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2006/08/12
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『CRONOUS』~眠らない大陸の物語~


東の空がうっすらと明るくなりかけた早朝…アイナは街のゲートに来ていた

「ふぅわぁぁぁ~~~…眠い…」

アイナは大きくあくびをする
そこにジャルデウと焔がやってくる

「お!おはよーさん♪ちゃんと起きれたみたいやね」

ジャルデウが眠そうにぼーっと立ってるアイナにそう言う

「おはようございます…こんな早くから特訓ですかぁ?」



「あぁ…特訓はまだなんだけど…移動するのに人目に付くとまずいんでね」

焔はそう言う

「へぇ~」

アイナはそう言ったものの意味をほとんど理解していない

「ほな行きますか…」

ジャルデウは大きな荷物を担ぎそう言う

「だね…ほんじゃ、じじいちょいと頼むわ」

マエルはうなずいていつものように呪文を唱える…
アイナたちは光に包まれる
そして光がおさまる

「え?ここはどこ?」


驚くのは無理もない先ほどと景色が変わっていないのである

「ここは、ヒドゥンビレッジ…ある魔物が封印されてる呪われた大地さ」

焔がそう言ってタバコに火をつける

「ある魔物?」

アイナが周りを見渡しながらそう聞く



焔はタバコをふかしながらその場に座り込んでそう言う

「せやね、ここは許可が無ければ立ち入れないんでね…人知れず特訓するには好都合ってわけ…」

ジャルデウもその場に座り込みそう言いながらごそごそと荷物をあさる

「で…ここで何するの?封印されてるならモンスターは居ないんでしょ?」

アイナも座り込んでそう聞く

「いや…とんでもなく強いのがうようよしてる」

焔は笑いながらそう言う

「え? ^^;」

アイナは嫌な顔をしてそう言う

「これからアイナさんがここでやる事は…こいつを背負って逃げ回るww」

ジャルデウも笑いながらそう言って黄金色に輝く甲羅を取り出す

「金色…しかも、この百ってなに?^^;」

アイナがその甲羅を見てそうつぶやく

「ちょっと値が張ったけどね…まぁペンキ代だけやけどwwごっつ重いでぇwww」

ジャルデウはそう言ってアイナに甲羅を渡す
恐ろしい重さがアイナの両腕を襲う

「こ、コレは無理だよ…」

アイナがそうつぶやく
ジャルデウと焔はただ笑う

「ジャルちゃんどれくらいかかりそう?」

焔がそうジャルデウに聞く

「せやな…コレやったらまともに逃げるんは3日はかかるんちゃう?」

ジャルデウがそう答える

「そっか…それじゃあ俺はちっと出かけてくるわ…」

焔はそう言っていつものように羽織をひるがえして消える

「ほな…もうちっと休んだらはじめますか♪」

ジャルデウはそうアイナに言う
とりあえずアイナはうなずく
そしてアイナは荷物の中からおにぎりを取り出しジャルデウに渡す

「お!朝食ね♪」

ジャルデウはそう言っておにぎりを受け取る

「せや、忘れとった…ここにおるんは今度戦うアンテクラの凶悪な奴やねん…そいつに慣れたら今度の奴なん怖くなくなるよ」

ジャルデウがおにぎりを食べながらそう言う
アイナはそれを聞いて手に持ったおにぎりを落としそうになる

「死んじゃわない?そんなの」

アイナは苦笑いでそう聞く

「まともに喰らえば一撃だろうね…最初は街の入り口まで俺が1匹づつ連れてくるわ…やばかったら逃げたらええね」

ジャルデウはあっさりそう言う

「あ、あは…あはは…^^;」

アイナはとりあえずそう笑う
そして日が昇り辺りが明るくなった頃
ジャルデウとアイナは街の外に出る

「ほな、その辺で待っとて♪」

ジャルデウはそう言ってアイナの元を離れた

「へ~…ホントに何もかもそっくりなんだ…」

アイナはそう言いながら辺りを見渡した

「お待たせ♪ほな気張って逃げれ♪」

ジャルデウはアイナにそう言う
アイナはジャルデウの方を見て動きが止まる

「こ、コレがアンテクラ? ^^;」

アイナがそう言う

「はよ逃げんと間合いをつめられるで♪」

ジャルデウにそう言われアイナは我に返る
しかし逃げようにもさっき渡された金色の甲羅が重過ぎて思うように走れない
アンテクラの斧がアイナを襲う
アイナはギリギリのとこでそれをかわす
ちょっとずつ移動しつつアンテクラの攻撃をかわす
どのくらい続けただろうか一瞬アイナに隙ができる
アンテクラはそれを見逃さなかった
アンテクラの斧が振り下ろされる
完全に回避のできるタイミングで無い事がわかったアイナは
包丁を交差させて斧を受け止める
しかしアンテクラの斧の方が威力があり
アイナは数メートル弾き飛ばされる…

「おわり~♪」

ジャルデウはそう言うと
アンテクラとアイナの間に割って入り
アンテクラを簡単に退治する
そしてアイナの元に走り寄って手をつかんで引き起こす
とりあえずアイナを安全な場所へ誘導して包丁渡す

「どやった?」

ジャルデウは笑いながらそうアイナに聞く

「うみゅう…怖かった…」

アイナは半ベソでそう答える

「図体の割にあいつは動きが早いねん…相手をもうちっと見んとあかんなぁ」

ジャルデウがそう言う

「よく見るって言われてもね…^^;」

アイナは苦笑いでそうつぶやく

「それに…今のアイナさんじゃ…あいつの攻撃を受け流すのは無理やから…さっき見たく間合いを詰められたらOUT!」

ジャルデウはそう言って親指を立てて下に向ける
アイナはとりあえずうなずく

「ほな、落ち着いたらもう1度挑戦するよ」

ジャルデウはアイナの頭をポンポンと撫でながらそう言う
しばらくの休憩後…もう1度挑戦する

「相手の動きをよく見る…相手の動きを…よく…無理~~~~!」

アイナはそう叫びながら逃げ回る

「ま、最初からは無理でしょ…www」

ジャルデウはそう笑いながら言う


『SSDのアジト』

「そっか…いないか…ありがと」

悲魔がそう言ってチャットをしまう

「ターラにもいなかったんだ…」

モネがそう言う

「うん…」

悲魔はそう答える

「ジャルさん達…どこで特訓してるんだろ…間違いなくアンテの居るとこだと思ったけどなぁ」

モネが空を見ながらそう言う

「チャクラか…カイヌか…マエルはぜったに教えてくれないしな」

悲魔がそうつぶやく

「ジャルさんたちが一緒なら間違いないと思うけど…負けたらここを出てくんだよね?」

モネがそう悲魔に聞く

「そうなるね…」

悲魔はアジトを見ながらそう答える

「けっこう古い建物だけど…愛着が出てきて離れたくないな…ここ」

モネもアジトを見つめてそう言う

「だね…」

悲魔はそう答える


『ヒドゥンビレッジ』

「ほんじゃ5回目いくよ~♪」

ジャルデウがそう言い
アイナは安全なエリアを飛び出す
アイナに気が付いたアンテクラはアイナに向かって来る
アイナはアンテクラの動きを見ながら移動する

「同じ方ばっかに逃げとったら回りこまれるで♪」

ジャルデウがそう言うと
アンテクラは動き方を変えてアイナの逆をつく
突然行く手を遮られたアイナはビックリして
ダッシュで間合いを開く

「ほらね…あいつだってバカじゃないねん」

ジャルデウはそう言う
アイナは何も言わずうなずく
しかし、さすがに重くなった甲羅の分…徐々にアイナの動きが鈍くなる

(「うーん…さすがにしんどそうやね…」)
「ほな…終了~~~♪」

ジャルデウはそう言ってアンテクラに攻撃を仕掛けしとめる
アイナは立ち止まり大きく肩で息をする…

「お疲れさん♪ほなお昼にしようか♪」

ジャルデウはそう言って街の中に戻る
アイナもその後をついていく

「ジャルさん…ここは誰も住んでないの?」

アイナがジャルデウにそう質問する

「せやね…ここには誰も住んどらんねぇ…まぁ、クルークはおるけど…」

ジャルデウは笑いながらそう言う

「不思議…ホントに何もかもそっくり…あ!アジトだ♪」

アイナはそう言ってアジトに走っていく

「やっぱり…ここが落ち着くかな…」

ジャルデウはそう言って荷物を降ろす
アイナもうなずきながら食事の準備をする
そして…アジトの前で火を炊き鍋をかける

「どんなんやった?午前中やってみて」

ジャルデウがそうアイナに聞く

「うーん…ただ必至だったから…疲れただけかな?…足がパンパンなの」

アイナは足をさすりながらそう答える

「初日じゃそんなもんやね…とにかく今はあいつの動きに慣れる事やね…」

ジャルデウはそう言う

「そうだ…焔さんは?」

アイナはそう尋ねる

「あぁ…夜には戻るんちゃう?夜には藁藁も来るだろうし…」

ジャルデウは荷物の中から食器を取り出しながらそう答える

「そっか…夜には藁さんも来るのか…なに食べようかな ^^」

アイナは鍋のリゾットを味見しながらそう言う
そしてそれぞれの食器に出来上がったリゾットをよそって食べようとした時
物陰からクルークが覗いてるのに気が付く

「欲しいの?」

アイナはクルークにそう聞いてみる
クルークは何も言わずただうなずく

「じゃあ…何かうつわを持っておいで♪分けてあげるから♪」

アイナはクルークにそう言う
クルークは慌てて走って行った
数分後クルークとゴブリンが食器を持ってやってくる

「ほんまに持ってくるし…こいつら」

ジャルデウが苦笑いでそう言う

「いいの♪」

アイナはそう言いながらクルークとゴブリンの食器にリゾットをよそってあげる
クルークとゴブリンはペコリと頭を下げてその場を立ち去った

「こうやって…モンスターとも共存共栄できたらいいのにね…」

アイナは走り去っていくクルークとゴブリンの後姿を見ながらそうつぶやく

「せやね…でも、今の現状じゃ無理やね」

ジャルデウもそうつぶやく

「最初はあんなに手ごわかったのに…今じゃ私の方がはるかに強いもんね ^^」

アイナはちょっと前の事を思い出しながらそう言う

「そのうちアンテを見てもビビらんようになるって」

ジャルデウは鍋からおかわり分をよそいながらそう言う

「なるのかな…なるんだろうね…そのうち」

アイナはそうつぶやいた

「飯を食い終わって休憩したら…またやるよ♪」

ジャルデウはアイナにそう言う

「うん…がんばる♪」

アイナはそうジャルデウに返事をして
おかわりをよそった

(「がんばらないと…アジトがなくなってみんなバラバラになっちゃうもんね…」)

アイナは心の中でそうつぶやいた

…『To Be Continued♪』





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Last updated  2006/08/12 04:55:35 PM
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