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2024.08.11
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​JA広島 和牛歴史資料館 広島県庄原市七塚町580

広島県三原市久井町歴史資料館で千年以上前から
開催
されていた「牛馬市」について知りました

この日は広島和牛の歴史について知り合いの紹介で
JA広島さんの「広島和牛歴史資料館」を訪問します




広島県の県北にある庄原市にあります



一般開放されていない資料館
入口からも広島和牛の重厚感がでてます



全国でも有数の生産量を誇った広島牛の歴史




広島和牛の歴史
961年  三原市久井町(杭)で日本3大牛馬市が始まる
1843年  庄原市和牛のルーツ日本最古の蔓牛「岩倉蔓」の誕生




951年久井町(杭)で始まった牛馬市
当時は荷役用として活用された。

養蓄(食用)にしたとの記録はないが

事故や老衰で亡くなった牛は食用にしたのではないか?
非公式には1000年以上前から牛食はあった




日本最古の四大蔓牛とその血統のブランド牛

岩倉蔓  広島県庄原市   ​比婆牛​
竹の谷蔓 岡山県新見市   ​千屋牛​
周助蔓  兵庫県      ​但馬牛​
卜藏蔓  島根県仁多郡   ​島根牛・隠岐牛​



1843年庄原市で 岩倉六右衛門 の雌牛(初代岩倉)
に妻の嫁入り道具の雄牛を交配させた事が始まり

遺伝学の概念もなかった時代に良い雌に良い雄を

計画的に交配し優秀な牛を作ろう考えた



岩倉蔓の特徴



あずま蔓の完成
岩倉蔓を祖とする系統で様々な優秀な蔓牛が造成された



蔓牛の認定書



広島和牛は皇室とも関係が深い
大正天皇崩御の祭は奉引牛として使われた



昭和天皇も視察に訪れた






壬生の花田植
唄いながら大勢で田植えをする民族行事が
今も行われており農耕牛として和牛も活用されている



JA広島が展開する広島和牛ブランド



そのブランドの中でも一番要件が厳しい

「比婆牛」

​1、庄原市内で生まれた黒毛和種であること
2、広島県内の肥育地農家で最終最長期間肥育されていること
3、3代祖内に広島県種雄牛を含む血統を有していること
4、肉質等級3以上であること
5、庄原市長が発行した認定書を有していること​




3つのブランドの中で最も出荷されている
毛利元就から付けられたブランド名

​「元就牛」​


2、一生を広島県内で飼育された牛であること
3、肉質等級2以上、歩留基準B以上であること




神石高原町で育てられた牛

​「神石牛」​

1、黒毛和種の去勢牛または未経算雌牛
2、神石高原町で最長期間飼育された牛
3、肉質等級2以上であること




元就牛は現当主の毛利元敦氏の協力により誕生
後ろの列には昔お世話になったJA広島の担当者
さんの姿もあり少し感動



広島サミットでも使用された
「神石牛のヒレ肉」



最古の和牛は写真でも小さいサイズ
山口県の見島牛(天然記念物)の体高
は125cm

明治中期以降には外国牛と掛け合わせ個体を大きく

させ肉質も脂身を増す掛け合わせが行われた




遺伝学の進歩や大正12年創立した種蓄場
により優秀な雄牛が造蓄される



現代では遺伝子的多様性の維持確保への取り組みや
和牛DNAデータベースの構築がはじまる



見学した後に近くにある
広島県総合技術研究所畜産技術センターへ



センター内のポプラ並木



畜産センターでは希少な広島血統を
受け継ぐ優秀な種雄牛を飼養している



種雄牛から採取された遺伝資源は
子牛生産のため受精卵などを県内
の繁殖農場に流通されている



種雄牛は厳重に管理されている

優れた種は日本の財産であり

世界から狙われている
軍隊が守っても良いぐらいの施設
​​
シャインマスカットなども某国に種を
盗まれ某国で生産した商品が高値で
世界中に流通し販売されている

そのうちシャインマスカットの原産は
某国で日本に種を盗まれたと主張され
るのも時間の問題

「日本の常識は世界の非常識」
​​



​食肉用としての和牛は「国立種牛牧場」で開発されました
明治33年に設立されたのが広島県庄原市七塚町の
「国立種牛牧場」です ​​



​「国立種牛牧場」では黒毛和牛の品種改良が行われました ​​

ここで全国の和牛の発展に大きく影響を与えました
褐毛和種や無角和種も「国立種牛牧場」から誕生した



​昭和19年に「中国和牛協会」が設立されはじめて 「和牛」 と表現された​

昭和23年には「中国和牛協会」から「全国和牛登録協議会」が発足
​そこで 日本で初めて黒毛和牛第1号 として登録されたのが広島和牛です

和牛第1号が広島であったことに驚きであったが
今回三原市久井の牛馬市や食用和牛の事が知れて
大変勉強になりました。






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最終更新日  2024.08.12 06:55:34
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