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仕事をしていると色んな事があるけれど、「バリ人ってスゴイなあ」と感心してしまう瞬間がある。これは、『ウブド』のスタッフのお話。例えば、誰かに嫌なことをされ、傷ついたとする。しばらくは怒ったり泣いたりするが、すぐに相手を許すことを考える。(いつも出来るわけじゃあ、ないかもしれないけれど)「あの人妊娠中だから、イライラしてたんだよね」とか、「彼女と別れたって言ってたから、寂しいんだよ」とか「生理だから」「ストレスが溜まっているから」などなど何でもいいから理由を付けて許そうとする。人を思い遣る優しさ。自分の事を棚に上げない、謙虚さ。その根底には「自分だって完璧じゃない。いつそんな事をしてしまうか分らないから。」という思いがあるようだ。バロンとランダの戦いみたいに善と悪は常に自分の中にあり、背中合わせと言うことなのかなと思う。ほんの少しでも自分の中のバロンがランダに勝ち続けてくれるように願う。そんな印象を受ける。わが身を振り返り、反省する瞬間だ。
2005年11月18日
『漁師』では2交代制のシフトが組まれている。朝も夕方もスタッフが出勤してくると、キッチンスタッフは仕込みを、ウェートレスは掃除とお供え物作りを始める。 毎日2回のお祈りを欠かさない。それぞれの村の習慣にも拠るらしいが、朝はバナナの葉を器用に折り曲げて皿をつくりそこへ炊きたてのご飯、おかず、お塩、コーヒーとお菓子、お花を盛り合わせたお供え物などを神様にお供えする。その数、1日40個。これでも少ないほうらしい。見ているだけで怠け者の私は、その勤勉さに頭が下がる。彼らに言わせると、歯を磨くことや顔を洗う事と同じらしい。つまり当たり前の事なのだ。逆にやらないと落ち着かないという。ある朝キッチンから入ってくると、フライパンを使って魚を焼いてるウェートレスがいる。「何を作っているの?」と聞くと「神様にお供えするおかずよ」と言う。焼かれている魚は刺身用のマグロ。塩とコショウを振って味付けもしている。「バリでは神様も生魚は食べないの?美味しいのに。。」と、からかって言ったら、本当に困った顔をして「うーーん、自分たちが食べる物と同じ物を神様に用意するから焼いていたんだけれど。。。」初めて疑問に思ったらしい。和食屋『漁師』のお供えものなら刺身とご飯と味噌汁だってアリかもしれない。
2005年11月18日
とうとう、マンゴが本格的にシーズンを迎えた。安くて美味しくって、もうシアワセ。毎日「マンゴー寒天」作っておやつにしてしまう。しかーし、この季節「蝿」が多いんですよねー。それと、夕方のどしゃ降りの雨がなければ本当にいいんですが。。。(お客様がホテルから出られないですから)そこで、私の必需品は赤いストローにバニラの香りの接着剤が付いた「蝿トリ棒」!!朝、部屋に仕掛けて夕方帰ってくるとたんまり捕まっている。見ていると前足を外そうとしてもがき、お尻をくっつけてしまった子や、頭から突っ込んで逃げられなくなっている子、はたまた背中をくっつけてしまった可哀想な子もいる。蝿トリ棒に間違って捕まってしまったチッチャは罪もないのに可哀想で助けてあげた。(接着剤は体から取れなかったのでくっつかない様に小麦粉まぶしにしてあげた)ちなみにチッチャは蚊を食べてくれるので私の見方。カワイイ我が家の同居人(?)だ。ついでに蝿も食べてくれたら、いいのになあ。1パック10本入り、ストローを立てる金色の台も付いて100円以下!スーパーなどで売っています。
2005年11月17日
今夜、バリは『プルナマ』と言って満月の夜でございます!昼間のお供え物は豪勢なものでした。ラッキーなことに雨季でありながらも雨が降らず今夜は綺麗なお月様が顔を出しています。ちょっと幸せ気分です!あなたのお家から見えるお月様はどうですか?
2005年11月16日
夕暮れ時、知り合いのバリの人のおうちへ遊びにいったら、そこの旦那さんが「いい時に来たな!」と焼きたてのサテ リリットを出してくれた。(肉を細かく叩きスパイスやココナッツの削ったものを混ぜ込み練り上げて、串に付けて焼いたもの)ココナッツの硬い殻から作られた炭で焼かれたそれは美味しく熱々でジューシー。ピリリッと、スパイスが効いている。う、うーーん美味しい。「うまいか?」とニコニコしながら見ていた旦那さん「そいつは今朝俺が捕ってきた鳥で作ったんだ」と言う。「ん?ニワトリを捕まえたの?」「いやいや、そいつはすずめとか鳩とか、木に止まっていた奴を空気銃で撃って取ったのさ!」「。。。。。」おおー!し、知らなかった。どうりで小骨がコリコリ、良い歯ごたえだったはずだ。。。ウブドの田舎へ行くと、バイクに乗った空気銃を持った人を時々見かけた。そうか、これだったのかと納得。鳥サン達には可哀想だが、すずめを撃てるほどの眼を持ったバリ人ってすごい。日本でも焼き鳥屋さんですずめがあると聞いたことがあるが、いつも避けていた。まさかバリで食べてしまうとは。。。ちょっとびっくり体験でした。
2005年11月16日
私は昔建築関係のお仕事をしていた。バリへ通うようになってからもやっぱり建物を見て歩くのが大好きだった。その土地の気候・特徴を最大限に利用し、最高の空間を作り出す。そんな建築家はスゴイと思う。(私は凡人なので、作品を見学するだけだが)特に好きだった建物は『ホテル』。しかも、アマンのホテル。泊まれるほどの甲斐性もない私はバーやレストランを利用させてもらって見学して歩いた。数年前日本で『アマンリゾーツのすべて』という雑誌が書店に並んだ時は飛びついて買ってしまったほど。インターネットを見ていたら現代インドネシアさんのブログにテンポの良い文章で、とても詳しくアマンを創ったゼッカー氏のことが載っていた。読んでいて鳥肌が立った。ああ、手に汗握る面白さ。読んでみたい方はこちらへどーぞ!11月14日のブログが「アマン」の最終回http://plaza.rakuten.co.jp/gendaiindonesia/
2005年11月14日
『ウブドの夜』といえば、幻想的な蛍の光と満天の星空でしょうか。これも確かに素晴らしいですが、今日はその後の楽しみを。。。ウブドの夜は早い。バーのライブミュージックは11時までだし、レストランは大体10時で閉まってしまう。(でも、『漁師』は12時まで開いてます。。。)そうするとウブドの深夜族はどこにご飯を食べに行くか?深夜1時前なら「パダン料理」屋。それを過ぎると、ない。どこも開いてない。そこで、ウブドっ子は町から車で15分以内のパヤンガン村に行くのだ。アマンダリがある道をキンタマーに向かって道路右手、パサール(市場)パヤンガンの敷地の中に昔はたった一軒だったが今は3軒ほどのワルン(屋台)がある。この村はデンパサールの朝市に北のほうから商品を運ぶトラックなどが沢山通るし近くには高級ホテルがあるので、ホテルスタッフが深夜のご飯やおやつを買うために繁盛している。(高速のサービスエリアみたいな状態)数年前に最高立地に引っ越した老舗のワルンをご紹介。名前は特に無かったように思う。(パサール・パヤンガンの真正面なので、すぐ分る)紙に包まれた「ナシ・チャンプル」(白飯とサツマイモご飯)10月以前は1000ルピアで買えた。おかずの小袋10種類以上、バリの餅菓子、クルプック、サゴン、インスタントラーメンなど色々置いている。飲み物もビン入りジュース、コンデンスミルク入りバリコーヒー、紅茶、インスタントの3in1コーヒーなどさまざまだ。どれもこれも、数千ルピアで楽しめる。私の友人はここで、ご飯一包み、地鶏の生卵入り栄養ドリンク、そして、バリコーヒーとお菓子。「これがバリ人的深夜ご飯かしら?」と初めて見た時はびっくり!しかし、馴染んでしまうと結構楽しくって、日本から友人が来ると「ローカル体験しよう!」と必ず案内してしまう。さすがに生卵はやらないけれど。。。「ローカル体験してみたい!」という方、ご一緒にいかがですか?なかなかディープなバリが見れるかもしれませんよ!
2005年11月14日
私のお気に入り、デンパサールにある『アヤム・タリワン』屋さん(地鶏を丸々一羽スパイスに付けて焼き上げるか、揚げる料理)に行くと、いつも洗面台に歯磨き粉が転がっている。ここはローカルのお客さんでいつもいっぱいだ。熱々の地鶏の肉をむしってソースを付けてご飯と一緒に食べるのだが、あまりの美味しさに通うこと数回。(ご飯を食べないなら2羽は軽くイケますよ!)ふと見ると、今回は洗面台に4つも歯磨き粉が!!!私は最初「だらしない従業員がしまい忘れたんだ」と思っていた。バリ人の友人に理由を聞いても、首をかしげるばかり。。。何故かなと考えていたその時、一人のお客さんが立ち上がった。白いワイシャツ姿のそのおじ様は、洗面台で手を洗った。そして鏡を見やり身だしなみのチェック。(俺ってかっこいいー)何かを発見したおじ様、顔をしかめた。おもむろに歯磨き粉に手を伸ばし、Yシャツに塗り始めた!「お、何してるんだろう?」と興味津々の私。食べるのも忘れて、目を凝らし見入ってしまう。なんと、洋服に跳ね飛んだソースを落としていたのだった。。。納得。歯磨き粉って漂白剤がはいっている。しかもチューブ入りだからちょっとづつ使えて便利だし。自分を見ると、食べ方がへたくそな私もやっぱり。。。食後、早速私も挑戦。布の素材にも寄るが、結構綺麗に落ちる!!それでも駄目なら濡らした後、歯磨き粉を少々厚く塗りこんでしばらく待つとしみが消えていた。これを食べる日は手入れの要らない黒か茶色、又は真っ白の服がよさそうですね。(歯磨き粉が有りますから!!)場所はデンパサールのマタハリデパートからクタ方面に向かい、交差点を少し越えた右側。看板に[AYAM TALIWANG]とあります。この通りには3軒ぐらい同じ名前の店がありますが、ここが一番です!
2005年11月13日
私が子供の頃、北海道の家には地下室があって毎年秋になると山に出かけていって、こくわの実、山葡萄(どちらも熊が冬眠前に食べる果実)を摘んできては、母とおばあちゃんが果実酒を漬けていました。 ふと、それを思い出し私もやってみました。カランガッセムはサラックの産地。サラックは甘くて酸味があって美味しい果物です。これを丁寧に薄皮まで剥いて、半分に割り種を出す。そこに、アラック(インドネシアの焼酎)、氷砂糖などを入れて密閉容器に詰め、冷暗所に1ヶ月以上放置します。そうすると、少しずつ色を変えながら「サラックのアラック」が出来上がります。これはアラックの臭みも消えてまろやか。最近はそれにタマリンドを追加したり、クコの実、スターフルーツ、シナモン、レモンなど、漬けて美味しそうなものは何でも放り込み、漬かりあがるのを待ってます。(青いマンゴも美味しいかもしれませんね?)お、もしかするとジャムーにする薬草を漬け込むと健康酒が出来上がる?あら、のんべえの人には(私も含めて)ピッタリかもしれない。
2005年11月12日
先日、現代インドネシアさんから戴いたお返事の中に「ジャワにいた頃、高速道路に飛び出してきた変な人がいた」と言う話があった。それで、ふと、約7年前の変な人の事を思い出した。その当時の私はウブドの盛り場に沢山の友達がいて毎夜女の子の友人と繰り出していた。その日も閉店間際までお酒を飲み、友人に誘われるがままにパヤンガンにある深夜営業のワルンに出掛けた。そしてお腹一杯、美味しいローカルフードを食べ、家まで送ってもらった。時間は深夜の2時頃、ハノマン通りからデウィシータ通りへ向かう途中の道で、私達は変な人影を見たのだ。「おい、あれなんだよ。変なものが見えるぜ」「え、どこどこ?」「ありゃ、人だよーー」[まさか、だって2時だよー]「いや、でも。。。 ひゃーーー!!!」そう、私達の行く手にはお供え物を手に持ち、汚い白だったサロン(腰布)を膝上に巻き、髪は下ろしてやはり白だった布を頭に巻いた、年配のお爺さんか、お婆さんの姿が。(後姿ではほとんど分らない)テクテクと歩いているのだ。「ここから少し先に行くと、ブラックマジックのメッカがあるんだよね。そこにブラックマジシャンが入って、犬とか、動物に姿を変えて出てきてマジックを掛けるんだよ。。。」とバリ人の友人は震えながら言ったが、あんまり本気にしてなかった。私はただの変な人だと思ったのだ。しかーし、今日その話を思い出してウブドのスタッフにしたら、「きゃあああああ、こずえさんソレ何処!!!」と悲鳴と寒い空気が店を駆け抜ける。アレ?私が大体の場所を告げると、皆が言った。「こずえさん、それはブラックマジシャンだよ。髪の毛は縛らず下ろしていて、サロンを膝上で巻いているなら間違いないよ!」と宣言する。「へえ???」バリ人的には、膝上でサロンを巻いているのは、マジックに掛かった人か、掛ける人と言われているそうだ。それは、バリヒンズーでは当たり前の事(?)らしい。よく分っていない私に、業を煮やしたのか「いい?もしこずえさんが膝上でサロンを巻いてるとするよね?私がブラックマジシャンなら簡単にマジックを掛けれるって事だよ」と怖がりのキャッシャーが説明してくれる。何となく腑に落ちない私は、「たとえば、ミニスカートはどうなの?」と聞くと「あれはインターナショナルファッションだから大丈夫だ」と言う。それが習慣だと。やっと「どうもあの日は本当に変な人に逢ってしまったらしい。。。」と鳥肌を立てた私。が、しばらくして、逆に考えれば「特別何にも無くって良かった!!」と喜びを新たに致しました。(しかも7年前ですしね)に、しても、習慣も時代に沿わなくっていいんでしょうかね?
2005年11月10日
今日は『プリ ダマイ』をご紹介。眺めのいいウブド近郊の村をぬけてバイクで15分。ここは足つぼで体を診察して、先生が必要だと思うとマッサージもしてくれます。村の中にひろい土地を確保して、無農薬で薬草を栽培。その上、敷地内に薬草を粉砕してカプセルにする施設も持っているんです。薬の種類は色々あり胃薬、ダイエット薬、喘息の薬、精神安定剤、スタミナ薬、アレルギーの薬やら etc。。。昔、1ヵ月半休みなしで働いた時にここのスタミナ薬を飲んで乗り切ったことがあります。信じられないぐらい好調でした。しかし、「過ぎたるは及ばざるが如し」の言葉どうり、長々飲みすぎで胃がやられました。 ははは。。。でも、これだけ気をつければ、大丈夫です!日本から3ヶ月に一度やってきて、ここのダイエット薬を買い込んで飲んでる人もいるそうですよ。ここはご夫婦と親戚の男の人ひとりで治療に当たります。ちゃんと医者の資格も持っているので、安心です。ちなみに、足つぼは結構痛いですが。。。場所はかなり分りづらいので、一度電話を掛けてから訪ねてみてくださいねー。電話「puri damai」:0361-7445798
2005年11月09日
このはっぱ知ってます?これは「ダウン ピナホン」って言うんです。コップ三杯の水と6枚ぐらい葉を入れてコップ1杯分まで煮詰めます。それを飲むと傷の炎症を早く治してくれるんですって。膀胱炎なんかにもいいらしいですよ。今うちのスタッフの間で流行っているお薬です。私もテラスの横で育てているんですよ。
2005年11月08日
ある夜のこと。ほとんどのお客様が帰られ、ほっと一息。スタッフはあとかたずけをしながら寛いでいた。そこへ「おぎゃあーーおぎゃあーー」と小さくかすれた赤ん坊の泣き声。凍りつくスタッフ。。。しかし、店の中には日本人男性の2人組が一席いるだけで他にお客様はいない。まして、赤ん坊なんて。。。場所は2方をガラス窓で囲まれた座敷付近から聞こえてくる。その下はバリヒンズーのお祈りをする場所と川がある。漁師ウブドには「住んでいらっしゃる方」がいるともっぱらの噂。しかも、小さな子供のおばけだそう。(私は鈍感なので感じたことも見たこともない)ボス佐言は笑ってまったく取り合わないが、スタッフ達はマジでビビッている。そこへまた泣き声が。。「おぎゃあーーおぎゃあーー」。もうたまらない。「ギャーーー、で、出たーー!○×▲◇!!」階段を駆け上って外へ逃げ出そうとする半泣きの女の子達。男の子のスタッフも真っ青。。。目が泳ぐ。そこで日本人のお客様、勇気を出して泣き声が聞こえてくる方向へ歩き出した。窓から下の川を眺めても特に誰もいない。竹林に目を凝らすが、夜なので光が反射して遠くは見えない。ふっと足に何かが当たる。気がつくと、座布団の下に何か堅いものが。。。急いでひっくり返してみると、「オギャアーーオギャアーー」と大きな泣き声。そこには携帯電話が点滅していた。。。 ガクッ「蛇の正体ちぎれ縄」、赤ん坊の正体、忘れ物の携帯の呼び出し音だった。恥ずかしいー!!!
2005年11月07日
「君は自分がジャワ原人かクロマニヨン人か、知ってるかね?」と、突然画家のKさんに尋ねられた。「ルーツだよ、ルーツ!現代人は必ずこの二つのうちのどちらかなんだよ」という。「へー、知りませんでした。どうやって見分けるんですか?」興味津々な私。「うん。これはねー、耳垢で見分けるんだ。濡れていたらジャワ原人、乾いていたらクロマニヨン人だ。」「ほう」私は濡れているのでジャワ原人がルーツみたい。思い出すと子供の頃から北海道人のくせに色が黒かった。よく焼ける体質と言おうか。。日本まで流れていったのに、ここまで帰ってきてしまったようだなあ。なぜかバリ島にインドネシアに惹かれる。そういう人は案外ジャワ原人をルーツに持っているのかなあ?ちなみにバリに住んでいる画家のKさんも濡れているそう。ところで、みなさんはどちらですか?
2005年11月06日
「おお、いたいた!」と目が輝く男性二人。入り口の横はガラス張りになっていて中間を5センチほど空けて上下にスモークシートが張られていた。小部屋の中は雛壇になっていて、番号を付けたおネイちゃん達が30人ぐらい化粧を直したり友達とおしゃべりしながら座っている。みんなとてもかわいい。横で、もみ手をしている黒服がピエロみたいで面白い。「俺たちバリでこんな所に来るとは思ってもみなかったよ!」と興奮気味(?)の彼らを連れて個室へ向かった。(やっぱり若い女の子がいたほうがよかったのかな?)案内された部屋は広く、コの字型にソファーがあり10人位は入れそう。エアコンがガンガン効いていて寒いぐらいだ。テレビ画面の上にはヌードの女性の絵。ちょっと照れる。ここにくるお客さんはチャイナ系やインドネシア人が多いのか、歌の本は英語、インドネシア語、中国語。お願いすると日本語の本が配達される。部屋からはリモコンで入力。しかし、登録は手動で店のほうで入れてくれるらしい。私はビールを、男性人は何故か「ソーダ グンビラ」を(コンデンスミルクとイチゴシロップをたっぷり入れたソーダ)注文してカラオケ大会は始まった。トップを切ったのは、グズグズしている私たちに痺れを切らしたTさん。(本当は思いやり)すごいド演歌を歌う。コブシがまわる。(おおーーっ)続くKさんも昔の演歌!!(ううー、さすがコンビだわ)(でもおかしい、二人とも30代なのに。。。)私も80年代の歌謡曲を。(ふ、古い)音痴なので外しまくる。(と、いってもあまり新しい歌はカラオケに無かった)そして、最後の〆にTさん「セーラームーン」の主題歌を熱唱!「♪ごめんねえー すなーおじゃ なくって…」と身長180センチの紳士が歌い踊る。。。こんな夜もナカナカ悪くない。笑いすぎて腹筋が引き締まったかも?Tさん、Kさん、すごく楽しかったです。来春バリにきた時には、また行きましょうねー。終
2005年11月05日
皆さんはバリでカラオケに行ったことがありますか?今回はデンパサールにある女の子がいるお店に潜入してみました。奈良から年に数回、買い付けに来るハンサムな2人組がいる。おしゃべりが上手な『Tさん』と聞き上手な『Kさん』という。Tさんは俳優業もしており、去年のアートフェスティバルの時にはKさんも借り出して100名近くの仲間を案内してバリへ来ていた。ちなみにKさんは昔『歌唱』(と、いうのかな?)を習っていたそうで、今回は彼らとデンパサールにある『カラオケ赤坂』へ。Jl.teuku umar のロータリー沿いが入り口。ギラギラ輝くネオンサインを車で入ってゆくと、ガードマン数人と黒服が8人ぐらいで迎えてくれた。「うわあ、すごい。バリでこの衣装!」と驚く2人。そう、黒服は白いワイシャツに黒の3つ揃えを着ていたのだ。(黒服だから当たり前か?)私たちは短パン、Tシャツ、サンダルとラフな格好だったが問題なし。(一人は首にタオルも巻いていた)ここは一部屋1時間8万ルピア。最短時間は2時間からになっている。(ちなみにビール大瓶が2万7千ルピアぐらい)ホールを通りぬけると大きなスクリーンを掛けたバー&テーブル席、その奥が個室になっている。男の人を二人連れていたせいか黒服に「アパカー アンダ マウ ノナ?」(おネイちゃんは要りますか?)と聞かれ、「私だって女の子だ!」とムッとする私。TさんとKさんは紳士なので、要らないとは言ってくれたが「後学のために」(?)と、『金魚鉢』(女の子が待機している部屋)を覗きに行った。 続く
2005年11月04日
セミニャック近郊にある和食屋さん。何を食べても本当に美味しい。思い出すだけでにやけてしまうほど。私のお気に入りのお店です。今回は場所も名前も内緒という約束で、『漁師』ウブドのブログに載せる許可を頂いたのでした。入り口ではたこ焼きの良い香りが鼻をくすぐる。ああ、もう口の中は唾液が溢れてくる。店内はカウンターとテーブル席が3つ。小さいけれど常に満席。今、系列店の『海山』を中心に仕事をしているミリーさんに誘われ、初めてここを訪れた時私は美味しいのと値段の安さに驚き狂ったように食べて飲んだ。あまりの感動は人を狂わせる。(多分変な人と思われたと思う)牛のたたき、海老水餃子、焼き餃子、イカ刺身、たこ焼きにチーズ焼き、蒸し鶏、ギンダラの照り焼き、オクラetc。。。覚えているだけでもこれだけ食べた。それにビールを大ジョッキで2杯ずつ。うーーん、幸せ。もし、本当に美味しいたこ焼きを食べたいと思ったら、是非この店を探してみてください。探した苦労は無駄にはなりません。絶対に後悔させませんから!まだまだ、美味しいものがいっぱいありますよ。次はいつ行こうかなあと夢を膨らませる私でした。Finestageさん(彼は『海山』で働いていた時の私のボスです)、次回バリへ出張にいらした時には一緒に参りましょう!
2005年11月03日
そこで、私は自分の過去について話すように促され、ぽつぽつ今までにあった事、両親のことなどを話すうちに再度ピクピクが出るが、やがてピタッと止まった。すると、ナオ君の右目にピクピクが移動した。私がびっくりして心配していると、「移っちゃったけど大丈夫。自分で流せるから」と精神統一をして悪い気を流し、本当に痙攣を止めてしまった。霊気やヨガなどの素養がない私にはマジックを見ているようだった。「じゃあ、次はエネルギーラインを繋ぐね」と両手首を握られる。軽くゆすりながら時々小指の下の掌をもむ。小指の付け根は結構痛い。しばらくすると、あら不思議。頭がほわーーんと軽くなってゆく感じ。次は私を立たせた後、体の前でナオ君が手を上下に揺らしたり左右に振ったりする。まるでパントマイム(ごめんなさい。例えが分からない)のように。しばらくすると、なんだかいい気分になり、腰の痛みがすうーーと引いていく。腰に溜まっていた悪い気が流れ出したからだそうだ。人の体って不思議ですね。色々な心の問題もこんな風に体に現れてくるなんて。「病は気から」って言葉はとても奥深いなあ。この日ナオ君ともすっかり仲良くなり、深夜まで霊気のこと、マッサージのことなどを教えてもらった。あれから1週間、顔のピクピクも出なくなり、いい状態を保っている。次回は12月にまたウブドにやって来るそうだから、今から会えるのが楽しみだ。ありがとう、ナオ君!!! 終
2005年11月03日
「い、痛い!」と顔をしかめる私。人の体には頭から足までエネルギーラインが通っているそうだ。私の場合腰から下が切れていて、上半身だけエネルギーが通っていた。そこで、歪みが左鎖骨周辺に負担をかけている。原因は分からないが私の脳の左側の一部は、呼吸が止まっているらしい。大問題ではないようだけど、ちょっと心配。左側の脳に問題があると、その歪みは右半身に出るそうだ。そこで色々重なり私の場合は右目に痙攣。ナオ君は両手で私の頭を押さえ軽くゆっくりとまわす。ピクピクが治まってゆく。おおーーーっ!!そして、のどを指差し「ここもよくないね」と言う。タバコのせいかなと思っていたら「なにか話したいことが沢山あるのに、言えないで貯めているからだよ。たとえば、傷ついたことやトラウマだろうね。子供の頃のことかな」哀れむようにいう。「心に貯めていること話してみて。」とナオ君は切り出した。 続く
2005年11月02日
みなさんはヒーリングテラピーを受けたことありますか?私はなんの知識もなく初体験だったのでかなり驚きました。ほとんど直接患部に触れなくても、治るんですから。今日はその体験談をひとつ。。。夜、入り口の席に顔をだすと、30代の日本人の男の人が一人で食事をしている。それが、名古屋在住のナオ君との出会いだった。バリのマッサージに興味を持っていて、初めてウブドにやって来た。ナオ君は日本で作業療法士をしていて、スポーツマッサージから始まり、霊気を使ったヒーリング、ヨガなどをやっているそうだ。話をしているうちに、右目の周りがピクピクする。バリ人に言わせるといい事がある証らしい。どうも、「私のいい事」は、ヒーラーに出会ったことみたいだ。ナオ君の目がそこに行く。恥ずかしくなって事情を説明すると、「診てあげようか?」と私の後ろにある何かを見つめる様に目を細める。どきどき。ナオ君は難しい顔をしながら「あ、ここ痛いでしょ?」と左鎖骨の辺りを押さえられた。 続く
2005年11月01日
皆さんはバリでこんな話を聞いたことがありますか?日本語では「言い伝え」とか「迷信」とか言うんだと思うのですが。この日は朝から体調があまりすぐれずなぜか右目のあたりの筋肉が痙攣していた私。顔面神経痛かなあ、と思うとためいきが。。。 ふう!昼間店でスタッフのアユにその話をすると、「こずえ、それはいい事がある前触れだよ!バリでは右目の辺りならいい事が、左なら誰かが悪口を言ってると言われてるんだよ。良かったねえ。80%当たるわよ!」と言われた。こんな話は初めて聞いたし、どう考えても病気だとしか思えなかったのでびっくり。「へえー、どんないいことがあるのかなあ」と不幸な気分も吹き飛んで、ご機嫌になった私。ついワクワクしてしまう。「病は気から」というし、こんな気分転換も悪くない。でも正直、私は半信半疑だった。その話は真実になった。その夜、日本でヒーリングマッサージを仕事にしているナオ君が「漁師」に食事にきていていたのだ!!ジャジャーーン♪♪ 『初めてのヒーリングテラピー』に続く
2005年10月30日
どのくらいねむったのだろうか、お母さんの声に目覚める。子供たちがシップ薬を外し、体を綺麗に拭いてくれる。ぼーっとしているが、かなり気分が良い。服を着てベットから出ると、そこにはなんとフルコースと呼べるような料理が並べられていた!びっくりしてる私を見ながらにっこり笑うお母さん。「さあ、これがあなたのお薬よ!」出された料理は古代米のおかゆ、茹で野菜の和え物数種類、テンペなどを使ったサテ。それに豆腐料理、野菜を磨り潰しココナツのフレークを混ぜて焼いたものや、果物までありかなり多彩なベジタリアン料理だった。もちろん『サンバル マタ』と呼ばれる赤たまねぎの薬味。うーーん、なかなか美味しい。「通常のお薬もいいけれど、やはり日常の食事の中から栄養素を補給し体調を整えるほうがいいから」とお母さんは言う。なるほど納得。病み上がりの身には量が多いので包んでもらった。お土産を貰ったみたいで嬉しい。たまにはこんなお医者さんもいかがですか?♪
2005年10月29日
ルルールを終えるとベットへ寝かされる。そこで私のために用意されていたのは薬草で作られた天然素材のシップ薬とオイル。まずはのどに数種類の薬草を軽く潰したものを乗せてタオルでくるむ。次はオイルでお腹のマッサージ。「熱を持っているわね、『パナス ダラム』ね」とお母さん。私はこの『パナス ダラム』なる病気によく罹る。簡単に言うと「内蔵が熱くなる病気」ってとこだろうか。。。人によって出方はかなり違うらしい。口内炎になるひと、腰痛になるひと、便秘になるひと、頭痛になるひと、発熱が続くひとなどさまざまだ。私の場合、症状は風邪に似ている。ただ38度以上の熱が続くのだ。日本では熱を出しても高熱は1日しか続かない私はかなり不安だったが、インドネシアではかなりポピュラーな病気らしい。そしてお腹の上にも天然素材のシップ薬がドサッと乗せられパンツで挟まれた。(後で見たら緑色に染まっていた。。。なので黒い下着がお勧めです)私はマッサージを受けながら気持ちよさにいつの間にかウトウト眠っていた。続く
2005年10月28日
2階を見てびっくり、4,5人の子供たちと大きな祭壇があり、吹き抜けを見下ろす中央に3つ小さなテーブルと椅子がおいてある。サイドにはベットが。まずはお母さんと共に祭壇の前へ。「神様にあなたの病気が早く良くなるように祈りなさい。神様は全能ですから、日本語でもかまいませんよ」と言うので私は日本語でお祈りする。お母さんはインドネシア語とバリ語ミックスで私のためにお祈りしてくれた。 お祈りが終わると、小学2年生ぐらいの子供たちが二人私を待っていた。椅子に腰掛けると、「これから血行が良くなるようにルルールをします」と米の粉とバンクワンを混ぜたもので足を擦ってくれる。バンクワンは美白効果がある野菜だ。それをすりおろして使用する。ちびっ子二人に足を擦ってもらううちに、申し訳なくなり「偉いね。お母さんのお手伝いをしてるんだね」と声を掛けると、「ううん。あれは○○ちゃんのお母さんなの。」と言う。もう一人が「おばさんは私たちを引き取ってくれて学校に行かせてくれてるの」と言うではないか!そこへ、お母さんの娘がアロエを持ってきた。私の頭皮をアロエでマッサージしながら、「母はパヤンガンの出身ですが私を連れて離婚してここで店を開けました。親のない子や親が育てられない子達を引き取って育ててるんです」と教えてくれた。いい話にちょっと感動する私。続く
2005年10月26日
ウブドの郵便局がある通りに、ベジタリアンレストランがある。食事も出来るが、実は予約制でテラピーもやっている。ここのお母さんはバリアンなのだ。入り口には色々なハーブが植えた鉢があり、店に入ると3つほどのテーブルと、ガラスのショーケース。中には漢方薬やジャムーが並んでいる。店内には階段があり、吹き抜けの2階へ上がれるようになっている。 前日の朝から体がだるくて熱っぽく喉が痛かった私は、友人に「いいところがあるわよ」と勧められ早速電話で予約を入れた。 到着してみるとお母さんが待っていて、「まず、これを飲みなさい」と何やらじゃムーが出てきた。頭がくらくらしていると飲みながら話すと、私を見つめながらお祈りををし蝿を捕まえるような手つきで頭の周りから何かを掴んでは捨てていく。「あのー、何か悪いもの(ブラックマジック)が憑いてますか?」と、いやな予感がして訊ねるとそうではないという。「熱を捨てているのですよ」とのこと。ちょっと安心する。そして2階のほうへどうぞと誘われ、私はトコトコついていった。続く
2005年10月25日
『漁師』ウブド店を正面から見て王宮方面に100メートルぐらい。 階段を降りるとそこには川があります。 川の横には「聖水が湧き出る場所」があり 『べジ ムンブル』と呼ばれるます。 ウブドの村で儀式があると皆ここから聖水を運ぶそうです。 今まではけもの道に毛がはえたような状態だったのですが、 1ヶ月ほど前から工事が始まり、立派な階段と道が出来ました。 今日は朝から沢山の人が集まりガムランやお供え物が奉納されています。 明日はもっと盛大な儀式がおこなわれるそうなので、 皆さんもサロンとスレンダン(腰帯)を用意して 見学に出かけてはいかがでしょうか?
2005年10月24日
バリに石榴があるかもという話を前回書きましたが、 今日やっとスタッフのお陰で、食べることができました! 彼女のおうちにある木から収穫された石榴は 私が初めて見る種類のものでした。 『石榴』といえば皮はワインレット。 中の実はルビーのような色を想像していたのですが 今日の石榴は全然違いました。 皮は黄緑で種が大きく、中身は何と『ポカリスエット』のような白でした。 サイズは私の握りこぶしぐらいの小さいもの。 インドネシア語では『デリマ プティ』と呼ぶそうです。 (赤もあるそうで『デリマ メラ』と言う。) 味はまだ未熟だったせいか、かなり酸っぱかった。。。 インドネシアでは薬だそうで、これを皮ごと茹でて煮汁を飲むそうです。 肝臓や黄疸に効くとか。。 試しにやってみると、キツイ苦味の中にほんのり石榴の甘みあり。 私は結構イケました。 ちなみにタイの石榴は日本で見るようなサイズでした。 皮は黄色でほんのり赤いところがある程度で、 割ってみると中はピンク色。種が小さく食べやすい。 味は日本のものよりかなり甘く、もう少し酸味が欲しいほどでした。 同じアジアなのに、土地によってこんなに違うものなんですね。 興味深いなあ。 >
2005年10月23日
ホテルに帰る道は疲労困憊の様子。車の中で眠り始める。ああ、B子さんは大丈夫だろうか?ちょっと心配になった私。 4日目、2度目のマッサージにバリアンのもとを訪れる。今回もかなり痛かったようだが、ちょっと慣れてきたようだ。しかし、生理のくる気配はない。 また養命酒のようなお酒を頂いて帰る。7日目の朝、3度目のマッサージを受けにバングリへ行くため、B子さんのバンガローに迎えに行った。すると、「こずえさーーん!!本当に来ましたよ!」とB子さんの興奮した声が聞こえてきた。今朝起きてみると、なんと、本当に生理になっていたそうだ。しかも三度目のマッサージを待たずに。すごい、凄すぎる、恐るべしバリアン!!!。この日は二人でお礼を言いにおじさまのもとへ行き帰ってきたのでした。 なんかいいですよね、薬を使わずに自分の中の治癒力で治すって。人間の体って凄いな、それを引き出してくれるバリアン技もまた素晴しい。
2005年10月12日
ドキドキしながら早速ベットに横たわりサロンを上から掛ける。 やって来たバリアンのおじさまは、大胸筋の辺りをマッサージ。 「い、痛い!!!」とB子さんの悲鳴が上がる。 腹、子宮、足へと触診は続く。 かなり痛いようで、「う、うーーーーーっ!!痛っ!」とうめき声が。 聞いてるだけで、鳥肌が立つ。 そこに助手もやって来て足のほうからマッサージを開始する。 ふくらはぎから膝の裏へ、どうもリンパマッサージのようだ。 2重苦のB子さん、痛がり方が半端じゃない。 すると、子供たちが興味を抑え切れず覗き見にきたが、 彼女は気にする余裕もない。すでに冷や汗たらたら激痛に耐えるのがやっと。 その後30分ほどでやっと拷問(?)が終わり 服を身につけぐったりしたB子さんとテラスに座っていると、 おじさまは小さなグラスに茶色い飲み物を注ぎ勧めてくれた。 「これは元気になる薬だ」という。 私にもくれたので味見してみると、薬草を漬け込んだ甘いお酒だった。 養命酒みたいなものだろうか。 マッサージの後に飲むと、血行が良くなるそうだ。 「3日に一度、後2回マッサージにいらっしゃい。そうしたら生理がくるよ」 というが、私は半信半疑だった。 日本ならば産婦人科に行き、薬を貰って治すような病気が こんなことで治るのだろうか? B子さんはただひたすら痛いマッサージを受けるのが苦痛だったようだが、 これで良くなるならと通うことにした。 続く >
2005年10月11日
何処のバリアンもそうだが、家の前に看板はない。ここも普通の民家だった。 ちょっと違うのは家のテラスに『人体図』の絵が掛かっていること。広い庭に向かって長屋のような建物があり左右には小部屋がある。その真ん中が壁のないオープンな診察所になっていた。テラスに座ると、髭を伸ばし優しそうな顔のおじさまが声を掛けてきた。彼が私たちの探していた「その人」だった。 おじさまの笑顔に勇気付けられ、ぽつぽつとB子さんが話し出すのを通訳していった。途中で、助手の一人がおじさまの指示を受けて何かを用意する。どうも、オイルのようだ。「じゃあ、診察をしましょうか」と言うおじさまに促され診療所のベットへ。 木でできたベットにはマットとサロンが一枚。足元と、頭の方はベニヤ板で1mぐらいの目隠しがされていた。「さあ、服を脱いで」と言われ、ひるむB子さん。診察所といってもテラスから続く屋根があるだけのオープンエアの場所。見渡すが更衣室のようなものはない。近所の子供が庭から面白そうに見ている。こんな所に外人がいるのがやっぱり珍しいようで、興味津々。困った私は置いてあったサロンを広げて目隠しを作る。B子さん思い切ってパンツ一丁になった。子供たちの歓声が上がる。「恥ずかしいよー」とB子さん。でも、試練はここからだった。。。 続く>
2005年10月10日
今日はバングリにいるバリアンのお話。皆さんはバングリという場所をご存知だろうか?ウブドから車で40分、ギャニアールの町をぬけて少し山のほうへ行ったところだ。景色のいい高台には海まで見渡せるお寺が建っている。 『漁師』にやって来たB子さん、このバリアンの居所を知らないかと私を訪ねてきてくれたのだ。ウブド好きの友人から聞いてきたそうだが、インドネシア語が解らないため見つけられなかったそうだ。「知ってますよ、ご案内しましょうか?」と答えると、ほっとして話はじめた。 子供の頃から病気がちだったB子さんは、ホルモンのバランスが悪く生理が来たり来なかったり。ひどい時は半年に1度だと言う。そうすると、体が浮腫んだり、だるさが続き熱が出ることもあるそうだ。 私なんか、どこのバリアンに行っても「お前さんは健康体じゃのう。ははは」と言われておしまい。神秘のバリアン体験は一度もない。観てるだけなのだ。嬉しいような悔しいような… それはさておき、旅行中なのにその浮腫みが出てきて体調が悪いB子さんを連れて、私はバリアンのもとへ向かうことになった。 続く
2005年10月09日
「おおーーっ」と、驚きのあまり仰け反る私。真剣な氏の顔。 彼女は目がテンになっていた。そこに大きく切り裂いた透明ビニール袋が登場。お腹の上の吹きかけた薬草の上にポンっと貼り付けると「さあ、いいよ。服を戻しなさい」と立ち上がった。その夜、バリアンの興奮冷めやらぬまま、彼女は『漁師』で飲みながら、「いやー、すごいびっくりしたわ。車でウブドに戻ってくる時からなんだかお腹が熱いんだよねー」と話す。彼女の細い体を見ながら「へえーー」そんなにすぐ効き目があるのか疑う私。飲み薬なら解るが、吹き掛けただけの薬。自分が紹介しながらも、まさかと思っていた。次の日の夜、彼女が『漁師』に飛び込んできた。「こ、こずえちゃん見て頂戴よこのお腹!!!」とふんわりしたアジアンワンピースの腹を押さえる。見ると昨日までは食べれなくってぺったんこだったお腹が、妊娠4ヶ月ぐらいになっている。「このせいで、パンツのゴムがきついよー」とぼやく。熱くなっていたのは本当だったのだ。体が動き始めたのだ。「バリアンのおじいちゃんにさっき電話してきいたら腎臓の動きが活発になっているだけだから大丈夫だって。問題ないってさ」と笑う彼女。ほっとしながらも不安な私。触らせてもらったお腹はパンパンに張っていた。朝おきてから、「A子さんどうなったかな?」と気になった私は果物を持って彼女のバンガローを訪ねてみた。「おはようございまーす」声をかけたら、ぐったりした顔で出てきた。「昨日の夜は20分おきぐらいで30回近くトイレに行ったから眠れなかったけれど、明け方やっと止まった。でもねお腹も小さくなったし、付き物が落ちたみたいに意識がスッキリしてきた」と嬉しそう。そこで、電話一本で来てくれるマッサージ師に連絡。香りの良いオイルで2時間もみほぐしてもらいリラックス。この夜は久しぶりにゆっくり眠れたようだ。 その後、A子さんは日本に帰り元気に過ごしているようだ。メールには「バリに行って沢山の力を貰ったみたい。また頑張れそう」と書いてあった。私はなんだかとても嬉しくなって、バリの神様への尊敬の気持ちでいっぱいになった。
2005年10月08日
ヌガリ村に住むバリアンは、ウブド王家の血を引くチョコルダ・グデ・ライ氏。氏は薬草に詳しく、お医者さんのようだ。彼の家系は1世代に一人、この力を授かる人がいるそうだ。一世代前はお父さんが、お父さんが亡くなると甥、姪を含めた子供達の中の誰かへというように。診察は中庭にあるテラスで始まった。まず、足を延ばした姿勢で坐った彼女の後ろから頭、額、顔、首と両手で触っていく。「君は腎臓があまり丈夫ではないな」「夜は眠れるか?」と質問する。ぴったり当てられた彼女はびっくり。彼女が補足するように今の体調を説明すると、「ここに横になりなさい」と茣蓙が敷かれた場所を指差した。肯きながら軽く触診しバリアンは庭へ降りて行った。不思議に思った私たちはその後ろ姿を目で追う。彼は庭にある木々から数枚の葉を摘んできた。そしてテラスの片隅にあるテーブルの上からすり鉢を取り、その葉と数種類の乾燥させた木の根、木の実などの薬草をグリッグリッと混ぜ合わせ始めた。そしてそれを手のひらに乗せると、『ぽんっ』と自分の口へ放り込んだ。。。『もぐもぐ、くちゃくちゃ。。。』思わず絶句。 恐る恐る目を見交わす私たち。何が始まるんだろう?氏は彼女に目を向け、お腹を指差し「出せ」と合図する。慌ててシャツをたくし上げスカートをずらした。そこへ、『ぶぅぅぅぅぅー!!』と、2本の指を当てた氏の口から、薬草が噴出した。 続く>
2005年10月06日
この日はまだ乾季の最中。日差しは強く緩やかに風が吹いている。私は2時半ごろ『漁師』に顔を出した。この時間はランチの時間が終わりスタッフもほっと一息つける時間だ。 店に入ると、座敷の隅に一人で旅行している日本人の女性がいた。年齢は30代後半から40代の綺麗な人。長いこと旅をしているようで肌が小麦色に焼けていて、長い髪をベトナムかタイ風の簪でまとめアップにしていた。笑顔なのに、どこか無理をしている感じだった。私が「いらっしゃいませ」と声を掛けると、彼女は話し相手ができて嬉しそうだった。話していると私と同じ北海道の人だと分かり地元の話で盛り上がり、今バリで踊りを習っていること、ここに来るまではボランティアをしている友人の手伝いをして、1ヶ月ほどタイの田舎の村にいたことなどを話してくれた。そのうちに「実は。。。」とこの旅に出たきっかけを話し始めた。 彼女は13年結婚していた夫と離婚調停中。悪いことが重なり中でも彼女の支えだったお母さんが亡くなった事がショックだった。精神的に崩れそうになった彼女はこの旅に出た。自分の心の整理をつける為に。 ストレスは体の一番弱いところに出る。彼女の場合は腎臓だった。食欲不振、睡眠障害、倦怠感と頭痛、そして尿を排泄しづらくなっていた。心配になった私はウブド近郊のヌガリ村に住むバリアンの話をした。バリアンというのは特別な能力を持った人のことだ。力にも色々あるようで、未来を読む人、薬草に詳しい人、望みを叶える祈りの儀式をしてくれる人などさまざまなようだ。興味があった彼女は、次の日早速バリアンのもとを訪れた。 続く>
2005年10月05日
バリ料理にも色々な味がある。 同じ料理でも地方によって少しずつ違うような気がする。 例えばタバナン村のラワールは、お上品で繊細な味わい。 ウブドはパンチの効いた力強い味だと思う。 私はウブドの味に慣れてしまったようで、クタ付近で食べる バリ料理はちょっと物足りない。 そこで、ウブドの料理が好きという私のような人のために。 プリアタン村の2階建てパサール(市場)には朝から色んな店が並ぶが、 入って正面の階段下付近に [BUMBU ULEK](ブンブ-ウロッ) と呼ばれる、生の香辛料をミックスしてすり潰したものが売られている。 どうやって使うかというと、まずこれを多めの油で炒めて香りを出す。 そこに骨付き鶏肉のぶつ切りと、塩もみしたはやと瓜や、大根のした茹で したものなどを放り込み炒める。 そこに水をひたひたより少なめで入れた後、沸騰させる。 沸騰したらガラスープの素や、塩で味を整えていく。 鶏肉と野菜が軟らかくなったら、出来上がり。 鶏肉と野菜のスープ煮の完成です。 このまま食べてもよし、ココナッツミルクを足してオポールにしてもよし。 白いご飯が進むこと間違いなしの一品です。 >
2005年09月30日
今日うちのスタッフから「バリにはなくて日本にある果物はなに?」と質問された。 すかさず、「こくわでしょー、石榴でしょー、それからアケビとかねーー。。。」と話しているうちに「石榴ってどんな果物?」ときくから絵を描いて食べ方を話した。「日本では1個500円ぐらいして高級なんだよ。我が家では、病気の時やいい事があった時だけ買ってもらえたの。」と説明したら、「こずえ、バリにもあるよ。 ここでは赤と白があるんだ。普通は薬として食べるんだよ。1万ルピアぐらいだよ。でも、なかなか売ってないんだ」と教えてくれた。「? 赤と白」まさかそんな馬鹿な。石榴(かどうか、確かめてはいないが)と聞いたからには、是非食べてみたい!大好物なのだ。 色々聞き探した挙句、スタッフのおばあちゃんのお家に木があることが分かり、何年先になるか分からないが予約をした私でした。とほほ。 1本の木に一つか二つしかならないんですって。いつ食べれるのかなあ。
2005年09月15日
インドネシアのスーパーで売られているツバメのマークがついた黄色いパッケージの袋をご存知でしょうか。こちらでは『アガルアガル』と呼ばれているもの。これは味やバニラの香りをつけた寒天の粉末です。 一袋7g入っており1,250ルピアほどで売られています。先日、友人から借りた日本のテレビの録画の中で寒天の効能が出ていた。おおー、これはスゴイ!!これなら「ダイエットをしたいが意志の弱い私、それでも出来るかも?」。 と早速試してみました。 味無し、無糖タイプをかってきましたが、バニラの香りが強いので『ところてん』にはちょっと不向き。 そこでコーヒーゼリーにして牛乳と食べたり、果汁100%ジュースでフルーツゼリー、ジュースを多めに入れて冷凍庫でシャーベット。『伊東家の食卓』からココナッツミルクを使った2層寒天。 このレシピなかなか良かった。。せっかく熱帯の島バリにいるのだからと、マンゴー寒天にもトライ!これはいけます。是非皆さんもやってみてください。レシピココナッツミルク 200ml水 450ml砂糖 150gマンゴ(生) お好みで寒天粉 4gマンゴ以外のものをまとめてお鍋に入れて火をかけてください。沸いたらそこにマンゴを一口サイズにしたものを入れて一煮立ちしたらおしまい。後はタッパーなどゆっくり冷える器に入れて荒熱を取ってから冷蔵庫へ。1時間ぐらいでココナッツが分離して2層寒天ができあがります。お好みで砂糖は加減してくださいね。
2005年09月14日
先日の8月17日、60回目のインドネシアの独立記念日だった。ウブドでは街の中心にあるサッカーグランドが会場となり、数日に渡って色々な催しがあった。この期間中ほとんど道路が混雑のため進まず、『漁師』のお客様の中には車を道端に捨てて歩いてご来店の方も。。日中バイクでモンキーフォレスト通りを通った私もちょっと見学。出てる出てる、グランドを埋め尽くす程沢山の人たちが!警察も出て道路整理におおわらわ。バイクなどは路肩で三重駐車になっていた。大きなステージが組まれ嬉しそうに皆が見上げている。だが、一番気になったのは屋台。サテ(串焼き)屋、ソトアヤム(鶏のスープ)屋、ピサンゴレン(バナナの揚げ菓子)etc.とっても楽しそう。日本の縁日みたいだ。出来るものなら全部食べたい。(花よりだんご)そう思うのは私だけではないようで、旅行者の人が、どきどきしつつもトライしている。こんな風景を見るととても微笑ましい。怖がらずやってみることで、地元の人とも交流が生まれる。そして友達ができる。それが旅の醍醐味。やっぱり、人との出会いが旅の善し悪しを決めるんだなーと思った。皆さんの旅もどうぞ楽しいものになりますように!!
2005年08月22日
今日は『海山』に新しく登場したデザートの話。お酒も甘い物も両刀使いのうちのボスは、日本に帰国すると必ず『○○コーナー』(有名なお菓子屋さん)のシュークリーム10個詰めを買い込む。 そして、タクシーでの移動中や飛行場での待ち時間などにぺろりと平らげてしまうほど大好きだ。「俺、あのふわっとしてて中からクリームがブニュ!っと出てくるのが堪らないんだよね」と、テレながら。聞いている皆の頭の中にシュークリームの想像が広がる。「皮がしっとりとしてるのがまたいいんだよなあー」うんうん。「クリームはさ、カスタードと生クリームのミックスで柔らかくって。。」よ、涎が…「あー、話してたら食べたくなってきたよ!」というボスの一言で始まった。試行錯誤を繰り返し、何種類ものシュークリーム、ケーキ、を毎日試食。その中から生まれたのが、バニラビーンズたっぷりのクリームが入った『シュー アラ クレーム』に、濃厚『ニューヨーク チーズケーキ』と、『チョコレートケーキ』。このチョコレートケーキは、しっとりと甘さ控えめなスポンジと共にチョコレートムースを添えて。ダイエットもしたいが、この美味しさ止められません!!!
2005年08月14日
ウブドのハノマン通りを南下していくと左手に『カキアン バンガロー』があるのを、皆様ご存知でしょうか? ここはベーカリーとレストラン併設なのです。 私は1ヶ月に一度は必ず、狂ったようにケーキが食べたくなる。 そうするとウブドで唯一日本風の美味しいケーキが食べれるここに直行!!3、4個はテイクウェイして帰るのだ。(大食いなのが恥ずかしいから…) ここでお勧めなのは、生クリームの中にイチゴのムースが入った『ドームフランジュ』『チョコレートケーキ』はサンドしたチョコクリームが絶品なのだ。ふふふ、思い出すだけでもほっぺが落ちそう。ベーカリー内は禁煙ですが、バンガローの屋外エントランスでも食べさせてくれるのでタバコが吸いたい方はぜひお願いしてみてくださいね。次回はオベロイ通りの『海山』から、最新メニューのデザート情報を!!
2005年08月08日
観光で街の中をうろうろしているのはとても楽しい。歩きつかれた時、素敵なカフェでお茶を飲みながらほっと一息つくのは快感だ。特に女性なら、甘いものがあるともっと嬉しい。 私のお薦めは、ネカ美術館の近くにある『インダス』。ここは2階建てのレストランで、私のお気に入りは2階のテラス近くのソファー席。眺めが良く、風が通り抜けて気持ち良い。 一階にあるショーケースから好きなケーキを選んで注文。色々ありますが、チョコレートケーキが美味しい。そして、何より嬉しいのは、生ハーブを使ったお茶!レモングラス、ミント、バジル、おまけに生花を使ったハイビスカスティ。ハイビスカスはグラスに熱湯を注ぎ、花を入れて色と香りを出すと、紫色になる。そこに砂糖とレモン汁をいれていくと真っ赤に変色するのだそう。ホットもアイスもありますが、是非アイスで楽しんでみてください。南国を実感できまっす!
2005年07月28日
先日、デンパサールのJL,ガトースブロトにある、友人の絶賛する針の先生の所へ行ってきた。場所は、小さな商店が長屋のように入っている建物だった。目印は「アヤム ゴレン」屋。 その2階にあるとのこと。そのお店に入り、料理の仕込みをしているお店の人の間を抜けて、突き当たりにある店の階段を上って行くのだ。途中で道を聞いたインドネシア人には、「え、あそこに行くのか?」と驚かれた。訝しく思いつつも、思いきって声を掛けた。「おおーいらっしゃい。」と愛想のいい声とともに、中国系インドネシア人のおじいちゃまが。 (確かに何か特殊なキャラクターだ!) まず、手首を掴んで脈を取り、健康診断。「あんたは腰と腎臓がちょっとよろしくない。 でもそれ以外は健康だ!」と診断がでた。この時、インドネシア語と片言日本語と漢字を書いて教えてくれる。 そこから、診察台に移動する。マッサージ屋さんにあるような顔の部分が穴になっている台だ。全身針を打つので下着になって待つ。 (自分の服かハンドタオルを持って行き顔当てにした方が 良いと思われる、ちょっと台がくさい…)7センチから9センチぐらいの針を私の場合は8本買い取り、次回はその針を使って治療してくれる。まず、首、肩、腰、膝の裏側、足のくるぶしと小気味良いリズムで二本ずつ打っていく。最後に右のくるぶしの辺りへ針を打たれた時、異変が。まだ、電気は流していないのに、痺れた様なズキズキする感じが。「せ、先生、もう電気を流してますか?」「まだじゃ」「あの、私の足ズキズキしてます!! あいたたた。。」「大丈夫じゃ、自然にそうなってるのじゃ。フオフオフオ。我慢我慢。」と、いじめっ子なおじいちゃま。そのまま電気を流され流石に我慢できず、足をじたばたして抗議し刺し直してもらった。その後は快適。 いい調子。針の後は電気マッサージ器を使い、刺した箇所を揉んでくれる。 「はーい、しぇいざ(正座)してー、手 前ーにー」と怪しい日本語を操り誘導。正座から、頭を床に着けて手を伸ばした。 腰のマッサージの痛いこと。やっぱりおじいちゃまの見立ては当っていたようだ。マッサージの後は服を着て出てくると、おじいちゃまは4センチ四方の中国の強烈な赤色の箱を持って待っていた。「この箱には腎臓虚弱に効く薬が一粒入っている。4玉飲んで効かなかったらもう一回おいで」と渡された。 夜、その薬を開けてみた。中に蝋で固めた3センチぐらいの玉がひとつ。爪で切り目を入れ、取り出してみるとオブラートに包まれた漢方薬がひとつ。この薬親指の先っちょぐらいあった… かじって飲むしかない… うえー薬とマッサージが効いたのか最近体調がいいようだ。紹介してくれた友人は週1の割合で通い、体質改善をしている。色々と漢方薬も扱っているので、興味のある方は相談してみてはいかがでしょう?詳しい情報をお教えいたします。>
2005年07月12日
ここ数ヶ月私は『漁師』ウブドと、オベロイロードの店『海山』に週何日かずつ入っている。今回は『海山』のスタッフのお話。Nと言う女の子のスタッフがいる。22、3歳の奇麗なストレートヘアの女の子。ある日、「こず重さん、3日間お休みください、弟のセレモニーがあるから」っと言ってきた。 彼女の弟では結婚式でもなし、何だろうと聞いてみた。すると彼女、日本人の私のために分かりやすくこういった。「うん、あれよ。 あそこの皮を切るんだよ。」ははーあ、カツレイ(漢字が分からない!ごめんなさい!)のことかー。ちょっと恥ずかしい。 ポッ。がしかし、意味が分かるとムクムク興味が沸いてくる。「ねえねえイスラムの男の人はみんなするんだよね。で、どうなってるの? 平常でも帽子は被ってないのかしら?それとも被ってるのかしら?」と、エグイ質問をする私。これは是非、ボーイフレンドがいるNちゃんに聞いてみたい!!彼女一言。「イスラムの人はよく警察に捕まるんだよね。」「????」「だって、ヘルメット被ってないから」「....なるほど!」しかし、真実の程は定かではない、、 あしからず。
2005年07月10日
私はバリの朝がとても好き。時々早起きしてテラスにいると、朝焼けと共に空気の色が変わっていくのがとても奇麗。何というのか、草や大地から立ち昇ってくる蒸気(?)が好きなのだ。 昨日はちょっと早起き(と、いっても7時)して、コーヒー飲みのみ、朝日を鑑賞。うーーん、バリだ。 幸せ。ウキウキしながら「そうだ、朝風呂に入ろう!」と湯を溜める。椰子の葉陰から光が落ちてくるのがすごい奇麗だ。さあ、そろそろ。。「ジャっぽーーん!」おおー。 幸せ。 この開放感!快感に閉じた目を開くと、バスタブの中に体長15センチぐらいの足のいっぱいあるムカデが私と一緒にマンディしている。。。 「ぎゃーー」慌てて飛び出す私。やっぱりウブドはジャングルだった。。。私の部屋は填め込みガラスのエアコン部屋なのに。くすん。>
2005年07月10日
今『漁師』ウブド店には約20名のスタッフがいる。大体が近郊の村からやってきていているバリ人。それに、ジャワから来たイスラム教の子が一人いる。内女の子は10名。8名は結婚している。彼らは25歳までに結婚をして、子供を作っている。バリの田舎では子供を産んで、子孫を残すことが重要なことなのだ。 だから、できちゃった結婚が主流。男の子に言わせると、「結婚して子供ができなかったら困るだろ? だから試してから結婚するのさ」となる。 (妙に説得力があるような。。。?)めでたく子供ができて、結婚すると今度は避妊に余念がない。半年前に子供を産んだ子に聞いたら、「産んですぐに病院で『カ-べ-』を入れてもらった」と言う。カーべーと言うのは、日本で言うリングの事のようだ。 うちの結婚してる女の子全員に聞いてみると、1人だけピル、後はみんなカーべーをしていた!!! カーべーにも色々種類があり、2年もの、7年ものなど期限が違う。料金は1000円から1500円ぐらいでお安い。ピルも薬局で売っていて、バリ人が買いに行くとなんと、100円前後で買える。スタッフが一言。「こず重の分も、ピル買ってきてあげようか?」結婚してない私には、いらんちゅーーーに!!と、言いつつも、何時かのために聞き耳を立てる私であった。。。。
2005年06月28日
はじめまして! 『漁師』ウブドのこず重です。 北海道・旭川生まれのドサンコです。 よく皆さんに「まあ、そんな寒い所からこんな暑い所に来たわねー」と言われるので すが、 小学校の頃、『くろんぼ大会』(夏休み明けにどれだけ日焼けしたかを競う)で 優勝しそうになった程の私。バリに住む適性はあったようでございます(ただの地 黒)。 とほほ。。 そんな私が最近はまっているのはマッサージ。すっごい肩こりなんです。 ウブドには超高級スパから格安マッサージ屋さんまで色々揃っていますが、 個人で営業しているマッサージ師も沢山いて、人の紹介で出張マッサージをしてくれ ます。 今回は台湾人の友達から、すごく上手なマッサージ師がいると聞きさっそく試して みました。 <体験記> バリのマッサージはオイルマッサージが多い。 しかもすっぽんポン、又は、パンツ一丁で受ける(私はいつも一番色気のないパンツ を穿いて受ける)。 マッサージ師はオイル一本だけをぶら下げてやってくるので、床に敷く布を用意して おく。 ウブドにある有名な老舗マッサージ屋さんで3年働いていたと言うその人は男性。し かも若い。 ううぅ。。。。 ニコニコと私を見てるので、服を脱ぐ時かなり恥かしかった。 が、どうせこれから全身見られちゃうのだからと勢いよく後ろを向いて脱いでいた ら、 背後から「お手伝いしましょう!」と声が掛かり、「なんの手伝い?」と訊くより早 く ブラのホックを外してくれた。。。。 人生でコレほど恥ずかしい事もあんまりないと思う。(こんなのは初めて) 気を取り直していざマッサージ! マッサージは相性があると私は思っている。直に触れられるので感情がそのまま伝わ る気がするからだ。 この人は身体のことをよく知っている。(と、思う) 慣れた手つきで「ピタッ」と、ツボを押さえる。それが、強すぎず弱すぎず絶妙なの だ。 痛みに「ううっぅ。。」と思わず声が漏れる。。 次の瞬間には波のように気持ちよさがやって来る。 動きに無駄がない。「ほうほう、成程」と、いちいち納得してしまう。 それの繰り返しが快感になってゆく。 1時間のマッサージが終わると快い疲れでしばらくベッドから動けない程。 ふー、幸せ。 それでいてお値段は1000円以下! バリならではの贅沢ですなあ。 皆さんもいかがでしょう?
2005年06月24日
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