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稲葉忍

稲葉忍

Jul 12, 2022
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今回のお題は佐野元春「VISITORS」。

1984年5/21日にEpicソニーからリリースされた4枚目(オリコン最高1位、年間24位)。
前年1983年4/21にベスト盤「No Damage-14のありふれたチャイム達-」をリリース後、同年5月に1年間のNY滞在を経てリリースされた。
 当時のNYの文化に影響を受けた受けた歌詞、サウンドが特徴で佐野は表現するにあたり、NYでの自分の立場を「訪問者(=VISITORS)」としており、「それはいつまでも変わりません。訪問者であるが故にこの街の様子を客観的に眺めることができるという良い点もあります。」語っている・
 話題作となった一方、日本では当時浸透していないラップ・ヒップホップが楽曲に盛り込まれた上、佐野の歌唱法も変わったこと、前作のナイアガラ系のサウンドから一変したことでリスナーの間で賛否両論が巻き起こった。
 2004年2/25日に20周年エディション、2014年10/29日にデラックスEDITION(CD(BS2)x3枚+DVD+写真集のセット)、2019年8/29にLPが再発。

<曲目>

02(A-2). TONIGHT
03(A-3). WILD ON THE STREET
04(A-4). SUNDAY MORNING BLUE
05(B-1). VISITORS
06(B-2). SHAME ―君を汚したのは誰
07(B-3). COME SHINING
08(B-4). NEW AGE

*対応サブスク:Apple・Spotify(20周年、DXEDITIONの音源も聞ける)

#1は邦楽で初めてヒップホップ、ラップを取り入れたナンバーと言われている。同時期に吉幾三が「俺ら東京さ行ぐだ」を発表しており、TVなどでは「 COMPLICATION SHAKEDOWN」よりも「俺ら~」の方がヒップホップ・ラップを取り入れたナンバーの先駆けとして取り扱われている。このような扱いをされるのは佐野元春が一般受けしないから?

#2はリードシングルとしてリリースされ、#1同様EPと12インチの2形態でリリースされ、邦楽で12インチが一般化するきっかけになった。
曲自体は前作「SOMEDAY」の路線を継いでいるナンバー。
#3パッカーションの音からスタート。ホーンセクションも交えてるが、80年代洋邦のシーンで取り上げられていたファンクの要素たっぷり。
#4はNYの風景が見えるがジョン・レノン殺害がテーマ。メロディに「イマジン」っぽい箇所が。
歌詞の「サンディペーパー」はニューヨーク・タイムズの日曜版、「四文字言葉」は「Four letter words」のことで、ファックを意味している。
#5の歌詞はタイトルのように街の風景を第3者の視点で見ている風。都市住まいの人々の描写がリアル。
#6は歌詞にある通り「怒り」をテーマにした楽曲。#4同様メロディに「イマジン」っぽい所が。
#7もファンクの要素があり、NYの風景が見える
#8は本作リリースから半年後にシングルカットされた。NYのスラムが見えてきそう。

「SOMEDAY」「ガラスのジェネレーション」「Young Bloods」などの代表曲は知っていたが、本作の曲はこれらと比べるとカラーが異なるのでちょっと面食らうかも?


VISITORS(Blu-spec CD2) [ 佐野元春 ]





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最終更新日  Jul 19, 2022 03:13:02 PM
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