喜べば喜びが喜んで喜び集めて喜びに来る

Aug 15, 2005
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「気絶するほどほめる子育て」という本を紹介したが、

というより、ほとんど自分自身も、
子供に対してそんな事をやっているような気がした。

電車の母親◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

ある日、電車に乗っていて、こんな光景を見たことがあります。

お母さんに連れられた三歳くらいの子どもが、
靴を脱いで座席に座っていました。
そろそろ降りる駅が近づいてきたのでしょう、


「ほら、もう降りるから靴を履きなさい」

と子どもに言っています。
子どもは慌てて靴を履こうとするのですが、
揺れる電車内のことですから、
もちろんうまく履くことができません。
それを見ていたお母さんは、手伝うでもなくきつい口調で

「早くしなさい、もう降りる駅よ!置いてっちゃうからね」

と怒鳴りつけています。
子どもは、お母さんに置いていかれてはたいへんと
一生懸命なのですが、やはり靴はまだ履けません。
そのまま、とうとうその親子が降りる駅に着いてしまいました。


しばらくキッと子どもをにらみつけていたお母さんは、
何と子どもを残したまま電車を降りてしまうではないですか。
子どもは履けない靴を手に持ったまま、慌てて

「ママ! 待って、待って!」

と大声で泣きながら、


私は、その光景を見ていてぞっとしてしまいました。
このお母さんは、それが子どもの教育、
「しつけ」だと思っているのでしょうか。
三歳くらいでは、まだひとりでやっと靴を履けるように
なったかならないかでしょう。

電車の中というのは、小さな子どもにとっては
お母さん以外頼れる人がいない不安な場所です。
しかも、わずかな停車時間の問に電車を急いで降りるのは
大人だって緊張することなのに、
手伝ってあげることもせずに
「自分で早く履きなさい」
と一方的に叱るのは、
三歳の子どもにはあまりに過酷な要求ではないでしょうか。

二、三歳の子どもが、
おもちゃなどを散らかしてばかりいると言って、
叱りつけるお母さんも多いのですが、
ひとりで片付けまでできるようになるのは、
もう少し大きくなってからでしょう。
テーブルや手を汚すからといって、
まだまだお箸を上手に便えない二、三歳児を怒ってみても、
それは土台無理なことです。

実は、幼児期のお子さんをもつお母さんたちのなかに、
ほかの子どもと比較して
「うちの子どもは遅れているのではないか」と焦り、
年齢に合わない無理難題を押し付けているような姿を
よく目にします。

それは、子どもの心が育つ過程に対する、
親の無知が大きく影響しているように思います。
歩きはじめるのが早いとか、字がもう読めたとか、
そうした外面的なことには関心がいきますが、
親としてより大切にしていかなければならないのは、
心の発達なのです。


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

今は、本当に大人が駄目である。
反省しなければならない。
今日も一つ勉強した。

自分の子供だからと言って、
自分の感情のままに子供に対して接していると、
必ずそのまま自分に返ってくるものである。





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Last updated  Aug 15, 2005 06:57:41 PM
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Comments

attsu@ Re:「誇り」とは何か ~自分自身の根っこづくり~(09/24) 20代の者です。 最近講演会で今の日本人は…
とうも@ Re:「誇り」とは何か ~自分自身の根っこづくり~(09/24) ふらふらと生きてきた自分によく聞かせた…
auly@ Re:「誇り」とは何か ~自分自身の根っこづくり~(09/24) こんにちは。 「誇り」で検索してこちらに…
ななし@ Re:「誇り」とは何か ~自分自身の根っこづくり~(09/24) この少年の誇りがどれ程 試されているか、…
通りすがりの人@ いやはや 訳あって「誇り」を検索したら、この少年…

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