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BATTESIMOというのは 洗礼
のことで、
キリスト教においては 人間は生まれながらにして罪を持っている
ので、
それをきよめるという意味があるそうです。
罪を洗い流すということで、頭から水をかけます。
昨日の主役、 ヴァネッサ
もかけられています。
その後、幼児期にCOMUNIONE(聖体拝領式)を経て、
思春期になってから行うCRESIMA(堅信)で
キリストの兵士となる、という考え方を、
キリスト教(特にカトリック)ではするそうです。
堅信式をしなければ教会での結婚は認められません。
「 日本では若者はこぞって教会で結婚式する
けど
誰もCRESIMAなんかしてないよ
(っていうかその前段階の洗礼すらしてないし)」と言うと、
みんなぶったまげます。
この一連の儀式というのが無宗教のわたしにはけっこうびっくりです。
今までわたしはキリスト教を、漠然とした「文化」として
頭の中でとらえがちだったのですが、
やっぱり「宗教」
だったのを思い知らされました。
ちょっとおどろおどろしい感じがしました。
でも何も分からないヴァネッサは
足をぶらぶら、愛嬌をふりまきまくっていました。
司祭さんが何かお経(違うか…)のようなものを読んでいて、両親と
PADRINO(洗礼をする上での男性の立会い人、
もう一人のお父さんという意味)、
MADRINA(女性の立会い人、もう一人のお母さんという意味)が
前に立っています。
パドリーノはマリアのお兄さんで、
マドリーナはカルロのお姉さんでした。
この役目はたいてい親類がやるようです。
列席者みんなで文句を唱えたり(アーメンとか)、
ヴァネッサの頭に水をかけたり、ろうそくをかざしたりします。
列席者は親戚が中心で、あとは同僚のわたしたち5人だけでした。
同僚たちはたくさんいるのに
なんでわたしを誘ってくれたのかなーと思いましたけど、
おそらく しまむらで買ったベビー服
を以前あげたから?
もしくは外国人のわたしに洗礼がどんなもんだか見せようとしたため?
教会で式を終えると、みんなで夕食パーティーです。
カルロにはなんと双方のおじいちゃんおばあちゃんが健在のため、
曾孫の洗礼を祝う彼ら4人が席の中心に。
それからカルロの両親と、親戚一同。
マリアはアルバニア人なので、イタリア在住の親類2人のみ。
お兄さんとおじさんが列席しました。
人の家の事情が覗けてなかなか楽しいです。
*昨日の胃袋 QUELLO CHE HO MAGNATO IERI*
前菜の盛り合わせ、
リゾット、ピッツア・マルゲリータ、
ケーキ
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