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1997 CP87
第12回オージーワイン会にも出したワインです。あの時も濁っていましたが、それは素晴らしい香りでした。駄目になってしまった感じでもないので、時間がたてば開いては来るのでしょうが、4時間掛かっても困ります。
悪いワインではないのですが、香りが命のワインなので香りが出てこないと価値が無いと思います。ちょいと残念でした。一番下に2008年の記録を載せました。
1997 Georges Vernay Cote Rotie Maison Rouge
Wine Advocate # 125
Oct 1999 Robert Parker 89 Drink: N/A - 2011
This wine reveals depth, richness, and nicely integrated acidity and tannin. It is a deep ruby-color. The 1997 Cote Rotie Maison Rouge exhibits toasty new oak, black fruit, low acidity, medium body, outstanding purity, and fine length. Drink it over the next 12 years.
1953年創設の家族規模のドメーヌです。先代のジョルジュ・ヴェルネは1940年代以降、コンドリュー生産者組合のプレジデントを永年勤め、ギガルやアンドレ・ペレの良きライバルで、コンドューを窮地から救い、そして殆ど消えかかっていたアペラシオンに心血を注ぎ擁護しました。現在、ワインの醸造は、ジョルジュの娘であるクリスティーヌが後を引き継ぎ、ドメーヌが所有するブドウ畑は16ヘクタールを数えます。
現オーナーChristine Vernay 
シラー100%で作られるコート・ロティです。生産本数3500本の貴重なワイン。パーカーポイント89点

切り立った畑、トラクターとか入れないので全て手作業、日本の棚田や段々畑と同様生産性は低い。
2008年1月のテスティング記録
ワインは濁っています。これはノンフィルターワインによく見られる事ですが、決して良いことだとは思いません。ミクロな澱なので立てて置いて沈澱させてもデキャンタに移すときの振動で舞ってしまい取り除くことが出来ません。先日のドメーヌ・ルロワも同様でした。上手くビンの壁にエッチングの様にこびりつてくれれば良いのですが、この手のミクロな澱は困った物です。
色は濁った濃いルビー色、香りは実に素晴らしい香りで、一瞬にして癒されます。ブラックベリー、イチゴジャム、トースト、トリュフ、腐葉土、獣、バニラ、スモーク、ハーブの香りが漂います。味わいは柔らかいタンニン、程良い酸、恐ろしく長いアフター、美しい果実味、繊細でエレガントなワインです。何時までもゆっくり飲んでいたいと思わせるワインです。一人瞑想にふけりながら時を忘れて飲んでいたくなるワインだと思います。美味でした。
エルミタージュ・ルージュ・ル・メアル 20… 2012/04/30
ミタージュ・ルージュ レルミット 2004… 2012/04/30
ミタージュ・ルージュ ル・メアル 2004… 2012/04/30
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