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August 29, 2005
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マイセンの最初の白色磁器が人目に触れたのは、ライプチッヒの博覧会でした 。しかし、そのころはまだアウグストが望む量産体制は出来ていなかったようです。したがって、当時の磁器は、大変希少価値のあるものです。ARのマークのついた、その頃の磁器は、今、オークションに出ると、(滅多に出ませんが、)1000万円は下らないと言われています。




それらのほとんどは、壺や花瓶で、絵付けは中国風だそうです。まだ、ティーカップや、テーブルウェアで食卓を飾るという発想より、威信をかけて城を装飾するっていう感じだったんでしょうね。

こうしてマイセンの前身が発足しました。
マイセンの発展には、3人のヨハンの功績があったといわれています。

マイセン ドラゴン ブラックカップ&ソーサー(ハンドル無し)

一人目は、勿論、錬金術師、ヨハン・フリードリッヒ・ベトガー。
そして、彫刻師、ヨハン・ヨキアム・ケンドラー、
最後に、絵師、ヨハン・グレゴリウス・ヘロルトです。

ヘロルトは、1720年、ウィーンより招かれました。彼は、当時の人々が東洋に強い憧れを持っていることに注目、マイセンの図柄に「シノワズリ」という、中国様式を取り入れます。

From USA超高級ヴィンテージアンティークジャーマンポーセリンMEISSEN マイセン柿右衛門写しの...

これが、ブルーオニオン、ドラゴン、などで、今でもマイセンの定番になっているもの。ブルーオニオンは、本来、玉葱ではなくて、ざくろとか、桃だったらしいのですが、彼の目には、玉葱にみえちゃったらしい。それが、今では、オーソドックスになったいるんだから面白いですよね。ブルーオニオンは、1885年、あまりの類似品の多さに、マイセンのマークである「青い双剣」が器の図柄の中に描かれていれられました。

マイセンドラゴンLowenfinckマグ【Motiv 4】



From USA超高級ヴィンテージアンティークジャーマンポーセリンMEISSEN マイセン19世紀の大型フ...

そして、ベトガーは、どうなったのか。手元の資料でははっきり書かれていないのですが、彼が死んだのは、37歳の時だそうです。監視を続けていた人物の手記によると、彼は、どんな贅沢な衣服にも、どんなワインにも心楽しませることもなく、日々、飲んだくれてアル中になっていった。とあるそうな。

と言ったって、どこにも出かけず、誰とも話さず、全ての自由を奪われてお城の奥で働かされて、どうやって楽しめというのかしら。計算すると、死んだのは、多分、1719年のようです。

すると、彼が死んだので、アウグストは、ウィーンからヘロルトを呼んだのか。駒がひとつ、欠けたからね。
なんだか、歴史のジグソーパズルがピタッとはまったような気がしませんか?

ちょっと、寂しいなあ。華麗なるマイセンの歴史、さもありなんっとは思いますが。

マイセン Meissen Days 90a039/73364ミルクを飲む子ども(2004)

マイセンを作った男、ベトガーの話は、これでおしまい。長々と読んでくださった方、ありがとうございました。


マイセンを作った男1-6

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Last updated  November 7, 2005 10:59:51 AM
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