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2006/08/11
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『CRONOUS』~眠らない大陸の物語~


「ず、ずいぶんな言われようですね…面と向かってここまで言われたのは初めてですよ…」

仮面の男はそう言って、落として割れた湯飲みを拾い集める

「で、何の用?」

悲魔は表情も変えずにそう言う

「申し送れました…私達はマッドピエロというギルドでして…私はギルドマスターのMr.マギックと申します…」

仮面の男はそう言ってアイナに割れた湯飲みを渡す

「Mr.マギック…って、名前もインチキ臭いな…」



「そのマッドピエロさんがうちに何の用?」

やはり悲魔は表情も変えずにそう言う

「では…本題に入りましょう…挑戦です…我々はSSDと勝負をしたいんです。無論ギルドの看板を賭けて…」

マギックはそう言った

「ふーん…受ける理由は無いけどね…うちもそれほど暇じゃないし…」

悲魔はあっさりとそう言った

「たぶんそう言うと思いましたよ…我々は構いませんよ…SSDは我々の挑戦を断って逃げたチキンギルドだと…そう言うだけですがね」

マギックは挑発するようにそう言う

「人が下手に出てれば言いたい事を…なんなら、今ここで全員二度とそんな口が聞けないようにしてやってもいいよ…」

悲魔はそう言ってニヤッと笑い身構える

「まぁまぁ…そう熱くならずに…売り言葉に買い言葉ですよ…我々もそんな卑怯な手は使いたくないんでね…それに、あなた方のギルドは他からも信頼が厚い…我々がそう言い回ったとこで効果も期待できないですしね…ククク」



「とにかく、看板を賭けたとこで…うちはそっちの看板なんていらないしね…」

悲魔はそう言う

「そうですね…では、負けた方がすべての財産を譲渡する…というのはいかがですか?ちなみに我々ギルドの財産は60G…メンバー個人の装備品、成長武器や魂も入れれば100は軽く超えます」

マギックはそう言った

「100超え?…悪いがうちにはそんなに財産ないよ?」



「あるじゃないですか…あなた方にはこれが…」

そう言ってマギックはアジトを指差す

「アジトか…確かにこれも財産だが…偉くでかい話だな…そうなれば俺の一存じゃ決められないね…」

悲魔はそう言う

「いいですよ…返事は待ちます…ただしルールをすべて聞いて頂いてからですが」

マギックがそう答える

「ルール?」

悲魔がそう聞く

「我々も戦う以上…フェアに行きたいですからね…最低限の提案はします」

マギックがそう言う

「なるほどね…じゃあ聞くだけ聞きましょう」

悲魔がそう答える

「まず…勝負は団体では無く1対1の1本勝負で…戦うのは我々の新人ハイネくんと…そちらの新人さんです…ハイネ!こっちに…」

マギックがそう言ってハイネを呼ぶ
団体の中から1人の男が出てきてケープを脱ぐ

「それが新人?」

悲魔がハイネと呼ばれた男を指差して聞く
ハイネの装備は初級者そのものである

「まぁ…そちらは女性のようですし…最低限のハンデキャップですよ」

マギックはそう言う

「なるほどね…で戦い方やルールは?まさか死ぬまで勝負…なんて事はないでしょ?いくらギルドのメンバーといっても…看板守らせるために無茶はさせられないからね…」

悲魔がそう言う

「無論です…勝負の方法はコレです」

マギックはそう言って懐から本を取り出す

「サモンブック?」

悲魔が本を見てそう聞く

「イエス!…ただし出てくるのはアンテクラです♪コレをお互い召喚し…先に20冊消した方が勝ち…簡単でしょ?」

マギックがそう言う

「簡単でしょ?って…アンテクラだろ?ちと無茶だろ…」

悲魔がそう言う

「ですからお互い2人まで支援者を付けます…ただし許されるのは戦う者にかかる支援のみ…そして手出しは一切禁止…また、公平にするために上位スキルも一切禁止…本人が使えるスキルはすべて認める…そんな感じでしょうか?」

マギックがそう説明する

「ほぅ…」

悲魔は考えながらそうつぶやく

「付け加えて…アドバイス等は一切禁止しルール違反があればペナルティーとして違反したチームに1冊召喚本が移動する…つまり違反していない方が1冊減り…違反した方が1冊増えるわけです…」

マギックはそう付け加える

「考えたもんだね…」

悲魔はそうつぶやく

「日時は承諾から1週間後の昼の正午…場所は…そうですね、ターラにしましょうか…」

マギックはそう言った

「時間をくれるのはいいが…ターラか…通常いるモンスターはどうするの?」

悲魔がそう聞く

「では…戦う者のガードとして1人だけ目標以外の雑魚を倒す人を許可しましょう…」

マギックがそう答える

「応援はしてもええの?」

横で聞いてたジャルデウがそう質問する

「応援くらいはいいでしょう…ただしアドバイスと思われる発言には厳しく対応します…」

マギックがジャルデウにそう答える

「しばけー!どつけー!いてこませー!…とかはあかんの?」

ジャルデウがさらにそう聞く

「微妙ですが…細かく決めるのもめんどくさいんで禁止にしましょう…まぁ、がんばれくらいはいいですが…そんな感じです」

マギックがそう答える

「それやったら口きかん方がええやん…」

ジャルデウはそうつぶやく

「では、明日…返事を聞きにまいりますので…」

マギック達はそう言って振り向いて歩き出す…しかし

「あ!重要な事を言い忘れました…支援者ですが…本日この時間以降にメンバーに入った者は一切認めませんので…」

マギックは振り向き、ジャルデウと焔を見てそう言った
そしてまた歩き出す…

「なるほどね…うちに支援型のメンバーが居ないのを調べてるか…」

悲魔はそうつぶやく

「それに…あのハイネだっけ?…おそらく装備がショボイが偽装だろ…一週間の猶予を与るのも…おそらくその対策だろうね…」

焔がそう言う

「それなら条件は一緒じゃないの?時間は平等にあるわけだし…」

悲魔がそう言う

「違うな…一週間で追いつけないレベルなのよおそらく」

焔がそう言い返した

「じゃあ…うちが不利って事か…だよな、そうでなければそんな話持ち込まないか…」

悲魔はそう言ってアイナをチラッと見る

「せやね…向こうはこっちの手の内はわかっとるようやし…」

ジャルデウもそう言ってアイナを見る

「デッドリーを使えるのは確認済みだが…包丁だしな…接近戦は必至…相手はアンテクラだしな…」

悲魔はそう言って焔を見る

「まぁ…勝率は80%ってとこか?」

焔はそう答える…

「80%?どっちが?」

悲魔がそう聞く

「無論、SSDが勝つ確立っしょ」

焔はタバコに火をつけながらそう答える

「どこをどう計算すればそうなるのよ…」

悲魔は少しあきれたようにそう言う
その時、アルテミスとモネが帰ってくる

「なになに?みんな集まって何の話? ^^」

アルテミスがそう言って会話に入ってくる
悲魔は今までの事情を説明する…

「うは…まずいじゃん…やっぱり引き止めるべきだったか…」

アルテミスが苦笑いそう言う

「引き止めるって誰を?」

悲魔がそう聞き返す

「うん、さっきアルさんと戻ってきた時にゲートでケンさんとシュウさんとリュウさんが…旅立ったんで…あと流星さんも…」

モネがそう答える

「え?マヂで?」

悲魔はそう聞き返す

「うん、ケンさんとシュウさんは…人生に疲れたって…たぶんナクサスの彼女の件じゃない?相当入れ込んでたみたいだし…リュウさんは例によってニライさんのの目撃情報が入ったって…」

モネがそう答える…

「流星は?」

悲魔がそう聞く

「流星は…仕事が入ったって…一応よその大陸では賞金稼ぎだからね^^;」

アルテミスがそう答える

「本気でメンバーギリギリじゃん…」

悲魔はそうつぶやく

「勝率…65%か…」

焔はタバコの煙を吐きながらそう言う

「だから…どこにその根拠があるのさ…」

悲魔はため息をつきながらそうつっこむ

「となると…支援が問題か…」

焔がそう言う

「うん、今のメンバーだと…俺と藁さん、アルとモネ…か…流星だけでも居てくれたらオーライなんだけどな…」

悲魔がそうつぶやく

「せやな…まず支援にモネは必須やろ…でもガードを先に決めんとあかんか…」

ジャルデウも悩みながらそうつぶやく

「私がガードに回ろうか?脚なら自信あるし…私の支援ってオーラだけでしょ?オーラならアイナちゃんも使えるしね♪」

アルテミスがそう言う

「それはダメだな…彼女には極力戦闘に専念させたいから…例えオーラだけでも支援に入った方がいいだろ」

焔がそう言う

「手詰まりか…メンバーが薄いのを知った上での提案…向こうの作戦か…」

悲魔は腕組みをしてそう言う

「となると…藁さんか悲魔さんのどっちかがガードって事ね…」

アルテミスは悲魔を見てそう言う

「クイック使ってもカバーしきれるかどうか…今回は『絶対』を要求されるからね…」

悲魔がそう言う

「雑魚でも束になれば厄介か」

焔はそうつぶやく

「やっぱり俺がガードに入るのがベストだね」

悲魔はしばらく考えてからそう言う

「決まったな…本を投げ込むのは藁さん、支援はモネとアル…んでガードは悲魔ちゃん…と…で、現状の勝率は85%」

焔が自信ありげにそう言ってタバコに火をつける

「だから…その勝率の根拠は何だよ…」

悲魔がそう言う

「まず…相手がアイナちゃんよりちょっと上手として…マナクラッシュのかなりの使い手と仮定すれば…デッドリーを使えば五分五分…たとえショックを使えたとしてもそんなには差は無いだろ」

焔がそう説明する

「せやね…」

ジャルデウがあいづちをうつ

「一緒に戦うわけじゃないから支援者は支援に専念できるから…支援さえ切らさなければ回復とホリアマ、ライフアップ、ミラーディフェンス、エンカ、オーラでじゅうぶん…マナポとヘイストはアイナちゃんだから…5%マイナス、後の10%はとんでもない事態が起こった時…かな?」

焔はタバコの煙を吐きながらそう言った

「たしかに…現状のメンバーではそれしかできないからね…」

悲魔がそうつぶやく

「そう言うこと…藁さんにはやってもらいたい事があるしね」

焔はそう言ってタバコの火を足で消す

「そこまで言うなら…信じるか…」

悲魔はそう言ったが少し不安そうである

「じゃあ…明日から特訓だね♪」

アルテミスがアイナを見てそう言う

「あはは…」

アイナは不安そうにそう笑う

「いや…アイナちゃんは明日から俺とジャルちゃんが預かる…ちょっと秘策があってね…うまくいけば勝率は95%」

焔はそう言って笑う
ジャルデウも横でうなずく

「秘策…か…焔はともかくジャルさんが一緒なら安心か…」

悲魔はそうつぶやく

「信用無いのね…俺…」

焔はそうつぶやく

こうして…マッドピエロからの挑戦を受ける事になったSSDだが…
焔のいう秘策とは…どんな特訓をするのか…
アイナの肩にギルドの運命がのしかかる

…『To Be Continued♪』





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Last updated  2006/08/11 05:55:24 PM
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