草魂の子めら 小学生ソフトボールスポ少奮闘記

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2005.11.07
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この前の新人戦のこと。

そんなときは、きまって選手もベンチも保護者も静かになる。
あの静けさが、妙にむなくそわるい。大嫌いだ。
シーソーでいうなら、むこうに落ちていくのをとめられないで黙ってみていく瞬間みたいな。
その中で、心底負けることを意識しないで勝つことをひたすら信じて必死にくさがろうと努力するもの。
負けるかもしれないが、それを打ち消してがんばろうとするもの。
どうしていいかわからないもの。
負けを意識して、脱力するもの。

いろいろいる。
指導者、保護者を含めチームの全体がばらばらな方向を向いているとき。
その矢印の力、ベクトルは大きくならない。
その矢印は相手に飲みこれてしまう。

この前の、試合がまさにそうだった。
3回までで、10点献上。
エラー、四球、暴投、野選、うまくいかないことが重なって泣き出すものもいた。
そんなとき、私が言えること。
だれがなんと言おうが、あきらめてはならない。
あきらめた時点で、すべてが終わり。
あきらめそうになっても、くじけそうになっても下をみるな。

点差はどうあれ、自分が負けていないと思ったら、負けじゃない。
もう一度、やってみよう。

そんな意味合いのことを言います。
しかし、がっくりきているときは、何をいっても心には届かないときもあります。いままで多くの試合が、このしずんだ重い空気のまま終わったことがありましたが、この前は違いました。
最終回、それまで猛攻を受けていましたが、ふっきれたようです。

フライを捕れずに、ころんだセカンドの子もボールを必死に体でとめる努力をしました。
ひとりひとりに闘志が戻ったとき、もういちど這い上がる瞬間。
みなの矢印が再びひとつの方向を向きました。
そこで試合終了。

確かに試合は、大差で負けました。
しかし、もういちど這い上がることを経験しました。
毎回得点でしたが、最終回はきっちり押さえました。
負けたとしても、ぶん投げた試合とはあきらかに違います。
負け試合でも、次につながる野球。
試合は1試合で切れますが、彼らの野球人生はすべてがつながっています。
ひとつとして抜いていいプレーなどあってはなりません。
しかも、負け試合だからといって闘志のないプレーなどなんの約にもたたない。
野球だけでなく、いろんな状況でもそうです。
負けはじめで、すぐにぶんなげる。負けぐせ、逃げ癖がついてしまう。
負けるかもと思っても、ふたたびがんばろうとする気持ち。
それをもたないと、何も始まらない。
どんな状況でも、自分を奮い立たせ、仲間を奮い立たせ、チームを奮い立たせる。
ベンチにいても、グランドにたっていてもそれができているチームは、強いし、かっこいいし、気持ちいい。
わがチームも、そんなチームへの片鱗を少しずつ見せ始めています。
負けそうになってもあきらめない。
全員がその気持ちになれる。そんなチームにするためにも、多少は追い込むことも必要かなと思います。
まだまだ、まだまだやれるんだという強い気持ち。
いったん、落ちて、また這い上がる。
それが試合中にできる、こころの強いチームづくりもしていかなあかんと思いました。





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最終更新日  2005.11.07 23:52:24
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