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別にさ、ニートってサボってるわけじゃないんだよ。…って言いたかっただけ。いよいよ今日でニート生活が終わってしまう。前回少し書いた清掃の仕事はよほどのことがない限り落とされなさそうなアウトソーシングの会社だったのでそのまま入社することにした。5月末に退職して2カ月半。専門職を諦めたくない、海辺に住むのを諦めたくない、そんな気持ちをよそに努力したがらない。結局夢物語は夢のまま終わった。この期間何度死にたくなったことか。コミュ障は加速し、人との関わりもほとんどなくなった。人生こんなものか、と。俺は自分の好きなものにでさえ他人以下の情熱だった。でもそれでいい。まずは一般人として生きていけるように。社会人として真っ当に生きてるぞって言えるように。好きなことするんならそっからでも、やりながら適当にでもいいじゃん。別に辞めるわけじゃないんだからさ。意欲が落ちましたね、とか言われても気にすんな。…いや、未だに思い出すほどには気にしてるんだけど。自分が悪いんだから仕方がない。水族館を辞めてからか忘れたけど「自然体で生きたい」と思った。何故か我儘で傲慢になってしまったけど、自分を大事にできるならそれでもいい。自分にとって何が幸せなのかを考え、今あるものに感謝できるよう。こんなこと言ってなんだか気持ち悪いけど、とにかく手を動かし、仕事をし、金に執着できるようにする。本当は嫌なことだらけだけど、ぐっと我慢して無理やり意欲を湧き立たせてやるだけやるしかない。汚れ仕事?いずれはリーダー?おう、かかってこいよ。相手してやるよ。全部吸収して片付けて、きっかり時間に終わらせて後は自由にすっから。明日からただのおじさんか。例え誰の記憶から消えようとも、死ぬのが怖いうちはまだ生きてやる。じゃあな、ニート生活。
2024/08/18
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久しぶりにブログを書くことにした。結局前職は5月末で退職し、今に至るまで半分引きこもりの無職。お金がないことは色んな意味で由々しき事態だが、辞める前の悲鳴ともとれるツイートを見返すとやはり仕事を辞めたこと自体は間違ってはいないと思いたい。たまに海へは出ている。が、それ以外は家にいるか散歩に出るかくらい。ここのところの酷暑であまり気軽に外へ出ることができない。クーラーをきかせていないと自分だけではなく魚も危ないので、涼しいのに慣れてしまった。まあ部屋のクーラーは汚れが溜まっているので空気がすこぶる悪いが。ここ一週間くらいで大切にしていた魚が2匹も死亡し、かなり鬱状態が続く。おまけに運動不足、夏バテにより頭痛がしたり消化器官が弱って食欲も湧かなかったり。ベッドに倒れてyoutubeを流し見るのが日常になってしまった。ほとんど誰とも関わらない日々。家族とも話す気になれない。ゲームですらやる気が失せてきている(一応やってはいる)。というか、なにもやる気にならない。午後になってようやく無理やり散歩に出て、少しだけ自分自身とお話するくらい。色々話せる相手などもはや自分しかいない。snsは、周りが人生充実組だらけなのでしょっちゅう毒になる。とりあえず見てはいるけどX以外は見ててしんどくなることが増えた。Xは完全にイラスト閲覧用のrom専になったのでほぼストレスフリー。ただしインプレゾンビだけは許し難い。イーロンの改悪が日本人をさらに苦しめる。少しでも良い?方向の話と言えば、明日面接に行くことだ。病院清掃の正社員募集があり、家からも近いので応募した。人と真面目に話すのはいつぶりかわからないので、変に緊張して取り乱さなければいいのだが。ちなみにマイナビ転職にも今月初めに登録したが今のところ応募した4社全てにフラれてしまった。そもそもやりたい仕事なんてはなから探すのが無理があるんだよな。一般人になれず、専門家にもなれなかった人間だが、今の時代生きていくにはまず一般人を目指さないといけない。収入は少なくても安定した職に就かないと暮らしていけないし、親に家を追い出されてしまう。フリーでできるような意欲も気力も持ち合わせていないのだからこれくらいは我慢しないと。人との縁も切りに切りまくってきたし。人へ助けを乞うようなムーブはもう忘れたので、一人でやっていく。コミュ障引きこもりを脱して、一般人として生きていくのが今の目標。無気力な時は動けないので、少しでも動けるうちに、面倒でも少しずつ。誰も見てないから、笑われることがないのは救いなんだけどね(なお被害妄想で自動的にダメージは蓄積する模様)。
2024/07/29
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仕事を休職してから、間もなく一カ月が経とうとしている。水曜が休みなので木曜日から戻るとは伝えてあるが、戻ったところで(職場環境は)何も変わっていない…どころか状況は悪化しているだろう(たぶん地獄)。正直死ぬほど戻りたくはない。しかしながら意味の分からない通院と、面倒で傷病手当を申請していないこの状況がこれ以上続いてしまうと経済的にまずいので戻らなければならない。「自分は大丈夫ですよ。」と平気なふりをして。病院に頼るのももうやめた。どうやって治していけばいいのかもわからないしお金はかかるし、カウンセリングなど受けようものなら余計に時間とお金がかかる。人格や性格を強引に捻じ曲げるくらいでないとこの人生は変わらないので諦めた。大丈夫なふりをしてきたので、もうあの病院に行くことはないだろう。そうであってほしい。しばらくはやや安定していたが、今日の気分は最悪。気持ち悪いし。職場のことを考えると胸が痛い。戻ったら一番に辞職したいことを伝えようと考えているのでそれを想像してしまうと内臓が腐りそうなほど気分が悪い。なんとあと2日しかない。この一カ月特に何も変わらなかった。むしろぶっ倒れる前の状況に逆戻りした。頼る人間などいない。周りはエリートやまともな大人ばかりで、自分の状況など分かってくれそうにない。子どもの手本にすらなれない。踏ん切りも悪いし死ぬに死ねない。無理やり生きていくしかない。自分は最近魚に対しても向上心がなくなってきたらしい。向上心自体は昔から全くなかったが、唯一他人の100分の一くらいやる気はあった魚に関してのあれこれも、結局また無気力に戻った。もう人生おしまいかもしれない。生きる意味を失いつつある。最近よく自覚するが、知り合いと会うときは元気にふるまうことが多い。しかし一人になった瞬間どっと疲れが押し寄せる。というかひどく落ち込む。逆に知り合いじゃない人と話すときははなからあまり元気ではない。もうマジで人付き合いが辛い。人と比べて自分はどうしてこんなに劣っているんだろうと常に考えてしまう。それは知人に対しても、すれ違うだけの人に対しても、親族に対してもそう。だから比較的いつも疲れている。それもこれも全部押し殺す生活がまた始まる。ミッションは「仕事を辞めること」これに尽きる。もし生きてたらまたb
2024/04/22
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限界と言いつつ仕事を続けていたが、ついにしっかりと病名?が下されてしまった。先週土曜日にもうかなり限界が来ていて、昼休みにラーメンを食べに行ったが箸が止まる止まる。ボーっとして放心状態になり顔もじんじんと熱い。熱はなかったが。なんとか完食し店を出て、なんとか仕事を終わらせたがもうすでに満身創痍。おまけに左足が言うことを聞かず、膝に力が入らない。何度も膝を崩しながらようやく帰宅。精神的にもかなりきていて、町田の連絡通路を歩いていた俺はさぞ酷い顔をしていたと思う。昼飯の時間が遅かったのもあったがもう何かを食べる気は起きず、一刻も早く寝たかったので夕飯をとらず風呂に入り就寝…しようと思ったのだが寝られない。目をつぶっても全く寝る気にならない。やっと眠りに入ったとしても嫌な仕事の夢を見るわ途中で目を覚ますわで最悪な状態。うなされながらどこかで寝落ちたのか日曜日は6時ごろ目が覚める。なんか寒いと思ったら何故かエアコンが冷房になっていた。しかもリモコンの電池がなく操作ができない。土曜日からそうだったが胸骨の辺りやその下のみぞおち辺りがギューッと締め付けられるようになる。なんか苦しい。気分転換にと散歩とコンビニへ向かう。絶対だめだとは思いつつ酒に手を出してしまう。部屋で飲んでいたら案の定かなり悪酔いした。よく覚えていないが何かの動画を見ながらいきなり悲しくなり、椅子から転げ落ちて床で泣いていた。このままだと良くないと、ベッドに入り寝る。起きたのは午後の遅い時間だったか、やっぱり頭が痛い、若干気持ち悪い。ここまでは正直想定の範囲内だが、なぜか全身が震える、不安と悲しみと恐怖でいっぱいになる、座ったり寝たりを繰り返しながら暗い部屋で独り肩や腕をさすりながら大丈夫、大丈夫とひたすら自分に言い聞かせた。飯なんか当然食えないし、体調が悪いと言って夕飯はパスした。これもうだめだと強く思った。ただの二日酔いなんかじゃない。月曜日は当然仕事を休んだ。それどころではなかった。もう覚悟を決めなければと思い、とうとう心療内科にかかることにした。医師からは「適応障害」だと診断された。強いストレスを受けたり長期的にストレスを抱えたりすることによって心身の不調をきたすもので、うつ病の初期症状?みたいなものだろうか。なんかそんな感じ。俺は一週間くらいは仕事を休みたいと言ったが、こうなると普通は4週間は休まないといけないらしい(診断書を会社に提出して休む場合)。まあこうでもしないと休めないし、医者がこう言いましたというなら仕方のないことだと思う。親からは特に何も追及されなかった。それは非常に助かる。俺は人に自分のネガティブなことを話さないので、もしかしたら次の通院の時はカウンセリングを利用するかもしれない。いやだって誰にも話せないしな…。会社の現場メンバーに対しては罪悪感を抱いてしまうが、1カ月間休職することを申し出た。専務からは返答があったが、社長はだんまりだ。この機会に少し痛い目を見ればいい。ノーダメージの可能性も捨てきれないところがまた悔しいけど。まあ専務も社長も俺は許さないけどね。その他にも厄介な連絡をしてくる人とかまあ色々あるけど面倒だから割愛。診断書は今日郵送したので、しばらく会社のことを考えるのはやめよう。やりたいことを楽しめるようになるまで十分回復させたら、また海に行ったり魚採ったりしたい。
2024/03/27
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こんばんは。ブログのことを忘れていたというよりかは、完全にそれどころではなかった。今年は一回くらい書いたっけと思ったら暮れの記事以外全く書いていなかった。仕事がもう、完全に手詰まり。この会社に貢献する気がもはや1ミリも起きない。最近じゃ精神どころか身体にガタが来る始末で、歩けないわ嘔吐するわで散々な目にあった。すぐに回復はしたけど、これ病院行ってたらワンチャンストレス認定されてしばらく休めたりしたのかな。失敗した。一昨日もこの先のイベントの情報がLINEで流れてきてこの状況でできるわけないだろ何考えてるんだと思った結果卒倒しそうになり頭にきて昨日は適当な理由をつけて休んでやった。ただ職場の人は身体にガタが来てるにもかかわらず休まず過酷に働き続けるので「体壊してからが本番」みたいな雰囲気を感じてしまい実に気分が悪い。実際そうは思ってないのだろうけど俺はそう感じてしまう。ここまで嫌う理由は色々あって書くのも面倒なので割愛するが、切実に今すぐ辞めてやりたい。ただまあ次の仕事の目途はついてないし、1か月は猶予を持ってないといけないし、そもそも働きたくないし。ブチギレて人に危害を加えるか、無断欠勤するか、精神疾患になるか、身体を壊すか、そんな未来が見えてしまって胸糞が悪い。なんとかして抜け出さなければならない。せっかく正社員になったからとか言っていられない。世間のブラック企業の社畜に比べれば足元にも及ばない仕事量だが、俺のキャパシティーはもう限界だ。辞めたい。本当に早く辞めたい。
2024/03/08
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さて。早いもので2023年がそろそろ終わってしまう。あまりにバタバタしていて正直ゆっくり振り返っている暇がないので、手短に。ブログに色々と書き込むことも減ってきた。つまるところ他の事や仕事に裂く時間が増えたということだけど。忙しいし、本音はのんびりしていたいけど、世間的に見ればいいことなんだろう。自分から見たら何やってんだって感じ。一般論に振り回されるあたり、まだ道を見極められてない。ただまあそうしないと生活できないワケわからん世の中なので。としか。当然と受け止めたくないあたり俺は相当厄介な逆張りオタクなんだろうな。そのくせただでさえなかった行動力は年々衰えていくばかり。まあ世間への逆張りはさておき…今年まあ色々あった。なんと言ってもフリーター生活を脱したのが大きいがそれだけじゃない。親子向け磯遊び体験教室で(準備を含め)かなり時間を費やした気がする。冊子の製作やライジャケ等必要品の購入などなど…(個人的に)結構なお金と時間をかけて、今は全部眠っている(笑)ただ実際の内容はとても楽しかったので、たまにこうやって活動するくらいの頻度ならいいのかもしれない。高頻度でもなんとかなるなら自然観察員みたいなのも向いてるのかもしれないけど、そういう仕事は中々ないし不安定なポジションが多そう。子供の相手が大変なことも改めて身をもって知った。これを育て上げる「親」になる人は修羅の道を歩んでも立っていられるような強靭な人間なんだろう。そしてそれがスタンダード、自分には到底触れることすらできない道だ。世間一般へ近付くために?も人と接する仕事に就いたが、いつになったらそうなれるのやら。そしてそれにならなきゃという思いとなりたくないという思いがある。もう本当、一回人格を消去して新しく作り替えたい。うーん…フィールドのことが頭から抜けていってしまっている。最近はスプレッドシートの確認やリストの更新すらもできていないし、図鑑も止まったまま。思い出さないと。ただ、何日か前に数えたところ今年新たにフィールドで確認された追加魚種は40種類以上で500種類を突破した。2022年は30半ばくらいだったので、伸び代はかなりあったのではないか。1月のリュウグウノツカイにはじまり、ストランディングは多数のハダカイワシ類、ギンアナゴ、春にはレプトやブリモドキ、サヨリトビウオ等の珍しい稚魚、アオミノウミウシやカツオノエボシなど。採集ではH君が夜磯で採ってきたアオモンギンポ。潜りでムラサメモンガラやコミナトテンジクダイ、カンムリベラ、ナンヨウミドリハゼ、ノーマルのミノカサゴ、ユビノウハナガサウミウシ、採れなかったけどヌノサラシ。後輩M君のヒレナガハギやインドヒメジ、フタスジヒメジ、イワサキスズメダイ、ノミノクチ、タテガミカエルウオ、そしてタナバタウオ。久しぶりに会ったS君がセレベスゴチやテンジクイサキを採ってきたっけ。因縁の相手だったアブラヤッコとツノダシに勝ったこと。やたらたくさんいたサラサゴンベと一時的に増えたクモギンポ。めきめき腕を上げるDさんはムレハタタテダイの見事な写真を撮ってくれたし、夜磯でアヤメエビスやホシヒレグロハタ、ヤイトハタなどを見せてくれた。自分があまり詳しくないタカラガイやヤドカリでは大変多くのことを教わった。ピックアップはこんなところだろうか…。思えば(だいたいDさんの影響で)ビーチコーミングにも明け暮れたので、家に大量の貝や人工物が溜まってきてしまったんだよな。こんなにハマるとは思わず、貝にも少しずつ詳しくなってきた。珍しい貝を見つければ声が上がるし、拾いたい貝もたくさんある。魚に寄ってきたなー…タカラガイの種類も数えてみようか。いつだったか数えた時は23、4種類くらいだったような気がする。魚以外の落ち物だと、クダヒゲガニ、タコブネの欠片、ウミガメの甲羅、ウミガメのクチバシ、ベニヤカタ、クチグロキヌタ欠け無、カバホシダカラ…あとはこないだのコメツブウニやらフロガイやら。こんなものだろうか。まだ踏み込んだばかりの世界なので標準感覚はないが、かなりいいものを拾ったり見たりできている気がする。割と魚に匹敵する成果ではなかろうか。うん、こうして振り返ってみると中々いい感じなのかもしれない。…少なくともフィールドに関しては。すっかり忘れていたけど、Twitter(現X)を辞めてしまったのも今年だったか。最後の日は3年ぶりくらいに西の海を見に行ったんだっけ。自分勝手で、結構病んでいたのもあって辞めてしまったけど、いくらか心配をかけてしまった。それに関してはごめんなさい。会わなくなった人や話さなくなった人たちのことは、時々思い出している。でもここ最近は少しずつ直接会う人たちも増えてきた。いずれイベントにでも顔を出せれば…とは思う。できれば店に魚を買いに来てほしいなー…なんて(笑) 良い魚、良い商品はお出しできますよ。まあ長々と振り返ったところで、今年もあと一日と経たず終わってしまうので。これにて閉幕、閉幕。また来年。大変な年になりそうだ。ぼちぼち頑張ろう。2023/12/31ISSCY/pardalis追記下書き状態になってて投稿されてなかった…年を越してしまった
2023/12/31
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時間がなさすぎてブログを書く暇がない…強制的に通勤時間で書くことにする。とはいっても特別フィールドに出ているわけでもなく(ビーチコーミングや漁港は少しだけ)、最後にまともに潜ったのは9/30という。今年は潜り(死滅)のベストシーズンを半分くらい捨ててしまった。無念すぎる。仕事は慣れてはきたが、まだまだできないことの方が多い。おまけに年明けたらごっそり人がいなくなるので、正直先のことは不安しかないけど。年末になり昨日で最後の休みが終わった。今日から特別な売り出しになるので、大晦日まではかなり忙しい。店の公式はまだ任されていないが、インスタグラムで公式と繋がっているので実質SNS担当みたいなところはあるな…。Twitterは離れたもののインスタグラムは更新しているので、改めて @fish.andpeace一応このブログはネガティブな記事も多いので、インスタグラムの方ではブログの話はなるべくなしでお願いします。昨日は海納め。ビーチコーミングで色々と回った。目玉はフロガイ、ホウシュノタマ?、ベニガイFD.、コメツブウニ、クロダカラ幼貝など。今までこんなに貝を知らずビーチコーミングも適当だったけど、今年は結構貝運は開運していたのかも?見つけた瞬間思わず声が出たフロガイ。まさか貝でここまで興奮する日が来ようとは…(笑)
2023/12/27
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忙しかっただけ…決してブログの存在を忘れていたわけでは…仕事は比較的楽しくて、引きヲタニート気質が少しずつ改善されてきているような気がする。死にたい衝動もなくなってきた。自分にも適応力が備わっていてよかった。ただねえ…今までの陰気な自分が消えていくのがちょっと辛くなってきたような気もする。どっちかというとそういうのが本質だからね…明るく振る舞うのは多少なりとも無理をしていることもある。そういう抵抗心があるから、休日はニート生活に逆戻りしている。気力が湧かない…。なんとかせねば。さて。仕事の見極め期間(?)が終わり、ようやく社員としての雇用契約を結ぶことができた。…ん、今まではなんだったんだ?まあ、過ぎたことはもうどうでもいいか。給料はちゃんともらってるし、未納分の年金系は昨日役所で何とかしてもらった。こういうのちゃんとしないと次から入ってきた人すぐ辞めちゃうぞ…そういうところも含めてこれから色々整えていかないとな。だって主要人物4人も辞めるんだぞ。それだけでどうすんのこれって感じ。俺なんか今までほとんどフリーターで過ごしてきたのに…。思い返してみれば「いきなりこんなの任されるの?」的な展開がこれまでの人生で何回かあったな。喜ぶべきことなんだろうけども。そんなこと(とも言ってられないが)はさておき、ようやく長かった転職活動が一段落ついたということになる。今までより忙しくなったためまるでフィールドに出られないが、人生の道をほんの少しだけ固めた期間だと思えばまあ…ただそろそろ限界だけど。収入も非常に微妙に上向いた(ついでに税金も上向いたんだろう)のと、まだ保険証がなく病院を我慢しているので、最近はお酒が飲めるのが楽しみになった。魚はいいのが手に入るしね。でも体が痒くて色んな所から出血してるから早く病院には行きたい…。あー、海に行きたい。思う存分フィールドに出たい、潜りたい、魚採りたい。やりたいことをする時間がどう足掻いても足りない。中途半端な時期だから何ともだけど、遅めに出てくる死滅が現れている情報があるのでどうしても気になる。夜磯やら明け方のストランディング、ビーチコーミングはこれからかね。仕事は暮れに向けて恐らくかなり忙しくなるけど、ワークライフバランスを考えて、休日はやりたいことをやれるように体力を温存していかないと。じゃないと折角ちゃんと仕事に就けたのに、人生が死んでしまうから。
2023/11/30
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ここ最近バタバタしていてブログどころではなかった。というのも、ホテルの客室清掃を辞め新しい職場に移ったからだ。浜歩き生活も終わってしまい、交通費の出ない修行生活(は、言い過ぎか)が始まっている。転職は正直特にやりたいことも決まらず、適当に探していたためかれこれ1年弱もかかってしまった。エージェントは役に立たないし、最終的に海の近くに住めればよかったし。プライドを死守して魚屋と水族館は避けてきたけどやはり限界があった。今の自分に必要な自信を取り戻し、心身ともに元気に生きるには肩書が必要だ。魚を扱う職業として「魚屋」以上に分かりやすいものはないだろう。ここで自信が少しでも戻れば、まともな人間に近づけるはず。まだ自立のできないクズからは抜け出せない。朝は8時半から働いている。しかし自宅から遠く離れているため、家を出るのは6時まで。まあこれくらいなら水族館で働いていた時とさして変わらないので特に問題はないのだが、いかんせん遠すぎて交通費が規定をオーバーしてしまう。したがって朝ご飯外で食べるか…的なことをかなりためらっている(実際頭が追い付かなくてコンビニで買ったりしてしまっているけど)。仕事内容や人間関係に関しては実のところ想像していたよりずっと良くて、特に辛かったりすることは今のところはない。魚は地物のいいものが入るし、スーパーで働いてた時の「今日のアジ悪すぎだろ…」みたいなことがないからかなんだか清々しい。ただまあ…今は見極めみたいな感じで1カ月アルバイトだが、この先仮に社員になったとして不安なことが結構多い。来年から人やらなにやら色々変わってしまうらしく、正直この短い期間で仕事を回していけるようになれるかというとどうなんだろう。商売が下手すぎて何年も目をそらしてきたのに戻ってきてしまったから、そこをつかれると何もできなくなってしまう。しかもここに入った時も制服渡された後いきなり作業から入ってしまい、未だに就業規則とか書類関係も触れてすらおらず(昨日初めてシフト表があることを知った)。保険証今ないんだけど…皮膚科通えない。週5で8時間だからたぶん社保はあると思うんだけど、1週間経って何も音沙汰がないのはなんなんだろう。聞いた方がいいのかな。何も申請とかしてないから国保とか年金とかもストップしてる状態だし。文句を言える立場でもないけど、ちょっといい加減じゃないか…と思ったりもする。仕事してるとわたわたしてるから聞くのも忘れるし。まあこんなこと考えててもしょうがないのかね。それに今は先行きが見えないとこに対しての方が不安が大きい。まだ手を付けてすらいない仕事にビクビクするのは無意味なのはわかってるんだけど、それができる気がしない「食わず嫌い」。そうやって気にしすぎてしまうのが自分の首を絞めてしまう。今日は休み。だけどここ最近の休みはろくに活動ができない。やるべきことはたくさんあるし、やりたいこともたくさんあるけど、休日に自由にあれこれできるほど心身は余裕がない。だから、今日も何もしないかもしれない。
2023/10/25
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採集はまだまだ続く。需要が見えないが、備忘録として書かねばという謎の自念があるのでとにかく書く。なかなか最新に追い付かないけど。この日はいつもの後輩M君、Dさん、久しぶりのT氏との4人でいつもの場所へ行く予定を立てていた。15日までの採集で最も気合いを入れたかったので、この日はやる気MAXオリックス。いつものようにDさんが駅で拾ってくれた(ありがとうございます…)現地で談笑しつつ、自分がお土産で持っていったりんご半月(ゴーフレット的なお菓子)を食べる。…これ、5枚入りなんだよね。残りの1枚は今日のMVPのものということで!(笑)今シーズンはじめに立て直した60OFの役者がまだ揃っていない。何とかしてこの日に一匹でも手に入れたい。いつもの場所ではあるが、エリアが少し違う。長らくご無沙汰だった大きなイソギンチャク畑の場所だ。T氏はタイドプールと釣り、我々三人は潜って魚を採りに行く。水温も丁度いい秋の海。前回同様濁りが心配だったがここは大丈夫なようだ。というか、すこぶる透明度がいい。小さめのモンツキハギがいたので採ろうとしたら網にカサゴが突っ込んできてしまった。トゲが網に引っ掛かる。面倒だが丁寧に外してやりリリース。もう捕まるなよー。ざっと見た感じ、そこまで特別な魚は見当たらないが魚の数はかなりのものだ。秋の賑やかさをぎゅっと詰め込んだような、そんな感じ。ヤマブキベラでかすぎじゃろ。同じような体格のニシキベラとバトルしていた。相変わらずここはイソギンチャクがすごい。靡いてるもん。ミツボシクロスズメは安定して住み着いている。この子たちは眺める専門だ。水槽に入れるなんて恐ろしい()ミツクロはいるにはいるのだが、どうにも数は少ないように思う。多いときはこんなものではない。ちなみにもっと浅い場所にもイソギンチャクが群生していた。前まではこんなとこにはなかったような。まあ移動できるし不思議ではないよね。アミメウマヅラハギ。でかいなあ。お刺身にできるサイズ。普段泳いでいる時は体が真っ黒だが、尾柄背面にある白い点だけは変わらないためそんなに見つけにくくもない。追いかけていると岩の陰によく身を寄せるので、採ろうと思えば簡単に採れてしまう。とりあえず採って写真撮って逃がすか…というのを、潜って三人ともやっていたらしい(笑) 同じ個体だったらごめんよ。でかいから腰カップに入らないしね…一枚目が私、二枚目はM君。Dさんはしっかり陸まで持ってきたようだ。十分食べられそうなサイズ。T氏が欲しいかな?と思い採ったフウライチョウ。結局リリースになっちゃったけど(笑)一旦上がって、T氏の様子を見に行く。タイドプールで変わったボラを採ろうとしていたので協力してなんとかゲット。後々フウライっぽい?との連絡がありました。M君が先に上がっていたのが見えたのでT氏に聞いたら、めちゃくちゃでかいアカエソを採ってきたらしい。そして食うらしい(笑)でっか。エソって逃げるときものすごく速いけど、どうやって採ってるんだろう?(写真は後から撮ったのでもう伸びてしまっている)と、まったりしていたらM君がまた上がってきた。今度は何を採ったんだ。ののの、ノミノクチ!?しかもかなりのサイズ。これ釣れたら嬉しいくらいのやつだな…水中で何度か遭遇はしていたがこんなにハッキリと観察できる機会は初めてだ。個体数が少ない上に警戒心が強く、採集難易度はかなり高い。ぬぬぬ、なかなかいいものを採ってきたな…このままではM君が優勝してしまう()しかし採集はまだまだこれから。気合いを入れ直し再び繰り出す。とにかく沖の根の方まで。途中、大きな斜めに切れ込んでいる場所を覗いてみる。切れ込みの底に砂がたまっており、ポツポツと小さめの岩が点在している。いくらかベラが…っと、その中にカンムリベラ発見!地味にこっちの半島では初見かもしれない。実に3、4年ぶり?の邂逅。未だにこの魚には勝ったことがない。採らねば。パッと見た感じ、そこまで擦れていない個体のようだ。ただいつものやり方でやろうとしたら、ある程度進んだところで石の脇の砂に潜ってしまう。一旦浮上すればすぐに出てくるのだが、何度やっても同じ状況になる。砂にさえ潜らなければ簡単に採れそうなんだけどなあ。これはやり方を変えなければと思い、しばらく海面で考えた末に「潜られる前に網に入れる」という作戦でいくことにした。双方の網を動かし、潜る場所を考える隙を与えず、右往左往しているところに圧をかけてそのまま…!っしゃオラァ…!!勝利のサムズアップ!!bグッや、やったぜ…ようやくこの魚に勝った。上がってくる時に網を岩に引っ掛けてしまい縁の部分が少々損傷したが、まぁ採れたからヨシ!うへ、綺麗すぎる…こんなの海の中で見たら興奮するって。だんだん若魚になっていく段階で、黒点が増えてきている。しかし成魚は一転、全身が黒に近い濃紺に染まり尾鰭が箒のようにバサバサしてくる。さすがにそのサイズは相模湾にはいないと思うけど。大型になるベラで、50~60cmほどにまで成長、老成魚では1mになる個体もいるんだとか。コブダイかよ。その後すぐ近くを見ていると、うろちょろしている茶色いモンガラ。尾鰭の先が白いのですぐにわかる。ツマジロモンガラだ。去年ここでちょうどこれくらいのサイズのメガネハギを採ったが、実際はツマジロモンガラの方が個体数は多いはずだ。後からDさんも採ってきたようだ。もうちょい小さいともっと可愛いんだけどな。モンガラなので持ち帰りは躊躇してしまう。見たことのないくらいどでかいチョウハンを追いかけていたら、とある根に辿り着いた。ここがまあ宝の山でした、はい。ちゃんと目視はできなかったがヤクシマダカラ成貝っぽいのを見つけて興奮していたら、すぐ横の亀裂にはでかいクロアナゴが。そしてなんと底の方の亀裂にヌノサラシがいる!初めて見た…と、そのすぐ上の亀裂を見たら見たことのない赤い魚…しかもイットウダイじゃない?!なんだかよくわからんがこれあれだ、コミナトテンジクダイとかそれ系のテンジクダイだ…嘘だろこんなんいるのかよ。興奮気味に根の上で一回座って休憩。やっべ、どれから手を付けようか…(クロアナゴはスルーするけどとりあえずヌノサラシに行ってみる。どうやら亀裂の奥にさらに上に向かって穴があるらしく、そこに逃げ込んでいるため追い出し棒が通用しない。参ったなこりゃ…あれこれしていたらDさんがこっちに来たので、ここに色々いるよと教えた。で、ヌノサラシは長期戦が予想されたのであの赤い魚を採ることに。亀裂の出口に網を置いて、追い出し棒で誘導したら一直線にスー――っと網に入ってきた。いや、素直~(ヌノサラシの方を見ながら)いやほんと誰だお前状態Dさんが水面から採るところを見ていて「なんだこれーーー?!」と言っていた。私も同じ感想です(笑)家に持ち帰って調べたところ、やはりコミナトテンジクダイで合っているようだ。この手のテンジクダイの中では普通種だが今まで全く見たことがなかった。完全夜行性で、昼間は滅多に姿を現さないタイプかな?よく見るクロホシイシモチやオオスジイシモチなんかとはオーラが全然違う。古代魚チックな風貌が非常にカッコいい…また近海魚魂に火が付く一匹を手にしてしまった。素晴らしすぎる。近縁種のアカフジテンジクダイやハナイシモチなどとは鱗の黒褐色の縁取りや側線上方横列鱗数などで見分けることができる。さて、問題はヌノサラシだ。こいつはマジで一筋縄ではいかない。なんとかして採る方法は…厄介な場所から隣の亀裂へ追い出したりもしてみたが、微妙に追い出し棒が曲がらずあと一歩のところで息がもたない。てか一瞬感覚が危なかった…熱中しすぎは危険だ。ブラックアウトしてしまったら元も子もない。というか、普通に死にかねない。一度テンジクダイたちをキープしに陸に戻り、悔しいので再度同じ場所へ向かう。水深は3m弱なので幸いにも浅いのだが、こうも連続で突撃しているとみるみる体力が奪われていく。いくら気合を入れてきているとはいえ、これでは分が悪すぎる。結局大した打開策も出ないまま数十分(下手したら1時間くらい)は粘ったものの、最終的に何度確認しても現れなくなり完全敗北。く、くっそ…ここ最近「絶対採る」モードになって負けたことはほどんどなかったのにここに来てやられてしまった…無念。写真すらまともに撮らせてくれなかった(全部ピンボケ)。帰りにでかいゴマチョウに遭遇したので採る。なんだろう、ゴマは他のチョウチョウウオに比べておっとりしているような。いたらとりあえず採りたくなるくらいの珍しさの魚。色合いも落ち着いてて綺麗だよね。Dさんも似たようなサイズのを採ってきた。最後は一気に撮影会。M君が採ってきたトカラベラ。最初にM君とこの場所に来て以来見てなかった。相模湾では割とレアなベラ。昔離島で採ってきたのを飼ってて結構気に入ってたんだよな。Dさんが採ってきたかわいいマンジュウガニ。ヘリトリマンジュウガニとかホシマンジュウガニとかそこら辺の仲間だと思う。スベスベ以外のこの手のカニは初めて見たかも。基本的に南方系だからな。でっかいタイドプール的な場所で潜った時にM君が採ってきた立派なムラソイ。ノミノクチ、アカエソと共にM君の食料になりました。Dさんのナガニザ。ニセカンランハギなどと同様に、近年は大型に成長する個体が増えてきた。ここまで成長するとかなりいい体格になってくる。色は地味だけどかっこいい。Dさんのシマウミスズメ。いるときはいるけど、見ない年は全然見ない魚。なんだかんだでこっちのエリアではまだ見てないような。ブルーの模様がきれい。この個体は結構大きい方。誰が採ってきたのか忘れてしまったサザナミヤッコ。この場所では毎年安定して見られる。この日はタイドプールでも見られた。Dさんのミヤコキセンスズメダイ。もうかなり大きくて、茶色い地色と中央の白い線がうっすら…綺麗な色消失までのカウントダウンが始まっている…T氏が撮影と標本用に色々魚が欲しかったようなので、ゴマチョウやカンムリベラなどをあげることに。とても綺麗に標本写真を撮影してくれるのでこちらとしても嬉しい。ヌノサラシを残してきてしまったが、それ以外はかなり成果上々な回となった。色々あってこれから我慢生活になってしまうので、その前にこれだけの魚が見られたのはとても良かったと思う。…あ、半月は私がいただきました(笑)【採集】カサゴ、アミメウマヅラハギ、フウライチョウチョウウオ、カンムリベラ(初)、ツマジロモンガラ(初)、コミナトテンジクダイ(初)、イシダタミヤドカリ、ゴマチョウチョウウオ【採集(自分以外)】フウライボラ、アナハゼ、アカエソ、ノミノクチ、ムラソイ、サザナミヤッコ、トカラベラ、ブチススキベラ、ヘリトリマンジュウガニ?、チョウハン、ミヤコキセンスズメダイ、ソラスズメダイ、シマウミスズメ、ミナミハコフグ、ツマジロモンガラ、ゴマチョウチョウウオ、ナガニザ、オトヒメエビなど【持ち帰り】コミナトテンジクダイ【見たもの・気になったもの】ニシキベラ、オトメベラ、ヤマブキベラ、コガシラベラ、アカオビベラ、カミナリベラ、オジサン、モンツキハギ、ニセカンランハギ、クロハギ?、ミツボシクロスズメダイ、ヒメゴンベ、カサゴ、アミメウマヅラハギ、テンジクイサキ?、イシガキダイ、テングハギ、チョウチョウウオ、サザナミハギ、イレズミニザ?、クロアナゴ、ヌノサラシ、ウツボ、ホンソメワケベラ、クロダイ、アイゴ、アカササノハベラ、オハグロベラ、ホンベラ、クロホシイシモチ、
2023/10/14
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間髪入れずに採集は続く。「日記が」ではなく「採集が」である。今日は久しぶりに行くホーム。ホームと言うには全然行かなくなってしまったホーム。今年の春だか初夏以来かもしれない。しかしここ最近職場の横の海がひどく濁っていて、もしかすると近辺もヤバいんじゃ…と予想しながらも今行かなきゃ行く(納める)日がなくなると思い強行。夜中から明け方にかけて雨が降っていたらしいが、着くだいぶ前には止んでいたようだ。遠浅なので、まずは腹這いで浅いところ。まあ潮も引いてるしこの辺はそんなに濁っていない。魚種こそ平凡なものの、とにかく数が多くて賑わっている。あとみんなでかい。ニザダイやキュウセンたちが底をついばんで朝御飯の時間らしい。それに続き色々な魚が集まってくる。ニセカンランハギがとにかくでかい。ここまででかいと圧巻。まあさらに大きくなるんだけども。この辺で再生産…まではいかないのかな。どうなんだろう。でっかいボラ。ドでかいボラやアイゴ、クロダイなんかは問答無用で浅瀬を回遊してくる。マジで腰より浅い場所でも出てくる。いきなり遭遇すると割と怖い。キュウセンの雄とホウライヒメジ。ベラやヒメジは砂を掘り起こし、出てきた生き物を食べている。そのためか砂煙を見つけると飛んできて餌を漁り始めることがある。誰かがどこかでもぞもぞしていると、たいてい御相伴に預かっているのだ。イシダイがいかにもつつきたそうに興味津々に寄ってきた。おいやめろ、つつくなよ?絶っっっ対につつくなよ。このサイズにもなると結構痛かったりする。黄色い模様がよく目立つコバンヒメジ。ちょっと前はよく見かけたが、最近は少し数が落ち着いたか?魚たちのスクランブル交差点を後にして、浅瀬の外へ。あーーー、ほら。やっぱすごいわ。にっごにご!!まあそうなるわな。前が見えねェ…1の根の手前の通路。ダメだこりゃ。ここも含め2の根周辺まで潜りつつ探索したけど話にならない。というか、やる気が失せてくるレベル。仕方なく浅瀬を中心に回ることにする。戻る途中大小様々なサイズのハコフグが集う場所を発見。ここたまにこういうポイントがあるんだよな。ここがあのさかなクンのハウスね(違さて、戻ってどうしようか…クロメジナの写真を撮りたかったので頑張るが浅すぎて逆に採れない。何年かぶりに見たオオスジヒメジ。東の半島では初かな?ここまで大きいヒメジはただでさえ速い上にこの浅さでは歯が立たない。転石をしてみるとクモヒトデクモヒトデ…たまにクマノアシツキ。そんな中出てきたでっかいコイツはゴマフクモヒトデだろうか。めちゃくちゃアグレッシブで写真がぶれるぶれる。メジナを採ろうとして網に入ったカゴカキダイ。かなり立派。肉付きもいいし普通に旨そうだったが一匹だけ持って帰るのもあれなのでリリース。チョウもでかいのばかりで、とりあえず採れたのはチョウハン。ただここまで成長するとだんだん初々しさが抜けてきて成魚のカッコよさが出てくる。いい魚だ…。バケツの水を換える時に見つけたミヤコウミウシ。地味なウミウシだと思われがちだが自分はなかなか好きなデザインだ。地色が茶色いからこそ、この青が引き立つ。んーーーー、やる気が…(笑)朝早く来たのでまだこの時点で10時半だ。ビーチコーミングでもいいけども…と、目を付けたのが左の方のタイドプール。せっかくだし覗いてみる。普段見ないんだよなあここ。大きめのタイドプールにはギンユゴイ。それからシチセンスズメダイ。シチセンはちゃんと写真があったかどうかあやふやなので撮影用に採集。ギンユゴイこの辺で見るの実は初めてかも?昔に比べてあまりタイドプールで見なくなった魚。隣の小さなタイドプールにはなんとフエダイの幼魚が2匹もいた。そんなに個体数の多い魚ではないし、この狭さに2匹は結構な偶然かも。転石をしたら出てきたアオスジクモヒトデ。捕まえようとして指でつまんだらボトボトと自切をしてしまった。綺麗な種類なだけにちょっと残念。というか、申し訳ない。タイドプール周辺もあらかた見尽くした。正直戻ってもどうしようもないので、悔しいけどすぐ隣の海岸の磯側に移動してみる。すぐ隣にはだいぶ入り浸ったのに、ここには潜ったことがない。一体どんな感じなのだろう。浅瀬はいい感じ。水面はゴミゴミしてるけど、さっきの場所より濁りもだいぶマシだ。波打ち際にイカさん。ゆらゆら。砂浜主体?なので、サーフゾーンっぽいとこからエントリーする。磯っぽい地形を右手に見ながら砂の上を進んでいると、岩の窪みにコロンと転がるやたら鮮やかな貝。これは…!?ベニヤカタ…!!(標準和名はベニヤカタガイ?らしい)初めて見た。この辺ではかなりレアな貝だ。図鑑やネットで見たまんま、本当にこんな色や模様なんだ。これはめちゃくちゃ嬉しい。最近貝運が開運している(笑)砂がもっと多いかと思えば、進めば進むほどゴロタになっていく。てかさっきの場所より魚たくさんいるじゃん…ちょっと悔しい。ニザダイ系の群れにはたまにニジハギがいるし、イナズマベラも出てる。チョウも心なしかたくさんいる。相変わらずでかいんだけどね。特にトゲチョウ。お前さんそれはもうほぼ成魚なんよ。沖縄みたいな光景だわ。もうすぐスレッドが伸びそうな勢い。ミゾレチョウ。…でかスギィ!!3年くらい飼ってたうちのよりもでかいやん。チョウチョウウオは水槽よりもこの辺の海の方がのびのび育ちそうだな。そんなこんなで探索していた。そして出会ってしまった。?!?!?!?!ん゛~ーーん゛ーー!!!ゴボゴボゴボはぁ…はぁ…興奮しすぎてだいぶ海水を飲んでしまった。ここ最近出会った魚の中で一番興奮したかもしれない。ヤバすぎる、こんなサイズ初めて見た。西にはそこそこいたがこちらの半島では初見。サイズ、相模湾産、しかも自分で開拓したフィールドでの出会い。非の打ち所がない。これを、と、採れれば…!…しかし興奮は人を盲目にさせる。いつもの動きができない。逃げ場をなくすため隣接していた岩をどかし、いざ本命の岩をひっくり返したら…いない。どこにもいない。嘘…だろ…散々周囲を探し回ったが見当たらない。しっかりと確認せずに岩をどかしたからだろうか。またトラウツボとの生活が始まると思っていたのに。どこまでも遠い存在なのか。90をたたんでいるので個体数の多いでかサイズは持ち帰れないし。激レアサイズだったのに…なぜか岩を動かしまくってたら初見初採集のコウワンテグリ(しかも成魚)が2匹も出てきたので採ったが、トラウツボロスでどうにもテンションが上がらない。いや十分嬉しいんだけども。上がった後しばらくうなだれていた。魚を撮影しながらもあのトラウツボが忘れられない。なんだよこれ…恋煩いか?(笑)いつもなら初めて見た魚ですら負けても割り切っていけるのだが、今回は歯切れが悪い。どうしようもなく悶々とする。いつまでも残っているわけにもいかず帰路につく。正直しばらく心残りしそうなので、15日までのどこかでまたリベンジに行くかもしれない…【採集】カゴカキダイ、チョウハン、ミヤコウミウシ、フエダイ(2)、シチセンスズメダイ、ギンユゴイ(2)、ミゾレチョウチョウウオ、コウワンテグリ(初・2)、ベニヤカタの殻(初)【持ち帰り】ベニヤカタの殻【見たもの・気になったもの】キュウセン、カミナリベラ、ニシキベラ、オトメベラ、コガシラベラ、イナズマベラ、ニザダイ、ニセカンランハギ、ニジハギ、シマハギ、ホウライヒメジ、コバンヒメジ、オオスジヒメジ、チョウチョウウオ、トゲチョウチョウウオ、フウライチョウチョウウオ、ソラスズメダイ、セダカスズメダイ、ミヤコキセンスズメダイ、オヤビッチャ、アイゴ、クロダイ、イシダイ、カエルウオ、ホシギンポ、イットウダイsp.(クロオビかアヤメ)、ウツボ、トラウツボ、キジハタ、カサゴ、ムラソイ、カブトクラゲ、トゲアシガニ、サラサエビ、ウミガメのくちばしなど
2023/10/05
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我慢をしない生活をするとこうにもなるのか…というのを今まさに実感している。とにかく海に出る頻度がすごい。この日記を書いているのはまた別の海へ向かう電車の中だ。これ最終的には無一文になってしまうのでは…。お陰で元気といえば元気だけど。先週土曜に行った場所は今まで行ったことのない新規開拓地。後輩M君が時々行くとのことで連れていってもらうことに。実はM君に会うのはちょっと久々だったりする。とはいっても一月くらいだが。この日は雨降りで日も出ず少し肌寒い。おまけに北風が吹いているので、海から上がったときが寒そうだ。ほんの2、3日前までアホみたいに暑かったのにどうしてこうなった。ここの場所は北と南どちらもポイントがあるそうなので、今回は南側へ。海自体はベタ凪だった。…うん。すごいベタベタ。止水域かな?()手前側は砂泥底なのも相まってエントリーした時のぬるっと感がすごい。西の半島のあの辺に似ている…クロサギ、クモハゼ、カワハギなどの他、小さなヨメヒメジなどもいる。結構雰囲気あるので、もしかしたら内湾チックな魚がポッと出るかもしれない。変なハゼとかいればなあ。とか思って進んでたら、すぐに磯っぽくなってきた。オヤビッチャたちが落葉のようにヒラヒラと舞っている。ぽつぽつとサンゴイソギンチャク。密集していない割にその中には高確率でイソギンチャクエビが見られた。このエビだけ探したことはないけど、こんなにいるのは初めて見たかもしれない。オスメスのペアもいた。チョウチョウウオもいるにはいるが、とにかくでかい。トゲもフウライもアケボノも、なんでそんなにでかいん。13日に行った場所に似ている。逃げ慣れすぎてて採れないし、そんなに時間かけるものかなあ、という感じなのでだいたいスルー。今年は全体的にチョウは外れな雰囲気がある。外海の磯っぽくなった場所の岩壁。底の方にスリットがあり、良さげだったので覗くと…見事にクロホシイシモチとキタマクラだけでした(笑)平和だな~ここのすぐ横の小さな根にセナスジベラらしきベラがいたが、あまりにもトリッキーに動くもので簡単にあしらわれてしまった。「らしき」というのは、色がピンク色っぽかったからだ。セナスジは緑色では…??そんなこんなで何も採らないまま浅瀬に戻ってきてしまったので、上がるとき足元にいたサザナミフグをば。この後至るところで見かけたので、ここはタピオカランドなのかもしれない。いやタピオカランドって何だよ…(予測変換で出てきた)荷物を持ち上げたら下からカニが出てきた。ん…磯でアカテガニ??背後の山から降りてきたのかな。ちょいちょい陸を見渡すと歩いているのが見えた。M君はヒメジを狙っていたようで、オジサンとホウライヒメジを採ってきた。それと自分は見かけなかったブチススキベラ。このサイズはかなり逃げるスピードが速く採るのは難しい。サスガダァ…さて、自分も何か採りたくてウズウズしてきた。正直あまり期待はしていなかったので「キタマクラでもいいから何かしら採ろう」と事前にこぼしていた。が、やはり我慢ならないものはならないのだ。砂泥ゾーンの壁際ででっかいナンヨウツバメウオを見つけたので追いかけてたら、視界の端を白いモンガラがスーッと移動している。あれ…?クラカケじゃなくね?ムラサメだ?!すぐさまナンツバからターゲットを変更する。亀裂や変な穴ボコに入られると面倒だが、個体によるものなのか隠れずにとにかく泳いで逃げようとする。そもそも亀裂の少ない岩棚みたいな場所だったので、何度か躱されたものの最終的には網に突っ込んできてくれた。んおお!沖縄で釣ったことがあるくらいで、相模湾では初見初採集。島だとあれだけたくさんいるくせに、死滅としてこちらで見るのは結構かなり珍しい。ムラサメモンガラ、討ち取ったなり!よく見るクラカケモンガラはお腹の中央から後ろの方にかけて大きな黒丸模様があるが、ムラサメにはそれがない。代わりに雨垂れのような、水墨画のような縞模様がある。これが村雨の由来だろう。しかも頭には漆黒のツノ。カッコよすぎる…。すぐさまキープのために上がってきて見とれていると、なんかM君もすぐに上がってきた。何か採れたの?と見せてもらったら…ええ!ヒレナガハギ!!マジかよいたのか…確かにちょっと内湾っぽいところに出てくる印象もあった。西で一度だけ目撃したことはあったが到底採れるようなものではなく。ここまでハッキリ観察するのは初めてだ。お互いいいものが採れてようやくテンションが上がってきた。この調子で…ともいかないんだよなあ(笑)あとはなかなか続かず、水中写真を撮ったりなんだり。結局また遭遇してお縄になったナンツバ。オレンジの強い個体とこういう枯れ葉色のがいるけど、どうやってわかれてるんだろう。二色寄り添ってたりすることもあるし、環境次第ってこともなさそう。さてクイズです。魚はどこでしょう。正解は…ここでした。立派なサイズのサツマカサゴ。今年はちょこちょこ出てるのかな?この子、頑なに動こうとしない。写真を撮るのにどれだけ近付いても動かざること山の…岩の如し。試しに網の先で押してみたら、そのままスライドして海底にポトッと落ちてそれでも動かない(笑)一応元気だとは思うので、網で掬ってゆさゆさ揺すってみる。まだ動かない。おーい、お前さん捕まってるぞー。流石に海底までは泳ぐかな?と水面近くで放したら、1mくらい落ちたところでゆーーーーっくり尻尾を振ってまた海底に鎮座した。なんなんだ、この危機感ゼロな魚は()なんだか見慣れないオコゼのような魚。ハオコゼかな?わかんないなー?(棒読みん?スッ…ありがとう、完璧な答え合わせだったよ(笑)浅い岩棚の奥を覗いたら、赤黒い魚。昼間にはめったに見られないと思っていたイットウダイの仲間だ。クロオビエビスかアヤメエビスだと思う。結構大きくて10cmくらい。なんとか採れないものかと頑張ったけど、あまりに狭くて奥が深くどう足掻いても無理だった。夜に探さないとだめだなこりゃ。最近ちょっと気にしていたフエフキダイたち。ワンチャンタマンだったり…とは思ったもののたぶん普通にイトフエフキだな。フエフキは採るのがまず難しいので、水中で確証持てるようになりたい。フエフキを採ったところで早めに終了。いつの間にか雨はやんでいた。ここ最近潮通しの良い外海ばかりで泥っぽい環境が新鮮だったな。探せばまだ絶対に何かいるはずなので、たまにはこういう海でも潜ることとしよう。【採集(自分)】サザナミフグ、ムラサメモンガラ(相模湾初)、ナンヨウツバメウオ、イトフエフキ【採集(M君)】オジサン(3)、ホウライヒメジ、ブチススキベラ、ヒレナガハギ【持ち帰り】なし【見たもの・気になったもの】オヤビッチャ、クモハゼ、クロサギ、ボラ、クツワハゼ、ヒメフエダイ、タカノハダイ、キュウセン、ホンベラ、アカササノハベラ、ホシササノハベラ、オハグロベラ、ニシキベラ、セナスジベラ?、キタマクラ、クロホシイシモチ、ミナミハタンポ、アオブダイ、アイゴ、カワハギ、クラカケモンガラ、サツマカサゴ、ハオコゼ、クロオビエビス?、カエルウオ、ナベカ、サンゴイソギンチャク、イソギンチャクエビなど
2023/09/27
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またしばらく期間が空いてしまった。…実は最近我慢をしない生活をしているせいであまりこういうことを書く気にならなかった。転職活動を全然本気でやってこなかった自分だが、「一応」次の職場が決まった。…だいぶ前に。一つ前に面接を受けた会社もすごく良かったのだが、働いている人たちの本気度がひしひしと伝わってきて「ここでもやっていけるかな」程度の自分が入るのは失礼なのではと思い辞退した。半端な気持ちで仕事をしようと思っていたのが恥ずかしくなってきた。こんなんだから何時まで経ってもまともな人間になれないのだと。今の自分に必要なのは少しでも自信と自己肯定感を取り戻すことだった。自己評価を年々落としていくばかりで気を病み、精神的に辛いことが増えた。ならばやはり職場には魚がいないとだめだ。関係ない仕事では何も変わらない。今までの経験を活かす+伸ばす方針で、プライドを捨てて魚屋に戻ることにした。しばらくブランクがあるのでだいぶ心配だが、感覚を戻していきたい。魚食からも離れてたし。最初に「一応」と書いたのは1カ月のアルバイト雇用の後に社員になるかどうかが決まるからだ。すなわちしばらくは修行のような感じになるのだろうか。おまけに交通費が規定をオーバーしてしまうので自費で出していかなければならない。やりたいことを封印したハードな節約生活の幕開けだ。なので今は魚屋の勤務が始まるまでの間、なるべく我慢を解放した生活を送っている。やりたいことをやり納めた上で次に臨みたい。ただ、仕事内容や仕事場がいい魚に密接している(はず)ので単純な我慢生活というだけではないはず。楽しみつつ職場に慣れ、できる仕事を増やしていって、いつかしっかり働き自分を肯定できる生活を目指したい。例え1カ月で終わってしまったとしても、方向性が見えたので気を落とさずにいきたい。大丈夫。まだ生きていける。大げさに落ち込むには早い。不安でも一人でも、誰も味方がいなくても、死なないくらいにはまだ正常だ。ここまできたんだから、新しい環境に突っ込んでいこう。なんとかなるんじゃないの?うん。自己暗示だけが今生きていける原動力になっている。
2023/09/20
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まだまだ残暑が厳しい。前回初めての場所に行ってからというもの、その新鮮さを味わいたく?また新規開拓へ。とはいっても前々から行こうとは思っていた場所。最近いつもの場所で潜りすぎてた。地理的に誰かと行かないと少々不安な場所だったので迷っていたが、風がかなり穏やかで天気も良かったので待ちきれず。ソロで潜るのはかなり久々だったり。最近は体験会のついでとか、誰かといることばかりだった。もちろん安全面からは誰かと一緒の方が良いのだが、一人が好きな自分としては時々でもこういう時間が欲しかったりする。今回の場所は実は「初めて行く」わけではない。子供の頃磯遊びをよくしていたところだ。幼少期の自分の知識経験に大きく関わった海と言える。まともに魚を採りに来るのは少なくとも15年以上ぶりだ。様子見と言いつつ、タイムマシンに乗ったつもりで魚を探したい。魚好きは何年経っても変わらない。さて、懐かしい景色が見えてきた。事前にこの辺で潜れるか後輩M君に聞いていたので、いつも磯遊びをしていた所より少し左に進む。外海から多少流れが入ってくるが、入り江で潜る分には大丈夫そうだ。浅瀬からエントリーしてみる。思ったより濁り…というか懸濁物が多い。水面もなんかゴミゴミしている。まあできなくはない。覗いてすぐにいた大きめのサザナミフグ。見つけたときは海藻の陰で昼寝していた。ここまでのサイズになるとタピオカとは呼びづらい。大福、がしっくり来る。思った通り、エントリー場所からちょっと出ればすぐに深くなる。ただ予想外だったのが、やたら海藻が多いこと。この季節にこんなに残ってるものなのか、はたまたここではこれが普通なのか。マクサ?なのか、テングサ系の紅藻を中心に、イソモク系、ホンダワラ系もある。岩の上だけでなく周囲も覆ってしまうほどなので、とにかく魚を探しづらい。陰が増えるだけで一気に暗くなる。これワンチャンハナタツとかいないかな…と思ったがあまりにもモサモサしすぎていて途中で諦めた。春先に来たらもっとすごいのかね。確かにここならカジカ類を狙うにうってつけかもしれない。スイくらいは出てくれてもいいのに。壁沿いの岩棚を見て回る。浅めの隙間に、久しぶりの顔。ミスジテンジクダイ…のはず。なんか一昨年だかその前だかの年にはやたらたくさんいたくせに、全然見なくなったな。謎の魚(正体はアナハゼ)が突っ込んでいった亀裂の奥にサザナミヤッコ。一度すかしたが、すぐ上の浅い亀裂に入ってくれたので難なくネットイン。とりあえずの撮影用魚がカップに増える…。なんか死滅回遊魚が全然少ないな。チョウは浅瀬に何匹かいるけど、サイズは大きいしやたら擦れてるし。ニザダイの類もみんなでかい。モンツキハギに至っては模様が出てきてるレベル。そして深いところを覗けばひたすらちびホンソメの営業が飛んでくる。こういう時に来られると煽られているようにか思えないんだが…。とりあえず一度上がる。上がって手をついた所の水溜まりにウメボシイソギンチャク…が、動いてる??と思ったら、どうやらイソヨコバサミの殻にくっついていたらしい。何やらホンヤドカリと話し込んでいる。広めの陸地に近いタイドプールを見てみる。岩に泥がかぶっていてあまり特別な魚はいないが、よく見ると足元に小さなオトメベラが一匹いたので採る。オトメベラチャレンジ成功じゃん…なんと網で採るのはこれが初である。こんなにたくさんいるのに、何故か採れなかったシリーズをひとつ潰すことができた。いやまあ、全然逃げ場のないタイドプールだったし、さすがにあれは私でも採れますよ…(笑)でかいボラやシマハギを流し見ながらタイドプールを後にする。ここで同時間くらいに現地入りしていたガチの採集家っぽい人が上がってきたのに気付いたので、何が採れたのかワクワクしながら話しかけてみた。「こんにちは~何か採れましたか?」「いや~全然ダメっす。まともなの(死滅系)がいないっすね。」ん?…なんか聞き覚えのある声に話し方。おまけに色々話していると内容的にどうも引っかかるものがある。もしかしてtwitterの知り合いのYさんではなかろうか…でも人違いだとしたら恥ずかしくて、聞くに聞けなかった。顔忘れちゃったのが悔しいな…そもそも2,3回しか会ったことないけど。ちなみにいいサイズのシラコダイとコロダイを採っていた。いいなー、こっちはそれすら見てないぞ。気を取り直して後半戦。同じ場所は特に変わりなかったので、どうしても営業してくるホンソメくんを適当に網に入れた。もう少し先に進んで小さな浜になっている場所へ。砂多め、でも岩壁はちゃんとしてるところ。とはいえこっちもこっちで海藻は多いし、魚種もそんなに変わらない。砂地の魚を探せそうだったけど特別なものは見つからず。水深1mあるかないかくらいのところを高速で泳いでいたクラカケモンガラ。思えばこのサイズは初めて見たかも。こんな模様あったっけ?な体の後半の二本線がカッコいい。やや進んだところにハマフエフキ?らしき小さなフエフキがいたが、やはり採るのは難しい…散々網を躱された挙げ句どこかへ消えていった。決めた、フエフキはこれから最初に写真を撮っておこう。勝負に負けすぎだ。帰りの時間も加味して早めに上がる。せっかく少しいつもより足を伸ばして来たので、ちょっとだけ観光。景色がとても良くて、昔よく来ていたことを思い出していた。次に来た時はタイドプールで魚採りをしてるところを誰かに写真撮ってもらおうかな。子供の頃ここで撮った写真と並べたい。【採集】サザナミヤッコ、ミスジテンジクダイ、オトメベラ(初)、ホンソメワケベラ、クラカケモンガラ【持ち帰り】なし【見たもの・気になったもの】キュウセン、ホンベラ、カミナリベラ、オハグロベラ、アカササノハベラ、トゲチョウチョウウオ、フウライチョウチョウウオ、アケボノチョウチョウウオ、チョウチョウウオ、シマハギ、サザナミハギ、ニセカンランハギ、ニザダイ、アイゴ、トウゴロウイワシsp.、アナハゼ、サザナミフグ、ボラ、メジナ、ウツボ、ハマフエフキ?、オヤビッチャ、ロクセンスズメダイ、タカノハダイ、クロホシイシモチ、ミナミハタンポ、カブトクラゲ、ウメボシイソギンチャク、イソヨコバサミ、ホンヤドカリ、サンゴイソギンチャクなど
2023/09/15
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暑くなったかと思えばすぐに涼しくなり晴れたかと思えば雨が降り雷が鳴ったり夏を終えてもなお不安定な空模様の中、我々はフィールドへと向かう。今回は時々ご一緒させていただくDさんと、何年振りかに会うS君、Dさんと自然体験活動をされているOさんの計4人でやることに。駅でDさんの車に乗せてもらい(いつもすいません…)、そこからOさんと合流。S君は車で先に現地の状況を見てくれていた。S君曰く前日からの南風でやや波が強いとのこと。本来行こうとしていたポイントを変更することになった。微妙に雨が降りそうな降らなさそうな。まあ、小雨程度なら潜る分には問題ないか…(笑)実はこの場所は未だに来たことがない未開の地だ。噂にはなかなかいい魚の話を聞いているので、少し期待しながらエントリー。遠浅に見えて入るとすぐに深くなる。初見殺しやなこれは…。中央は砂地に混じって大きめの転石がぽつぽつ、左右は岩棚といった環境で、この日のコンディションだろうが濁りが多めだ。そして最も初見殺しなのが…「ガンガゼが亀裂に入っていない…だと?」ここはガンガゼ天国。いや、地獄か(黒い部分は全てガンガゼ)。岩の表面に堂々と乗っかっている上に針山の如く大群をなしている。手をつく場所、膝をつく場所、岩の下を覗く時の頭の位置…何もかも警戒を怠ってはいけない。尋常ではない数。こっっっわ。頭の中でスーファミ版ドンキーコング2のとげとげタルめいろのBGMが流れ始める。みんなのトラウマキター少々泥っぽく砂も多いが決して魚影が薄いわけではない。むしろこんなところにここまでいるのかというくらいまである。磯のレギュラーたちに加えてフウライチョウやモンツキハギなどの死滅回遊魚も。そしてガンガゼ以外の棘皮たちがまた目立つ。二年ぶりくらいの鮮やかなシラヒゲウニ。南方系だがかなり立派な大きさだ。相模湾では珍しいと思っていたが再びの遭遇。シルエットでもわかる、岩の上のでかいウミシダ。オオウミシダだろうか。丸まっている個体は少なく、皆のびのびと羽を伸ばしている。ここの棘皮は隠れることをしないのか…(タワシウニとクモヒトデ以外)まさかとは思ったが、前回いつもの場所で見つけてしまったミドリイシと同じ種類と思われるものがいくつも見られた。今回は1cmにも満たないくらいのサンゴガニもついている。これなんて種類なんだろう。目線モザイクなのかわいい。てかこんなでかいのもあるんですけど…残念なことにポリプチョウはいなかったが。いつの間に相模湾はこんなハードコーラルが増えたんだ…?岩棚の方に多かったが、トゲトサカやイボヤギなどの陰日性サンゴ類もよく見られた。ここすげえな。ながーーーーーーいナガミル。長すぎてぐるぐるコードみたいに巻いてるやん。ウミウシ探せばよかったかな。固着生物たちに目を奪われかけているが、魚も探す。海岸中央近くの砂地に点在する転石帯。その水深3mほどの場所で、濁っていても明らかに目視できるあの魚を見つけた。近付いてる途中で察したが、これはノーマルのミノカサゴだ。今まではハナミノカサゴしか見たことがなく、無印ミノカサゴは初遭遇。やはり勢いよく逃げず、ヒレを広げて緩やかに泳ぐ。採集するかどうかしばし悩んだ挙げ句、せっかく初見遭遇なので採ることに。カップに移す時一度抜け出されてしまったが、やっぱり簡単に採れる。…というかサイズがギリギリすぎてカップにギチギチに詰まってしまった。早くバケツに移してあげなければ。ミノカサゴは転覆しやすいという話を聞いていたので、バケツに移した時少しぐったりして尾鰭を上げていたのは焦ったが、すぐに復活してくれて一安心。ぬうおおお…美しすぎる。罪な美しさ。ハナミノとはまた違った雰囲気で、さらさらとした質感の白をベースとして赤みがかったバイオレットのグラデーションが所々に見られる。ハナミノよりも胸鰭の鰭膜が広く、全体がまとまって動いているようだ。しばし見とれて…休憩した後、岩棚の方を覗きに行く。こっちはさらにヤバい。マジでとげとげタルめいろじゃん。どうやって探索すりゃいいんだ…。棚の隙間や岩壁を見て回る。久しぶりにヒメゴンベを見たが、うまいこと逃げられてしまった。一度網に入ったものの、網を動かす方向と同じ向きに走られ敗北。ツノダシもいたが、めちゃくちゃでかい岩の下を出たり入ったり。おまけに両方の入口にはガンガゼウォールが展開されて迂闊に近付けない。こりゃ戦いにならんわ。壁際にシラコダイを見つけたのでとりあえず採る。今シーズンは初遭遇。これからもう少し増えてくるかな?粘ろうとはしたが、上げ潮に伴ってうねりが強くなってきた。下手に壁に近付けば一機失いそうなので、そろそろ上がることに。上がってきて撮影会。4人もいるとさすがにたくさんの生き物を観察できるなあ。完全初見のセレベスゴチ。これ砂地にいても気付かないな…伊豆くらいからいる印象だったがどうやらこの辺にもいるらしい。コチの仲間はなかなかフィールドで出会う機会が少なく貴重だ。大量のタコノマクラ…(笑) クモヒトデの類が付くらしいが今回はハズレだったようだ。オオブンブク、スカシカシパン、タコノマクラとウニ揃い踏み。特にブンブクやスカシカシパンはここまで綺麗に殻が残っていることが珍しい。自分は全然気づかなかったがヨコシマエビが結構いたらしい。ガンガゼ地帯周辺にいるとは聞いているので、次回リベンジしたい。この個体は腹部にフクロムシの卵?のようなものを抱えていた。オイランヤドカリから分かれた…なんて種類だっけ。確か和名は付いていないんだったか。オイラン系のヤドカリも出会ったことがないんだよな…これもそのうち探したい。関節にサポーターみたいな模様があって面白い。イソバナ類につくニシキクモヒトデ。やや珍しい?写真を見て初めて、美しい「錦」模様に気が付いた。ダテハゼ。テッポウエビと共生する砂地のハゼはすぐ巣穴に引っ込んでしまい採集がかなり難しい。S君はよくこういうの採れるな…すごい。オレンジ色のサツマカサゴ。だいたい見かけるのは白っぽい色のものだが、この鮮やかなオレンジ色はなかなか珍しい色彩変異だろう。胸鰭の内側の夕焼けみたいな色と相まっていいハロウィンカラーをしている。しばらくしていたら空が晴れてきた。やや雨予報だったが途中少し小雨が降ったくらいで助かった。最近ソロ採集は少ないけど、人数がいると色々見られてとても面白い。この場所もまだまだ開拓の余地があるので、また来たいと思う。フタスジヒメジがいたらしいので次は是非とも採らなければ…。【採集】ミノカサゴ(初)、シラコダイ【採集(自分以外)】ハコフグ、イシダタミヤドカリ、イソヨコバサミ、ヤツデヒトデ、アカクモヒトデ、ケブカヒメヨコバサミ、オイランヤドカリsp.、ニシキクモヒトデ、タコノマクラ、オオブンブク(殻)、スカシカシパン(殻)、ユビノウハナガサウミウシ、シラヒゲウニ、セレベスゴチ、テンジクイサキ、ブダイ、セダカスズメダイ、サツマカサゴ(色彩変異)、ヨコシマエビ、サラサゴンベ、テンクロスジギンポ、コケギンポ、ブチススキベラ、ダテハゼ…など【持ち帰り】ミノカサゴ【見たもの・気になったもの】タカノハダイ、ホンベラ、クロホシイシモチ、カサゴ、ガンガゼ、シラヒゲウニ、フウライチョウチョウウオ、モンツキハギ、チョウチョウウオ、ミドリイシsp.、サンゴガニsp.、オオウミシダ?、ナガミル、イソカサゴ、キタマクラ、ホンソメワケベラ、ツノダシ、ヒメゴンベ、ミナミハタンポ、イスズミ、テンジクイサキ、ムギイワシなど
2023/09/11
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先週も体験会で海にいたので午後に少し採集をしたが、またまた潜りに来た。今回は一日ほぼフリー。ベタ凪で風もあまりなし。薄曇りで日差しが遮られているのはいいのだが、にわか雨がちと心配だ。知り合いのF君との待ち合わせだったので、それまでウエット着たりなんだり。10時くらいに合流し、スタート。ここ最近の透明度は割と落ち着いている。ただこの日は小潮のため始めてからはずっと上げ潮だ。エントリーしてすぐ出くわしたアンドンクラゲを躱しつつ手前のゴロタを見ていると、青黒い体に白い斑点の魚の群れ。アオブダイの若魚だ。この辺にもいるにはいるが、やや南方系のためかあまり見る機会はない。何かを食べながらこの辺を回っているようだった。海底に伏してカメラを構えていると、警戒せず近くまで寄ってきた。砂地の通路。なんか潮位が高いな…潜ってみると、どうやら4mほどになっていたらしい。感覚的にはもう少し浅く感じたけど。そして気付く。水面から2mほどの場所が水平にモヤモヤしている。これ温度差あって水温躍層ができてる…のか?海底はやたら冷たい。水面下は27、8℃はある。何度差があるかはわからなかったが、明らかに躍層を抜けると一気に冷たくなる。身体壊しそう…辛いな。冷たさに、というよりは温度差が大きくてどんどん体力を消耗してしまう。連勤の疲労も祟ってあまり無理はできない。通路左の根。縦に裂けた亀裂にちょっと珍しいあの魚を見つける。正直採れるかどうか分からなかったが、あっさり採れてしまった。実を言うと先週既に一匹採っていたサラサゴンベ。その個体がこっちのエリアでは初見で大興奮してたのに、なんかもう一匹現れたんですが…。前のより一回り大きい。というか、前回30分も格闘してやっとの思いで網に入れたのにこやつはすんなり網に入ってきた。なんなんだ…まだ始めてからトータル15分くらいだぞ。まあまあとにかく珍しいに変わりはないのでキープ。先週持ち帰ったから、F君にあげようと思う。さすがに同種同士は激しく争う気がするので。冷たいのが嫌で、根の上の方を見ているとウミウシ?が。これはクロスジアメフラシかな、たぶん。そういえばこいつもずいぶん久しぶりに見たような…。で、本命で探してる魚を探す…と言いつつ適当に回ってたら浅めの根の影に発見発見。後輩M君が「たくさんいるし簡単に採れますよ~」とか言っていたのを半信半疑だったが、確かにそこまで苦戦せずネットイン。ほい、ウイゴンベ。今までなぜか採れてなかったが、やっぱりすんなり採れた。先週のサラサを含めると、ゴンベを採るのは実に3年ぶりとなる。つまりそれまで出会った個体には全て負けている…なんか、わからんもんだな。綺麗、かわいい…ゴンベの仲間にしては珍しく遊泳性の強い種類。潮流のある程度速い場所にいるので海中で見ると一瞬ハナダイと見間違えることがある。とりあえずバケツにキープしようと海から上がる。時計を見るとなんと30分ほどしか経っていない。ええ…先週の30分なんだったの。F君はどこかで頑張っているようだったので、再び繰り出す。しばらく出られなかった外の方に行ってみる。…うーん、表層水は温かい。でもいざ潜ってみると…さっっっっっぶ!!!やば、これはしんどい。何ヵ月ぶりだ?「寒い」って感覚は。この猛暑の夏にこんな体験をすることになるとは。何回も続けてダイブできるような感じではなかったので、なるべく潜る頻度を絞っていく。上から見てて何やら海藻に不自然な白いものが。心当たりがあるので確かめてみると、やっぱり。ユビノウハナガサウミウシだ。初めて見た。雪の結晶のような、純白のレースのような。こんなに美しいウミウシはそうそういないな…。この日は余裕がなかったからか、水中写真がもうない。やはり寒いのが嫌なので、タイドプール(に、いつもなっているところ)をぷかぷか…途中2回ほど通り雨に降られた。潜ってて雨ってのもいつぶりなんだか。せっまい隙間にサザナミヤッコを見つけたが採れず。変な体勢になって筋肉が吊る。いたた。一瞬クロソイだかタケノコメバルだかに見えてしまったが安心してください。ムラソイですよ。ムラソイは一時期4種類だったが、今はムラソイとオウゴンムラソイの2種類にまとめられている。胸に斑点があるのがムラソイ、ないものはかつてホシナシムラソイと呼ばれていた。引けばタイドプールになっている浅い水路にいたアケボノチョウチョウウオ。あまり数は見かけない。今シーズンは初めて見たかな?トリクチス抜けてからあまり時間の経っていなさそうな個体。F君はというと、アサヒアナハゼやカエルウオなどを採っていた。アサヒの大きいのはあんまり見ないな。普通のアナハゼはたくさんいるんだけど。東北とか、やっぱりちょっと北に行った方が多いんだよね。サラサゴンベをあげたら喜んでくれた。ちょうど誕生日も近かったので、プレゼントということで(笑)次の日も仕事なのと、疲労で早めにギブアップ。まあぼちぼちってところかなあ。先週と魚類相はほとんど変わらなかった。一週間で台風もなきゃこんなものかね。しばらく台風に怯えながら、出られる時には海に出ていたい。【採集】サラサゴンベ、ウイゴンベ、アケボノチョウチョウウオ、ムラソイ【持ち帰り】ウイゴンベ【見たもの・気になったもの】アンドンクラゲ、ハナギンチャクsp.、ヤマブキベラ雌、ベンケイハゼ、アオブダイ、サザナミヤッコ、テンクロスジギンポ、ホンソメワケベラ、テングハギ、ヒメテングハギ、テングハギモドキ、ヒラニザ、ナガニザ、ニジハギ、シマハギ、オジサン、コバンヒメジ、アイゴ幼魚、ヒメフエダイ、カサゴ、ユビノウハナガサウミウシ、クロスジアメフラシ、ムカデミノウミウシ、アカクモヒトデなど
2023/08/30
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しばらく経ってしまったので覚え書き程度になってしまうが、8/4の採集日記。この日は本来磯遊び体験会があったのだが、参加者のお子さんが熱を出してしまったらしく前日夜に中止のお知らせがきた。ライジャケ足りないと思って前日日中に買い出しに行ったのに…。仕事にとっさに行く気にもならなかったので(そもそも休みをとっていた)、普通に後輩M君と魚採りに行くことに。風がまあまあ吹いていて、海は時化模様。最初は右の方で潜ったが…なんも見えん。どこまでいってもこれ。一寸先も怪しいのでさっさと上がり、浅瀬に移動する。いつもの水路。魚は特別なものはおらず。平和な磯が広がる。コノハミドリガイ。サザエの殻に乗っていたのでいいシャッターチャンスだった。いい画。コケギンポ4コマ。台詞を脳内補完しよう。久しぶりにサラサウミウシ(これ後から行った水路かも)。やはり夏になるとウミウシの数が減る。春先はタイドプールでもよく見られるんだけど、最近の体験会ではなかなか見せられずちょっと残念。とまあ平凡ではあるのだが、実はここで探している魚がいた。8/1に体験会をやった後に初めて見つけていたのだが網を抜けられてしまった上になかなか採りづらい。今回も同じような場所を目を凝らして探す。流れの速い浅瀬の岩肌を、走るように移動している。環境的にはニシキベラやシマハギなんかがいるような場所だ。ようやく見つけた。サイズも大きめ。いい感じの場所に追い込み、無事ネットイン…!ナンヨウミドリハゼ今までいると話は聞いていたが、実物を手にするのは初めて。イソハゼ属なので雰囲気はイソハゼっぽいが、色が明らかにメロンソーダ色。模様もより赤みがかり、顔の模様パターンもイソハゼとは異なる。なんて綺麗な魚なんだろう…。イソハゼ属は種数は多いもののほとんどが南方系で、関東では本家イソハゼ以外はなかなか見られないだろう。この他ではアカイソハゼあたりが見られそうだが、それはまだ見つけられていない(伊豆では見たことがある)。そしてもう一匹、採りたかった魚を探す。今までも散々見ていたが、タイドプールに入っている場所を見つけたのでチャレンジ。小さいのでこれも苦戦したが、金魚網片手にひたすら粘りようやく。ようやっと網に入れたぞ、ホソウバウオ。ウニの詰まっている穴ぼこの壁に引っ付いており、手を出すとウニの裏に隠れるため採るのがかなり難しい。おまけに移動速度も結構速く、小回りも利く。過去に採ろうとしてガンガゼに刺されたこともあった。リベンジ成功だ。ノーマルのウバウオと違いあずき色っぽく、背中に複雑な模様がある。目と目の間に白い模様があるのも特徴的だ。少し場所を移動して、左の方。波を遮って水中を覗けそうな細い水路。おや、キヌカジカ…?水温の低い冬から春にかけては普通にいるが、こんなに暖かい時に見ることはあまりない。先日知り合いから鮮やかなオレンジ色のキヌカジカの写真を見せてもらったので、潮下帯を探せば少しはいるのかもしれない。ニザダイの群れにクロハギ属っぽいのが見えたので群れごと追い込んでみたが見事にオールサンノジ。今年本当に多いなー。フォルムとか色とか、カッコいい魚だとは思う。フジツボの塊が落ちている。蔓脚が出るところにライトブルーの模様が見えたので拾ってみた。形からしてミネフジツボ?冷水系のフジツボのはずだが、この辺にもいるとかいないとか。昔潜ってた場所にも似たような形のフジツボがいたな。元の水路に戻りイソギンチャクの斜面を見ていると、なんだか見たことのない魚?が岩の亀裂に隠れるのが見えた。この魚なんだ???とじっくり覗いてみたら、ああ、君か。8/1の体験会でも見つけたマメダコ。地味に見つけたのはこれが2回目。マダコというよりテナガダコみたいなフォルム。ヒョウモンダコより一回り小さく、鮮やかなスモモ色をしている。胴が丸く腕が細い。かわいい。8/1に見つけた個体は腕に白い縞模様みたいなのがあったんだけど、どっちもマメダコなのかな?後輩M君も上がってきたので、案の定大量に採ってきたクモヒトデたちを見せてもらう。なにこのなっっっがいの。ナガクモヒトデというらしい。まんまな名前だ…。腕の長さは20cm以上あるように見えた。こんなん出てきたらビビるわ。こちらはやや珍しいアミメクモヒトデ。ニシキヘビみたいですごくカッコいい模様をしている。ヒラムシだと思っていたら、ベニクラゲムシらしい。クラゲムシといえばコトクラゲやソコキリコクラゲムシ(割と立体的)が思いつくけど、こんなぺしゃんこなやつもいるのか。そういえば夜磯なんかで見られることがあると聞いたことがある。ライブロックについてきたりするのもこういう子だっけ。ヒラムシの一種とクマノアシツキ。クマノアシツキはムラサキクルマナマコのように見えてしまうがゴカイの仲間。採ってもセーフ。わからんミノウミウシ。こないだ転石をしたらイロミノウミウシを見つけたが、それともまた違う感じだ。軽く調べたけど似てるのが多くて難しい。わからんカニダマシ。以前採ったオオアカハラとは違うようだ。イソカニダマシじゃないし、なんていう種類なんだろう?残念ながら時化で最後まで外海には出られず。しかしお目当ての魚の一部をゲットできたので個人的には割と満足な一日だった。【採集】ナンヨウミドリハゼ(初)、ホソウバウオ(初)、ヒメジ科幼魚(コバン?)、マメダコ【持ち帰り】ナンヨウミドリハゼ、ホソウバウオ【見たもの・気になったもの】ソラスズメダイ、クロホシイシモチ、ニシキベラ、ニジギンポ、オトメベラ、サラサウミウシ、ムカデミノウミウシ、シマハギ、クロハギ属sp.、ギンユゴイ、イワアナコケギンポ、ヘビギンポ、キタマクラ、テンクロスジギンポ、ミヤコキセンスズメダイなど
2023/08/17
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タイトルは少々異なるが、前々回の続き。(詳細な場所など一部ぼかしあり)表紙は海中風景にしてあるが、そのうち魚に変えるかもしれない。というか「相模湾の魚たち」という題名なのに魚が表紙じゃないのは少し違和感がある。…そうだな。個人的に相模湾の魚といえばコモンイトギンポあたりが思いつく。いい写真を探しておくことにする。ありきたりなプロローグは飛ばすとして、本書での相模湾及び相模湾沿岸域の定義や大まかな相模湾の説明が書いてある。図鑑というからには、こういう導入や説明のページが必要になってくるだろう。論文で言うアブストラクトの一部のようなものだ。図鑑ページに移る前に、それぞれの環境ごとに出会える魚やフィールドワークの特性について書いた。上ページの文章の下には小さな挿し絵を描く予定だ。図鑑ページの説明。名前と写真、説明文だけではつまらない(もったいない)ので、その横に実際に見られた時期、見られたステージ(成長段階)、見られたエリア(相模湾を西、中、東と三分割している)、採集難易度、飼育難易度、食味を書き込むスペースを設けた。特に採集、飼育、食味に関しては色々な方面から魚にアプローチしてきたからこそ書けると自負している。もちろん「不明」としか書けない魚も多いのだが…。一番上の分類の右には生息地アイコンがあり、大まかにどんな環境で見られたのかがパッと見でわかるようになっている。タイドプール/浅瀬、磯/潜水、砂浜/砂地、アマモ場、河口域、漁港の計6種類だ。和名の右にある黄色の文字や赤い文字は特記事項だ。黄色は「絶滅危惧種」「死滅回遊魚」「かながわブランド」など。赤色は「刺毒」「食中毒」などの危険な項目を示した。写真のキャプションには撮影日時、どこで撮ったのか(あるいはどこ産なのか)、写真の個体に関しての情報、撮影者(自分以外の誰かの場合)を書いた。和名/学名の左には魚のアイコンをつけることにした。これは全て手描き(アナログ)で、背景透過をしてある。いつだかに買ったjuice(色付きのボールペン)が大変役に立っている。しかしながらまあ全種類描くのは骨が折れる。というか今進めてるダツ目までの種数でさえものすごい時間がかかった(99種類)。元のサイズ自体が小さいものの、下書き、ペン入れ、着色、背景透過と経ると最低でも30分はかかる。ちなみにほとんどは左向きの標本スタイルで描いているが、ウナギ目のような長い魚はつの字に曲げたり、小さすぎて(あるいは薄すぎて)見えにくくなるような場合は角度をつけたりイレギュラーなアングルで描くことがある。ほぼ成魚を参考にしているが、雌雄や成魚幼魚で色や形が異なる魚などはフィールドでよく見られるものに合わせて描いている。図鑑ページの合間には、ところどころにコラムを挟んだ。前後の魚に関することや、図鑑ページそのものに書ききれないこと、環境のことなど。今のところ「ウツボの飼育について」「ハダカイワシ類の種同定について」「某所のアマモ場について」の三編を書いた。図鑑ページの説明欄や写真のキャプションはスペースが限られるため、コラムでは書きたいことを思いきり書ける。このコラムとは別に、種同定が困難(できない)な魚たちに関してもページを作ろうかと思っているのだが、これまでのページで忙しくまだ着手できていない。スズキ目の前のダツ目までは近いうちに一区切りつけたいと考えている。あとちょっとなので…。ここまででも相当時間がかかったが、全体の種数から見ればまだ1/4以下。これから先も途方もない作業量になることだろう。前回書いたように、この図鑑は自身が生きてきた伝記のようなものだ。何があっても忘れず、絶対に最後まで完成させたい。俺が死んでしまった後、誰かに読んでもらえるように。
2023/08/15
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くだらんデータ収集や図鑑作りの話なんか書かなくていいからさっさとフィールドの話書けや…という幻聴が聞こえたので、採集日記を再開しようと思う。まあ自分自身にしか需要はないけどな。フィールド自体は散々出ていたが、ブログを書かなかったので変に記憶が飛びそうになる。さて。いつもの場所。風もそこそこに、薄曇りと晴れを繰り返す。干潮時には結構引いてくれるし、ベタ凪で水温も高い。実に潜り日和。連日の猛暑に比べて気温も落ち着いて、午前中の乾いた北風が気持ちいい。コロナ療養明けてからまともに潜るのは初めてだったため、ある程度はリハビリだと考えておく。エントリーするとクロホシイシモチの群れ。海が穏やかだからか、どこへ行ってもほぼ必ずこいつらがいる。へ、平和だー…。浅瀬はそんなに透明度は悪くない。魚もいつメン揃い。ただ、ミズクラゲと共にアカクラゲがちょこちょこいるので気を付けながら進む。珍しく小さめのメイチダイを見かけたが、10cm近くあるとやはり素速い。写真を撮っておけばよかった…(図鑑用の写真がない)あとはちらほらアカエソが海底にいる。これもまた採れない魚。近付くとものすごい速さですっ飛んでいく。砂地の通路を進んでいると、海底にゆらゆら。これは何だろう?ソフトコーラル?2、3箇所見られた。そしてすぐ近くにラッパウニ。刺されるのが怖くてあまり近寄れないが、ざっくり観察した感じゼブラガニはいなかった。ゆっくり進んで沖側へ。すっかりご無沙汰していた深場の斜面。ちょっと視界が悪いな…遠くを見渡せないのが残念。プランクトン類やらはあるものの、回遊魚は見られなかった。崖の縁にクロホシイシモチの大群…に混じってこれまた久しぶりにキンギョハナダイのグループ(ハーレム?)に出くわした。こっちのエリアでは初めて見る立派な雄1匹と、大きめの雌3匹ほど。はぐれハナダイばかりかと思ってたけど、成魚の群れもいるんじゃん。崖の外側には30~40cmくらいのオオモンハタ。この子、前にも会ったかな?せっかくだし写真撮らせてよーtake1take2take3…いや、カメラ目線じゃなくて横からの写真が撮りたいの。横向いて、横!と海底でジェスチャーするものの意志疎通叶わず。やっと横を向いたと思ったら顔が見切れる始末。んなぁ…。ハタと遊んだ後、見回しても特に珍しいものも見つからなかったので一度上がることに。上がる時、本格的な装備のファミリーの採集家さん方に出会った。自分は見なかったドチザメのちびっ子を採っていたので、しばし歓談。ニセカンランハギとナベカ(ナベちゃん)を持ち帰るらしい。そういえば今年はドチザメを見ていない気がする。外海があんな感じだったので、一番大きなタイドプールを覗くことに。オヤビッチャやニザダイに混じってシマハギがいる。最近は職場のそばのタイドプールにも出てきたので、今年はちらほら見られそうだ。大きな岩の周りを見ていると…クロホシイシモチの中に1匹だけ違う魚がいる。縦縞で黄色い。キンセンイシモチかな?…いや違う、フエダイ…ヨスジ……?!なんかすごい魚いたーーー採るしかない。思ったより周りをぐるぐる回られて同じルートで苦戦。ただ、クロホシイシモチやニザダイ、カゴカキダイたちと一緒に行動してるので、岩の裏に腕を伸ばして、反対からトントンと網をたたくと一斉に動き出した。ヨスジもつられて動いたところを戻らせず素早くふさいでネットイン。相模湾では割とレアな存在。東の半島では初めて見たかな。そして初採集、やったぜ。綺麗だなあ…ヨスジフエダイ。ポスターとかのデザインによく群れの写真が使われる魚のひとつ。南西諸島や小笠原ではポピュラーだけど、運が良ければこんな都市に近い海でも出会える。やはり海は素晴らしい。目の下に線が一本。加えて下顎からお腹にかけて白地に赤っぽい鱗があるので、よく似たロクセンフエダイやベンガルフエダイと区別できる。そして、実はヨスジを追いかけている間にすごいものを拾ってしまった。?!?!なんとタコブネの殻(欠けてるけど)がすぐ手元に転がっていた。ビーチコーミングで拾うのが目標だったけど、まさかこんな形で出会うとは…普段は外洋を漂っていて、殻の中にはタコさんが住んでいる。まるでオウムガイやアンモナイトのような謎の多い生き物。ごく稀に殻が海岸に打ち上がることがある。ビーチコーマー憧れの逸品だ。まだこのタイドプールには何かいそうなので見ていると…あれ、ここにもエソがいる。しかも小さい…10cmないくらいだろうか。しかしそこはエソ。私の下手くそな網さばきを軽々と避けていく。一度網に入ったものの、持ち上げる段階で逃げられてしまった。無念…写真だけでも撮っておけば(n回目アカエソかと思ってたけど、あまり頭でっかちでないように見えた。もしかしたらヒトスジエソあたりだったかもしれない…写真…あぁ…俺が某人気漫画の主人公だったら天狗の面に「 判 断 が 遅 い 」の一言と共に百発は平手打ちされてたろうな…。んでエソを追いかけている間。これまた意外な魚。んえー、ヨウジウオ!タイドプールで見たのは初めてだ。てかこの海岸にいたんだ。数年ぶりに採った。特別な種類でもなく、普通~のヨウジウオ。そういえば西の半島では砂地に転石がポツポツしているところで、海藻が生えているとその根本にいることがあった。そしてとりあえずのチョウハンとシマハギ。チョウハン多いなー…年々増えてる気がする。そして意外にもチョウの中では出現が結構早い。シマハギは他のタイドプールにもいたのでその子と一緒に。ここで思い出す今日の目標。そう、この日は採りたい魚がいるのだ。後輩M君が場所と採り方を開拓したので、それを探しに向かう。いい感じに潮が引いたので潜る必要もなくなった。ここの浅瀬でとにかく岩をめくる。やつは低確率だが岩をめくると飛び出してくることがある。いくぜ…!おおー出てくる出てくる、魑魅魍魎たち。多いのはオウギガニの仲間、ヒライソガニ、ちっこいテッポウエビたち。そしてM君が没頭しているクモヒトデ。とりあえず出てくるメンツで気になるものはキープしてみる。ヒゲトゲクモヒトデ?だとかなんとか。クモヒトデはどれもイカしたデザインが多い。こういうベルトとかバッグとかあっても違和感ない。中くらいのテッポウエビ。地味だけど、よく見ると紫色っぽい。尻尾の縁が白くてちゃんとキマってる。鮮やかなオレンジのでっかいテッポウエビもいたけど、ものすごく速くて逃げられてしまった。赤いカニダマシ。カニダマシの仲間はこいつしか見なかった。配色はオオコシオリエビやトゲアシガニみたいな感じでめちゃくちゃカッコいい。黒っぽくてつやつやしているイソカニダマシは割とたくさん見てきたけど、こんなカッコいいのは初めて。追記:「オオアカハラ」という種類に似てる。それっぽいかな?前回採り逃した透明なエビ。これは割とよく出てくる。鉗脚が長くてカクレエビみたいな見た目だけど、それ系の仲間なのかな?壁際も見ていると、ホソウバウオが!…しかし華麗にいなされてしまう。落胆していると手前になにやら泳ぐ点Pが…あらま、オオメアミだ!小さすぎて(1、2mmくらい)バケツに入れると確実に食べられてしまうのですぐに観察。ちなみに詳しい種類はわからない…。写真では分かりづらいが目が赤い。ショウジョウバエみたいやな…でもかわいい。ドラゴン◯ールの乗り物にこういうのありそう。丸いけど、ちゃんとアミの仲間。壁際にいたカニ。ヨツハモガニかな?鉗脚が長くてカッコいい。海藻を付けなくても俺はイカしてるんだぜ☆と言わんばかり。同じく壁際のウミウチワに引っ付いていたサメジマオトメウミウシ。前に採った子よりブルーが強くて美しい。うーん、なかなか出てこない。魚は出てくるけど、ベニツケギンポ、カサゴ、ミサキウバウオくらい。岩をめくりまくること、2、30分ほど。中くらいの岩をめくると、黒い影が飛び出した。出た!!すぐそばの石に寄り添ったので、それほど苦戦せずネットイン。よっしゃ入った…!!うおお!綺麗すぎる!今回の目標はこのタナバタウオ。いつぞやのブログにも書いたけど、古代魚のようなオーラがこの辺の海ではオンリーワンの個性的な近海魚。この写真で気付いたけど、鰓条骨の一番下のところにも青いラインが入ってるのか。良すぎる…鱗の質感、背鰭の先の炎色、背鰭臀鰭の青ライン、色も造形も完璧。持って帰りたいけど今はきついかな…。腹鰭の模様やばくね?俺の着てる冷感インナーの模様にそっくり。そういえば今日は対コケギンポ用仕掛けの餌を持ってきたということで、久々に壁穴チェック。イワアナコケギンポはいたものの食いつきが悪く、穴も奥まっていたためLOSE…。別の場所にノーマルっぽいのがいたのでせめてこいつを釣るか…と餌を落とすと渋々食いついた。ん?なんかいつも見てるのと雰囲気が違うような…?…というのも杞憂に終わり、結局無印だった。持って帰ってきちゃったよ…。類似するアライソコケギンポやシミズイソコケギンポは鰓蓋上部に黒点があり、胸鰭鰭条数が13(ノーマルは通常14)であることで区別できる。いつも調べては忘れるんだこの特徴。浅瀬でだいぶ遊んだので、最後にもう一度だけ外に出る。といってもそんなに変わりはなかったけど。ハツユキダカラの生貝。ホシキヌタはよく見るけど、ハツユキはあんまり見ないかな。当たり前だけどつやっつや。ここでは珍しくトサカが生えてた。トゲトサカじゃないな。くっついてる生き物はいませんでしたとさ。うーん、やはり平和だ。クロホシイシモチが群れていると、そこに潜っていってもあまり逃げない。それをいいことに群れの中に入って人魚姫気分になったり。普通種だけど、海でこうして眺めれば本当に綺麗な魚。テンクロスジギンポやソラスズメダイが混じった群れをローアングルで。これはスマホ壁紙用にする。相模湾の日常。魚の日常。こんな海がこの先もありますように。…って、思いました。過日の人が押し寄せたせいでこの有り様。残念ながら全部は持って帰れず、拾えるだけ拾って帰る。あとこのマガキガイの明らかな投棄は何…心ないアクアリストかショップの人間か、はたまたトリコか。こういうことするから規制が増えるんだぞ。とりあえず、無脊椎もたくさん名前の分からないのを採ったので、ちょこちょこ調べていこう。魚はこれからに期待かな。潜ったばかりだけど、またすぐに潜りたくなる夏の日がまだ続く。【採集】ヨスジフエダイ(初)、コケギンポ、チョウハン、シマハギ(2)、タナバタウオ(初)、ヨウジウオ、ヒゲトゲクモヒトデ(初?)、カニダマシsp.(初)、テッポウエビsp.(初)、オオメアミsp.(初)、透明なエビ(初)、ウスイロサンゴヤドカリ(相模湾初)、ケブカヒメヨコバサミ(初)、ホシゾラホンヤドカリ(初)、サメジマオトメウミウシ【持ち帰り】コケギンポ【見たもの・気になったもの】クロホシイシモチ、ソラスズメダイ、ゴンズイ、トウゴロウイワシ、メイチダイ、アカエソ、小さいエソ(アカエソじゃない?)、アカササノハベラ(黄色縞タイプ)、オハグロベラ、キュウセン、ホンベラ、カミナリベラ、キンギョハナダイ、ホンソメワケベラ、オオモンハタ、ノミノクチ、ニザダイ、ニセカンランハギ、ナガニザ、チョウチョウウオ、クロダイ、ボラ、オオスジイシモチ、オレンジ色のテッポウエビ、ホソウバウオ、ミサキウバウオ、イワアナコケギンポ、ハツユキダカラ、サンゴイソギンチャクなど
2023/07/22
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そろそろ魚の話をしないと怒られそうな気がする。誰も期待などしていないけれど。先日T氏と話していて思い出した「採集の目的」。自分はこの辺の魚や生き物が好きで、それを観察したり飼育したりしたいので採集という手段を用いている。昨今はSNSやYouTubeの影響で若い世代を中心に採集に踏み込む人間が増えた。もちろん魚が好きでやっている層もいるのだろうが、コミュニティの一員としての活動やSNS上での承認欲求が目立つように思う。別にダメなわけではないし、(余程やりすぎなければ)法に触れるわけでもない。ただ「別に魚が好きな訳じゃないのかな」とどうしても思い込んでしまうとモヤモヤする。まあ、自分も少なからず影響は受けてるんだけど…。それに染まりきってしまうのも嫌だったし、SNSのために採集しているわけではないので、そういう意味では今Twitterを辞めたのは悪くない選択だったと思う。少なくとも環境に負荷はかけてるし、魚も生きてるし。だが、自分的にはもっと明確な目的が欲しいとここ3,4年前から思い始めてきた。俺は研究者ではないが、せっかくなので記録を残したいと思った。どんな季節にどんな魚がいて、毎年いたりいなかったりする魚がいて、稀に珍しい魚がひょっこり現れたりする。いつもお世話になっているそんな相模湾。今まで生きてきて何も残せないようなことばかりしてきたので、もし俺が死んでしまった時たとえ人生の何の役にも立たなかったとしても俺がやってきたことを形に残したかった。そして今実行(制作)しているものが二つ。まず一つ目は「相模湾沿岸域及び流入河川河口域にて出現・観察した魚類リスト」これは文字通り、相模湾(細かな範囲や定義はネット上なので控えることにする)におけるいつものフィールドワークにおいて観察された魚類(無顎類含む)をリストとしてまとめているものである。俺のフィールドワークはあくまで一般的な「遊漁」であるため、潜ってもせいぜい10m以浅、岸からなら約数十m。河口域に関してはざっくり海が見える範囲(だいたい100~200mいくかいかないかくらい)。主にたも網、たまに釣り採集。岩礁、砂地、漁港、藻場、河口…目視による観察に加えて採集、またストランディングや一部漁業廃棄物を含む。死骸を含めることに関しては、普通にフィールドワークやビーチコーミング・漁港ミングを行うというシチュエーションの中で出会える可能性を含んでいるという意図の下である。漁業や民間人による放流など、人の生活に密接である相模湾の特徴であるとして取り上げるべきであると考えたからだ。ただし、市場など水揚げ現場において見られるものは省いてある。何かしらある度に更新し続けていて、2023年7月現在では478種類にもなった。中には相模湾初記録の魚もいる。ただ、この記録は俺だけではなく後輩M君をはじめ何人かの知人の協力あってこそである。7、8割くらいは自分で見てるはず…だけど。そしてもう一つが「相模湾の魚たち」。今回メインに話すのがこちら。これは先程のリストの内容を元に作る魚図鑑である。協力を除けば完全オリジナルの「世界にひとつだけの図鑑」。今はこの図鑑こそが生きる理由に、夢になりつつある。リストは更新し続けるし、体がもつ限りフィールドには出る。海も同じ顔はしない。だからこの図鑑が本当の意味で完成するのは、俺が死ぬ間際ということになる。もちろん一旦どこかで区切るけど。タイトルはまたどこかで変えるかな…仮にこうしただけなので、いまだにしっくり来ない感じはある。簡単に説明したが、細かくはまた次の記事に書くことにする。長くなりそうなので。
2023/07/10
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1週間のコロナ自宅療養が明け、今日から仕事に復帰した。基本的な風邪症状は4日目くらいからおさまってはきたものの、いまだに味覚・嗅覚障害が残り食欲もあまりないのと(普通に食べることはできる)、痰の絡む咳はまだ治り切っていない。それと後半になって変だと感じたのが、手汗・足汗が異常に出ること。今までも結構多い方ではあったが、今回は常に出ていて気付くと手がふやけかかっている。靴下はぐっしょり。久々の海。浜は相変わらず何も落ちていないけど。匂いを感じないので、潮の香りがしない。これはちょっと寂しい…。タイドプールを覗いたらやっぱりニザダイが多い。今年は当たり年だね。10匹以上で群れていた。そしてチョウの種類・個体数がまあ増えたこと。並トゲフウライチョウハンそして…ぬうおわあー、セグロ!!水に入れず金魚網一本では厳しく採れなかったが、なんと2匹もいた。今まで全然見る機会がなかったが、ここ内湾チックな環境あるしチョウの居付きも近年増えてるからセグロ狙いなら割とありなのかもしれない(去年もいた)。…明日ちゃんと網持っていこうかな。
2023/07/03
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これまでギリギリのところでいつも踏みとどまっていた私だったが、ついぞ流行の病にやられてしまった。事の発端は先々週あたりまで遡る。3日に磯遊び体験会が止む無く中止になってしまったが故、初回は18日となった。その日は考えうる限り最も忙しいであろう仕事のスケジュールだったが、体験会があるので無理やり休むことにした。そのせいで色々な人を巻き込み迷惑をかけ大きな罪悪感を感じたが、まあまだこれは些細な問題だった。18日に向けて休日を潰しつつ準備を進めた。と、なんと2日前に同日の新規の予約があり、急遽午前中から行うことになった。本来は13時から15時半の枠のみだったが、10時から12時半の枠ができたのである。つまるところ休憩が取れたとして30分…もないだろう。かなりの忙しさになることは覚悟していた。前日は体力を温存したかったので、できる限り負担をかけず16時には仕事を上がる予定を立てていたが。まああろうことか自分一人体制やら色々あって、昼を食べる暇すらなかった。ゆっくりやりすぎたのかとも思ったが、それにしてもオーバーな気がする。一人でスラスラ進められるような仕事量ではない。そんなこんなでなんとか16時には上がったもののクタクタのまま帰宅し、ギリギリまで準備に励んだ。体験会当日。薄曇りで午後から少し風が強くなってきたものの天候には恵まれた。これが正真正銘「初回」なのだが…先月あたりのやりとりですれ違いがありこの日だけは午後の予約が入ってしまったこと潮の関係上あまり遅くなるとやることがなくなるので1時間早めてもらったことその後午前の枠が入ってしまったこと(間髪入れずに次が始まる)2週間ほど助っ人を探していたものの誰も予定が空いてなかったこと本来手伝ってもらうはずの後輩M君がこの日は来られなかったこと「子供の相手」という意味では完全素人なこと…などがあり、当日は心身ともに相当疲弊した。今までにないほど疲れたかもしれない。おまけに子供のリアクションがうまく読み取れずあまり楽しんでもらえなかったんじゃないかとか、グダグダな進行で親御さんにも下手糞だと思われてしまったのではないかとか、世間ではこういう子供の扱いを結婚とか子育てとかいう人生のスタンダードを経験することによって学んでいくのに俺は何一つやりたくない時点で人として終わってるとか、親がやってきたのに俺はなんでそれをやろうとしないのかとか、もはや反省点から派生までし始めて思い詰めてしまい翌日まで結構凹んだ。(翌日☆5のレビューがついたことにより少しだけ救われた)1日休んで20日。この日も一人体制だった。ただこの日はフロントもバイト一人で、俺と計二人しかいない。なんとか昼飯は食ったものの30分も休憩は取れず、なぜか30分残業してやっと終わった。一応一人でもこなせる(というには多いが)はずの日でなぜこんなに遅かったのか?暑さと疲労。この日は晴れていて特に暑かった。おまけに18日の疲労がそう簡単にとれるはずもなく、作業はとにかく遅かった。で、本題はフロントの方。フロントが回収するべきものがたくさんあるのだが、朝食セット「だけ」を回収し後は全て残していった。もちろんこちらが片付けるものではない以上片付け方は知らない。おまけに前日別の社員に引き継がれていた物品の回収すらせず、こちらに一切声もかけず、挙句の果てには「そろそろ退勤します」とLINEWAOKSに言い残し(もちろん俺宛ではない)13時で帰りやがった。あなた勤務時間に一体なにやってたの?おかげで仕事が増えまくりこうなった。どうしようもないので仕方なく1時間残業しようと事務の方に電話したら「それって今日やらなきゃいけない仕事ですか?」とか言われる始末。現場も見ずに、フォローもよこさずに、手伝いもせずに、残業してもいいよとか言いながら申請したら渋るし、どんだけ投げやりで金にがめついんだ。人件費から削る時点でろくな会社ではないと思っていたが、ここまで自分に関わることが起きてしまってはもはや完全に敵である。30分の残業はなんとか認めてもらい、最低限だけ終わらせ、あとはカードを切った後戻って片付け、フロントに回収するものと怒りの置手紙を置いてきた。これで次出勤した時謝罪しなければもう一生許さない。我慢ならなかったので、疲労困憊の中(いけないと思いつつ)つい飲みに行ってしまった。で、遅くまで飲んでしまいだいぶ酔ったまま気付けば電車で夢の中…。どうあがいても蒲田までしか行けないじゃん(起きた時には有楽町にいた)。ネカフェにでも泊まればよかった…のだが。何を思ったか俺は歩いて家まで帰ろうとした(そもそもお金をほぼ使い果たしていた上クレカを持っていない)。夜は長いし朝までには着くだろう、と。蒲田から川崎、川崎から鶴見、鶴見から母校の東高校、東高校からバス通りを歩いて菊名、菊名から新横浜。ふらふらの状態で新横浜まで歩いてきたところで、ようやく始発が動き出した。馬鹿か俺は…思考停止だった。一日休んで22日。前日は15時まで寝ていた。疲れが取れるはずがない。ここのところ慢性的にうなじから肩甲骨の当たりが重苦しい。フロントの悪事(というかいじめ)を思い出し出勤を渋っていた。朝出勤が嫌すぎて、気付けば浜でうずくまっていた。休んでやろうかとも思ったが、この日はやらなければいけない仕事があり出勤になっていたので仕方なく出勤した。…けど、さっさと終わらせて12時に早退した。心身ともにこれは休めないと危険だと判断した。上司に事情を聴かれるのは正直嫌だったので、適当にフロントの愚痴だけをこぼしはぐらかした。フロントからの謝罪はLINEWORKSにもなかった。はい、有罪。お前ら人間じゃねえ。駅に戻ってサイゼでお昼を食べて、久しぶりにえのすいに行った。…プライドを捨てるほど疲れていたんだ。一日休んで24日。この日は普通に出勤。午後からなんだか咳っぽくなってきたのは、この時気にも留めていなかった…。25日。起きると体がだるい。風邪っぽい、咳も出る。熱は37℃ジャスト。休んでやろうかと思ったが、案の定助っ人はおらず二人体制でなければ(というか俺が出勤しなければ)ほぼ不可能な仕事量、おまけに新しい清掃スタッフがこの日来る予定でありある程度教えながらやらなければいけないという非常に忙しい日だったのでパブロン飲んで仕方なく出勤。コロナ抗原検査キットは陰性、そもそも平熱が高めなのでこのままなんとかなってくれそうな気もしたが。この日も暑い、暑い。しんどい体に鞭を打ちつつなんとか頑張る。事務の方が「洗い物だけでも手伝いに行こうか?」と言ってくれたのだが、後になってもう一人の清掃スタッフが「なんか(手伝ってもらわなくても)いけそうな気がする」という意味不明な理由で断りやがった。さっきまでの俺の話聞いてた?!今まさにしんどい中来てるし、明日は休ませてとは言ったけど明日具合悪くなる予定みたいな器用なことするわけじゃねえんだけど!?ここでもう精神壊れる。この人は仕事を趣味に忙しいとハイになるのでとにかく自分本位に突っ走ることがよくある。仕事ってさ、チームでやるものなんだけど。途中で帰るかと言われたがもうここまで来たら一緒だろと思い結局16時に上がった。そして帰宅。熱38.3℃。のど苦しい。終わった…。26日。解熱鎮痛剤を飲んでいたが何回か39℃くらいまで熱は上がった。熱は上がったり下がったりを繰り返し、37℃から38.5℃あたりを常にうろついている。夜中目をつむっていても常に仕事場にいて炎天下で作業している夢を見続けた。寝た気がしない。もう限界だ。病院の受付開始9時ちょうどに電話をかけたがつながらず。かけ続けて9時5分くらいにようやく通じる。予約はかなりたくさん入っていたようだが、なんとか15時半くらいにはとれそうだとのこと。その後の折り返し電話で15時半に予約が取れた。わかってはいたが、本当にコロナが爆発的に流行っているらしい。15時15分くらいに病院へ。凄まじい待ち時間をしのぎつつ検査へ。これでただの風邪なんてことはないだろうな、と思っていたら。「ISSCYさん、これね、コロナなってます。」「はい。」「あら、意外と冷静ね。」あーーーー、ついになっちゃったか。ワクチン打っててもかからないわけではない(そもそも3回しか打ってない)のでいつかはなってしまうのかとも思っていた。というか、ここまでの日々を振り返ればどう考えても病に倒れるのは必然だったのかもしれない。医師から説明を受けて、会計を済ませ、薬を受け取って、予約の時間から既に2時間以上経っていた。家に帰って、隔離開始。実家なので家族との接触をなるべく避けなくてはならない。自分の部屋から外は触ったらアルコール消毒。トイレに行くのも面倒くさい。常にポカリ飲んでるから行くけど。そして25日からだが、とにかく食欲がない。普通の風邪なら食欲が落ちることはほとんどなかったのだがコロナはそうでもないらしい。鼻詰まりがあったのであまり気にしていなかったが、確実に味を感じなくなっている。正確には触感もあるので味の輪郭くらいはぼんやりわかるのだが、まるで中身が感じられない。おまけにyoutube shortとかで流れてくる飯テロもまったく食べたいと思えないしお腹もほとんど空かない。あと、関節や筋肉に力が入りにくい。変に寒かったりして気温が高いのに布団をかぶりたくなる。なぜか汗をあまりかかない。こりゃヤバいな…。夜にまた39℃くらいまで上がったので処方された解熱剤を飲み就寝。そのおかげか27日の朝はようやく37℃を切った。…のもつかの間、一時的なものでやはりまた熱は上がってしまった。というのも、発熱というのは人体の中でウイルスや菌をやっつけている最中であるので、解熱鎮痛剤はよほど熱が高くて苦しい時か頭が痛い時に飲むようにと言われたのだ。この日は少し頭も痛かったが行き過ぎた高熱にはならなかったため飲まなかった。咳は続いていたが、ついに喉が腫れて飲み込むのも苦しくなってしまった。朝はお粥をなんとか食べたものの、昼と夜はゼリー飲料を飲んだだけ。お腹は空かず味も感じず食欲もなく、体だけが弱っていく。そして今朝。熱は昨日と変わらなかったが、もう体の限界を感じたので無理やり朝ご飯を腹に押し込み、頭も痛かったので解熱鎮痛剤を我慢せず飲んだ。おかげで昨日よりかはだいぶ調子がいい。それでもまだ辛いけど。今のところ熱はギリギリ37℃に届かないくらいでおさまってくれている。これ以降発熱してほしくはないが、解熱鎮痛剤を飲んでしまった以上まだ上がる可能性はある。一日中youtubeを見る2日間だったが、このタイミングなら何かしらできると思いPCを起動しブログを書いた。やることがたくさんある(特に水槽を放置しすぎている)が、自宅療養中ではできることも限られる。とにかく経過観察は怠らないように。やっと嫌だったことが少しずつ頭から抜けてきたので、自分のこと以外は一旦なるべく全部忘れよう。このご時世、自分の心や体を酷使するのはかなりリスキーなのだとひどく痛感した。
2023/06/28
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もはや書くことがなくなったブログ。それでもたまに思い出してはこうして筆(キーボード?)をしたためる。フィールドに出ていないわけではないが、書く気力がわかない。魚はちょこちょこ採ったりしている。ほらね。最近こども向け体験教室的なものを細々と始めた。まあ一人で始めたというわけではなく、アマチュア人間がそういうことをしたい!となった時に後押しやサポートをしてくれる会社があるのだ。それを後輩M君に教えてもらって今に至る。話し合いや準備等々いろいろあり、なんとか初回の6/3を迎えられそうなのだが…なんと明日から梅雨入りらしい。いくらなんでも早すぎるだろ…おまけに(これまた早すぎる)台風まで来ているので、仮にギリギリ雨が降らなかったとしても海況的に厳しいような気がする。ここ最近晴れの日の休みを削って海に行くのを我慢し準備を進めてきたというのに、異例の早さで梅雨入りとはこれ如何に。ふざけんなよ…今までの苦労はなんだったんだ。副業的なものであるので、今の仕事を辞めるわけにもいかず。実際はさっさと辞めたいと思いながらそろそろ一年経ってしまう。であるからにして、転職活動はだいぶ前から停滞している。方向性を変えていくべきなのかもしれない。そもそも5月になってGWがあったわけだが、ここの8連勤がひどすぎた。とにかく人手がない、代わりがいない、誰も新しく来ないのとで最低賃金とはとても思えない仕事量と連勤だった。面倒くさいことこの上ない。結局ストレス発散で酒を飲むのでお金は消えていく上賃金は1銭も上がらない。その間会社の会長共は大金はたいて豪遊してるし。クソだなあ、が口癖になってしまった。クソだよ、この会社。さっさと辞めない自分がいけないんだけどな。雨降り梅雨入りじゃ、体験会どころか自分のフィールドワークもできやしないので。考えるのも疲れたので、今日は何もしないことにする。
2023/05/29
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無遅刻無欠席だったが、今日は仕事を早退してしまった。もちろん作業は終わらせ片付けもあらかた済ませてからだが。体調に問題があったわけではない。朝からGWの出勤状況の話でというかここ1カ月くらいずっとそうで当然のように9連勤。代わりはいない。フォローもほとんどない。俺含めやるのは2人。平日しか出られない1人は来月辞めるらしい。俺が入ってから2人バックレ。以来誰も入らない。給料は最低賃金。時間も変わらず予約は一方的に増やす。もう一人の方は忙しいことにエクスタシーを覚えているらしく見てるだけで気が滅入る。クソなのは十分わかった。でも全部口に出したらマジで面倒なことになる上にもう二度と出勤できる気がしないからオーバーフローした分をブラックジョーク的な感じで少しずつ口に出すことで我慢してきたけどもう限界だった。手足がガクガク震えるしクラクラするし。仕事に支障が出る、自分も限界を感じたので早退。職場にも親にも理由は言ってない。というか言えない。ストゼロを1本きめたがなんか足りないような気がした。部屋に未開封のブラックニッカがあったが、さすがにやめておいた。明日我慢できなかったら開ける。アルバイトにこんな負担かけて会社の行く末まで見させて恥ずかしくないのかな。この会社、全員頭おかしい。入ってしまった俺ももう救いようがない。人生終了。
2023/04/29
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先日の採集のことでも書こうかと思ったが、ちょっとまだ気力がなかった。というかそれ以外特別書くことはない。先週仕事が忙しかったせいで、最近ゆっくり休む暇がなかった。ここのところ休みの日は欠かさず海に行っていたため、仕事の日にビーチコーミングをしていると考えると3月18日から18日間休まず海辺にいたことになる。今日は実に18日ぶりに海から離れた日だった。とは言っても朝から飲んだり、適当なものを作って食べまくっていたりしただけ。若干頭が痛い。本当はゆっくり散歩する時間が欲しかったがあれよあれよという間に時間が過ぎていった。あともう少し昼寝もしたかった…。フィールドワークを4月分から書きたい…のだが、気力が湧いたら。明日も仕事、行きたくない…。
2023/04/05
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2023/3/31、本日をもってtwitterの世界から去ることにした。思えば短いようで長かった。最初はmixiの傍ら始めたただのアカウントが、今や魚関係を中心として2400以上のフォロワー。イベントやオフ会などを通して数多くの人たちと出会ってきた。年数は11年以上経過していた。辞める理由は色々ある。TLにあまりに暗い話題が多く嫌になってしまったこと。自分がモラトリアムなどうしようもない人間に成り下がり、ちゃんと仕事をしたり生活をしたりしている人たちを妬み嫉むようになってしまったこと。そんな自信のない自分が発信してもしょうもないと思ってしまったこと。3カ月~半年ほどの休止期間が3回以上になり、頻度も高くなってきたこと。などなど。つまるところ「人生充実してtwitterにいる必要がなくなった」という典型的なパターンの正反対の理由だ。最近は一人でいることが多く、気持ちが落ち着かなかったり、人とうまくしゃべれなくなってきたりしている。日常的に会話らしい会話をする人は5人もいない。家族ともあまり話さない。というか話せない。そういう人にさえ、自分が悩んでいることや辛いことは話せない。誰かに頼らないと生きていけないくせに、自分の世界から抜け出せなくなった。考えるのもバカバカしいように思えるが。自分なりのけじめ、そして戻ったとしてもしばらくすればまた同じことの繰り返しになる。だからいなくなることにした。こんなネガティブな理由で辞めることになっている馬鹿な自分に、フォロワー陣は優しい言葉を投げかけてくれる。もうわからない…。それはそれとして。今日は最後だから、思い出巡りに出かけた。3年ほど前におさらばしたあの海へ。今思えばあそこはかなりの魚と出会えた場所、そしてお世話になった人たち、twitterとも関わりの深い海だった。大学時代の仲間ともよく通った。法的な規制ではなく各団体からの要請ではあるものの、個人的な倫理観として今まで通りにはほぼできないと判断し行くのを辞めた。何も言わず縁を切ってしまった。だから、この節目にちゃんと言葉と気持ちを投げかけようと思った。相変わらずの街と海がそこにはあった。魚たちは賑やかに泳ぎ回り、タイドプールでは親子連れが磯遊びをしたり釣りをしたりしている。いつものセブンイレブンには廃番になったと思われたあの酒が復活していた。半島の先端を巡り喫茶店で一息ついて、戻ってきた後海岸で独り酒を飲んだ。たくさんの思い出が蘇ったようだ。実に色々なことがあった。その思い出たちにも区切りをつけるんだ。頭を下げ感謝した。自分の人生において間違いなく重要な場所。本当にありがとう。そして、さようなら。今はまだ夢を見ているようだ。できれば醒めぬ夢に永遠に囚われていたい。魚と人とtwitter、それぞれが紡いだ世界に別れを告げる。もう戻れない。刻が来れば私はいなくなる。しかし。しかしながら。私がここにいたこと、ここにいた人たちのことを心のどこかにしまっておこう。いつか息絶えるその日まで。魚と日常は続いていく。ISSCY/pardalis 2023.3.31
2023/03/31
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今回はそこまで間も開かなかったか。とはいえ書くことは特に変わらないのだけれど。いつの間にか桜が咲いていて、今日も流れる季節に置いていかれる自分がいる。前回少しだけ書いた虫の良さそうな話に、昨日ついていってみた。とある会社から社員募集との誘いだった。で、こんな体たらくだしまあ釣られたとしてもいいかと思い。会社も実は以前から知っているところだったため。でな、嫌な予想は的中するもので「まずは実費でインターンから」「バイトは交通費出ません」「車運転できないときついです」の3コンボ。こりゃ無理だ。というか後から後からこういう説明が出てきて、最初に「正社員募集がー」とか言うから話に乗ったのに。持ち上げて落とすの、やめてもらえない?メールもざっくりしか教えてくれないし。まあ見学に行きますとは言ってしまったので(履歴書も送ったし)、仕方なくお伺いした。事業内容としては興味深いものもあるし、見ておいて損はないかなと。ベンチャー企業なだけあって全員とにかく若い若い。おまけに東京都心にオフィスを構え、いかにも東大王に出ていそうな人たちが忙しそうにしている。この時点で自分は恐ろしく場違いだ。外部の水槽のメンテ業に連れて行ってもらい一通りのルーティン的な作業を見学。その後代表の方との面談(戻ってくるとすぐ隣で会議中で、一声もかけられず30分から1時間近く待たされた)。メールがやたらざっくりしていたのはどうやらスケジュールはその時次第な感じで決めようとしていたからなのだろう。こっちとしては随分ぞんざいに扱ってくれるなと思いましたよ。まあ悪い人たちではない?んだけど。なんか思い出すのも面倒になってきた。とりあえずアホみたいに疲れた。本当は夕方から夜のメンテも見ようと思ったが1時間くらい時間が開いてそこからと言われたので退散してきた。慣れない都会に来たのもあってか若干の頭痛。会社に入る前は胸の内がグルグルして死にそうだった。適当に今後のことはお断りしておこうと思う(元々そのつもりだったけど)。帰りに中目黒を通るので、疲れてたけど久しぶりにサカナバッカ中目黒に行くことにした。自分を知っている人は既にみんないなくなっていたらしいが、なんとも偶然に他店舗に移動した店長が来ていてめちゃくちゃ久しぶりにお話しした。せっかくなのでメバルやカツオなど色々購入。自分が描いたイラストはさかなクンのイラストの横に飾ってくれていて嬉しかった。食べたものは次回書けたら。
2023/03/17
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ブログを書こう書こうと思って書けずにいた。気付けばぶった切るように冬が終わり、急激に暖かい春が来た。ついでに花粉も来た…。転職活動は変わらず停滞している。前回書いた会社は結局お祈りされたのでバイトで雇われることもなかった。まああの面接で雇われたらそれはそれでこの会社大丈夫か…ってなるし。とはいえ見事にコミュ障ヒキニートを発揮してしまったので社会にはいらない存在だと思われそうで嫌になる。落とされてよかったとも思うけど。方々に嘘つかなくて済んだし。嘘つくの下手糞だからね。そんな中、少し興味深い話を頂いた。正直今の状況ではなんとも言えないのでとりあえず手を伸ばしてみることにした。前回はしばらくまた病んでたけど、今回こそはダメでも、自分で辞退したとしてもこれを足掛けに動いていければいいと思う。動けるだけの心の余裕を作らないといけない。本当にごくたまにだけど、最近自分を心配してくれる声をいただくことがいくつかあった。こんな誰にでもできるクソ簡単なことができないだけで死にたくなっているのが申し訳なくなる。でも声をかけてもらえること自体はありがたく思う。自分の存在を肯定できるようにならないと。昨日ようやく潜り初めに行ってきた。たまにはこうでもしないと生きる意味がなくなるな。
2023/03/08
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何かおかしな区切りがついてしまう予感がする。先日、面接を受けに行ってきた。妥協したうえでやりたいことをやると決めた契約社員の面接だった。いや、はずだった。自分が勘違いしていたのかわからないが契約社員あるいはアルバイトのどちらかでとるかもよ、といった趣旨だったらしい。結果はまだ知らされていない。けど気が進まなさ過ぎて萎えている。「アルバイト採用になった場合それでもいいですか?」でいいよって答えてしまった自分。なんなんだよ。何のためにスーツ着ていったんだよ。てかこれもうバイトに空きがあった場合引き抜かれる可能性大じゃん。絶対契約無理だろ。3人を相手に狭い部屋で何一つ満足に話せなかった。こんなに喋るの下手だったんだ。雰囲気がもう無理すぎた。こりゃどんな会社受けてもこうなるだろうなと思った。書類で俺を落とした会社、みんな正解。ただのコミュ障陰キャ社会不適合者ニートです、どうも。dodaも完全放置してるし。これからどうするか。採用通知が来たら断り切れないし行くしかないと思ってるけど、職場には転職先が決まったと嘘をつくしかないし、親には落ちたと嘘をつかなければならない。死ぬほどしんどい。もう死にたい。昨日は12月と同じくらいしんどかった。もうどうやって死んでやろうかとググるくらいには。なんなんだろう。生きるために働く、そのための努力。生活のための努力。良好な人間関係を築くための努力。世話になった人に恩返しをする努力。誰もが当たり前にやっていることができない。やる気にならない。こんなスタンスでどう生きろと。価値がない以前に生きることを諦めかけている。そんな自分は残念ながら今日も生きている。頭痛と気持ち悪さは治ってしまった。治らなくていいよ。明日もまた生きるしかない。指示を出さず出勤させる上にうんざりしながら仕事をするしかない。面倒すぎる。てか明後日も仕事ないじゃん。なんのために出勤するんだよ。もう歩きたくない。でも歩いてる。どこにも行きたくないのに。
2023/02/17
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〇月になってしまった…しか書き出しがわからなくなったところで。2月になってしまった。転職活動を始めた当初(11月)に予定していた終了時期にもうなってしまったわけだが、1カ月半くらいは何もしていない状況が続いていたのでまあ仕方ない。状況的にはほぼ何も変わっていなくて、気分の上下が激しいため段々疲れてきた。いやだって「死にたい」と「気持ちえー」を行き来してるんだよ。しんどいに決まってる。基本「死にたい」の方にいるけどさ。先月下旬くらいか。あん時に陥った「死にたい」が相当しんどくて、やっとくだらないプライドを破り捨てなきゃいけない、背水の陣に立った気分になった。年末年始は忙しくてガヤガヤしてたし、その後はしばらくガス抜きが終わらなかったけど最近少しづつ手を付けられるくらいには回復してきた。それでも油断すると何もしないまま簡単に一日が終わるけど。考えがころころ変わりながらも、indeedの方で職探しを再開。2社応募してどちらも書類落ち。…と思いきや、1社は経歴を見て別のポジション(契約社員だけど)での応募を提案してくれた。改めて経験してきたことややってきたことに関連する会社を受けるのが大切なんだと思った。もちろん普通に選考を通らなければならないが、受ける価値はあるんじゃないかと思い応募希望のメールと履歴書をさっき送った。形や会社が変わっても、どうせいつかまた同じ道に戻るんだろう。そんな「元に戻るための道」がそこに見えるんだったら、一歩踏み出してもいいか。そう思っただけ。まだ先は暗い。そういえば、浜歩き・ビーチコーミング用のinstagramを先月半ばくらいから始めた。誰も見てないと思うけど、どこかにいるかもしれないから探すのはご自由に。
2023/02/01
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年が明けて早2週間以上経った。あまり気に病むことはなくなったが、転職活動はずっと停止したまま。そろそろ再開しないとまずいかもしれない。なんかよさげな仕事ないかな。抵抗なくエントリーできそうな。というかそんなことよりも。クリスマス辺りから調子の悪い耳がまだ治らない。病院に行った方がいいのかもしれない。またこんなしょうもないことにお金を使わなければならないのか。基本痛くはないけど、たまに痛い。頭痛が起きることもあるし、一度起きるとバファリン飲まない限りなかなかおさまらない。力んだり、ひゃっくりみたいになったりすると耳の中でブツッとなる。鼓膜?さすがにここまで長引くとつらい。風邪とかではないはずだけど。そして年末年始(というか今日に至るまで)で財布の紐が緩みっぱなしでお金がどんどんなくなる。やばい…1月は住民税も払ったし。「住んでたら罰金」出たー()明日はクソ面倒くさい会社の研修(洗脳)、おまけに年末年始の繁忙期を過ぎてから宿泊予約はごっそりなくなった。もうどうしようもねえなこの会社()なんかいい魚出てくれないかな。一時のエクスタシーを求めるだけの生活。
2023/01/18
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昨日の今日で特に書くこともないけど…あけましておめでとうございます。例のごとく30日から三が日まで連勤なのでいつも通り。年越しはしたけどね。2023年ファーストフィッシュはトウゴロウイワシでした。ちゃんと肛門の位置見たから間違いないでしょう。ちなみにその後ゴロタを少し覗いたら石の下ににょろにょろっと入っていく何かが見えたので携帯していた金魚網でげっちゅ。(無印)ミミズハゼかな、たぶん。今年はこれに手をつけろ…と?()かわいいまあなにはともあれ、とりあえず連勤を終わらせて少しゆっくりしたい。今年もよろしくお願いします。
2023/01/01
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今年ももう終わりか…振り返る間もなくじきに2022年という一年が終わろうとしている。「終わり良ければ総て良し」という言葉がある。其即ち、今年はバッドエンドかもしれない。ということか。こんな終わり方だもんな…思えば水族館が時効になり、何もない場所に放り出された3月。勤務自体は2月までだったけど。自分の理想と業界の変遷が嚙み合わず、一度諦める道を選んだ。ただそれでも5年前強く志望して入った業界なだけあって、後悔は大きい。大学時代のような熱意と仲間はもうなくなってしまったが。気楽に構えていたがやはりニートになると堕ちるとこまで堕ちてしまう自分がいる。それは5年前も同じだった。結局仕事がない、収入がないというのはじわじわと生活を追い詰めていき、憂鬱な日々が続いた。それでも友人とのコンタクトもあったしなんとかやっていこうとしていた矢先、14年間維持していたウツボの水槽が崩壊してしまった。もはやここまでくると言葉がない。このだいぶ厳しい時世にこの仕打ちとは。喪失感もあったが、それ以上にやる気を削がれた。悲しい、辛い気持ちと無気力で動けない。お金がほとんどない(全財産がなくなること実に2回)状態でギリギリ埋葬とお供えはできた。…アルバムはまだ手が付けられてないけど。年明けでもいいからやらなきゃ。そんなこんなで余計に先行きが見えなくなってしまった。元々人の中に突っ込んでいくのがかなり苦手な故、電話をかけるにも一苦労、メールを送るにも一苦労。で。ようやくバイトでも始めるかと決心がついた(応募するのにも面接を受けるにも相当苦労したし神経をすり減らした)。精神的にきつかったので、(経歴に関係ない仕事でも)せめてフィールドに近い場所にして少しでも海に通えれば楽だと思った。そもそも落ち込んでいる期間は散歩以外家から出られないので全くフィールドに行っていない。これがまたしんどくて、辛い時に余計に自分を追い込んでしまう。7月。やっとバイトが始まる。そして思い知る「未経験歓迎」の罠。求められる高度な清掃、影も形もないマニュアル(せめて会社基準の用意しとけよ)、ワンマンバイトチーム、連携の取れないフロント(これはまあ改善された)、どうしようもない同期2名(蒸発して逃げた)、伸びない売り上げ、アホみたいな欠陥だらけの建物・設備。おまけに成金のトップに振り回される貧民バイトの実体験というわけだ。休憩所がまさか以前から「どうしてこの敷地内にこんなボロが…」と眺めていた建物だったとは。絶句である。幸い今は人間関係はそこまで難はない。本当にそれが唯一の救い。あ、浜歩きや軽い採集がメインだからバイトはついでか。そうでも言ってないとやってられん。まあ仕事の愚痴はこれくらいにして。自業自得だが貧乏は一向に改善されず、最近になってようやくわずかに回復してきた。でもね…5年もバイトした挙句またバイトに走ると何が起きるかというと、家族からの重圧。実家暮らしの自分が悪いのだが、さすがに30ともなるとフリーターなぞニートと同格である。つまり穀潰し。責められて当然の存在。家には毎月2万払ってるだけでなんの貢献もしていない。そりゃ死にたくもなるのよ。頑張ってバイトの面接受けたのにそれ言ったら「なんだバイトか」って。なんだとはなんだ。正社員になれって言わずに正社員にはならないの?って毎回訊いてくるのも腹立たしい。そもそもなんの正社員になるんだよ。やりたいことなんてわかんないんだぞ。やりたくない、興味のない仕事に対してはいけると思いつつ心の中でとてつもない抵抗が生まれている。今もそういうスタンスで仕事を探して…いるにはいるがなかなか噛み合わない。それがここ最近のブログの内容に繋がってくるわけだ。リクルートはおさらばしたもののDODAの方も使わなさすぎて催促のアンケートが来た。毎日のメールも鬱陶しい。同じ企業から何十通メール送ってくる気だよ。地雷確定だろそんな企業。そんな暇なことしてるんなら真面目に仕事しろ()エージェントから応募する書類が通らないことはもうどうでもよくなった。むしろ通るな。そんな仕事しとうないわ。しかも横浜とか東京で。頼みの綱はIndeedかな…まさか廻りに廻って戻ってくるとは。勤務地から探すなら正直これが一番いいと思う。それでもすぐには決まらないだろうし見つからないだろうし。でも今のバイトもさっさと辞めたいし。なんなんだもう。…年の瀬に話す話じゃねえっての。こんなん。転職活動を始めて2ヶ月、すっかり鬱になってしまった。途中から手放しで何もやる気になれず、かといってそれを放ってフィールドに出れば親の目は痛いわ罪悪感がすごいわ。死にたいが現実味を帯びてきてようやく、一昨日軽くだけど潜り納めができた。やっぱり海にいるときが一番「生きてる」を実感する。部屋にこもる日々は生きながらにして死んでいるようなものだから。気持ちよかったな、久しぶりの海中。海自体はいつも見てるけど、やっぱ元気な魚たちが泳いでる景色が一番楽しい。ただ最近耳の調子があんまり良くなくて、少ししか潜れなかったけど。ストレスからかはわからないけど、できれば自然治癒してほしい…。ラスト採集魚はこの子。思ったより魚はいたけど、さすがに水温16℃以下になっては魚種が減ってくる。来年こそはもっと頻度を上げられるようにしないと。仕事とかプライベートとか関係なく本当にやりたいことはこれだけなんだから。長々と年の瀬に愚痴を吐くだけのそんな人生。どこで道を間違えたんだろうなあ。来年からもきっと変わらない毎日が待ってると思うと憂鬱だけど、最後の日の入りと共にこれをもって今年のブログを締めましょう。それでは、よいお年を。pardalis/ISSCY 2022/12/31
2022/12/31
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いよいよ先が見えなくなってきた。本当の本当に何をする気力もわかない。人生の価値も意味もわからない。今までの「死にたい」は半分くらい無理やりだったような気がするが、それが昨日は無理やりだった割合が極端に少なくなったように感じた。朝からそんなこと、死んだ後のことばかり考えた。もう生きていない前提で先のことを考えていた。人の名前も景色もぼやけていた。あっちの世界には海はあるのかとか、潮の匂いとか波の音は聞こえるのかとか、そんなことが頭をよぎる。もちろん人に迷惑はかかる。ただ、本当にそう思っているならまだ正気な人間だろう。本気ならそんなことは生きて未来を迎える希望のカケラにもなりやしない。死ぬことは救済であり、逃げ道でもある。生きながらにして逃げることはよくないと思われがちだが、死ぬことが最後の境地。でも、今日という日をまた一日生きてしまった。この事実から顔を背けたくてまた何もしなかった。昼間に酒を飲み昼寝もした。死にたい気持ちは変わらずあるのだが、準備が面倒だ。道具もそうだし、できるだけこの世に引き継がなければならないことが多い。それをするくらいなら昼寝でもしていた方が気持ちがいい。なるべく「死にたい」から気をそらすためにとにかく直感で別のことをするようにしている。YouTube見たり、ソシャゲやったり、ピアノ弾いたり、酒飲んだり。もう魚のことが手につかないあたり、本気で命の終わりが見え隠れしている。アイデンティティの崩壊。生きる価値の暴落。確かに時間の経過でなんとかなりそうな気もする。今までもそうだったから。でも、ここまで頻発する死にたい欲求は普通の人ではありえないことなのだろうか。それともごく普通のことで自分が耐性がなさすぎるだけなのか。まあどっちでもいいけど。他人と比べることはただの愚かな思考だ。時間の無駄。…無駄っていう概念すら今の自分にはないけどな。一日にも一生にも、始まりがあって終わりがあるんだよ。現れたり消えたりする夕空の雲のように、自分の命も存在も消えてしまえばいいのに。
2022/12/21
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何もしないまままた一日を過ごしてしまった…昨日久しぶりに飲んでしまったので午前中は若干二日酔い気味。…若干ね。今日は寒いし雨は降るしでどうせろくに外にも出られないだろうと思い家に引きこもっていたらマジで何もできなかった。やるべきことが何一つ終わっていないこの状況。んー、さらにやる気が出ない。気力がない。誰に話せるわけでもないのでこのブログで色々吐き出すしかない。先週水曜日にまた1社面接をオンラインで受けたがこちらも分析系のアウトソーシングなので月曜日のと大して変わらない。月曜日に受けた1社はその後の進捗確認のメッセージがもう来てしまった。話し終わってすぐに興味が失せたので(というか勢いで申し込んだから元々興味はなかった)これ以降の選考は断ろうかと思ってる。ただ、どうやってメッセージを送ればいいのかわからないのでまずは調べないと…迷惑かけているようで正直かなり気が重い。でもやっぱり駄目だ。興味のない仕事をやるなら自分のライフワークを充実させる環境に身を置かないと気が済まない。でも誰にも話せないし解決もしない。自分でできることをやらないといけないけど手が動かない。そうこうしているうちにあれよあれよという間に時間は過ぎて、お断りの連絡も入れなきゃいけなくなった。やろうと思っていることは決まっている。でもそれをやらずして自分のやりたいことだけをやるのは罪悪感がすごい。dodaはメールがしつこくて嫌になってきたしキャリアエージェントとのやり取りもしなくなってしまった。リクルートは全く使っていなかったので転職先が決まったと嘘をついて退会してしまった。どこまで自分はこういうこと向いてないんだか。一般人になろうなんて早すぎる話だった。クズはどこまでいってもクズなんだ。なので、クズなりに毎日息して心臓動かしてるだけ、生きているだけ。生きているようで死んでいるような。人に話さないことで理解されることを諦めたんだから自業自得。孤独を極めて潰れずにいられるかな。
2022/12/13
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もう前回どんな日記書いたか覚えてないや転職活動を始めて早一ヶ月。エージェント紹介求人はほとんどが事務職で、自分がやりたいことは結局自分で探すしかない(社会人経験が少なすぎるため経験を積むための求人ルートとの二軸で進めている…という体)。となるといつまでもこんな足踏みしていてもどうしようもない、かつ転職サイトにはほとんど自分がやりたい感じの仕事がないので企業からの直接オファーの中でも最上位の面接確約のプレミアムオファーに手を出すしかない。関係なさそうな仕事でしか来ないので今までシカトしていたが、少し投げやりになって話を聞くだけでもいいか…と。3社応募して、今日2社終わらせた。午前中は化学分析とか測定とかのアウトソーシング事業。話を聞くだけの面談だったので選考要素はなかった。これはオンライン面談。で、午後は建設や施工管理関係のこれまたアウトソーシング的な会社。3月以来に東急に乗り渋谷、そして山手線で高田馬場駅へ。あまりにも久々のガチ都会で息が苦しい。しかも会社はかなり分かりにくい場所のビルの中にあって、辿り着くのに苦戦してかなり焦った。というかマンションとオフィスが一緒にないってるビルでかなりボロ…年季があり、通りから細い入り口を通って階段を上りようやく。マジでやばい人たちのアジトかと思った。中はまあ綺麗だったけど。久しぶりの都会に少々酔ってしまったのでとんぼ返り。社会人のコスプレ(スーツ)は全身が凝る。どちらも悪い会社ではなさそうだし、入社後のフォローとかもしっかりしてる。普通に働いていく分には悪くないんじゃないかとも思う。面接の人も親切だし。ただ。ただな…。適当に今のバイトに入ったとはいえ、勤務地でカバーしている分が大きいから働けている気がしないでもない。だって隣に海なかったら通ってないし。勤務地が例え海から離れた場所だったり転勤が多かったり、それなら自分の分野に関係のある仕事を少しでもしたい。スーパーや水族館はその例だ。あまりにもエージェントの書類選考が落ちるので(とはいえ通るのは10%以下と言われたが)投げやりになっていたが、自分を蔑ろにした結果面接まで来ておいて往生際の悪さが心を蝕んできた。…さて、どうやって対処していこうか。今でこそ熱は冷めたが、昔は思い通りにいかない毎日に悔し涙を流したこともあった。そういうのを殺しきれないから、何時まで経ってもしょうもない人間のままなんだろう。人の頼り方が絶望的に下手糞なのでエージェントも(言い方悪いけど)使いきれてないんだと思う。で、こういうことを話せる人もいない。自分で解決するにはあとどれくらいかかるかな。雨が冷たい。
2022/12/05
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精神的に気力のない日々が続く。転職活動はというと、エージェントとの対話をした後何社かweb履歴書と職務経歴書をもとに応募。で、今のところ全滅。書類選考は通過するのがそもそも10%くらいらしい。げんしのちからで全能力が上昇する確率がそれくらいだっけ。まあ普通はあり得ないってレベルだな。じゃれつくが外れる確率って聞くとそうでもないような気がするけど。とびひざげり…あれ?おまけに転職回数と今までほぼフリーターだったのも相まってゴミスペックが響いているらしい。自分の人生を振り返って後悔しかない。思えば中学終わりくらいからもう負のスパイラルに陥っているようにか思えない。高校受験はたまたまラッキーで入れたものの陽キャ学校で見事に黒歴史。大学受験は全く真面目にやる気が起きず一回マジで(生命的に)死にそうになった挙句センター試験40%でなんとなくな大学に入学。その大学は震災のせいで地方に行けなくなり独り暮らしも車の運転も経験しないまま卒業。会社は…こんなに辞めてるんだからもうオワコン。というか、スーパーの仕事は二度としたくないけど辞めた時の俺は相当バカだったと思う。まあこうなることは半ば見て見ぬふりをしてたししょうがないんだけども。それでもあの部長の嫌味は未だに腹立たしいな。仕事や生活にこれほどまで執着がない人生を送ってきてしまったことが今本当に辛い。好きなことだけしているからこうなるけど、別にやっちゃいけないってわけでもない。ただ面倒くさいだけ。人として生きることはなんて面倒で苦しいんだろうか。正直生まれ変わりたい。人ならざる者に。エージェントと話している時はまあよくわからん話を展開しているけど、ちょっと自暴自棄になりつつある。こんな感じだと適当な会社でも入れないもんなんだろうか。自分を拾って育ててくれる感じの会社なら入りたいよ。よっぽど辛い仕事は勘弁だけど。気が休まらないな。休息時には頭を空っぽにして忘れたいんだけど毎日メールが来るから本当に忘れられない。どうするべきか。迷いどころ。やらなきゃならないことが転職以外にもたくさんある。面倒。本当に面倒。生きることを選択することをやめたい。すっとこの世から去れれば楽なのに。
2022/11/21
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もう11月か…前の職場で誰かさんが言っていたが、いつもと違うことをしていると時間の流れが速く感じられるらしい。今年は3月に水族館辞めて、しばらくニートしたのち海辺のホテル清掃バイトに入った。ハロワに行きたくなかったので失業保険を受け取っておらず、お金がなくなった。このバイトも始めて4カ月くらい経ったのかな。慣れてはきたけど、いつまでもバイトしかしていない自分に両親はたいそう立腹している。11月になってから、転職サイトに登録し始めた。まだdodaとリクナビネクストしかやってないけど。メールと「スカウト」という名の適当な押し付けが酷い。数の暴力。最初は参ってたけど今はもう何も感じなくなった。てか全く関係ないジャンルなのにオファーとか送ってくんな。お前らに興味なんてねえんだよ…。絶対こいつフリーターだから誘ったら来るやろこき使ってやろとか思ってるんだろうな。「あなたの経歴に興味がありましてー」なんて嘘っぱちに決まってる。来週の火曜日に転職エージェントとの対話を予約した。これで少しは転職が進む…のかどうかはわからない。いい方向に進んでくれると良いのだが。スパルタだけはやめてほしいかな。逆上すんぞ。まあとにかく上手くやろうとは思わない。なるべく作らず自然に行くことだ。その方が自分自身への負担も少ないだろうし。少なくとも手を付けてればそのうちチャンスが回ってくるでしょう。たぶん。ダメだったらその時はその時だ。世の中クソみたいなニュースしか流れない上に自分のやってることに対しても否定的な意見や自分もそうなりかけたのでSNSはなるべく見ないことにした。眺めてるだけでダメージ受けるし。それならあんなもんいらん。お金が欲しい。魚採りに行きたい。人生に余裕が欲しい。明日も生きていたい。
2022/11/09
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というわけで、前回の続き。カタツムリ(9/24)なぜこんなところに…シリーズその2。塩で溶けちゃいそう。コモンカスベ?の卵殻(9/24)浅いタイドプールに沈んでいたもの。フィールドで見るのは初めて。ちゃんと赤ちゃんが出ていった破けがあった。相模湾ならだいたいコモンカスベだと思うけど、メガネとか他の種類もいるので断定はできない。エボシガイ付き軽石(9/24)エボシガイを見かけるのはだいたい流木かプラスチック容器が多いのだが、たまにこうして軽石に付いているものがいる。長いこと海を流されてたんだろう。この日は台風だった。イシダイ(9/24)漁業廃棄物だと思われる…が、このサイズのイシダイを棄てるってどんな理由があったんだか。かなりいい値が付きそうなもんだが。ウツボ(9/24)ウツボには悪いが、これはまあ漁業廃棄物だろう。この辺りではたまに打ち上がる。クロダイ(9/24)おーこれはまた…生きている時の面影はなく、砂を纏ったミイラのような様相に。歯の感じと鱗でクロダイだとわかった。スナガニの砂団子(9/25)前日に台風が過ぎたので、始発電車に乗り浜の端から歩いてみることにした。ここまで来てもやはりスナガニはいるようだが、相変わらず姿は見えない。夜行性?何かの骨(9/25)形状からして哺乳類だと思う。まさか人じゃ…ないよな。ニッポンコシダカウニ(9/25)殻を見るのは久しぶりかも?海中ではたまに見かける。スベスベマンジュウガニ(9/25)みんな大好き。クジラの怪物?(9/25)特撮ものの怪獣かと思ったが、知り合い曰く鬼太郎に出てくる妖怪では?とのこと。スナイロクラゲ(9/25)今年ちょこちょこ来てるのかな。巨大ラムネゼリー。ジュズエダカリナ?(9/25)海綿は2、3種類ほど落ちているが、詳しい種類はわからない。蓮(9/25)ととと鳥肌がががっががががスナモグリ?(9/25)タイドプールに沈んでいた抜け殻。こんなのいたんだ。ハクテンハタ(9/25)ゴロタで1匹見つけて、タイドプールを覗いたらなんとそちらには3匹もいた。水には入れなかったので金魚網で陸からなんとか1匹。ついにここの海岸にも現れたか…。クエ(9/25)ハクテンハタと同じタイドプールに2匹いたうちの1匹。ちょい大きめの瀕死個体を拾ったことはあったが、まともに生きてるのはここでは初めて。この日はフエダイ類なんかもたくさんいて、ますます魚類相の岩礁化を感じた。モクズガニ(9/27)この日だけじゃなく、覗けば結構な確率で会える。海に下っている時期だものね。マアジ?(9/27)金色っぽい魚の群れ。アイゴよりはスマートだし中層を漂っていたのでアジっぽいなと思ったが詳しくはわからない。潜って確かめたかった。クサフグ(10/2)朝に潮が引かないタイミングはどうにも退屈になってきてしまったので、適当にイソメをつけて釣りをしたら案の定。ギンカクラゲ(10/5)南からの強風後のお約束。オレンジ色の色違いもいたが、以前見たのは黄緑色だったような…カラーバリエーションは複数あるのだろうか。テナガコウイカ?ウスベニコウイカ?(10/5、10/10)10月初旬に多く見られた、やたら細長く小さいコウイカの甲。よく見るとうっすらピンク色のものもいくつかあった。twitterで訊いてみたところテナガコウイカではないかとの回答を頂いた。調べてみるとウスベニコウイカというのもいるらしいが、ちょっと大きめで色の濃かったやつはこれだろうか?タイワンガザミ(10/5)近づいたらものすごい剣幕で威嚇された。まあ…察した。ヤママユ?(10/5)でっかい蛾。ヤママユだろうか。イッテンフエダイ(10/5)フエダイ類がここのところ多いので頑張って採ってみた1匹。網に入った時は灰色地に黒点だったが、観察ケースに入れたらまだら模様になった。うっすらと橙色の縦縞が見えたのでクロホシフエダイと迷ったがイッテンフエダイらしい。オキフエダイ(10/5)3年ぶりくらいの対面。腹鰭の黄色いやつはやはりこれだった。比較的レアキャラな気がしたけど、今年はまあまあ来てるっぽい?中エリアでは初。クロホシイシモチ(10/5)テトラ側の浅瀬に1匹だけ取り残されていた。タイドプールなどに入ることは少ないので、弱ったりなんかしらの原因で群れからはぐれてしまったのかも。イシガニ?(10/8)何だろうこの模様。モンツキイシガニかと思ったけどちょっと違う?アキアミ(10/8)浅瀬にたまにたくさん群れている。透明すぎて写真にうまく写らない。アミと名は付いているけどサクラエビの仲間。ブラクリ(10/8)岩に挟まっていたので回収。使えるかと思ったけど錆びてるので処分することにした。こういう仕掛け、やっぱ根掛かりしちゃうんだよなあ…。メガロパ(10/9)魚かと思うじゃん?違うんだよなあ(種類はわからん)ニホンウナギ(10/9)タイドプールににょろにょろがいたので網に入れたらウナギだった。しかも川のウナギじゃん。雨で海に下っちゃったのかな。ダンベイキサゴ・イボキサゴ(10/10)外海に面しているような場所ではイボキサゴが多いと聞く。ダンベイキサゴ?(いわゆるナガラミ)はあまり見ない。サザエ(10/10)まだご存命だった…うっかりうち上がってしまったのか。ドングリ(10/10)秋だねえ…何の種類かはわからないけど。スダジイよりは長く、マテバシイよりは短く見える。ピラミッドその後(10/10、10/14)頂上にオブジェクトができていた。しかも少し離れたところにリスペクトなのか二次創作が。しかし残念なことに、14日に見たら跡形もなく消え去っていて無数のイッヌの足跡が付いていた。悲ーしみのー向こうーへとー…段々寒くなってきて、浜にもうち上がるものが少なくなってきた。ここ最近は本当にすっからかんでタイドプールも殺風景に…しばらくは大人しくぶらぶらするだけになるかもしれない。
2022/10/14
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気を取り直して、いつもの海を。今年は台風が少ないせいか漂着物もあんまり芳しいものが中々見られない。風が強かったり天気が悪かったりで採集にもあんまり行けてないので、そろそろ仕事の前後で何か出てくれないかなあ。サザナミフグ(9/8、10)またまたタピオカ。この子は恐らく同じ個体だと思われ。ずっと同じ場所にいたの…?アカシマモエビ?(9/8、10/6)カッコいいエビがいる!と珍しいやつかと思ったら実はちょこちょこいるらしい。カーリーを食べるペパーミントシュリンプに似てるけど同じ種類だったりするんだろうか?今日(10/6)見たらワラワラ群がってた。イシガニ(9/8)ガザミやタイワンガザミ?はよく見るけどイシガニはなんか久しぶりに見た気がする。黒々してるように見えるけどよく見るといろんな色が混じっているカニ。性格はガザミよろしく凶暴。クロシタナシウミウシ(9/9)タイドプールにて。なんかオレンジ色が薄い…?ガザミ(9/10)結構大きい個体の死体。脚の先がめっちゃ綺麗なグラデーションで思わず写真を撮ってしまった。アンドンクラゲ(9/11)まだまだ最盛期。元気にパーティーしてらっしゃる…。川餓鬼(9/12)これは近年絶滅危惧種と言われているあの…これは本物ではなく川餓鬼たちが作った構造物。近辺に住んでいるとやはりちょこちょこ出現するようだ。大事にしたいね。ゴンズイ(9/12)よく見る魚ではあるのだが、河口域に上ってきたのは初めて見た。結構レアな状況なのでは?ナンヨウツバメウオ(9/12)相変わらず時々同じ場所に出現する。今度は仲間が増えて6匹になった。水中で見たいよ…。スルガアナゴ(9/15)冒頭で漂着物があまりないとは言ったが、これだけはかなり貴重なものだった。はじめ見たときは砂がかぶっていて、皮膚の一部が見えて「ミズウオだ!!」と持っていた缶コーヒーを一気飲みして水を汲んではかけて砂を払った。あれ、ミズウオじゃなくね…?見るからにウナギ目で、なんか見たことのない感じ。というか誰?とにかくわからないので、それっぽい特徴を写真に撮りそのまま出勤。さすがに休憩所に持ち込むわけにはいかず…ハエがブンブン集ってたし。帰って(フォロワーさんの力も借りつつ)魚類検索で調べたところ、ホラアナゴ科のスルガアナゴではないかとの結論に至った。駿河湾の記録はあるようだが、その他の分布域が軒並み国外。もしかして相模湾の記録、ない…?クサフグ(9/15)↑のにょろにょろがあった後で見つけた。何気にうち上がってるのはここに通い始めてから初めて。謎のピラミッド(9/15~)やたらきれいに作られている。一時なくなって灯篭みたいなものが置かれていたが、実はここ2、3日に復活した。一体誰が作っているんだ…?と思っていたら昨日ついにおじさんがペタペタ作業しているのを目撃した。ちょっと声かけようか迷った(笑)謎の瓶(9/15)変わった形の瓶。ビーチコーマーの中にも色んな人がいるが、ボトルディギング?という瓶やらなんやらを掘ったりしてコレクションしている人たちがいる。そういう人ならどういう用途の瓶なのかわかるかも?スカシカシパン(9/18)大荒れのすっからかんな海岸で見つけたもの。欠片だったが、「透かし」が見えたのですぐわかった。有名な生き物なのに実際に見るのは初めて。結構でかいもんなんだな。甲虫の幼虫(9/22)変な砂の跡をたどっていったらいた。何の幼虫かは不明。なぜこんなところに…。イカの残骸(9/22)スルメっぽいけど、これだけじゃあさすがにわからないでしょう。鳥たちがこぞって食べようとしていた。ウミネコとハシブトガラス(9/22)種名はアバウト…たぶんそうだと思うけど。↑のイカを食べようとバトっていた。しばらくしたらスン…と大人しく並んでいた。その後また再戦してたけど。ガマの穂(9/22)河口付近に転がっていた。上流から流れてきたのかな?すでに爆発済。スナヒトデ(9/22)砂浜にたくさんのヒトデの形の砂の跡。その砂を払うと出てくる。ひょろっとしてて大きい。ハマグリ?(9/22)無印のハマグリともなんか違うような…チョウセンハマグリというやつか?タマミル(9/22)これはコブシじゃない方な気がする。しっかり丸っこい。イボイワオウギガニ(9/22)そういえば生きてるのはこの近辺では見ないなあ。波の荒い岩場にいる印象がある。目が真っ赤で中二心をくすぐられる、いかつくてカッコいいカニ。カコボラ(9/22)生きてるときは殻全体が毛?に覆われている。美味しいらしいけど唾液腺にテトロドトキシンがあるので食べるときは自己責任。そもそも軟体部がものすごくヒョウ柄であまり食欲は湧かない…。アラメ・カジメ(9/18、23)上がアラメ、下がカジメ。たぶん。この辺にうち上がる海藻はだいたいこれら(転石帯の沖にたくさん生えている)なのだが、いかんせん似た種類が多くて見分けに自信がない。ミルガイ?(9/23)この日以降よく見るようになる。やたらでかくて殻が厚い。ナミガイ(白ミル貝)とかそこらへん?コバンアジ(9/23)タイドプールでよく見かけていたものより少し大きめな個体。コブシガニの仲間(9/23)なにやら見慣れないコブシガニ。マメコではないし、何だろう?キンセンガニ(9/23)もはやおなじみこの浜の顔。最近知ったが、ヒラツメカニは別種(ガザミの仲間)で、後ろ脚だけが遊泳脚になっているらしい。ナガニシ?テングニシ?(9/23)昔こんな感じの貝を水槽に入れてたな…ニシ貝の仲間だと思うけども。ハモ(9/23)以前スルガアナゴをハモかと勘違いしかけたが、こちらは正真正銘のハモ。鰓孔で科の違いを見分けられるが、やっぱり顔が違う。ウシエビ?(9/23)最初見知らぬハゼかと思ったらエビだった。たぶんウシエビ(ブラックタイガー)だと思う。タイドプールで弱っていた。最近期間を開けすぎて長くなりそうなので、いったん区切るか…。
2022/10/06
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いつもの海タグで日記を書こうかと思ったが、最近健全なそういう感じのことしか書いてなかったので一旦最近のことを吐き溜めておこうかと思う。目の前のことから言うと、本日をもって30になってしまった。人によってはまだ若いとか、未来があるとか言うけども本人からしたらもう後がない状況なのだ。生きるか死ぬか。dead or alive.正直何もめでたくないので今は相当しんどい。死にたくなるのは定期的にあるが年々頻度は増えていくばかり。とにかく努力が嫌いなので、職を探すことすらままならない。死んだほうがまし、と思えるくらいには就職が面倒くさい。でもまあお金ないと生きていけないし税金も払えないし。税金払うためだけの仕事になりそうだけど。なんだよな、このくっそつまらない人生展開は。人にも自分にも頼れないので手詰まりだ。ちまちまバイトしていくしかやれることはないのかな。メンタルは睡眠と時間経過で自分で立て直していくしかない。そのうち数千円でもお金に余裕ができれば整体にでも行くか。
2022/10/04
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毎度のことながら貧乏生活が給料日をもって終わりを迎えた26日。潮もいい塩梅なのでいつもの場所へ。天気も良いし、波もない。カラッと乾いた秋の風が日差しの暑さを和らげる。少し前まで台風がいたので各所濁っていたようだがなんとか落ち着いてくれたようで一安心。今日も後輩M君と待ち合わせ…だったが、なんか同時に着いた。干潮が11時ごろ、9時半くらいに着いたので開始は10時くらいかな。エントリー前に覗いたタイドプールにコトヒキに混じっていたシマイサキをM君が採集。ここで見るのは初めて。浅瀬は少々ゴミゴミや油膜?があったものの結構透明度が高い。カブトクラゲやフジツボの脱皮殻がちらほら見られたあたり、秋季ブルームとまではいかなくともプランクトンが寄ってきているらしい。死滅回遊魚は台風を境にその数を増した。並チョウに加えフウライ、トゲ、チョウハンの順によく見られる。死滅ではないがシラコダイもちょこちょこ見られた(スレてて1匹も採れなかったけど)。今年はフウライ>トゲの年のようだ。せっかくの下げ潮なので、思い切って深いところへ出た。ここまで進んでくると懸濁物も多くなってくる。つまるところ、まあまあニゴニゴしている。それでも水面から底の地形が見えるくらいではあるけど。深く潜っていくと、ソラスズメダイが乱舞していた(この日はどこもかしこも結構な大群がいた)。周りにはキンギョハナダイとウイゴンベがひらひらと。ソラスズメの青とこれらの赤とでコントラストがすごい。そのすぐそばにはコロダイの若魚が彩り華やかに。ウイゴンベは最初何故か自分にわざわざ近寄ってきた。採ろうとすると採れないのに…。崖の外側にはオオモンハタが2匹、こちらを不思議そうに見つめてホバリングしていた。片割れはホンソメワケベラのクリーニングを受けていた(自分にも来た)。と、外側の中層に目をやるとなんとショゴ(カンパチ)が数匹の群れで回遊してきている!やばい、急いでカメラを構えないと…で、なんとか。撮れたぞ…(笑)もうちょっと近寄りたかったな。でもワカシと違って何回か自分の見える範囲にぐるぐる回遊してくれたからよく観察できた。確かに式根島だかで見た時も結構近くまで寄ってきたもんな。タカベにアタックしてたし。そういえばさっきからシルエットで見えている魚の群れはなんだろう?カンパチではないけど…写真にははっきり写らなかったが、一瞬見えた感じマダイの群れのようだった。50匹以上はいたと思う。サイズは15~20cmくらいだけどマダイってこんな群れ作るものなの?実は泳いでてマダイに遭遇するのは相模湾では初だったりする。ウイゴンベを追いかけている時にシラコダイが出てしまい、どちらにするか迷った挙句どっちにも逃げられてしまった…二兎追う者は一兎をも得ず、か(笑)水深が気になって後からtgで確認してみたら、最高で6.5mくらいだった。今回は海底に立って撮影したりしていたので、足がついていたところは7mくらいあったのかな?シュノーケリングというよりダイビングしてる感覚になってて(ダイビングしたことないけど)、観察が楽しくて続けざまにダイブしてたらかなり体力を消耗してしまった…一旦休憩を…と、少し戻った根のあたりで久しぶりにゴマチョウ発見!そこまで苦戦することなくゲット。背鰭の真ん中あたりにケガの名残があった。パステル調の色合いが綺麗。だからこそ臀鰭の黒い縁取りが鮮明に映えるのだ。またまた戻る道中、大きなカワハギが死んで…弱って…いや、寝てる??近付くとムクッと起き上がり、機嫌悪そうに去っていった。すまんな。陸に上がってくると、M君はどうやらヒメフエダイを採ったらしい。このサイズよく採れたなあ。フエダイはちょっとサイズ出てくるとすぐに逃げ足速くなるので個人的に少し苦手な相手。成魚は全身が目も覚めるような赤に染まる。同じくM君採集のミナミギンポ。テンクロは見たけどこっちはこの日見なかったな。ミゾレチョウチョウウオも採ったらしい。この日俺はミゾレを海中で見ることはなかった。最近は数も落ち着いたか。休憩がてらタイドプールを覗く。いつものオヤビッチャに混じってこの日はロクセンスズメダイが何匹か。地味に相模湾では採れていなかったので、M君にサポートをお願いしてネットイン。観察ケースだと色がくすんでしまう。ここでM君と「ヒメジって採るの難しいよねー」と話になり。特に特筆すべき魚も他にはいなかったのでタイドプール内のカミナリベラに混じっているホウライヒメジをどちらが先に採れるかのミニゲームが始まった…うん、負け!(笑)ちくしょー…ちなみにオキナヒメジではなかった(たぶん)。オキナはどこにいるんだろう? 後半は浅場から見ていくことに。前回岩についた手を攻撃されたヘビギンポ。やはり繁殖期真っ盛りで白黒コントラストの美しい♂と♀のペアが至るところで見られた。お久しぶりのヒョウモンダコ。この辺の地域にはいつからだったかヒョウモンダコとカツオノエボシに関しての注意喚起ポスターが貼り出されるようになったが、ヒョウモンダコの写真がオオマルモンダコだったり、カツオノエボシはオーストラリア?の写真だったり。ネットから引っ張ってこないで、この辺にいるんだからそれの写真を撮ればいいのに。(そんないいとこ入ってたら撮りたくなっちゃうじゃん…)浅瀬の回廊。こういう壁際や通路にはミナミハタンポがのんびり群れていて、日差しを受けてキラキラしている。壁の水面近くを見ていたら、ものすごい色で主張するシャコがいた。たまに見るけど、なんていう種類なんだろう?尾節?だかを見なきゃいけないらしく、写真からの種同定は難しいと海洋大生に聞いたことがある。赤色繋がりでまた見つけたベニワモンヤドカリ。以前は嫌われて写真が撮れなかったけど、今回は水中で慎重に、綺麗な写真が撮れた!いつ見てもサイケデリック。そういえば海外にこういう柄のヨウジウオがいたような…メニイリングドパイプフィッシュだっけ、そっくりだけどなんか共通点があるのかな?どこかへつながる隠し通路。幅が20cmくらいしかなく、どうあがいても通ることはできない。…水から出て行けばいいって?ロマンがないなあ。通路の入り口の壁に引っ付いていたサキシマミノウミウシ。これもよく見るんだけど、一番綺麗に写真撮れたかも。毎回なぜかブレブレの写真しか撮れない。次は右の方の大きな砂地の広場から通路へ。東のエリアでは地味に初?のヨメヒメジ。成魚を見るのも初めてだったり。逃げるかと思いきや、近付いたらピタッと止まって警戒色。威嚇かカモフラージュか…いい被写体になっちゃったよ。あと、隣に一緒にいたイトフエフキくんは君を置いて一目散に逃げたよ…。砂地からスライドして近辺の根を見ていると、水面近くになっている場所にモンツキハギ。一時期たくさんいたけど最近見ないな?と思いつつ、未採集なのでチャレンジ。今回は勝利…!なーんかハダムシだらけだけど…見事なまでに全身イエロー。死滅回遊魚ではお馴染みだけど、ようやっと初採集!最近ニザダイに勝てるようになってきて嬉しい。なおベラは()とりあえず上がって小休憩。残り時間も少なくなってきたので最後に右の方を見ることに。こっちは比較的浅く、波当たりはややあるものの透明度が高い。見慣れぬ通路を進んでいくと、こぢんまりした空間にぽっかりと箱庭のようなイソギンチャク畑を見つけた。秘密の場所感がすごい。ちなみにミツクロすらいなかった。魚にすら見つからない場所なの?(笑)ちらほらこういうイソギンチャクがあって、それらを眺めながら再び深場へ出る。道中、久方ぶりにアカヒトデを発見。何を思ったか一緒にツーショットでも撮るか、と自撮りした。後で確認していたら、真ん中にクリーニングに飛んできたホンソメワケベラくんがバッチリ写っててスリーショットになってた。青と赤でカラーリングも完璧。奇跡(笑)深場は午前中色んな魚が行き交っていたが、潮の流れが変わったからか回遊魚やハナダイたちはどこかへ行ってしまったようだ。オオモンハタだけは大きい個体に入れ替わって相変わらずこちらをじっと見つめていたけど。そして再びシラコダイに遭遇。正直この日5度目くらいなのでいい加減採りたかったがやはり全体的にスレてるのか上手くいかない。悔しいな…。一度穴から出てくるのを待つため浮上しようとふと横に目をやったら、一点の朱い小さな魚が目に飛び込んできた…え、メガネスズメダイじゃん!!幸い穴の少ないいい感じの亀裂にうろうろしていたので、それほど苦戦せずゲット!うおお…めっちゃ綺麗。そこまで珍しい魚ではないはずなんだけど初見初採集。絶対どこかで出るだろうなと山を張っていた魚でもあるので念願かなって嬉しい。秋色スズメだ…秋晴れの青空に鮮やかな朱色がよく映える。シラコダイを諦めてもいいかな(笑)という気になったので海から上がる。片づけをしながらM君を待っていたら「先輩、最後に追い出し棒借りていいっすか?」とよろよろしながら上がってきた。聞けばアヤメっぽいエビス系がいて、穴に引きこもって苦戦しているらしい。よし、採って来いよ!と追い出し棒を貸し。代わりに持ってきたキープの中にはなんとタナバタウオが…マジかよ…先越された(笑)古代魚風でめちゃくちゃかっこええやん…!鱗は粗っぽいのに、しっとりとしたマットブラック。背鰭には炎のような赤い縁取り。一度手に取ってみたかった魚。あんまりに長いこと粘っているようなので、片づけと魚の撮影をあらかた済ませてゴミ拾い。おい、このポケモンのペロペロキャンディ俺が幼稚園の時親にねだってたやつだぞ…なんで今こんなのが落ちてるんだ?それにしても懐かしすぎてびっくりした。来た時は結構ゴミが落ちている印象だったが、途中で一生懸命拾ってくれていた人がいてかなり綺麗になってた。ああいう人が増えるといいね。撮影した魚たち。トゲチョウチョウウオ。やっぱりいい魚だなあ…他のチョウチョウウオに比べて背鰭が高い印象がある。幼魚はカッコいい系。今シーズン初採集。見てはいたけどやっぱり数は少なめ。フウライチョウチョウウオ。こちらはまあまあいる。上のが俺、下のがM君が採ったやつ。ソラスズメダイ。何の魚か忘れちゃったけど一緒に網に入ってきたのでたまにはキープしてみた。案の定真っ黒。追い出し棒を貸してから実に40~50分ほど経ってしょんぼりした様子でM君が上がってきた。「負けました…」ああー、残念…ヒメジ勝負で負けたからエビス採ってきたらエビスビールでも奢ってあげようと思ったのに。アクエリアスで勘弁してね(笑)穴がかなり狭く深くて、奥でさらに曲がっていたらしい。まあそりゃ難しいわな…。割と遅い時間まで残ってしまったが、これにて終了。採れた魚にしろ採れなかった魚にしろ、段々と海が秋色に染まっていくのをひしひしと感じる。これだけたくさん色物が増えてくれたので、次回以降も期待したい。【採集】ゴマチョウチョウウオ、フウライチョウチョウウオ、トゲチョウチョウウオ、ソラスズメダイ、モンツキハギ(初)、ロクセンスズメダイ(相模湾初)、メガネスズメダイ(初)【採集(M君)】シマイサキ、ミゾレチョウチョウウオ、ヒメフエダイ、ホウライヒメジ、フウライチョウチョウウオ、タナバタウオ、ミナミギンポ【持ち帰り】タナバタウオ【見たもの・気になったもの】オトメベラ、コガシラベラ、ホンベラ、ニシキベラ、ホンソメワケベラ、オハグロベラ、キュウセン、カミナリベラ、アカササノハベラ、テングハギ、ヒメテングハギ、コクテンサザナミハギ、ナガニザ、ニザダイ、ハコフグ、カワハギ、アオサハギ、アミメハギ、ウツボ、ハオコゼ、カサゴ、イソカサゴ、ハオコゼ、キビナゴ、カンパチ、キンギョハナダイ、マダイ、ウイゴンベ、コロダイ、オオモンハタ、ノコギリヨウジ、セダカスズメダイ、オヤビッチャ、シマスズメダイ、ギンユゴイ、ワニグチボラ、ボラ、クサフグ、キタマクラ、オジサン、ヨメヒメジ、コバンヒメジ、テンクロスジギンポ、イトフエフキ、オキザヨリ、ムギイワシ、マタナゴ、メジナ、アイゴ、イスズミ、イシダイ、イシガキダイ、クロサギ、クツワハゼ、ナベカ、キヌバリ、ミナミハタンポ、クロホシイシモチ、アカヒトデ、ラッパウニ、ベニワモンヤドカリ、シャコの仲間、サキシマミノウミウシ、アンドンクラゲ、カブトクラゲなど…多い!!(笑)
2022/09/30
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8月に給料は入ったものの、やはり金欠に変わりはなく海に行けるタイミングはこの1回となってしまった。今回は後輩M君が知り合いを連れていきたいとのことでそれに合流する形に。というわけでM君とAさん、Oさんとの4人でいつもの場所へ。…最近ここ以外行ってないな。この日は中潮、干潮時間は13時ごろで60cmとまずまず。ではあるが、ここのところ北風が絶えず吹き続けていたせいで海は若干うねり気味。自分とM君だけならまだしも今日はビギナー?のお二方もいるということで内側の比較的安全な場所をメインに見ることに。というか、自分らだけでも行かなかっただろうな…それくらいザバザバしてた。最初はシュノーケリングの基本をレクチャーしながら適当に観察を…と、フィンを履いている足元を覗いてみたら毛むくじゃらのかわいい物体がもぞもぞ。ありゃま、サツマカサゴ!地味に相模湾で面と向かって遭遇するのは初めてだったりする。初採集ではないんだけど、唯一採ったのが式根島だったな。。なので結構嬉しい一匹、それが開始数分で採れてしまった。うーん、いい感じ(笑)気を取り直して。浅瀬は透明度まあまあ。前回はほぼ見られなかったトゲチョウやフウライがいるのを見る限り色物が少し加入しているようだ。久しぶりのミヤコキセンスズメダイやニジハギも見られたがここでは採れず。せっかくなら綺麗なのを採って見てもらいたいんだけど…。M君は亀裂でちびサザナミヤッコを採っていた。いいなあ。。色物は増えたけど、まだ本調子ではない空気。それぞれ自由行動しながら壁際を探しているとスタイリッシュな真っ黒いあいつ。うまいこといい感じの亀裂をうろちょろしていたので、御用!サザナミハギ!やっとこさ初採集…というかナガニザを見る機会の方が多くてこの子はなかなか狙う機会が少なかった。水中では真っ黒いけど、光の加減では濃紺色とオレンジ色のサザナミ模様が見える。一度外海に出てみようと試みたものの、やはり結構なうねりで揺さぶられるので断念。他の採集家の方が海から上がっていたのでお話を聞いてみると、なんと採集カップにはオニハタタテダイが!マジで?!しかしながら外海は厳しい。その代わりポイントを少し移動して風裏になりそうな場所へ行くことにした。こっちは初めて行く場所。流れやうねりはまああるが、できないこともない…といった感じ。気になるので少し思い切って範囲を探る。ここ結構サンゴがあるな…流れがあるのでポリプ食チョウはいなさそうだったが、ヤドカリがたくさんついていた。ちゃんと見なかったけどサンゴヤドカリの仲間かもしれない。次は観察してみよう。進んでいると、ちょこちょこ大きなサンゴイソギンチャクの群落がある。今は諦めてしまった西の海にあったのを思い出す。あそこまでとはいかないがかなり広い範囲だ。それこそクマノミがいそうな雰囲気が十分にあったけどおらず。ミツクロとイソギンチャクエビは見られた。移動前のポイントでは最近ミツクロも見てなかったので久々。可愛いんだよなー…このサイズまでは(笑)イソギンチャク周りはオトメベラやコガシラベラが少しいたくらいだったが、2年ぶりくらいのタテガミカエルウオsp.が現れた。しかし穴ぼこだらけの岩肌にあえなく敗北。無念…。採れそうで採れないのがまた悔しい。少し進んで大きな岩壁と斜面に挟まれた広い通路にはメジナ、クロメジナ、クロダイ、アイゴ、ブダイなどの大型魚が集まり圧倒的な空間を作り出していた。全員30cm以上はある。その中でも一際存在感を放つ者、イシダイだ。40cmくらいはあったか。小さいサイズ(いわゆるサンバソウ)のものは好奇心旺盛で潜ってても珍しくはないが、30cmを超えるような個体は自分の潜る範囲ではなかなか出会えない。これだけの魚の中にいながらの、この威風堂々とした圧倒的オーラ。まさに磯の王。サンゴをジロジロ見ていたら、ジロジロ睨み返す赤い目。いつもいる感じからしてイワアナコケギンポかと思ったけどなんか違和感が…もしかしてトウシマコケギンポ?いや頭だけで判断できるのか…?さすがに体力の消耗が大きく一旦上がろうと…岸近くまで泳いでふと横目に見えてしまった。ニジハギ、さっきは負けたけど勝負する価値はある。さあこい、どこまで粘るか!?と思ったらすぐに亀裂にスポーン!と突っ込んだ。おや、おやおやおやあ?はい、勝利!もう一匹いてそっちも頑張ったけど普通に負けた。やっぱり個体によるんだなあ。そしてめちゃくちゃ綺麗。こんなにギラギラしてるのに、水面下ではステルス迷彩の如く姿を眩ます。それにしても一日で3匹も目撃するのは初めて。いずれにせよ念願の初採集、やったぜ。M君はキンギョハナダイを採っていたらしい。相変わらずよく採れるな…。塩飴をなめながら休憩をはさむ。AさんOさんのお二方はラッシュ+海パンなので、無理せずねとアナウンス。タイドプールも覗きながらやると楽しいぞ…。しかし自分らが諦め悪く外に出てるからな…(笑)幸い岸近くはそこまで深いポイントではなかった(エリアも狭かった)のでひとまず続行。それでも採集ターゲットは現れないのでとりあえず写真をメインに撮ることに。ホンソメワケベラが多く見られた中で、タカノハダイをクリーニングしている個体を発見。水中でお仕事写真撮れるのは地味にラッキーかも。距離をとって撮影したがこの写真を撮った後すぐにやめてしまった。邪魔してしまったか…。根が点在しているような場所なので、合間合間に少し深いところあがある。自分がどれくらい潜れるかちょっと気になって底まで行ってみる。tgはだいたいの水深がわかるので、海底に膝立ちになって何枚か撮影。確認してみたら6mだった。これくらいならまだある程度網やカメラを使う余裕があるので、頑張ればもう少し深いところまで行けそうだ。いつもの癖でとにかく亀裂を覗き込む。ヤッコに暗がりのハゼ、マツカサウオとか…そういうのはいない代わりに乙姫様の二人組がお出迎え。ヒゲのコントラストが強すぎてコラみたい。綺麗だけど持って帰ることもできないので採集はせず。無理に採ろうとすると自切したりする子もいるので。すっかり夢中になってしまったがそろそろ時間が限界だったので、ホンソメワケベラを1匹採って(もう片方はM君採集)海から上がった。M君はというと、再びサザナミヤッコ(しかもめっちゃ綺麗ないいサイズ)そしてえええ?!うっそだろ…ワッペン未満、500円玉以上の大振りなオニハタタテダイ。いやいやいや、こんな都合よく、しかも1日にこんな近くの海岸で2匹も現れるわけ…(動揺完全に意識をそっちに持っていかれてしまったが、素晴らしい1匹だ。でも悔しい!!(笑)この日はミスジテンジクダイがちらほら見られた。この辺りは比較的多いのよね。そろそろ別のスジイシモチの仲間が出てくれてもいいのよー?ヘビギンポは…Oさん採集だったかな?サツマカサゴ以外みんな同じバケツに入れていたので何が何やら。でもこんなに賑やかなバケツもあんまり経験しないな。そういえば午前中、岩についた手にコツコツおかしな感触があると思ったら婚姻色のヘビギンポが必死に攻撃してきていた。どうやら今は大事な繁殖期らしい。AさんもOさんも楽しんでくれたよう。次回は網を増やしてさらにエンジョイしましょう!一緒に行くときは網を多めに持っていきます(笑)さて、また我慢する日々が始まってしまった。給料日以降、そして今列島を騒がせている大型の台風14号で海がどうなるのか。少なくとも8月よりかは色物も出てきた。8月までの死滅の出が微妙だった分、シーズン後半の方が期待が持てそうだ。【採集】サツマカサゴ(相模湾初)、サザナミハギ(初)、ニジハギ(初)、ミスジテンジクダイ、ホンソメワケベラ【採集(M君)】トゲチョウチョウウオ、フウライチョウチョウウオ、ミスジテンジクダイ、ホンソメワケベラ、オニハタタテダイ、キンギョハナダイ【バケツに入ってた子】ミスジテンジクダイ、ホンベラ、ヘビギンポ【持ち帰り】サツマカサゴ【見たもの・気になったもの】ソラスズメダイ、スズメダイ、イソスズメダイ、ミヤコキセンスズメダイ、キュウセン、カミナリベラ、ニシキベラ、オハグロベラ、オトメベラ、コガシラベラ、ホンベラ、ナガニザ、ムギイワシ、オトヒメエビ、チョウチョウウオ、チョウハン、クロメジナ、メジナ、クロダイ、アイゴ、ブダイ、イシダイ成魚、タカノハダイ、ゴンズイ、ハコフグ、ミナミハコフグ、アミメウマヅラハギ、タテガミカエルウオsp.、ミツボシクロスズメダイ、イソギンチャクエビ、サンゴイソギンチャク、コケギンポsp.、ノコギリヨウジ、イシガキダイ、セダカスズメダイなど
2022/09/19
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相変わらず週4で海辺の仕事先へ通っているわけだが、色々タイミングが合わなかったりやることはあらかたやってしまったりで最近どうにも朝活夕活が芳しくない。まあお盆の繁忙期は終わったので、仕事の方は一段落。だんだん慣れてきたので体力や精神的には余裕が出てきた。イセゴイ(8/20、21)前回採れてだいぶ嬉しかった魚…なのだが思いの外たくさんいるようでこの日は3匹も採れてしまった。何だろう、一気にレア感が薄れ…()ヌマチチブ(8/20)河口の砂地を眺めていたら、見たことのないしましまのハゼがいる!と思って採集。ニューレコードと思いきやどうやらヌマチチブの稚魚らしい。なんだヌマチチブか…(失礼持ち帰って小さいから大丈夫だろうとイセゴイと一緒にしていたら片目を食いやがった。お゛お゛い゛!ヒメハゼ(8/21)いつもいるけど見事に擬態してたので。さて、どこにいるでしょう?クロサギ(8/21)浅瀬に群れていた稚魚が気になって掬ってみるとクロサギだった。ほぼオールシーズンで小さいの見る気がするけど、産卵期はいつなんだろう??サザナミフグ(8/21)今シーズン初タピオカ。もっと頻繁に見てても良さそうなんだけどなあ。お腹にスレ傷があった。コバンアジ(8/23)タイドプール側の水面近くを素早く泳いでいた。波打ち際の群れもボラかと思ったら全部コバンアジだった。だいぶ久しぶりに見たかも。最後に見たのは2019年だか2018年あたりだったような?コショウダイ(8/23)またいた(笑) 前に採った2匹よりも大きめ、模様も最初からなんとなく見えていた。やっぱり普段より多いのかも。マツダイ(8/23)帰りに海を眺めていたらゆらゆらと波間に揺られていた黄色い神様。採ろうと網をかざしたら一瞬で逃げられてしまった。15cm弱くらいはあったかな。ライブロック(8/23)タイドプール側にて。見慣れない岩がゴロゴロ落ちていたので拾ってみると完全にショップとかで売ってるライブロック。水質浄化や自然に近いレイアウトで人気なライブロックだが、それ故無数の付着生物がいる。ましてや国外から輸入しているものが大半だと思われるので、これは完全に生態系破壊&不法投棄。後日陸に上げたので、少しずつ持って帰る予定。漂白すればデスロックとして十分再利用できる。…まったく、経緯はどうであるにしろどうしてこんなことをするんだろうか。こんな輩はアクアリスト失格である。オトメガサ(8/25)↑のライブロックにふたつほどくっついていた。たぶんオトメガサだと思う。この辺の海の生き物であろうものは陸にあげる前にできるだけ落としておいた。エボシガイ(8/28)南風が強かったりすると大概流れ着く浮遊物はこやつらの家と化している。この日はやたら元気なのが多かった。ヤシの実?(8/28)ヤシの実のような何か。妙に平べったい。エボシガイの他にコケムシ?のようなものが付いていた。コウイカの甲(8/28)特別珍しくもないが、なんかこぢんまりした甲だった。無印じゃなくてヒメコウイカとかボウズコウイカみたいな小型種だろうか。というか、甲だけで種類わかったりしないのかな。ギンカクラゲ(8/28)twitterで朝ツイートしている人がいたのでもしかしたらあるかも…と来てみれば結構な数が漂着していた。最初は円盤だけだったが、探しているうちに完全体もいくつか見られた。噂ではカツオノカンムリも来てたらしいがそちらは見られず。モダマ(8/28)なんかいいもの落ちてないかなあ、とうろうろしていると大きな碁石のようなものが。「うわ!モダマだ!!」思わず拾い上げた。鞘が1mほどにもなる世界最大のマメで、南の島に生えているが中身がこうして稀に関東の海岸にも漂着することがある。有名だけど結構珍しい…と思う。軽くて硬く、マメらしくちゃんと発芽しそうなところがあった。ミズクラゲ(8/28)なんかたくさん流れ着いていた。葛餅みたい。スナイロクラゲ(8/28)ミズクラゲとギンカクラゲがたくさんいた中で一つだけ異彩を放っていた。何年か前に近辺の河口域で見たことがあるのでスナイロクラゲだと思う。今はビゼンクラゲとは種類が分かれてる?っぽい。ハコフグ(8/28)投棄モノらへんで浜に打ち上がってる魚ではかなりメジャーな部類な気がするけど、そういやまだ見てなかった。テングハコフグやハマフグならニューレコードなんだけどな。でもできれば生きてる状態で出会いたい。カズラガイの仲間(8/30)たぶんそう。割れてるし模様も薄れてるけど、特徴的なのですぐわかった。馬蹄のようなもの(8/30)金属ではなかったが大きさ的にも馬蹄だと思う…んだよなあ。なぜにこんなものが流れ着いたのかも謎。コウイカの甲その2(9/1)先日のものとは打って変わり、今度はかなりの大型個体のようだ。甲だけで25cmくらいはあった。全体的に黄色い。エボシガイが付いているのを見る限り沖合を漂流したのち流れ着いたものと思われる。それって、南の海のでかいコウイカかもしれない…ってコト?!コブシミル?(9/1)タマミルの名前が思い浮かんだが、調べてみるとどうやらコブシミルという海藻の方が近そうな気がする。緑色のフクロノリを想像して持ったらブルンとずっしりしていて思わずうおっ…と声が出た。まあミルの仲間だもんね。初めて見たけど、海中にある時はウミウシが付いてたりするのかな。ヤツシロガイ(9/3)なんだか芸術的な欠け方をしている。たまーに食用で売っていたりする貝。美味しいのかな?ナンヨウツバメウオ(9/3、9/4)この二日間でちょこちょこ見た気がする。はっきりナンツバと認識したのは写真の時だけだけど。3匹で悠々と波間を漂っていた。高さが20cmくらいあって結構でかかった。今週の出勤は木曜日から4連勤。連勤は面倒だけど潮が良くなってくるので、懲りずにまた網と靴を持っていこう。
2022/09/06
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長かった…色々あって長期間病むわ、コロナは一向におさまらないわ、全財産なくなりかけるわでしんどい期間がまあ3ヶ月くらい。ようやっとまともに海に出られた。まあ職場の目の前は海だからほぼ毎日いるにはいるけど、ガッツリ出来ないのはやっぱりもどかしいし。というわけでいつもの後輩M君と久々の潜り。毎年のことだけどこの時期は水難事故が多く叫ばれるので改めて肝に命じ直し。朝のうちは天気が悪く、雨こそ降らなかったもののテレビの天気予報ではにわか雨が午前中から昼にかけて降るということを言っていた。せっかくの日なのにテンションがなかなか上がりきらない。…というのは杞憂に終わり、実際は午後にかけてよく晴れてとても暑かった。この時期地上で5mmウエットは暑すぎる。海はよく凪、風も弱い。少し空気が濁っているというか、淀んでいるというか。それくらい風がない。M君より早く着いたので、しばらくタイドプールを見ることにした。この時期だしチョウとかいないかなーと覗いた一発目で意外な一匹。クラカケモンガラ。前の漁港採集で採ったので初ではなくなってしまったが、磯…というかタイドプールで見るのは初めて。同じくタイドプールにいたギンユゴイ。ありふれた魚なのに久々すぎて感動した。何年見てないんだ?子供の頃はちょっとタイドプール覗けばわんさか群れてたのに。ここ最近はどこへ行ってしまったのか。探す場所が悪いのか?午後の探索では少し離れたところにギンユゴイのそこそこサイズが群れる場所を発見した。こんなところにいたのか…。広めのタイドプールを眺めていたら、浅瀬に群れるクロサギたちの中にポツンと枯れ葉…が立っている。おー、やっと会えたナンヨウツバメウオ!!タイドプールで見たのは初めてかね。式根島で採ったことはあったが、相模湾では初採集。見てはいたんだけど…ね、舐めプして逃げられたりしてたから…(笑)と、ここでM君が合流し一緒にタイドプールを覗くと真ん中の方にアケボノチョウを発見。これ採ろうぜ!と準備をしていたら夏休みキッズがぞろぞろとバシャバシャと…できたら最後の方にやるか。採られたりはしないだろうし(笑)とりあえず暑いので、とっとと着替えて海中へGo。ん…外が暑いからか?意外と水温が低く感じる。後ほどtgで確認したところ25℃前後だった。そこまで低いというわけでもなさそうな?透明度はそこそこ。それに海面はなだらかだったものの海中は潮が割と流れており、ちょっと煩わしい。あまり外へは行かないようにしようと話し合う。エントリーしてすぐの海底にここ最近は見かけなかったミヤコウミウシ。西の方にはたくさんいたけど、こっちに来てからはほとんど見た記憶がない。スタンダードな大きさだけど、これの倍以上には大きくなる。ソラスズメダイのおちびたちが所々群れをなしている。このサイズはデフォルトで黒ずんでる子がほとんどいないのでとても鮮やか。the・夏の魚。砂の通路に若いアオヤガラ。40~50cmくらいまでのは数匹で群れていることがよくある。この子たちはリラックスしてて仲が良さそうだった。死滅回遊魚を割と期待していたけど、どうにも少なく見える。全くいないわけではないが、チョウチョウウオやベラ、ニザダイ類の死滅がほとんど見当たらない。今年はまだ早いのか?台風も少ないし潮の当たりが弱いのかも。で、死滅ではないような気がするけど何だかんだで初採集のニセカンランハギ。今更かよ!あんなにたくさんいるのに(笑)ニザダイは速くて難しいんだ…()ガンガゼに群がるオオスジイシモチの幼魚。なんか他の珍しいテンジクダイでも混ざってないかなーと思ったけどいなかった。一種の共生なので、とてもいい被写体だ。イソギンチャクの方も覗いてみたが、これといって特別な魚はおらず。ここじゃクマノミはちと厳しいかな…。ただ、2年振り?くらいにニシキベラ×オトメベラの交雑個体を発見した。どうせ採れないので(10cmくらいはある)なんとか写真を何枚か。頭と尻尾はオトメベラっぽいが、胴体はニシキベラのような模様をしている。一見ニシキベラに見えて、尻尾を見てあれ?となる。以前見た時もほとんど同じ場所だったので同一個体だろうか。少し深く掘れた小さな広場の横にいたゴンズイ玉。写真を撮る直前まで大きなタカノハダイをクリーニングしているように見えたんだけど…気のせい?広場の真ん中にクネクネしてたコロダイ幼魚。こいつも久しぶりかな、一昨年だかはたくさんいたんだけど。それにしてもゴンズイ玉のすぐ隣の砂地にいたなんて、やっぱり狙って擬態してるんだなあ。ここで一旦休憩で上がることに。M君もやはり色物の少なさにうーんとなる状況だったようだ。それでもトゲチョウやサザナミヤッコを採ってきた。いたのか…自分は全く見なかった。特にトゲチョウチョウウオは今年は初めて見た。例年だと普通に現れるはず、今年は本当に少ないらしい。他の地域だとわかんないけどね。そういえば途中タイドプールでいつぶりかのベニワモンヤドカリを採った。どうやらM君も採ったらしいのだがこれがM君が採ったやつで、これが自分が採ったやつ………ヤドカリに嫌われてるのかな、俺(笑)しばらく待ってたけど全然出てこなくてまともな写真が撮れなかった。再びタイドプールおじさんになることに。方々歩き回るが、だいたいどこも同じような感じ。ひとまず写真を撮ろうと思っていたイソスズメダイをば。他のスズメダイに比べればそこまでたくさんいる種でもないので、いると毎回気になってしまう。少し広めの亀裂のような場所をじっくり見ていると、やっと小さなチョウチョウウオを発見。んー、なんの種類だ?最初セグロあたりかと思ったけど採ってみたら違う。フウライ系だけど…ノーマルかな?ニセじゃないよね?小さいと意外とわかりづらい。そのすぐそばに群れていたカミナリベラの中に一匹だけ茶色いのがいた。たぶんアカオビベラ。小さいのはもっと赤みが強いけど、このサイズだと少し落ち着くのかな。ひとつの場所をじっくり眺めていたらM君は先に別の場所に行っていたようだ。さっきの場所にチョウいたぞ、せっかちさんめ(笑)ただその後は特に珍しいものもなく。ギンユゴイを眺めたり、洞窟内のフナムシ団地で盛り上がったりした。戻る途中で見つけたメリベ。やたらと色が濃くて、普段見ない感じがしたけどヤマトメリベ?なんだろうか…。元の場所に戻ると潮がだいぶ満ちて、アケボノがいたところも誰もいなくなっていた。せっかくなので探索しているとM君が「めっちゃでかいクロダイが(タイドプールに)入っていきました!」と言うので、採ろうぜ!といつものノリに。探していると岩陰に巨大な尻尾が見えた。なにこれでっか!!50~60cmはあるな…じっとしていたので二人で挟み撃ちにしてM君の網へ。(俺の網じゃ入らなかったし絶対壊れてた)でかすぎでしょ(笑)ただだいぶやつれて弱っていそうな個体だったので、食べるのはやめて外海に放すことにした。で、続けて例のアケボノも見つけたので、これまた連携プレーでなんとかゲット。このサイズいいなあ…飼いたいけどうちには凶暴な輩がたくさんいるもので。個人的には比較的レアな部類で、何故か磯で会うことがかなり少ない。漁港にいるイメージ。んで、適度にブレイクをはさみつつ浅瀬の探索を続けるもののこれといって特筆すべきことがない。平和なのはいいことなんだけど…。潮が満ちて少しばかり潜りやすくなってきたような気がしていたので、最後に短い時間で外へ出ることに。テトラ帯に近い岩場にすさまじいミナミハタンポの群れ。見渡すと先が見えないくらいには群れが続いていた…。たまにクロホシイシモチなんかの他の魚が混じっているのが面白い。ハタンポに飲まれてる(笑)亀裂を覗き続けていたらノコギリヨウジのペアがいた。かなり大型個体で、片方は卵を抱えている。この日はこの1ペアしか見なかった。別段珍しいわけでもないけど綺麗だしカッコいいし、好きな魚。なんとなく並チョウを採ったら上顎がない…どうしたんだ。途中フウライといいサイズのシラコダイに遭遇したがどちらも負けてしまった…特にシラコは悔しい。次は頑張ろう。相模湾では意外と成魚に出会えてなかったアヤアナハゼ。幼魚の写真しかなかったので見つけられて良かった。無印はいるけどこいつは少ない。ここまででタイムアップ。M君はニジハギに負けたらしい。ニジハギいたのかよ…。結局ヤッコは見つけられず、チョウチョウウオも並以外ほとんどいない。オトメベラやコガシラベラもほとんど見ておらず…といった感じで、今はまだ夏の始まりくらいの印象だった。果たしてこれからどうなることやら…ベラに関しては秋も深まったころにレア系が出てくるイメージがあるので、黒潮の当たりと台風による海の攪拌に期待しよう。俺たちの夏はこれからだ!!【採集】チョウチョウウオ、フウライチョウチョウウオ?、アケボノチョウチョウウオ、クラカケモンガラ、ナンヨウツバメウオ、ニセカンランハギ(初)、ベニワモンヤドカリ、コロダイ、ツマグロハタンポ?、ギンユゴイ、イソスズメダイ【採集(M君)】トゲチョウチョウウオ、サザナミヤッコ、ベニワモンヤドカリ、コケギンポ、クロダイ、ニザダイ【持ち帰り】ナンヨウツバメウオ【見たもの・気になったもの】カミナリベラ、キュウセン、ニシキベラ、オトメベラ、ニシキベラ×オトメベラ、オハグロベラ、ホンベラ、ホンソメワケベラ、ナガニザ、テングハギ、アイゴ、クロメジナ、ムカデミノウミウシ、カブトクラゲ、トウゴロウイワシ科の一種、ミズクラゲ、シラコダイ、ミナミハタンポ、クロホシイシモチ、クモハゼ、イワアナコケギンポ?、イソギンポ、クロダイ、ナベカ、ハコフグ、カワハギ、アオヤガラ、イシダイ、ソラスズメダイ、スズメダイ、シコクスズメダイ、イソハゼ、オヤビッチャ、シマスズメダイ、シチセンスズメダイ、テンジクスズメダイ、ヤマトメリベ?など
2022/08/27
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貧乏生活も残すところ1週間とちょっと。お昼もパン2個でしのぎ、満腹まで食べる方法を忘れつつも夕飯はしっかりめに食べる。自販機とコンビニは封印。休みの日はお金を使わない(病院や医療品系を除く)。正直海に行けないのも辛いけど、好きなもの買って飲み食いできないのが何よりも辛い。ただ若干慣れてきた感はあるのでこのままいければ順調に給料日を迎えられそうだ。最近はビーチコーミングとゴロタ採集をやりつつ、浜に流れ込んでいる小河川(といってもドブ川みたいなとこ)の河口付近も探索している。シューズと網を持っていくようにしたので機動力はいくらか増しただろうか。ガザミベビー(8/11)この日はたくさん見られた。あっちこっちでカニが動いているのが見えて、全部これ。無印のガザミ?ワタリガニ?だと思う。マメコブシガニ?(8/11)ガザミの中に妙なカニがいると思ったら鉗脚の取れてしまったコブシガニだった。近くに完全体のやつもいた。ミミズハゼ(8/11)雰囲気的にたぶん無印だと思う。ゴロタなので岩をひっくり返しまくったらきっとたくさんいるんだろうな。ミミズハゼはかなりややこしい上に最近知見が上積みされてきているので追いつくのも大変。いつか…いつかやる()アンドンクラゲ(8/11)タイドプールに数匹入っているのを確認。際で赤ちゃんを遊ばせているお母さんがいたので気を付けてくださいねと声かけしておいた。大人でも痛いからね。こいつが出てきたということは夏も後半戦。お盆だね。お盆に行燈、危険生物だけどなんか風情があるなあ。灯篭流し的な?「トウロウクラゲ」もいるけどこちらは箱クラゲの仲間。カイメンの仲間(8/12)そういえば海岸に通いだしてからカイメンが打ち上がってるのは見てなかった気がする。種類はわからないけど、ジュズエダカリナよりなんか太ましい。サビハゼ(8/12)下げ潮でできた砂地の水溜まりに取り残されていた。こういう場所にいるハゼにしてはでかいな?と思ったらヒレがところどころ欠損していたのであまり元気な個体ではなかったようだ。特徴であるおヒゲを観察。ガザミの仲間(8/12)この日もチビガザミはたくさんいたが、1個体だけひときわ目立つ奴がいた。白っぽかったのでオウギガニかと思いきやガザミ型。ざっと調べたが種類わからず、twitterでもはっきりと答えは得られなかった。カニもこりゃ少し学ぶべきか…。スジクモハゼ(8/12)朝活にて初採集。上から見てクモハゼともヒメハゼともつかないなんとも微妙なハゼを発見したのでキープ(横から見るといかにもクモハゼらしい)。持ち帰り細部を見てスジクモハゼと同定。頤(おとがい)にある突起の後端が後ろへ伸びているのが特徴。鱗は見えなかった。鱗と感覚孔はやはり生きている状態では観察が難しそうだ…。何はともあれニューレコード。嬉しいね。ハマトビムシの仲間(8/13)砂浜にポコポコあいている直径1、2mmほどの穴に住んでいるヨコエビの仲間。いつもは気にしていなかったがこの日は穴から出てきては砂の上を駆け回りぴょんぴょん跳ねていた。まじまじと観察したのは初めてかも。ニホンウナギ(8/13、14)小河川の河口を見ていたらまあまあの個体数がいた。クロコサイズから30cmくらいのものまで。黄色変異も見られた。キッズがひたすら採ろうとしているので、ウナギは採るなよと声掛けしておいた。小さいのは条例違反なのでね。ここ大きいのほとんどいなかったし。ショウサイフグ(8/14)臀鰭が白いのと比較的体がすべすべだったのでたぶんショウサイ。うち上がってるのは見たことなかった。瀕死でまだ生きてたけど、波が強く投げ込んでもまた打ち上げられるだけなのでそっとしておいた。ごめんよ。アカメバル(8/14)珍しくメバルがうち上がっていた。体色と胸鰭軟条数15からしてアカメバルであるかと思われる。かなり大きく、釣れたら嬉しいサイズ。サクラガイの仲間(8/14)小さいのやミゾガイはよく見るけど、こんなに大きいのは珍しい。サクラガイにはそっくりな仲間がずいぶんいるようだが、それを見分けるのはプロでないと難しいだろう。ワニグチボラ(8/14、16)最近岸近くでよく見かける。この白くてキラキラしているの、ワニグチボラで片付けてるけど実は他の種が混ざっていたりすんだろうか?だとしたらまたややこしいのを調べなきゃならないが…。ヨシノボリ属の一種(8/14、16)河口にて。ここにはゴクラクハゼもいたが、こいつはいわゆるヨシノボリだろう。鰓蓋の後ろの青い斑点が綺麗。種類がわからないので要種同定。シマヨシかカワヨシあたり?それともトウヨシ?メダカ(8/14)見つけてしまった感が半端ない。ちゃんとした写真がなかったから採ったけど、持ち帰ればよかったのかな…考えどころ。イセゴイ(8/14)なんか細長くてにょろにょろした透明なのがいる、と掬ってみたらなんとレプトセファルス。しかしこの時期に河口でレプト…?と観察ケースに入れたら尻尾付き!これはウナギ目のレプトには見られずカライワシ目やソトイワシ目などに見られる形質。恐らく死滅回遊魚なので、前日の台風が少し影響したか。透明すぎて反対側の目ん玉が見えるのがなんか不安になる(笑)もちろん初採集のニューレコード。前々から採りたいと思っていた魚。幼魚以上の面影はないけどこれはこれで貴重なステージ。キープしたけど、摂餌すんのかなこいつ…。クロアナゴ(8/16)投棄モノぽい。なんか死臭がすると思ったらこれが転がってた。背鰭の位置的にクロアナゴで合ってる…よね?シマイサキ(8/16)黒っぽいゴマみたいな稚魚を掬ってみたらシマイサキだった。よく見るとたくさんいて、一匹だけ通常色の個体がいたがしばらくキープしていたら黒くなってしまった。恐らく他の種類の疑惑はないと思われるので一旦キープしたけどリリース。というか、コトヒキはたくさんいるのに地味にシマイサキはほとんど見てこなかった。少なくとも今回でそれほど珍しいものでもないということがわかった気がする。ちょっと内湾チックな場所好むんよねこの子。河口は色々いたので所々端折っているが、データにはしっかりまとめていこう。てかイセゴイとか採っちゃったから、図鑑も差し込まないとなあ。。
2022/08/17
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お金がない為、出勤前や退勤後に海に寄っていたものを近況でまとめていたが思いの外色々魚が出てきたので新しくタグを作った。これからはこの「いつもの海」タグでまとめていこう。あー、早く一日をフィールドに費やしたい…ワクチンも打ったし、給料日(25日)を迎えるまではカツカツの生活だけどそれ以降はすぐにでも海に行ってやる。酒も飲みたいし旨いもんも食いたい。トビイカの仲間(7/29)出勤前の浜歩きで発見。腕の縁にビロビロがあったのでトビイカ?と思い(最近イカにハマっている)後輩M君に聞いたら「触腕の吸盤の写真とかないっすか?(笑)」あーーー…確かに。そうだ、そうだわ。吸盤の配列とか形状は頭足類の種同定では重要だ。すっかり失念していた。次の日見に行ったらまだあったがカッピカピになって虫さんたちの食堂と化していた。ただまあトビイカの仲間ではあるらしい。セグロチョウチョウウオ(7/29)写真?ありません…勝負に走って負けました。くっそ、なんで毎回こういうやらかしをするのか。ゴロタで金魚網でチョウとか採りづらいんだよ(言い訳ちなみに相模湾で見たのは2回目。ものすっごい浅い場所(水深10cmないくらい)にいたスレてない豆サイズ。おまけにカイアシ付き。だから余計に悔しいんだよお…まさかこんなところで出会うとは思わなんだ。クモハゼ属の一種(7/29)↑のセグロを逃した場所に二匹いたうちの一匹。なんか見慣れないハゼだな?と思って採ってはみたけどまったく見当がつかない。頭でっかちで平たいからはじめヒゲモジャハゼみたいなやつかと思った。形態から除外していたけどクモハゼ属の一種ではないかとの意見を後々twitterでいただいた。幼魚の画像を見ていくと確かに模様の出方が似ている。てっきりこれで成魚みたいなやつかと思ったら思いっきり幼魚っぽい。動きそうな魚じゃないしキープせずともまた採れるんじゃね?と思い逃がしちゃったんだけど、今の今まで見つかっていない。ぐぬぬ…やはり無理やりにでもキープしておくべきだった。要観察種。わからん鳥(7/31)ゴロタに何羽か一緒にいた。調べたけどわからん。そもそも何系の仲間?セキレイとかじゃないし。かわいかった。わからん貝(7/31)これもわからん。というか貝はややこしすぎて正直何がなんだか…。二枚貝だもんなあ。よくサザエとかに付いてるシマメノウフネガイみたいなやつじゃないし。あんまり綺麗に家紋みたく付いていたので一瞬クマサカガイに見えた。拾ってみたら、真ん中イシダタミじゃん(笑)ミズクラゲ(8/2)この日に限らず最近はよくボロボロの亡骸をよく見る。たくさん出てくるのは春から初夏のイメージだけど、この時期のってなんなんだろう。貝殻たち(8/2)まあ、貝はわからん。エビスガイみたいなやつ、コシタカサザエ?、ホシキヌタとか。これにハマったらマジで魚に手を回せなくなりそう。ハゼ系の浮遊期稚魚(8/2)うーん、わからん(こればっか)この時期に着底するかしないかってハゼは限られてきそうだし、後で調べておこう。形はキヌバリ属っぽいけど、キヌバリが出てくるのは春先だしチャガラは初夏だし。構造色がキラキラして綺麗。クロヤハズハゼ(8/2)以前からいるだろうなあと思ってたシリーズ。無印のヤハズハゼかと思ったけど、胸鰭の遊離軟条が4本なのと体側の模様からクロヤハズハゼではと結論づけた。こないだの謎ハゼもあって、クモハゼの仲間は注視しておく必要がありそうだ。ムギイワシ幼魚とワニグチボラ幼魚(8/2,3)最近波打ち際でよく見かける。トウゴロウの方はクネクネ泳いでたしたぶんムギイワシ。ワニグチボラは年々数を見かけなくなってきている気がするけど相変わらずこの時期には普通に出てくる。ガザミとキンセンガニ(8/2)どっちも抜け殻。キンセンガニは前にここの波打ち際で採ったこともある。数はまあまあいるらしい。コショウダイ幼魚(8/3,8)水深10~20cmくらいの浅場でふらふら漂っているのを発見。真っ黒でなにがなんだかわかりづらいけど、ぎりぎりうっすら模様が見えたのでたぶんコショウダイでしょうだい。今まで全然相模湾側でこのサイズは見てこなかったけど、ようやく会えた感じ。しかしまあ2匹も現れるとは。キュウセン雄相(8/8)綺麗なんだけど、腹が食い破られていて既に仏様。アオベラ(雄相のキュウセンのこと)かっこいいよね。新鮮なら食べても美味しい。クモハゼ(8/8)無印から履修しなければという使命感に今、絶望している()でもこういう種を改めて観察した時に見えてくるものがあるはずだ。そうに違いない(希望的観測カッコいいんだけどね。この子はやたら色が濃くて、婚姻色かなんかなのかな?こっちは幼魚。これちゃんと撮影するんならやっぱり持って帰らないときついのかな…あんまり水槽に入れられるような状況じゃないんだけど…。とまあこんな感じ。海にいられる時間は本当に少ししかないけど、頻繁に覗いているので気長にやってればまだまだ出そうな気がする。特に激浅なゴロタに潜むハゼ類は完全にノーマークだったので、少し見ておこうと思った。…確実に沼だよね、これ()
2022/08/09
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しばらく大丈夫かなあ、と思っていた矢先。第7波だとよ。なんなんだよ、もう。左の首筋にリンパ腫ができるので(モデルナは出やすいらしい)それが嫌でワクチンを避けていたが、どうしても打たざるを得ない状況になってしまった。というか職場でも既に何人か出ているようなので。11日から超連勤になるので、その前の休みが幸い多く取れていた(木曜日から4連休)。なのでこの機に3回目のワクチンを打つことにした。前回打ったのは1年前。横浜市の通知を無視していたから罰が当たった…というわけでもなく医者は「前回の抗体はもう残ってないだろうね~」と。打ってさっそく違和感があったが、とりあえず帰宅。その日のうちはなんか倦怠感があるくらいだったが(リンパ腫はこの時点でもうできた)、就寝してから熱は上がっていき夜中の3時に苦しくて目が覚める。熱は38℃。まーわかってたけど、毎回こんなにならなきゃいけないワクチンってどうなのよ?感染率が下がるわけでもないし。重症化しにくいから死ぬリスクは軽減できるみたいだけど、首のリンパ腫は1カ月くらい治らないからね。最初わからなくて病院に2回も行った。おい国金返せ(笑)とりあえず氷まくらを作る。令和の時代に我が家はなんとまあ古風なことか。その後いくらかバファリンを飲み、接種翌日の午後にはだいぶ治まった。画面の見過ぎで頭は痛いけど。お金がないのであまり自分を労わる飲み物食べ物は買えなかった(2Lのアクエリアスのみ)。今日は昨日は出られなかった外へ。日曜だから人が多い。これから暑いみたいだし、明日は仕事なので今日は早めに寝ないと。
2022/08/07
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近況というより最近の海のことなんだけど、まあ「魚採り」で書くほどでもないか。新しいバイトに入ってどれくらい経ったんだろう。7/13に入ったからちょうど2週間くらいか。いや、2週間でこんな状況になるのもおかしいんだけど。一番下っ端なのに「最近入った人の中で一番まとも」とか言われて変な期待という名の圧を感じる。そのくせ仕事は別にできるわけじゃないから時間がどうのこうの、自分で考えて動くとかなんとか。そんなこと言われたってプレッシャーしか感じませんよと。プレッシャー感じるとミスるんで、自分。あしからず。てかマニュアルも教える環境も整ってないのに未経験新人雇って何がしたいの??LINEで連絡取り合って仕事するから休日にグループラインが来たり仕事中はデータ通信しなきゃならないのが結構苦。こんなことは誰にも言えません。人間関係とかは特に嫌とかではないんだけど。まあ入ってしまったものはしょうがないので、仕事の前後に海でメンタルケアしないと。福利厚生、福利厚生。仕事?知るかんなもん。7/24ここのところ朝っぱらに潮が大きく引いていたので、金魚網を持って海へ降りる。かわいいナベカ。このサイズ地味に初めて見たかも。いや今までもすれ違ってたんだろうけど。地味に狙ってた豆チョウが採れた。黒っぽいしチョウハンかね。まだトリクチス幼生の骨格が残っている。この日の退勤後、なんとなく海を見に降りたら前回採り逃したあの魚が。手前に寄って来るまで待って(ズボンと靴なので水に入れない)、採れた…!おおーオキザヨリ!…たぶん。テンジクダツとの判別は背鰭臀鰭軟条数なので、TGかなんかで撮影するかしないとわからない。こういう時に限って観察ケースもTGも持ってないんだよなあ…。とりあえず持って帰ることに。飼育は難しく、今の状況で飼えるとも思わないので死んでしまったら標本にしようと思う。これを機に自然下で判断できるようにならないと。持ち帰って撮影。背鰭23~24軟条、臀鰭21軟条なのでオキザヨリ。テンジクダツはこれよりも数軟条多いとされる。ちなみに帰ってからも意外と元気で、しばらくは臨時の水槽に入れることに。ただ当然ながら人工飼料は食べない。うーん…。そういえばこの日話しかけてきた家族連れのお父さんがこれがたくさんいたと言っていた(20~30cmのもいたらしい)。後から探したところ1匹しか見つからなかったが、このサイズから複数いるということは相模湾で明確に増えている証拠になるだろう。7/26海は大荒れ。南風が夜中から午前中にかけて吹き続けていたのか、割と高い波が押し寄せている。出勤前に雨の降る中探索しようかと思ったが、雷が鳴ってしまったので辞めざるを得なかった。傘持ってたし危なかったね。退勤後にビーチコーミング。なんか魚打ち上がってないかなあ。すごい密度でエボシガイの付いた流木。長さは3mくらいありそう。祟り神じゃん。。にし貝の仲間かな?生きていたので海へ投擲しておいた。この裏側の表面にはシマメノウフネガイが2つくっついていた。スズキさんを発見。投棄モノかな。っと、これは意外。一部しかなかったが一目瞭然のバラムツ。中部エリアで確認したのは初。やはり流通の許されない魚の運命なのか…?バラの棘を思わせる鋭い鱗。これが名前の由来。食べると身に含まれるワックスエステルのせいで延々とお腹を下してしまう(故に食用としての流通は禁止)。同じくワックス仲間のアブラソコムツは見たことないけどバラムツみたいにトゲトゲはしてないんじゃないかな。あとはこないだのウツボさんにキタマクラこれは投棄かどうか微妙。こんなもんだった。河口域にコトヒキっぽい黒いゴマみたいな稚魚がいたけど、網も持ってないし確認できず。海水浴場は地味に開設していたので、カツオノエボシとか来てても回収されちゃったんだろうな。の割にアイゴは落ちてたけど。これのが危なくない?(笑)ビーチコーミングはやはり夜明け前ですな。今はともかく、冬は期待してもいいかも。
2022/07/27
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先日の日記にも書いた通り、何かが「におう」ので漁港へと向かった。しかしながら、昨今の遊漁者のマナーの悪さに立禁になってしまう漁港は後を絶たず、2020年によく訪れていた場所も入れなくなった。その他に目をつけていた場所や昔入っていたところなどもかなりの確率で入れなくなっており、仮に入れたとしても釣り禁止や車両進入禁止などの看板が目立つ。以上の理由でしばらく漁港採集は敬遠していたが…前日まで続けざまに強い南風が吹いていたこと、仕事中にちらっと見えた岸近くで漂流物(ゴミとか流れ藻みたいなの)が吹き寄せられていたこと、浜辺にエボシガイ付きのボトルやオキナガレガニが見られたこと。そして何よりうねりが残りそう、かつ何故か右足の甲を反らすと激痛が走るのとで潜るのは適さないと判断し漁港採集に踏み切ったというわけだ。足の痛みはマジで意味わからん(今はだいぶ治ったけど)。いつ以来だろうか。今日もここから。行ける場所は限られるので、狭い範囲でバスと徒歩で回ることに。まともにフィールドワークするのは5月末以来だな…港の香り。いい匂いに思うかどうかは人次第。ここ周辺は一般人向けの施設などもあるせいか、いまだに気軽に入ることができる。仕事をしている人たちは当然たくさんいるので留意する必要はあるが。手始めに手前の箇所から。アオリイカの子どもが水面に漂っているのが見えた。おお…夏だ。と、その横にぴろぴろ泳いでいるアミモンガラ…やはりきていたか!いるときは大量にいる魚。幼魚ばかりだけどね。かわいいんだけど、性格はいたって邪悪なので持って帰る気にはなれない。眼の間?の白点が綺麗だ。星空みたい。漂流系以外も見ていきたいな…と岸沿いを見ていたらマツダイ。うほほ…幸先がいいぞお…マツダイ自体はありふれた魚。だがこいつらがいるということはある程度似たような境遇の魚たちが接岸している可能性が高い。読みが当たっていそうな予感がしてニヤニヤする。案の定採集をしていると、観光客に話しかけられる。「何か採ってるのー?」「これから釣りかー?」で、説明する。(やたら)詳しいねえ!って言われるのは嫌いじゃない。この場所は漂流物も少なく、特に他に特別なものはいなかったので隣の場所へ移動することに。結論から言ってしまうと、ここがマジで大当たりだった。ゴミや流木、流れ藻がたくさん。かつ採集に邪魔にならない程度の密度。そして何より魚影の濃さ。おびただしい量のカワハギにイシダイ、ニジギンポ、オヤビッチャなどの稚魚たち。先ほども見たマツダイやアミモンガラは無数にうじゃうじゃいる。おまけにミズクラゲもぱらぱらと吹き寄せられている。ちょっと赤潮が出ていたせいか、汲み上げた海水にはかなりの夜光虫が見られた。海中にはタカベの大群。相模湾ではいるにはいるが、あまりコンスタントに見られる魚ではない。ましてやこんなに大きい群れは初めて見た。釣りたいけどまともな釣り道具は持ってきていない(笑)流れ藻定番の連中を眺めながら、釣り人をかわしつつ漁港の縁を練り歩く。ごっちゃごちゃに稚魚たちが乱舞する中、ひらひらと泳ぐ探していたあの魚発見!うおお!ハナオコゼ!!そんなに珍しい魚ではないはずなのだが、なんだかんだ今まで会えていなかった。初採集!しかもめちゃくちゃかわいいサイズ。飼いたいのをぐっと我慢する。うちには今この子らを迎え入れるキャパはない…大学時代ラボで飼ってた「ポニョ」を思い出す。可愛いんだよなあこいつ。ハナオコゼはじめカエルアンコウの仲間は空気を吸ってしまうとうまく吐き出せず浮いてしまったり、最悪死んでしまったりするらしいので、一呼吸も置かない素早さでバケツに入れた。…これでも少なからずダメージはあるんだろうけど、勘弁してくれ。本当は網の中でバケツに入れようと思ったんだけど上手くいかなかった。これ以降はスルーするか、なんとか頑張ろう。ミズクラゲを見ていたら、どこからともなくフレームインしてくるソウシハギたち。この日は数がいたのか、小さいのからそこそこ大きいのまで何匹も見た。クラゲを一生懸命に食べているので網に気付かない(笑) 一旦察すると意外なスピードで逃げるんだけど。うーんやっぱりカッコいいな。この禍々しくサイケデリックな模様、本家カワハギと比較するとやたらいびつなフォルム、でかい尾鰭。水槽に入れたい…けどやはり一癖ある魚。上手くいったとしてもでっかくなるしね。ハナオコゼとソウシハギたちは同じ区画?のゴミゴミに付いていたのだが、ついにこの区画の真骨頂が現れた。水面をぴろぴろ泳ぐ黄色くて丸い物体。あっあっあっあっああ!?ハリセンっ!ハリセンんんんんん!?(←マジでこんなこと口走って発狂したのわああああああ(膨らんでるうちに撮りたかったけどしぼんじゃった)ああああああああなんだこの可愛い生き物!?実を言うと海で生きたハリセンボンに出会ったのは高校生の時以来。関東に限って言えば中学生の頃千葉で見たのが最初で最後(漁港に捨てられてるのは見たことあったけど)。というかそれがあっても、このサイズは本当に初めて。ショップで売ってたら結構なお金取られるやつじゃん。やたら黄色いけど、ノーマルだよね?ハリセンボンもなんか色彩変異っぽいのいるからなあ。少なくともヒトヅラやヤセではなさそうだけど。というかもう、本当に嬉しすぎて可愛すぎてしばらく直視できなくて天を仰いでた。こういうの待ってたんだよ、日頃のストレスが浄化されてゆく…。…心底迷ったけど、ハリセンボンも例に漏れず飼育の大変な魚。少なくとも今のうちの水槽には入れられないし、GFGも切らしている。殺菌灯も使えないし。しょうがないか。区画をある程度見終えたところで再び歩き出す。港の中に流れができているようで、外海から最初にぶつかるであろう壁のあたりまで来た。留まることがないようで、ゴミゴミは少ない。特に期待はないかな、と…んん??アマモの切れ端に見慣れぬ姿。でも確かに知っている。ダツだ。とは言っても種類まではわからない。恐らくテンジクダツかオキザヨリだと思うのだが、鰭条数などを見ないと区別するのは中々難しいのだ。背中の色彩からしてハマダツではないだろう。捕まえたかったが、こればかりは細いので5mm目の網では抜けられどこかへ泳ぎ去ってしまった。無念…データが少ないから欲しかったな。よく見ると、ダツが寄り添っていたアマモにもう一人。モンガラかな?と掬ってみるとビンゴ。ゴマモンガラかな。こいつはよく見るけど、キヘリモンガラも混じってたりするのだろうか。模様的にもゴマでよさそうだけど。水面のゴミゴミから魚を見つけ出すのは「間違い探し」みたいなもので、一度見た場所にも見逃しが発生する。したがって、熱中していた自分は同じ場所を何回も行ったり来たりしていた。周りの釣り人からしたら不審者だったろうな(笑)そういえばこれだけの漂流魚たちがいるにも関わらずシイラが全くいないのは何故だろう??トビウオ(種類不明)もいたというのに(小さすぎて網から抜けたけど)。そしてやっぱりナンヨウツバメウオもいない。こちらは未だに関東の漁港で会えたためしがなく、何故か磯に出てくる(採れてはいない)。ちなみにタピオカことサザナミフグもいなかった。定番種のはずだが…?ここでもう一匹、明らかにアミモンじゃないモンガラを発見。クラカケか?当たり~クラカケでした。一回見てはいたけど、初採集。金ピカからだんだん模様が出始めてる感じかね。ゴマモンもこいつもよくよく考えたら死滅回遊魚か。いじってたら、時々パタッと倒れて死んだフリをするのな。かわいいじゃん(笑)一旦網を置いて魚を撮影していたら、釣りをしていたであろうおじさん(おじいさん?)に「おい、俺も見たことねえ魚捕まえたから見てくれ」と声をかけられた。え?あっ、はい(笑)たぶん自分がやってるのを見て「せや、俺もなんか採ったろ!」ってなったんだろうな。ラバーのランディングネットだったし。マツダイかな~アミモンガラかな~おお!でっかいハナオコゼとソウシハギ!おっさんやるやん…(何様魚の説明をしたのち、ちょっと談笑。ありがとうございました。ちなみに、後々チラ見したらソウシハギはバケツに残ってたけどハナオコゼだけ大事そうにスカリに入れられてた。アンコウだよって説明したから食べるのかな?(笑) ソウシハギは食べないでほしいけど。この場所だけでかなりの時間を使ってしまった。でもここまでいると他の場所も期待してしまう。というわけですぐ隣の港へ。ええ…漂流物はほとんど葉っぱ。というか葉っぱでもいいんだけど水面に生命反応がない。座布団くらいのクソデカアカエイはいた。川が流れこんでるからクロマンくらいはいるかとも思ったがまあなんともすっからかん。てかそれどころかアミモンが1匹迷い込んでた。大量発生しすぎやろ。うん、ここはダメっぽいな。もう一つ、歩いて行ける場所へさっさと移動ー。ここは透明度がかなりあった。ゴミゴミは少なめ…。ついでに生命反応もない…マジであそこだけだったのか?ただここは海中の魚影が濃かった。オキタナゴが群れている。なんかたまに他の個体を追いかけて体をひらひらさせてるやつがいる。今繁殖期なんだっけ?三陸のは夏だったような気がするけど。地味に東部エリアでは初確認なような?アオサハギもいくつか見られた。そのうちの一匹がすごく青紫色に輝いていて綺麗だった。婚姻色かな。それと写真は撮れなかったけど、近年では珍しくチャガラの群れが確認できた。ここ何年かで激減?していると思われているので、思わず見入ってしまった。あれだけいたのに見たの3年ぶりくらいかも。うーん…ここも漂流系は全くいない。ギリギリ時間はありそうなので、最初の場所に戻ることにした。コンビニで買ったアイスを食べながら戻ってきた。さすがに時間が経っていて、あれだけいた魚は流されたゴミゴミと共にどこかへ行ってしまったのだろうか。残っているものもいたが、明らかに数は減っていた。それでも一部にまだ岸近くのゴミや流れ藻は残っている。まあ言うて真新しい種類なんてそう都合よく出るはずが…なんて…っとおおおおぃ、トビウオいるじゃん!しかも割と大きめのサイズ!この翼の模様に頭でっかちな黒っぽいトビウオ。アヤトビウオで間違いない。アヤトビらしきトビウオは2年前に一度採ったことはあったが、どうにも断定しづらい個体だった。この個体はまさに特徴が出ていて素晴らしい。顔がすごいな…目が大きくてデメキンみたいな顔してる。体側の黒くない部分は青紫に輝いて、ちょっとおどろおどろしいカッコよさがある。よく見ると尾鰭下葉がちぎれていて、カイアシ類が寄生していた。ここに流れ着いてるやつだいたい寄生されてるな…見慣れない赤いカイアシ類、これらも外洋から流れ着いた種類なのかな。アヤトビに見とれながらわずか数秒後、ふと海面に目をやるとなんとまだトビウオがいる!ツクシ!ツクシだ!ツクシもいる!!!うおおおおこの子もスタンダードな種類なのに今まで出会えていなかった!初採集。トビウオの幼魚の中ではとりわけわかりやすく綺麗な種類で、認知度も高い。ショップに売ってる熱帯魚みたい。大きなヒレをよく立てる仕草、特徴的な模様、顎のちょび髭。素晴らしい…素晴らしい魚だ…まさかダメもとで戻ったらいたなんて。運が良すぎて自分でも本当に驚いた。いやあ…それにしてもよくこんな運が回ってきたもんだ。いつもはこんなもんだろと妥協して交通費もろもろの出費に少し後悔が残るところだが、ここまでいいものが出てくれれば赤字へ向かっても文句は言えない。正直お金はカツカツすぎて、次はいつになるかわからない。税金高すぎ。コロナも次第にまた勢力を増して?きて、3回目ワクチンを打っていない身としては変に移動するわけにもいかない。できるだけ早く対処をしつつ、コロナが収まって一月後の給料日が来ることを願うばかり…。それまでの生活も組み立てつつ、1カ月は大人しくしていないとなのかな…それを考えれば今回の採集は十分に満足できた。まあまた海岸を見回ってそれっぽいものが落ちてたら考えようか。【採集】マツダイ(たくさん)、アミモンガラ(たくさん)、ソウシハギ、カワハギ(たくさん)、ハナオコゼ(初)、ハリセンボン(初)、ゴマモンガラ、クラカケモンガラ(初)、アヤトビウオ、ツクシトビウオ(初)【持ち帰り】なし【見たもの・気になったもの】イシダイ、イシガキダイ、トウゴロウイワシsp.、クロサギ、タカベ、キタマクラ、クサフグ、オヤビッチャ、オキザヨリ?、アカエイ、スズキ、クロダイ、キュウセン、ホンベラ、アオサハギ、チャガラ、オキタナゴ、クロホシイシモチ、ハオコゼ、アナハゼなど
2022/07/21
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