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2006/08/26
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『CRONOUS』~眠らない大陸の物語~


窓から差し込む光でアイナとトムチャは目を覚ます
きっと明け方まで眠れなかったんだろう隣では白狐がまだ寝ている
アイナとトムチャは白狐を起こさないようにそっとベットから出る

「起こさない方が…いいか」

トムチャは白狐の方をチラッと見てそう言う
アイナは無言でうなずいて微笑む
そして2人はロビーへと歩いていく


「うん?白狐ちゃんが見えないけど…どうかした?」

ロビーに来たのがアイナとトムチャの2人だけなのを見て悲魔がそう聞く

「白狐ちゃんは…まだ寝てるみたいなのもうちょっと寝かせておいてあげれないかな?」

トムチャが悲魔にそう言い、アイナも横でうなずく

「うむ、なら先にの装備品を調達に行って来るか…」

藁人形がそうつぶやく

「ただ…武器はダガーとしても防具がなぁ…あの体型じゃ盾すら装備できないしね」

悲魔はそうつぶやく
藁人形は悲魔の方を見て苦笑いでうなずく

「待たせたな…」

そう言いながら焔がロビーにやってくる


「いよいよ成長デビューだね」

モネがアイナにそう言う
アイナはモネにニコッと微笑む
が…内心はちょっと複雑だった

「そういやぁ…誰の装備がどうしたって?」



「あぁ…うちに入った新人なんだけど、まだ子供なんだよね…武器はともかく盾や防具がね、手頃の物があればいいんだが…とね」

悲魔は焔にそう答える

「確かに一般的に売られている物は…大人用だからな…」

焔はそうつぶやく

「まぁ…最悪は特注やなww」

ジャルデウが笑いながらそう言う

「特注か…」

悲魔はそう言いながら焔の方をチラッと見る

「おいおい…わりぃけど俺は防具は作れんよ」

焔は悲魔の視線に気が付きそう返答する

「だよな…」

藁人形がそうつぶやく

「カイラならやってくれるのかな?」

モネがそうボソッと言う

「カイラは無理やろ…例えやってくれたとしても…ふっかけてくるでぇ見かけの通りドケチで腹黒の性悪女やからなぁwww」

ジャルデウが笑いながらそう言う
悲魔も同感なのかうなずく

「せやけど…パイプラインを持った奴ならわからんけどねぇw」

ジャルデウはそう言ってニヤッと笑い焔の方を見る
悲魔達も思わず焔の方を見る

「おいおい…俺は別にあいつとそんなんじゃないぜ…」

焔は苦笑いでそう答える

「まぁ…ここで話してても始まらんな…そろそろ出かけよう」

藁人形がそう言いい
そしてそれぞれの目的のために行動を開始した


『焔&アイナ』

焔とアイナはマエルに転送してもらいターラの村に来ていた

「とりあえず今日はチャクラ辺りで狩をしてみるか…」

焔はしばし考えた後にそうつぶやく
アイナは無言でうなずく

「それじゃ…準備開始だな」

焔はアイナの方を向きそう言う
アイナはうなずいてカーラを装備する

『やっと装備したか…このまま出番がないかと思ったぜ、ホント鈍くさいマスターやな…』

装備したそうそうにカーラはそう悪態をつく
アイナは苦笑いを浮かべる

「それと…これはせめてものおまじないだ」

焔はそう言ってポケットから指輪を取り出しカーラに付ける

「こ、これは?」

アイナはカーラに付けられた指輪を見て焔に聞く

「あぁ、それね…成長武器は激レアだからね、そのカーラが自分の物だという証かなwいちおう魔法がかけてあるんで俺以外には外せないんよ」

焔はそう答える
アイナは「へー」と言ってうなずく

『こんなもん付けられたの初めてや…』

カーラはそうつぶやく

「でも…かわいいよ♪」

アイナは思わずカーラにそう言う

『あのね…マスターがボケボケだから俺様がこんな指輪を付けられないといけないんよ…そこんとこわっかってる?』

カーラはアイナにそう言う

「ボケボケ…って」

カーラに言われアイナはそうつぶやく

「さて…準備もできたしそろそろ行くぜ!」

焔はそう言ってチャクラ方面に歩き出す
アイナは慌てて焔の後を追う


『悲魔&藁人形』

悲魔と藁人形はフレドリックの店に来ていた

「10歳くらいの女の子用の防具を探してるんだが…」

藁人形がフレドリックにそう言う

「10歳?…さすがにソレは在庫で持ってないぞ」

フレドリックはそう答える

「だよな…」

藁人形は苦笑いを浮かべてそうつぶやく

「だいたい…そんなちっこい奴の防具をなぜ探してる?…ま、まさか!」

フレドリックはそこまで言って言葉をとめる

「うん?」

藁人形は意味がわからず首をかしげる

「い、いや…いいんだ…お前も大変だなぁ…とな」

フレドリックは藁人形の肩を叩きそう言ってうなずく

「ま、まぁな…」

藁人形はフレドリックの言葉の真意が解らないものの…とりあえずそう答える
そして…悲魔と藁人形はフレドリックの元を離れギルドセンター方面に歩く

「なぁ…絶対あいつ勘違いしてるぞ!」

悲魔は藁人形にそう言う

「そうか?純粋に心配しての言葉と思うが…」

藁人形は悲魔にそう返す

「例えば…隠し子の装備を探して歩いてた…とかなw」

悲魔が笑いながらそう言う

「わはは!そこまでぶっ飛んだ想像はしてないだろwww」

藁人形は笑いながら悲魔の言葉を否定する

(「…だといいがな」)

悲魔は心の中でそうつぶやいた


『ジャルデウ&トムチャ』

「ここが冒険者の憩いの場…シェリルの店ね♪」

ジャルデウはシェリルの店の前で立ち止まりそうトムチャに言う

「飲み屋なの?」

トムチャがそう聞きかえす

「そそ…建物はボロいがええ味してるんよ、そしてこの店には色々な仕事の依頼も来るからね…冒険者にとっては切っても切れない店やね」

ジャルデウはそう説明する、そして2人はまた歩き出す
しばらく歩くと道は3差路にぶつかる…

「ここが通称お立ち台…待ち合わせとかまぁ色々ねwwで…この先がこの街の中心でゲートがある場所…ああ、説明は要らんか…君も昨日そこから来たんやからね、ただゲートの脇にはマエルっていうエロいじじいが居るからそこは注意ね♪」

ジャルデウがそう笑いながらトムチャに言う
トムチャも昨日そのゲートからこの街にやってきた…トムチャはフッと昨日の出来事を思い出す

「で…この突き当たりを右に曲がると街の出入り口…そこから先は冒険者のエリアね、うんでその壷やらなにやら置いてるんがローリンの店…ポーションやらそういった冒険者の必須アイテムを販売しとるんよ」

ジャルデウはトムチャに説明を続ける

「ローリンはたまにボケるから大量に買った時や大量に売る時は金額に間違いないかきいつけた方がええよww」

ジャルデウはそう言って笑う

(「そっか…ここに住んでる人はほとんどが冒険者か、それに関わる人なんだな…」)

トムチャはジャルデウの説明を聞きながらそんな事を考えていた

「ほいで…ここを左に曲がる…静かにね、ちっと危険な生き物がおるから…」

ジャルデウはトムチャに小声でそう言う

(「街の中にそんな生き物が居るの?」)

トムチャはちょっと心配そうな顔でジャルデウを見る

「アレや…アレがこの世界で最強最悪の生き物や…名前はカイラって言うねん」

ジャルデウはそう言って1人の女性を指差す
トムチャは苦笑いを浮かべる

「そんなにジッと見たらアカンって!目が合ったら魂を抜かれるか石にされかねん!」

ジャルデウはそう言ってトムチャの視線を手で遮る

(「あの人がカイラさんか…白狐ちゃんの話だとイイ人そうだったけど、ひどい言われようだな ^^;」)

トムチャは昨晩の白狐の話を思い出しながらジャルデウに苦笑いを返す

「まぁ…よほどの事情が無い限りアレには関わらん方がええよ」

ジャルデウはそう言って歩き出す
トムチャは数回カイラのほうを振り向きながらジャルデウの後を追う
2人は階段を登りながら橋をくぐる

「お!もう骨組みできとるやん…さすがはパンクスおじちゃんやなぁww」

ジャルデウはそう言って建てかけの大きな家の前で足を止める

「ああ、皆さんのアジトですね♪」

トムチャはジャルデウにそう言う

「な、何で知ってるの?」

ジャルデウはトムチャにそう聞き返す

「昨日、悲魔さんに聞いたんです^^」

トムチャは笑顔でそう答える
ジャルデウはちょっと寂しそうな顔をする

「お!ジャルちゃん…こんな朝っぱらから女の子とちちくりあってええのぉ…」

そう言いながら建築現場からちょっといかつい風体の人が近付いてくる

「ちょwwwwwちちくりってなんやねん!」

ジャルデウは激しくそうつっこむ

「ちちくりって…^^;」

トムチャは苦笑いでそうつぶやく

「この怪しげなおじちゃんが廣島一家の組長のパンクスおじちゃんやねん」

ジャルデウはそうトムチャに説明して

「でも…かなりエロいから気をつけなきゃアカンよ…」

と小声で耳打ちをする
トムチャはただ苦笑いを浮かべる

「ジャルちゃんはこんなんが好み?」

パンクスはそっとジャルデウに近付いてそう小声で話しかける

「こ、こんなん…て、ええやんどんなんが好みでも…」

ジャルデウは少し動揺しながらパンクスにそう言う

「俺は…もう少しバイーンでプルルンでプニプニがええんけぇのぉ…」

パンクスはトムチャの方をチラチラと見ながら両手でジェスチャーをしつつそう言う

「ちょwwwwwどこの好みの話をしてんねん!」

ジャルデウはパンクスにそうつっこむ

「どこって…女言うたらソコじゃろ」

パンクスは不思議そうな顔をしてジャルデウにそう言う

「もうええわ!」

ジャルデウはそう言って歩き出す
トムチャはペコッとパンクスに頭を下げてジャルデウの後を追う

「で、ここが冒険者が利用する倉庫ね…ちなみにあのイートンっちゅうおっさんは変態なんよ」

ジャルデウはトムチャにそう説明する
ジャルデウたちに気が付いたイートンがニヤッと笑う

「ね、あぶないっしょ?」

ジャルデウが笑いながらそう言う

(「なんか…話を聞いてるとまともな人が1人もいないじゃん… ^^;」)

トムチャはただ苦笑いを浮かべる
そしてジャルデウはまた歩き始め、トムチャはその後をついていく

「もっと殺伐としてると思ったけど案外静かなんですね…」

トムチャがそうポツリと言う

「街ん中はね…外は別世界やねん、この街の周辺なら寝転がってても死ぬ事は無いけどね…一瞬の油断やちょっとの判断ミスで命が危ぶまれる場所もある…」

ジャルデウは真顔でそう話し始める
今まで見てきたのとはまったく違う表情のジャルデウにトムチャは驚かされる

「敵はモンスターだけじゃないんよ…人間の方が怖い、一攫千金を狙う奴、強さだけを追い求める奴、ただ単に殺す事に取り付かれた奴…そんな奴等もおんねん…この街から一歩でも外に出ればそういう世界がひろがってんねや」

ジャルデウはそう言ってフッと笑う
トムチャはジャルデウのそんな笑顔に寂しさを感じた

「ジャルさんは…どうして戦ってるの?」

トムチャは思わずそう質問する

「この大陸の平和のため…ってのは建前やねw正直なとこは戦いの中でしか生を感じれん人種ってとこかな?」

ジャルデウは笑いながらそう答える

ジャルデウの寂しそうな笑顔の意味…
ジャルデウの話を聞いてザワザワしだす自分の心…
トムチャはこの世界の事をもっと知りたい…そう思い始めた

…『To Be Continued♪』





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Last updated  2006/08/26 06:22:18 PM
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