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2025.11.11
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テーマ: ☆仙台☆(2036)
カテゴリ: 今日のできごと
11月11日(火)


冬型気圧配置時の典型的な東北太平洋側の天気です。
よく晴れていますが、冷たい西からの風が強く吹き付けています。

朝、バスを降りて職場まで歩いて行くT途中の南六軒丁通り。
見上げれば深い青色の秋の空。
そして、東北大学片平キャンパス南の端にある「21世紀情報通信研究開発センター」の建物。



by SHARP AQUOS Sense9

写真を撮ったときには気づかなかったのですが、空の真ん中に白い点が写っています。



なんと!・・・月でした。
今どきのスマホカメラはすごいですね。
エントリーコンデジが消えていった社会情勢?も、こういうのを見るとなっとくさせられます。

話は戻って、
「21世紀情報通信研究開発センター」とは、なんだか時代の先端を行く研究開発が行われている雰囲気の名前ですが、じつはこの建物、この場所が「仙台高等工業学校」だった時代のもので、昭和5年(1930年)に建てられた歴史的建造物なのです。
一口に仙台高等工業学校と言っても、「旧」仙台高等工業学校と「新?」仙台高等工業学校の時期に分かれていて、そのあいだには東北帝国大学附属工学専門部時代があったとのこと。(Wikipediaの受け売り)

最初の仙台高等工業学校は、古く明治39年(1906年)に設立された旧制専門学校で、このときの略称が「仙台高工」または「SKK」だったそうです。
1912年に東北帝国大学に包摂されて、東北帝国大学附属工学専門部となりました。のちに東北帝国大学に工学部が総説されるとき、廃止になってしまうところを県や市などによる存続運動によって存続が決まり、1921年に再び仙台高等工業学校として東北帝大から独立したのだとか。
第二次大戦中の1944年(昭和19年)に「仙台工業専門学校」(略称は仙台工専)と改称されたそうですが、その前の戦前にこの建物が建てられたというわけですね。
戦後、1947年に単科大学への昇格運動が起きたものの実らず、1948年に文部省により「一県一大学」の原則に基づいて東北大学工学部に合併され、翌1949年に新制東北大学が発足した際には「工専合併」に伴って旧制の東北帝国大学工学部にはなかった土木工学科、建築学科が(工専から移るかたちで?)新設された・・・
建物の真ん中には、こちら側から向こう側に抜けられるようにくりぬかれていて、その上に「SKK」と浮き彫りされたプレートが掲げられています。



現在はこの建物のキワのところまで、東北大学から東北学院大学に売却されたので、いま立っている場所は東北学院大学キャンパス内ということになります。
2012年5月28日に、まだ南六軒丁通りまでが東北大学キャンパスだったときに少し観察していて、​ 日記にも書いて ​いました。

Google Bloggerの「仙台市青葉区片平界隈情報」ブログにも​ 記事を投稿して ​います。
記事の最後に「この「SKK」のような古くて趣のある建物は、大学の事情で消えてしまうかもしれません。今のうちに、写真に残しておきたいです。」と書き残していました。
建物はなんとか残りましたが、その南側の土地は削られて、売られてしまいましたね。

片平キャンパスの南端エリアが東北学院大に売却されたすぐあとに見たときの写真と日記は、​ 2016年8月19日付の投稿に記されて ​います。

このときはまだ敷地境界の植え込み垣根もまだ育っていなくて、出入りできるような門扉も機能しそうな雰囲気だったようです。





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Last updated  2025.11.21 10:18:59
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