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2023年11月25日発行
の本です。
「なるようになる。本当に、そう思っています。人生、なるようにしかならない。そうもいえますが、それでは、なんか諦めたような感じになってしまう。なるようになる、はゆるいかんじですね。」(P12) まあ、こういう 語り始め です。子供の頃の 戦争時代の回想 から、 愛猫まる の話までのんびり読ませていただいて楽しい本です。
で、このあと、僕自身、理系なのに物理学は難しいと思っていた。それはなぜか。聞くほうに知りたいモチベーションがないと、専門外の話はなかなかわからないからです。これを脳内の入出力の計算式にして示しました。視覚、聴覚など五感から脳に入力される情報などをx、これへの反応、うなずいたり、無視したりする出力をyとしたい一次方程式です。y=ax係数aは好き嫌い、興味関心などのバイアス(偏り)で、係数が0、つまり無関心だと何を入力しても出力はない。無反応です。一方で、相手への好意や関心が高いとaの数値が大きくなり共感、理解が進むけれど、aが無限大になると、ある情報だけを絶対視する狂信的原理主義になりかねず、とても危ない。(P131)
かつて 「バカの壁」 で話された話に戻って、 人間の側の変化 が話題になります。情報は、もちろん多様ですが、それを受け取る 主体の係数aの変化 への着目ですね。情報は日々刻々変化し続け、それを受け止める人間の方は変化しない、と思われがちです。実はあべこべの話です。
「アッ!」 って思いました。 壁 を作るのは、人それぞれの 係数a ですね。 養老さん が提示した方程式においては 定数 なのですが実は、これって、 変数 なんですね。
人って変わるんです! かつて、 「バカの壁」 を読んで、 20年 です。 「壁」 の存在について 「わかったつもり」 の aの定数化、固定化、 あるいは、 極大・極小化 の日々です。
振り返ればトホホです。
キョロキョロしながら徘徊する元気 かな? まあ、そういう感想です。久しぶりの 養老先生 、面白かったですよ。
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