全81件 (81件中 1-50件目)
好き好きはあるかもしれないが、野村監督の野球理論は一理ある。点を取られなければ、負けることはない。投手力中心のチーム。かつて、人数のぎりぎりチームで連戦連勝のチームがあった。そこの監督の方針は、一にもニにも投手。一番体格、能力に秀でた子を徹底していい投手に育てる。究極の一点集中。2番目の子を捕手に。後は徹底した守りで1:0の勝利をめざすソフトボール。強力打線をも黙らせる投手。ピッチャーで一番。その子のホームランのみで勝つスタイル。しかし、あまりに、投手の育成に手をかけたためか、誤解を招いて、保護者と衝突してチームを去ったという。人数の少ないチームで、効率よく勝つひとつの方法がそこにある。五年間指導してきて、いつも投手の育成には選手任せのところがあると自分を分析している。チーム全体の底上げをしていると、投手の育成が薄くなる。内野、外野を仕上げることを優先してしまう傾向がある。投手の重要性をわかりつつもバッテリーに任せてしまう。投手ほど、時間をかけて育てるポジションはない。依然は6年生の投手をつくることで精一杯で、いざ6年生が卒団して、次の投手を育成するといったへまをしていまた。しかし、じっくり熟成させなくては、いいものを引き出すことができないことに気づいて、各学年に複数の投手をつくり、競わせた。一枚看板では、危険な場面が多々あるし、連投による体力的な問題を考慮してのことだ。投手の育成は難しい。そのときがよくても、後で悪くなったり、そのときがだめでも後でよくなったり。長いスパンで選手を見ることのできる指導者。全体を見ていると、どうしてもおろそかになっているなぁと思う。わがチームに一番必要なのはバッテリーコーチだ。今年は、その割合をバッテリーに比重をおいて指導していこうと思う。
2006.01.11
2006.1.7 スポ少が始動しました。大雪の会津にあって、最初の練習場に選んだのは、町内のリフトのないスキー場。ここにそりをもって集合と号令をかけました。誰かしら休むだろうなと思っていましたが、年明けそうそう全員参加。冬季トレーニングにこなかった選手も来ていました。うまいやつだけがうまくなるんじゃない。補欠にいたるまで、チーム全員の底上げが無ければ、うちのチーム全体の力は上がらない。それがわかるなら、冬季トレーニングの重要性がわかるよな?と全員に私の意図を伝えて、スキー場の山頂までそりをもって歩いて(800mくらい)、会津盆地を見下ろしながら、一発目の挨拶をしました。大雪が降って喜ぶのは犬と子供。雪の中で、子供たちは大はしゃぎ。 斜面の雪原をあるくだけでもトレーニング。歩くだけではなく、走ったり、転んだり、ジャンプしたり。効率よく歩く、登るには自然と足の内エッジ(内側)に力が入ります。これがいい練習になります。 写真は、ジャンプ台をつくってのそりジャンプ大会。右端に黄色のソリで飛んでいるを捕らえました。そして、雪原での三角ベースでしめくくりました。雪の上では、横っ飛びしても痛くありません。普段よりも思い切ったプレーができる利点があります。ただ、遊びの範囲をでないので、本当の練習には不足がありますが、ひとつのきっかけとしてはいい練習になります。3月後半の雪解けまで、こういった練習がつづきます。雪解けまではあっという間。冬休み気分をすぐに払拭して、春にむけたトレーニング。どういうチームにしていくのかというイメージ作りを全員でしていきたいと思います。
2006.01.10
ごぶさたしておりました。あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。今日から仕事はじめ。とんでもなく雪が降っています。あらためて、会津は豪雪地帯だと思い知らされます。春になったら解ける雪。その雪を勝たすために、雪国は何億というお金を注ぎ込む。雪の苦労は、やがて報われる日がくるのでしょうか?視界2、3メートル。車が一台やっとやっと通れるくらいの道幅。こんなときに外出したいとは思いません。こんなときに、ロードにいってくるといった行為はまさに自殺行為。八甲田山になってしまいます。春のこない冬はない。このいてつく雪国で、みなさまを参考にしつつ、今年もがんばっていきます。
2006.01.04
昨日の続きです。やる気があんのか、ないのかわからないわがチーム。やる気のあるやつが一生懸命がんばっている中、もっともっとがんばらなければいけない彼らは何をしているのだろう。チームの底上げもままならないわがチーム。それでも一歩ずつやっていくしかありません。東北版の読売新聞の土曜の特集。「東北ベースボール賛歌」。実は先週の土曜日で最終回でした。こんないい企画が終わってしまうのは残念です。最終回は、山形の天童エンジェルスという2001年に結成された少年野球(硬式)クラブチームの総監督、五十嵐晋さん(47)。中学の先生の肩書きを持ちながら、クラブチームの総監督。小5から中3まで、部活動との両立を認め、楽しんでやることを最大のモットーとし、「やりたい時にこればいい」という姿勢で、出入りは自由。勝利至上主義の対角線上にあるチーム。このチームを率いて、7年の指導で地区大会優勝5回、東北大会出場2回、全国大会出場1回の実績を残す。チームにバントのサインもない。背番号も希望制。なんと自由で洒脱な雰囲気のチームだろう。こころからのenjoy baseball強豪高校でプレーする高校生は、このチームのいるリーグから巣立つことが多くなったそうだ。そして、高校を卒業したOBも地元にもどり、指導者となる。OBには、横浜の加藤武治、広島の栗原健太もいる。なおも監督は、「これからどんどん出て行くでしょう。」ともいっている。そして舞台は世界へ。山形県選抜チームが国際大会に出場したのを機会にエンジェルスは日本代表としてキューバで開催された国際大会に参加もした。どんどん世界はひろがっていき、子供たちの夢も広がっていく素晴らしい環境。そんなエンジェルスに、最近女子のソフトボールあがりの選手が入団したそうだ。五十嵐監督はいう。「好きなら誰でもいい。思い切り投げて、思い切り打ってもらいたい。打撃は自分の力。守備は助け合い。野球は両方を兼ね備えた素晴らしいスポーツなんです。」このように締めくくっていた。こんな指導者がいる環境で育つ選手は幸せだと思う。選手の自主性にまかせる。選手を信じている。「来たいときにくればいい。」という、自己管理。そして試合さえも自主性で戦う。そのスタイルを終始貫いて、世界を目指す。私が目指す、太陽と北風の中にある「太陽スタイル」の徹底がここにあると思う。コートを脱がせるために、強風を吹きまくる北風ではなくて、あたたかい光で自らコートを脱がせるスタイル。彼ら野球少年、少女のハートに火をつける。自然とやる気になって、練習にも自らいくようになる。そこには絶対の信頼感がある。まず、指導者が信じなくては、彼ら選手はわれわれを信じてくれない。しかし、このスタイルで戦っていくには、かなり厳しいと思う。辛抱強く、待つことも指導の一環だと五十嵐監督はいっていると思う。そして、タイミングを逃さない丁寧なメンタル、フィジカルの両面からのケア。亡くなった仰木監督にもにた空気。その栄養をたっぷりと吸い込んだ選手たち。自主性はおそろしく育ち、どんどんうまくなっていく強力なエンジンが形成される。後輩の指導陣もそだつ。そのサイクルたるや、すばらしい。おもしろくないときもあるが、選手たちを手放しで信じてみること。これを来年の課題にしたいと思います。
2005.12.27
平成17年、今日が最後の練習になりました。全員の参加を望みましたが、願いかなわず・・・最近この手の話題が多くなってしまう・・・みなで高みをめざそうとしている中、残念です。少数で戦う以上、強くなるには全員のレベルアップが条件だということをもっと意識する必要があります。親も子も。この選手をうまくしたいという気持ちはあるのに肝心なそいつがこない。連絡さえない。そんないい加減な気持ちなら勝ち負けにこだわらないレクリエーションでいい。この大雪の中、くそ寒い中、練習に参加する君らの意気込みに正直、私は救われます。私だって寒い。そこにきて人数がすくないとダメージが大きいです。彼らにありがとうといいたいです。そして、そこまで一生懸命野球をやりたいという気持ちに、いまいちさせられない練習に来ない子。自分の無力さを感じますが、そうもいってられない。そいつらをどうやって、来させるか。練習に参加させるか?自分たちからいきたいと思わせるようにできるか?やる気がないなら、やめろ!ということは簡単。でもかえはいませんし、このメンバーでやっていくしかない。それに練習にきたら、きたで一生懸命にやる子めらなんです。電話をかけたり、首根っこをつかんで、無理やり練習させることはできます。でも、根本的な改善にはならない。自らのやる気を育てる。ゲームの楽しさや、寒さにかつ「やる気」。それしかないと思います。やる気を支える一番のもの。enjoy baseballでしょう。それには保護者のフォローは必須ですね。年の最後の練習。新たなる決意とともに終えました。これについて、考えていたら、読売新聞の面白い記事を発見しました。それについては、明日書くことにします。
2005.12.26
明日から、また大型の寒波が会津を襲います。週末、大雪必死。暇をみてボードにきってきたいと思います。希望者の子めらとOBをつれて、磐梯山へ。足腰鍛えてきます。今日は、ソフトボールが20:00まで、中学生野球教室が21:00まで。家に帰ると、息子は寝ている。息子よ、一緒に練習やるのにはやく大きくなっとくれ!さて、ソフトボール。切れ目ない打線にするために導入を考えているもの。シンクロに挑戦しました。野球と違って、どこでピッチャーにシンクロをかけるか?今日、やってみたところ、やはり、ピッチャーの軸足が沈み込むところ。ここがシンクロどころだと私は思いました。野球と違うのはそこから、ウィンドミルだと腕が回転する。若干、シンクロのタイミングが早いようでした。待ちきれないこめらが続出。ただ、今日はかなり遅めの投球だったので、バンバン、ウィンドミルで速球を投げ込めは次第にあってくると思います。このシンクロ。なにがいいって、スウィングの始動のきっかけを与えてくれます。クンと踏むことによって、軸足にしっかり乗れる。乗れることで、体重移動ができる。力強いスウィングを生む。ピッチャーに対して、いつスウィングをはじめていいかわからなかった子、それがあいまいだった子めらには、効果覿面。バッキンバッキンあたります。自分のタイミングをもっていた子は調整しずらかったみたいですが。手塚さんの本の中で、シンクロはジャンケンと同じ、とありました。いきなりシンクロをかけるのではなくて、声にあわせる。「せーのーで、クン」そこでシンクロを仕掛ける。わけがわからずとも、タイミングがばっちり合った子めらはうれしそうでした。チームで野球がわかるこのところに集まって、ああでもないこうでもないと議論しています。指導者として、よしよし、いい傾向だ!と心の中で思います。「えー、なんで合うんだろう!」(タイミングが)合う。笑っちゃいます。そんな言葉すら、わからなかった子めら。いっちょまえなことをいっていますが、そんな彼にほくそえんでしまいます。そうだろうそうだろう、別に俺が考えたわけじゃないが、世の中いろんな方法がある。いろんなヒントがある。ただ、それはきっかけに過ぎず、それを自分の中に消化していかなきゃいけない。その楽しさがわかったなら、最強への第一歩。あとは自分で掘り下げる努力。彼らを野球天国地獄にひきづりこんでやろうと思います。
2005.12.21
講演会にメモしたノートを職場においてきたので、今日はスポ少のことを書きます。さて、冬場の練習について。わがチームは、水、金は18:00-20:00まで、土曜は8:30-11:30まで練習をしています。ここ最近、会津は雪が積雪30-40センチ。今日は路面がつるつるでした。マイナス5度くらいかな。内股に力をいれて歩かないと、滑ります。そんな中の練習。最大のネックは、練習に行くまでに決心がつくかということ。くそ寒い日に、学校からいったん帰った小学生が、わざわざ寒い体育館まで練習にくるか?毎回毎回、そのモチベーションを持ち続けれる子は、稀です。1回休んじゃうと、休み癖がつく。休むとどんどんいきづらくなる。寒さで弱った決心を喚起するもの。それは、やはり保護者、家族の一言でしょう。「そんなに行きたくないなら、行かなくていい!」と逆切れする人もいるでしょう。私の親はそうでした。でも実は、そういうことで突き放してるといいつつ、ほっぽり投げているだけなんです。子供に任せているといいつつ、放任しているだけではないかと思います。子供は練習にきたらきたで、一生懸命にやるもの。問題は、どうやってその場に行くようにさせるか?そこが親としてもみせどろこだと思います。私も練習に来ない子に電話して、迎えにいったりしましたが、なんで俺がこんなことしなきゃいけないんだと思いましたが、チームのためには全体の底上げが必要。その子がうまくなってくれないことには、チーム力として上昇はない。グランドにたてないこの時期だからこそ、がんばれるこめらを育てていきたいと思いますが、練習の場にひっぱりださなくてはお話にならない。そういうやつがまたいるんです。人数が少ないので、見逃せません。練習にひっぱりだして、モチベーションをあげていって、自分から積極的に練習するように仕向ける。こういったフォローも指導者のつとめ。でもなぜか、やるせない気持ちになってしまいます。さて、また土曜日から練習。自ら来たくなるような練習メニューを考えなくては!
2005.12.15
怖いニュースをみました。確率的にかなり低いとはいえ、軟球があたったくらいで・・・わがチームなど、ぼこぼこあたっています。公園でのキャッチボールには指導者はいなかったでしょうが、もしこれがグランドでおきていたら・・・安全管理。これはできてて当たり前。極端な話ですが、何かあったとき、保護者は敵にまわるといいます。こういうのを聞くと予見がつかないので、怖いなと思います。キャッチボールの球が胸に当たって長男(当時10歳)が死亡したのは、外部からの衝撃で心拍が停止する「心臓震盪(しんとう)」が原因として、宮城県角田市に住む両親がキャッチボールをしていた子供の親を相手取り、計6200万円の支払いを求めた訴訟の控訴審が5日、仙台高裁(大橋弘裁判長)で和解した。 被告側が死因が心臓震盪であることを認め、和解金計3000万円を支払う内容。原告代理人によると、心臓震盪を引き起こした責任を問う訴訟で和解が成立したのは初めて。 1審・仙台地裁は心臓震盪が死因と認定し、被告に約6000万円の支払いを命じた。被告側は「死因が心臓震盪とする証拠はなく、事故の予見も不可能」と争っていたが、高裁の和解勧告を受け入れた。 訴えによると、長男は02年4月、大河原町内の公園で遊んでいたところ、キャッチボールをしていた小学生2人の軟式ボールが胸を直撃し、約4時間後に死亡した。
2005.12.05
会津はすっかり冬です。雪がごそっとふったためにタイヤ交換に大慌て。今年はタイヤを新調しましたが、その際3時間近く待ちました。この時期のタイヤ関係の仕事の人は朝からタイヤ交換の日々。まっくろになった手をみて、ご苦労様だと思いました。さて昨日、わが連盟の納会がありました。本年度の役員の首荒いと来年度の計画などをお酒を飲みながらいろいろ話し合ってきました。そこで、ペナントレースのようなリーグ戦の構想、そしてわが連盟でも大会を主催しようということを提案しました。私の提案に賛同していただいたチームもあり、感触は上々です。みんなが力をあわせれば、できないことはありません。ただ心配なのは、昨日は旧役員のあつまり。新役員になったときその提案が引き継がれるかが心配です。その飲み会で、他の指導者の方の苦労をしりました。「私のチームは私が(監督)も育成会長も兼任しているようなものです。」その監督さんは、試合の時に送迎の車がたりずに、嫁さんをかりだして送迎をやったり、審判がたりない時、次に試合を控えていながら監督みずから審判もやり、試合で飲むこどもらのスポーツ飲料のタンクの管理までやらなくてはならないそうです。熱くしっかりとした指導をなさる監督さんです。本来は指導のほうに重きをおきたいのにその他のことまでやらなければならない。保護者との温度差に苦労されているようでした。かと思えば、他のチームでは、送迎のためにバスをかった保護者もいると聞きました。私もバスがほしいなぁとおもってオークションや、ミリオネアの参加してみようかなんて思ったこともありますが、かっちゃった人がいるとは。そんな保護者のいるチームは、一枚岩。やっぱ強いですし、こめらも生き生きしています。保護者の中に、そういうもろもろをまとめてくれる人物がいるとかなり心強いです。私よりも年配の方々ばかりなので、多少いいずらいところはあるのですが、そこは割り切って言うべきことはいうようにしています。そのほうが指揮系統としても機能するということがわかってきました。やはり名物監督と言われる人は、保護者もまとめるのもうまい。そしてお酒も強い人が多いなぁと私は思いました。歌もうまいです・・・
2005.12.04
今日の会津は寒かった。雪降ってましたもの。スタッドレスタイヤ買わないと。そんなものを買わなくていい人がうやますいです。何気にTVを見ていたら、はねとびであぶちゃんがHGと戦っていた。いつも思うのだが、アブちゃんのフォームはしなりがあってきれい。子供たちにお手本にしろといっているのですが、その後にみたコントで全部忘れてしまうらしい。打撃練習のHGのバッティングフォーム。以外によかった。野球をやっていたスイングとみた。勝負の結果はあぶちゃん。最後の球。ボールでしょう!さて、今日もわがチームは練習。寒い・・・。どうやってテンション上げるか。昼間考えていました。テンションがあがるとき。ライバルがいるとき、具体的な目標があるとき。ぴんときました。いつもの目標の声だしもしっかりやった後で。チームを二つに分けました。二つの竜作戦です。英語でいえば「オペレーション=ダブルドラゴン」そしておんなじメニューをこなしていく。指導者もそれぞれにつきます。これ、だけです。準備運動から、アップとお互いがお互いを意識し、早くやろうとする。ただ、早くやろうとするのでごまかしも出てきますので、そこは見逃さない。やっていくうちに、連帯感も芽生え、自然にリーダーシップをとる子もでてくる。これはいい方法だと思いました。キャプテンチームと、キャプテンじゃない子がまとめるチーム。キャプテンのチームは、キャプテンを中心にだまってまとまりますが、そうじゃないチームは見ていて面白い。ここは日替わりにして、まとめるつらさをわかってもらうのと、うまくまとめられない人がトップになったとき、できるやつがどう守り立てていくのかを見たいと思います。我が強い子がいるんです。キャプテンとかまとめる立場になりたいのに、自分のことを棚にあげて周りに厳しくあたるので、反発をくらう。その子がどういう行動をとるか?その子が一皮むけてくれれば、副キャプテンに納まってくれてもっとチームはよくなると思います。巧妙な子なので、しっかり見ていないと見逃してしまう部分もあるので気が抜けません。メンタルの面も含めて成長していってほしいと思います。それには適切なタイミングで適切なアドバイス。しっかりとした平等性。そしてユーモア。これで乗り切っていきますが、足りないものがあるとすれば、なんだろう?よくアドバイスを待っています!
2005.11.30
社会人野球、全日本の決勝を車で見ていた。松下電器とNTT、どちらも大阪。緊迫した投手戦。松下が常に先手をとり、NTTを押している感じだった。最終回、バントミスにもくじけることなく、ルーキーのキャッチャーのセンターオーバーでサヨナラ。見ていて面白い試合だった。プロに行く選手が何人も出ていた。活躍をいのる。さて、今日は、先日おこったこと。町のバザールの手伝いでたこ焼きを焼いていたときのこと。午前中の練習が終わったので、スポ少の希望者をつれてバザール会場へいってみた。そこで軟式ボールをめっけたのでつれていった子供とキャッチボールをしていた。最近勉強している手塚氏のスパイラルリリースを練習していた。そこに、顔見知りのビール片手にもった昔野球少年のおやじさんがきていった。「そんな投げ方じゃだめだ。」あーあ、この人酔ってるよ。昔やっていたので野球のことには口をはさみたいらしい。普段はいい人なんだが、今日は酔っている。子供たちが混乱しないように、その人から遠ざけ、その人にスパイラルリリースを説明した。リリース後小指が上をむいていることに、シュートを投げるみたいじゃないかとその人はいった。そんなんじゃ肘をやっちまうぞとも。いやいやそうじゃないんだって、と説明するも平行線。その人に体温計(水銀)をふる動作をしてもらったり、腕の動きを実際やってみて説明したが理解してもらえなかったようだ。「そんなんじゃだめだ。」とはき捨てるようにいっていた。その投げ方をしてきたからだめだったんですよ。私もあなたも。小気味いい回転がかかり腕の振りぬきもよくなっている子供たちを見ていて私は思った。私よりも理解が早いと。やはり、人は生まれつきスパイラルリリースなんだなぁと思った。そこを指導者やお父さんに二重振り子になおされてしまう。人に備わっている筋肉や器官をつかって一番効率よく加速させる方法。スパイラルリリース。実際やってみて、こんなにも違うのもかと思った。球の回転が違う。いままでのように力がいらない。今までの子供たちには、間違ったことを教えてきたと。スパイラルだった子を矯正してきた。現に、中学にいって肘をやってしまった子もいる。その子にはすまないとあやまって、スパイラルをためさせよう。ただ、効率よく加速させる一番の方法だが、間違ったフォームで投げ込めば(たとえば0ポジションじゃないところから投げ込むなど)、二重振りこよりも体にかかる負担は大きいと思う。その子にあった正しいフォームで。ただ、スパイラルの場合、正面にボールをリリースするポイントが一点なので離す瞬間を覚えるのは難しいようだ。投球に割く時間が多くなったが、ここは大事なところ。きちっとやっていきたい。また私ばかりがわかっていても、混乱を生むのでまず指導スタッフと保護者に理解してもらって、市民権を得ていきたい。せっかく教えたことをお父さんに否定されてはもともこもないし、子供が混乱するだけなので。
2005.11.27
各ブログでも好評のバッティングパンチ買っちゃいました。スペアボールもつけて送料込みで17000円くらい。野球道具だと知った瞬間嫁はがっかりしていました。おもいきり「パンチボール」って書いてある。なんかパンチって笑ってしまうのは私だけ?このボールを打ちます。もっと軟式に近いのかと思いきや、スポンジに近い。うったらややつぶれましたが、以外に頑丈そうです。高校の時から愛用の素振りバットとバッティングパンチ。大学時代東京へももっていきました。護身用として。ただ単に素振りをするより効果があります。「ぱちん」という音もここちよい。コースを意識しての素振りもできるし、感覚も打撃に近い。ただ、ボールの飛んだ方向が確認できませんが、だいたいでわかります。雪で大地が覆われる今後の季節。この農作業の小屋が私の冬季練習場です。あー雪かぁ、スタッドレスタイヤをかわなくっちゃ。南の国の人は必要ないのかしら。
2005.11.26
なにかを求めているとき、その何かにめぐりあう偶然。今日それを実体験しました。そして、気づきました。偶然ではなく必然だと。そういうことを、ことわざかなんかがあったと思うのですけど、思い浮かびません。ので、求めよさらば得られん。いつもではありませんが、一日のかなりの部分を野球のことを考えている私。たまたま会った顔見知りの人に、すごい話を持ちかけられました。「何!俺の考えてることをまるで知っていたかのようじゃなーい!」その方は、私が小学校にあがる以前から長年地域の野球の新興のために尽力なさっている方で、ここらでは知らない方はいないというくらいの方です。たまたま偶然、出会わせて、世間話をしていたら、「実は今度、中学生を対象にした野球教室をやりたいと思う。」と切り出されました。話も大して聞かずに、「是非、私も協力させてください。」速攻です。中学生、高校生の現在の食生活、挨拶などの礼儀、ものに対する扱いなどわが地域の危機的状況を嘆いておられ、この状況をなんとかしたいという話を町の教育関係者に直談判にいってきたところだったそうです。詳しい話は近いうちにしようということになりましたが、中学部活動ではカバーできない部分の、学区を越えた野球部の受け皿的存在をつくっていこうという内容でした。 私的にカバーできない部分とは、少ない練習時間の補充、基本技術の底上げにはじまり、学区を越えたクラブチームを作成。部活を引退した選手を硬式に進むものへの練習。そこにおろそかになりがちな勉強の部分のバックアップ。そして、選手がそろっていきたい高校へまとまって進学し野球部にはいるなど、後半はかなり私見がはいっていますが、みなさんの意見を聞きながら、実行力のある組織にしていきます。その方にはっきりいったことがひとつ。「(その計画がうまくいって、何年か後に)会津から甲子園へいければいいですね。」SHIMAさんがいっていたような気がします。人が何かをしたいと強く望むとき、「求めよさらば得られん!」という状況がくるということを実感した日でした。
2005.11.25
今日は、勤労感謝の日。天気もよく最高の野球日和。会津でもあったかかったなぁ。子めらはなんのために休みになっているのか?わかっている子があまりいなかった。たまには、お父さん、お母さん、じいちゃん、ばあちゃんに感謝するようにといった。全員元気よく「はい!わかりました!」ほんと、よくわかってんのかよ?さて、先週からはじめた野球ノート(正式にはソフトボールノート)。「野球ノート」「野村ノート」みたいでかっこいいですね。自画自賛。アズマさんがおっしゃっていたように、こういった類のものは、気を抜いて適当に書くやつが必ずいます。そんなやつらを本気にさせつつ、どうやったら、うまくその効果を引き出せるか、考えていろいろやっています。人が、やるぞと思うとき、どんなときか?モチベーションの高まったとき。その瞬間を文字にして、頭に、体に焼き付けるようにするにはどうするか? 今日はこんな感じでやってみました。朝からテンションの子めら子めらども!ちゃんと朝飯くってんのかぁ?こいつらをどうやってやる気にもっていくか?実験です!モチベーションは、練習や試合の最後に高くなっても仕方ありません。最後に高くなっても、追いつけないとき、時すでにおそしの場合が往々にしてあるからです。はなからMAXモチベーションが望ましい。モチベーションを上がるてっとりばやい方法。私はラグビーのオールブラックスからヒントを得ました。すなわち、「声」。練習開始直後、絶叫。なんでもいいんです。このとき、指導者である私が恥ずかしがってはいけません。堅苦しいことをいっても相手の警戒心、緊張感がほぐれませんので、「う○こがでねぇ~!」(お食事中の方すいません。)つかみはOKです。絶叫の渦になったところで、真剣モードにスイッチを切り替えます。今期の負けた試合、いい試合。いい試合でトップクラスのチームをもう少しで倒せたところをプレイバックさせて、メラメラと闘争心に火をつけ、ここでオールブラックス。「俺たちはやれる!絶対にやれる。会津に一番になる!」大合唱。さて、ここで鉄は熱いうちに打て!まっさらなページにでかい字で、「会津で一番になる!」と書かせました。いったん冷静になったところで、具体的な内容へ。一番になるためには、どうしたらいいか?この冬季トレーニングでどこを伸ばしたらいいか?これからやるメニューにはそれぞれ意味があるということ、その意味をわからないで、意識しないでやっても効果がないこと。意識を高く持つことをインプット。この一連の流れは、効果がありました。やる気があるので集合の時の集まりも心なしか速い。声をMAXだしているので、この後の練習でも恥ずかしくなく出せる。声を出せだせというよりも、声を出したくなるような状況をつくってやることが大事なんだと実験でわかりました。やってやる!やるんだというプラスの気持ちは全体を引き締めます。なによりやってて楽しい。出席率もよくなっています。ただ、だれてくるときもあるので、だれさせないような工夫が必要だと思いました。間をおかないというか、ボーっとする時間を作らない工夫。ボーっとする、手持ち無沙汰になると、それまでチーム全体でまとまっていた大きなベクトルが分解し、個々それぞれ小さなベクトルが別々な方向を向いてしまう。方向が違えば、ぶつかるしけんかもおきる。些細なことで、ぶつかって、きれて雰囲気をわるくするやつがいるんです。そいつさえも目標という一方向にむかった大きなチームのベクトルに組み込めばOK。この「モチベーション同一ベクトル理論」と勝手に名づけたやりかたに改良を加えながら、この冬はいきます。なお、今度の練習の土曜日まで、どんな選手になりたいか?具体的に好きなだけ書いてこいと宿題。忘れるやつがいるでしょう。誰かはだいたい検討がつきますが、そいつを信じて土曜を待ちます。
2005.11.23
指導したてのころ、子めらの「はい!わかりました。」これほど信用できないものはないと思っていた。俺「高め、振るなよ!」子めら「はい!わかりました。」高めに手を出す。俺「見逃すなよ!」子めら「はい!わかりました。」ど真ん中を見逃す。俺「2アウト2,3塁、ボールファーストな!」子めら「はい!わかりました。」ボールバックへ。フィルダースチョイス。心配事を口にだすと、その通りになる。予測できていただけに、がっくりくる。試合後、聞いてみる。俺「ほんとにわかってんだろうな?」子めら「なんのことでしたっけ?」おまえちゃんと返事してただろうが!いかに聞いてないかがわかりました。最近わかってきたこと。どなたかのブログでも紹介されていました。私の言い方が悪かったんです、「高め振るなよ。」と言えば、逆に高目を意識し、手が出てしまう。その通りになってしまう。高めを意識させる言い方をしてたんですね。こめらはそのあたりは忠実なやつが多い。言いかたを変えて、「ベルトのあたりを振りぬけ!」。自然と高めは意識しなくなる。実践してみました。なるほど、全部が全部とは言いませんが、「高めを振るな!」より「ベルトのあたりを振りぬけ!」のほうが建設的な感じがしました。わかりやすいし、変なプレッシャーにならない。同様なニュアンスを言っているのですが、言い方ひとつで伝わり方も違ってくる。これがコーチングなのかぁと思いました。マイナスを意識させないで、プラスを意識させる。マイナスになると不安になって緊張する。緊張すると体もこわばるので、一瞬遅れる。逆にプラスに思考を展開し、余裕を持たせる。体は絶えず小刻みに動き、リズムを刻み、対応しやすくなる。その考えに立つと、おのずと選ぶ言葉も決まってきます。それが、「のせる野球」なのかなぁと。実践しているチームは、結構あると思いますが、私は練習時から、鬼モードとのせるモードを切り替えを近年意識してやっています。鬼も時として必要だと思いますので。こめらの「はい!わかりました。」こいつ、本当にわかってるのかなぁ?本当にわかっているかは、心と体の反応に聞くしかありません。練習はその少しずつの積み重ね。明日もまた、積み重ねてきます!
2005.11.22
バランス、今日ははボディーバランスについて書きます。うちのチームのレフトの5年生。すぐにこけます。なんでもないところでこける。普段からこけます。なんで、そんなにこけるんだろうといつも考えていましたが、予測がつきました。踏ん張るタイミングがわからない。基本的に足腰は弱いです。バットスイングも波を打つ感覚がある。非力なのは彼も認めています。それと、足の親指の付け根を中心とした内側のエッジング。(これができていない子めらが多い)その子は喘息もちで、体は強いほうではありません。華奢で、白くて細い。強風で、もってかれるんじゃないかというくらい細い。そんな彼ですが、彼なりに工夫はしているようです。最近の彼のキャッチングはまるでゴースト、幽霊のようにスーッと落下点に入るようになってきました。やばいと思うと、そこにいるときが多くなってきた。以前はただのレフト前ヒットがこけまくって、三塁に行かれたこともありました。吉田さんにアドバイスいただいたように、小学生時期にもっとも伸びる神経系、特にバランス感覚をこの冬に鍛えたいと思います。エッジングは会津ならではのスキーで仕込んでいきたいです。ん、まてよ、スキーを履いてバッティングもいいかも。いろいろ試してみることがいっぱいです。目に見えて結果が出にくいところではありますが、種はまいておかないと。すぐに結果につながらなくても、この子によっては、将来役に立つでしょう。わがチーム 冬場の練習 スキー場!
2005.11.21
ため息とは、ある意味、残酷な凶器である。小さい自分、ため息が嫌いだった。自分に向けられるため息。向こうは精一杯、気を使っているようだがよっぽど怒られたほうがましだった。そして今日。私もため息をついているときがある。がっとばしたくなるような場面。ぐっと、ぐっと、ぐっーっとこらえて、「はぁー、もういい。」こんな言葉を子どもにはいてしまうときがある。しゅんとしている子どもに。その一瞬を子めらは見逃さない。ため息が嫌いだった私が同じことをしている。そんな自分に気づいて自己嫌悪。だから最近は、まだ引きつっているかもしれないが、笑顔。人が一番安心する表情は笑顔でしょう。腹にいちもつをもっての笑顔は怖い。しかし、エラーや失敗した子めらが私を見たときに、ああ大丈夫!大丈夫なんだと思わせるような態度を一貫してとり続るよう心がけている。終始、動き続ける。声を出し続ける。不動の位置で安心を与えられるだけ貫禄はないので、大きな身振り手振り。ジェスチャー。声。私の声は、よく通る。自分でもわかってる。遠く離れた対面のコートからでもよく聞こえるとあるチームに言われた。私は、監督であるが、10人目にグランドにたって守っている選手の気持ちでいつもいる。指示もたくさん出すし、守備位置のアドバイスもする。その時々で、サードの目線であったり、センター、キャッチャーの目線だったりする。私が指示を多く出す分、選手が育たない、考えないという考えもある。しかし、出してしまう。ただ、最近、この秋口から、少しずつではあるが私が言う前に、指示やアドバイスをいえるようになっってきた。守備位置も自ら変えるようになってきた。そんなとき私は「やるじゃねぇか、おめぇら!」とほくそ笑む。もうため息は必要ない。こんな瞬間、保護者にはわからない瞬間。指導者冥利につきる。
2005.11.20
今日の読売新聞。東北ベースボール賛歌という特集記事。要所を抜粋します。八戸大、光星学院の投手コーチ 正村 公弘さん42歳。ヤクルトの川島、中日の石川賢、巨人の三木均、そして今年のドラフトで楽天が指名した青山浩二投手。北東北大学リーグ五連覇。昨年の全日本大学野球選手権では4強。全国トップレベルの安定した投手力。それを支える大きな存在。それが正村投手コーチであった。そんな彼の現役時代は、不遇であったかもしれない。東海大浦安で後にオリックスで新人王となる酒井投手。社会人のNTT東京では、中日の豪腕、与田剛投手。常に二番手。大輪を咲かせることなく現役を退いたときが34歳。野球漬けでパソコンの使い方も知らなかったそうだ。苦労人である。そんな彼の転機が、青森光星学院の金沢監督との出会いである。「投手は投球フォームが大切だ。」と力説。それを聞いた金沢監督が同じ学校法人の八戸大学での指導を勧める。苦労した社会人経験を生かし、選手に寄り添うような指導。八戸大学は、投手を中心とした野球でめきめき強くなっていく。彼の指導が実を結び、教え子たちがプロになっていく。とまぁ、こんな感じの記事でした。今秋からは光星学院に移ったそうです。金沢監督と二人三脚。そして秋の東北大会。秋田商業にサヨナラで負けはしたが、準優勝の光星学院。そういや、楽天のドラフト1位の松崎投手は光星学院の出身。彼も正村コーチの指導を受けていたのかも。彼は福島県出身なので今後を見守って生きたい選手です。青森に二つの雄。青森山田と光星学院。どんな指導をしているのか?すごく興味があります。技術もすごいのでしょうが、選手とのコミュニケーションのとり方も記事を読んでいるとうまい方のようです。名選手の影の名伯楽あり。私もがんばるぞ!
2005.11.19
私は、サード線が好きだ。大好きだ。ファースト線、レフト線、ライト線よりも好きだ。白線の上を運命を分ける球が飛ぶ。どんぴしゃであたったサードライナー、絶妙なセーフティーバント。必死の形相で走りこむサードランナー、不動のブロックで待ち構えるキャッチャー。ドラマはサード線で起こることが多い(=思い込み)。その線からファール側はがけっぷちのような感覚さえある。そこに飛び込むサードの勇気。ノルマンディー上陸作戦のパラシュートレンジャー部隊のようだ。まわりはなんのその、本人は飛び込むことに至上の喜びをもつ。体を呈して打球をとめることに快楽さえも覚える。サードはその一瞬にかけている。後ろには心強いバックアップのショート。全身全霊をこめて球に集中できる。刹那の居合い。バッターと退治するガンマン。サード線上に繰り広げられる攻防。私はその攻防に乾いた唇をかみ締める。と、まぁ、こんな風にサードを守る子は、攻撃的な子。やんちゃな子を多く使ってしまうのが私の性格です。一瞬で流れをもってくる力がサードのポジションは大きい。そんな意味で守備でも攻撃的。気持ちの前面にでるやつ。それを鑑みて、今年のサード、唯一の6年生でキャプテン。気持ちを前面に出す人ではないですが、とんでもなくちょ速い打球を取るのは得意です。たまたま入ったかもしれない。でもアウトはアウト。彼が流れを引き寄せたことは何度もありました。うちに秘める闘志を持っていたのでしょうか?彼のサード線の攻防もなかなかだった。もう見れないのは残念ですが。サード線、大好きです。昔は甲子園のラッキーゾーンも好きでしたが、センターバックスクリーンも好きです。こんな話で女の子は口説けません。口説けたらすごいと思います。
2005.11.18
すごいうわさを耳にしました。某市内のとある小学生の陸上大会。そこでかつてない記録が・・・小学生のソフトボール投げ(1号)で、71メートルの大会新記録。それだけでも、すっげぇーと思っていたのですが、なんとその記録保持者は、女の子。(私のイメージではおさげ髪)その大会の男子の記録は60mだそうです。男子の記録を11mも上回っているよ。南海キャンディーズのしずちゃんのようなでかい女子かとおもったら、ごく普通の少し背が高めの女の子だそうです。(私のイメージではおさげ髪)少年野球に所属し、ショートを守っているとか。おそろしくきれいなフォームをしているとか。見てないからわかりませんが、そのあたりに強肩の秘密がありそうです。会津最強の肩をもつおさげ髪ショートストップ。なんかかっこいい!そういえば、ヤフーのサイエンスのニュースでいってましたが、このままいけば、数字上は、あと何百年かで、女子100mの記録が、男子100mを超えるのだそうです。まさに女の時代。ウーマンパワーです。メジャーリーガーとかも全部女子に。自然界のように、オスは小さく、蟷螂のように食べられる日がくるんでしょうか?機会があれば、71mの女子を見てみたい。しかし、会津のシーズンは終わっている。その女子は中学にいってなにをやるんだろう?ちなみに会津で野球を選択している女子はいません。女の子が甲子園のグランドでプレーする日はくるのだろうか?
2005.11.17
昨日は、結婚記念日関連であたたかいお言葉ありがとうございました。すごいうまい肉を食べてきました。大和がいたので、おちついて食べれなかったですが・・・さて今日は練習に行ってきました。寒いので集まりが悪い。基礎のできていない下級生をみっちり教えたかったのですが、平日で明日も学校、18-20時までの練習はきついという報告もありました。親御さんの事情と指導者の事情、お互いのずれがあるのは仕方ありません。その子がもっともっとやる気になって、宿題を練習前に済ませ、学校でも居眠りしないように野球にも集中する。いい循環になってくれることを願います。最近、またいいこと(自分で勝手に思っていることですが)を思いつきました。いろんな方々を参考に(羽黒高校の元監督竹内さんむかしお世話になった学習塾の先生のいずみ先生など)いままでは、スポ少の練習しかみませんでしたが、学校の勉強もみてみたいと。スポ少の子供、宿題とかをやっていかない子も中にはいて、学校の先生からマークされている子もいると聞きます。それに目に余る学力の低さ。今年の卒業生、下から数えて何番だとか、自慢にならないことを自慢してました。すべてをカバーしようと思いませんが、せめて九九くらいは。別に先生や学校に気を使っているわけでもなく、宿題をやらないでいばっていないで最低限のことはやる。それって、スポ少以前の問題です。親御さんも、脅しで勉強やらないとスポ少やらせないといわれる方も多いようです。そういう子は、何か注意力散漫なところが多いような気がします。サインなども見逃す。軽率なプレーが多い。指示を聞いていない。全部が全部そうだとは思いませんが、なんらかの影響ありか?野球で、好きな高校をめざしているやつも中にはいるので、あまりにひどい人にはそういう指導もあっていいかなと思います。鉄は熱いうちに打て。最低九九を!まずは、宿題をやってこない子めらから。それといい映画。「がんばれベアーズ」とかを見せる。自分たちの試合をみる。などを付帯させて、グランド外でも野球について考える時間をもつ。平日は無理なので土曜、練習後に30分「指導会」を開きたいと思います。
2005.11.16
それは、競争です。競争する相手がいない。半ば、俺はレギュラー確定だと思ってしまう環境。ほかのチーム競えても、自チーム内ではなかなか競争は生まれない。歯を食いしばって、競争心むき出しの子めらはいることはいましたが、彼らは上級生をライバルにしていました。目標が高いから、上達も早く、上級生も認めてくれる、練習も中心選手と一緒にする。SHIMAさんも言っていましたが、うまくなる要素がたくさんあります。そんな子は、上級生にまじってでも、堂々としていました。今のチームには、競争が欠けている。わきあいあいとやっているのはいい。だけど、それだけではいけないことに気づいていない。味方の強さを確認するには、競い合って、お互いがぶつかり合うのが一番でしょう。深い付き合いというものは、そういうところかた生まれると思います。本気で勝負してこそ分かり合えるもの。お互いを知れば、目で会話できるようになり、ドラゴンズの荒木と井端の二遊間のように鉄壁の守備陣ができるかもしれない。かっこいいじゃないですか?目で会話するなんて!愛し合っている男と女でもなかなかできませんよ。競わせるということは、相手を蹴落とすということではなくて、相手の全力を引き出す、そして自分の全力でぶつかる。そこが気持ちいいとこだと思います。それを味あわせてやりたい。チーム内の競争を意識して練習していきたいと思います。そしてそれをどううまくフォローし、まとめあげるか?私も、競い合いながらがんばっていきます。
2005.11.14
最近、自分でも目標を口に出してポジティブに、アグレッシブに物事にとりくんでいるなぁと思います。そんな影響を大きくうけたのが、ブログで知り合った代表SHIMAさん。私は、そんな代表SHIMAさんの主宰チーム DREAM CHAMPLEの会津支部応援団長にも就任させていただいています。全国にいろんな業種の個性的で応援団がいらっしゃいます。私は、SHIMAさんのどこに惚れたか?一言で言うと、私の地域には、出てこない人。いない人。あったことのない人だからです。どんな人か?情熱をもって、卓越した理論も持って、人間としてもすばらしい。そういう人はわが地域にもいらっしゃました。SHIMAさんが違うところ。野球人として、スポーツマンとして、情報の大切さをしってる。またその情報を生かす術をしっている。ここが違いました。さらに、その情報を、人脈をいかして、目的を具現化する最短の距離を取れる人。その行動力、人脈はすごい。これは、取り入れていかないと。会津の子めらにも教えてやんないとと考えました。前置きが長くなりました。そんなSHIMAさんが力を入れているライフワーク。◆甲子園球児プロジェクト JBR 日本野球研究会 第1弾企画 『★夢・憧れの甲子園を30分で目標に変える技術!』トップチームプロデューサー代表SHIMAさんがまとめた小冊子です。先週手に入れました。各方面の方々が絶賛していました。私も、見たい!と思いました。正直、5000円は高いだろうと思っていましたが、甲子園にいった方々の実際の声がきける。何を思って、野球をやって甲子園を目指してきたかがわかりました。実際にそれをやってきて、甲子園へいった高校球児、複数のレポート。それも、東北、関西、九州、関東など各地域からの実践レポートです。これは価値があります。実際にやってきた人の生の声。聞こうと思ってもなかなか聞けません会津では。そこに、5,000円以上の価値があると思います。わが地域は、野球後進地域。近隣に甲子園にいったチームはここ何十年ありません。生の声が聞けません。そんな意味でも、ある意味ぬるま湯にどっぷりの中学生に読ませてやりたい。明確な目標があっても、その方法をしらない子供たち。この島本レポートがあれば、そんな子に、どんな道があるのか、指標をしめすことができます。夢をもっている子供たち、その夢に一歩でも近づけてやりたい。親ならば、指導者ならば、そう思うのではないでしょうか?そして、そんな子めらと一緒に考える。そんな我々をSHIMAさんもレポートを通してバックアップしてくれる。この投資は、野球後進地域の私たちにとってかなり意味のあるものです。このできたラインを通して、もっともっと子供たち、地域に還元できていったら最高です。そして、いつか会津から甲子園へ。そんな夢を、できそうかも知れないと思わせてくれたSHIMAさんに感謝です。全国の中学硬式クラブチームのデータもあります。『★夢・憧れの甲子園を30分で目標に変える技術!』買ってよかったです。12/11の横浜の講演会も行ってきます。野球革命の第1線をこの目でみないと。
2005.11.13
連夜のアドバイスありがとうございます。村の青年会の飲み会で今帰ってきました。ああ明日は仕事だ。さて、私がよく参考にするブログに野球小僧たちhttp://ameblo.jp/panthers/entry-10006021124.html文球両道http://blog.livedoor.jp/imanaka99/archives/29655273.htmlがあります。その中で話題の、バッティングパンチ。ティーバッティングのティーにボールが固定されている。ティーにボールを置く手間が省ける。バットを振りぬける、ボールを捕らえた感覚もつかめる。うーんいい道具だ。私も使ってみたい。毎日ティーをあげる人がいればいいです。しかし、そうはいかないときもあるでしょう。耐久性に問題があるかなぁと思いましたが、けっこう頑丈なようです。冬のボーナスで買ってみようなぁ。野球の道具となると、買ってしまう。自分で、試したくなる。そうすると、嫁が怒る。はやく息子大和(まもなく1歳)が大きくなって私の味方になってくれることを切に望みます。バッティングパンチのHPhttp://www11.ocn.ne.jp/~panchi/結構、高いかも。5000円だったら買いかなぁ。なんつって。
2005.11.12
昨日は、守備のスタートのきり方についてたいへん参考になるアドバイスいただきました。さっそく実践してみたいのですが、練習日は明日。はやく、みんなに教えたい!さて、今日は、わがチームの4年生のRについてです。Rは、レイザーラモンHGの大ファンで、ムードメーカー的存在。将来もピッチャーとして有望な野球好きのやや太目のファーストです。彼には、弱点が・・・打つときにオープンに足をだし、軸足も逃げてステップしてしまう。ベースよりラインのぎりぎりにたっても、打つときに一歩下がって打ってしまいます。軸足が残ってくれていれば、インサイドアウトでなんとか対抗できるのですが、軸足の下がって打ってしまう。自分が思っているところを絡め取れないので、真ん中から外よりのストライクゾーンの球でもあたることすらありません。自分では逃げているという意識はないとのこと。しかし、ボールがくると!あなた、反応してますから!残念!ベンチから、「逃げんな!」。お父さんからも「逃げんな!」のかなり強い檄。そんな彼は、パニくってしまうことも。どうしたら、逃げなくなるのか?下がらずに打てるようになるのか?考えました。対応策は1.123で前にステップしながら下がらないで打つ。わがチームではダッシュ打法と呼んでいます。2.ステップしない。横浜の種田のようにステップしなくても言いように開いておく。3.竹でケツを押しながら、下がらないことを意識させながら打つ。最初はティー、ゆるい球。あまり言い過ぎると、かえって意識しすぎるので、ベンチも含め最近はいわないようにしました。以前のどこかのブログで、「高めを打つなぁ!」といえば言うほど、高めに手を出す。高めを意識させないように、ベルトの高さだ!とか言い方を変えてやるということがありました。言い方しだいで、相手の捕らえ方が違う。意識しすぎて、力が入るよりも、頭のどっかにおいておく程度でいいこともある。それを使い分けるようになりました。現在も彼は下がる癖は直りきっていません。そんな彼を、同じ学年の打撃のいい選手と競わせています。その彼は守備が苦手。今のソフトボールには打撃専用選手、守備専用選手がありますので、二人で一人前にで出場しています。来春には、ふたりとも自信をつけて、はれてひとりで出場できるようになってほしいものです。どんな技術でも、考えなくても自然と出てこなくては、とっさの時に対応できない。ヒーローインタビューの時に、「自然とバットがでました。」小憎らしいほどの余裕でといえるくらいのレベルまで持っていってほしいです。これから、地元消防団の秋の夜警です。ああ寒いなぁ。
2005.11.10
グランドが使えないオフシーズン突入です。今日なんか、近くの山に雪が降りました。雪の降らないとこは、うらやましいなんていってないで、できることからやっていきます。わがチームにかけていること。1、DTZ(デンジャラストライアングルゾーンの略) ライト、セカンド、ファースト。魔の三角地帯の守備力の向上。2、全体の守備の向上。スタートの早さの向上。外野から内野の連携。3、キャッチャーの捕球技術の向上。4、ピッチャーの安定性、スピード。5、下位打線をしぶとくする。などがあげられます。特に、DTZの守備力を鍛えなければ、大事なところで崩れてしまう。みんなにも、彼らにもがんばってもらいます。なぜ、捕れないかを考えたとき、思い当たること。一番は、いつでもこい!という心の準備。それといつでもスタートできるような体の準備ができていない。ボールが来た瞬間に、まずびびる。混乱して、硬直してしまう。次にやっと、捕ろうとする意識がきて上体をたかく、構えながら走る。構えてしまうから、早く移動できない。落下点にはいれない。余裕がない。エラー。悪循環の連鎖です。一般的なフライ、ゴロを捕るには、逆算して余裕があればミスはへる。どうやったら、余裕ができるか?やはり、心の準備と、姿勢の準備。そしていかにいいスタートをきるか?これにかかっています。反復練習しかない、自信を少しずつ積み重ねていって、種をまいて、試合でのばし、いっきに花をさかせる。自信をつけされることが役目なんです。寒い室内練習。ただでさえ、気分がなえる上に、練習にいくのもおっくうになる子めらもいます。そんな子めらをどうのせるか?のせるスキル、指導者にとって重要だとアズマさんもいっていました。そのあたりは、得意分野!フル稼動で、この冬を飛躍の冬にします。それと、もうひとつ。次週から、「野球ノート」をひとりひとりに配布します。大目標、中目標、小目標など、常に目的意識をもって行動できるように心がけさせる。そして、自らを反省もする。そのノートは、将来宝物になること間違いなしです。これは、あるスポ少からパクリました。やりたいなぁと思っていたのですが、実行するは初めてです。雪のせいにしない、オフシーズン。雪の下で、たくましく育つふきのとうのように、この冬を飛躍します。
2005.11.09
最近、思います。以下に、自分が無理な注文をしてきたかと。何回いっても、打撃フォームが直らない子。投球フォームが直らない子。悪い癖をなおそうと躍起になっていたころがありました。才能のある子供たちが目がでないで終わった。私のせいなんですねぇ。私がやってきた、教わってきた型にはめようとしていました。高校野球で主軸でもレギュラーでもなく、そんなに芽の出なかった私の型にはめようとしていました。それでは、小さくまとまりすぎて、それ以上の結果などでない。みんな同じ型にはめたとしたら、多様性もなく、その型に強いタイプの出現でころっとやられてしまう。型にはめてはだめなんですね。もちろん、スタンダードと、ここでいう型は違います。型とは思い込みにちかい。基本は、抑えるべきところは抑える、これは原点です。ここ数年、そしてブログをはじめて多くの人の意見を聞いて、納得して、自分で考えながら、選手もっている力を引き出すような姿勢をとっているつもりです。「ちがう、ちがうそうじゃない!だめだめ!」まず、それを言わない。いい部分、優れた部分ををみる。「うーん、いい下半身主導!」とか。そうやって見ていくと、その子にとっては、その一見セオリーを無視したような打ち方であったり、投げ方であったりする場合があるんです。肩やひじをいためるような場合は別として。たとえば、手塚理論のヘッドステイバック。こんなことは、今まで教わったことはありませんでしたが、やってみると至極、理にかなった動作だと気づきました。それを私が気づく前から、やっていた子めらがいました。すごく後ろの重心、後ろ足は拇指球回転ではなく、内かかとで捕らえる感じ。かかとがぱっとあがりません。ねばってうねりあがる。まさにうねり打法!よくこのうち方で、ライナーがうてるなぁと思っていましたが、うねっていたんですね。そういえば、3年のときに代打で出したときもいきなりホームランをうったっけ。この子めらは自分なりの打ち方を極めようとしていたんです。おどろきとともに、その子めらをひそかに参考にしてしまいました。チームに多様性を持たせる。どんな相手がきても、誰かが対応できる。そんなチームこそ強いんじゃないかと私は思います。4番を並べても勝てない、リードオフマンばかりでもだめでしょう。バランスの取れたチーム。多様性を認めるチーム。それは、気持ちのうえでもそうです。強気なやつばかりでもだめ、慎重なやつばかりでもだめ。いろんなやつが混じりあって、ベクトルをおなじくする。同じ薬品を濃くするよりも、雑多なものあつめる。そこには、予測できない化学反応がおこるでしょう。そんなチームをつくりたいんですが・・・人がいない。せめて個性だけでも多様性のあるチームにしていこうと思います。わが連盟では、すでに異色のチームとして、見られています。でもそれでいい。人まねでは、長年やってきた人に勝てない。わがチームの色でやっていきます。
2005.11.08
この前の新人戦のこと。優勝した相手と戦っていたときに、チームが音を立てて崩れていくのがわかった。そんなときは、きまって選手もベンチも保護者も静かになる。あの静けさが、妙にむなくそわるい。大嫌いだ。シーソーでいうなら、むこうに落ちていくのをとめられないで黙ってみていく瞬間みたいな。その中で、心底負けることを意識しないで勝つことをひたすら信じて必死にくさがろうと努力するもの。負けるかもしれないが、それを打ち消してがんばろうとするもの。どうしていいかわからないもの。負けを意識して、脱力するもの。試合そのものをぶん投げるもの。いろいろいる。指導者、保護者を含めチームの全体がばらばらな方向を向いているとき。その矢印の力、ベクトルは大きくならない。その矢印は相手に飲みこれてしまう。この前の、試合がまさにそうだった。3回までで、10点献上。エラー、四球、暴投、野選、うまくいかないことが重なって泣き出すものもいた。そんなとき、私が言えること。だれがなんと言おうが、あきらめてはならない。あきらめた時点で、すべてが終わり。あきらめそうになっても、くじけそうになっても下をみるな。空元気でもいいから、上を向いて、涙を止めて、声をだせ。点差はどうあれ、自分が負けていないと思ったら、負けじゃない。もう一度、やってみよう。そんな意味合いのことを言います。しかし、がっくりきているときは、何をいっても心には届かないときもあります。いままで多くの試合が、このしずんだ重い空気のまま終わったことがありましたが、この前は違いました。最終回、それまで猛攻を受けていましたが、ふっきれたようです。うなだれていたエース涙も乾きました。フライを捕れずに、ころんだセカンドの子もボールを必死に体でとめる努力をしました。ひとりひとりに闘志が戻ったとき、もういちど這い上がる瞬間。みなの矢印が再びひとつの方向を向きました。そこで試合終了。確かに試合は、大差で負けました。しかし、もういちど這い上がることを経験しました。毎回得点でしたが、最終回はきっちり押さえました。負けたとしても、ぶん投げた試合とはあきらかに違います。負け試合でも、次につながる野球。試合は1試合で切れますが、彼らの野球人生はすべてがつながっています。ひとつとして抜いていいプレーなどあってはなりません。しかも、負け試合だからといって闘志のないプレーなどなんの約にもたたない。野球だけでなく、いろんな状況でもそうです。負けはじめで、すぐにぶんなげる。負けぐせ、逃げ癖がついてしまう。負けるかもと思っても、ふたたびがんばろうとする気持ち。それをもたないと、何も始まらない。どんな状況でも、自分を奮い立たせ、仲間を奮い立たせ、チームを奮い立たせる。ベンチにいても、グランドにたっていてもそれができているチームは、強いし、かっこいいし、気持ちいい。わがチームも、そんなチームへの片鱗を少しずつ見せ始めています。負けそうになってもあきらめない。全員がその気持ちになれる。そんなチームにするためにも、多少は追い込むことも必要かなと思います。まだまだ、まだまだやれるんだという強い気持ち。いったん、落ちて、また這い上がる。それが試合中にできる、こころの強いチームづくりもしていかなあかんと思いました。
2005.11.07
新人戦の結果、3位入賞を果たしました。さらに来年のシードも獲得。勝負は下駄を履くまでわからない。何が起こるかわからない。くじ運もよかった。主力の欠いた穴をみんなでカバーしての勝利。よくやった。その気持ちでいっぱいです。みなさんにも心配していただきましたが、あらためて野球の面白さをしった一日でした。1回戦は、実力はほとんど五分の隣の小学校。春から切磋琢磨してきました。春先の練習試合では、こてんぱんにやられましたが、晩夏の公式戦では1:0の勝利。向こうも本気でかかってくるはずです。相手の投手の球を捕らえているのですが、野手の正面やファインプレーで阻まれる。エラーがらみで1点を先制されていやなムードが漂います。中盤に向こうのミスで同点に追いつき、最終回へ。ドラマはここから、いきなり始まりました。表の攻撃を何とかしのいでの、わがほうの攻撃。7,8,9の下位打線です。なんとかランナーを出して上位につながればチャンスはあると確信していました。7番は、今年の春から入団したばかりの5年生。周りは、みんな3年生から入っています。彼は、たよりない部分もあり、試合なれ場慣れしてない分コンプレックスもあったようです。みんなからフォローされることが多く、いまだ守備はたよりありませんが、意欲はあります。決してスマートなやり方はできません。いつも鼻水をたらしながら、真剣な表情でもくもくといわれたことをやるタイプ。愚直なまでに、朴訥。家では毎日の素振りを、取り憑かれたようにやっているそうです。そんな彼が、いきなりかっ飛ばしました。どんぴしゃのタイミング。鋭く振り抜かれた打球はレフトの頭上へ弾丸ライナー。もんくなしのホームランです。そんなときに、親はいない。みせてやりたかった。そして感動してほしかった。ほめてあげてほしかった。最近の試合では、クリーンナップも振り遅れるような速球のピッチャーの球にもついていけるようになっていたので、三振はしないだろうと思っていました。7,8,9の誰かがエラーがらみか、四球で出てくれればいいなぁと思っていた矢先。まさか、ホームランとは・・・彼が試合を決めました。こういうことが起こるから、野球は面白い、指導者は面白い。綿密な計画やシュミレーションなどでも、予想できないことも起こる。みんなの手荒い祝福の中で満面の笑顔の彼をみて、目頭が熱くなってきました。彼は、今まで以上に野球が大好きになったでしょう。そしてもっともっとうまくなろうとするでしょう。その彼をみて、ほかの選手もうまくなろうとする。毎日の素振り、練習は裏切らない。そんな彼をしっかり見ていてくれたのかどうかわかりませんが、野球の神様に感謝です。その後は、優勝候補とあたって、11:0のコールド負け。急造の守備位置を攻められちぐはぐな野球。おまけに、選手は泣き出すし、試合になりません。相手投手も速かった。完全に実力負けです。ここにも勝たないと会津で一番にはなれません。いつかリベンジを誓って3位決定戦に。3位決定戦は、相手のミスにも助けられ、6:2で快勝。2番手投手や守備の確認ができたので収穫はありました。はじめてアウトをとった選手。初めてヒットをうった選手。エラーをした選手。今シーズンは終わりました。彼らの成長なしに、会津で一番にはなれません。この冬。もう一度、基礎を確認し、さらなるレベルアップを目指します。
2005.11.06
いよいよ今日は今シーズンの最後の公式戦。ないても笑ってもこれが最後。笑って、爆笑して、うれし泣きして終わりたいです。当日抽選なので、どことあたるかわかりません。どきどきです。今日の練習は、なかなか調子に乗れずにいらいらしましたが、バカみたいに、でかい声をだして、無理にハイテンションにしたら、全員流行の、HGになってました。調子にのるのはいいんですが、歯止めがきかない。しかし、腹の底から声をだしたのが気持ちいいのか、体育館での守備練習では気合が入っていました。球際に強くなる練習。二人向き合いで片方が目をつむって、「ハイ」の合図で活目。その瞬間にきわどいところにフライ。バックにダッシュで後退し、すばやく落下点にはいってキャッチング。目を瞑るのでやたら集中します。スタートが命で、体のターンも必要。球際なので、とると気持ちいいです。何回でも挑戦し、さらに難しいボールを要求します。この練習はうけましたし、つかると確信しました。いいムードになってきたところで明日の試合に臨みます。試合展開なの余計なことを考えないで、その場に応じた臨機応変な態度で臨みたいと思います。うちのチームは、指導者の顔色を伺ってやるチームではありません。ひとりひとりが目立ちがりで、評価されたくて仕方ありません。鳥肌の立つような、ぞくぞくした試合を一緒に戦っていきたいです。試合に出られず、ベットで休養中の4番で捕手、うちの城島のためにも。
2005.11.04
わが地域の組織について考えます。現況は、地元のソフトのチームが7。中学にいくと、野球部が4になり。高校は、みな別々のところにいきます。地元には県立高校のみ。会津には、野球に有望な私学がありません。中学のときに、目立った子はほかの地域の私学にいくこともあります。今、私が考えていることは、小学校と中学校の指導者の縦のラインの連携。ひいては、高校まで連携できればなおよし。今高校野球の九州大会では、県立の長崎清峰高校と沖縄の離島の八重山商工の対戦となりました。私学の強豪ぞろいの中での、この2校の快進撃。設備や資金で私学に一歩譲る県立高校。この2校が勝ってきたのにもわけがあるんです。どちらも地元の選手。同じ指導スタッフで一貫した指導。地元の厚いバックアップ。私が思っていたことを、さらに綿密に規模もでかく実践しているところがあった。野球留学もこの方法も子供達の夢をかなえることには変わりはありません。ただ、会津には人材がいるんですが、それぞれ孤軍奮闘でつながっていない。横につながり、縦につながれば、「会津悲願の甲子園へ」という一枚の織物が折りあがると思います。批判ばかりは誰でもできる。ブログを通して、企画力、行動力のある方々を見てきました。できないことはない。まずは、そういった人材をつなげることから初めていきます。
2005.11.04
小学生に限らず、どんなものにもアクシデントはつきもである。しかし、今回はつらい。うちの主力中の主力が、入院してしまった。全治1週間。あさっての今シーズン最後の大会には間に合わない。さっき、見舞いに行ってきたが、回復しつつあるようだった。そこで、思った。私よりも、本人のほうが断腸のおもいなんだろうと。このチームで自分のやくわりをしっているし、捕手という要のポジション。彼がいないこのチームは・・・考えるだけでもぞっとする。しかし、これも野球の神様があたえたもうた試練。今日さっそく守備の確認をしてきた。コンバートで急造でつくった守備陣形。守ったこともないポジションに不安の顔がみえる。ケロッとしているやつもいる。うろたえるのは誰でもできる。ようは、ここをどうするか?逆に言えば、4番の座を狙っていた5番の打線が爆発するかもしれない。人事は尽くした。後は天命をまつのみ。待つのは性に合わないので、掴み取るのみ。くるならこいの精神。しかし、神様はきまぐれだ。
2005.11.03
私もやってましたトスバッティング。バットコントロールの練習だと自覚していました。体に染み付いてか、やらないと気がすまないくらい。でも、どうなんでしょう?ものによっては、ピッチャーゴロを打つ練習とか、実践的でない練習とか言われている部分もあります。私が思うに、まったく意味がないとは思いません。効率よく、ミーとさせるにはいい練習だと思います。ただし、ピッチャーのコントロールがよければ。思うに、打撃の極意とは、どんあフォームであれ、打てればいいわけで。その人が打てるやり方が、極意だと思います。ただいろんな人が解説していることは、その人にとってヒントでしかない。最終的には、その人が咀嚼して、自分なりのやり方を極めていく。打撃に万人に共通するやりかたなどない。やっぱオンリーワンでナンバーワンなのでしょう。それを鑑みてのトスバッティング。あまり重要視する項目ではないのかなぁと思います。じゃぁ、どんな打撃練習がいいのか?究極の打撃練習とは?まず、人に教えてもらう前に自分で考えたいと思います。ひとつ思うこと。原点は、いろんなプロ選手のまねをした、かたちにとらわれない田んぼ野球。これかなと思います。
2005.11.01
大事な場面で、フライのとれない子たちがいる。その子は、毎日素振りして、練習も一生懸命で日々うまくなっている。しかし、試合を決めるような大事な場面で、フライがいくとすぐにバンザイの姿勢をとり、硬直してしまう。グラブをすぐに出すから、左右に動けない。さらに目の前にグラブがあるので、落下点に入れない。結果は無残。一生懸命やればななんとかなる。一生懸命捕ろうと思って動けば捕れる。昔そんな言葉を聞いたことを思い出した。一生懸命だけでは、解決しない問題もある。ただし、うまくなろうとする要素に一生懸命は必須だ。その彼の一生懸命さを生かす方法。考えました。まずは、フライが上がっても硬直しないように余裕を持たせる。どうやって余裕を持たせるか?数多くいろんなパターンのフライを捕らせる。それも試合と同じような状況で。試合中、守備位置を動かないフライなんてめったにありません。移動して捕球が基本。「動」から「動」へ。なんか違うかな?移動しながらの捕球もあります。生きた球を取れるのが一番いいのでしょうが、まずはそこまでにいく土台作り方から。まずは、緊張感をつくるために、はじめの合図で目を瞑って絶叫。息がだんだんきれるようなところで、合図。目を開けると同時にボールをやや左右にフライ気味にあげる。ダッシュで移動。それを捕球。だんだん、ふる幅を広げていく。それプラス、バスケでやっているような移動しながらのはやいパス回し。考えて、しかもすばやく行動しないと回転しません。はやさについていくことで、普段の動きに余裕がでる。球際に強くなることで、自信がつく。そんな効果を期待しています。私なりに考えた練習法です。フライを取れない子達は、普段の動きもおそいような気がします。練習と練習の間の移動、次の練習の準備。なににつけてもすばやく動く練習。そのためには次になにをすべきかを頭に入れておく必要がある。のんべんだらり、人に言われてからの行動ではなく、最初に練習メニューを提示し、自分たちで把握しておいてからのすばやい行動。意識を変える。変わろうとする時に、おそすぎるという言葉は存在しない。もういちど、練習を見直しています。
2005.10.31
新人戦の2大会目。1回戦の相手は、以前にさよなら満塁ホームランでかろうじて勝利をつかんだ相手です。こちらは歓喜の絶叫、向うは悔し涙を流してうなだれていました。天国と地獄を分かつ1球の怖さを知りました。そして、この新人戦で再びあいまみえる。チームに勢いづけようと、先攻を選んだキャプテン。しかし、早いカウントからボールだまに手を出し、相手の守備にリズムを与えてしまいます。対象的にわがチームは、先頭打者がなかなか切れません。エラーがらみで出塁されて、常にランナーを背負う形のわがチーム。そこへ討ち取った当たりなのですが、内野と外野の間に落ちるポテンヒット。送球のミス、中継のミス、カバーリングのミス。ランダウンプレーのミス。ミスの連鎖。歯車がうまくかみ合いません。結局、流れにのれないままに試合終了。今回は7:0できっちり借りを返された形になりました。試合終了後、保護者の言葉。「間におちたのは運がわるかった。」運が悪かった・・・帰りの車の中でその言葉を反芻しました。運。その一瞬だけを切り取って、みたならばそうかもしれない。だが、そこまでにいたる過程、わがチームの努力、相手チームの努力。運という不確定な要素。もっと警戒していれば、もっとスタートを早くしておけば、防げたかもしれない。結果から逆算して、どんなふう準備していれば、防げたかを考える。一生懸命やっているのは認める。しかし、いつも守備位置が同じで、その一生懸命さを生かしきれていない。もっと、チームとして、その子たちが機能するような方法を練習するべきでした。運さえも味方にできる。その準備ができる練習をしていきます。ラッキー、アンラッキー。「運がよかった。」で片付けれられないためにも。
2005.10.31
今日は、わがチームの状況について考えたいと思います。わがチームの特徴は、投手を中心に、センターラインに打たせてとり、数少ないチャンスをものにし、僅差を守りきる。私が思うわがチームの実情です。センターラインをしっかり。そして、打撃は、分散しないで打線は集中する。しぶとくねばってチャンスをつくり、その集中した打線にチャンスをつなぐ。ソフトボールの場合、大抵1試合50分もしくは1時間を経過したら次の回に入らないというルールがあるのでへたすると3、4回でおわることがあります。そんな中でチャンスにめぐりあえるのは限られてくる。そのチャンスをものにしたほうに、勝利の女神は微笑みます。攻撃は、歯車がうまくかみ合うことが多くなってきました。しかし、守備。とくに、今年の春にはいったばかりの発展途上の4、5年生のところに大事な場面でボールがいく。もう少しのところでミスがつづく。打球への反応、次にどこに投げればいいのかという状況判断などどうしてもうまくいかないときがあるます。当の本人は努力家でだんだんソフトが好きになってやる気もでてきました。ここを乗り越えてくれれば、その子にもチームにいい影響を与えてくれるでしょう。替えがいないわがチーム。この子に育ってもらうしか手はありません。でないと、この前のチームのように狙い撃ちされてしまいます。彼も俺もなんとかしなきゃと自覚を持ってきています。練習前、練習後のミーティング。呪文のようにみなで唱えています。「会津で一番。オンリーワンでナンバーワン」後半は、SHIMAさんのぱくりです。オンリーワンってなに!?という質問が・・・おいおい、わからないで使っていたのか?自覚。どうすればいいかを考えるようになってきたのはいい傾向です。家族にはわるいが、明日も練習、がんばります。
2005.10.28
ぼろぼろに負けました。21対2.なんだこのスコアは。この前、会津一のピッチャーに惜敗したのも現実。そしてこれも現実。どちらも、本当のわがチームなのです。立ち上がり、先攻をとられたわがチーム。ランナー1、2塁で2死まではとったのですが、ここ一番のセンター前ヒットからのクロスプレーでなんでもないボールをキャッチャーが捕球ミス。ここ一番で、もう少しのところでふんばれない。この前の試合は、もう少しのところを踏ん張っていたからこそいい試合ができたんです。たまったダムの水、表面張力でふんばっていたのに、流れ出すと一気にいってしまう。1、2回は引っ張ってきたのですが、セカンド、ライトの守備が甘いとみるや、徹底して右狙い。それができるからすごい。味方のエラーがらみでピッチャーはコントロールが定まりません。四球を連発。甘く入ったところを痛打。いっきに流れは向こうへ。要所要所、タイムをかけて対策を練って、備えてはいたのですが、もうすこしのところをボールが抜けていく。守備で流れをつかみかけていても、お互いがかみ合わない。悪いところがでました。ここを最小限に抑えて、立て直すことは容易なことではない。何人かは、声を張り上げて、必死にくさがろうとするのですが、片一方では、くやしくてもう泣いている。泣くのは、試合が終わってからだろう!試合後、帰りの車の中で相手チームと、わがチームを比べてみました。下から上にいたるまで、自分が何をすべきかをしっている。スタッフが口をはさむことは、ほとんどありません。そのすべきことに向かって、全力を尽くす方法もしっている。個々の役割、それがチームとして有機的に機能している。強いわけだ。ひるがえってわがチーム。ひとつのエラーでまとまりを欠く。一部、だれかの指示がないと動けない。みんな違うことを言っている。こころからの仲間への気遣いに欠ける。チームとし、ここの大きさの違うベクトルを、同じ方向へ向けさせるような練習が必要だと思いました。調子がいいときはいいではなく、ピンチのときも、劣勢のときも、みんな大きさの違うベクトルを掛け合わせて、大きなベクトルにする。一人として、違う方向をむかないような。技術面も含めて、もう一度スタッフ全員立て直す決意をしました。もう一歩上へいくには、まだまだ足りないことが多いようです。たかだか1試合。我々スタッフもいい試合をしたからといって調子にのっていたかも知れません。直すべきところはわかっている。ただ一朝一夕にはいかないでしょうね。いかにして、強い時の彼らを引き出すか?今回のロッテがお手本のようです。会津で一番になる。具体的な目標が、われわれを支えてくれています。
2005.10.26
今日のNHKのクローズアップ現代は、今話題の高校野球について。野球留学の規制の話でした。肯定派は、羽黒高校の元監督さん。否定派というか、理想派は長崎清峰の監督さん。どちらも野球が好きなことにはかわりない。ただ、やり方がちがう。しかし、球児の努力、夢への勢いはとめられないと元羽黒高校の監督さん。サッカーのピラミッド型のすその広がりを野球と比較していた。すべてはワールドカップのために!野球も世界と戦うためには、ある程度の準備は必要だ。強くなりたい、夢を現実にしたい。切実な思いを断ち切るほど、高野連とはそんなにえらいものなのだろうか?ただ、お金がからんできたり、利権がからんだり、大人同士のきたない世界に巻き込まれる子もふえるだろう。規制ではなくて、留学を公認した上で、ガイドライン作り、環境づくりを優先すべきだと思う。クローズアップ現代。BS1で23:55から再放送するようです。
2005.10.24
ブログ仲間の吉田さんの愛読書 鹿児島ベースボール倶楽部上達屋などで紹介されていた「バッティングの極意」を最近何度も読んでいます。我々がいままで教わってきたことが、ずれていたことに気づきました。母子球ターン。二重振り子。など、ああなるほど、こういう原理だから打てないんだとわかりました。でも、まてよ、同じことをおそわっていても、かなりのアベレージで打っていたやつを思い出しました。上からたたく、後ろ足のかかとを上げる。本の中では、否定的なこの動作。しかし、この動作はある一面をとらえた表現であって、これがすべてではない。これを自分のスウィングにどう生かすか?教えられたことを忠実にこなすのではなく、自分なりにアレンジしていく努力が必要だということに気がつきました。中学、高校でここまで考えてやっていなかった。いわれたことの一局面しか頭になかった・・・一生懸命やれば、うまくなると思っていましたが、限られた時間の中で、しかも高校という同じ時間の条件の中で、ただ単に「一生懸命」だけではだめなのでしょう。いかに効率よく、集中的に体に、脳に吸収させていくか?理解して練習をこなすのと、ひたすら反復によって会得するのとでは時間のかかり方が違う。その人の意欲もさることながら、指導者、スタッフの力が大きい。まちがったことは教えられない。このプレッシャーを感じつつも、研究しています。本や他の指導者を鵜呑みにしないで、まず考える。自分がやってみる。そしてひとりひとりに当てはめてみる。あうか?あわないか?相手が小学生なら小学生にわかることばをなるべく選らんで、なぜこの練習をするのか?これを意識しながら、最近は練習しています。ただ、思うのはそのときにこの本を読んでも理解できたかどうか?今だからこそ理解できるようになったんじゃないか?われわれ指導者は、それをうまく伝える努力が必要。常に、セオリーがセオリーとは限らない。独りよがりの指導にならないためにも常にアンテナを張り巡らし、いろんな人を交流していくこも指導者のつとめだと感じました。で、うねり打法。最近試しています。素振りの練習で、右打者の場合、右大腿部の内側、弁慶の外側の筋肉が痛くなりますが、これははいいんでしょうか?ともあれ、ヘッドステイバックで、球がひきつけられるようになって、外郭の球もうてるようになったし、切れなくなった。右方向の打球が多くなりました。中学の時にだれ教えてくれればよかったのに。そう思ったので、さらに注意深く子供たちを観察していきます。うねり打線で、会津を制する。この冬が勝負!
2005.10.23
本日、新人戦でした。写真は1回戦、試合直前の様子です。さむかった。1回戦は、攻守がかみ合わず危なかったですが、なんとか要所を締めることができたわがチームが勝ちました。懇意にしている地元の連盟のチーム同士での対戦はせつなかったですが、仕方ありません。やるからには全力をだしました。子供たちは試合後お互いの健闘をたたえたっていました。2回戦は、優勝常連チーム。今年の6年生時代も優勝、準優勝を何度も経験しているチームです。監督さんも長年の実績も指導方法も確立されているかたで経験豊富。指導者講習会では、講師を勤められるほど。私もその講習会で資格を取得しました。県内では知らない人はいないんじゃないかと思うくらいの「名物監督」です。結果は、2:1で負けました。なぜ、負けたか?監督の差。いろんな要因はあれど、これを痛感しました。まさかあの場面で、スクイズとは。県内トップクラスの速球を武器にする5年生エース。このエースを要して、6年生とともに数々の栄冠を手にしてきました。わがチームは、この対戦をみこしてこの数週間徹底した速球対策。夕方は5時にくらくなるので、1時間をかけてバッティングセンターにいっての打ち込み。バレースポ少がつかわない日をねらっての体育館での新聞紙ボールの打撃練習。わがスタッフが徹底したのは、打撃動作に入る前の準備を早くすること。必要最小限のコンパクトなスイングを心がけること。この2点に絞って、速球に「目」と「こころ」をなれさせていきました。その練習が功を奏してか、初回から連打。相手はびっくり、わがチームの保護者もびっくり。ほくそえんだのは、チームのスタッフです。満塁から4番の犠牲フライで1点。相手のエラーとかではなく自力で先制パンチを入れました。ちょうしにのると強いのがうちのチーム。普通なら抜ける当たりをバシバシつかみます。しかし、むこうも本気。連打と好走塁で1点を取って同点。あれよあれよと回はすすみますが、終盤にわがチームのエラー、そしてワイルドピッチ。ここらへんでくずれない強さを身につける必要を感じました。いままで強気の相手の監督。1アウト3塁打者7番。2ストライク。今考えれば、スクイズも警戒しなければいけなかった。一転してスクイズ。打者走者も1塁セーフ。ここで集中力が切れるとおもいきや彼らはふんばりました。しかし、この1点がきいた。おいつけませんでした。あの場面でスクイズ。やられました。もう一歩まで追い詰めましたが、やはり相手は強かった。まだまだ修行不足を感じました。状況判断と冷静さ、あの時は熱くなりすぎていたと反省します。監督とは場面に関係なくひとりさめた目をもたなければならない。子供たちにあやまりました。会津で一番を目指すには、ここに勝たなくてはなりません。善戦しても負けは負け。自分たちの力が通用すると自信をもちはじめた彼ら。新世代の草魂の子めらの戦いはまだまだはじまったばかりです。
2005.10.22
明日は、全会津の新人戦です。1回戦は、地元の小学校。本当に今年はよく対戦した。なんで、わざわざとおいところまでいって、地元のスポ少とあたるんでしょう。めぐりあわせってやつですかねぇ。あたるところとは本当によくあたる。このチームとは手痛い逆転されたことがあります。気を引き締めてのぞまねば。昨年の新人戦は、散々でした。一年たって、彼らがどこまで成長したか?また、彼らの相手がどんなチームになるのか?それを見極めてきたいです。といっても、新人なのでボロはでるでしょう。これから毎週新人戦の一発目。緊張しないように、彼らのいいところを引き出していきます。
2005.10.21
なんでもそうであるが、野球をやる上で環境とは大切なことだ。野球が盛んな地域で生まれた子。そうでない子。スタートから差がでている。でも、そんなことをいっても始まらない。生まる親を選べないように、野球が好きな地域も選べない。嘆いてもなんの前進もない。ブログで奮闘している少年がいる。彼と彼のパワフルなご両親を見ていると、実際見ていないが、見ているような気分になってしまう。勇気がわいてくる。環境に抗い、母父とともにがんばり、夢に対して迷いがない。それを応援するブログの仲間もすばらしい。そして最近会津から応援するようになったDREAM CHAMPLE主宰のSHIMAさん。野球もすごいが、この考え方もすごい。勉強になります。有機的につながる野球の和。そこに入って自分のやれること、やりたいことを声高に叫んでいきたい。文章に「~だと思う。」と書くことが減ってきている。思うんじゃなくて、やるんだというSHIMAさん流の自己暗示。人との出会いは、自分を変える。大和にもはやく教えてやりたい。一期一会お願いします
2005.10.19
春先には、どのチームにもことごとく負けていたわがチーム。あいてからも、あそこと一回戦あたるとラッキーなんて声も聞こえてきました。保護者からも、今年は一勝できるかわかんなぁなんて言葉も。昨年の秋の新人の段階で自分のチームを分析した結果、春先はそうなるだろうなぁと思いました。くるしい戦いが続くだろうが、秋口にかけては、いままでカモネギだったけど、きっちりお返しはすると決めていました。秋にかけて、実力があがっていく、そんな要素を持っている子供たちが多い。春の段階ではなかなか芽はでないだろうと。練習試合を組むよりも、きっちりと守備の連携なり、投手の安定力を育てるほうが先決。そしていきなり強いチームと戦いよりも、やや上のチームと対戦して、常に集中力を切らない試合をする。この人たちは、あきらめるのが早すぎて、5点差がつこうものなら、ぶんなげるやつが数人、そこから全体に負けムードが伝染していきます。そして夏場、強いチームと戦い、負けはしましたが、俺たちだって結構やれるんだという自信がついてきた。そして、自分たちと同じような環境のチームに出会い。自分たちがまだまだ声も練習態度も野球への思いもぜんぜんたりないことに気づいた。なんべん言っても自分たちで気づかないことには、ものになったといいません。逆に言えば、自分たちで気づいてやるようになればしめたもの。指導者としてはかなり楽になります。がしかし、そこは子供、ながくはつづかず、てこ入れ、カンフル剤の注入など、いろんなケアは入ってきます。私も人間ですから、機嫌の悪いときもありますし、家族のこともありますが、スポ少をやっているとき、グランドにいるときは集中しようと心がけます。そんなこんなでこの秋。春先負けていたチームに見事リベンジ。1回戦は自らのミスで序盤に崩れて4点献上。最後に集中打でサヨナラ満塁ホームランで勝ちました。ぜんぜん格上のチームも最終回、1点リードのところまで追い詰めましたが、最後はうっちゃられました。やっぱ底力はすごい。逆転で負けました。そんでも3位に入れた。むこうもつよくなったと認めてくれましたが、くやしかった。たったひとりの6年生。これで本当に引退です。いままで、このくそわがままな5年生をよくぞまとめた。まとめたというより見守ったといったほうがいいが、それが彼のやり方。さて、この冬はさらなる飛躍を誓って打撃と投手を育てたいと思います。となり町には東北大会を制したチームが。そこを倒して、まず会津で優勝を狙う。明確な目標をもって、SHIMAさん方式で声にだして自分にも回りに暗示をかけていきたいと思います。
2005.10.18
裏方って、ほんとうにありがたいなぁと思います。なんでそう思うか?実は、明日、わがスポ少とほか数チームでの主催の大会があるんですけど、いろいろやることがあって大変。大和の入院。仕事やプライベート。いろんなことが重なったのもあるが、この大会の裏方は大変だ。要項つくり、審判の手配、用具の準備、スタッフの確保、配置などなど。ついさっきまで準備に追われていた。みんなド素人なのでうまくいかない。自分が風邪引いていたなんていってられない。でも、なんか充実感もある。いつもほかの地区の大会に参加してはいるが、いざ主催する側にまわるとその苦労がわかる。本当にありがたいと思う。なぜ、そこまでやるか?一生懸命にがんばっている、こめらの笑顔が見たいから。その一心。明日は雨の予報ですが、気合いれてがんばります。
2005.10.14
わが地元の協会のチームが東北のソフトボールスポ少を制覇しました。会津からでは初の快挙。やるやるとは思っていましたが、ここまでやるとは。本当にすごい。同じ協会に所属するものとして、気持ちよく思います。そして、そのチームを倒せば、俺らも東北一だ!なんて勝手に都合のいいように解釈して日々練習しています。そのチームの指導者、団員、保護者。本当に気持ちよかっただろうなぁ。うらやましいです。どこにでもチャンスはある。可能性はゼロではないことを教えてくれました。やっぱ、そのチームはやっている。雨の日も風の日も、ナイターまでつかって練習。全日本女子の監督、宇津木さんもいってました。「練習は裏切らない。」当たり前のことなんですが、それを本気でやるところに強さがついてくる。やってできないことはない。こわいのは、はじめからあきらめること。ブログの仲間たちも日々がんばっている。原点にもどって、初心にかえって、少しずつ積み重ねていく。ここからまたはじめます。
2005.10.11
長かぁ、8キロは長かった・・・今日は体育の日。町のウォーキング大会にスポ少で参加してきました。3年生から6年生まで全員8キロ。楽勝だべと思っていたら、結構きますね8キロ。4キロ過ぎからじわじわ来ます。そういや、大学時代、東京から会津まで歩いて帰ろうと思ったが、川口で豆がつぶれ断念、チャリで帰ったことを子供らに話しましたが、「へぇ~。」で片付けられてしまいました。おまえら、そんな簡単にいうならやってみろ!野球やソフトばっかりやるのもいいが、もっと幅の広い人になってほしいので、できるだけいろんな行事に参加したいと思っています。これもその一環。見知らぬ人に大きな挨拶。「どこのチームだい?」と声をかけられての何気ない会話。そういうのも大事だと私は思うんです。いも汁もうまかった。野球のことはとりあえずおいといて、あたまを空っぽにしてまたがんばる。子供たちにも、そして自分にも言い聞かせた一日でした。
2005.10.10
日照時間が短い=日が短い。練習時間がどんどん減っていきます。やっぱ、まとまった練習がしたいなら土曜日曜。平日は、素振りくらいしかできません。地道な練習。本当に好きなやつしか耐えられません。自分がグランドでがんばれることを夢見てバットを振る。自分でやる。ただやらされている子と、そうでない子の差は歴然。やらされていると思っている子にいかにして面白さを伝えるか。面白さをつかませるか?これが難しいです。暗さと寒さがやる気を奪っていく。ナイターが使い放題ならどんなにいいことか。限られた状況でベストを尽くします。
2005.10.03
おひさしぶりです。なかなか暇がなくて・・・人間いちど遠ざかるといけませんね。継続は力なり。つづけることは難しい。最近、うねり打法を勉強しています。いままで教わってきたことがことごとく違っている。違っているというか、ポイントがずれていることに気がつきました。この打法が100%ではないのでしょうが、大きなヒントになるとは思います。うちかかとでボールを捕らえる。なるほどねぇ。阪神が強くなった原因はここにもあるのか!少しでも多くを吸収して子供たちに伝えていきたいと思います。会津の秋はさむいっす!
2005.09.29
土曜の大会。宿敵のとなりの小学校。宿敵といってもそんなに憎み会っていません。仲はいいです。スタッフも尊敬できる方々です。昨年から、新チームになって五分五分とみていたのですが、夏場にかけてみるみる強くなっている。同じ町内の強いスポ少を負かしたりしていました。いっちょ気合いれてがんばるかぁとのぞんだ1回戦。いきなりキャッチャー、インターフェア。そんでもって、負傷・・・おいおい泣いているのかい?声をだして「いたいよー。」って泣いていました。おまえ5年生だろ!なくな。歯を食いしばって、がんばれ。一時は救急車かと思われました。私は、ケガを対応を保護者にまかせ、今年ははいったルールも薄ら覚えの4年生を投入。少し捕手の経験のある、野球知識のある子を急遽キャッチャーにしました。流れが、向こうにいっている・・・ピッチャーも動揺している。その後を四球。試合前のシートノックがとれずにくさっていたショートも気にかかる。そんな矢先、カキーン、目の覚めるようなライナー。その問題のショートに飛んでいきました。ショート横っ飛び一閃。グラブに吸い込まれるボール。味方、万歳!相手がっかり。ショートはその1球で立ち直りました。試合が彼を育てた。流れをぐっと引き寄せました。その後、機動力をからめて、相手のエラーで先制点。この1点が決勝点になりました。再三のピンチも全員野球でのりきる。声もでている。何より、楽しくやっている。いつもは、人にアドバイスなどしないやつらが、お互いに相手を研究し、自らの欠点を直そうとしている。ああ、こいつらも少しずつだけど確実に成長しているのだなぁと目頭があつくなりました。この前こてんぱに負けたチームとの接戦をものにしてまた一段と精悍な顔つきになってきました。なにより、自らこけることが少なくなった。事前に予防できるようになったし、察知できるようになった。一人が少しずつがんばる。いままでは、そのもうちょっとで崩れてしまいましたが、いまはコップの水の表面張力かもしれないけれど、踏ん張れている。全員で戦っている気がします。2回戦は、福島県を制覇したチーム。聞くところによると5年生ばかりのチームで、主力は別な大会にいっているとのこと。でも、振りが違うし、試合慣れもしている。やばいなぁとコールド負けの予感がしましたが、これも接戦。相手はセーフティバントや、ダブルスチール、スクイズなど多彩な戦術を駆使してきますが、得点は2ランホームランのみ。怒涛の攻撃をよくぞしのぎきりました。彼らにとっては、めいっぱいやった試合だったのではなかったでしょうか。負けること、勝つこと。勝つことの雰囲気、チームの一員としてみなに貢献できる存在感。歯車がかみ合った気がします。いよいよ、明日は6年生最期の大会。これも宿敵。実力は五分ですが、負け越しています。最近は、最終回までで11点リードしていて、サヨナラ満塁弾で12点取られて負けました。リベンジ。そしてたった一人の6年生のために、勝利を!
2005.09.18
わかっています。全部の子供がやる気になって、野球の楽しさをしってくれるとは限らないことを。最初の入り口で、興味をもつ。練習に参加、まず最初の壁にぶちあたる。自分のおもっていたようにできない。だましだまし、おもしろくなるようには努力しているんです。いかんせん、全部に目がとどくわけではない。どうしても、レギュラー組に比重がいってしまいます。導入の時期に、しっかりした指導を受けたならどんなにいいことでしょう。そういうコーチ陣にめぐまれた子供は幸せだと思います。その子から直接聞いたわけではありません。「(ゲームで)遊びたいから、やめる。ソフトおもしろくない。」半分本気、半分はうそだと思います。昔は、なんだこの野郎、やめるなら勝手にやめろ。やる気のないやつはやめろと思っていました。去るもの追わず。うまくなる最大の要素、それはやる気だと思います。そしてそのやる気をおこさせる最大の要因が楽しさ。今は、それをその子に気づかせてあげれなかったことに無力感を覚えます。よく子供がやめたいからと、親がその旨を伝える場合があります。私は、そのときは、「やめたいのは子供ですから、本人の口から言わせてください。」といいます。しりきれトンボでおわってほしくない。けじめは自分でつけろと。やめようと本気で思うなら止めない。だけど、またやりたいと思うならいつでもグランドに戻ってきていいぞ。俺は、それを待っている。それでも、去っていくもの。悲しいです。でも、ほかの彼らが待っている。こいつらに、野球の楽しさに気づいてほしい。壁にぶちあたっても、なんとか自分の力で乗り越えてほしい。また明日から、がんばっていかないと。
2005.09.15
全81件 (81件中 1-50件目)