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数年前の今日、仕事の無理が元で緊急入院した父を、医者は今晩が山だが、もう駄目だろうと家族に告げた。その父は辛そうには見えたが、夕刊が読みたい、数日後の旅行は残念ながら行けないと伝えてほしいなど、生きようとする気力に溢れ、話すことに死の翳りなど微塵も感じさせなかった。そんな姿を見て、ぼくと母は医者の言葉など信じられず「何とかもう一度家に戻す奇跡を起そう」と決めた。短時間ながら父の好物のおはぎや喉の乾きを抑えそうなカットフルーツなどを買い集め、およそ集中治療室には不似合いなほどの食べ物を枕元に置き、「後は私どもが」と言う看護婦にせき立てられるように部屋を出た。出がけに交わした言葉は、「今晩がきついらしい、明日もくるから、あれを食べて頑張ってくれ。」「おお、すまん。頼む。」で、これが最後の会話になった。結局これから5時間後の真夜中、医者の言った通り父は呼吸困難になり危篤に陥ったが、それでも心臓が強くて停止せず、息も出来なくなり1時間ほど苦しんでから亡くなった。母は気丈に涙も見せず医者に礼を言い、医者からの献体の求めにも応じた。兄夫婦たちもそれに同意し、ぼくだけがそれに反対だった。浴衣に付いた口から出た血のあと、そしてまだ温もりの残る父の手、忘れぬようもう暫く握っていたかったが、医者の指示で父の遺体は病室を出て行き、しかたなくベッドの周りの荷物を母が片付け始めた。あれ?っと母がおはぎが1個食べてあることに気づいた。「楽に死ねなかったのは餅で力がついたからかね」と母に尋ねたら、「大好物を最後に食べて満足して逝ったよ」と答え、ハラハラと目から涙がこぼれた。
2002年08月31日
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ひそかに意識して数えていた通算100回目の日記。単調で気づきのない毎日を送っていることを思えば、よく書くことを見つけて続けたなと、素直に嬉しい。一気に100の文章を綴ることなど不可能に近いので、日々の積み上げってやっぱり大事で貴重な行為だと改めて痛感する。大学の3回生の頃にやはりそう思って、国語辞典を毎日1ページ、覚えては食べた。それは結局途中で挫折したのだけれど、この日記はどうだろう。最初から全部を読み返してみると、書くことでできる自己確認の場にはなっていて、ぼくには有用である。ただ他人に見られていると思うからこそ、続けられてもいる何とも特殊な日記で、いままで訪ねていただいた皆さんにはとても感謝している。
2002年08月28日
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友人から金沢では13年ぶりの新宿梁山泊「紫テント」金沢公演があるので是非、とのメールがきた。市民芸術村パフォーミングスクエア前の芝生に、400人収容の大テントを張っての演劇公演だという。ぼくは「赤テント」の頃の唐十郎氏しか知らず、いつの間にか「紫テント」になっていたんだ…、とこのメールで初めて知ったほどの大ボケ演劇ビギナー。けど面白そうなタイトル「吸血姫」で、そういえば大女優のおさわがせ次男もここで修行してたはず。値段も3,500円で安い。話の種に観に行こうかな。しかし、満席でも劇団には140万円の上がりしかないわけで…、経費とか思うと運営は大変だろうな。バイトしながら役者やっている皆さん、一度きりの人生です。悔いなく頑張ってください。
2002年08月27日
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今日、能登の生牡蛎の販促用ポスターの依頼が来た。印刷業界はもう冬の走りの準備である。それにしても早い…。ぼくのオフィスはクーラーを効かせているし、担当者との打ち合わせもアイスコーヒーを飲みながらといったスタイルで、この時期はさすがにピンとこない…。九月も中頃になれば御歳暮にクリスマス、年末年始のことなど、仕事内容が固定し始め、ああ、世間よりまた一足早く冬がきたかと思うのだが。とりあえず喜んでいよう。
2002年08月26日
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仕事をしていると、次男がスケボーをしようと誘いに来た。締きりを思うと時間は惜しいが、父の威厳を示せる折角の好機を逃す手もない。二人で車通りのない車道に行き早速練習を始めた。実際、自分が昔使っていたような形状とも違い、最初は乗りにくかったが、徐々にコツを思い出してターン、チクタク、ローリングと順にこなして見せた。「どうだ。」、「…、デブの割にはやるね」、「アホ、安定感があると言え」、「今日中に追い越せるわ」と、互いにののしりあいながら交互に2時間ほど遊んだ。晩、「もう父さんより上手くなったよ、今度勝負しよう」と言う。多分、本当だろう。でも対決なんかしてやるもんか、とことん逃げてずっとこのままにして、越えられない親のハードルの高さというものを思い知らせてやろう。
2002年08月25日
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夜中に、前夜ビデオにとっておいた「北の国から」の総集編・前編を一人で観た。ぼくは父を亡くしてから涙腺が弱くて、日中に観ると家族の前で泣いてしまうと思ったもので…。純の年令がわが子の年令に追いついて、以前に観た時より、五郎の立ち場や言葉が心に残った。古尾屋雅人が運転するトラックで純が東京へ旅立つ時、五郎は古尾屋に謝礼を渡してあった。15の春、傷心の心で旅立つ純の姿を尾崎豊の歌が純の心を代弁するように流れるが、「ぴん札に泥が付いている、きっと御前の親父の手に付いていた泥だろう。俺にはそのお金は受け取れん、御前の一生の宝物にしろ。」その古尾屋の言葉に号泣する純。「自分のことばかり考えていたのに、それでも父さんは…」と。ぼくは思いっきし泣いた。ぼくにもあった旅立ちの時。純みたいにけっして辛い境遇じゃなかったけど、やっぱり家族の愛情と父の働く姿を鞄につめて電車に乗った。いつもぼくの理解者だった、大好きだった父の命日が今年も近づいている。
2002年08月24日
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研修生のK子も今日が最後なので、まる1日時間を割いて今までのおさらいをした。締め日を挟んでかなりバタバタしてて、そんなに関わってやれなかったせめてもの罪滅ぼし。ぼくの仕事の大半は夜中にアップしているので、彼女はほとんど仕込みの過程と仕上りしか知らない。こいつは一体いつ寝ているのだろうとずっと思っていたことだろう。また、こんな業界で働いたら家に帰れるのかと、不安も感じたことだろう。まだ2年も大学生活を残している彼女にとって、今回のようなリアリティが必要だったかは分からない。いずれどこかで会うことがあったら効果があったのかを聞き出してみたいものだ。明日からはまた独りで仕事、そう思うと彼女には申し訳ないがやっぱり気楽。ただ、彼女の存在に気づいていたお客はがっかりするかな。
2002年08月23日
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先週から通ってきている美術系大学2回生で研修生のK子は週の最初から遅刻。社会に出たら月曜日は30分前に着くつもりで来いと注意した。その後に「お世話になっている気持ちです」と、菓子箱の入った紙袋を差し出され、少々困惑。この間から彼女は課題の水族館ポスターを隣のmacで制作しているが、お菓子のお礼に(嘘)時折アドバイスや指示を出しながら作業を見守った。元々勘が良い子なのか、こちらの言うことの飲み込みが早く、確実に作品にアドバイスを反映させている。コピーなどまだまだ泥臭いが、実戦のキャリアを積めば早々に使えるようになりそうな大器の予感。後は化粧をして色気のアップかな、ぼくには関係ないけどね。
2002年08月19日
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お盆休みも最後の日。家族も留守の今日は、ぼくも自分の心へと還る日にする。方法は簡単だ、ぼくは単純な作業を黙々とこなすことで無心になれて、自分と対話?ができるようになる。早速、オフィスにある4本のブラインドの洗浄と窓拭き、そして庭の草むしりを開始。是非とも噛みしめておきたいのが、昨日からずっと心の中で響いている「一期一会」。生まれてから今日まで、多くの人と出会いを経て、様々な感情を抱き、色々の影響を受けたり与えたりしながら、複雑なプロセスを経て今のぼくが在る。結構複雑に凸凹打たれた半分までの人生は、その分だけ矯正も利いたのか、遠目にはまあるい形に映るようで、有り難くて嬉しいな、人に育ててもらった人格は。今日まで生かされてきたことに感謝し、できればこうしてこの先もたくさんの人とふれたいな…。ほら、もう終ったよ、草むしりまで。
2002年08月18日
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最終の調整もあり、同窓会に一足早く会場入りした幹事たち全員に配られた進行表を見てぼくは唖然とした。いつの間にかちゃっかりエンディングの司会に座らされていたからだ。いつ頃からか、ぼくは人前で目立つことをするのが実は嫌になっていて、自分の分相応も今は分かるので、こんなことは少々気がひける…。明るく元気なお祭り屋で、不良で、劣等生だった中学時代の頃のぼくを出せ?と期待されてもなぁ…。でも躊躇はするが、びびりもしない。同窓会をせいぜい楽しんで、そうして感じたままの気持ちをそのまま吐けばいいか、「またこうして逢いたいね」と…。そう、クラブのDJ気分でガチンコライブすればいいだけで、同窓会を充分楽しもう。そう思えたらいつもの前向きモードになれて、ガツガツ、ガブガブと3千円分位は元をとったね。ぼくは密かに同窓会に出席する人に敬意を感じている。今の自身の生き方に迷いがなく歩けている人。立ち場がどうであれ、純粋に昔の友との再会を楽しみに思える人。自身の周囲の環境に旧友を財産として理解できる人がいる人。などなどと勝手に評価をしているのだがどうだろう。多分、当たっていると思う。さて司会の方は、マイクをスタンドから外して手で握ったら、ほらって感じでアドリブもすらすらでてきてうまくいった。終ったらやっぱりホッとはしたけどね。
2002年08月17日
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明日はいよいよ中学時代の同窓会。一緒に卒業した学年全員の250人に呼び掛けをし、約130人ほどが出席することになっている。宴席中のぼくは、マイク係と映像係があたっており、飲み食いもできず楽しめないかもしれない。今日は明日トラブルがないようにと、プログラマーのI氏と実際のプロジェクターを使い、モバイルとつないでのデモ実験を行ってみた。接続やシステムでややてこずり、やっぱり予行演習をやっておいてよかった。うまく映像が出、操作にもどうにか馴れたあたりから、画像そのものに二人の興味が移った。すでに亡くなった先生や友人もいるが、いい思い出として人の心の中に生きているねと話し合った。明日は全員が昔に戻れる楽しい会になるよう、微力ながら頑張るつもり。
2002年08月16日
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金沢のお盆は家々のお墓の前に、中に蝋燭を灯したキリコが幾つも吊り下がって並び、夜ともなれば墓地全体が温かな灯りに包まれて風情がある。キリコは薄板製の屋根に割り箸のような骨組みがあり、四面の表は半紙が貼られてできている。正面には最初から南無阿弥陀仏の文字と蓮の華が印刷されていて、側面は、墓前にキリコを進上した人が、進上や献上の文字と共に、自分の町名や名前を墨書きして入れることになっている。誰が墓参に来てくれたかが分かる機能もあり、儀礼を重んじる金沢らしい習慣(踏み絵?)といえる。ぼくぐらいの年令になると、実際お世話になった人が、お墓の中に入っているので、側面書きには報告の意味も込めて「日々感謝」などと書き入れるようにしている。
2002年08月15日
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コンペ用デザインカンプの修正依頼が戻ってきた。重箱の角をつつくような内容で、この人、全体の企画意図がまだつかめてないなって感じで、頭悪そう…。20日のプレゼン、この担当者で勝ちにいけるのだろうか。クレームをつけようとも思ったが、相手はもうお盆休み中だし、ぐだぐだ言ってみてもどうせやるのは自分だしと、かなりの集中力を発揮して、すべてが終ったのは夜中の3時だった。でも晩は家族で本家の墓もお参りし、その後、母親を誘って評判のお寿司やさんで食事もでき、我ながら予定以上のスケジュール消化?で満足。我が家はお盆でもみんなそれぞれに忙しそうで、ただ長男だけはゆったりモードに入りたそう…。彼に「盆も正月もない受験生」でいてもらうためにも、このお盆の間は、ぼくは仕事場から出ずに、彼にプレスをかけ続けるつもりでいます。
2002年08月14日
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野村万之丞氏が創作プロデュースしている、山代温泉の「大田楽」も今日で終わり。平成に入ってから創られた注目の神楽文化として、かなり評価も高く、一度は観ておきたい祭として、地元のくせに今年もやっぱり観に行けなかった…。あれもしたい、これもしたいの多くのコトを、ぼくはこうしてたくさん置き去りにしてきている。時間を創ろう、自分を活かそう、お腹一杯毎日を楽しもう。少しずつ、すこしずつ。
2002年08月13日
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晩の8時15分、ようやくコンペ用のデザインカンプが仕上った。ここ5日間は仮眠もオフィスのソファーベッドで、ほとんど缶詰めの状態が続き、昼頃には、さすがにつけっぱなしのエアコンから冷気が出なくなり、今日だけでも4度のフリーズに泣き、直前のプリンタートナーの切れなど、最後のさいごまでアクシデントの連続だった…。荷物を宅配に届け、事務所の後片付け、窓の全開放と、すべてを終えて終了。久しぶりにビールを口にした。いっきに飲みほしたら緊張も抜けて、ようやくいつもどうりのふにゃふにゃの親父に戻れた。今晩はもっと飲むぞ~って開放的な気分だったのに、結局、眠気に負けて沈没。
2002年08月12日
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晩、息抜にチャッピーと散歩に出たら、原っぱではもうコオロギが大合唱していて驚きました。さすがに立秋ですね。ぼくはお盆近くの人気のなくなった早朝の海が好きで、必ず持っていって聴くのが「ボストン/ウォーク・オン」というCD。中でも「リヴィン・フォー・ユー」という曲を聴きながら海をみていると秋が感じれてグッときます。難しい感情なのですが、孤独感と高揚感の2つが同時に満ちてきて、涙が溢れてくる感じです。
2002年08月09日
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朝、予定よりも30分も早く研修の女の子がやってきた。汗をいっぱいかいて、バスを2本も乗り継いできたらしい。挨拶にもそつがなく、早起きして作った手製のお弁当とお茶を持参したとのことで、すでに教えることなんてなさそうで、しっかりした感じの子でした。彼女に一つだけ仕事を与え、後は夏休みの課題を進めるように言い、ぼくは28pに膨らみようやく原稿の整った、先日の急ぎ仕事に集中することにした。しかし、隣のモニターの彼女の作品が気になり、あれこれ指示しながらの仕事になり、あっという間に一日が過ぎた。6時に彼女を帰宅させ、ぼくは無性に髪を切りたくてカットハウスへ…。すでに縛れるほどに伸びていた後ろ髪もなくなり、今晩は徹夜だぞって自分に言い聞かせました。
2002年08月08日
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明日から夏休みを利用した研修の形で、二十歳の女の子がオフィスにやってくる。お世話になった建築家の先生の娘さんで、ちょっとやりにくい…かな。基本的に気を遣うつもりはないが、彼女をがっかりさせて、意欲を失なわせるような結末にならぬよう、ばりばり仕事をこなして、いいとこ見せたいものです。教えてあげれるような技術も持ちあわせていないので、行儀作法や電話の応対、仕事に対する姿勢や賃金の意味など、その場で気づいたことを遠慮せずに伝えるつもり。きっと、嫌味な姑じじいみたいって嫌われて、すぐに来なくなるかもね。
2002年08月07日
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今日から4日間、次男は黒姫高原での塾の集中合宿に参加のため不在。我が家はけっこう親子べたべたの家なので、一人がいないだけでも寂しい限りで、晩御飯も何やら話し足りない感じで物足りない雰囲気でした。主人不在の部屋はきちんと整理されていて、どうやら出がけに片付けをしていったようです。開け放たれていた窓を閉め、彼の机のいすにちょっと腰掛けてみました。毎夜12時頃まで授業があるらしいので、多分まだ勉強中でしょうか。楽しくやっているといいのですが…。明日もこの部屋の窓を開けてやろうと思います。
2002年08月06日
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20日にプレゼンを控えたコンペへの参加が決まっているが、企画の概要が決定されずに困っている。お盆休みに仕事をしたくはないが、未だに素材さえ手元になく、まさに緊急事態と言える。全体のボリュームは40pで、コンペ用の制作物は24pと、多少は楽なのだが、見栄えの良いものを作るとなるとやはり1週間は必要だ。他の仕事との重なり具合も気掛かりで、ちょっと胃が痛いかな…。相変わらずピンチが湧き出てくる真之介の仕事場です。
2002年08月05日
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客先に月曜朝着予定の残り仕事が2つ、夜明けから始めて、どうにか午後5時にすべてを完了させた。6時からは夏恒例の町の園遊会が公園であり、それに呼ばれているため少々焦った。目新しいことのかけらもない、マンネリ行事ながら、最近は出席する顔ぶれも僕ら世代に変わってきて以前より愉しく感じる…。歳を喰ったということか。8年ほど町会の執行部に身を置きながら、前年を目標にした運営スタイルを嫌い、常に批判を続けて来たが、最近はどうでもよくなってしまった。その当時宿敵だった年寄り連中も、今では手招きで席を作ってくれる戦友だ。丸くなったってことかお互い…。ぼくの場合、身も心もね…。
2002年08月04日
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人生を大きく変えるのが「気づきの時」の訪れです。この言い方は、ぼくが勝手につけたもので、世間一般に通用する言葉ではありません。ただ何度かこの体験について他人に話しましたが、説明無しにこの言葉を用いても、たいがい理解を得ます。と言うか、言葉の意味する同様の体験を、どうやら多くの人が体験していて、それで理解が容易なようです。具体的には、過去や現在の自分を否定し、新しい自分を築こうと働きかける、強い自覚の訪れのことです。ぼくの大きな「気づきの時」は、大学1年の末のことで、人によって訪れる時期や回数はまちまちのようです。今日は、ぼくにその時の呼び水をくれ、「気づきの時」の訪れを誰より喜んでくれた恩師の茶室にお邪魔し、一服の濃茶をいただいてきました。
2002年08月03日
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朝、来年に大学受験を控えた長男が、朝刊の中の記事を見て「ひぐちかずはがお札になるんやって」と、大きな声で感激していた。一瞬、はて?と間が空いた後で、それが「ひぐちいちよう」のことと分かり、家族で大爆笑になったが、彼が食卓を去った後、「あれで来年は大丈夫なんだろうか」と、夫婦で青ざめた。樋口一葉と漢字でさえ書ければ、一応正解になるのだろうが、おい頼むぞ跡取り息子。お袋からたまたま電話があり、そのことを話したら、昔、知り合いの超エリートが、やはり島崎藤村のことを「しまざきふじむら」と真顔で読んでいたと言う。そうか、ありがちな間違いか…、なら少し安心した…。と答えつつ、少々がっくりきたかな。
2002年08月02日
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マウスを持つ手の肘のあたりを汗がツーと這っていくのが分かります。ティッシュでそれをぬぐい、反対の腕に目をやると、こちらも珠のような汗が吹き出しています…。今日は東南の風もあり、出力の予定もないので、朝からエアコンを止めて仕事を始めました。気温も高く暑いですが、湿度が低いのかけっして気持ち悪くはありません。お蔭で、汗を拭った腕が徐々に全体が光ってきて、やがてそれが粒つぶになって行くのを発見できました。こんな時に限ってお客でも来たら悲惨だな…と思いつつ、午前中をそのまま過ごしました。窓辺の苔玉は、ぐんぐんと水を吸い込み、緑の色が益々増したかに感じる、盛夏です。
2002年08月01日
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