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今日もお客様をお連れして、築12年のレンガの家と現在レンガ積み外壁を施工中の愛知県半田市 K邸の現場へ伺ってきました。築12年ともなると、普通の家でしたら随分とくたびれてくる部分もあるんでしょうが、東海市のF邸はそんなこと微塵もありません。反って、アンティーク感まで出てくるので、どんどんよくなる気がします。やっぱ、本物の輸入住宅っていいですねぇ。ホームメイド設立間もない時の初期の代表作と言えますね。ほんと、Fさんにはおうち共々お世話になります。お連れしたお客さんともいろんな話が弾んでしまい、2時間が経過してしまいました。その後、お時間が少しあるとのことでしたので、半田の現場へ。新築現場は、土を掘り返して擁壁や基礎を造るもんですから、雨が降るとどうしても足元が悪くなります。そんな中でも、カナダのレンガ職人は、黙々と仕事をしてくれていました。そんな真面目な姿をご覧に入れることが出来て、よかったと思います。(雨は既に止んでいましたが・・)また、室内では、電気屋さんが電気配線の工事をしていました。こちらも「こんなに電線がたくさん入っているとは思わなかった」とビックリされていました。そう、現場はいつも発見と改善の連続なんです。お客様の靴も汚してしまい、大変申し訳なかったですが、いい体験をして頂けたのではないかと思います。これに懲りずに、また現場に足を運んで下さいね。
2013年04月30日
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基礎パッキンというと床下を常に乾燥させる為に通気材として使われるケースが殆どです。昔は、立ち上がり基礎の一部に開口を設けて、そこに通気口をはめるのが一般的でしたが、基礎パッキンの登場で基礎ラインを欠損させることなく、床下全体の通気・乾燥を実現出来るようになりました。ただ、ここで一つ問題なのは、家の中(室内)で床下がない部分があるのです。それは、玄関内の靴脱ぎ(土間)。日本では玄関で靴を脱いで上がり框(かまち)で1階のフロアへ上がります。つまり、欧米のように1階のフロアと玄関土間とが同じ高さにないのです。玄関土間の床が、基礎パッキンより低い高さに来る場合、通気機能のある基礎パッキンだと風が室内に入り込んでしまい断熱性が保てません。もしそこを内側で塞いでしまうなら、通気を失いますが外側は穴が明いた状態となります。空気の流通があるからこそ、シロアリ等が嫌がる状況が生まれるのに、穴だけ明いた状態なら被害のリスクが高くなります。そこで敢えて通気をしない気密のある基礎パッキンが必要になるんですね。また、逆に、玄関土間の床が基礎パッキンより高い位置に来る場合、土間下地のコンクリートが基礎パッキンに被ってきますから、この場合も通気しない基礎パッキンの方がいいと思います。ただ、この部分だけ本当に通気をしなくてもいいのかと言えば、私はよくないと感じます。だって、玄関土間だって家の一部ですから。シロアリや耐久性、住み手の感覚を考慮して、改善すべき点はいろいろありますが、常に前進してベターなモノづくりをしていきたいものです。
2013年04月29日
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以前、岐阜市のN邸でアーチの部分を積む様子を動画でアップしましたが、今回も愛知県半田市の輸入住宅 K邸に来たカナダのレンガ職人のレンガ積みの様子を、携帯で撮影しましたのでお見せします。玄関ポーチの小さな外壁部分ですが、足場など撮影の邪魔になるものが少なかったので、レンガ職人の手元もよく見えます。鉄筋を入れたり、垂直を確認したり、レンガの目地になるモルタルを通気層へ落とさないようにうまく専用ゴテを使ってレンガの上に載せていくところなど、簡単なようで熟練が必要な仕事を黙々とこなしていきます。また、載せたレンガにモルタルがしっかり噛むようにコテなどで叩いている様子や水平を見ているところも確認頂けます。1個1個、1ライン1ライン、丁寧にレンガを積むから、出来上がったレンガの外壁が1枚のパネルのように仕上がるのです。こういう現場の様子は、近くで見ていても飽きないですね。
2013年04月28日
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丁度、外壁の一番端のところがありましたので、写真を撮ってみました。構造部分は、立ち上がり基礎で、その外周にレンガ積みの外壁(外装材)が施工された様子です。見事にレンガの裏側が見えていますね。つまり、レンガの外壁(外装)が直立していて、基礎にもたれ掛っていないということを表しています。普通、サイディングやタイルの外壁材であれば、構造壁に張り付いていますから、壁にとってはサイディングやタイルの重量が、大きな負担となります。家自体が、重い鎧を着させられているようなもんですね。でも、本物のレンガ積みなら、構造壁は楽ちん、楽ちん。勿論、万一レンガが倒れ込まないように、構造壁からブリック・タイと呼ばれる引っ張り金物を出して、レンガの目地に差し込んであります。ガッチリ挟まれたブリック・タイで構造壁とレンガとを緩やかに繋いでいるという訳です。また、レンガを自立させて、レンガの内側に通気スペースを作りますから、流れる空気に構造壁は常に晒されます。だから、外壁面の内部結露が発生しない仕掛けが出来ているんですね。技術レベルの低い職人だと、レンガを施工する際のモルタルをこの通気層内にたくさん落としてしまうのですが、カナダのレンガ職人は殆ど落とすことなく積み上げますから、レンガの裏側も綺麗ですね。こういうことでも、技術の高い職人かどうかが分かります。私たち ホームメイドが、わざわざカナダから職人を呼び寄せて施工する意味が分かりますでしょうか。そうそう、このレンガの厚さやレンガに明いた穴にも注目して下さいよ。約90mmの厚さと中空の穴によって外断熱を実現しているんです。
2013年04月27日
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外壁のレンガ積みがスタートした愛知県半田市の輸入住宅K邸。表面がゴツゴツした重厚感のある表情の赤レンガ。名前をHeritage Brownと言います。ホームメイドのお客さんには、このレンガは人気があってちょくちょくお使い頂いています。このレンガ、1個当たり4kgを超えてきます。ですから、重厚感があるというより、本当に重いレンガなんです。で、これを5個一辺に運べる道具が、このブリック・ハンガー。ただ単にレンガを5個並べて、それを両側から挟んでいるだけ。上の取っ手を持つと、テコの原理が働いてレンガを強く挟み込みます。レンガの下には、支えも何もありません。それだけの簡単な仕掛けだけで、本当にこんな重いレンガを5個も一度に運べるの?だって、20kg以上でしょ!はい、ゆすっても階段を上がっても、レンガが落ちることはありません。嘘だと思ったら、持たせてあげます。但し、レンガ職人のように、両手で2つ持つとなると相当覚悟が要りますよ。是非、半田市の現場にお越し下さい。但し、現場が狭いので事前に連絡をお願いします。車を止めるところを確保しないといけませんので。そうそう、これもホームメイドの備品です。
2013年04月26日
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火曜の夜に来日したレンガ職人のGさん。何でも岐阜の彼女のうちに泊まるから、水曜の午後に現場で打合せしよう、なんて言う。随分、日本に慣れてきたもんだ。で、昨日の水曜日。そろそろ現場に出掛けようかと思っていた時、彼から電話。雨が強いから、木曜の朝に現場に行きたいって・・・。まあ、仕方ないか、と思って、木曜は午前中来客があるので工務のスタッフと朝打合せしていてくれ。来客が済んだら午後現場に行くから・・・ということでOKにした。で、現場に行ったが、彼はいない。彼女と自転車に乗ってどこかに行ったらしい。電話したら、現場に来るって。で、今日はどうしたと言ったら、「宿泊先の部屋の片付けをしなきゃいけないので仕事は明日から」だって。おいおい、呑気に彼女とデートかい?日程があるから、そんなんで大丈夫か?と聞いたら、全然大丈夫だってさ。ほんとかよ~~?まあ、カナダ人はあくせくしないやつが多いから、こんなもんなんだろうが、ちょっとプッシュしないとね。明日、レンガを運びに現場に行くので、遊んでたら怒鳴ってやるぅ~~~!(笑)
2013年04月25日
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青いスペシャル防水紙ウェザーメイト・プラスを施工した後、白い樹脂サッシを取り付けた状態が、この写真。なかなかカッコいい輸入住宅になってきたでしょ。昨日は、屋根屋さんが来て、アスファルト・シングルの屋根を施工しにきていたんですが、私も現場作業をしに行きました。それは、レンガの搬入。重さ約4kgのレンガが396個で1パレット。そのパレットが、11台狭い場所に入ってきます。何と総重量は、17.5トン。これでも外壁全体では、まだ半分以下の量。こんなのが、遠いカナダからはるばる来てくれる訳ですから、素晴らしいことですよね。で、私たちは、パレットに載せられたレンガを外して、それを高台にある家のまわりに運びます。そうすることで、レンガ職人はレンガ積みがしやすくなりますし、レンガの置き場所が分散されて狭い場所が有効活用できるのです。でも、この重さのレンガを家の奥の場所まで運ぶのは、手作業です。高台ですからリフトも使えませんし、足場があって更に狭くなっていますから、人手で運搬するしか方法はありません。日暮れまで3人のジジイたちで運びましたが、やっぱり全部上げるのは難しかったですね。でも、頑張りました。今日の午後は、カナダのレンガ職人と施工前の打合せ。本当はお休みですが、今日も現場に行きますよ。零細ビルダーの社長は、何でも屋ですねぇ。
2013年04月24日
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2x4工法だけでなく、在来工法の木造でも行いますが壁や柱を立てた後、長い柱材を斜めに取り付ける施工をするんです。先日、建方工事が終わろうという現場をお客様にお見せした時お客様から「この斜めの材木は何ですか?」という質問を頂きました。2x4工法の輸入住宅では、1階の床を組んだ後、1階の壁を1つずつ造っていきます。その時、それぞれの壁が垂直に立っているか、壁同士の間隔がずれていないか、を見ながら建方工事を進めていきます。ですから、これは壁の垂直や位置関係を保持する為に、仮に付けられた柱材なんです。この作業を私たちは、「建て起し」と言います。これによって、三角の形が生まれますから、位置がガッチリ動かなくなるという訳です。最終的に構造全体が組み上がってしまって、どこにも動くことが出来ない状態になってしまうと、これは役目を失います。そこで、ようやく仮付け柱を撤去するんですね。垂直・水平に狂いがあると、室内の造作工事をする際にいろいろと面倒が生じます。そういった点では、一見無駄に見える地味な仕事にこそ家づくりの基本があるんです。家づくりは、早くやるばかりが能じゃありません。精度を出しながら、考えて仕事を進める姿勢が大切ですね。
2013年04月22日
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名古屋市守山区C邸で輸入キッチンのシャワー水栓を見て欲しいということで、先日お邪魔した。写真にある通り、スイッチ・カバーのゴムらしきものが劣化してちぎれてしまい、内部の部品が露出した状態になっている。カバーの問題ということで、見た目が悪いということだけなんだがこのままにしておくには、ちょっとみっともない。で、カナダの水栓メーカーにゴム・カバーの部品だけないか確認した処、カバーだけの供給はしておらず、このシャワー水栓自体も生産されていない為、これと類似したシャワーヘッドだけなら供給出来ると回答があった。ただ、またカバーが同じように劣化するのでは、問題解決にならないので、素材の改善がなされたものかを聞いた処、特に改善されたものではないが、普通に使う分には遜色がないという。また、今回の原因は、洗剤そのものや洗剤の垢が付着した状態のままになっていると劣化しやすいので、洗い物をした時は、カバーを水で洗うよう勧められました。新築して3~4年でこうなってしまった現状からすれば、メーカーの言い分も分かるんだけど、カバーの素材の改善も考えていかないと、昨今の洗剤事情への対応は難しいんじゃないかなぁ。それにしても、キッチン洗剤の化学成分って大丈夫なんだろうか。カバーだけならまだしも、人体の健康への影響のようなものも考えさせられる問題です。いくら家そのものを自然に近いもので造っても、そこに持ち込まれる家具や生活用品、食品などが問題であったら、意味がなくなってしまいますからね。まあ、あまり気にし過ぎもいけませんが・・・。
2013年04月21日
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愛知県半田市の輸入住宅 K邸の建方工事もほぼ完了し、いよいよレンガ積みという段階になってきましたが、今回、その外壁に積むレンガと共に薪ストーブや玄関ドアもカナダから入荷してきました。まだ梱包された状態ですが、その玄関ドアの写真がこちら。長年磨かれたダークオークの古いドアのような渋いデザイン。普通輸入住宅というと美しいステンドグラスを入れた玄関ドアを想像するのですが、ガラスが一切入っていないソリッドな木製ドアをイメージしてみました。ご覧頂くように、ハンドメイドのアイアンが、いくつも鋲打ちされた様は、侵入者を寄せ付けない厳しさすら感じさせます。でも、このドアは、耐候性を考えて木製にはしませんでした。実は、ファイバーグラス製の玄関ドアなんですねぇ。本物の木と見まがうくらいよく出来ています。次回は、このドアが建物に施工されて、レンガがその周りを覆った後に改めてご紹介させて頂きます。きっと、西洋の古城の風情を感じると思いますよ。こうしたカスタム・オーダーで家づくりが出来るのは、私たち ホームメイドが自社で直輸入している証でもあります。
2013年04月20日
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2010年の日経ホームビルダーの記事で、「ムク材の割れをどう考えるか?」という特集記事があった。私たちが輸入住宅で扱うSPF(スプルース・パイン・ファー)の構造材も当然の如く無垢材な訳だが、自然な材木は自然と割れが入るのが普通なのだ。古い木造の寺社へ行っても、その割れはどこかかしかに存在しているのが見て取れる。その特集記事で、森林総合研究所加工技術研究領域長の黒田尚宏さんという方が登場して、「ひどい内部割れを見つけたら返品すること。但し、昔ながらの天然乾燥ではムク材の表面割れを防ぐのは難しく、かつてはムク材に表面割れが生じていることは普通だった」と話す。また、最近行われている人工乾燥の高温セット法で乾燥スケジュールをきちんと守った場合でも、内部割れを完全になくすのは難しいようだ。(私たちが使うSPFは、カナダで人工乾燥されてきます)割れによる強度低下は気になるが、「これまでの実験結果では、表面割れも内部割れも、極端でなければ強度に無関係だ」(黒田さん)という。割れを防ぐ方法として、わざと切れ込みを入れて、割れを作る「背割れ」という方法を昔の大工は取ったのだが、それは強度の保全というよりも、木材の化粧側が割れて美しさが損なわれるのを防ぐ意味合いが強かったと思われる。特集記事にコメントを寄せている方の言う通り、現状は住宅メーカーや消費者が極端に割れを悪者扱いした結果であり、スーパーで規格に合わない大きさや傷のある野菜を排除するという間違った商習慣が日本に蔓延したのと同じ状況である気がする。割れをクレーム扱いするなら、無垢材に代えて接着剤を使った集成材を使わざるを得ない。それでも、接着面の剥離のリスクを完全には排除出来ないのである。勿論、耐震性能を上げる為に使う構造用合板も接着剤で強度を出している訳だから、同様のリスクが存在するが、出来るだけ自然の素材で家づくりをしたいという理想は、私たちを無垢材へと向かわせるのである。(集成材や構造用合板の剥離についても、部分的な(限定的な)ものであれば、大きな問題にはならないので、こちらも極端に恐れる必要はないですよ)皆さんは、集成材や鉄骨で家を建てたいですか、それとも無垢材を使って自然に近い家を建てたいでしょうか。それは、皆さんが何を優先するか、ものの長所・短所をどのように評価するかで決まります。
2013年04月19日
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先日、愛知県半田市 K邸にお客様を連れて構造の見学をしに行った際に、お客様から「壁の上の部分に釘が飛び出しているけど、これはどうするの?」というご質問を頂きました。私たち 施工者は当たり前に思っていることでも、初めて見る人にとっては、不思議に思われることがたくさんあるんだなぁと実感させられる一コマでした。そこで、今回輸入住宅の施工について、これから家づくりを勉強していこうとお考えの皆さんに、もう少し詳しくご説明していきましょう。写真にある通り、2x4の柱材の上には、上枠や頭つなぎと言われる横に寝かせた木材が使われます。これは、縦に並んだ柱材を一体のものとして形成する為に用いられます。それは、2階の床根太(床下地の材木)の重量を柱材全体に分散して、1本の柱だけに負荷が集中しないように考えられているからです。2x4工法って、こういうところも理に適っていると思いますよね。では、何故みっともないようにも見える貫通した釘が、存在するのか。それは、同様に合理的な観点からわざと行われているのです。写真のような状況で、もし釘が見えなかったら、どうでしょうか?確かに見栄えはいいかも知れません。でも、よ~く考えてみて下さい。下から目視で釘が見えなかったら釘が本当に刺さっているか、どうやって正しく施工されているか確認出来ますでしょうか。もしかしたら、釘が全く打たれていないかも知れないと思いませんか?そう、2x4工法では、釘に色付けすることで、どこにどういった釘が使われているか、検査員が分かるようになっています。その釘が木材を貫通したり、その釘の頭が見えたりすることによって、釘が規定の深さまで入っているということが分かるのです。だから、写真のように釘が下から見えるということは、大工さんの正しく施工したというアピールなんですねぇ。また、釘には正しい間隔というものも存在しますから、決められた一定間隔で釘が施工されているというのも一目瞭然です。勿論、こうした部分は、石膏ボードを張った後は、全く見えなくなってしまいますから、インテリア上も支障はありません。北米のビルダーたちは、自分たちが万一施工ミスをしても誰でもちゃんと分かるようにしているという点も、合理的ですね。私たちが、ミスを故意に隠したり出来ないというのは、お客さんにとっての安心感につながります。
2013年04月18日
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どんな職業でも同じだと思うが、普通の場合職を得る時の動機は、お金を儲けたいとか、有名になりたいとかいった自分本位な欲求であることが多い。それは、建築屋でも同じで、お金を儲けて会社を大きくする為に、流行りの新しいデザインや建材を取り入れたりローコストで他社と差別化を図ったりする。でも、そこには大義というものは欠けらも存在しない。社会に対して自分の仕事がどれ程役に立つか、それが多くの人たちにいい影響を与え得るのか、そんなことを考えて工務店・ビルダーを営む人は、皆無かも知れない。だって、この長引く不況の中、どうやって生き残っていくかしか考えていないから、理想や理念なんてお金にならないものを追求することは無意味ですらある。私も若い頃は、そうだった。でもねぇ、そういうことだけでは、人間生きていけないって感じるようになった訳さ。今の住宅業界に欠けたものがどんどん見えるようになってきた。それは、まさに先程述べた自分本位な欲求から生まれた家づくり。流行りのデザインを真似すれば、多くのお客に受けるから仕事も増える。太陽光やスマートハウスを採用するのも同じ発想だ。そこには、何ら理念はない。皆がやるから、やらないと乗り遅れる。私は、そんな仕事の仕方は間違っているといつも思う。間違った日本の住宅の在り方を正し、よりよくする為にはどうしたらいいか、それを既存の住宅メーカーがやらないならば自分自身でやるしかない。そういう已むに已まれぬ思いがあってこそ、努力を重ね、天職というものになっていくような気がするのである。欧米の本場の職人でしか施工出来ないレンガ積み外壁。超高耐久な住宅を実現する為には、自分でカナダの職人を見つけてくるしかなかったのである。健康に安全で美しい欧米のドライウォールのインテリア。これだって、当初は日本には職人すら存在しなかった。手間・暇は掛かるが、ビニールクロスより遙かにいいものであることは、皆分かっているのにお金や面倒を考えてどの住宅メーカーも採用しない。だから、自分でドライウォール用の塗料を輸入し、色まで調合するなんてことをやらざるを得なかった。最近、私のブログ等を見て相談に来られるお客さんも他社で建てたが事業を辞めてしまって、どこにも相談するところがないという事情があって電話をくれるのである。そういう已むに已まれぬ思いを、お互いが共有してこそ一致協力して為になる仕事をしようという気持ちになると私は思う。どこに頼んでも出来ることなら、自分の存在意義はないのである。皆さんの家づくりには、大義があるか。仕事をお願いしようと思っている建築屋さんには、已むに已まれぬ思いというものがあるのだろうか。家づくりには、高い理念や理想が必要な時代ではないでしょうか。
2013年04月16日
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今日は、ほぼ同時に2件の問い合わせを頂きました。1つは、東京の方でアンダーセン・ウィンドウのダブルハングに付いているバランサーの糸が切れてしまったので、部品調達と交換方法を教えて欲しいというものでした。もう1件は、三重県の方でアルミクラッドの輸入サッシの木部が、長年の雨や湿気で腐ってきているので交換したいというものでした。建築後10年を過ぎると、家の材料が傷んでくるのは当たり前のことですが、多くの人は一度建てたら永遠にメンテナンスがいらないといった感じで思っていらっしゃるようです。まあ、こうした認識をする人が多いのは、メンテナンスをしながら長く住んでもらおうという考えのない住宅業界や住宅メーカー・工務店の責任でもあると思いますが、心ある消費者の皆さんは、そろそろ気付いてきたようです。だからこそ、自分の愛着のある輸入住宅をどうにかして美しく蘇らせたいという思いで、私たちに相談しに来られるのではないでしょうか。永遠のものというのは、コツコツ手を入れているからその状態が保たれるのであって、何の努力もなしにそうなるものではないんですね。さて、こういうメンテナンスの際に必要なことを、皆さんにもお知らせしておきましょう。まずは、メンテナンスが必要な輸入材のメーカー名と建築時期。窓だったら、AndersenとかMarvin、Loewenなど。そして、そういったもののサイズや品番もものを特定するのに重要な役割を果たします。住宅メーカーから頂いた設計図や仕様書に、そういった詳細が書かれていない場合が多いですから、その会社が存続しているうちに、教えてもらっておくことが大切です。そういうことを一から探すには、相当の労力や費用が掛かります。それは国産の建材でも同じなんですが、国産住宅の場合は、30年経つ前に建て替えされてしまうからメンテナンスが問題にならないだけです。くだらない低レベルなお話ですが・・・。
2013年04月15日
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昨日、レンガ積みをする前の状況や構造を見てみたいというお客様と愛知県半田市で建築中のK邸に行きました。丁度、足場屋さんが足場を組み上げたところで、大工さんも建方工事の仕上げの仕事をしていました。こちらは、断熱性の高い樹脂サッシを使うのですが、週明けには取付け作業に掛かる予定ですので、それが完了すると随分見栄えも変わってくるでしょうね。家って、どんどん変化して、どんどんよく見えてくるから不思議です。お客様には、スケルトンの状態で私たちがどのように工夫して構造を造っているかをご覧頂けたので、ブログ記事だけでは分からない細かな部分もご理解頂けたと思います。その時のご質問や私の回答などについては、お読み頂く皆さんにも参考となるでしょうから、追々記事にしていきたいと思います。それにしても、話をし出すと止まらないですねぇ、私は。こちらで2時間以上時間を使ってしまいました。その後、東海市の洋館F邸や大府市の3連ガレージのあるレンガの家N邸の外観を一緒に見に行き、会社に戻ってきたのが、午後7時を回ったところでした。でも、レンガ積みの前段階と外壁を積んだ後の外観、そして13年経った時でも何ら変わらないF邸の状況を見れたことで、きっと想像以上のものを実感出来たのではないでしょうか。あまりたくさんの方が見に来られると、私の体ひとつでは対応が難しいですが、真剣に家づくりをお考えの方には、極力ご案内させて頂こうと思いますので、ご相談下さい。
2013年04月14日
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現在、建物の構造を造る建方工事が進んでいる愛知県半田市 K邸。おおよそ建方工事が終わるのが、4月20日前後ですから外観の全容がその頃にはご覧頂けるようになります。(フレームとなる木材は、地震に対して柔軟性のあるSPF(スプルース・パイン・ファー)を採用しています) <構造材の関連記事: 木造(柱)への釘打ちは、なかなか難しい>今回は、通常の針葉樹構造用耐震合板の代わりに、モイスという耐震・耐火用外壁パネルを施工していますから、普通とは違った真っ白な外観となっています。そういう構造部分を見たいという方は、北米の透湿性特殊防水紙 ウェザーメイトPLUSを張る前にお越し頂くと面白いですよ。また、カナダのレンガ職人が、4月末くらいから施工を開始します。7月初めくらいには完了する予定ですが、本場の職人がどうやってレンガ積み外壁を造るのかは、結構見ものです。興味のある初めての方は、1日見ていても飽きないかも知れませんね。今回の現場は、少し丘になった高台に建っていますから、半田市中心街を眼下に見下ろすことが出来る絶好の景色も楽しめます。また、近くには、中埜酒造やミツカンといった半田ゆかりの会社がありますので、そういったところの見学に足を運んで頂くのもいいですね。ただ、現場周辺の道は細く車を留める場所も限られていますので、たくさんの方が一度にいらしても現場が混乱するかも知れません。ですから、前もって日時と人数をお問い合わせよりご連絡頂けると助かります。半田市K邸の現場地図は、こちらです。お出掛けするには、本当にいい季節になってきました。行楽方々是非見にいらして下さいね。尚、現場には危険な釘や道具がありますので、現場スタッフの指示に従って行動頂くようにご注意下さい。特に、お子様連れの場合、現場は迷路のようで走り回りたくなるものです。楽しくご覧頂く為にも、お子様への注意はお忘れなく。
2013年04月12日
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15年くらい前に輸入住宅を建てさせて頂いたご夫婦が、ご家庭の事情で大分のご実家へ戻ることになりました。既にご主人様は、2月くらいから先発隊として戻られていたんですが、今回正式にお引越しされたようで、案内のお葉書を頂戴しました。以前にも度々ブログ等の記事でも書かせて頂いたおうちだったんですが、本当に愛着をもって手入れをして頂いていたので、他人の手に渡ってしまうのは、どんなにか残念だったことか。でも、引き渡しをされる最後まで、ちゃんと家の面倒を見て頂いて、感謝の気持ちで一杯です。おうちに問題がないからなのか、新しい家主の方からは、特にご連絡を頂いておりませんが、これからも私たちが造ったおうちを大切にしていって頂きたいものです。あと、大分に行かれたUさん、いつまでも私たち ホームメイドのお客さんですからねぇ~!私たちは、受けたご恩は絶対に忘れません。また、ご相談があれば、いつでも連絡して下さい。NET社会ですので、私たちはいつも傍らにいますから。
2013年04月11日
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国産の水栓金具は、ゴムの止水ゴマのパッキンで蛇口からの吐水をコントロールしますが、北米の水栓金具は、カートリッジタイプのセラミック・バルブを使っています。それは、キッチン用も洗面用も全て同じ構造のものなんです。ゴムと違ってセラミックは劣化しないと言われていますが、水道の管の中に混じった細かな砂粒や異物などが、このバルブに引っ掛かるとセラミックが傷んでポタポタ漏水することがあります。最近、うちのお客さんのおうちでもそういうトラブルが、度々発生するので、最近の上水道は本管の劣化や取り替えがあるのかも知れないですね。いずれにしても、この部品を交換しないといけないですから、カナダのメーカーに問い合わせして部品の調達手配をします。ただ、この部品は、大きさや種類も豊富で製造時期によっても違う部品が使われているようですので、安易な調達は危険です。こういう小さな部品の調達って、面倒ですが大切なことですよね。
2013年04月10日
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爆弾低気圧が去った昨日でしたが、まだまだ強い風が吹いていましたねぇ。昨日は、スタッフの松葉が、とあるお客様のプランの打合せ。お昼頃に帰ってきましたが、多少の修正を掛けるだけでほぼこれでいこうということになったらしい。今日から見積もり作業に入っていますが、アナログで細かく積算していきますので、少々お時間が掛かります。でも、ここまで来るのに、何度プランを書き直したことか。松葉、お疲れ様でした。3年以上のお付き合いでしたね。その午後、電話で以前からホームメイドに興味を持って頂いている方から久しぶりに電話を頂きました。最近、オープンハウスの案内が来ないので、どうしているかといった様子伺いでした。まだ土地も決まっていない方ですがこうして連絡頂けるのは有難いですねぇ。さて、そうしている間に、飛び込みで一組お客さんがいらっしゃいました。他社でお話を進めていらっしゃるという。レンガ積みとドライウォールの両方を完璧に施工出来る輸入住宅屋は、名古屋では私のところだけというお話をさせて頂きました。まあ、ブログをご覧頂いていたようですから、分かりますよね。私も人の案件を無理に引っ張る気はありませんから、よく皆さんでお考えになってからお声を掛けて下さいということとその時は覚悟を決めて頂かないと、お互い時間を無駄にするだけですからともお伝えしました。どうなるか分かりませんが、家づくりは一生のことでしょうから誰とどんな家づくりをしたいのかが決まれば、自ずと答が出ると思います。いや~、いろいろありますねぇ(笑)
2013年04月08日
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今も結構な風が吹いています。昨日、爆弾低気圧の中心が名古屋近くに差し掛かろうかとしていた頃、風に煽られ電線からの引き込みをしている端子のカバーが外れました。NTTの電話なのか、NETの配線なのかは不明ですが、えらい時に飛んでくれたもんです。だって、もうすぐ大雨が降りそうな状況で、尚且つ強風。再度カバーを付けようとしても、高さが約4mもあるところまで上がらなきゃいけない。それも、昨日スタッフの皆は現場に出掛けて、会社には私だけ。まあ、漏電しても仕方ないと決め込んで、そのまま放置。でも、昨日は特段、問題はありませんでした。で、今日まだ風はありますが、スタッフの松葉がいるので、脚立を支えてもらってカバーを付け直しました。建築屋なのに高所恐怖症の私でも、ちょっと怖かったけどちゃんと作業出来ました。それにしても、ちょっと風が吹いただけで外れんで欲しいなぁ・・・。皆さんも、家のメンテナンスは無理せず、安全な状況でやるように心掛けましょう。どうしても危ない時は、お金を惜しまず、プロにお願いして下さいね。
2013年04月07日
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サテン・クローム色といって、いぶし銀の色は北米では近年トレンドが続いています。それは、こうしたドア・ノブ類だけでなく、水栓金具やタオルバー、鏡、照明器具などのインテリア全般に通じることのようです。まあ、そりゃそうですよね、同じカラーにしないと統一感というものは感じられませんから・・・。でも、サテン・クローム色を使う場合、大方のデザインはシンプル・モダンの傾向が強いですが、この玄関ハンドルはどちらか言うと中世の騎士の甲冑を思わせる渋さがありますね。無骨な鉄をハンドメイドで加工したような強さと太さが感じられるんですよね。繊細なイメージではありませんが、こういうしっかり感は泥棒さんを寄せ付けないといった強いメッセージと個性的なセンスを印象付けます。国内では、なかなかないデザインですが、こんな玄関ハンドルもいいと思いませんか。
2013年04月06日
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先日、ブログにも書かせて頂きましたが、建設業許可の更新手続きを震災のあった日と同じ3月11日にしてきました。そして、その更新許可が下りて、書類一式が届きました。5年毎のイベントとは言え、感慨深いものがありますねぇ。だって、これで2回目の更新ですから、許可を頂いて10年を越えてきているということですもんね。勿論、創業はその前にしていましたから、社歴はもう少し長いのですが、創業から10年続ける企業というのは、1割にも満たないと言います。まあ、ちっぽけな輸入住宅ビルダーですが、多くのお客様や取引先、社員やその家族に支えられてやってこられた訳ですから大したもんじゃないですかぁ。マニアックでお客さんもごく限られていて、儲かるような仕事ではありませんが、社会に認めて頂かない限り、こうして継続していくことは難しいと思います。ですから更新の日を迎えられたのは、本当に素晴らしいことです。これから、15年、20年とこの日を迎えたいと思いますが、これを迎える為の努力を惜しまないように頑張っていきたいと、この看板を見て思います。そうそう、この看板、私がエクセルで作りました。また見栄だけの金看板を製作するなんて、無駄ですからね(笑)
2013年04月05日
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近年、少子高齢化が進んできていることは、誰しもお分かりですよね。子供も夫婦に2人いれば多いくらい。1人が当たり前の世の中になってきました。ご夫婦+子供1人といった3人家族であれば、今の住まい方で問題ないと思いますが、遠い将来両親がいなくなってしまった時に大きな家でどう暮らしますか。今、統計では、若者の4人に1人が一生結婚しないそうです。また、50歳代の20%が独身だということをご存知でしたか?熟年離婚や若い時期の死に別れなんていうこともあるのでしょうが、1人の方が気楽に生活出来ると考えている方も多くなってきているのかも知れません。結婚が全てではありませんし、結婚しないで事実婚を選択する方もいらっしゃるでしょうが、年金制度が破たん寸前の昨今、定年後の人生をいかに充実させるかが問題となってくるはずです。会社で働くといっても、死ぬまで働いてもらっていいという会社はまだまだ少ないでしょうし、体に不安を抱えるようになったらと思うと、何か収入を得る手段を考えなければいけません。そこで、私は今後増えてくるであろう住宅は、「おひとり様住宅」だと考えています。「おひとり様住宅」は、本当に一人で暮らすという意味ではありません。プライベートは、勿論一人なんですが、住宅の居住空間を分割して、多くの部分を賃貸として若いファミリーに住んでもらうのが「おひとり様住宅」の基本です。そうすれば、賃貸事業としての収入が見込めますし、今まで暮らしてきた家を手放すことなくリノベーションすることで有効活用が可能となります。また、そうすることで安心なお隣さんが出来ますので、健康や防犯の問題があっても不安のない環境が築けるはずです。更に別形態の「おひとり様住宅」は、友人たちと一緒に暮らすというテーマで、シェアハウスのようにして住宅を共有するというものです。世帯で区分けをしないで、キッチンや浴室といった空間は共同で使い、個室だけをそれぞれのプライベート空間として活用すれば、気心知れた仲間と楽しく暮らすことが出来るはずです。勿論、その場合でも家賃を頂くことを忘れないで下さいね(笑)この2つの「おひとり様住宅」以外にも、両方をミックスさせた案も考えられますが、何れにしても独り身になっても老後が楽しいというコンセプトが大切です。また、他人が住む訳ですから、古くなっても魅力的な住宅であることも重要なポイントになってきます。そういった意味では、レンガ積みの外壁やドライウォールの内装なんていうアイテムは、他にはない魅力的なものかも知れませんね。こうした計画は、歳を取ってからではすぐにやれるものではないでしょうから、将来を見越して早めにスタートしていきましょう。こうした「おひとり様住宅」を検討したいという方は、ご相談下さい。
2013年04月04日
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先日お話した三重県津市のお客様のところまで、昨日伺ってきました。築20年以上ということでしたが、窓以外は然程傷んでおらず、お客さんが愛情を注がれた状況がよく分かりました。でないと、もっとひどい状況になっていたでしょうし、私をわざわざ愛知県から呼んで見てもらおうなんて考えもしないでしょうから。ほぼおうちが完成した状態で購入された建売り輸入住宅ということでしたが、廻り階段や内装のドライウォールといった当時としては挑戦的な手の込んだ仕事に果敢に挑んでいるところなど、倒産間際でバタバタしていたであろう住宅会社が建てた家とは思えない造りでビックリしました。輸入住宅黎明期の意気込みが感じられるいいおうちです。ただ、部品の破損は、経年劣化だから仕方ないですね。オーニングのレバー部品については、北米のメーカーが特定出来ましたので、これからはうちの会社がある限りは大丈夫です(笑)あと、ちょっと大変なのが、ペアガラスの内部結露。これは事前には分からなかった案件でしたが、アルミクラッド・サッシの数か所それも特殊な形状の窓に不具合が認められました。写真にあるように、晴れた空でもガラスには水滴が付いた状態となっているのがお分かりでしょう。以前にも書きましたが、一旦、水分や湿気が入り込んでしまうと、ガラスとガラスの間で水分が循環して、ガラスを曇らせるばかりか、ガラスを接着して気密を作っているスペーサーをも劣化させます。そうなると、最悪ガラスがサッシから脱落するという状況にもなりますので、早めの対処が必要になります。今まで相談された住宅屋さんでは、国産サッシへの取り替えを勧められたそうですが、今まで快適に過ごしてきた高性能な輸入サッシをどうしても諦めることが出来なかったそうです。どこの北米のサッシメーカーが造ったものなのかは、現時点では不明ですので、これから同じサイズのガラスや同じ形状の建具サッシを作れるメーカーを探さなければなりません。それには、もう少し時間が必要です。ただ、出来ないことはないはずですので、信頼頂ける皆さんの為には、一生懸命頑張りたいと思います。またの報告を、乞うご期待!
2013年04月02日
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