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2026.08.16
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 新城毅彦「あの星が降る丘で、君とまた出会いたい。」キノシネマ神戸国際 この映画 が 2023年 に話題になったらしい 「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」 の 完結編 だなんてことはまったく知らないで見ました。もちろん、 前作 も見ていません。結果、 不思議な というか、 困惑の というか、いつもはあまりしたことのない 映画体験 をすることになりました。
 見たのは 新城毅彦 という 知らない監督 の 「あの星が降る丘で、君とまた出会いたい。」 という作品です。
 特攻隊で死んだ青年のことを、一面の百合の野原で思い出している女性、いかにも制服という姿の女子高生が映し出されるシーンから始まりました。
 でも、ボクの目には変なんですね。 戦闘機と兵士は80年前 のようなんですけど、 少女は最近の女子高生 なんですよね。で、彼女の、今の生活が映し出されはじめると、​
まんま、現代! ????
 おそらく、 「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」 という前作を知っていれば、この困惑は緩和されるのでしょうが、目の前にいる 主人公の百合さん (福原遥さん) が、まあ、どういう方法というか、どういう事情でそうなったかはともかく、 80年前の、あの時代にタイムスリップした経験者 であるということが前提のお話だということに気づくまで、​
ただひたすら????でしたね(笑)。
 ボクのように、初めて、何も知らずにご覧になられると、​とりあえず、
なんなん、これ?どうなってるの?
​なんですけど、 藤谷千代さん役 の 倍賞千恵子さん が登場なさるあたりから、何となくわかり始めて、結果的には、 胸打つお話 になっていくんですよね。
 正直、 福原遥さん とか 細田佳央太君 の 高校教員ぶり にはちょっと引きましたけど、若い人たちが作る 「いいお話」 であることに異存はありません。 拍手! でした(笑)。
原作 を書いていらっしゃるらしい 汐見夏衛 という方の作品に興味を持ちましたね。 高校の教員 をなさっている方らしいです。
 映画の中で ニーチェの言葉 を引いて、生徒に語り掛けるシーンがありました。​
 世界にはきみ以外には誰も歩むことのできない唯一の道がある。その道はどこに行き着くのか、と問うてはならない。ひたすら進め。
 という、まあ、 有名なことば なんですけど、それを 教員 である 百合さん が生徒たちに語り掛けるんですね。現代の高校生に戦争を伝えることを思い付いた百合さんと涼君の共同企画の授業なのですが、その授業で 80年前に特攻隊員として死んでいった兵士たちの手紙 を、 生徒、一人一人に音読させるシーン が、まずよかったんですね。肝は「 音読」 ですね。今の高校生がたどたどしく読んでいく 「声の響き」 が、何かを変えていくシーンです。​
「そうか、この方法があったかもな!」
​ 数十年、その現場で暮らした元教員の記憶を揺さぶるシーンでした。
 で、 ニーチェのことば を引用して、 百合さん 自身にとって​
「どうしても!」
​の思いを伝えるシーンへと続くのですが、 拍手! でした。これが出来たら、 教員という仕事 をやっていてうれしいでしょうね。
 まあ、そういう感想もあって、 原作者 に興味を持ちました。きっと、まっすぐな人なんじゃないでしょうか。
 で、もう一つ、余談もいいとこなんですけど、この映画には 百合ちゃんのお母さん役 で 中嶋朋子さん が登場するんです。彼女の姿を久しぶりに見て、ドキドキしました。もう、 40年以上昔のテレビドラマ 「北の国から」 で 蛍ちゃん だった 彼女 が大好きでした。今、 55歳 なんだそうです。お元気な姿を拝見して、 拍手!拍手! でした(笑)。
監督 新城毅彦
原作 汐見夏衛
脚本 山浦雅大
撮影 西岡章
編集 小野寺拓也
音楽 日向萌
主題歌 福山雅治
キャスト
福原遥(加納百合)
中嶋朋子(百合の母)
細田佳央太(宮原涼)
出口夏希(藤谷千代 昔)
倍賞千恵子(藤谷千代 今)
豊嶋花(鮎川紗良 高校生)
井之脇海(藤谷林吉 千代の夫)
石丸智志(伊藤健太郎)
水上恒司
上川周作
小野塚勇人
松坂慶子
2026年・128分・G・日本 松竹
2026・08・14・no149・キノシネマ神戸国際no68




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最終更新日  2026.08.17 22:50:57
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