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◆HEADWAY HD-106 ギターオーナー様はMurase様です Musase様は、千葉県長生郡長生村に有ります【モモカフェ。】のスタッフで 同店のフェースブックを拝見しましたら、おしゃれなお店で有りまして、イベントも 盛りだくさんでゲストの皆様も是非お出かけ下さい◆画像から確認して行きます●24年2月にセッティングさせて頂いたギターです◆取付して行きます●12mm径のジャク穴を開けます●ピックアップを貼り付ける部分をサンディングしておきます●今回取付けるピックアップは、H.M. Mclntyre Pickups です。 初めて同社のピックアップを取付けますが、評価が高く今後は選択肢に入れる必要が 有ると思います●ジャックを取付ました●ピックアップはメーカー推奨の位置に取りけます●取付完了しました◆パッシブタイプのため各方面の評価にも有りましたが、ライブではプリアンプを 使う事が必須の様です。また、ノイズが乗るので弦アースを取る必要が有ると言った 評価を見ましたが、ノイズが乗る様な事は一切有りませんでした。 🌻K2ギターファクトリー 千葉県八街市 八街 に-67-3 代表 加藤 和久 ☏ O8O-5376-O998 ⁂お車6台分の駐車場をご用意しております
2024年03月28日
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◆Little Martin-LMX ギターオーナー様は、Martinを多数所有されてます【アミノ】様です このギターは過去にリペアさせて頂いたのですが、その時と比べて ポテンシャルが確実に下がってますので、元の状態に出来る限り戻して行きます◆画像から確認して行きます◆出張の際に必ず同行して、はや20年間タフコンディションの中で体調を崩されている様です●低音【特に6EがNG】を改善するためにナット材を交換する可能性も有ります●ネック材の構造上かも知れませんが、ミニギターにも拘らずヘビー級なみに重量が有ります 湿気を含んで重くなったのかは不明ですが、幸いにも乾燥する季節ですから、暫くのあいだ リペアと同時進行で陰干しで様子を見る事にします●6弦のG音が高くなったり、オクターブチューニングが合わないと直ぐに判る オープンDとハイポジのDが全く合いません。前回のリペアの際には全くその様な事は有りません でしたので、サドルが原因かとも思いましたが、専用治具でオクターブ位置を正確に割り出す 必要が有ります。場合によっては現行のサドル巾が2.57mmですので、オクターブチューニングを 合わせるために、調整出来る範囲を広げるために幅3.25mmのサドルに交換する可能性も有ります◆リペア開始して行きます●弦を交換しても6E弦がボンボンと何とも、ぼやけた音が収まりませんので、タスクの端材を使って 4D〜6E弦だけのサドル作って音質の変化確認します●ブリッジ全体に振動が伝わりませんが、現状の音質よりも改善されてますので 差し替えるサドルはタスク材に決定しました●ネックに被膜を作るオイルジェルを塗って乾拭きをして湿度対策をします●オクターブを合わせる専用の治具を使って確認して行きます ●捨てサドルとして使うエボニー材に、オクターブが合う接点位置をマーキングして 削り出します➡オクターブチューニングが合うかシビアにチェックして行きます◆6Eの3フレットG音は1Hzシャープするだけで、弦を押さえて弾く構造上の誤差で 実演奏では全く判らないレベルに戻りました。 オープンDコードとハイポジのDコードも全く違和感は無くなり、フレット音痴は 完全に解消しました。●フレット音痴が解消しましたので、エボニーサドルと全く同じ弦接点で作ります●外して有りましたスカイソニックT-902をセットします●1フレットは6Eのみ高いです●巻き玄がナット溝に埋まってる事も音質低下の原因になりますので、全体のシェイプを 修正します●巻き玄はナット溝から半分出る様にシェイプを整えました●ナット周りの仕上がりです●予定の弦高になる様にサドルを調整してセットします●6E/12Fは2.25mmで予定通りです●1E/12Fは1.50mmまで下げました●フレットボードの仕上がりです●ネック裏も良い感じに仕上がりました●サイド&バックもオイルが染み込んだウエスで磨いて仕上げて有ります●リペアの完了です◆フレット音痴と6弦のぼやけ音も解消して完全復活です🌻K2ギターファクトリー 千葉県八街市 八街 に-67-3 代表 加藤 和久 ☏ O8O-5376-O998 ⁂お車6台分の駐車場をご用意しております
2024年03月28日
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◆Martin GPCPA-4 ギターオーナー様は、Martinを多数所有されてます【アミノ】様です◆画像から確認して行きます●前回リぺアさせて頂いた時よりも更に鳴りが良くなってます●マーチンでは珍しいカッタウェーボディです●マーチンギターでは良く有るバインディングの剥がれです 今回はバインディングの縮みでは無く、接着剤が原因で外れた様です◆リペア開始して行きます●剥がれの先端から少し余裕を持たせて、これ以上外れない様にマスキングテープで止めてから 両方の接着面をサンディングします●素早く慎重に接着範囲を決めながらタイトボンドで接着します この状態で1日経過してからマスキングテープを取除きます●マスキングテープを外してタイトボンドを固く絞ったウエスで拭き取ります●リペアの完了です🌻K2ギターファクトリー 千葉県八街市 八街 に-67-3 代表 加藤 和久 ☏ O8O-5376-O998 ⁂お車6台分の駐車場をご用意しておりますMartinさくら
2024年03月28日
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◆Ovation Adamas 1581 ギターオーナー様は、Terada様です YAMAHA L12-5をお届けした際にご依頼を頂きました ◆画像から確認して行きます●初期のAdamasですが、何故か弦高が高く感じられて弾き難いです●ナットが交換されている様ですが、エッジ処理がされて無くて指に当たると痛いです●フレットボードの状態も良好です●初期型は木製のコントロールノブだったと記憶してます◆リペア開始して行きます●1フレットが高い事が弾き難さに直結します●リペア前の弦高を測定しますと、6E/12Fは2.30mmで、こんなに低かったの? の印象です●1E/12Fも2.00mmで、受ける感覚よりも低い測定値です●原因は強度の順ゾリで、最大値は7フレットで0.2mm有ります●トラストロッドで可能な限り弦高を調整します ロッドの効きが安定するまで音質に手を入れて行きます●Adamasのピエゾピックアップ【以下ピエゾと表記します】は、偶数弦と奇数弦の2系統に 分かれおり、ジャックもモノラルとステレオに分かれてます 普通のシールドはモノラルジなので、モノラルに差し込みますと偶数弦の音がアンプから出ません 原因を特定して行きます●ブリッジの溝の加工不良を確認しますと異常は認められませんが、ピエゾ下のスペサーを 差し替えます ●左が純正のスペーサーで右が工房で作ったメイプルのスペーサーです 生音では両者とも差異はそれ程有りませんが、アンプを介しますと純正品は 私の耳には何故か耳障りな音に聴こえて来ます。 メイプルに交換しますと良い感じに変化しますが、音は100%好みですから直ぐに元に戻せます●同じ高さで作りましたので弦高に変化は有りません メイプルのスペーサーをセットして元に戻します●弦を外して有りますので、ナットのエッジを修正しておきます 両端の処理がされてませんので当たると痛いです●全体のシェイプを整えましたので、当たっても痛く有りません◆ピエゾ不調の原因を特定して行きます●アンプの左右のミニピンがピエゾからの電気信号線です 外して接点をクリーニングしてテスターで確認しますと、ピエゾの導通に異常は有りませんでした●ジャックの接点に酸化膜が有りましたので、接点復活剤でクリーニングします ステレオ➡モノの渡りのコネクターに異常は有りませんでした●結果に異常が有り原因が無い事は有り得ませんので、まさか?と思いステレオ側に差し込むと 正常に作動します。要するにモノとステレオのプレートがそのままで、ジャックだけ入れ替えた と言う事です。ジャクを入れ替えた理由はAdamasを使っているプレヤーの方でしたらお判り 頂けると思います。 【他の方がやった仕事は信用するな!自分で確認しろ!】師匠の教え久しぶりに思い出しました◆ピエゾが一件落着しましたのでセッティングして行きます●1フレットのクリアランスは微調整で済むレベルです●6E/12Fは2.10mmでOKです●1E/12Fは、1.50mmまで下がりました●普通は使わないであろうステレオジャックをボディの上側に付けて、下側にモノラルジャックを 付けて有ります●リペアの完了です🌻K2ギターファクトリー 千葉県八街市 八街 に-67-3 代表 加藤 和久 ☏ O8O-5376-O998 ⁂お車6台分の駐車場をご用意しております
2024年03月25日
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◆Yasuma 1200 セッティング ギターオーナー様は、Untitled-182様です お預かりする前に事前に情報を頂いてましたが、ロッド調整口が有るかの判断が 付かなかったので、届いて確認しますと完備されてましたので安心しました◆画像から確認して行きます●全体のコンディションは良好です●Yasumaのグリーンのコーションラベルは初めて見ました●ロッド調整口が有りました●フレットボードも良好です●グリースアップすればOKと思います●何十年眠りに付いていたのでしょうか? 楽器として再始動する時が来ました◆リペア開始して行きます●半世紀を過ぎたギターはノックテストから始めます 出来れば聴きたくない反響音が返って来ます。ブリッジから下は勿論ですが サウンドホール付近も手を入れての作業が困難と思ってましたので、工法を考えないと駄目です●ボディが薄い上に、トップ&バックのブレーシングの高さが常識を超えた高さなので スクレーパーで探るのがやっとでしたが、ブレーシングの剥離箇所が見つかりません ビンテージギターに良く有るブリッジの固定補助のボルトを確認しますと、1E側が僅かに 緩んでましたので、増し締めしますとボディからの異常を知らせる反響音は消えました●バック1番の左だけブレーシングの剥離が有りました●タイトボンドは何とか隙間に押し込む事が出来ましたが、クランプを掛ける事には 難儀しました。何とかクランプを掛けられましたので固定を待ちます●材は不明ですが、削り出されたオリジナルのエンドピンです●ストリングガイドの役目のナットが高すぎる事と、1フレットのクリアランスを調整する 必要が有ります●リペア前の弦高は、6F/12Fで3.25mm有ります●1E/12Fも3.25mm有ります この高さですと弾く事は困難を極めると思います●幸いにもサドルに余裕が有ります エンドピンが収まり切れずに踊ってますので、サンディングして調整する必要が有ります●ロッド調整で可能な限りネック調整をします●僅かに下がりましたが、数時間放置してロッドの効き具合を見て行きます●Rが掛かっていると言うよりも、綺麗にカーブを描いてませんが400Rに一番近かったです ●ボディ全体にバフを掛けますと、ビンテージらしい貫禄が出て来ます●予定の弦高になる様にサドルを調整します●エンドピンを調整して、ブリッジにオイルを塗って仕上げて有ります●ナットが必要以上に高いと、弦高も高いと錯覚を起こしますのでサンディングをして調整 して有ります ゼロフレットも調整して1フレットのクリアランスもOKです●6E/12Fは予定通り2.25mmの仕上がりです●1E/12Fも予定通り1.75mmの仕上がりです●リペアの完了です 個人的に日本のギターメーカーの最高峰で有ったと思ってます、初期のヤスマの凄さを 実感した一台です🌻K2ギターファクトリー 千葉県八街市 八街 に-67-3 代表 加藤 和久 ☏ O8O-5376-O998 ⁂お車6台分の駐車場をご用意しております
2024年03月24日
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◆TAMA TG-120BS ギターオーナー様は、MI様です 今回もレアなギターをお持ち頂きました◆画像から確認して行きます●一般的にはTAMA=ドラムスと思いますが、過去にはアコギ&エレアコもブランド展開されてました Yosi様へ、このギターのレア度&最上位機種で間違い無いかの判定をお願い致します●70年10月製作と判断して良いと思います TG-120BSは寺田楽器製作の最上位機種と思われます【150BSが有ったかは未調査です】●ヘッドのインレイも承知していたデザインとは全く違います●オールソリッドモデルです◆リペア箇所の確認です●ブリッジが剥がれてますが、一旦外す事無くこのまま接着固定出来ます●ナットマウント付近のフレットボードとネック材にクラックが入ってますが、 1E側から確認しますとクラック斜めに入ってますので、単純な剥がれでは無くギターを 前方向に倒した事で発生したネック折れと考えられます◆リペア開始して行きます●ナット溝の左右にネジが入ってましたので、固定治具の下に有る受けプレートが 干渉しない様に注意して固定します●ネックの接着固定は隙間をテコの原理で広げてから、タイトボンドを圧入してから クランプ固定します。最低4日間は弦を張る事をストップします●タイトボンドがロッドの六角?と癒着していない事と、動きを良くするために3-36を スプレーしておきます●ブリッジにクラックが入って入る事に気が付きました。最初のご依頼に含まれて無いのですが サンディング~パテ補修~エボニーで着色して措いた方が良いでしょうか? ➡修復するご指示を頂きました●ピンホール間のクラックはサンディングしてから判断します●フレットボードがエボニー材の税金?とも言えるクラックが入ってます●ブリッジをサンディングしますと、右側のクラックが姿を現しました●特製パテが入る様に僅かに隙間を広げます●エボニー材の粉末で作ったパテで埋めてからサンディングします●フレットボードも同様です。 エボニーステインで着色後にアマニオイル入りの蜜蝋を塗って仕上げます●クリアを吹いてネック接着後の段差を解消して有ります●コンパウンドで磨いて仕上げました●パテ補修した部分にエボニーステインで着色して蜜蝋で仕上げました●ブリッジも同様に仕上げて有ります◆セッティングして行きます●サドルの弦溝をサンディングで取除き、予定の弦高になる様に調整します●サドルをセットしました●既存の弦は012~のライトゲージが張って有りました●ご用意頂いた弦を使います●1フレットのクリアランスはピッタリです●6E/12Fは0.25mm高いです●1E/12Fは1.75mmでOKです●ナットの下にロッド調整口が有るギターは初めて見ました、ナットを接着する事はしないでおきます ロッド調整で予定のセッティングにする事は無理ですから、サドルの6E側を0.5mm下げて 予定の弦高になる様に調整します●たった1回の弦の張り緩めで、1弦がペグポストから切れてしまいました。ペグポストの弦穴の 周囲にキズが入ってましたので、スーパーファインで周囲のキズを取除きます フェンダーのバラ弦は有りませんので、アニーボールの弦に交換します●リペアの完了です🌻K2ギターファクトリー 千葉県八街市 八街 に-67-3 代表 加藤 和久 ☏ O8O-5376-O998 ⁂お車6台分の駐車場をご用意しております
2024年03月21日
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◆Headway HD-112 ギターオーナー様は、MI様です サウンドホール際のクラックと、ネックヒールに開いた隙間の リペアのご依頼を頂きました ◆画像から確認して行きます●良好なコンディションです●シリアルナンバーから初期の生産モデルの様です●ソリッドトップの宿命とも言えるクラックです●バックのバインディングの上に僅かな隙間が確認できます◆リペア開始して行きます●1mm厚のエゾ松材を使ってニカワで接着固定します●パッチを接着したニカワが硬化してから、全体にニカワを塗っ更に補強します●ネックヒールの隙間にニカワを圧入してから、ラチェット式のロングクランプで半日固定して 隙間が無くなったか確認します。 隙間は完全に無くなりました●全く手入れされていないであろう、フレットワイヤーを磨き錆びを落とします●オイルを塗ってフレットボードの仕上がりです◆弦を張り戻しましたので折角ですから試奏して見たところ、共振異音が混じって帰って来ますので 場所を特定して対処します●ノックテストをしますと、間違い無く異音が返って来ます●バック側側4番の右に剥離が有ります●バック側4番の左も剥離が有ります●左右同時にタイトボンドを流し込んでクランプ固定します●密着性を高めるため外部からボディランプを掛けます●更にノックテストをしますと異音が返って来るのですが発生源が判明しません●ブレーシングでは無い事が確定しましたので、後はここしか有りませんので 確認しますと、プレートの周囲に浮きが有りました●金属vs木材ですから接着剤を使わずに、両面テープで固定する方が確実と判断しました センター補強材に押し込まないと入らないので密着性は充分保たれてます◆セッティングして行きます●1フレットは1E&2Bだけ調整が必要な状態です●6E/12Fは、2.75mmを僅かに超えてます●1E/12Fは、2.75mmも有ります●ネックはストレートに修正して有る事を確認しておきます●サドルを調整する前にフレットボードのRを確認しておきます●350Rで予定の弦高になる様にサドルを調整します●先に1フレットを調整しておきます●1フレットのクリアランスはOKです●6E/12Fは、2.25mmで予定通りです●1E/12Fも1.75mmで予定通りです●リペアの完了です🌻K2ギターファクトリー 千葉県八街市 八街 に-67-3 代表 加藤 和久 ☏ O8O-5376-O998 ⁂お車6台分の駐車場をご用意しております
2024年03月21日
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◆Maruha 619 ギターオーナー様は、Untitled-182様です 妙な共振音が出ると言う事でリペアのご依頼を頂きました◆リペア開始して行きます●症状をお聞きしますと、直ぐに原因に見当が付きました●ネックブロックとバック板に隙間が有ります 極薄スクレーパーを差し込みますと、手に伝わる感触で【最初から接着剤が入って無い】 と思われます。製作段階ではトップ材&バック材からの圧力が掛かり、隙間が無いのですが 半世紀を経て木材が乾燥する事によって、僅かな隙間が出来て振動音の原因になると推測してます 隙間にタイトボンドを押し込みます●クランプで固定をして接着を待ちます●隙間が開く事無く接着固定出来ている事を確認しました●リペアの完了です◆セッティングは済んでますので試奏して共振音が出ない事を確認しました🌻K2ギターファクトリー 千葉県八街市 八街 に-67-3 代表 加藤 和久 ☏ O8O-5376-O998 ⁂お車6台分の駐車場をご用意しております
2024年03月17日
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◆Famous W-250 ギターオーナー様は、Untitled-182様です 諸般の事情でセッティングから再生リペアにステージアップになりました◆画像から確認して行きます●Famous=ウクレレと思ってましたが、1919年設立の老舗 株式会社キワヤ商会様のブランドで 1950年代にOEMでギターのブランド展開されていた様です。 リペア前は簡単で済むと思ってましたが、ノックテストをします凄い反響音が帰って来ます●KISO SUZUKI社さんの製作です●ゼロフレット仕様ですから初期のモデルと思われます●ネックを握りますと不思議な感じがしましたので、○○ゲージで確認しますと センター中心に対象慶型では無く、判り易くっと例えますと【リンゴの断面】の様な形状です◆リペア開始して行きます●トップ側のブレーシングに剥離箇所が見当たらず更に精査しますと、トップ板が ライニングから剥がれてました トップが剥がれている範囲を特定して接着固定します●バック側も確認しますと、3番の右が剥離してました●Xブレーシングからエンドブロックの範囲にタイトボンドを流し込みます●スプールクランプで固定して接着を待ちます●バック3番の右全体にタイトボンドを注入してクランプ固定して接着を待ちます●内部にジャッキを掛けるときは外側からもボディクランプで圧を掛けます●トップ板の剥離した部分とサイドバインディングが飛び出している部分が一致しますので トップ板が外れた影響で飛び出したのだと思います。 演奏する際にボディサイドから飛び出していて障害になりますので、飛び出している13㎝だけ 交換する事にします●タイトボンドで接着固定します●95mmのロングサドルは規格外と言う理由も有りますが kiso suzuki製のギターと相性の良いエボニーに交換する事にします ●欠損しているネックヒールをエボニーで製作します●接着面をサンディングして整えます●削り出したネックヒールがピッタリ収まっているか確認します●回転式ですと締め上げる際にズレる可能性が有りますので、レバー式のクランプで固定します●オイルを塗ってから乾くと硬くなるクリアで仕上げます◆セッティングして行きます●既存のサドルから高さを計算してエボニーサドル高さだけ調整したサドルをセットします 1弦が切れましたがネックの動きに大きな影響は有りませんので、1Eの位置にずらして 確認して行きます。●特定のポジションにバズリが有りますので擦り合わせます●音出しテストをしながら擦り合わせて行きます●擦り合わせが完了しましたので、フレットクラウを修復してフレットボードにオイルを塗ります●エボニーサドルの弦接点を出してオイルで仕上げます ブリッジ周りの仕上がりです●1フレットの5A&6Eが僅かに高かったのでゼロフレットを削って調整します●1フレットのクリアランスを揃えました●ブリッジ周りの仕上がりです●6E12Fを確認します 予定通り2.25mmに仕上がりました●1E/12Fも予定通り1.75mmに仕上がりました●ネックヒールの仕上がりです●欠損を修復したサイドバインディングです 色合わせをしましたので、どの部分を交換したか判らないと思います●フレットボードの仕上がりです●リペアの完了です🌻K2ギターファクトリー 千葉県八街市 八街 に-67-3 代表 加藤 和久 ☏ O8O-5376-O998 ⁂お車6台分の駐車場をご用意しております
2024年03月17日
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◆Jagard JG-50 ギターオーナー様は、Untitled-182様です セッティングとブリッジのクラックのリペアのご依頼を頂きました◆画像から確認して行きます●Jagard は寺田楽器様のブランドで、ピックガードのデザインに特徴が有り直ぐに判ります●グロバーのペグが使われてます●50番ですから仕上がりが楽しみです●黒でペイントされたブリッジは、年数が経過してキズが付きますと 画像の様な見た目になりますので、ギターの印象を下げるのでは無いかと思います◆リペア開始して行きます●謎の物体は布テープの化石でした サンディングして黒ペイントを全周落とします●クラックを広げて特製パテを塗って硬化を待ってから、サンディング後にエボニーステインで 着色して仕上げます●クラックの修復が済みましたが、着色はセッティングが済んでから仕上げの段階で行います エボニーで着色しますとクラック後は判別出来ません◆セッティングして行きます●1フレットのクリアランスに余裕が有ります●ロッドで可能な限り調整します●6E/12Fは3.0mm有ります●1E/12Fは、2.75mm有ります●サドルを調整する前にフレットボードを確認します●サドルの出を確保するために、余裕が有るブリッジトップを1mm削って下げます●ご相談頂いたギターを他の固体と勘違いしてまして、かなり弾き込まれて居りますので 男っぷりを上げるためエボニーステインで着色します。 オイル分はリムバーで取除いて着色出来る様にします●ブリッジにエボニーステインで着色します●同じくフレットボードも着色します ステインが落ち着いてから、アマニ入りの蜜蝋で仕上げます●蜜蝋を塗って仕上がったフレットボードです◆セッティングを確認します●1フレットのクリアランスはOKです これはトラストロッドで調整出来る、現状では限界と言う事です●予定の弦高になるようにサドルを調整します●6E/12Fは、予定通り2.25mmです●1E/12Fも予定通りの1.75mmです●リペアの完了です🌻K2ギターファクトリー 千葉県八街市 八街 に-67-3 代表 加藤 和久 ☏ O8O-5376-O998 ⁂お車6台分の駐車場をご用意しております
2024年03月17日
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◆DONNER サイレントギター ギターオーナー様はチョウ様です お近くにお住いでご来店頂きました◆画像から確認して行きます●この形状をサイレントギターと呼ばれる様ですが、ソリッドボディにアンダーサドル・ピエゾが 搭載されていまして、アンプを通しますとエレアコの音がします。 個人的には好きな音質で、ライブで使うと見た目よりもしっかりした音で注目されるのでは? と感じました。◆リペア開始して行きます●弦高が驚く程高く製作段階で全く調整されていないのでは?と感じられます。 順ゾリの最大値が0.3mm有りました●ロッドを確認しますと、完全フリーの状態でしたので、ネックを確認しながらロッドを締めます●調整後は0.05mmのシクネスゲージが入る程度ですから、ストレートまで修正しました●リペア前は3.5mm有りましたが、2.50mmまでロッド調整で下がりました●1E側も全く同じ測定結果です●9V電池を使ってますのでアクティブサーキットです◆予定の弦高になるようにサドルを調整します●6E/12Fは1.90mmで予定通りです●1E/12Fは、1.50mmで予定通りです●リペアの完了です ネックが完全に近いストレートに調整して有りますので、これだけ低い弦高でも 問題無く弾く事が出来ます🌻K2ギターファクトリー 千葉県八街市 八街 に-67-3 代表 加藤 和久 ☏ O8O-5376-O998 ⁂お車6台分の駐車場をご用意しております
2024年03月17日
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🌻YAMAHA FG-450 グリーンラベル ハードオフ富里インター店様にギターの納品で伺いしましたら、 久しぶりに【 FG-450 グリーンラベル】が店頭に並んでいましたのでご紹介致します。 お問合せ先の電話番号 0476-36-4152 です 私の過去の経験では、グリーンラベルの400番代のモデルは凄い鳴りの固体ばかりした。 オークション等で実機を確認出来ない状態で購入するのは、やはり不安が伴いますが 店頭在庫で有れば、試奏をしてから納得して購入出来ますので安心かと思います。 ◆画像から確認して行きます●凄い台数のギターの在庫です ハードケース付きで、税込み44,000円です●ブリッジ周りです●店頭在庫品のためロッドの確認はしておりません●製作後45年程経過してると思いますが、打痕は有りますが良い状態と思います●弾く事によってアコースチックギターのローポジションに必ず出来る、 フレットのエクボ【弦で減る事】殆ど有りませんので、弾いて無かったか、 エレキのリードパート専門のプレーヤーが所有していたと推測してます●バックには殆どキズが有りません●グリーンラベルに良く有るネックヒールの剥離も有りません●ネック裏も演奏に支障のでるキズは有りません●ペグはオリジナルです●1E側のサイドにクリアの剥がれが有りますが、木部に達する割れは有りません●こちらも同様で木部に達してません●トップの打痕はこの程度で、一般的に言う【プレーヤーコンディション】です●探しておられるゲスト様がいらっしましたら、実機を確認して入手出来るチャンスと思います オンリーワン在庫ですから、お出かけ前に在庫を確認した方良いと思います 電話番号 0476-36-4152 ハードオフ富里インター店様までご確認下さい🌻K2ギターファクトリー 千葉県八街市 八街 に-67-3 代表 加藤 和久 ☏ O8O-5376-O998 ⁂お車6台分の駐車場をご用意しております
2024年03月12日
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◆Gibson ES-175D ギターオーナー様は、京都府のKN様です Kay L1311 に続いてご依頼を頂きました◆画像から確認して行きます●ES-175はGibsonのギターラインナップで、長期に渡って製作され続けられているギターです 正に名機と呼ばれるモデルです●ペグは新しい物に交換されている様です●ネック裏のクリアが飛んでませんので、それ程弾き込まれていない様です●バックの状態も良好で極上品です●ボディの状態も良好です◆リペア開始して行きます●リペア前に試奏して見たのですが、6E/12Fで1.8mm//1E12Fで1.50mmの弦高で バズるポジションが全く有りませんでした。 演奏するには最高の状態で有るのですが、画像をご覧いただきますとヘッドが1E側に 下がっている事が判ると思います。 経験上1E側に下がっている事は、つまり捻じれているってことですが、この状態ですと 弾くには相当弦高を上げなけれならず、現在の弦高で弾く事は不可能なはずです。 この状態でご機嫌に弾けると言う事は、既にネックアイロンを掛けて捻じれを修正している 事以外は考えられません。 工房でも、フレットボードはストレートに修正出来ても、ヘッド材とネック材は接ぎ木接着 されてますので、この様にヘッドだけの捻じは修正出来ません。【過去の参考画像】 Gibson J-45 ネック捻じれの修正後です●フレットボードはストレートでヘッドは左に下がってます【ナットの上のフレットと比較して下さい】 ES-175Dも全く同じ状態で有ると事と、ロッドはスムースに回りますので ご相談頂いたネックアイロンを掛ける必要は有りません👇フレットボードスケールを6E//センター部分//1E 側に当ててネックの状態を確認します●6E側問題有りません●センター部分も側問題有りません●1E側も側問題有りません この事からネックアイロンで修正済である事が確定しました この様に自然現象でネックはストレートで、ヘッドだけ捻じれると言う現象は考え難いです●トラストロッドも問題無く回る事を確認しました ロッドを完全フリーにしてネック材の本来の状態を確認するため、 半日フリーにして確認する事にします●六角ナットを磨いて再度ネック調整します ナットにキズが付くと言う事は、サイズ違いのボックスレンチを使ったか、専用工具以外を 使った事が原因と思われます。工具使用の基本は、工具を他の用途に使用しないが大原則です●ブリッジの土台をボディの曲面に合わせる前に、オクターブチューニングが合う位置を 正確に出します ボディカラーが変化している位置付近でオクターブはバッチリ合います 弦交換や弦に関わる作業をする時は、ブランコテールピースの下に養生をしておけば 無用のキズを付けて頭を抱える事が無くなります●念のためご確認致します 上の新しいブリッジが発送に際にギターにセットされていた物で、 下はハードケース内に入っていたブリッジです。 ブリッジ土台をボディに合わせて、弦溝を付けるオーダーですから、 上のブリッジをお使いになると言う事で間違い無いでしょうか?●オクターブが合う位置をマーキングしてから、サンドペーパーをその位置に貼り付けます ピックアップが直ぐ上ですので、ストロークが取れないので回数で稼ぎ削って行きます●土台に鉛筆でマーキングして、とても地味な作業ですが正確に削って行きます●延べ150分間、地味な作業を続けてブリッジの接地面をボディと合わせました●隙間が無い事を確認します●オリジナル?のブリッジをセットしてブリッジ側の、E to Eを確認します 微妙にズレている部分が有る様ですが、必要とするE to E 50mmが確認出来ればOKです●新しいブリッジの弦跡を確認して、E to E の位置を決めてから各弦の位置をマーキングします●オクターブが合う事を確認してある、オリジナルブリッジの弦接点位置を新しいブリッジに マーキングします●同じ位置に弦接点が来る様に修正しました●弦を張り戻して試奏しますと、1E弦の位置に僅かな違和感を感じますので 確認します。5フレット以下のローポジションでも感じますので、ブリッジ側の E to E がズレている可能性は有りません。 ※画像は6E側を基準に確認してます●スペーシングルラーを動かさずに1E側を撮影しますと、1E弦が弦1.5本分外側に寄ってます ◆リペアでお預かりする前に弾かれた際に、違和感を全く感じられ無い様で有りましたら このままで問題は有りませんが、少しでも違和感を感じられた様でしたらナットの交換 をお勧めしたいと思います◆セッティングを決めて行きます●1フレットのクリアランスを確認します●6E/12Fは、2.0mmにセットして有ります●1E/12Fは、1.50mmにセットして有ります●ブリッジベースの位置とサドルの弦接点を微調整してオクターブも合わせて有ります●ご用意頂いたエリクサーに交換しましたが、張って有った弦もまだ使える感じでしたので 外した弦はエリクサーのパッケージに入れてお返し致します。 ブリッジの決め位置にマスキングテープを貼った状態でお返し致します。 今後弦交換をする際に、全弦を外さずに6E~4Dを交換してから、1E~3Gを交換しますと ブリッジ位置が殆どズレませんので宜しいかと思います🌻K2ギターファクトリー 千葉県八街市 八街 に-67-3 代表 加藤 和久 ☏ O8O-5376-O998 ⁂お車6台分の駐車場をご用意しております
2024年03月12日
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◆ Morris MA-B ギターオーナー様は、Untitled-182様です 厳重過ぎる程に梱包されて来ましたので、運送中のトラブルは有りませんでしたので ご安心下さい◆画像から確認して行きます●ES-175モデルの様で、なかなかレアなギターと思われます●1969年製ですから54歳です●旧ロゴ&ゼロフレット仕様です●オイル分はすっかり抜け切ってます●メイプル系?のバックの様です●外観は54歳とは思えない程良好です●クルーソン系のペグに交換すると更に男前になると思います●リペアでお預かりしてます、Gibson ES-175Dの画像を流用しました●前から見るとこんな感じです◆事前情報で知っていた不具合箇所を確認します●フロントピックアップのトーンコントロールが効きません ●トグルスイッチのノブが欠品してると言う事でしたが、ネジ山が切ってなくて 先端部分に飾りが入ってますので、ノブは最初から無い様です ➡ネットで画像を拾いましたらノブが付いてました このタイプのトグルスイッチに合うノブは市販されてませんので、インチサイズのノブを 接着剤で固定する方法を取ります●電装系はフロントのトーンポット以外は、ガリは若干出ますが出音は問題有りませんでした◆リペア開始して行きます●ネックヒールが剥がれた状態ですと、先に進む事が出来ませんので真っ先に接着固定します●ロングクランプで固定を待ちますが、弦が張れるのは4日経過後以降となります🌻リペアが進んでから判る、新たにリペア箇所が出て来る可能性は有りますが、 現状では特に手の掛かるリペア箇所は無いと思われます ①フロントピクアップのトーンポット交換はすると言う事で宜しいでしょうか?●弦を外してヘッドにバフを掛けるので、ご提案のペグを仮置きして見ました●パーツを外してバフを掛けますとビンテージらしい味が出て来ました●フロントのトーンポットを引き出しますと、コンデンサーのホット側が折れてました これではトーンが効きません●Fフォールからポットを引き出そうとしても、出す事が出来ませんでした 【知恵の輪?】状態で角度&方向を変えてトライしましたが途中で断念して 斜めに出した状態でコンデンサーを交換しました➡トーンが効く事を確認しました ※製作の段階ではピックアップの穴からサーキット一式を組込んだと思われます ●トグルスイッチのノブが入荷しましたので取付ました 白or黒が迷いましたがビンテージらしいアンバーカラーにしました サイズが合いませんのでエポキシ接着剤で固定してます。将来的にトグルスイッチを交換する 必要が出ても、トグルスイッチ本体は画像で見える六角ナットを、外してボディから抜き取り ますので交換に問題は有りません●ペグを交換する事に決まりましたので、不要なビス穴を埋木してペイントで補修しておきます●ノーブランド品ですがチューニングに問題は有りません●ブランコテールピースを付け戻しますが、既存のネジはサビていて頼りない太さのため 3mm×25mmのステンレスビスに交換します●ストラップピンも付け戻します●テールピースをセットして弦を張り戻します●1フレットの1E側が浮いている事もそうですが、ゼロフレットが低すぎて1フレット全体の クリアランスが殆ど取れてませんので、ゼロフレットを交換しなければ普通に弾く事が 出来ません●1フレットの高さは0.65mm有ります●ゼロフレットの高さは0.75mmしか有りません。 高低差が0.1mmではゼロフレットとして機能しません◆ゼロフレットを交換します●交換の支障になるナットを外してから、ミディアム・ハイタイプのフレットを打込みます●クリアランスが取れているか確認します●弦を張り戻して1フレットのクリアランスを確認します●ヘッド周りの仕上がりです●フレットボードの仕上がりです●リペアの完了です◆試奏して見ますと弾き易さは勿論ですが、その出音に思わず唸ってしまい ずっと弾き続けていたいと思うギターです Morris MA-B恐るべしです🌻K2ギターファクトリー 千葉県八街市 八街 に-67-3 代表 加藤 和久 ☏ O8O-5376-O998 ⁂お車6台分の駐車場をご用意しております●工房の壁に掛けてましたら凄い景色でしたので、ピックギターが大好物な個人的趣味で 画像をアップしましたので、リペアとは全く関係有りません
2024年03月09日
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◆LARRIVEE C-10 Flying Eagle ギターオーナー様は、Hat様です タスク&オイル漬けの2種類の素材のナットと交換します◆画像から確認して行きます●1993年カナダ製のモデルです 現在はアメリカに工場が移転してますが、LARRIVEEはカナダ製の評価が圧倒的に高いです●昨年10月に無漂白の水牛ボーンのオイル漬けのナットに交換しました🌻お渡しの際の試奏で、タスクナットの1E~3Gの音質と、オイルナットの低音が 素晴らしく、2分割のナットで対応して欲しいとのご要望で、タスク&オイルナットで 2分割のナットを製作します。 2種類の素材を使ったナットの製作は、初めてで想定通りの結果が得られるかは 予測が付きませんが削り出して行きます 2種類の素材を組み合わせた物は【ハイブリッド】と呼ばれると思います●削り出したタスク&ナットを正確に2分割します 切断箇所は接着しても外す際に折れてしまいますので、ナット溝にピッタリ収まって ズレない様に削り出して有ります●左がオイル漬けのナットで右がタスクナットです 1フレットのクリアランスを調整するためにギターをお持ち頂きました●分割した2種類の素材のナットをセットします●1フレットのクリアランスを整えてから上面はサンディングします●1Eから3Gまでがタスクナットで、4D〜6Eがオイル漬けのナットです 1フレットのクリアランスも調整済みです●リペアの完了です◆お渡しの際に試奏して頂きまして、予想よりも効果が薄いと感じられましたら、 数か月間聴き慣れたオイル漬けナットに交換する事も可能です🌻K2ギターファクトリー 千葉県八街市 八街 に-67-3 代表 加藤 和久 ☏ O8O-5376-O998 ⁂お車6台分の駐車場をご用意しております
2024年03月08日
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◆Yasuma 220 ギターオーナー様は、KK様です Cat's Eyes CE-400 をお渡しの際にお持ち頂きました ◆画像から確認して行きます●出音もそうですが、ギターの佇まいも素晴らしギターです◆リペア開始して行きます●無加工で交換出来ると思いましたら、ヘッドの両側の穴径を変えなければ、取付が出来ませんでした●GOTOHのオープンタイプのペグです●新しいブッシュは既存の物より、0.5mm径が大きいので慎重に広げて行きます●緩すぎますと脱落しますし、窮屈過ぎるとヘッドが割れる恐れが有るため、ピッタリの大きさに 広げます●専用では有りませんが、クランプで圧着する感じでセットします●ブッシュが無事に付きました●センターポールの付根が画像の形状なため、裏側も穴径を広げる必要が有ります●リーマーで少しずつ穴径を広げます●穴径をピッタリに広げた後は、ビス穴を埋めて着色します●取付位置のバランスを取りながら新しいペグを取付けます●交換が完了しました●弦を張り戻します●リペアの完了です🌻K2ギターファクトリー 千葉県八街市 八街 に-67-3 代表 加藤 和久 ☏ O8O-5376-O998 ⁂お車6台分の駐車場をご用意しておりまる
2024年03月03日
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◆Gibson ES-335 ギターオーナー様はKOSI様です オイル漬けのナットに交換のご依頼です◆画像から確認して行きます●335はオールマイティーに使えるギターです●工場で作られているナットはバラつきが無く信頼出来ますが、音質と見た目はどうでしょうか?◆リペア開始して行きます●この335も素直に外れてくれました サイドバインディングとフレットワイヤーの処理角度を考慮し、 43mm巾ネックに対して42mmネック巾の弦溝で切って有ります 1mmの差とは、1÷7=0.142mmの差ですから指先に違和感は感じませんが 弦落ちに対しては効果が有ります●1フレットのクリアランスを揃えます●手前みそかも知れませんが、オイル漬けナットに交換しますと見栄えと音質が上がります●リペアの完了です🌻K2ギターファクトリー 千葉県八街市 八街 に-67-3 代表 加藤 和久 ☏ O8O-5376-O998 ⁂お車6台分の駐車場をご用意しております
2024年03月03日
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◆Gibson Les Paul Standard ギターオーナー様はKOSI様です オイル漬けのナットに交換のご依頼です◆画像から確認して行きます●虎目と余り見ないカラーリングです●前オーナー様がナットに手を入れた形跡が有ります●1Eの弦落ちがするとの事で、試奏して見ますと1弦が遠く感じましたので ルーラーで確認しますと、1E弦1本分外側にズレてました●前回レスポールのナットが素直に外れずに、ナットを切断して外した記憶が有りましたが 今回は素直に外れてくれました●Gibsonのナットは工場生産されていますので、弦がズレて切られている事は有りませんので 交換した様です●オイル漬けのナットをセットします●サイドバインディングとフレットワイヤーの処理角度を考慮し、 43mm巾ネックに対して42mmネック巾の弦溝で切って有ります 1mmの差とは、1÷7=0.142mmの差ですから指先に違和感は感じませんが 弦落ちに対しては効果が有ります●1フレットのクリアランスを揃えます●マイクロファインで磨いてナットに艶を出して仕上がりです●リペアの完了です🌻K2ギターファクトリー 千葉県八街市 八街 に-67-3 代表 加藤 和久 ☏ O8O-5376-O998 ⁂お車6台分の駐車場をご用意しております
2024年03月03日
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◆Ovation Adamas 4320 ギターオーナー様は、Hat様です エレキぽく感じる音を何とかして欲しいとの事でお預かり致しました◆画像から確認して行きます●Adamasを同時に2台お預かりしましたので、作業がごっちゃにならない様にネーミングを 変えてます リペア前の試奏の際に、2Bの出力が明らかに弱くこれでは音質以前の問題かも知れません ここもチェックします●比較的初期のモデルでしょうか?●No,2とネーミングしてました●ディープパン・タイプのボディは鳴りが違います◆リペア開始して行きます●サドル下にセットされている、メーカー純正のスペサーを交換します●1号機で試した木材の中で、メイプル材が最も良かったので2号機もメイプルに差し替えます●2B弦の出力が弱いのでアンダーサドル下を確認しますと・・・ヤッパリ凸凹でした。 平らにサンディングして修正します●サドルホルダーの接地面をサンディングして出力を確認します●メイプルの0.55mmの薄板をセットします●ゲージを確認しますと、010~047のEXライトゲージが使われてます このゲージではAdamasを鳴らしきれないと思われます●ダダリオのライトゲージに交換して 1フレットのクリアランスを調整します●6E/12Fを2.25mmにセットしました●1E/12Fは1.75mmにセットして有ります●リペアの完了です🌻K2ギターファクトリー 千葉県八街市 八街 に-67-3 代表 加藤 和久 ☏ O8O-5376-O998 ⁂お車6台分の駐車場をご用意しております
2024年02月28日
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◆WESTONE W-40 ギターオーナー様は、Hat様です 弾き易い様にセッティングして行きます◆画像から確認して行きます●1974年10月に製作されたギターですが、極上のコンディションです●珍しい形状のロゴです●弾かれて無かった様です●ハカランダかも?とメイプルの3Pバックです●当時のお約束でも有る、40&400番以上はGOTOHのペグです●当時のカタログスペックが確認出来ないのですが、ハカランダの合板の様です◆リペア開始して行きます●ピックアップ用のジャック穴を先に開けておきます●手を入れる前のコンディションを確認します 6E/12Fで3.25mm有ります●1E/12Fは、3.50mm有ります●ロッドでベストな位置まで調整して行きます●なかなかベストな位置が決まらないので、まさかと思いましたらやっぱりでした●ネックが4mm元起きしてます お気軽に完了するリペアと思ってましたが、手の掛かかりそうな良い子だった様です●状態を把握しましたので、どの工法が最も合理的か探って行きます●6E側は問題無いのですが、1E側の対応を考えます●サドル溝は深すぎるほど余裕が有ります●サドルを調整する前にフレットボードを確認します Gibson系と同じ250Rです●予定の弦高に+0.25mmまで下がる様にサドルを下げます●低くしたナットに対してロッドで調整出来る限界まで調整します●世界標準の弦高にセットすれば、擦り合わせポイントは殆ど有りませんが Hat様のセッティングにセットするため、バズるポジションを擦り合わせします●擦り合わせて行きます●擦り合わせが完了しました●サドルの出を確保するため、ブリッジのトップを1.0mmサンディングして下げました●弦を外しましたのでピックアップを取付けます●ブリッジ裏の1E側に寄せて取り付けます●セッティングを再開しようと弦をチューニングしましたら3G弦が切れましたので 弦を外していましたら気が付きました。K2の苦手なマーチン縛りがされてますので 前オーナー様はギターを良く知った方だと思います●弦交換する前にフレットクラウンの修復と、フレットボードにオイルを補給しておきます●ダダリオの011~カスタムライトゲージが指定の弦です●1フレットのクリアランスはOKです●6E/12Fは2.25mmにセットしました●1E/12Fは1.85mmにセットしました●フレットボードの仕上がりです●リペアの完了です◆試奏しますと、パッシブのコンデンサータイプのピックアップは出力が弱く ライブでお使いになる際には、プリアンプを使わないと無理が有ります。🌻K2ギターファクトリー 千葉県八街市 八街 に-67-3 代表 加藤 和久 ☏ O8O-5376-O998 ⁂お車6台分の駐車場をご用意しております
2024年02月28日
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◆Ovation Adamas ギターオーナー様は、Hat様です エレキぽく感じる音を何とかして欲しいとの事でお預かり致しました◆画像から確認して行きます●Adamasの最上位機種と思います●初期型でしたら現在の評価は凄い事になってる様です●ヘッドの彫刻?が斬新です●ディープパンの方が圧倒的に音が良いです●サドルホルダーのスペーサーを木製に交換します●既存のスペーサーは2枚で2ミリ厚です●2mm厚のマホガニー材で音質を確認しますと、好みで分かれると思いますが ハッキリ言ってパットしませんでした●サイド&バックに使われ出音のレスポンスの良い、メイプル材を試して見ますと 純正のスペーサーとマホガニーよりも良い結果を感じました●弦を012~ライトゲージに交換して更に試奏をします●1フレットのクリアランスを調整します●ネックが完全ストレートで6E/12Fは、ネックの構造上限界と思われる1.75mmです●1E/12Fは1.50mmにセットしました●フレットボードの仕上がりです●リペアの完了です スペーサーを変えた効果が有り、よりアコースチックギターに近くなりました🌻K2ギターファクトリー 千葉県八街市 八街 に-67-3 代表 加藤 和久 ☏ O8O-5376-O998 ⁂お車6台分の駐車場をご用意しております
2024年02月28日
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◆Epiphone ES-335 ギターオーナー様は、Hat様です ブランコテールピース&ナット交換のご依頼を頂きました◆画像から確認して行きます●ES-335は名機と呼ぶに相応しいギターです●ご提案させて頂いた通りハカランダのナットに交換します●ポジションマークのデザインが335としては見た事が有りません Epiphone専用デザインなのでしょうか?●バックもこの通りキズが殆ど有りません●ご用意頂いたブランコテールピースとアニーボールの012~ライトゲージです ボトムアップしますのでセッティングが必要になるかも知れません ●ブリッジ駒の溝を良く見ますと、1Eと6Eが逆にセットして有る様に見えます 画像の右が1Eで左が6Eですが、明らかに1E側が広く切って有る事が判ると思います●ブランコテールピースを交換しますが、ネジが見事に舐めてます●右はスーパーペンチで素直に外れましたが、左は直ぐに外れ無かったためハンダ鏝で熱を 加えますと素直に外れました●交換しました●ステンレスの全ネジタイプネジで取付けて有ります●ナットを外します●素直に綺麗に外れてくれました◆粗削りのハカランダ・ナットがピッタリ収まるか確認します●弦を張ってセッティングに移ろうと思いましたら、6E&5A弦の切込み幅が狭くて 弦が入りませんのでリーマーを使って溝を広げます●ハカランダのナットを仕上げて弦を張り戻します●弦を張り戻してブリッジを確認しますと、駒の弦溝が気になります 逆に付け変えれば解決しますが、Gibson系のブリッジ駒はヘッド側から調整しますので 妥協はしませんので駒を入れ変える事にします●オクターブチューニングが簡単に済む様に、駒の現在位置を測ってから付け変えました●弦の太さに溝が合ってオクターブも微調整の範囲で合いました●改めてセッティングを確認します 1フレットのクリアランスOKです●6E/12Fは1.85mmにセットしましたが低すぎればブリッジを調整すれば済みます●1E/12Fは1.50mmにセットしました●フレットボードの仕上がりです●リペアの完了です ES-335とハカランダナットの相性が良いと実感致しました🌻K2ギターファクトリー 千葉県八街市 八街 に-67-3 代表 加藤 和久 ☏ O8O-5376-O998 ⁂お車6台分の駐車場をご用意しております
2024年02月28日
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◆CONRAD by Kasuga ギターオーナー様は、Hat様です 弾き易い様にセッティングして行きます◆画像から確認して行きます●弦が張ってませんのでどんな出音か楽しみです CONRAD by Kasugaは輸出専用のブランドらしいです● Kasuga楽器の輸出用のモデルだった様です●モデルナンバーは、39955でしょうか?●GOTOHのペグと思いますが、振れ止めのネジがこの位置ですとペグを交換すると ネジ跡が確実に残ってしまいます●3Pバックですがセンターの材もローズウッドでしょうか?◆リペア開始して行きます●011~のカスタムライトゲージを張りましたが、ロッドの回しすぎで 全弦が1フレットにベタ付きの状態です●この状態で弦高を確認しますと、6Eで2.50mmです●1Eで2.00mmです●チューニングした状態で0.6mmの逆ゾリが残ってます。 これが1フレットにベタ付きになる原因です●ロッドでどこまで調整出来るか確認します●1フレットのクリアランスだけを見てロッドを調整します●6E/12は2.75mmまで上がりました●1E/12Fは2.50まで上がりました◆ロッド調整をした直後ですから数時間放置して、この弦高で安定しているのか見極める 必要が有ります◆セッティングして行きます●サドルを調整する前にフレットボードのRを確認します●下のラインがブリッジトップで上が削り出す高さです●ブリッジトップからの出が気に成りますがギリギリOKです●サドルを下げてセットします●ピンの周囲を面取りしてストリングガイドも付けて有ります●ブリッジ周りの仕上がりです●1フレットのクリアランスもOKです●6E/12Fも2.25mmで予定通りです●1E/12Fも1.75mmでOKです●フレットボードの仕上がりです●リペアの完了です🌻K2ギターファクトリー 千葉県八街市 八街 に-67-3 代表 加藤 和久 ☏ O8O-5376-O998 ⁂お車6台分の駐車場をご用意しております
2024年02月28日
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◆Epiphone ES-930J ギターオーナー様は、Hat様です 地方に出張された時に見つけて来たそうで、入手価格をお聞きしましたら軽く眩暈がしました。◆画像から確認して行きます●Gibson ES-125Tをベースに設計されたEpiphone Japan のオリジナルモデルの様で 【ジッタリンジン】モデルです●Yosiさんにお尋ね致します、オレンジラベル&5桁シリアルはマツモク社で製作された ギターで間違い無いでしょうか? 大間違いでした➡1991年寺田製ではないでしょうか。ジッタリンジンモデルですかね。 1=西暦下1桁、8=ES-930Jを表すコード番号、残りはその年の本数じゃなかったかと【Yosi様調べ】 ●ロッドカバーは欠品していたので新品です●サーキット&ピックアップに問題は有りませんでした カジノと同じP-90が搭載されてますので出音が楽しみです◆リペア開始して行きます●ブランコテールピースを止めるネジが2本とも折れてます このビスが折れる事は珍しく有りませんので、ビス素材の選択ミスと思います ステンレスネジにするべきと思います●折れ残ったビスの周囲をドリルで揉んで、折れビスを取除き8mmのマホガニーの 丸棒を穴の深さに合わせて切出します。 テールピースの取付ステーから隠れる範囲で修正する事は絶対です●センターの穴も埋木をしておきます アース線がボディ内に入ってしまいますと、大変面倒な事に成りますので、 結んでからマスキングテープで止めておきます。【危うく内部に収納されかけました】●ピックガードはピックアップのエスカッションに被る位置で、取付けられている事を確認しました●ピックガードの取付ステーのビス位置が、既存のビス穴では合ってないため 位置を変える必要が有ります●既存の取付ステー穴は埋木をしてペイントして有ります●3点止めのロッドカバー取穴微妙に合わないため位置をずらせて有ります 埋木をいてペイントして有ります●ロッドカバーの取付が済みました●交換するペグとブランコテールピースが予定通り届きました●ブランコテールピースのセンタービスの位置が違ってますので、センター位置がズレない 様に線引してから取付ました 使用したビスは3mm径で25mmのステンレスビスを使用してます●既存のブッシュを抜く事に手間が掛かりましたが無事抜き取る事が出来ました 交換するブッシュは0.5mm径が大きいので、リーマーで広げてから圧着します●専用工具では無いのですが、ブッシュを圧着する時のみ使っているクランプです●ペグの交換が済みました◆セッティングして行きます●ストラップピンを付けようと思いましたら、ネジ穴が無い事に気が付きました ご用意頂いたテールピースは胴がフルアコ用の様に深いタイプの様です ボディのセンターに来る様にネジ穴を追加で開けます●ストラップピンを取付けました●セッティング用の弦を張ります テールピースの高さが低いかな?と思いましたが、弦を張ればボディとのクリアランスが 有る事を確認しました●アンプに繋ぎますとノイズが出ますので、ジャックを確認しますと酸化膜が有りました●接点復活剤でクリーニングしますとこの通りです●ロッドでベストな状態を探って行きます●6E/12Fで1.9mmです●1E/12Fは1.75mmです●プレーン弦の音詰まりが有るので、弦溝をナットファイルでこびり付いている錆を取除きます ナットの接着剤が取れてナットが動いてしまいますので、再接着する必要が出ました●ナットマウントする場所の接着剤を取除いてましたら・・・フレットボードが簡単に 剥がれてしまいました●フレットボードが剥がれる事は稀に有りますので、隙間にタイトボンドを流し込んで クランプ固定して行きます●横から確認しますと、フレットボードとの境からネック材方向にクラックが進んでます 過去にギターを前方向に倒した事が原因でクラックが入った可能性が有ります●ネックのRと同じあて木で均一に圧が掛かる様にクランプを掛けます 最低4日はチューニングをする事を控えます●フレットボードの接着固定が完了しました 斜めに走る黒塗装の線が、クラックが入っている位置です●オリジナルの牛骨のナットを接着します●テンションを掛けない様に弦をセットします◆数日空けましたのでフレットボードの接着固定もOKですからセッティングして行きます●ネックの状態を確認しながらロッドを調整します●1フレットにスペーサーをセットします●6E/12Fは1.90mmでもOKです エレキギターですから現行の上げ下げは気にする必要は有りません●1E/12Fは1.50mmです●セッティングしている間に、ネックのクラックに変化は出ませんでした 黒ペイントに割れが入ってますので、指腹が気に成らないと言えば無理が有りますが 解消するためには、周囲のペインを剥がして再ペイントする必要が有ります●フレットボードの仕上がりです●リペアの完了です◆ご用意頂いたエリクサーの弦ですが、【09~052】で6弦がやたらに太いと思ってましたら 7弦ギター用の弦で有る事に気が付きました。1E~6Eは通常のEXライトゲージと同じです🌻K2ギターファクトリー 千葉県八街市 八街 に-67-3 代表 加藤 和久 ☏ O8O-5376-O998 ⁂お車6台分の駐車場をご用意しております
2024年02月26日
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◆Westone W-80 ギターオーナー様は、Hat様です 変な出音がするのでどうにかして欲しいとご依頼を頂きました◆画像から確認して行きます●1975年製のW-80で間違い無いと思いますが、変な音の原因はブレーシングの 剥離で間違い無いと思います●W-80はWestoneブランドの最上位モデルです●フレットボードはエボニーが使われてます●ネックの振動をボディに伝える理想的な形状のスーパーネックです◆リペア開始して行きます●パットしない音が出るギターでは有りませんので、ノックテストをしますと トップ側のXブレーシングが半分以上剥離してました。 私が所有してるW-80もブレーシングが剥離した時は、笑いが出るくらい酷い音でした●剥離箇所にタイトボンドを流し込んでクランプで固定します●Xブレーシングが殆ど剥離してますので、クランプ6丁掛けで接着固定を待ちます◆セッティングして行きます●1Eを除いて他の弦は1フレットに余裕が有ります●調整前は6E/12Fで3.25mmも有ります●同じく1E/12Fは、2.75mmも有ります●ロッドで可能な限り調整します●1フレットのクリアランスも0.5mmまで下がりましたので、ロッド調整の限界と言う事です●6E/12Fを確認しますと、2.25mmでピッタリです●1E/12Fも1.75mmでピッタリです●仕様する弦は012~のライトゲージ限定でセッティングをして有ります●リペアの完了です◆LR-Bのピックアップの取付のオーダーを追加で頂きました●ジャック穴を広げる前には、必ず周囲の面取りをします●ジャックのセットが済みました●アンダーサドル・ピエゾピックアップは、1E側から差し込む様にしてます 6E側にも8mm程ほど斜めに穴を開けて、ピエゾの先端を差し込んでズレ止めします●ピエゾの厚みが1.0mm有りますので、サドルを1.0mm削って弦高が上がらない様にします●コントローラーと電池袋を取付けます●ピックアップの取付が完了しました🌻試奏テスト 6E~1Eの音量のバランスに問題は有りません、 W-80n方が40年先輩ですが、音質はフォルヒを日本人技術者がコピーをすると こんな感じのギターに仕上がると言う感じで、日本とヨーロッパのコラボギターです🌻K2ギターファクトリー 千葉県八街市 八街 に-67-3 代表 加藤 和久 ☏ O8O-5376-O998 ⁂お車6台分の駐車場をご用意しております
2024年02月26日
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◆GUILD DV-52 ギターオーナー様は、S.S様です ブログをご覧頂いた事がご縁でリペアのご依頼を頂きました◆画像から確認して行きます●コンディションは良好です●GUILD 社は工房でお勧めのメーカーです●ロッドを調整してS.S様の好みの弦高にセット出来ましたが、ノックテストをしますと ブレーシングが凄い事になっている事が直ぐに判りました●バックのキズが殆ど有りませんので、大切に弾かれていたギターの様です◆リペア開始して行きます①バック1番の左です②バック2番の左です 昨日画像を撮り洩れしてまして、既に接着固定してますのでスクレーパーは画像の通り 隙間に入ってません③バック3番の左です④バック4番の左です⑤バック1番の右です⑥バック2番の右です⑦バック3番の右です⑧バック4番の右です◆バック側のブレーシングは全て剥離してました◆同時に接着固定出来る箇所から手を付けて行きます●バック4番の左を接着します●バック2番の左を接着します●バック2番の右を接着します●バック1番の左を接着します●浮いているブリッジを接着固定します ブリッジは4日以上経過してから弦を張ります ブレーシングは一晩以上放置してから固定用治具を外します●バック4番右、3番の左右、を接着します●バック1番の右を接着します◆3カ所のバック側のブレーシングの接着固定が済みました●捲れ上がっていたポンホール付近は、タイトボンで接着してから、エボニーの パウダーでパテを作って修復します●盛ったパテをサンディングしましたので、サンディングしてない部分とのカラー違いを 無くすためにブリッジ全体を軽くサンディングします●クラックが入った部分と見分けが付かないと思います◆セッティングは事前に済ませて有りますのでリペアの完了です●ヘッド周りの仕上がりです●フレットボードの仕上がりです●リペアの完了です🌻K2ギターファクトリー 千葉県八街市 八街 に-67-3 代表 加藤 和久 ☏ O8O-5376-O998 ⁂お車6台分の駐車場をご用意しております
2024年02月25日
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◆STAFFORD エレガット仕様 ギターオーナー様は、M.S様です 久しぶりに弾いたところ、6弦のバズリ音が酷いという事でお持ち頂きました◆画像から確認して行きます●エレアコだったモデルを数年前にエレガット仕様に改造させて頂きました◆リペア開始して行きます●バズリの原因を特定して行きますと ネックブロックに剥がれ箇所が有りました●センターから左が剥離してましたので、接着固定して行きます●トップ側のサブブレーシングにも剥離が有りました●接着固定して行きます●バズリの原因の可能性が有るサドルの弦溝も、サンディングして溝を取除いておきます●内部構造材に他の問題は有りませんでしたので、セッテイングして行きます クラッシク弦ですから26E/12Fは2.50mmにセットします●1E/12Fは2.00mmにセットします◆6弦を強めに叩きますと、弦の上下銅が酷く殆どのポジションでバズリ音が出ますので 弦にも原因が有る様で、弦を交換する事にします。 張って有った弦のメーカーをお聞きしますと、【○ッ○カ】で取り合えずリサイクルショップで 購入されたそうです。 M.S様はピッキングが強めですから、しょうもないメーカーの弦は使わない様にして下さいと お願い致しました ●エレガットギターのブリッジには、ボールエンドタイプの弦で有れば張るのも簡単で アニーボールの弦がお勧めです●ブリッジ周りもスッキリしてバズリも完全に解消しました🌻K2ギターファクトリー 千葉県八街市 八街 に-67-3 代表 加藤 和久 ☏ O8O-5376-O998 ⁂お車6台分の駐車場をご用意しております
2024年02月24日
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◆Yasuma W-260 ギターオーナー様は、赤松クニユキ様です K2ギターファクトリーでは、赤松様のギターメンテを担当させて頂いて居ります◆画像から確認します●現在のメインぎたーで、氏のステージを支えているギターです●【クリームパン】CDはK2ギターファクトリーでも予約入手可能です●去年からメンテナンスのご依頼は有ったのですが、氏のスケジュールが合わずに半年以上 過ぎてしまってましたが、フレットが限界を超えてまして、更に出音に悪影響が出始めてました●サドルも交換が必要です◆リペア開始して行きます●消耗の激しい、1Fフレットから12フレットまで交換します 画像はフレットを抜いて、打込む下処理が済んだ所です●打込んでからエッジ処理が済んだ所です●仕上がったフレットです●サドルも仕上がりました●他に問題は有りませんでしたので、定期メンテナンスの完了です 🌻K2ギターファクトリー 千葉県八街市 八街 に-67-3 代表 加藤 和久 ☏ O8O-5376-O998 ⁂お車6台分の駐車場をご用意しております
2024年02月22日
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◆HEADWAY HD-106 ギターオーナー様はMurase様です Musase様は、千葉県長生郡長生村に有ります【モモカフェ。】のスタッフで 同店のフェースブックを拝見しましたら、おしゃれなお店で有りまして、イベントも 盛りだくさんでゲストの皆様も是非お出かけ下さい◆画像から確認して行きます●シール跡を除いてコンディションは良好です●内部の工作技術は流石です●即日お渡しが可能かと思いましたが、お預かりしてリペアする必要が有りました●バックの状態も良好です◆リペア開始して行きます●ネックアイロンを掛ける前に、ロッドを緩めてネック材本来の状態を見極めます 数日放置してからロッドを締めてネック本来の状態を確認します●6E/12Fが2.50mmまで下がって来ました●1E/12Fも2.10mmまで下がってきました ここまで戻りますと、ネックアイロンを掛ける必要が無くなりました●ロッド締め過ぎによる5フレットから上のバズリも有りません●サドルの余裕がそれ程無かったですが、全体を0.5mm下げれば問題は解決しますので サドル調整で対応します●6E/12Fが2.25mmにセット出来ました●1E/12Fも1.75mmにセット出来ました●1フレットのクリアランスもOKです●ライトゲージで半音下げチューニングで、対応出来る様にセッティングして有ります カスタムライトゲージで半音下げには対応出来ませんのでご注意下さい🌻K2ギターファクトリー 千葉県八街市 八街 に-67-3 代表 加藤 和久 ☏ O8O-5376-O998 ⁂お車6台分の駐車場をご用意しております
2024年02月12日
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◆YAMAHA L12-5 ギターオーナー様は、Terada様です 常連のIsi社長様の中学時代からのギターのお仲間で ご紹介を頂きました。◆画像から確認して行きます●コンディションが余りにも良いので割と最近のモデルかと勘違いしてましたが 昭和51年から製造された、極初期のLシリーズでした●名機L-10の12弦バージョンって事でしょうか?●スロテッドヘッドです●パーツが分解されてましたが、最も肝心なペグを固定するプレートが有りません●↑カムとセンターポールを固定する金属プレートです スロテッドヘッドで無ければ何とでもなるのですが、このモデルはセンターポールの芯々が 24mmタイプで、現在は25mmに規格?が変わってますので、取付出来るペグが有りません ペグが無ければ弦を張る事が出来ませんので、リペアは一旦ペンディングせざるを得ません●フレットは既に抜き取られてます 専用のフレット抜きで抜きますと、フレットを打込む切込みのエッジがガタガタになってしまいます●Terada様からお預かりしました【HOSCO】フレットです●バックにも殆どキズが有りません 初期のL12ですから、ヤマハで呼んでいたニューハカランダでは無く ブラジリアンローズウッド【ハカランダ】だったと記憶してますが 記憶違でしたら申し訳有りません◆ペグのステーが有りましたとのご連絡を頂きましたので。リペアを進めて行きます●打込む溝をクリーニングします●溝のエッジがこの状態ですので、0.4mmのスペーサーを差し込んでパテ補修が必要です●打込む事に問題に成りそうな箇所にスペーサーを差し込みます●エボニーの粉末でパテを作って盛って行きます●スペーサーを外してフレットボードをサンディングします●ご用意頂いた【HOSCO】製のフレットを打込みました 同社のフレットを打込むのは初めてですが、フレットが柔らかく打込みし易かったです●ベベリングファイルでエッジを揃えます●指腹に引っ掛らない様にエッジ処理をします ●処理が済んだエッジです●フレットの打替えが完了しました●フレットを擦り合わせておきます●フレットクラウンを修復します●中途半端に付いていたストリングガイド&ピンホールの面取りを修正してブリッジ 周りを仕上げておきます●プレートが届きましたので、バラして有ったペグを組み直して取付けます●ギヤにグリースを塗って有ります◆セッティングして行きます●12弦用の弦は細くセッティング中に切れますと、コストも掛かりますので弦の張力を考慮して 6弦のライトゲージを代用品としてセッティングして行きます フレットを交換しましたので、ナットの交換が必要かと思いましたが既存のナットでOKです●6E/12Fは2.25mmでOKです●1E/12Fも1.75mmでOKです●ライトゲージで代用しましたが、張力は12弦と同程度ですので微調整が有るとしても僅かと思います●12弦ギターの弦の張り方は、細い副弦を上に張ったり下に張ったりで、正解は無いのかも知れませんが L-12のナットの弦溝を確認しますと、副弦【細い】を上に張るように溝が切られてますので 溝に合わせて張る様に成ります●フィンガーボードの上で弦が暴れている様に感じますので、サドルのRを確認して サドルの曲面Rを修正します●やはり微妙に合ってませんでしたが、微妙に合わない事が弾き難く感じる原因でも有ります◆ナットの交換に関しましては、一任して頂きましたので交換する事にしました 交換する理由です●6E&1E側が両方とも隙間が有り、ギターのグレードからオリジナルナットでは無く 交換されている可能性が高いです 音出しテストをしますと、12弦ギターに慣れて無い事も有りますが弾き難く感じます●ナットの下に0.5mmのスペーサーを入れて高くするか迷ってました●12弦ギター用のナット・スペーシング・ルーラーを持ってませんので、ナット及び 弦溝の正確さに定評のあるタスクのナットと交換します●画像下が既存のナットで、上がタスクのナットです。1弦~12弦の巾が既存のナットは広いですし、主弦と副弦の間隔も既存のナットは広いです●仮にセットしたタスクナットと既存のナットの弦の位置が完全にズレてまして 既存のナットで弾くと、実に弾き難く感じます 特に主弦と副弦の間隔が広過ぎるのは、12弦ギターとして致命的な弾き難さに繋がります●既存のナットとタスクナットのデータを取りますと、ナット巾に対して1弦~12弦の間隔が 広過ぎる事と、主弦と副弦の間隔が既存のナットでは広過ぎます●タスク製のナットに交換して1フレットのクリアランスを0.5mmに揃えます●6Eの主弦で2.20mmにセットしました●1Eの主弦で1.75mmにセットしました●既存ナットとの比較しまて見ますが、この極僅かな差が弾き心地に天と地ほどの差になります●ヘッド周りの仕上がりです●フレットボードの仕上がりです●リペアの完了ですが、直前にロッドで微調整してますのでネックが安定しているか 確認するために数日間は様子を見る必要が有ります 🌻K2ギターファクトリー 千葉県八街市 八街 に-67-3 代表 加藤 和久 ☏ O8O-5376-O998 ⁂お車6台分の駐車場をご用意しております
2024年02月12日
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◆VG ギターオナー様は、高知県在住のtaro様です ブログをご覧頂いた事がご縁でご依頼を頂きました 無事に到着しておりますのでご安心下さい◆画像から確認して行きます●弾き込まれてまして実に良い味が出ております●VGの後に型番を入れて頂くと助かりますが、型番が良く判りません Gibson J-45タイプのギターです◆ブレーシングが2カ所剥がれているとの事で、剥がれ箇所を特定して行きます①バック1番の左です②バック2番の左です③バック3番の左です④バック4番の左です⑤バック3番の右です◆バック側だけで5カ所剥がれてました、トップ側は現状でノックテストしても 反響音がバック側からでているのか判別出来ませんので、バックを接着固定してから 確認します◆リペア開始して行きます●バック1番&2番の左から接着固定します●バック3番の左を接着固定します●バック3番の右を接着固定します●バック4番の左を接着固定します◆バック側を更にノックテストをしますと異音が返って来ます●ネックブロックにも剥離箇所が有りました●タイトボンドを流し込んでクランプで固定します◆ブレーシング自体にクラックが入っているとの事で改めて精査します●バック1番の左にクラックが入ってましたが、剥がれを接着する際にタイトボンドがリペアの 流れで注入されて固定されてましたが、再度全体にタイトボンドを流し込んで固定します●バック番の左にもクラックが入ってましたが、剥がれを接着する際にタイトボンドがリペアの 流れで注入されて固定されてましたが、再度全体にタイトボンドを流し込んで固定します●専用のミラーを差し込んでトップ側のブレーシングを入念に点検しましたが、 トップ側のブレーシングに異常は有りませんでした●ネック付根の両側のトップクラックがこれ以上広がらない様にメイプルの突板で パッチを接着しておきます🌻内部構造のリペアが完了しましたので、セッティングに入って行きますが 何時もお使いのゲージの指定をお願い致します◆セッティングして行きます●1フレットが0.8mm近く有りますので、リペア前は弾き難いを通り越して困難を極めていたと 思います お預かりの際に弦が張って有りませんでしたので、セッティング用の弦で初めて出音を 確認しましたが、音量/音質/バランス共に正に一級品の鳴りです、セッティング完了後の 音出しテストが楽しみです●1フレットに0.5mmのスペーサーをセットして、6E/12Fが3.25mm有ります●1E/12Fも2.25mm有ります●ご指定のゲージでネックを確認しますと、ネックには反りが殆ど有りませんでした◆1フレットが非常に高くロッドも殆どフリーの状態でしたので、ロッドで可能な限り 弦高を下げて行きますが、どうしても限界が有りますのでサドルを 6E側で1.0mm、1E側で0.5mm削って弦高を下げました●ご指定のエリクサーカスタムライトに張り変えます●予定の弦高に下げました影響で5フレットから上が、強めにピッキングしますと微妙に バズリが出ますので、ロッドを緩めて解消するか、擦り合わせをするかの2択ですが ロッドを緩めますと弦高が上がり弾き難くなりますので、経験上擦り合わせをする方が 最も合理的と判断しました●擦り合わせは極僅かで、フレットクラウンを修復します●1フレットのクリアランスを確認します●6E/12Fは2.25mmにセットして有ります●1E/12Fは、1.80mmにセットして有ります●フレットボードの仕上がりです●ブリッジ周りの仕上がりです●リペアの完了です◆ご存知かも知れませんが、ボトルネック奏法の際に簡単に弦高を上げられるアタッチメントです●このパーツをナットに被せる様にセットして弦を張りますと 指弾きが不可能になるくらい弦高が簡単に上げる事が出来ます●メーカー名とパーツナンバーです🌻K2ギターファクトリー 千葉県八街市 八街 に-67-3 代表 加藤 和久 ☏ O8O-5376-O998 ⁂お車6台分の駐車場をご用意しております
2024年02月10日
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◆HEADWAY HOC-NORTHBIRD ギターオーナー様は、Yasui様です ◆画像から確認して行きます●小ぶりなボディにも拘わらず、鳴りは流石はHEADWAYです●HOCのCはカッタウェーの略と思われますので、日本で製作されたモデルと思われます●ラリビーを彷彿させる鳥のインレイです◆リペア開始して行きます●ピックアップのジャク穴を開ける際に、クリアが欠損させてしまった様です 工房では、ジャック穴を開ける際は、タケノコドリルで先に穴を開けてから、 12mmの穴の周囲を面取りドリルで面取りしてから、12mmの竹用のドリルで開けますと この様なアクシデントを防ぐ事が出来ます◆リペア開始して行きます●クリアが0.5mmほど吹かれてまして、クリアラッカーをいくら吹いても段差は無くなりませんので 特殊樹脂を使って段差を解消してから、クリアラッカーを吹く方法で補修します 画像は樹脂を塗ってから周囲と段差を解消した所です。 この後はクリアを数回吹いて仕上げます●周囲を養生してエアーブラシでクリアを吹きます●養生を外してから周囲を更にエアブラシでクリアを吹いて全体を馴染ませます ジャックを付け戻す前に穴の周囲を面取りしておきます●ジャックを付け戻しました●リペアの完了です🌻K2ギターファクトリー 千葉県八街市 八街 に-67-3 代表 加藤 和久 ☏ O8O-5376-O998 ⁂お車6台分の駐車場をご用意しております
2024年02月10日
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◆Cat's Eyes CE-400 セッティング ギターオーナー様は、KK様です Yasume220をお渡しの際にお持ち頂きました◆画像から確認して行きます●今回のCE-400もお宝ギターです●それ程弾かれていた形跡が有りません◆リペア開始して行きます●レギュラーチューニングでは、6E/1Fのみの調整でOKで、ここが以上ロッド調整の限界です●6E/12Fは3.25mm有ります●1E/12Fは、2.25mm有ります●予定の弦高になるようにサドルを調整します●予定通り6E/12Fが2.25mmにセット出来ました●1E/12Fも予定通り、1.75mmにセット出来ました●1フレットのクリアランスもOKです●フレットをマイクロファインで磨いてピカピカです●リペアの完了ですが、ロッドを調整した直後ですから、数日ネックが安定している事を 確認するための時間が必要です 🌻011~のカスタムライトゲージ使用を前提にセッティングして有ります🌻K2ギターファクトリー 千葉県八街市 八街 に-67-3 代表 加藤 和久 ☏ O8O-5376-O998 ⁂お車6台分の駐車場をご用意しております
2024年02月09日
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◆Aria F130 セッティング ギターオーナー様は、Untitled-182様です 弾き易い様にセッティングして行きます◆画像から確認して行きます●全体のコンディションは良好です●プラスチック製のナットですが、オイル漬けに交換するかはリペアが進んでから判断します●弾かれた形跡が殆ど有りません●ブリッジの全体の修正が必要です◆リペア開始して行きます●1フレットにスペーサーをセットして確認して行きます●6E/12Fは3.50mm有ります●1E/12Fは3.30mm有ります●トラストロッドを締め込んでロッドの効き具合を確認しますと 順ゾリの最大値は11フレットで0.10mmで、ロッドの効果は出ているのですが 弦高がそれ程下がりません●プラスチック製のサドルですからオイル漬けに交換します◆ロッドを締め込んだ状態でネックの動きを見てますと、セッティング出来るレベルまで 戻って来ました。●1フレットにスペーサーをセットします●6E/12Fが2.75mmまで下がりました●1E/12Fも2.50mmまで下がりました●オイル漬けサドルを削り出すためにフレットボードのRを確認します●予定の弦高になる様に削り出してセットします●1フレットにスペーサーをセットします●6E/12Fは2.25mmで予定通りです●1E/12Fも1.75mmで予定通りです●ナットを調整して1フレットのクリアランスもOKです●リペアの完了ですが、ペグの動きが極端に重くチューニングに難儀します 同時にお預かりしているMA-Bと同じ取付位置なので、MA-Bからペグを移設して MA-Bにはクルーソンタイプのペグと交換すると言う事でご了解頂きました。🌻F130ですから発売当時の定価は13,000円と思いますが、半世紀の時間を経て シャキとした鳴りに日本の物造りの素晴らしさを感じる一台です🌻K2ギターファクトリー 千葉県八街市 八街 に-67-3 代表 加藤 和久 ☏ O8O-5376-O998 ⁂お車6台分の駐車場をご用意しております
2024年02月07日
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◆Fender,JP StratoCaster ST54-75RV ギターオーナー様は、Kosi様です Jazzmasterに続き2台目ご依頼を頂きました ◆画像から確認して行きます●ST54でナチュラルはUS・Fenderでは無かったようですが、ナチュラルが良かったので 迷う事無く入手されたそうです●向きが逆の様な気がします●LシリアルですからFGN製です◆ネックの状態を測定して行きます●フレットボードの順ゾリMAXは、6フレットで0.53mm有ります●弦を外しますと同じポジションで、0.53から0.28mmになります 弦テンションで0.25mm順ゾリする事になります●ネックを外してロッドフリーにすると、締め方向ギリギリまで回って無かったです 一般的に使われるマイナスドライバーは、テーパーが掛かってますので、少しトルクが掛かると 締め込みがキツくなり、更に無理に回そうとすると簡単にネジ山をなめてしまいます オフセットドライバーを使って、締め方向に回してネックを調整します●6フレットの0.28mm有った反りもストレートに修正されました●1フレットの逆ゾリは、.010mmしか有りませんので、もう少し逆ゾリが欲しいです●硬いメイプルネックのロッド調整直後ですから、ロッドとネックの折り合いが付けば もう少し逆ゾリしてくれると思います◆ロッド調整直後に一晩時間を空けて、ネックの挙動を確認しましたが動きが無い事を確認しました●ブリッジ駒を一切触らずに、昨日と同じ状態で弦を張り戻して弦高を確認しますと 6/12Fで1.10mmまで下がりました●同じく1E/12Fは1.25mmまで下がりました●ロッド調整が正し方向に機能してますので、ブリッジ駒で弦高を調整します●15フレット以上のバズリは無くなりましたが、フェンダーネックに付き物のチョーキングバズリ は有りますので、バズリるポイントをマーキングします 擦り合わせはこの状態から3日程度ネックの動きが無いか確認してからです バズリを確認する際にチョーキングをしてますと、3G弦の当りでフレットがザラザラして ますので、フレットを擦り合わせた事が有る様です●バズるポジションを必要最小限度で擦り合わせます●擦り合わせが済みましたのでフレットクラウンを修復します メイプル指板は、上塗りのクリアがマスキングとテープと共に剥がれてしまう事が有りますので 接着力の弱いマスキングテープを使います●粘着力の弱いマスキングテープを使って、細心の注意をして剥がしてましたが、 何と、かさぶたの様にクリアが部分的に剥がれてしまいました●フェンダー社で使われているビンテージアンバーの着色剤で着色してクリアーで補修して行きます●本機はフレットボードに着色しないで、クリア着色材を混ぜてスプレーして着色してました 補修の方法はフレットボードに着色して透明クリアを吹く方法を取ってます●クリアラッカーを7回吹いてからバフ仕上げします●1フレットから4フレットはラッカー仕上げになってます●8~9&20~21フレットもラッカー仕上げになってます●弦を張り戻して弦高を確認します 6E/12Fは、2.00mmにセットして有ります●1E/12Fは、1.65mmにセットして有ります●フレットボードのクリアが剥がれて、想定外のリカバリーが有りましたがリペアの完了です🌻K2ギターファクトリー 千葉県八街市 八街 に-67-3 代表 加藤 和久 ☏ O8O-5376-O998 ⁂お車6台分の駐車場をご用意しております
2024年02月02日
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◆TAYLOR 812-CE ギターオーナー様は、Yama様です お仕事で工房の前を通り掛かった事がご縁でお越し頂きました◆画像から確認して行きます●良い感じに弾き込まれてます◆状態を確認します●ジャックを差し込むと、コントローラーの赤のパイロットランプが点灯するのですが ランプが点灯しません ジャックをクリーニングしても症状は変わりません●基本でもある電池電圧を確認しますと、グリーンのランプが付きますので電池の 問題では無い事が確定しました●プリアンプを外して電源ハーネスのハンダ部分と、コントローラーとプリアンプを 結ぶハーネスを組み直しますと●問題無く復活しました◆全体のセッティングを確認します●弦のサドルへの食い込みがやや深くなっており、このままですと【ビヨーン音】の原因にも なりますで弦接点を修正します。弦高には余裕が有りますで溝を無くせば更に弾き易くなります●全体をマイクロファインで磨いて仕上げます●リペアの完了です◆P.Sリペア 電池収納袋のマジックテープの密着が弱くなって、外れた電池がケース内で暴れる事が 原因でコネクターが外れて音が出なくなってしまうため、電池ホルダーを交換する事に なりました●オス側が弱くなってます●メス側は外さないでそのままにします●電池交換し易い位置に電池ケースを取付ました 電池を外せばネック固定ボルトを緩める事が出来ます●外れていたコネクターを戻して正常に作動する事を確認しました🌻K2ギターファクトリー 千葉県八街市 八街 に-67-3 代表 加藤 和久 ☏ O8O-5376-O998 ⁂お車6台分の駐車場をご用意しております
2024年02月02日
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◆Aria F-200 セッティング ギターオーナー様は、Untitled-182様です 弾き易い様にセッティングして行きます◆画像から確認していきます●工房に直送されて来ましたので、各部の画像をアップします 全体体に木部は良好です●マー○ン社を意識したロゴです●全体体に大きなダメージは有りません◆ギターとしての状態を確認します●6E/12Fで4.0mmを超えてます●1E/12Fは3.35mm有ります◆リペア開始して行きます●1フレットも高い状態です◆ロッドでどこまで修正出来るか確認します●サウンドホール側に調整口が有ります●6E側で3.60mmまで下がりましたが、ロッドの効きが馴染むまでセティングを待ちます●1E側は2.90mmまで下がりました●ブリッジピンが全く収まってません●既存のサドルはプラスチック製でしたので、オイル漬けに交換します●ピックガードに張られたままの紙製の養生シートを、剥がして欲しいとのオーダーです●衣料用のアイロンで温めたウエスで紙を剥がしてから、ピカールで糊を取除いて仕上げました●既存の弦を張り戻して試奏して見ますと、弦がやたらに太い事に今更ですけど気が付きました マイクロメーターで測定しますと、0.33mmを超えてますので、メディアムゲージを超えて ますのでヘビーゲージの域に入ってる可能性が有ります➡直ちにEXrライトゲージに交換します●ピンホールを広げてピンが収まる様に修正します●EXライトゲージに交換してセッティングをして行きます 1フレットは高いのでスペーサーをセットして測定して行きます●粗削りの状態でサドルをオイル漬けに交換してロッド調整をして行きます●6E/12Fは3.25mmmまでしか下がりません●1E/12Fは2.50mm有ります●僅かに順ゾリは残ってますが、弦高を上げる原因になるレベルでは無いので ロッド調整はOKです●予定の弦高になる様に、サドルを調整して弦高を確認します 予定通り6E/12Fは2.25mmです●1E/12Fは1.75mmに成りました●1フレットのクリアランスを調整しました●フレットボードの仕上がりです●リペアの完了です🌻K2ギターファクトリー 千葉県八街市 八街 に-67-3 代表 加藤 和久 ☏ O8O-5376-O998 ⁂お車6台分の駐車場をご用意しております
2024年01月31日
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◆Aria F-80 ギターオーナー様は、Untitled-182様です 弾き易い様にセッティングして行きます◆画像から確認して行きます●ボディコンディションは良好ですが、弦が張られてませんのでリペアの難易度レベルは 弦を張ってからの判断となります●ナットの巾【弦接点の長さ】が広過ぎますので整える必要が有ります●フレットを観察しますと、それ程弾かれていた形跡が有りません●ハカランダのブリッジが使われてます◆テスト弦を張ってリペア前の状態を確認します●ネックスケールで測定しますと、順ゾリが凄い事になってましたので、限界手前まで締めて 有りますが、締め込みに対するネックの反応が鈍い様で、調整口を確認する必要が有ります●6E/12Fは3.50mmを超えてます●1E/12Fも3.50mm有ります●サドルには余裕が余り有りません●トラストロッド調整口をバラして組み直して締め込みます●6E/12Fは2.80mmまで下がりましたが順ゾリが凄い事になってます●順ゾリの最大値は、0.60mm有ります。 これでは12Fが2.25mmまで下げても、弾き難さは解消されませんので ネックアイロンで修正する必要が有ります。 アイロンを掛けてネックが素直に修正に応じるかで、リペアに掛かる期間が変わりますので 見通しは明日に見込みが立つと思います◆風邪【コロナ陰性でした】で数日ダウンしてましたので更新が遅れてました●アイロンを掛ける前にネックの状態を確認しようとチューニングをしたところ、 ロッド調整口を組み直しした効果か、アイロンを掛ける必要が無いレベルまで ネックの状態が好転しました【現時点の状態です】 順ゾリの最大値が0.15mmでしたらこのまま行けそうです●フレットの擦り合わせは必要になると思いますが大丈夫そうです●ブリッジセンターで8.0mmの厚みが有ります●フレットボードは225Rです●予定の弦高になるようにブリッジ&サドルを調整しました●弦接点が長すぎますので、全体のシェイプを整えながら整形します●シェイプを整えました この時は気が付きませんでしたが、こうやって画像を確認しますと 一目で3Gと4Dの弦間隔が広過ぎます◆各ポジションの音出しテストをしますと、ローポジ1E〜4Dでバズリ放題です●バズるポジションをマーキングして擦り合わせます●ピンポンと出バズるポジションも擦り合わせます●擦り合わせが済みましたので、フレットを磨いて仕上げます◆改めてナットを確認します●試奏しますと、4弦から3弦に移動するする際に、有るべき所に3弦が有りません 高さに余裕も有りませんのでナットの交換が必要です●オイル漬けのナットに交換しました●1フレットのクリアランスを調整しました●ヘッド周りの仕上がりです●ブリッジ周りの仕上がりです●6E/12Fは2.25mmにセットしました●1E/12Fは1.75mmにセットしました●バズリの微調整も済んだフレットボードの仕上がりです●リペアの完了です 強烈な順ゾリが有りましたが、ベストなセッティングにする事が出来ました 🌻K2ギターファクトリー 千葉県八街市 八街 に-67-3 代表 加藤 和久 ☏ O8O-5376-O998 ⁂お車6台分の駐車場をご用意しております
2024年01月24日
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◆有名ギター弦メーカーの模造品が出回っていると言った噂は聞いて居りましたが ダダリオ社様で確認が取れました【模造品】を入手しましたので、その特徴を お知らせ致します。 ⇩偽物のパッケージです●ダダリオ弦をお使いの方が見ると、何となく違和感を感じるパーッケージです 触った感触は【異常にツルツル】してますので、感触が変で直ぐに判断出来ると思います●パッーケージを開けますと、グルースティックが大量に盛られてます●E5008-BF87-7C5C-961138は、ギターのシリアルナンバーと同じで末尾の【961138】 は、他に使われる事は無く画像では同じナンバーが印刷されてます。 また、ダダリオ社様のサイトでお手持ちの弦の登録も出来るので、真正を確認する事も可能です ネット等で購入される際は、信用出来るショップ様で購入される事をお勧め致します また、この様な模造品を販売しますと、法的な処罰を受ける可能性が有りますので 疑わしいサイトで大量購入後に転売などはしては成らないと行為です 🌻K2ギターファクトリー 千葉県八街市 八街 に-67-3 代表 加藤 和久 ☏ O8O-5376-O998 ⁂お車6台分の駐車場をご用意しております
2024年01月20日
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◆Morris W-13 1970製 ギターオーナー様は、Untitled-182様です 弾き易い様にセッティングして行きます◆画像から確認して行きます●ボディコンディションは良好です●1970年製ですから満54歳です●この頃のロゴは何種類有ったのか?と言う感じです●それ程弾かれていたギターでは無い様です●ネック裏のキズも気に成る様なと事は有りません●バックのクリアの素材は不明ですが、極薄状態で仕上げて有る様です◆リペア前の状態を確認しておきます●1フレットの余裕は殆ど有りません●6E/12Fは3.25mm有ります●1E/12Fは2.60mm有ります🌻1フレットに余裕が有りませんので、ロッド調整で弦高を下げる余裕は残されてません。 リペアを進めて行きますと、ナットの交換が必要になる可能性が有りますが、 ロッド調整でネックがどの様な反応をするかで、工法が変わりますのでまだ確定では有りません●ナットの見た目が宜しく無いのと、溝が深すぎますので全体のシェイプを整えます●フレットとフレットボードをクリーニングします●ビンテージ感が有る様に着色して有ります●ナットの交換をしなくても弾き易いセッティングにする事が出来ました●ブリッジ周りの仕上がりです 牛骨のサドルでしたので高さ調整だけで済みました●6E/12Fは2.25mmの仕上がりです●1E/12Fは1.80mmの仕上がりです◆音出しテストをしますと、3G&6E弦のローポジで共鳴振動が出て来ますので 原因を探します●サウンドホールの補強板に隙間が有ります●ネックブロックのバック側に剥離が有ります●サウンドホール補強板を接着固定します●ネックブロックを接着固定します●内部のトラブルが解消されましたので、弦を張り戻して試奏しますと 今度は3G&4Dのペグが共鳴振動が出て来ます 緩んでいる箇所をバイスで閉めても改善しませんので、ペグを交換する事になりました●ノーブランド品のロトマチックタイプに交換しますと、全ての異音が消えました◆リペアの完了です●ヘッドストックの仕上がりです●フレットボードの仕上がりです●完了直前で判明しましたトラブルをを解消してリペアの完了です🌻K2ギターファクトリー 千葉県八街市 八街 に-67-3 代表 加藤 和久 ☏ O8O-5376-O998 ⁂お車6台分の駐車場をご用意しております
2024年01月10日
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◆StratoCaster◆ボリュームポットの作動不良の原因を調べます●ボリュームポットのアースのハンダが外れてました●ボリームからトーンへ接続する、アースの渡り線が画像の通り外れてます●通常の手順で端子を曲げて、ポットにハンダ付けして正常に作動する事を確認しました🌻K2ギターファクトリー 千葉県八街市 八街 に-67-3 代表 加藤 和久 ☏ O8O-5376-O998 ⁂お車6台分の駐車場をご用意しております
2024年01月10日
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◆Morris F-15 1967製 ギターオーナー様は、Untitled-182様です 弾き易い様にセッティングして行きます◆画像から確認して行きます●無事に到着しておりますのでご安心下さい 萬57歳でボディの状態は良好ですが、弦を緩めずに長期保管されていた事が手放す 原因になったと思われます●1967年製です●ネック内に鉄芯は入ってますが調整口が無く、ロッドで微調整が出来ませんので リペアに時間が掛かると思います●フレットボードで見る限り、弾き込みが半端ないです●大切に扱われていた事が判るギターです●ブリッジの浮きが原因で手放されたのでは無いと思いたいです 外してから再接着するか迷いましたが、中に残った接着剤を除去すればOKです●サドルが・・・クラッシクギター様で、プラスチックの経年劣化でボロボロになってますので 交換が必要です◆リペア開始して行きます●ブリッジを接着しませんと前に進めませんので、先行して接着固定しておきます●隙間が無い事を確認しました●クリアの感触が変なのでコンパウンドを掛けてからリペアして行きます●ロッド調整口が有りませんので、MAX0.55mmの超強烈な順ゾリを修正するには ネックアイロンを掛ける以外の方法が有りません●アイロンを掛けます●更にネックを矯正する治具を使います ネックの戻り具合を確認しながら、スペーサーとクランプを掛ける位置を変えながら 矯正して行きます ロッド調整が出来ない事が、リペアに要する時間が掛かる原因で有ります●弦高を下げる為に全体のシェイプを整えます●ネック角度矯正用の治具を外して確認しますと、何とかなるレベルまで修正出来ましたので セッティングに入る事が出来ます●クラッシクギター用のサドルは、弦高調整用の捨てサドルに使います◆想定外のアクシデントが発生しました◆画像はブリッジを剥がして原因を特定している所です ブリッジを貼り付けるためにトップ材を削り過ぎて、強度が落ちてしまった事が原因です サンディングするなら、クリアラッカーだけ落とせば接着剤の強度は落ちないのですが 1967年製作と言う事でしょうか? ●弦を張ってチューニングしてましたら、ブリッジが嫌な音を出しながら浮き上がって ボディと剥がれて来ます。 先に剥がれたブリッジは接着したはずなのに? 動揺してしまい直ぐに弦を緩めて確認しますと ボディ自体のダメージが有り、ブリッジを貼り付けてもボディ材が指先の位置で裂けてしまって、 裏側からボディ材を補強板で固定しなければならないと結論が出ました。 ●弦ホールの際から強度を上げるために、ブレーシングに届くサイズにエゾ松材で 補強板を切出し接着します●クランプで固定して接着を待ちます●外したブリッジの底面が水平で有りませんでしたので【曲がっている】 パワー技で真っすぐに修正します●ピッタリ収まる事を確認します ●クランプを掛けて固定を待ちます◆ロッド調整口無し&想定外のアクシデントも有り時間を要しましたが、何とかセティング に入る事が出来ました●セットされていたクラッシクギター用のサドルを使って弦高調整して行きます●削り出したエボニーのサドルをセットして弦を張り戻します●チューニングをしますと、6E以外1フレットにベタ付きになりますので 予算を考えて対処します●ナットを外します●既存のサドルの下に0.5mmのメイプル材を貼り付けて対応します メイプル材はオベーションのアダムスでも好結果が出てますので、音質に影響を 与える心配は無いと思います●0.5mm上げれば1フレットのクリアランスが確保出来ます●かさ上げして1フレットのクリアランスを調整しました ●全体のシェイプを整えました●6E/12Fを何とか2.25mmまで下げる事が出来ました●1E/12Fも1.75mmまで下げる事が出来ました●全く手入れされて無かったフレットボードも画像の通り仕上げて有ります●リペアの完了です リペア前の状態から工房が理想とする状態に戻す事が出来ました 補強板を入れて再度張りもしたブリッジも、剥がれる様な事も無く安心して弾く事が出来ます🌻K2ギターファクトリー 千葉県八街市 八街 に-67-3 代表 加藤 和久 ☏ O8O-5376-O998 ⁂お車6台分の駐車場をご用意しております
2024年01月07日
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◆Morris F-15 再生セッティング ギターオーナー様は、Untitled-182様です 弾き易い様にセッティングして行きます◆画像から確認して行きます●無事に到着してます キズ等は問題有りませんが、セッティングには少し悩みそうです●1969年生ですから、今年で満55歳です●チューニングが?と思ったら1E〜3Gが逆巻きされてました●長年に渡って殆ど弾かれて無かった様な感じです◆セッティングの手順を考えながらデータ取りして行きます●1フレットの余裕は少し有ります●6E/12Fが3.50mm有ります●1E/12Fも3.25mm有ります ◆ロッドは締め方向に余裕が有りましたので、弦高を下げられると思ってましたが 予想に反して下がったのは0.25mmです。ロッドの入れ方に問題が有るのか、 ロッドを仕込む溝で引っ掛って反応しないのか不明ですが、ロッドの効きが 宜しく有りません●サドルの出が低いです●ロングサドルタイプですが、溝よりも短く隙間も有りユルユルですから サドルは交換します●ロッドの効きが悪いのでバラシて見ます 組み直してから改めてロッドを締めますと、通常の通りに効くようになりましたので ネック内で引っ掛っていたと思われます●バラシでから改めてロッドを調整しますと、効きが良くなってアイロンを掛ける 必要が無くなりました●弦高を下げるためにブリッジトップを1.0mm削ってから全体を仕上げます●既存のナットの出音よりも、このギターはエボニーサドルの方が相性が良いと判断しましたので エボニーでサドルを削り出します◆差し替えたサドルでセッティングを確認します●1フレットのクリアランスはOKです●6E/12Fは2.30mmです。0.05mmは誤差の範囲で弾き心地に影響は有りません●1E/12Fは1.75mmでOKです●上のフレットに接触するポジションを擦り合わせます●ロッド調整をした直後ですから、様子を見てバズリが出ましたら更に擦り合わせをします●ネックが安定した事が確認できましたので リペアの完了です🌻K2ギターファクトリー 千葉県八街市 八街 に-67-3 代表 加藤 和久 ☏ O8O-5376-O998 ⁂お車6台分の駐車場をご用意しております
2024年01月06日
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◆Yasuma 220 セッティング ギターオーナー様は、KK様です FG110からのカウントで3台目のご依頼を頂きました◆画像から確認して行きます●ボディの状態は良好ですが、クリアにブツブツ感が有ります。 コンパウンドで取除けるレベルと思われます●名機と呼ぶに相応しいギターを残して頂いたYasumaギターが残って無い事は残念です●横からの目視で判る程ネックが変形してます●フレットボードとネックの接着面のクリア塗装のクラックが気に成りますが、 塗装で止まっているのか現状では判断出来ません◆リペア開始して行きます●ロッド調整をしますと●目視で変形していたネックが、画像の通りストレートに近い状態に戻ってます●簡易的に弦高を確認します●ノーテンションで6E/12Fが2.00mmで、更に手を入れる必要が有ります◆内部構造に問題が無いか確認して行きます●ノックテストをしますとペグがカチャカチャ煩いので、外しついでにグリースアップしておきます●見立て通りにトップ側のブレーシングが剥離してました●場所が確定しましたら、即刻接着固定します●ノックテストを続けますと、反響音に違和感を感じますが場所の特定が中々出来ませんでしたが、 Xブレーシングの中央部分に剥離箇所を見つけました●剥離箇所の左右にもタイトボンドを盛って周囲を接着固定します ボディ内部の確認が済みませんと先に進みませんので、この2か所だけで有る事を願ってます●更にノックテストをしますと内部を確認しても該当が見つからず?です 何のことは無くストラップピンが緩んでましたので、増し締めしましたら・・・簡単にビス折れ してしまいました。想定外の不可抗力と思います●折れたビスを抜き取って、ストラップピンの周囲を色の合うサイドバインディングで補修します 師匠のからの教えの【自分で仕事作ってどうするんだ!】は本当に久しぶりです●ピンを戻しますと全く見えませんし、強度的にも全く問題は有りません 更にピックアップジャックを開けれ補修跡は完全に無くなります●ブリッジの浮きを接着固定します●ネックの仕込み角度を確認します●トップ落ちは僅かですから、ネックの元起きは有りません●ボディトップの延長線とフレットボードとネックの境目が一致してます●弦高が高い原因はブリッジ下のボディ隆起で、最大値で5.0mm上がってます これは弦を張ったまま保管した事が原因です。これでも弦を張ったまま保管が正しいのでしょうか?●下処理をしてからボディクランプを使って、弾き易いセッティングに出来る様に 修正して行きます●フレットボードとネックはクリアだけでは無く、剥離してましたので隙間を僅かに広げて タイトボンドを押し込む様に注入します●クランプを掛けて接着固定を待ちます●ブリッジにクラックが入ってますので、弦高調整する時にパテ埋めして修正します●ナットはセメダインの様な接着剤で付けられていた事で、取付部分が凸凹になってます●ナット取付溝を修正しました●ナットが正しくセット出来ている事を確認します◆テスト弦を張ってセティングして行きます●6E/12Fは3.50mm有ります●1E/12Fは2.50mm有ります●サドルを調整する前に、フレットボードのRを確認しておきます●予定の弦高になるように、サドルとブリッジを調整します●12フレット合わせますと、1フレットが低すぎて、0.5mmのクリアランスが取れませんので ナットの交換が必要になりましたが、1日ネックの動きを確認してから判断致します 既存のナットはプラスチック製で、音質からも交換する方が良いと思います●ナットの交換は必須と判断しまして交換しました ビンテージ感を損わない様に選択して有ります●1フレットのクリアランスはOKです●2F&3Fが飛び出してますので、擦り合わせをして有ります●6E/12Fを確認します。2.30mmでOKです●1E/12Fは1.80mmでOKです◆リペアは完了しましたが、数日間はネックが安定している事を確認する必要が有ります●ヘッドストックの仕上がりです●フレットボードの仕上がりです●リペアの完了です🌻K2ギターファクトリー 千葉県八街市 八街 に-67-3 代表 加藤 和久 ☏ O8O-5376-O998 ⁂お車6台分の駐車場をご用意しております
2024年01月05日
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◆Telecaster THINLINE Mahogany●マホガニーボディのシンラインを組み立てて行きます●改めて画像を確認しますと、ボディはソリッドの1枚板でマホをザグル為にトップを 切断して、ザグってから接着した様で木目が一致してます●ピックガードレスでも使えるザグリですが、フロントにシングルピックアップを予定して ますので、手元に有ったピックガードを乗せてみます●シンライン用では無いので、Fフォールに被りブリッジとの隙間が出来ますが ピックガードを付けた方が良い感じです●最初は340番〜400番で仕上げは600番でサンディングして行きます●マホガニー材は砥の粉を使って目止めをします 砥の粉の濃度はこんな感じでOKです●刷毛を使わず、ボディに落としてから綿布で摺り込む様に伸ばして行きます●円を描いたり木目に沿ったりしながら、木目に摺り込んで行きます●綿布はこんな感じになります●摺り込んから全体を木目に沿って磨く様に余分な砥の粉を吹き取ります●砥の粉を拭き取って着色する前のボディです●マホガニーのボディですが、着色にはローズカラーを選びました 1回の着色で木目を生かしたイメージ通りの仕上がりになると思います 着色剤が乾いたらクリアラッカーを極薄で吹いて仕上がりです●着色剤が乾きましたので、ボディを磨いて下塗りは完了です 1週間以上経過してからクリアを吹いて行きます◆ネックの加工をして行きます ●着色材が乗り易い様にサンディングしておきます●手に馴染む様にサンディングします●手の形に合わせますと握った時に実にシックリ来ます●ネックの着色塗料は、アルコールに専用の着色ステインを溶かして作ります アルコールに数滴垂らして濃さを調整します●露出しないネックジョイントの部分に、試験的に塗って濃さを確認してから塗って行きます◆クリアラッカーが吹き終わりました●バフ掛けは来週以降にして行きます●ピックアップ&電装のザグリはノイズ防止塗料を塗っておきます●ネックはデカールを残して仕上がりました●GOTOHペグです●フレットボードにオイルを塗りネックの仕上がりです●つや消しクリア仕上げです●サーキットは組んでませんが、ハードウェアーを取付て見ます 🌻K2ギターファクトリー 千葉県八街市 八街 に-67-3 代表 加藤 和久 ☏ O8O-5376-O998 ⁂お車6台分の駐車場をご用意しております
2023年12月31日
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◆Epiphone Casino ギターオーナー様は、レアギターハンターのYosi様です Mr,John Lennon 仕様にパーツ交換と、ネック折れ跡修復のご依頼です◆画像から確認して行きます●映画 LET IT BE のApple の屋上で弾いていた仕様にして行きます サーキットは生きている事を確認して有ります●iの・が離れているのはレアの様です●ロッドカバーが2点止めもレアの様です●YouTubeで改めて確認しましたらフロントのVノブは黒に交換されてました●カスタムショップ製のアコギで見た記憶が有ります。ショップスタッフの話では ミスマッチと言う事でしたが、このギターを拝見するとそうでは無かった様に思います◆リペア箇所の確認です●ネック折れの接着は正確にされている様ですが、クランプの跡が痛々しいです DIYで使われているCチャンクランプを養生無しで固定していた様です●長めのブランコテールピースでダイヤマークが大きいタイプが使われていた様です 3点止めからの角度が違ってますので、同じ角度に修正してマウントします●メタルタイプの駒からプラスチック製の駒のタイプに交換します◆リペア開始して行きます●テールピースの取付穴位置が微妙に違ってますので、既存の穴を埋めておきます●長いビスが使われてましたので、奥まで届く様に穴を修正してから埋め込んで有ります●ネック折れ跡は浅いのでサンディングでOKですが、クランプ跡は深いのでサンディングだけですと 左右のバランスが悪くなりますので、表面のオイル分を取る程度に軽くサンディングしてから マホガニーパウダーのパテを盛ってからサンディングして整えます●サンディングして着色します●ネック裏に極薄でラッカーが吹かれているため、折部分だけクリア補修しても他の箇所との バランスが取れませんので、ネック裏全体を艶消しクリアを数回吹いて仕上げました●折れ箇所の仕上がりです◆外したハードウェアーを付け戻します●セット角度を修正して有るブランコテールピースを取り付けました●プラスチック製の駒に弦溝を付けてから弦を張り、フレットボードのRに合っているか 確認します●セッティングの様子を確認しするために、弦を張ってチューニングして 弦高を確認します ブリッジを調整して、6E/12Fを2.00mmに合わせ、全てのポジションを確認しますと 1発で決まりました●ヘッドストックの仕上がりです●なんちゃってグロバーでも、チューニングに違和感は有りますが普通出来ます●フレットボードの仕上がりです●リペアの完了です 試奏はYouTubeでアップルビル映像を出して、被せてさせて頂きました🌻K2ギターファクトリー 千葉県八街市 八街 に-67-3 代表 加藤 和久 ☏ O8O-5376-O998 ⁂お車6台分の駐車場をご用意しております
2023年12月30日
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◆GUILD D-40 ギターオーナー様はたく様です 強いコードストロークの演奏スタイルのため、サウンドホールの周囲を保護するために 透明のピックガードを追加する事になりました◆画像から確認して行きます●サウンドホールの6弦側にピックが当たる演奏スタイルです 極薄ラッカー仕上げと、ウェザーチェックが入り始めてますので、ピックに対して クリアの強度が持ちません●ピックが当たる位置よりオーバーサイズで切出します ギルドのイメージでデザインしました●張り付けは両面テープを使って無いタイプです ステージ上では目立ち難いと思います●ピクガードの話をしてましたら、ブリッジの際に剥離が有る事に気が付きまして 接着固定しておきます🌻即日仕上げしましたので、この先の完成画像は有りません。 最低2日間は弦を張らずにお待ちください🌻K2ギターファクトリー 千葉県八街市 八街 に-67-3 代表 加藤 和久 ☏ O8O-5376-O998 ⁂お車6台分の駐車場をご用意しております
2023年12月25日
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◆Pignose PGG-?00 ギターオーナー様はS様です 車に積みっぱなしで何時でも時間が空いた時に、弾ける様にと入手されたそうです モデルナンバーが【100】or【200】なのか見極めるだけの情報を持ってませんので ?00と表記しました◆画像から確認して行きます●リペアのご相談を頂いた際には、トップの塗り替えをご希望されてましたが、 サンバースト仕上げか、黒のベタ塗装でいずれにしても、そこまでコストを掛けますか? サンディングをしてしまったボディを見るとクリアが残ってますので、バフを掛ければ ビンテージに様に仕上がりますよと、画像の電球が写っている部分だけ、テストした所 良い感じでありましたので、バフ掛けで仕上げる事に決まりました●PignoseやZO-3でも良くある、電池ボックスの蓋の破損と9V電池スナップの断線です●工房ストックの電池ボックスが図った様にピッタリでした。 電池スナップは純正品のビニールタイプは使わず、工房では硬いタイプを使ってます◆リペア開始して行きます●全てのパーツを外してバフ掛けの準備をします ブリッジを外すために弦を外しますと、弦の再利用が出来なくなりますので ブリッジを移動させながらバフを掛けます●電池ボックスから電池が抜け難い時は、強力磁石を使いますと簡単に取れます●バフ掛けが済みましたので、全てのハードウェアーを戻します●サンドペーパーで付いた深め、と言っても普通に付くような傷以外は取れましたのでご安心下さい ●電池スナップの配線をハンダで付けますが、黒のマイナス線はポットと繋がってますので 無理に引き出しますと2次災害が発生する可能性が有りますので、赤のプラス線と同じ位置で 接続しました。◆セッティングして行きます●1フレットのクリアランスに注意しながらロッド調整をします●ブリッジ駒をバランス良くなるように調整します●6E/12Fは、1.90mmにセットして有ります●1E/12Fは1.70mmにセットしました●全てのポジションのバズリを確認しますと、6フレットの中央が浮いてましたので フレットセッターで打込んでおきます●フレットボードの仕上がりです●リペアの完了です 🌻K2ギターファクトリー 千葉県八街市 八街 に-67-3 代表 加藤 和久 ☏ O8O-5376-O998 ⁂お車6台分の駐車場をご用意しておりま
2023年12月17日
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◆Telecaster タイプ ギターオーナー様は、Ms様です Ms様は何時も凄いギターの入手の達人で、今回も入手先をお聞きしましたが 今後の事を考えて非公開と致します。 ◆画像から確認して行きます●ボディから金属パーツまでレリック加工が施されてます 塗装のレリック加工はセンスが無いと【ワザとらしく】なってしまいます●F社製では有りません●アッシュ材の様ですがレスポール級の重量です、ここまで重いか?の印象です●ペグは新品をこんな感じに仕上げて有ります◆リペア開始して行きます●フェンダー系のRのキツイフレットボードの宿命でもある、1E弦をチョーキングした時に 3G弦の位置でフレットに接触してバズるポジションが有るのと、1E弦のハイポジでも バズるポイントが有りますので、弦高を調整してからバズリを解消して行きます◆リペア開始して行きます●チューニングしようとシールドを差し込むと、簡単にジャックから抜けてしまいますので 確認しますと●ホット側に接触してるだけですので、これでは簡単に抜けてしまいます 内外から抜け難い様に六角ナットの位置を調整して有ります●擦り合わせが必要なポジションを改めて確認してから、専用治具で擦り合わせて行きます 擦り合わせ~試奏確認を繰り返して必要最小限度で済む様にします●擦り合わせが済みましたので、フレットクラウンを修復しますので マスキングをします●クラウン修復してフレットを磨きます●試奏をして弦全体の高さを1E&6E以外は、弾いた感覚で高さ調整します●全弦のバランスが取れている事を確認してから、1フレットのクリアランスを確認します●6E/12Fはエレキギターでは標準の、2.00mmにセットしました●1E/12Fは1.50mmにセットします●メイプルネックでロッド調整をしてますので、ロッド調整に対してネックの動きが安定した 事を確認してからのお渡しになりますので数日お待ち下さい●最終確認をしますと、1E&3Gの解放弦のサスティーンに違和感が有りましたので ナット溝の微調整とナット自体の整形が今一でしたので、上面を削り正しい形状に修正します●整形しますと真新しくなってしまいますので、レリック感を出すために着色材でビンテージ風に 仕上げて有ります●ネック裏のサンディングされている部分は、メイプル材が全く保護されてませんでしたので、 オイル系の着色剤を摺り込んでから、オイルで磨き上げて有ります。 材が剥きだしですと湿気を吸いこんでしまう事と、手からの汚れがもろに付いて 弾いて行くうちに凄い事になるからです。●フレットボードの仕上がりです●リペアが完了しました🌻K2ギターファクトリー 千葉県八街市 八街 に-67-3 代表 加藤 和久 ☏ O8O-5376-O998 ⁂お車6台分の駐車場をご用意しております
2023年12月17日
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◆YAMAHA FG180 赤ラベル ギターオーナー様はTaka様です。三重県在住ですが神奈川県に出張中に工房に お越し頂きました。お帰りになる予定の23日にお渡し出来る様に仕上げて参ります 特に大きな問題を抱えている事は有りませんが、ビンテージギターのあるあるを 解消して弾き易くセッティングして行きます◆画像から確認して行きます ●全体のコンディションは良好です●ペグは交換する事になりました●ネック裏の状態からもそれ程弾かれて無かった様に見えます◆リペア開始して行きます●ジャック取付用の12径の穴を開けました●フレットボードが350Rで有る事を確認します●微妙に弾き難い原因はこの通りで、350Rに対してサドルのシェイプが全く合ってません●予定の弦高になるようにオリジナルのサドルを調整しました●FGカラーラベルシリーズ【ライトグリーン〜黒ラベルまで】と相性が良いと判断している エボニーのサドルも削り出しました●ブリッジのピンホールの調整と面取りをして蜜蝋で仕上げます●FG180のナット巾は44.0mmはずだったのですが、測定しますと45.0mm有りました ビンテージギターの誤差と言う事で不問と言う事にします●ルーラーで確認しますと?です。辛うじて43.00mmのナット巾で溝切したのかな? と言った感じです●ナットは無漂白の水牛骨オイル漬けに交換しますので、既存のナットを外してマウント位置の 垂直水平を出しておきます●ナットの収まりを確認します●6E側を基準にカットしたナットに墨線を入れます●左側の6Eを基準に弦溝を入れます 1E側には余裕を持たせて有ります●粗削りのナットです●ナットを仕上げて行きます●1フレットのクリアランスを調整します●弦高を確認します 6E/12Fは、予定通りの2.25mmです●1E/12Fも1.75mmで予定通りです●ナット全体のシェイプを整えます●ご指定のペグが入荷しましたので交換します ネジ穴の位置とブッシュの径が微妙に合いません●ネジ穴を埋木して、緩いブッシュは将来ペグを交換する事を考えて接着剤は使わず マスキングテープを巻いて取付て有ります●ペグの交換が済みました●ブリッジの剥がれは進行してませんので、隙間にタイトボンドにローズウッドの粉末を混ぜて パテを作り、隙間に充填してクランプで固定します◆セッティングの確認をします●1フレットのクリアランスOKです●6E/12Fは、2.25mmで予定通りです●1E/12Fも1.75mmで予定通りです●フレットボードの仕上がりです●リペアの完了です🌻予定通り22日にお渡し出来る様に仕上げて有ります🌻K2ギターファクトリー 千葉県八街市 八街 に-67-3 代表 加藤 和久 ☏ O8O-5376-O998 ⁂お車6台分の駐車場をご用意しております
2023年12月17日
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