2004年05月05日
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テーマ: たわごと(27607)
カテゴリ: カテゴリ未分類
 何を隠そう、私は多分、古畑任三郎オタクである。
 放送されたものは全部ビデオにとっていて、今でもちょくちょく見る。
 自分の関心の対象を分析してみると、古畑任三郎本人に興味があるというのではなく、どうやら作品に興味があるようだ。
 そして、演技、演出などに興味があるのではなく、単純にあのドラマを見るのが好きなだけである。
 ただ、何度も何度も見たいだけである。
 これはオタクといってよいものだろうか。

 古畑についての本なども出ていて、一冊持っているが、ドラマのシーンから予想できる古畑の生い立ちや、家族構成などについて延々と書いてあってうんざりした。
 私にとって、ドラマを離れた古畑任三郎は何の意味も持たない。
 彼はドラマの中で動いていればそれでよいのである。


 しかしビデオテープが擦り切れるほど繰り返し見ているうちに、色々なシーンの細かい部分まで自然に覚えてしまった。

 例えば、笑福亭鶴瓶が犯人役の回で、最後鶴瓶が飲んでいたビールの銘柄は?
 (ハイネケン)
 木の実ナナの回で、木の実ナナが弾いたピアノ曲のタイトルは?
 (「北京の冬」)
 中森明菜の回で、古畑が読んで感動した、中森明菜扮する漫画家の描いた作品名は?
 (「カリマンタンの城」)
 木村拓哉の回で、キムタクが爆弾を仕掛けたテーマパークのマスコットキャラクターの名前は?
 (エキサイトくん)

 とまあ、こんな感じでいくらでも自分の中で質疑応答が出てくる。
 同じく古畑が好きな妹や、恋人と、このような問題をお互いに出し合い、答えては喜んでいる次第である。


 まあ、ちょっと暗かったりする部分はあるけれど。

 私は偏った人間が大好きだ。
 何かに熱中する人、頑ななまでに自分の考えを変えない人。
 あまり身近にいると煩わしいこともあるが、そういう人々の存在は愛すべきものだと思う。
 (考えてみれば、古畑任三郎という人物像もそれ自体かなりいびつだ)


 瓢箪に烈しく凝る清兵衛という子どもの話である。
 言ってみれば、瓢箪オタクである。
 子どもでありながら、価値のある瓢箪を見極める目やこだわりを持っており、買い集めては丁寧に手入れをする。
 清兵衛があまりに瓢箪にうつつを抜かしているので、彼の親は怒って彼の瓢箪を全部処分してしまう。

 この話を初めて読んだ時に、なんて素晴らしい子どもだろうと思った。
 もしいつか私に子供ができ、その子が何かに熱中したら、見守ってあげられる親になろうと決めた。

 人間、偏ってなんぼのものだ。
 いびつなものを隠し持った人間にしかない魅力というものが必ずある。
 そしてそれは、見た目の美しさよりもずっと本質的な魅力であるように思われる。





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最終更新日  2004年05月05日 23時14分34秒
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