ねこまんまねこの日記

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2018年03月04日
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カテゴリ: 絵画・拓本・収集

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この人物の名は 竇師綸 とうしろん と読むのだと思う。

一辺が1メートル以上ある大型の拓本で、蓋の拓本もあるので、2枚組。
墓誌銘は縦44文字、横40文字。合計のマス目は1760文字分あり、ほぼぎっしりだから1700文字は彫られている。気が遠くなる作業だったろう。
上柱国という官職は唐では正二品に相当するそうだからかなりの貴族か官僚で、秦府諮議とか大府少卿とも三州刺史ともあるので大蔵官僚の様な事をしていたのかもしれない。この辺りわかる方教えて下さい。
多分この墓誌銘は最近の西安の開発で発掘されたものだ。

西安の拓本店、文書斎の親父は掛け値なしに1200元=約2万円!!ぐらいのことを言っていたが、その時腕に着けていた水晶とか金針ルチルブレスレット3個とまとめて7枚ぐらいを物々交換した拓本の中にあったので正確な価格はわからない。そのときは文字の美しさからかなりの価値を感じた。

とう の漢字が読めなくて、誰の墓誌かわからなかったが、アイフォンの中国語入力の手書き入力でやっと出てきた文字を検索したら、小林堂さんのページとか中国国内の研究者のページがヒットしたのでようやくこの墓誌の主人について判明しつつある。この様にようやく墓誌などに書かれた古代の謎が解けてくる瞬間のワクワク感は唐の時代に旅している様で半端なく楽しいぞっ!!
竇師綸 とうしろん 唐の太宗に仕えた画家かなんか、とも書かれている。高官は優れた芸術家でもある場合が多いのでそういう事もあるだろう。墓誌は高宗の時代に入っての咸亨年(673)の刻らしい。出土場所時期など不明なのだが、小字楷書としてとても能く書けているのではないか。
いや〜、しかし日本でこの文を読んで何人が共感するかな??俺もニッチな世界にハマっちまったもんだぜ。

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Last updated  2018年03月06日 23時35分35秒
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