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みかん園の草刈り行き
4月16日から18日まで、小田原・早川のみかん園の手入れに行ってきました。
これが、その苦労の結果を示す全景です。
肥料を撒くためには、みかんの木の根回りの雑草をおさえなければなりません。
小木であれば、半径1メートルくらいを草取りすることで済むんですが。
というのも、絨毯のように雑草の根が地表を覆っています。
いくら地面の表面を草刈りしても、雑草の根がカーペットのように覆っていますから、
それでは、雑草に肥料を与えるようなものなんです。
大きなみかんの木ともなると、草取りは除草剤を使って対処するしかないんですね。
右側の木は樹冠の下の雑草が抑えられています、これは園主さんが手入れをしたいるものですが、
左側の木の方は、樹冠の下を春草がすっかり覆っています。これが当方の手入れをしている木です。
当方は、これまで草刈り機でこの草を刈って、その後に施肥してきていたんですが、
みかんの木の葉の色が黄色っぽいでしょう。
これは肥料不足が原因でして、木が悲鳴を上げているんです。
肥料はそれなりに撒いてはいたんですよ。
しかし草取りが甘かったために、せっかくの肥料がみかんの根には届いていなかったんですね。
1-2年が過ぎたら、ご覧の通りです。
それまでたわわにみかんの実をつけていた巨木でしたが、
1-2年を経るなかで、完全にみかんの林は消失してしまいました。
「畑の様子を見るたびに、おれはがっかりしちゃうよ」園主さんが、私の手入れにたいして嘆いています。
「草取りが甘いから、せっかくの肥料が、みかんの根に届いていないんだよ」
「除草剤をうまく使わないと、草刈り機だけでは、これだけの広さともなると無理だ」と。
私のポリシーとして、なるべく除草剤を使わずに、草刈りをしてきたんですが。
みかんの林を、そのために、たった2年くらいで消失させてしまいました。
長年、丹精込めて育ててきた園主さんでしたから、肩を落とすのも当たり前なんです。
それで、当方としても、昨年の10月から方針を変更しました。
除草剤も活用するようにして、施肥する前に、雑草の根をたたくこと。
草刈り機をふりまわすだけでは、100本以上のみかんの木を維持することはできないと。
これが、この2年くらいみかんの手入れの結果なんですね。
体力のぎりぎりの限界にまで挑戦して、草刈り作業をしたんですが、
それでも多数の成木を枯らしてしまった。
園主さんが二世代にわたってそだててきた40年生の木でしたが、
それを消失させてしまったわけでして。
枯らしてしまったみかんの成木をきって、
その枯れた木々を集めて、今回も野焼き処分している次第です。
残念ですが、手痛いことで、大事な経験であり、反省です。
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