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2006/08/27
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『CRONOUS』~眠らない大陸の物語~


「ここはいったいどこだ?」

ニライは先の見えない広大な平原に立ってそうつぶやく

「しょうがねぇな…もう一度やってみるか…」

ニライは手に持った大きな光り輝くハンマーを握りなおし気合を溜める

「はぁぁぁぁぁぁぁぁっタイガーーーーへブーーーーン!」

ニライはそう叫びハンマーで地面を叩く
地面から土煙が上がりその場からニライが消える




「ふぅ…だいぶ稼いだけど、まだまだだねぇ」

アルテミスは額の汗をぬぐいながらそうつぶやく

「定時見回りの時間はまだ先だし…シュウとの待ち合わせの時間にも…もう少し狩るか…」

アルテミスはそうつぶやいて再び狩りをはじめる


『エンタイス』

「こんなとこ…1人でどうしろって言うんだよ…誰か来れば混ぜてもらうんだけど…誰も来そうにないな ^^;」

モネはそんな独り言を言いながら1人エンタイスの入り口で立ち尽くす

「しょうがない…1人でやれるとこまでやって、ダメなら戻ってアイナさんか白狐ちゃんでも手伝うか…」

モネはそう言って警戒しながらエンタイスの奥地に踏み込んでいく
どのくらい歩いたか…いつもの状況と違う事にモネは気付く

「誰か狩ってるのか?モンスターが全然いない…」


いつもなら凶悪なモンスターがウヨウヨしてるエンタイスなのに今日に限ってはまったくモンスターが居ない

「やっぱり変だ…こんなに静かなわけが無い」

モネはそう言ってさらに奥へと進んで行く


『チャクラ』

「違う!もっと踏み込まないと致命傷は与えられないぞとw」


次の瞬間、アイナは一気に敵に囲まれる

「ヤバ… ^^;」

アイナは一気に引いて間合いを取り直す

「ここいらの敵は気を抜くとすぐに群れるからテンポよく片付けないとこっちがヤバくなる」

焔はアイナにそう言い、アイナは焔にうなずくともう一度モンスターに仕掛ける
その後、何とか周辺のモンスターを方付けたアイナはポットを飲みながら一息つく

『もう少し俺様の力を信じて欲しいね…マスターが死ねば俺も終わりだからね、心中はゴメンだぜ!』

カーラもアイナの戦い方が気に入らないのかそう言う

「さて、もう少し奥に行くか…1人で来た時のためにしっかり案内しないといけないしな」

焔はそう言うとチャクラの奥へと足を進める
アイナは焔の後を追う
しばらくしてから焔は足を止める

「ここがカイヌゥスの入り口…アイナちゃんにはもうちっと先だがね」

焔は指をさしてアイナに教える
アイナがうなずいて返事をした時…サソリとクモのモンスターがジリジリと近付いて来る

「さぁ、こいつらがカイヌゥスにも居るスリィーンとヴィシャスだ…かなり痛いから気合入れてけよ!」

焔はそう言うとアイナの背中を押す
アイナは口元をキッと結び身構える


『謎の洞窟』

「うへぇ…また見た事も無いとこに出ちまったよ…」

ニライは辺りを見回しながらそうつぶやく

「タイガーへブンは空間移動が簡単に出来る便利な技だが…どこに飛ぶか見当も付かないってのが難だな…」

そう言いつつニライは洞窟の奥へと歩いていく

「だいぶ朽ち果てているが…ここは牢獄か?…まるでケタース聖堂だな」

ニライは警戒する事無く口笛を吹きながらさらに奥に進んで行く


『ギルドセンター』

「じゃあ、白狐ちゃんの登録出すけど…保護者は藁さんでいいんだね?」

悲魔が藁人形にそう聞く

「うむ」

藁人形はそう言ってうなずき、書類にサインをする
悲魔はもう一度書類に目を通して受付に提出する

「これから俺はパンクスのとこに顔を出すけど…藁さんはどうする?」

悲魔は藁人形にそうたずねる

「とりあえず…俺は戻るわ、そろそろ白狐も起きてくるだろうし」

藁人形は少し考えてから悲魔にそう答える
悲魔はうなずいて2人はギルドセンター前で別れる


『謎の洞窟の奥地』

「なぁ…俺達はいつまでここに居るんだ?」

牢屋の中で1人の男がそうつぶやく

「さぁな…ただ、腹もすかないし…死ぬ事は無い」

もう1人の男がそう答える

「前に人が来たのはいつだっけ?」

また男がそう言う

「忘れちまった…はるか前なのは確かだが…っていうか、毎日そんな事言ってないか…お前」

聞かれた男はそう答える

「タロ…お前は気楽でいいよな…」

男はそう呟く

「仕方ないだろクララ…俺達にはどうする事も出来ないんだからさ」

タロと呼ばれた男はそう答える

「おい!そのクララって呼び方はやめろよ…俺はクラッシュだ!」

クララと呼ばれた男がそう叫ぶ
その時、どこからか怪しげな口笛が聞こえてくる

「なんだ?誰か来る…」

タロがそう言う

「見回り…じゃねぇよな…」

クラッシュもそう呟く
そして口笛の主が2人の牢屋の前にさしかかる


『SSDアジト』

「ほぉ…骨組みはほぼ終わったのか」

悲魔は建設中のアジトを見てそう言う

「お!悲魔ちゃん」

悲魔を見つけたパンクスがそう声をかける

「やぁ」

悲魔はパンクスに挨拶をする

「みんな気合入っとるけぇ…予定より早くいけそうじゃのぉ」

パンクスはそう悲魔に言う

「そっか…それはありがたいね、何か差し入れでもしないとなw」

悲魔はうなずきながらパンクスにそう言う

「それはありがたいのぉ」

パンクスは腕組みしながら悲魔にそう答える

「そうか、邪魔してすまなかったな…また寄る」

悲魔はそう言ってパンクスの元を立ち去った


『謎の洞窟の奥地』

「ここはやけにでかい牢屋だな…」

ニライは口笛を吹くのをやめて鉄格子を触りながらそうつぶやく

「!!!」

そして、鉄格子の奥に人の気配を感じる

「誰か居るんか?」

ニライは鉄格子の奥に向かってそう言葉を投げかける

「人の言葉…自分達以外の人の言葉なんて久しぶりだな…」

鉄格子の奥からそう男の声が返ってくる

「閉じ込められてるのか?なんだったら助けてやるけど」

ニライは暗闇に向かってそう言う

「無理だね…この牢獄の鍵には魔法がかけられてて、かけた奴じゃないと開ける事はできない」

違う男の声がそう言う

「ふっ、ふははははは!」

それを聞いたニライが不意に笑う

「な、何がおかしい!」

暗闇の奥の声はそう叫ぶ

「俺様のタイガーピッキングに開けられぬ鍵など存在しない!」

ニライはそう答える

「ぴ、ピッキングとかそう言うレベルの話じゃねぇっつうの!人の話を聞け…」

暗闇の中の男がそう言いかけた時

「すぉぉぉぉぉぉ!」

とニライが叫び声をあげてハンマーを振り上げる

「タイガァァァァァァピッキーーーーーーーング!」

ニライはそう言って振り上げたハンマーを一気に振り下ろす

『ドゴォォォォォォォォン』

轟音と共に牢屋の鍵がはじけ飛ぶ

「おま…それはピッキングじゃねぇだろ!」

暗闇の声がそうつっこむ

「かたい事は気にするな!開けばいいんだよ開けば♪」

ニライはそう言って牢屋の扉を開けて中に入って行く


『クロノス城』

悲魔はパンクスの元を去った後ホテルラピスに向かっていた
ゲート脇の細い路地にさしかかった時…背後に気配を感じる

「誰だ?」

悲魔は杖を握りそう言う

「脅かしてすみません…政府の者です」

背後の気配はそう言って悲魔の正面に回る

「政府…政府がなに用で?」

悲魔は表情を変える事無くそう聞く

「では用件を言いましょう…確かあなたのギルドは今度のアリーナでオークションをするとか…」

政府の物と名乗った人物がそう悲魔に聞く

「それがなにか?」

悲魔はそっけなくそう答える

「出品リストを拝見しましたが…アレだけの代物を一気に出されるとこちらとしてはちょっと都合が悪いんですよ…」

政府の人間がそう悲魔に言う

「しかし、正当な方法で入手した物だし…我々も大金が必要でね」

悲魔はそう政府の人間にそう答える

「存じています…入手した経緯も、大金がいる理由も…そこで、その出品物の全てを政府が買い上げましょう…相場の1.5…いや2倍で、いかがですか?」

政府の人間はそう悲魔に告げた
悲魔としても2倍で買い取ってくれるならそれに越した事は無い

「それ以上は出せませんが…アジトの建設費には十分足りるでしょう、無論…そちらで必要な物は抜いて頂いて構いませんが…アリーナ当日の朝に換算させて頂きます」

政府の人間はそう言ってニヤッと笑う

「それは提案?」

悲魔はそう聞く

「いえ…提案ではなく…通告です」

政府の人間はそう言って悲魔の前から消える

「通告…か」

悲魔はそうつぶやく


『謎の洞窟』

「鍵を開けてくれたのには感謝する…だが、もし我々が大罪人だったらどうするつもりだったんだ?」

暗闇の男はニライに向かってそう言った

「おぉ!なるほど…そこまで考えてなかった」

ニライはポンっと手を打ってそう答える

「・・・・・」

それを聞いた暗闇の中の男達は二の句が告げないでいた

「って…タロさじゃん!何してんだこんなとこで」

ニライは暗闇に目が慣れてきて目の前の男の一人にそう言った

「お前…こいつ知ってるの?」

もう1人の男がタロさと呼ばれた男に向かいそう言う

「いや…こんな奴は記憶に無い」

タロさと呼ばれた男はきっぱりとそう言う

「はぁ?俺だよ…SSDのタイガーニライだってばよぉ」

ニライはそう言う

「確かに俺はタロだが…お前は知らん」

タロはニライにそう言う

「!!!…そうか、そう言う事か…」

もう1人の男がそうつぶやく

「クララ…なんだ?」

タロがもう1人の男にそう言う

「つまり、アレだ…こいつが知ってるタロはお前の人形だよ…奴らが作った…」

クラッシュはタロにそう言う

(「そう言えば…こっちの奴もどこかで見た事あるような…」)

「なるほど…それは願ったりかなったりだな…さすがはクララだ」

タロはクラッシュにそう言う

「タロ!俺はクララじゃねぇ…クラッシュだぁ!」

クララと呼ばれたクラッシュがそうタロに叫んでつっこむ

「クラッシュ…そうか、あんたは野良犬クラッシュだ!」

ニライはクラッシュにそう言う

「野良犬?なんじゃそりゃ…」

クラッシュはニライにそう聞く

「徒党を組まずの傭兵家業…それゆえの野良犬」

ニライはそう説明する

「なるほど…でもなぁ、それならせめて一匹狼とか、他に言いようがありそうだが…センスのねぇネーミングだな」

クラッシュは苦笑いでそう言う

「なに言ってんだよ…自分でそう名乗ってんじゃんwww」

ニライは笑いながらクラッシュにそう言う
それを聞いたタロが思わず噴出す

「ところで…出口はどこだ?」

ニライが2人にそう聞く

「それは俺らが聞きてぇな…ここには入り口もなければ出口も無い!あんた…どっから入ってきたんだ?」

クラッシュがそうニライに言う

「しょうがねぇ…もう1回飛ぶか…」

ニライはしばらく考えた後にそう言う
2人はニライの言った意味がわからずただ顔を見合わせる

「ほんじゃ俺は行くけど…あんたらどうする?出たいなら連れてってやるけど」

ニライは2人にそう聞く
2人は半信半疑だがとりあえずうなずく

「じゃあ行くぜ!しっかりつかまりな!」

ニライはそう叫ぶ
2人はニライの足にしがみつく

「この技を編み出すために飛騨の山中に篭る事24分43秒!空間転移術タイガァァァァヘブーーーーーン!」

ニライはそう言ってハンマーで地面を叩く
その場から土煙と共に3人が消える

…『To Be Continued♪』





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Last updated  2006/08/27 10:35:42 AM
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