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Mar 29, 2019

今回の英雄たちの選択のお題は悲劇のキリシタン細川ガラシャ。
明智光秀の娘で本能寺の変を機に波乱の人生を送った彼女に焦点を当てる。
信長の斡旋で細川忠興の妻となった珠子だが、本能寺の変が起こったため逆心の娘として扱われるようになる。忠興は玉子と離縁せず、丹後の味土野に幽閉されてしまう。のちに秀吉の勧めで忠興と復縁し、大坂に住むことになるが忠興は玉子を屋敷に閉じ込めて監視していた。忠興は嫉妬深い一面があり、玉子に見とれた庭師を手打ちにし、玉子の着物で刀に付いた血を拭ったが玉子がずっとその着物を着続けた・・・って話は紹介されず。ただ、秀吉に呼ばれたとき秀吉に対して覚悟のほどを見せたという話は取り上げられた。
　のちにキリシタンとなり、ガラシャ（ラテン語で「神の恩寵」って意味）と名乗るようになった玉子だったが伴天連追放令が出た後に改宗したため、忠興は侍女の鼻と耳をそいで玉子に改宗を迫ったこともあったため宣教師に「夫と別れたい」と漏らした・・・って話はなし。
　関ケ原の前哨戦ででは・・・忠興は会津攻めに参加しており、万一のことがあれば家臣に妻を殺せと命じていた。で、石田三成が東軍参加を表明した大名の妻を人質に取ろうとして細川屋敷を囲んだが、ガラシャは家臣に自らを殺させた。（自害はキリシタンには御法度だったため（自殺したら天国に行けないという教義がある）

・玉子＝ガラシャに関する資料は少なく、どういう人物だったかは少ししかわからないってのは初耳状態。戦国時代の女性は本名がわからない人も多く、どういう人物だったかわからないってことがザラだったしね。
　ガラシャはキリスト教を知る前は幽閉生活を送っていたこともあったので心理学の先生がその時の状態はどんなのだったかを分析してるのだが、山奥に幽閉されては心は貧しくなるし、お付きもそんなにいなかったというから精神的なダメージを負ってるってのは間違いないだろうなぁ
今回は専門家の分析部分が面白かった。

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