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・・・などと書いてしまったけれど、別に今、人付き合いで悩んでいるわけではない。最近ある友人が友だちと絶交状態になってしまった。それなりに怒り傷ついているのを見て、人付き合いというのは一つ間違えると大変だなあと思った。私はたぶん、人の好き嫌いはそれほど激しい方ではないと思う。たぶん過去にすごく嫌いになった人って、嫌な上司とかも含めて4-5人じゃないかな。ま、忘れちゃっている事も多いかもしれないけど。(笑)それが多いか少ないかは別として、けっこう人の話を聞いていると、友人だった人と絶交状態になることがあるらしい。私は・・・ひとりだけいるけど。でも友人ともいえない関係だったし、あまりにも意地の汚い人だったので心底嫌になってしまったのだけど、あとは、まあ「ちょっと嫌かも」と思っても、適当につき合える方なので、絶交状態になるということはほとんど経験がない。だいたい人の心は敏感だから、自分が「ちょっとこの人苦手かも」と思った場合、大抵は相手もそう感じているものなのだ。で、だんだん疎遠になったりする。それはそれで平和的解決として正しいと思う。昔日本にいた時に生理的に苦手な男性がいた。同じ職場で、彼の場合特に女性には嫌われてたんだけど、私はそばで同じ空気を吸うのも嫌だった。彼はもう故人なのであまり悪くは言いたくないし、実を言うとどうしてあそこまで嫌いだったのか、今イチ理由がよくつかめない。でもある日、友だちが私に言った。「もしかしたらその人の嫌だなって思うところが、あなたの中にもあるんじゃない?」げー、やめてくれ、とその時は思ったけど、もしかしたらそういう事もあるのかも、と後で思った。他人に対しての嫌悪感は、もしかしたら自分の嫌なところに対しての嫌悪感という事もひょっとしたらあったりするのかなあ。ある人が「私、XXさん嫌いなのよね」と言った。私はそうだね、と話を合わせていたけれど、実は彼女とXXさんにはけっこう共通点が見えたのだ。自分では気がつかないんだろうなあ、と思った。きっと私も自分では気がつかないところでそういうことがあるのかもしれない。さいわい、私はいい友だちに恵まれている。日本でもアメリカでも多分一生つき合えるだろう友だちが複数いて、その友情が変る事はおそらくないだろうと思う。日本にいる何人かはもう何年も会っていないけれど、でも必ずいつでも迎えてくれるという確信がある。こういう友人は大切にしていきたいと思う。この人たちの何人かは、私の悪いところ、直した方がいいところなども、こちらが求めれば、私のために言ってくれる。それでずいぶん自分の欠点が客観的に見えたものだ。私は欠点だらけの人間だから、とても助かる。人を嫌う、というのはとてもエネルギーがいるのだ。こういうネガティブな事にエネルギーを使うのはもったいない。ある時点で「この人はちょっと苦手」と思ったら、ただ単に疎遠になればいいだけの事。「もしかしたらこの人は私が苦手なのかな」と思ったら、別に追いかける必要もない。(たいていそういう場合、こっちもその相手が苦手なのだし)すべての人とうまく行く人はいないし、すべての人に好かれる必要も、好きになる必要もない。でもできるだけ、敵を作らないでおきたいなと思う。人の輪というのはどこでどうつながっていくかわからないのだから。あとでその人とばったり出会った時に、気まずい思いをするような、そんな関係はできたら作りたくないな。
2007.08.20
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よく、トシを取ると、筋肉痛が翌日、もしくは翌々日にやって来ると言われる。今の私は筋肉痛の出方が驚くほど早い。一体これは何故なのだろう。私は中学生の頃はあまり運動をしなかった。ひたすら本を読むか友だちをくっちゃべるか、絵を描いたりして過ごす事が多かった。高校のときは1年の途中まで卓球部に所属したが、かったるい先輩が多く、スポ根アレルギーもあり退部。その後はロックバンドに所属し、およそ健康や健全とはほど遠い生活を送る。私が生涯でもっとも肉体的に活発だったのはなんと20代の後半。カヤックをはじめて、トライアスロンにまで手を出し、東京の自宅から3時間かけて奥多摩まで自転車を走らせ、川でカヤックを数時間漕いで、また自転車で帰る、など今考えると寒気がするような事を平気でしていた。しばらくは明治通りをブイブイと自転車通勤もしたし、冬のオフシーズンはあちこちのハーフマラソンに参加。(フルマラソンの根性はなかった)毎日ジョギングだのプールだのと身体を動かした。風呂に入って鏡で背中を見るとしっかりと美しい筋肉がついていたものだ。あれから10数年、今の私の背中はまるで大だるまのようだ。お腹はかわいいくまさんのようにまるい曲線を保ち、あごはくっきりと美しい二重で、手はさながらもみじまんじゅうのようだ。「昔はトライアスロンしてたんですよ」というと確実に笑いが取れるので、もうジョークにするしかない。そんな私の、全身厚い層でおおわれてしまった身体も実は見えないところにわずかな筋肉が残されているようで10代の若者でさえハアハア言っているような剣道の稽古にもかろうじて(本当にかろうじて)ついていけるのも、この内蔵された筋肉の、わずかな名残のおかげかもしれない。それにしても昔は筋肉痛とは無縁だったように思うが、それでも現れるときは翌日だったと記憶している。いつもより長めに走り込んだり、久しぶりに山方面へのサイクリングに出かけると、必ず翌日足が痛かった。剣道を始めてから、何度かひどい筋肉痛に見舞われたが、大抵は夜中にはじまり、翌日痛くなった。今はあまりそういう事もなくなったが、先月はじめてラフティングをして、その日の夜にとてもつらい筋肉痛に見舞われたのだ。肩から腕にかけてだるくていたくて仕方ない。あまりに辛くて薬を飲んだほどだが翌日はきれいさっぱりなくなった。昨日もラフティングに行ったが、何と昨日はすでにラフティングの終わりの方でもうすでに同じような箇所が痛くて仕方なかったのだ。帰りの車(人の車に乗せてもらった)の中で、腕や肩をもみほぐしていたのだが、どうにも痛くて辛かった。けれど夜中には痛みもすでに引いていたのだ。私よりもずっと運動している若者達は、やはり筋肉痛は翌日にすると言う。やはりトシをとると筋肉痛が遅く来るというのは間違いだろう。むしろすぐに現れるのではないかと睨んでいる。私はいくら何でもこの身体で、しかもこの運動不足の状態でカラダの筋肉年齢が若いと言う事はあり得ないからだ。さあ、皆さんの筋肉痛状態はいかがなものでしょうか。
2007.08.13
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このSC市に引っ越して3年になる。 シリコンバレーのど中心ではあるが、 住宅街としての高級感もステイタスもない。 一部の地域を除いて学校区もぱっとしない。 とくにスラム的なエリアも、高級住宅街もない。この近隣の10都市以上を抱える郡の名前と同じなので何だか存在も影もうすく、 すべてが平均的であまり特徴がない。 ところが他市から引っ越してみてわかったが、 見えない恩恵がいろいろとあるのだ。 まず電気代が安い。 何度も書いているが、うちのユーティリティは ここに来て一気に半額になった。 これはこの市の自家発電のおかげだ。 停電も滅多にしない。というか、この3年は一度もない。 子供向けの催し関係もけっこう充実している。 3年前まで住んでいたSA市は高級住宅地で知られているが、 何もおいしいことはなかった。 ワインフェスティバルなんかやってもらっても、 別におもしろくもなんともないし。 何といってもサマーキャンプが安い。 この市の非市民料金は、近隣の市の市民料金より安い。 その料金でいろんなところに連れて行ってくれる。 いくらグループ割引があっても儲けがないだろう。 普段は高くて行かせられないようなところも、 バスに乗せて連れて行ってもらえるので嬉しい。 今日は次男のサマーキャンプの遠足だ。 (長男は今週は山ごもりキャンプに行っている)午前中はトランポリンの遊技場に行き、 お昼を食べた後はみんなで映画館に行く。 映画はあらかじめ5つのセレクトがあって、 内容の説明があり、親が選ぶようになっている。 The Simpsons(PG13)以外はすべてPGの映画だ。本人はどうしてもThe Simpsonsが見たかったようだが、父親の許可が得られず、涙をのんだ。(元夫もへんなところでカタイのだ)そして何より有り難いのは、低所得者割引があるのだ。 あらかじめ、納税書類とともに申し込むと、 子供一人につき最大$200の援助がある。 普段はこうした福祉はできるだけ利用したくないが、 サマーキャンプに関してはどこも高いのでとても助かる。 ちなみにこの市のあるカテゴリーの低所得ラインは 全米の平均年間所得よりも1万5千ドルも高い。 住居費が高いので無理もないのだけど。 サマーキャンプの所得ラインがいくらかは知らないけれど、毎年すんなり通っているあたり、うちも立派な低所得と見なされているわけだ。(涙)というわけで、私が今年支払った差額は総計13ドル。 これで長男がひとつ、次男は二つのキャンプに行かせてもらえた。 先週、長男はシックスフラッグス、次男はベースボールゲーム、 そして今週の次男は今日の遠足に連れて行ってもらう。 本当にありがたい。(合掌)
2007.08.09
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友だちから面白い話を聞いた。彼女がご主人の弟夫婦を尋ねた時の事。この弟夫婦は金持ちの医者夫婦だ。夫婦あわせての年収は1億を越えるらしい。田舎町ではあるけれど、そこに豪邸を建て、5人の子供達とナニーさんと暮らしている。今は、レジャーの少ない田舎町だから、家の中にインドアのプールを建設中だと言う。食事中に食べ物の話になって、私の友人が「高いけど、卵や牛乳、パンなどの基本的なものはすべてオーガニックで。野菜や果物もできるだけそうしているの」と言ったら「うちなんか、オーガニックなんて言ってたら大変よ。生活していけないわ」とのたまったのだそうだ。5人の子供との食費がいくらかかるのか知らないが、インドアプールを建設中の年収1億が言う事じゃないだろう。私の元義兄一家も、どちらも面白い。かたや押しも押されもせぬ大金持ちで、シリコンバレーの一等地に推定6-7億円の豪邸と、現在住んでいる他州の3億円の豪邸と、湖畔の別荘、他に副収入として6軒の家を所有しそれぞれ貸しに出している。夏はモーターボートやジェットスキーを別荘で楽しみ、ピアノは新品のスタインウエイ、子供達は靴も服も高価なものを身につけている。彼等の家はいつもものすごく散らかっている。うちもそうだから人の事は言えないけれど、あれだけの立派な家に住んでいたら、もう少しどうにかしたいと思わないのだろうか。高価な美術品の下で、子供達の服が脱ぎ散らかされ、ピアノの下にはおもちゃが転がり、ハードウッドの床は食べこぼしでベタベタしている。私だったら他の出費をおさえても、お掃除の人かなんかを雇うだろう。それだけお金があったら、あれだけ立派なお家に住んでたら、きれいにしていたいと思うだろう。でも、「お掃除の人なんて、高くって」というのを聞いたことがある。かなりビックリだ。もうひとつの義兄一家はもっと堅実だ。でもそこの義姉の趣味はバーゲンハンティング。とにかく安いとなればいくらでもものを買ってしまう。ガレージはセール戦利品倉庫、といったところだ。たまに遊びに行くとアレも持っていけ、コレも持っていけと断るのに一苦労だ。この間、ラフティングをしに行ったのだがすぐ近くだったので帰りによらせてもらった。夕飯をご馳走になって少しお喋りして、帰る時間になった時に、またいつものようにガレージに連れて行かれ、いろんな戦利品を見せられた。「ほら、これ。バケツ。たったの50セントだったの。一つあげるわね。あ、そうそうこの掃除用の洗剤も。ペーパータオルも安かったからいっぱい買ったの。これもバケツにいれておくわね。ンー、あと、あげられるものはないかな。あ、このシャンプーは?いらない?これは?ツリーの形のケーキ型。いらない?そう?じゃ、このパヒュームセットは?つけないの?そう。」こうして次から次へとモノを見せられ、しかも大変申し訳ないけれど、どれもこれもうちでは使わないものばかり。でも片っ端から断ると機嫌が悪くなりそうだから、バケツやペーパータオルなど、何とか使えそうなものはもらっていく。どういうわけか、人がものをもらってくれるとご機嫌なのだ。何度も言うようだけど、いくら安くても、こんな事をしてたら、お金がいくらあっても足りないだろうよ。ご馳走になっておいてこんなことを言うのも大変恐縮だが、料理の嫌いな彼女は私たちのためにピザを頼んでくれた。大人3人と子供7人で、ラージがふたつ。「足りるのかな」とちょっと心配になった。彼女はピザが来た時に数を数え、「ひとり2枚」と宣言した。先に子供達に食べさせ、2枚で足りなかったらシリアルを食べろと言ったのだ。この中には食べ盛りの14歳と11歳がふたり、うちの大食いの8歳児もいる。「あ、私はいいから、子供達もっと食べてもいいよ」と言ったら「ダメよ。あなたも食べなくちゃ」と睨まれた。残りのピザはたったの5枚。大人は3人。彼女は自分で1枚を取り、残りを私と190センチ近くある、大男の義兄に与えた。2枚で十分だけど、何か食べた気がしなかった。(涙)案の定、帰りの車の中で「おなかすいた」と言い出した子供達。しかたなくファーストフードに寄って、また食べさせたのだ。これだから、夕飯をここでいただくのは気が進まないのだ。多分、私だったら、少なくともラージを3つは買うだろうなあ。十分おなかいっぱい食べてもらって、残ったらまた温めて食べればいいのだから。決して彼等だって貧乏なわけじゃない。大きな家に住んで、犬も2匹買っていて、いつもいつもいつもいつもいつもいつもモノを買っているんだから。でも食事にはお金をかけない。何かそういうところがすごく不思議だ。何にお金を使うか、これは個人の勝手なんだけど、いろいろな考えがあって面白いものだなあと思う。
2007.08.08
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