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2026.07.10
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カテゴリ: 読書感想




読み応えがありすぎた。カロリー消化しました。

第二次世界大戦中、ドイツとバチバチやっているソ連が舞台。

ドイツ軍に村を焼かれ、母や仲良かった村人たちが殺され、たまたま生き残った少女・セラフィマが主人公。

セラフィマも精鋭の狙撃兵として戦争に身を投じていきます。

その数年間の物語。

タイトルの「敵を撃て」が深い。

セラフィマの最後の戦いで、その「敵」の正体を見据えることになる。

その空しさ、悲しさ、やるせなさ。

「戦争」という大きな事象を扱った小説ですが、物語の軸はセラフィマの生き様。

それこそが小説の醍醐味。


「百合じゃん」みたいな批判(感想か?)を見かけたけど、百合で当然じゃね?

セラフィマたちの運命を変えたのは明らかに戦争。

戦争を始めたのは、戦争を続けたのは何者か?

そう考えたら、セラフィマたちが、そのものを自分たちの世界から排除するのは当たり前である。


ミリタリー用語が多いので、とっつきにくいな~って感じる人も多いかもしれないけど、そのあたりはさらっと読み飛ばしても大丈夫。
私も銃や戦車の名前は全然覚えられませんでした。

あと旧ソ連の地理や、第二次世界大戦時の歴史に詳しくなくても楽しめるし、入り込めました。

小説が上手いんだろうな、この作者さんは。

それにしても、すごい題材を書いたものです。

今、日本も戦争へ進みたがっている人たちがいるみたいだけど、本当に戦争はダメ。

平和だったおかげで戦争の悲惨さを知らない人が多いようで「徴兵されても逃げればいい」なんて言っている若い人もいるそうですが、そんな「今日学校ばっくれよう」みたいなノリで徴兵は逃げられませんよ。


一部の人の金儲けのためだけに、近づいては絶対にダメなものです。もし戦争がはじまったら。
こんなふうに読書することすらできなくなるのですから……。






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最終更新日  2026.07.10 18:00:06
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