトワとの競演、しかもデュトワがイギリス系作曲家の曲を振るということで楽しみにしていた。ただBrittenの協奏曲もエルガーの曲も何かしら安っぽい大河ドラマのバックグラウンド風メロディーがあったりして、デュトワの洒脱な指揮もちょっと空回りしたり、ヴァンゲロフの超絶技巧も軽く上滑りになったりして、いまいち。ただラベルの民俗的な曲(ヴァンゲロフの十八番なのか、2年前のロストロポービッチの誕生日のときにも弾いた曲)はヴァンゲロフの曲芸師的な部分が遺憾なく発揮されて非常に満足だった。
2004/05/25
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休んだような休まなかったような週末だった。したことをずらずらと。土曜日は朝12KM程走って市場で買い物して、そのあと午後は北のWoodsideパークに住む友人のうちを訪ねる。彼女と会うのは、滋賀の小学校時代に同じ社宅に住んでいて(学年は彼女が一つ下だけど)、卒業と同時に東京に転勤してしまったのでそれ以来のこととなる。実に20うん年ぶり。なのにどことなく面影が残っていて懐かしくなる。母親が彼女の母親と年賀状のやりとりをしていて、それでお互いの娘同士ロンドンでせっかくだから会えば?ということになった。ロンドンにいなければきっと二度と会うことはなかっただろうに。ここに住むことにはこういう嬉しい効用もある。1歳の子の母となっている彼女とUK癌リサーチセンターで勤めるその旦那さん、パートナーと4人で昼下がりのひと時をたわいもないおしゃべり。そしてその後は同じ地域に住む元N証券での友人の家を夕餉時に訪ねる。最近やっと長いトンネルを抜けたパートナーが上機嫌で話に身を興じるのを横で見たり、おいしいシェリーとポルト酒を飲んだり、ああ素朴ながらいい休日。そして翌日日曜日。朝8時から夜の我が家でのパーティーの仕込みと大掃除。仕込みを終えて、近くのマラソン仲間のおうちへワインパーティーへ。いいかげんヨッパラって帰ってきて、あと1時間で人が来ることに気づき焦って料理再開。そして本日のメニューはAlmost Veggy(インド人の友人がベジタリアン)。・ほうれん草とジャガイモのキッシュ・ラタテュイユ・ドリトスとアボガドディップ・プチトマトとイタリアンパセリのサラダ・白身魚とえびのさつまあげ風・なすの中華漬け・定番散らし寿司このあわただしいスケジュールの中で作ったにしてはなかなかの手際よさ(自画自賛)。先週に引き続き辞書を使ってPictionaryで盛り上がってみたり、10人が揃っての騒がしい夜だった。さすがに皆がかえったあとはばたん!来週からの仕事に差し支えそう・・
2004/05/22
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Fryderyk Chopin 2 Polonaises, Op.26Fryderyk Chopin Four ImpromptusFryderyk Chopin Polonaise in C minor, Op.40 No.2Fryderyk Chopin Polonaise in A flat, Op.53Nikolay Karlovich Metner Sonate Reminiscente in A minor Op.38 No.1Igor Stravinsky 3 Movements from Petrushkaアンコール(Chopin transcription by Liszt、Earl Wild’ Pas de Quatre from Swan Lake, Leopold Stokowski’s Old Piano)キーシンのピアノリサイタルに行くのは3度目。最初の年はバッハとムソルグスキー。昨年はシューベルトとリスト。そして今年はショパンとストラビンスキーとメトネル。前半はショパンのポロネーズとアンプロンプチュ。音がクリアで曲がしっかりと構成されていて、本人と曲がすっかりと馴染んでいる。本当にうまいなーとつくづく思う。一つ思ったのは、装飾音符や音に入るタイミングをややずらしていて、もわもわっとした感じを意識的に演出しているようなのが特に最初のほうのポロネーズで気になった。そして後半はメトネル。わたしはこの作曲家のことを知らなかったのだけれど、この曲を聴いてちょっと惚れてしまった。最初はメランコリーなゆったりとした出だし。そして中間部は自由自在に音が駆け巡り、またメランコリーで締めくくられる。旋律がとても美しくてもっともっとこの作曲家の曲を聴いてみたくなった。こうしてそれほどメジャーではない音楽家の曲を名手の演奏で聴けると、また新たな見つけものを音楽の世界で出来てとてもうれしい。最近モンポウやアルカンなど今まで聴いたことのなかった作曲家を意識して買って聴いてみてるけれど、最初の数回で飽きてしまっていたので今回は興味がずっと続くめっけものであればいいな。そして最後はストラビンスキー。春の祭典のストラビンスキーらしい曲でテクニック的にもはちゃめちゃにすごいところを、堂々とした安定感で演奏するのはたいしたもの。この後半のほうが、彼の曲に対する探究心が強く現れていた気がしてとても楽しめた。鳴り止まぬアンコールに応えて4曲、それもいやというほど彼のテクニックがほとばしるものが3曲。やっぱり上手い、巧い、キーシン。でももっと美味くなるのはこれから、のお楽しみ。
2004/05/18
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ここずっと、イギリスはとても天気がよい。いつまた曇りにもどるやしれぬ、と晴れた土日は強迫観念に駆られるように、どこかしらでかけたくなる。ということで2週連続のウオーキング。Marylebone駅からまたもや電車にのってWycombeをもう少し越えたあたりのPrince Risboroughという駅からのコース。このあたりはRidge Wayというイギリスの中でももっとも古い道路がチルターン丘陵沿いを通っており、そこの道を通って4時間ほど。先週の黒羊の群れに懲りて、できるだけシンプルかつわかりやすいコースにしよう、とこの場所を選んだのだが、あまりにも単純すぎて、迷うところもなく、いまいち面白みにかけた。ただパブの近くの小さな街はとてもかわいらしく素朴な町並みで、引退したらこんなところにすむのもいいな、なんて思う。でもそれだとコンサートに頻繁にいけなくなっちゃうな・・・
2004/05/16
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天気のいい週末だった。菜の花は咲き誇り、緑の匂いが新鮮で、日も9時まで落ちなくて、夕風は涼しい。5月はイギリスで一番いい季節。振り返ってみると、最初のイギリスの5月は大学院の試験前、仕事で来てからの2年間は毎年5月末に行われるCFAの試験勉強で、5月を満足に味わったことがない。そのせいか、晴れて試験から初めて開放された今年の5月はとても新しくうれしい驚き。さて、土曜日は朝から久々のジョギング。金曜日に会社のジムで5KMほど走ったのに引き続き公園2周9KMほど。久しぶりのせいか足は重いし、すぐに消耗してしまった。その後はChurch Marketに買い物。土曜日のいつもの日課。その後午後はハムステッドヒースにバスで出かけ、ケンウッドハウスへ。稲門関係で先日「スコッチ講座」の講師を務めていただいた方の、奥様の焼き物が展示されているということで、見に行った。鳥をモチーフにした非常に爽やかな作品だった。ケンウッドハウスにはフェルメールやレンブラントがさりげなく置いてあり、その外に広がる池と芝生は点描画家スーラの世界。その後Woodside Parkまで行き、インド人の友人のパーティーへ。彼の今後の成功などを祈念する宗教行事に伴うパーティーで、私たちが到着したときにはちょうど儀式の最後の方。僧侶というか長老というかそんな人がお経を読んだ後、食べ物を神(といっても額に入った絵なのだが)にささげ、その後出席者の人に配り皆で食べるというもの。すでに2時間もそんな状況が続いていたらしい。家族や親戚、彼の母親の近所の婦人会のような人々までが集まり、儀式を見守っていた。その後はインド料理(皆ベジタリアンなので、豆カレーやチーズカレー。野菜炒めなどなど。ほとんど全てお母さんが作ったらしいが、絶品!)を皆で食べながら歓談。小学校低学年の子供が3人いて、その子たちを取り巻いてボキャブラリーゲームをしたり、マジック好きのおじさんがマジックを披露してくれたり(カードマジックだったが、すばらしい!サイババが乗り移って心を読まれたとしか思えない!)、Pictionaryをしたり。このゲームが面白くってはまってしまった。単純に言えば、カードをひいてそのカードに書いてある言葉を絵で書いて、同じチームの人が当てるというもの。こういうゲームではNon-Nativeのボキャブラリーの貧困さがあからさまになってしまう・・が、彼らの絵のひどさも相当なもので、どっこいというところ。インド人の家族の結束の強さは彼の日ごろの話から常々伺えるけれど、こうして皆で休日に集まって、将来の健康と幸せを願いあったり、たわいもなく騒いだり、食事をしたり、いいなと思う(度重なるとメンドクサイということだけどもね)。
2004/05/15
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Ludwig Van Beethoven Piano Sonata in D Op.10 No.3Ludwig Van Beethoven Piano Sonata in C minor, Op.13 (Pathétique)Peter Ilyich Tchaikovsky 18 Pieces for piano, Op.72Mikhail Pletnev久々のプレトネフ様。前半のベートーベンのピアノソナタ。1楽章の終わりでどなたか間抜けな方が拍手をしてしまったが、2曲ぶっとおしでの演奏。Op10の1楽章は、指がやや上すべりな感じがして「うむ」と思ったけれども2楽章、3楽章の旋律がそれはそれはオルゴールのような、微細かつ可憐で、さすが。プレトネフ様は4分音符だか8分音符だかの区別が分からなくなってしまうほど、テンポを揺らすのがお家芸なのだ(それでいて音の長さ一つ一つに説得力があるところが巧い)が、「悲愴」の3楽章ではそれがちょっとうらめに出てしまった気がした。この3楽章は小学生高学年のころ発表会で弾いた曲。そのときは「なぜあのかっこいい1楽章ではなく、3楽章なのか」とちょっと不満に思い、会のためにいつもならばあがるところを2ヶ月も3ヶ月も練習しなきゃならないこともあって、あまり好きではなかった。でもいつからか、この曲の恬淡(そうだ!この形容詞がこの楽章にはぴったりだ)としたところがとても好きで、今もとうてい至らないもののたまに弾きたくなる曲だ。プレトネフ様は比較的あっさりめ(あまり揺らさずに)にこの曲をひいたものの、ややこの枯れた曲では彼の巧さが「ちょっと小ざかしいかな」という風に移ってしまった。ただ1楽章、2楽章はとてもドラマチックだったけれど。後半はチャイコフスキーのあまり演奏されることのないピアノ小品曲集を一気弾き。「まあ、あまり一般受けはしないだろうなあ」という作品群ではあるものの変形リズムが際立った民族調の曲あり、指のテクニックを駆使した難曲あり、チャイコ特有の演歌調バラードあり、でわざとらしさに飽き飽きする「悲愴」や4番交響曲よりもずっと面白い。そしてプレトネフ様の本領はここで大爆発。意思ある悠然とした低音フォルテに光が水面に反映するようなきらきらした高音フレーズ。何よりも骨の髄からこの曲集と一体化しているようで、自由自在に曲を持て遊び、操る巧みさをとても心地よく楽しむことができた。過密な演奏スケジュール(http://www.mikhailpletnev.net/)、多彩なレパートリー、それでも彼の演奏会で今までがっかりしたことは一度もない。年齢のせいか、巧さを前面に出した演奏スタイルのせいか、まだ「巨匠」という域には遠い気もするけれども、もっともっといろいろな曲に取り組む彼の解釈に触れてみたいと思う。
2004/05/11
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というわけで、日曜日は朝から晴れとまではいかないが、少なくとも雨は降っていない。昨年の秋以降ごぶさたしていたWalkingに久々に出かけた。今日は自宅近くのMarylebone駅(手前味噌だが小ぶりで瀟洒でロンドン一素敵な駅だと思う)から電車に乗ってGreat Missendenへ。そこから14Kmほど歩く予定に。ところが久々のWalkingで地図読みの勘が鈍っているのか、地図が恐ろしいほど単純で縮尺が不確かなせいなのか、Chiltern丘陵のなだらかな眺めを楽しむのもつかの間、早速迷ってしまった。「Style(柵。Walkerが乗り越えるためステップがつけられている)を乗り越えってあるけど、ステップなんてないよねえ」「でも乗り越えちゃえ」「Uphillって書いてあるけれど、これは平坦だよねえ」「わずかに上っているかな?!」なんて適当なことをしているうちに、牛ゾーンに入ってしまった。Footpathが牧場を通過するのはままあることなので、子牛と一緒で気が立っている牛を荒立てないように、さささっと先に進む。隣では「めえーめえー」とうるさいほどの羊の声。「あらあら、元気がいいこと」などと余裕の構えで牧場を越えようとしたところ、その状況が全く本の記述と異なっていることに気づいた。「おかしいなあ」ともう一度英文解釈していたところ、相棒が「まじでやばい」と真剣でそれだけでやばそうな声を出すのでふっと振り返った。なんと!めえめえ泣いていたおそらく50頭ほどの黒羊たちが我々の方に大移動(突進!)してきているではないか!!まずい!と後戻りしようとすると、先ほど振り切ったと思った黒牛が来た道のど真ん中をとおせんぼしている。もうもう大パニックで前方に見えた柵に突進し、そこを乗り越えた。ここだとUntouchableだろう!!!黒羊・牛リスクを遠ざけたものの、コースを大幅にはずしてしまったのは明らかで、とぼとぼと公道に出てまたもや出発した街に逆戻り。もう一度Footpathをトライする気力もなくし、車道を歩いて昼ごはんのパブのあるLittle Missendenへ。お目当てのPubは食事をサーブしていなかったので別のパブに行ったが、ここは動物満載のパブで、2匹のラブラドールと池には鯉とがちょうとアヒル(ちょうど子供が育ったところ)。おいしそうな鶏とウサギと雉、などを愛でながら久々のフィッシュ&チップス。さて、昼食後にももう一つの困難が待ち受けていた。すぐに歩き始めたFootpathは前日の雨のせいか超ぬかるみで、まったく歩が進まないばかりか、水溜りが道全体に広がっていたりして、木につかまって伝い歩きをしながらじゃないと進めない。Footpathのむこうには今が盛りと菜の花畑が広がっていて非常にのどかだが、歩いているほうはジャングル探検隊の気分だった。やっとこのFootpathを抜けたときには太ももにまで泥がはね、靴はべたべた・・・またもやFootpathには懲りて、コースを外れて車道を歩いてAmershamまで戻ることに。ただ、びゅんびゅん飛ばす車の横をとぼとぼ歩くのは、とても「散歩」といえるものではない。やっぱり野中の道を迷いながら歩くのがWalkingだ。駅に向かう最後の30分は断続的な上り坂だったため、先ほどの泥との格闘の余韻とあいまってすっかり疲れはてて帰宅。ただそれでも、やっぱりWalkingには嵌っている。さんざんであったこのコースでさえ、「結局途中で間違えたが、本当の道を探しにもう一度リベンジ」しに行きたくなる。春になっても夏になっても、天気はおおもと悪いロンドンだけれども、またちょっとした晴れ間を探していろんなコースを探索しよう。
2004/05/09
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Walkingに行こうと思っていたのに朝から曇りだった。たまにはゆっくりと家の片付けでもしてもいいものだが、どうしてもお出かけをしたくなったので、Victoria & Albert 博物館に足を運んだ。お金を払ってまでも見たい映画がなく、天気も悪い。そんな日は無料の博物館・美術館に行くに限る。無料だから全部を無理してみようとしなくってもいいし、ふらっと気の向いた部屋だけを見て帰ってもいいし、絵葉書を選ぶだけに行ってもいい。ただそんな気軽さが「いつでも行ける」という怠惰さに変わってしまう難点もあるが。というわけで、5年前にそのすぐそばで勉強していたにもかかわらず今まで訪れることのなかったV&Aに出かけてみた。ここはインテリアや装飾品の博物館で、ちょうどVivian Westwoodの展覧会もやっていた(こちらは有料なので覗かず)。館員の薦めにしたがって、「イギリスの調度品の歴史」が一目でわかるコースをたどることに。15世紀くらいから現代までのベッドや衣服や銅像などが並び、程よい色のマホガニーなんかを見たり、時代時代のインテリアの特徴クイズにトライしたりした。中でも楽しい試みと思ったのは、コンピューター上でブックプレートをデザインしたり、タペストリーを試したり、果てはシャーロックホームズ風のマントを羽織ってみたり、などの「お試しコーナー」がところどころに配置されていたこと。コースのちょうど真ん中あたりにコンピューターゾーンがあって、そこでいろいろと文献を調べられるようにしたりするなど、様々な角度から「参加できる」展示にしようという努力が伺える。歴史をひととおり見た後、胸躍らせて行った宝石ゾーンはおばあちゃんの宝箱に転がっていたのが寄贈されたようなものばかりで、釘付け!とはならなかった。まだまだ全館見終わっていないので続きはまた今度。そのとなりにあるScience History 博物館にも今度久々に足を向けてみよう。
2004/05/08
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Tchaikovsky Deux morceaux, Op. 10 Tchaikovsky Piano Sonata, Op. 37 'Grand Sonata' INTERVAL (20 minutes) Skryabin Etude, Op. 42, No. 4 Skryabin Etude, Op. 42, No. 1 Skryabin Etude, Op. 8, No. 11 Skryabin Etude, Op. 8, No. 10 Liszt Ballade, No. 2, S. 171 Liszt Consolation, No. 3 Liszt Valse oubliée, No. 1 Liszt Mephisto waltz, No. 1 前回のチャイコフスキーコンクールでピアノ部門1位となり、一躍時の人となった上原彩子のソロリサイタル。音響もよいWigmoreで聞けるということで楽しみにしていったのだけれど、私的な満足度合いはいまいち・・・パワーは女性ながらすごくある。派手だしある意味ではコンサートで「映える」タイプなのかもしれない。メフィストワルツなんぞを臆せずトリにもってくる度胸もたいしたもの。ただ、なんと言うか、演奏がつまらない・・・強弱のつけ方やアンダンテの歌い方がチャイコにしてもリストにしてもワンパターンのように思える。これからがきっと彼女にとって正念場なのだろう。一つ一つの曲を丹念に掘り込んで、じっくりとレパートリーを少しづつ広げていかなければ、きっと飽きられてしまう演奏家になってしまうように思う。ううーん。少し意地悪かなあ。。。
2004/05/05
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3週間の比較的ゆったりした日本滞在を終え、5月2日に帰国した。久々に「帰ってきた(「ロンドンに帰る」という感覚がいつのまにか定着してしまった)ロンドン」は2日こそ暖かい陽気だったものの、翌日からは肌寒く雨がちな天気で、午後8時過ぎまで落ちない陽がかろうじて5月だということを認識させてくれるだけ。でも、バンクホリデーの月曜日にひさびさに雨の中散歩に出かけたRegent Parkでは、チューリップが盛りを過ぎ、緑が濃くなり、アヒルの子供たちがいつのまにか育っているなど、季節は知らぬ間にどんどん進んでいた。さて、今回は滞在期間が長かった上に、久々に規則正しくOL生活も送ったため、年末のイベントフルな慌しく帰郷よりも、ずっと落ち着いた「東京生活」が堪能できた。17日には鎌倉へ。久々に藤沢から江ノ電に乗りゆっくりと出かけた。春の味覚を駆使した雲水料理に舌鼓を打ち、長谷寺で芍薬を愛で、友人とゆっくり散歩をした。鎌倉や横浜に来ると、高校生や大学生の頃を思い出して、とても懐かしい気持ちになる。特に通いつめたわけでもないのに。翌日18日は弟とその彼女でラーメン屋めぐり。三軒茶屋にある和歌山ラーメンのマッチ棒と恵比寿の山頭火。帰国のたびに環八や環七へラーメンめぐりに付き合わされる弟には申し訳ないものの、こうしたB級食を3人で囲むのもなかなか。ウィークデーは六本木ヒルズにあるオフィスに通っていたのだが、ここからの見晴らしのすばらしいこと。ほんの10年(こうした言い方をすること自体、年をとったな、と思う)ほど前は新宿の高層ビル群や都庁が目立っていたのに、今はそうしたビルは都内のあちらこちらに散らばっていて、拡散した大都市になったなあ、という気がする。翌週の週末は秦野から鶴巻温泉までハイキング、と張り切ってみたはいいけれど、雨がずっと降っていて、特に山奥を歩くときなど雷がびりびり鳴っていて、久々に雷に怯えてしまった。3時間半歩いてたどり着いた温泉は公営にしてはきれいで露天風呂まであり、そこから見た雨だれは風情が多少あり。日本に何か輸入できるとしたら温泉とおいしいラーメン屋と本屋だな。29日は生命保険会社時代の先輩の結婚式。超美人ファゴット奏者の彼女が選んだ相手は同じくファゴット奏者の社会人オケの仲間。彼女の幸せ話はしばらく前から帰国のたびに聞いていたので、今回その噂の彼を初めて知ることができ、とてもうれしかった。ファゴットの合奏やその他オケメンバーのカルテット、ほんわかユーモアの司会などの力もあり、1次会(国立劇場のイタリア料理レストラン)と2次会(新宿のなだ万系ブラッセリー)ともにとても楽しい結婚式だった。生命保険会社時代の同僚や上司の人々と久々にお話できたのも楽しかったし。知的で美しく、毅然としていて、それでいて何か大変なことがあったときには相談してしまいたくなる懐の深さをもった彼女と優しい笑顔の旦那様。いつまでもどうかお幸せに!今回久々の社会生活を東京で送って思ったのは、タブーというか敢えて触れないでおくポイントがこちらと日本ではちょっと違うな、ということ。うまくは言えないのだけれど、例えば結婚式のスピーチでやたらと「早く次はお子様を!」の定番コメントが聞かれると、なんとなく「余計なお世話?」といった違和感を覚える。逆に会社の中では、ランチの間に話題が彼氏の有無など多少プライベートに近いところに漂うと、皆が口を噤んでしまうので(慣れてくると話だすけれど)、最初のうちは本当に当たり障りのない話題しかなくなってしまうとか・・・どちらがよくって、どちらが悪いではないけれど、ロンドンでの阿吽の呼吸になれてしまった身としては、ちょっと気を使う機会も多かった。そのほかにもいろんな友達といろいろとおいしいものを食べにいった。東京では皆忙しくって、どんなに親しくても3ヶ月に1回くらいしか会う機会がない人も多いみたいで、1年に1、2回しかこうして会えなくてもキャッチアップはある程度できている気がする。また出張できればいいのにな。今度は枝豆がおいしい夏がいい。
2004/05/02
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映画Big Fish(Tim バートンの映画はおばけ桃といい、Nightmere Before The Xmas、エドウッドといい大好きだけれど、そんな彼の映画の中でもぴか一!)Monster (あまり気持ちのいい映画ではない)Something Gotta Give(ダイアンキートンとジャックニコルソンの達者演技が光るけれどかなり冗長)タイトル忘れたけれどジェニファーアニストンとベンスティーラーの映画コールドマウンテン21Grams本幻の女、世界史の女たち
2004/05/01
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