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バンクーバーオリンピックが終わってもう1週間にもなるのに、私は未だにもんもんとしています。はっきり言って悔しい。浅田選手が試合後涙を流したのは、自分の演技にミスがあったから自分に対して悔しい気持ちだったのだろうと思いますが、私は彼女がこの4年間よい環境に恵まれなかったことが悔しい。五輪が終わってみてキムヨナ選手のサポート体制を知るにつけ、これこそが勝つために必要なことだったと思う。ジャンプおよび統括のブライアン・オーサー氏、振り付けのデヴィット・ウイルソン(彼はこの勝利で振付師としての地位をさらに確立したことでしょう)、スケート技術担当のトレーシー・ウイルソン、陸上トレーナー、メンタルトレーナー、その他の面々。勝つためには何が必要かを徹底的に分析して、対策を立てる。一人のコーチが何もかも面倒をみるというスタイルから、分業で成し遂げた勝利。キムヨナ選手からコーチを依頼されたオーサー氏は当時まだプロスケーターとして活躍しており、コーチ経験はなかったらしい。経験不足を補うため友人らに声をかけ複数で彼女をサポートする体制を整えたらしいのですが、これがうまくいった。複数のアドバイザーがいる場合、選手が混乱してしまう可能性も考えられますが、そのあたりはコーチ間の役割分担がしっかりしていたのか、キムヨナ本人の性格にぶれがなかったのかとにかく結果オーライです。その鉄壁の守り(攻め?)はオリンピックでも遺憾なく発揮され、選手村には入村せず、ホテルに滞在。練習も上位組とは違うメンバーでのびのびと練習(なぜそのような組み分けになったのかは不明?)鉄壁の守り(攻め?)も本人がそれをプレッシャーに感じてミスをしてしまう可能性もあったはず。最後の鍵を握るのは彼女本人。それを彼女は完璧にやり遂げた。彼女は自分の役割を完璧にやり遂げた。ここ4年ぐらいの間でキムヨナ選手がショート・フリーともノーミスで滑ったことは一度もないように記憶しています。フリーが苦手みたいで、ジャンプで転んだり、ジャンプそのものをひとつ飛ばしてしまったり・・・と何かしらのミスはありましたが、彼女は五輪本番ではノーミスで滑りました。その精神力たるや本当にすばらしいと思います。シーズン始めに点数が出すぎて逆にそれがプレッシャーになり、途中精細を欠いた時期もありましたが、彼女は今までできたことがなかったノーミスを五輪本番でやり遂げました。本当にすごいことです。フィギュアはお金のかかるスポーツらしく、子ども時代は彼女も苦労をしてきているようですし、熱心な母親との衝突もあり、ジュニア時代の彼女はスケートがあまり楽しくなかったような記事も目にします。しかし、カナダに言ってからの彼女はそれまでの苦労を取り返すように、よいチームで安心して競技に取組み、成果を上げ、とても幸福そうに見える。そして集大成の五輪で自分の任務を完璧にやり遂げ、最高の点数、最高のメダルをとった。シンデレラストーリーそのものです。一方、日本の浅田真央選手は、15歳のとき出場したにグランプリファイナルで楽しそうにスケートを滑り、見る人を幸せにする笑顔を振りまいて優勝した。彼女の子ども時代はとても幸せそうだ。彼女の苦しみが始まったのは、実はお姉さんを抜いたときからかなと思う。下の子の性格としてお姉ちゃんには負けたくないと一心不乱にやってたころはプレッシャーなんて感じなかったはず。でも、お姉ちゃんを抜いて、グランプリファイナルに優勝して、山田満知子先生から離れたころから、彼女の苦悩が少しずつ始まったのではないか。この4年、彼女の笑顔は年々少なくなっていった。ショパンのノクターン、チャルダッシュで滑ってたころは苦しみながらもジャンプが成功したときに大粒のうれし涙を流し、彼女のがんばりに勇気づけられた。けれども、2008と2009年で彼女の心からの笑顔を見たのは、2009年のNHK杯とオリンピックのショートの時ぐらいしか記憶がない。完璧にできたように見えたときでも、彼女はいつも難しそうな顔をしてキスアンドクライで座っていた。以前は、彼女が滑っているのを見ているだけでハッピーな気持ちだったのに、特にここ2年ほどは彼女を見ていると辛くなってしまう。タラソワコーチが「真央の長所は美しいところ」と言ってくれたのにもかかわらず、少なくとも競技用のプログラムではタラソワコーチは彼女の美しさを引き出してはくれなかったと思う。(ヴァイオリンと管弦楽のファンタジアはよかったですが)浅田選手はごてごてした飾りがなくても、小さい頭、長くてしなやかな手足など、素材そのものがすばらしく美しいので、その美しさをシンプルに引き出すようなプログラムが見たい。タラソワコーチの振り付けは忙しすぎて、ごてごてしているような印象を受ける。衣装ももっとシンプルなものが見たい。ショパンのノクターンの衣装や、ドビュッシーの月の光の衣装のように。プログラム・衣装の問題以外にも、何があったのかは知らないが、世界選手権に帯同しない前コーチ。ジャンプコーチがついていない状況。タラソワコーチは芸術面ではたくさんの引き出しを持っているのだと思いますが、浅田選手の場合、テレビで見ていると、特にキムヨナ選手と比べるとスケートが遅いように感じるのでスケーティングを見てくれる指導者も必要だったのでは。勝つためと考えた場合にあまりにもお粗末な体制、今シーズンの彼女の調子の悪さからすると銀メダルととれたこと自体奇跡的だったと思います。周囲は彼女のがんばりに甘えすぎているのでは。もし彼女がもっとわがままだったり、気分にムラがあったりする性格なら周囲は「真央ならできる」と彼女自身のがんばりを過信するのはなく、もうちょっときちんとサポート体制を考えたのではないかと思う。浅田選手を見ていると歯がゆいというかもんもんとしたものが溜まるばかりなのですが、救いはお姉さんお存在かな。浅田選手の成功に大粒の涙を流してくれるお姉さんの存在に癒されます。地方の一ファンの独り言ですが、彼女のこの4年間は苦難の連続だったと思いますが、これからの4年間は充実したものとなるように心から願っています。
March 6, 2010
昨日のキムヨナ選手のエキシビションはすばらしかったです。キムヨナ選手のあげひばりが好きな人はたまらないのではないかと・・・浅田選手のあとに出てきたキムヨナ選手の衣装は色はブルーグレイ、スカートは長め、スカート部分にグラデーションが入っていますが、色といいデザインといいちょっと地味すぎではないかと思えたのですが、滑ってみるとこのシンプルさが彼女の美しさを引き立てていました。袖は手首まで覆われており、首周りに少しデコレーションが成されているほかは全面は極めてシンプル。けれども、背中は大きく開いていて彼女の美しい背中に見とれます。まず、滑り出しから目を奪われました。とにかくスケーティングな滑らか。ただ滑っているだけで引き込まれます。イナバウアなどのポーズも美しい。表情を含めすべての動作が完璧に美しい。極めつけはフィニッシュのポーズ。大きく上げた左手はそのままに右手を静かに降ろすところにため息がでました。ごてごてしたものがない引き算の美学が見事に体現されていました。
March 1, 2010
キム選手のことは、ネットで見ると「加点女王」とか「審判買収」とか書かれているのを見かけることがありましたが、私自身は不正はないと思っていました。フィギュアスケートはもともとヨーロッパのスポーツ。ヨーロッパやアメリカの選手であれば、不正加点があるかもしれないですが、韓国人のキム選手と日本人の浅田選手いずれにしても同じアジア人ですので、西洋人がみれば同じこと。キム選手だけを爆上げするようにも思えなかったのです。けれども今回のオリンピックの結果を見て、不正はあったのだろうと思うようになりました。ちらっとプロトコルを見ると、キム選手の冒頭の3-3のジャンプには2点の加点がありましたが、浅田選手の冒頭のトリプルアクセルには僅か。金選手は冒頭の3-3のジャンプで加点も含めて12点、浅田選手は9.5点ぐらいだったように思います。浅田選手の冒頭のトリプルアクセルは軸も決まっており、高さもあり、回転の速さもすごく早くて本当にきれいでした。キム選手の冒頭の3-3に比べて見劣りするようなジャンプでは決してなかったと思います。けれども、ひとつのジャンプで2.5点の差がついています。すべてにおいてこの調子ですから、浅田選手に全くミスがなかったとしても、ジャンプを跳べば跳ぶほどその差はますます広がっていきます。表現力などの評価点5コンポーネンツでも少しずつキム選手が上です。不正というか点数は始めから決まっていたというか。以前は技術点と芸術点しかなかったのですが、絶対評価に変わってから評価の項目はとても増えました。あれだけたくさんの項目を短い時間に正確に評価することは困難です。下位の選手も含めれば相当の数の選手の分全員の評価をしなければならないのですから、事前準備が必要です。ちょっと考えれば当たり前のことですが、技術点も5コンポーネンツも始めから点数が決まっていたのですね。決まっていた上で、選手がそれ以上の演技をすればさらに上乗せ。ジャンプミスをしたり、精細を欠いていると下げる。そんな仕組みでしょうか。キム選手の今回の演技はショートもフリーも完璧でした。特にフリーでは必ず一回ぐらいはジャンプの失敗がありましたが、今回はジャンプミスなし。苦手とされていたジャンプもきちんと跳んでいたみたいです。後半の体力不足もクリアー。本当に機械じかけみたいに何もかも完璧でした。課題とされてきたことをすべてクリアーし、その上本番での重圧の中でのクリーンに滑りきった精神力。本当にすばらしいとしかいいようがありません。だからあの点数なのでしょう。あの点数を超える選手はこの先50年経っても現れないのではないでしょうか。もし自分が韓国人ならばもうちょっと違う見方をしたかもれしませんが、今回の点数はなんだかなあという感じです。キム選手はキライな選手ではなかったですが、素直な気持ちで見ることができず、見るのがイヤになってしまいました。浅田選手はここ数年特にコーチの件でいろいろあり、今年はほとんどメインコーチに見てもらうことなく、本当に本人の精神力でがんばってきたような状況のように見受けられましたが、その中での銀メダルです。よくここまでがんばって夢を見させてくれたことに感謝、感謝です。タラソワコーチのアシスタントコーチのザンナコーチはなれない日本で多くの時間を過ごしてくださったことも感謝ですね。浅田選手は次回のソチも目指すようですので、これからは、技術的な面でもう少しきちんとしたサポート体制で臨んでもらいたいなあと思っています。そうすれば、もっと安心して競技に集中できるのではないかと思います。最近の浅田選手は、環境に不安を抱えての競技に臨んでいるので精神論的な発言が多くなり、かえってかたくなになってしまっているように見えます。ジャンプ、スケーティング、表現力まだまだのびしろがあるように見えますので、きちんとチームを組んで科学的にトレーニングを積むことができれば、安心して競技に臨めますし、そうすれば彼女の本来の明るい笑顔が戻ってくると思います。
February 27, 2010
楽しみにしていた女子のフィギュアスケートが終わってしまいました。応援していた浅田選手は銀メダルでした。本人は納得できないと号泣しているみたいですが、考えてみれば今シーズンはジャンプが本当に不調で、オリンピックに出られるかどうかも危ぶまれていました。けれども蓋をあけてみれば、オリンピックで史上初トリプルアクセルを3回認定されました。後々まで残る記録です。すばらしいと思います。特にバンクーバーに入ってからはあんなにジャンプの調子が悪かったのがうそのように練習でも決まっていたようです。演技もすばらしかったです。鳥肌が立ちました。鐘という重厚な曲は浅田選手には合わないのではと何.度も言われ、正直私もあの曲を聴いているとうつ病になりそうでキライでした。けれどもキムヨナの完璧な演技のあとだった浅田選手には重厚な曲がよかったと思います。演技力うんぬんを取りざたされていましたが、まだまだあどない浅田選手には難しい曲でしたが、それでもかなりものにしてきたと思います。終盤のジャンプのミスが惜しかったですね。ありえない緊張感の中でトリプルアクセルを2回も跳んだので体力の消耗が激しかったのかもしれません。 キムヨナ選手もすばらしかったです。取れて当たり前のプレッシャーの中でノーミスで演技を終了しました。今まではフリーでは一回ぐらいはジャンプミスがありましたが、今回は完璧でした。髪の毛一筋ほどのミスもなかったのではないかと思います。ちらっと点数を見ましたが浅田選手とは技術点でだいぶん差がついたようですね。演技の点では個人的にはちょっと退屈に見えました。迫ってくるものがなかったというか・・・採点競技は当日だけのできばえだけでなく、シーズンを通してのできばえが演技構成点には反映されるのでしょうから、キムが金というのは妥当かなと思いますが、点差は開きすぎと感じました。あんな点数(230点近く)をつけるのは、もし浅田選手がフリーで完璧な演技をしたときでもキム選手が優勝できるようにの保険のように見えました。230点なんて今後10年経っても破れない点数のように感じます。もし浅田選手というライバルがいなければキム選手にあれほどまでに高い点数を出したのか、疑問に思います。バンクーバー入りしてから浅田選手が思いのほか調子を上げてきていたので、浅田選手を勝たせないためにあんな銀河点を出したのではないでしょうか。実は浅田選手はロシェットにも追い上げられていました。ロシェットがミスをしたので、逃げ切りましたが、もしミスしていなかったら、ロシェットが銀メダルでしょう。浅田選手(あるいは日本選手)に勝たせたくない何か理由があるのでしょうか。前回(トリノ)で日本人が優勝したので、日本人に2回も優勝させたくなかったのかもしれませんね。安藤選手も点数が伸びなかったですね。ジャンプも本当にきれいにポンポンと跳んでいたし、目だったミスもなかったし、なにより迫力がありかつ繊細な演技でした。フリーの得点が120点台だったのは信じられないです。まだまだ見ていない選手がたくさんあるので、あとでゆっくり見たいと思います。
February 26, 2010
昨日の女子フィギュアSPよかったですね。個人的に浅田真央選手を応援しています。オリンピックでは浅田選手が今シーズンの中で最高のすばらしい演技を見せてくれました。点数も彼女の実力に相等しい点数だったのではないかと思います。演技が終わったあとのうれしそうな顔と一転してキスアンドクライでの不安そうな顔。できた!と思ってもジャンプの回転不足をとられてしまうと、びっくりするような低い点数がでてしまいますので、とにかく点数がでないことにはわからない・・・というのが昨今のフィギュアの傾向ですので、浅田選手も心配だったのでしょう。オリンピックのSPは彼女の魅力が最大限に引き出されていたように感じます。エレガントでチャーミングな容姿とかわいらしい笑顔に心が洗われるようです。何よりもすべり終わったときの浅田選手の顔がここ数年見たことないほどの満足感あふれる笑顔であったことがうれしい。ここ数年のジャンプの回転不足の厳しい判定で、飛んでも飛んでも点数がでない状況が続いており、浅田選手にとっては精神的に厳しい状況が続いていた。発言は相変わらず前向きだったけれど心から言っているようには見えず、ただいつもの言葉を繰り返しているだけのように見えた。特に昨年はその傾向が強かったように見えた。あれだけ狙い撃ちかと思えるほどジャンプの回転不足をとられたら、意気消沈を通り越して心が折れてしまうのも無理はありません。誰からも愛されていると信じていた幼い少女が、自分のジャンプのほんのちょっとの回転不足に目を光らせる世界に足を踏み入れてしまったのです。人間不信に陥ってしまっても不思議ではありません。けれども彼女は今シーズン全日本以降やっぱり素敵な笑顔で戻ってきてくれた。本人の意志もさることながら、コーチや家族の支えがすばらしいのだと思う。続いてキムヨナ選手もすばらしかった。浅田選手の直後でたいへんなプレッシャーを感じていたことはリンクに飛び出していく彼女の固い表情から伺えましたが、音楽がかかると一転してボンドガールの世界に・・・本当にすごい精神力です。まだ19歳・・・信じられません!浅田選手のエレガントで繊細な演技の後で、キムヨナ選手のスピードにのってシャープな滑り。浅田ファンの私としては「くそー!うまいなー」というのが正直な感想。浅田選手とキムヨナ選手。点差の5点が妥当かどうかは素人の私にはわかりませんが、浅田選手の直後というたいへんなプレッシャーの中であれだけの演技をした彼女には拍手喝采です。プレッシャーというと浅田選手よりキムヨナ選手の方が大きいような気がします。浅田選手は日本で大変注目されていますが、安藤選手や鈴木選手もすばらしい選手ですし、男子も大活躍しているので、マスコミの関心は彼女だけに集中しているわけではないと思います。加えて、フィギュアは日本から男女6人も出場していますので、い選手村や試合会場でもいつもの仲間と日本語で話ができるのは浅田選手にとっては緊張をやわらげることでしょうね。ロシェット選手も、お母様の訃報という信じられない試練の中本当にクリーンですばらしい演技。彼女の演技は派手ではないけれども、ひとつひとつがきちんとしていて安心して見られます。注目されている他の選手の方々も細かいミスがありましたが、だいたい実力が出し切れているようで、フリーが楽しみです。
February 25, 2010
国母選手の服装問題から興味を持って、スノーボードのハーフパイプを見た。初めてみる競技なので、誰が上手なのかよくわからなかったが、優勝したショーン・ホワイト選手は圧巻だった。滞空時間が他の選手より長いので、空中演技がゆっくりに見える。ショーンホワイト選手のときだけ重力が軽くなるのかと思えてくる。滞空時間の長いので、きちんんと回ってから降りてこれるので着地のときもきちんと体制を整えてから降りてこれる。すべてにおいて別次元の滑りだった。彼の雄大な演技(?)に、見ているこちらはは心が洗われるようでした。
February 19, 2010
先ほど、浅田真央選手と牧野トレーナーのことを書いていて牧野トレーナーに興味を覚えたので、ウイダーのHPに行って見たら、浅田真央選手の専用のページがあり、そこに牧野トレーナーと栄養士の河南こころさんの紹介がありました。牧野氏曰く「体力レベルを上げる」のは、僕の本業ですから当然のこととして、それ以外の面でもお手伝いできることは何だって協力して、「僕がいなかったときよりも、練習しやすくなった」と思ってもらえるようにサポートしていきたいですね。テレビで見る限りでは充分サポートされていらっしゃるように見えます。誰が決めたことかはわかりませんが、「トレーニング専門のコーチ」をつけられたのは本当によい選択だったと思います。また、太りやすい年齢なので、管理栄養士に栄養指導を受けたことの効果は彼女のほっそりした体躯を見るとよくわかります。
February 11, 2010
いよいよバンクーバーオリンピックの開催です。冬のオリンピックを見るのを楽しみにしているので、いまからわくわくしています。一番の注目は、フィギュアスケート。フィギュアスケート好きはずっと昔からで、伊藤みどりさんが活躍していた頃からいつも楽しみにしています。みどり選手も参加したサラエボオリンピックでカタリナ・ビット選手のカルメンを見逃したのが今でも心残り。伊藤みどり選手の活躍のあとはあまり放送がなかったように思いますが、2006年に浅田真央選手がグランプリ・ファイナルで優勝してから一気に放送が増えました。しかも午後7時から9時というゴールデンタイムで。日本のフィギュア・スケート熱に火をつけたのは間違いなく浅田真央選手でしょう。私も当時15、16歳の可憐な少女の美しさに目を奪われました。今までは日本人が出ると、技術以前に「スタイルがちょっと・・・」という印象がありましたが、浅田選手にはそんな日本人的なスタイルの悪さは全然なく、ながーい足とちっちゃなお顔を持っていました。グランプリファイナルの可憐な彼女は見る人を幸せにするオーラがありましたが、翌年、翌々年とすらりと身長が伸びてさらに美しくなりました。どこかで、タラソワコーチが「真央の長所は美しいこと」とおっしゃっていましたが、激しく同意します。ピンと伸びた背中、長くてしなやかな手足、光り輝く額など、本当に美しい。私は一昨年のSP「ヴァイオリンと管弦楽の・・・」というプログラムが大好き。本人は小さい頃からオリンピックに出ることを、そして金メダルを取ることを目標にしてきたようですが、ここ2、3年は戦略がうまくかみあっていない印象があります。2007年は世界選手権にコーチが来ませんでしたし、翌年のタラソワコーチ就任についても賛否が分かれています。私自身もコーチがタラソワと聞いたときは正直「・・・」な気持ちでした。2009年2月時点では、彼女はメインコーチのタラソワには3ヶ月以上指導を受けていないことになります。メディアから受ける印象からすると、どうも彼女は外国人のコーチには気を遣いすぎ「もっと練習したい」と言えなくて、本番で練習不足による不安を抱えてしまったりしているようでしたので、むしろ日本で自分の納得のいくまで練習する方が本人にとって精神衛生上よいのだろうとは思うのですが、ライバルと称されるキム・ヨナ陣営の体制を聞くにつれ、浅田選手の練習環境(リンクのことではない)が脆弱なように思えてきます。個人的には、ザンナコーチとは相性がよいように思います。クールビューティなザンナコーチにはよけいな気を遣わなくていいようなそんな印象を受けます。タラソワコーチはふかふかで暖かくて、真央ちゃんに対する愛情をいっぱい持っていて、だから真央ちゃんはタラソワコーチの期待に応えようといっぱいいっぱいになっているように見えます。ここ3年ほど、戦略がうまくまわっていないように見える浅田陣営ですが、ただひとりだけこの人で良かったと思えるのが牧野トレーナーです。ウイダーから派遣されているそうで、もともとはフィギュアには全く縁なかった方のようですが、ここ2年ほどの浅田選手の美しい体を見ていると彼の仕事ぶりがすばらしいことを物語っています。女性はホルモンの関係で身長が伸びたあとふっくらしてくるので、ジャンプが飛べなくなったり、選手としては17歳から20歳ごろがとても難しいと思う。私は浅田選手が太ってしまってジャンプが飛べなくなってしまうことを心配していました。もともと焼き肉大好きと言っていたし。でもシーズンが始まって2009年に再び登場してきた彼女はほんとうにすらりとして無駄な贅肉なんて全然なかった。ジャンプの質が落ちている、劣化しているなどといろいろ言われていますが、身長が伸び、体重も増えてと同時にジャンプが難しくなる。最近の彼女は、回転不足をよくとられているが転ぶことが減ったように思うし、お約束のツーフットもほとんどない。トリプルアクセルを試合に2回も入れることができるのは、トレーニングの賜だと思う。本人の努力もさることながら、牧野トレーナーの力が大きいのではないかと思う。2009年NHK杯だったかどうか忘れてしまったが、浅田選手が優勝したときに、タラソワコーチが牧野トレーナと抱擁を交わしていた場面が写っていたが、牧野コーチの仕事ぶりをたたえていたのだと思う。テレビをみていると本番前の6分間練習のとき、選手たちがリンクに飛び出していくときに牧野トレーナーがリンクサイドに立っているのが写っている。試合前のアップのときも浅田選手につかず離れずのところで見守っている。試合中は彼女の演技をビデオにとって、これからのトレーニング方法を研究している。どこかちぐはぐな浅田陣営で牧野トレーナとの出会いは浅田選手に幸運だったと思う。契約はバンクーバーオリンピックまでということですが、それまで真央ちゃんをよろしく!という気持ちです。
February 11, 2010
朝青龍の突然の引退は本人の意志ではなく、相撲協会による事実上の解雇だったようです。今回の件だけでなく、朝青龍は数々の物議を醸し出してきたお相撲さんですので、引退勧告は仕方がなかったのかもしれませんが、なんだか朝青龍がかわいそうに見えてきました。そのように感じている方は多いのではないかと思います。テレビで見ていると朝青龍は本当に日本語が上手ですね。朝の番組でよく見かけるデーブ・スペクターなんかは確か奥さんも日本人だったように記憶していますが、何年日本で生活していても「外人がしゃべる日本語」という印象がぬぐえない。発音やイントネーションが全然違います。朝青龍は日本人ですよと言っても通るぐらい発音やイントネーション、それから難しい言葉を使っています。でも、その上手な日本語と同じぐらい角界のしきたりを理解できていたのかなあと思います。相撲の世界は日本人でも「体質が古い」と言われている世界。日本人でも理解できない世界。まして、モンゴルから来た少年がその運動能力のすばらしさで横綱までなったとしても、横綱の品格について心底理解できていたのでしょうか。過去には勝ったときにガッツポーズをしたことなどに対しての注意もありましたが、朝青龍にとっては相撲はスポーツ、でも日本では相撲は国技。国技だから「品格」についてうんぬん言われたのですが、本当のところ朝青龍は「横綱の品格」についてよくわからなかったのではないかと思います。他のスポーツでもトップに立つ選手には品格というか存在感というか、運動能力だけでない考え方においても一般の人が考えているよりずっと深く物事を考えていると思いますが、横綱の品格はそれともちょっと違うような気がします。国技としての相撲を心底理解できるのは、今回新理事に就任した貴乃花親方のように、親が家族が角界にいて子供の頃から相撲界を知っている人だけでないでしょうか。そのように考えると、15歳で単身に外国(日本)に来て、慣れない環境でがんばってきたこと。そして結果を出してきたことはすごいことだと思います。日本のお父さんとお母さんであるべき親方とおかみさんは、朝青龍に相撲だけでなく人としていかに生きるかふるまうかについてもう少し教えてあげていれば、今のような結果にならなかったのではないかと残念ですね。まあ、朝青龍はやんちゃですから、親方やおかみさんの言うことなんて聞かなかったのかもしれませんが。
February 5, 2010
公認会計士で作家の山田真哉さんが2年間育児休業をされるようです。奥さんに出会う前から育児休業をすることを決めていたそうな。そのために、サラリーマンではなく資格業(公認会計士)を取得したそうです。なんとも計画的な・・・計画的というと「全く働かないのはやはり経済的に厳しい。ただ、育児休業に入るために計画的に蓄えてきた」とのこと。この方、かなり経済観念のシッカリした方のようで、無駄遣いはしないようなことをどこかで見たような気がします。2年間ぐらい育児休業をされるようで、将来仕事にまた戻れるという基礎をつくっておきながらの、2年間の育児休業はほんとうにうらやましい。子どもって3歳ぐらいまでがかわいいですからね。「男性も参加するべき、ということではなく単に哺乳(ほにゅう)類として興味があった。自分のやっていることを普遍化させたいわけではない」 ↑この辺の発言には好感が持てます。
January 29, 2010
デスクトップパソコンを使っているとマウスは必須ですが、パソコンとマウスを繋ぐコードがかなり邪魔。そんなことで、コードレスマウスを購入してみました。数年前もコードレスマウスを購入したのですが、反応が悪く使いにくかったので、すぐにコードつきに戻してしまった経緯があり、使い勝手がよくなかった場合、捨てても惜しくない価格のもの(つまり一番安いもの)を価格コムで買いました。たしか、1300円ちょっと。その上送料無料。価格が安かったので、全然期待していなかったけど、使ってみたらものすごく良かった。○反応がよい反応のことが心配だったのですが、コードつきと何ら変わりなくテキパキ反応してくれます。○設定の必要なしレシーバーをUSBに指す、マウス本体に電源を入れる。これだけです。何のインストールもなしにすぐ使えました。パソコン初心者、めんどくさがりの人間にとって、これほどありがたいことはありません。良くなかった点は、○レシーバとの距離が離れると電波が届かないノートパソコン用と書いていたとおり、レシーバーとマウスとの距離が離れるとカーソルが動かないなど反応が悪くなりました。解決策として、私は延長USBコードを買ってきて、レシーバーを机の上に置くことで問題を解決しました。あとでアマゾンのサイトを見ていると同じメーカーであと1000円ぐらい出すともっとレシーバの反応距離が長いものがあったみたいです。そっちにすれば良かった○電源を切り忘れが心配最近のマウスは全部そうなのかもしれませんが、光学式でも赤い光がでません。ですので、電源が入っているかどうかわかりにくいのです。帰るとき切り忘れそうです。(電池の寿命が・・・)しかし、この問題もレシーバーをマウスの底面に収納すると電源が切れる仕組みになっているので、帰るときはレシーバーを底面に収納することを習慣づければ解決しそうです。ちなみにメーカーはロジクール。マウスでは結構有名なメーカーさんみたいですね。しょっちゅう買うものではないので知りませんでしたが。もっともっと高いマウスがいっぱい売っていますけど、どこが違うのでしょうか。いろいろな機能は使いこなせないので、私にはこれで充分です。コードがないってこんなに快適!!!ホント! 感動しました。
January 22, 2010
こんにちは。特定社会保険労務士 三宅佳代です。「毎日かあさん」で有名な西原恵理子さんの本です。西原さんは最近は新聞などでもよくお見かけします。この本を読んで私が最初に感じたのは「なんという現実感、なんというたくましさに満ちた本なんだろう!」です。ルビを振っているので、小学生の子どもから大人まで読めますが、自分探しで自分を見失ってしまった人やこれから社会にでていこうとする人が読んでおいて損はない1冊だと思います。それから、私のように20年やもっと長く社会で働いている人が読むと共感できるところがたくさんあると思います。働いてきたこと、働き続けてきたことに誇りが持てました。作者がおわりにで書いていることを引用します。============================================================下町の町工場のオヤジさんも、威勢良く声を張り上げている八百屋のオバちゃんも、ちっとやそっとのことじゃ、お店は閉めない。「生きていくならお金を稼ぎましょう」どんなときでも、毎日、毎日「自分のお店」を開けましょう。毎日、毎日、働くことが私の「祈り」なのよ。どんなに煮詰まってつらいときでも、大好きな人に裏切られて落ち込んでいるときでも、働いていれば、そのうちどうにか出口って見えるもんなんだよ。働くことが希望になる。ときには、休んでもいい。でも自分から外に出て、手足を動かして、心で感じることだけは、諦めないで。人が人であることをやめないために、人は働くんだよ。働くことが、生きることなんだよ。============================================================要領よく生きることや効率的に働くことより前に、まず一歩踏み出すこと、それから時には休みつつでも歩き続けることが大事なのだと再認識させられた一冊でした。
August 12, 2009
盲目のピアニスト 辻井信行さんがヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールで優勝されたとのことで、テレビでもよく報道されています。辻井さんだけでなく、お父さんのインタビューや先生のインタビューも報道されていますが、お父さんのインタビューが心に残りました。産婦人科医ということで、職場でインタビューに答えてくれているのですが、あまり露骨にうれしそうにするのは、大人気ないと思っているのでしょうか、うれしさを抑えようととしているのですが、抑えようとすればするほど「うれしい」という気持ちが顔から体からにじみ出ていて、ほほえましいというか、何というか、胸に迫るものがありました。
June 12, 2009
私は、手帳術やノート術なる本や雑誌がでると見てしまう。内容に興味があるというよりは、ノートに書かれている手書きの文字が見たいという本能的な欲求が私を書店に向わせる。「東大生のノートは必ず美しい」という題名の本も良く売れています、ページをめくると美しくまとめられたノートの写真が満載です。この本も見ているだけて美しさに感嘆してしまう。日ごろ何でもパソコンで処理していると、手書きの文字を見るとほっとします。そのように考える人が多いのでしょうか。
November 20, 2008
出産時に公的医療保険から支給される出産育児一時金が、2009年1月から現行の35万円から3万円引き上げられ、38万円となる見通しらしい。少子化対策ということで、数年前に35万円になったところ。10年ぐらい前は20万とか24万円とかその程度の給付金だったので、そのころから比べると10万円も多く支給されていることになる。対象となる人にとってはさぞやありがたいことだと単純に思っていましたが、身近な人から話を聞くかぎりでは、最近は分娩にかかる費用はずいぶん高いようです。統計をとったわけではないので、断言はできませんが、給付金が上がれば分娩にかかる費用もあがっているのでは・・・と思わせられる。結果として、給付金が増えても、出産する人の負担は変わらず、病院がもうかっている仕組みのように感じます。今回38万円に上がっても、恩恵を受けるのは病院になるのでは?給付金の値上げは少子化の削減に本当に役立っているの?健康保険の財源も苦しいのですから、本当に役に立つようなお金の使い方をしてもらいたいものです。
November 19, 2008
サトシは田舎から出てきて、いつか正社員になれる日を夢見ながら、日雇い派遣で働いている。 駅のコインロッカーに手持ちの荷物を預け、インターネットカフェで寝泊りしている。 そこで書かれている日雇い派遣の現場はとてもひどい。 非衛生で、危険。仕事中に、事故にあっても労災保険も使ってもらえない。お金がないので、国民健康保険にも入れない。 だからけがをしても、病気になってもお医者さんにかかることができない。 彼の手帳には ○あきらめない ○泣かない ○うらまない ○切れない 今の自分の生活はすべて自分に責任がある。 と書かれていることが切ない。 主人公の青年はサトシやそのほかの町の人たちの日常を彼の目線で語っている。 ここに書かれていることがすべて事実とは思いませんが、労働の実態として、このようなことがあると思う。 派遣労働者が全体の全労働者の40%を占めているらしい。 派遣で働くというのは、バブルのころは会社にしばられずに自分の夢を実現するための手段だったけど、今は違う。 今年も就職戦線は厳しそうですが、学校を卒業した若者たちが、自らの選択でなく、不安定な職業につくことは悲しい。希望の職業でなくてもいいと思います。働くことの意義や喜びは、希望の職業だからあるのではなく、環境の中で見つけていくものたと思っています。でも、若い人たちが、半年や1年や、もっと短期の仕事を繰り返すこと、それが自分の選択でなく、それしかなかったしかたのない方法であることは悲しい。非正規レジスタンスの主人公は、このように考えています。仕事は誰でも金のためにやる。だが同時に自分でなくてはできないかけがえのなさや誇りがもてない仕事は人を深いところで傷つける。働いて誰かの役に立つことの喜びを覚え、お金は自分が役に役にことがわかると、人間は自信が生まれ、自分自身に対する尊厳の気持ちが生まれてくるのだと思う。自分を大切にできない人間は他人も大切にできない。最近の凄惨な事件は、心の底に「自分なんか」という気持ちを持つ人が関係のない人を道連れにしているような印象を受ける。どのような理由があったとしても、絶対にしてはいけないことですが、このようなことがひんぱんに起きることは社会全体の問題だと思う。毒性やいろんな悪いものの影響を一番受けるのは一番小さい人たち。例えば、毒性の強いものを食べたとき、一番影響を受けるのは赤ちゃんや小さい子どもです。過剰な競争社会、必要以上の「自己責任論」、「勝ち組、負け組」などと人を2分することと。政治や社会のひずみの代償を私たち市井の市民が支払っているのが、今の日本の現状のように思います。
November 18, 2008
こんにちは。和歌山県の社会保険労務士 三宅佳代です。ある団体の新聞にこの本が紹介されていてので、おもしろそうと買ってみました。本の帯には「人生」なんて設計するから狂うのですとあります。主な目次を紹介しますと○世の中の役に立つ人間にならなくてもいいのですよ○働きたくないという欲望が一番人間らしい欲望です○働くのが好きであれば、だらだらと働くようにするべきです○人生は「無意味」だとしっかり認識しておこう○ほとけさまはデタラメです。そして人生は「空」なんです私は仕事上「働くこと」について考えてきました。自給自足の社会であれば、自分の必要なもの、住居も衣服も食べ物も全部自分が作ることになりますが、今の社会は分業社会。自分の得意なこと、できることで誰かの役に立つちその対価としてお金をもらう。そのお金で生活に必要なものを買う仕組みです。つまり、働くということは、誰か(世の中)の役に立つことであり、生きていくためには、誰か(世の中)の役に立つことが必要と考えてきました。冒頭から「世の中の役に立つ人間にならなくてもいいのですよ」と諭されるとうーんとうなってしまいます。私自身は、この本の内容には共感と疑問の両方の気持ちが湧き上がってきます。先に紹介した「私の嫌いな10のひとびと」に通じるものがあるかな。行き過ぎた競争主義やかくあるべしに囚われて生きづらくなっている人にとっては、こういう考え方もあるんだなと一読の価値があると思います。私も心が疲れたときは、自分にとって都合のよいところだけを取り入れようと思います。文末はこのような文章でくくられています。参考までに。============================================= あなたの周囲で、大勢の人が走っています。まるでどこかにゴールがあるように、何か目指して一生懸命に駆けています。 ですが、あなたはつられないで下さい。つられて駆け出してはいけません。 走っている世間の人たちは、いわば競走馬です。彼らは、いったんはゴールに入るでしょうが、またあしたも、あさっても、新たなゴールを目指して走らねばならないのです。そして、走れなくなったら、お払い箱です。 私たちは競走馬ではありません。人間です。ならば、人間らしく生きましょう。 人間らしく生きるには、ゆったりとしたいい加減のペースで、人生の旅を続けることです。途中でいっぱい寄り道をしながら・・・。=============================================競走馬もまた人間の都合で走らされている本当の自由に走りまわりたい馬なのです。
September 19, 2007
こんにちは。和歌山県の社会保険労務士 三宅佳代です。ほぼ日手帳の販売いよいよ明日ですね。今年は素敵なカバーがいっぱいで選ぶのが楽しそう。色が好きな私はカバーのページばかり見てしまいます。けれども私はほぼ日手帳は買わないと思います。なぜなら、使いこなせないから。好きなところはいっぱいあるけど(トモエリバー、毎日の一言)など、メモ、日記等のたぐいは1日1ページで足りないこともある。切抜きを貼ることを考えると、大きさはÅ5ぐらいが使いやすい。ということで今年も見送り。ほぼ日手帳発売ということで、標題の本を引っ張り出してきて読んでいます。ほぼ日ができたきっかけを書いている本ですが、非常に哲学的で、「生き方」「幸福感」について考えるきっかけになる本だと思います。情景が頭に浮かんできて共感したのは、こんな文章。=============================================糸井氏がパチンコの景品でもらった偽物のウォークマンを小学生の娘さんにおもちゃがわりに与えた。与えたことさえも忘れていたのですが、旅行に行ったとき、娘さんがその偽物のウォークマンに壊れかけのイヤホンを巻いて大事そうにベッドサイドに置いているのを見て、なんでも買えばある。なくしても、買えばいい。高いものは簡単に変えないけど、安いものだったらいくつでも買える。知らず知らずのうちにそう考えるくせがついていたけれど、「偽物のウォークマン」で好きなテープを聴き、寝る前に古臭いイヤホンをぐるぐる巻きつけてそいつをしまう、その姿の方がかっこよく思えたのだった。うらやましい気持ちになったのだ。=============================================糸井氏は続けて人が他の人やものを大切にいているのも見るのは、気持ちがいい。それは倫理と言うよりは精神的な快感、不快感に置き換えられるようなものだと書いています。例えば、インクがなくなるまで使い尽くしたボールペンなんか気持ちがいいですよね。かつて、ドクタークリップというボールペンを持っていたのですが、何度も何度も芯を変えながら使ってついに軸がおれてしまったとき、天寿をまっとうするまで使い尽くしたことに快感を覚えたことを思い出しました。忙しいということを隠れ蓑に雑な暮らし、雑な生き方からなかなか抜けられないのですが、ていねいに生きていきたいと思いました。ほぼ日が好きな人もそうでない人も一読の価値のある本だと思います。
August 31, 2007
背水の陣と解される阿部内閣の人事が決定しましたね。我々の仕事に関係が深く、年金問題で国民の注目度もアップしている厚生労働省の大臣は舛添要一氏となりました。マスコミへの露出は多いので、誰もが知っている方でしょうが、初入閣だそうです。かなり思い切った人事なのではと思います。厚生労働省の今後に注目です。
August 30, 2007
こんにちは。三宅佳代です。オールアバウトに掲載する写真を確認しました。一応女性ですので、内容より写真写りの方が気になります。写真は、ほっぺたがピカピカでした。子どものときからほっぺたはきんきらきんに光っていました。スタッフのTちゃん曰く「わー! 本当にセンセイみたいに見える!やっぱりプロの写真ってすごいですね。」アップされたら旦那さんに見せるそうです。9月初旬のアップになりそうです。
August 17, 2007
おはようございます。和歌山県の社会保険労務士 三宅佳代です。夏期休暇は15日までで昨日から仕事にとりかかっています。とっても2日働いたらまたお休みですね。休暇中に標題の本をひっぱりだしてきてまた読んでいました。糸井さんらしく文体はとても軽い感じに書かれているのですが、内容はかなり哲学的です。当初「インターネットの哲学」という題を考えられていたようですが、読んでみると納得します。目標設定型の生き方に疑問を感じている人は読んでみる価値があるかもしれません。心がほっとすると思います。以下、心にとまった内容と私の感想です。=======================================================人と人とは、そんなに簡単に分かり合えるものではないということは、コミュニケーションを考える上で、とても大事なことです。======================================================= ↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑日常のいろいろな場面で、わかってもらえないあるいはわかってあげらられないもどかしさを感じますが、「分かり合う」というのはそんなに簡単なものではないということがわかれば気持ちに余裕ができます。=======================================================インターネットができたことで「誰でも思ったことを垂れ流せる」という意見は、否定的にせよ肯定的にせよ、よく語られてきました。しかし、もっとも重要なのは、垂れ流せるとわかったおかげで「思ったり考えたりすることの虚しさがなくなった」ということだと思います。======================================================= ↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑インターネットのおかげで自分の考えを発表できる機会ができたことは、おしゃべりの私にとってはとても楽しいことです。=======================================================勝ちと負け、強いと弱い、という二項対立的な思考にすっかり慣れきってしまったいま、そういう枠組みにおさまらない「わけのわからないこと」を考えたり語ったりしたいという雰囲気が自然にでてきているようです。新しい時代には、答えの見えないことが、もっと価値を持つようになるのではないでしょうか。======================================================= ↑↑↑↑↑↑↑↑↑このような時代になって欲しいと思いますし、私自身は答えのでにくい問題についてこれからもつらつらと考えていくつもりです。
August 17, 2007
おはようございます。和歌山県の社会保険労務士の三宅佳代です。昨日は、ほとんどの方がお盆休暇に入られているのだろうなと思います。なぜなら、このブログのアクセス数もすごく落ちていますので。ところで、私は昨日は自分の事務所で写真撮影でした。オールアバウトの専門家に登録したので。ということで、ブログ上は写真を公開していませんが、9月の初旬には写真が公開されそうです。イラストを書いてもらった5年前より、やせてメガネ(普段はめがね。撮影時はコンタクトしました)もはずしているので、イラストとはかなり印象が違うかも。私は、5年前の丸々した自分の方が好きです。
August 14, 2007
こんにちは。和歌山県の社会保険労務士 三宅佳代です。先日社会保険事務所から国民年金の3号被保険者の件で問い合わせがありました。うちの顧問先(仮に「○○商事」とします)に10年ぐらい前に勤務していた従業員の奥さんが当時国民年金の3号被保険者に加入するのを忘れていた。○○商事は健康保険組合に加入していたので、奥さんが健康保険の扶養家族である記録が社会保険では確認できない。当時(つまり10年前)健康保険の扶養家族であったことを証明することができるもの(つまり健康保険組合の扶養家族の異動届の事業主控でかつ健康保険組合の受理印があるもの)はありませんか。とのこと。10年前ですよ!社会保険の書類の保存期限は2年です。ちなみに○○商事が加入していた健康保険組合は数年前に解散しています。つまり健康保険組合に確認することもできないのです。=====================================ここで国民年金の3号被保険者について説明します。長文なので読み飛ばしていただいてもかまいません。国民年金の3号被保険者とは、サラリーマン(公務員も含む)に扶養されている配偶者で20歳以上60歳以下の人です。3号被保険者は国民年金の保険料を個人で負担することなく、将来国民年金が受給できるので、専業主婦等にとっては大変ありがたい制度です。(保険料は厚生年金の財源から拠出しています。厚生年金保険の加入者がみんなで負担しているということになります)今は健康保険の扶養家族の申請の用紙の3枚目が3号被保険者の届出用紙になっているので、申請もれはほとんどないと考えられますが、以前は、健康保険の扶養家族になっていることを証明するために健康保険証、印鑑、年金手帳をもって市役所に手続きにいかなければなりませんでした。この制度を知らない人は当然自分から市役所に手続きに行くはずもなく、仮に知っていたとしても、夫が転職したりするともう一度手続きに行かなければならないこともありましたが、そこまでは気がつかない人が多く、3号被保険者の国民年金の加入もれの問題が深刻なのです。一応さかのぼって手続きできますが、以前は2年間しかさかのぼれなかったので、10年以上加入漏れでも、2年分しか遡れないということになります。加入漏れの問題が深刻なので、2004年の年金改正によって、加入漏れの場合、当時サラリーマン(公務員)の扶養家族であることが証明できれば、何年でも遡って3号被保険者になることができるようになりました。==================================================-前述のように法改正になったので、過去に扶養家族であった記録が大切です。でも、解散してしまった健康保険組合などに加入していた場合、健康保険組合に証明してもらうことも調べてもらうこともできません。幸いにも、この方のケースの場合は、事業主さんがきちんとした方で、当時の健康保険の異動届の事業主控をもっていたので、事なきを得ましたし、うちの事務所でも10年ぐらいは書類を保管しています。年金は本人が死亡するまでもらえますから、記録がでてくるとでてこないとでは、大違いです。雇用保険関係や労働保険の保険料の申告にかかる記録は、書類保存期限が過ぎると捨てていっていますが、社会保険関係だけは、年金のことが気になってなんとなく捨てる気になれず、10年分ぐらいは保管しています。しかし、さほど大きくない事務所(10坪)でこれらの書類を保管するのは、正直負担でもあります。捨てようかと思うこともありましたが、保管しておいてよかったというのが、今回の事案での正直な感想です。
August 10, 2007
おはようございます。三宅佳代です。好奇心いっぱいの子どもは毎日毎日いろんなことを聞いてきます。「なぜお空は青いの?」「なぜきりんさんの首は長いの?」もう少し大きくなると「なぜ1足す1は2なの?」「なぜお友達と仲良くしなければならないの?」またまた大きくなると「なぜ学校に行かなければいけないの?」「なぜ勉強しないといけないの?」もっともっと大きくなると「なぜ働かなければならないの?」もっと本質的な問題「なぜ人を殺してはいけないの?」そんな質問を投げかける子もいるかもしれません。子どもの質問は本質的な質問が多く簡単に答えられません。子どもたちは正解を与えられることに慣れています。毎日の勉強の中で、これは○これは×と、正解、不正解を振り分けていきます。でも、社会にでると、何が正解で何が不正解か答えられない問題の方が多い。だから、答えがすぐにわからない問題があっていい。わからないということを大切にする気持ちが大事。また、学校や社会のルールは理由を納得するかどうかより、守るということが大切。野球もサッカーもみんなルールがある。なぜ、このルールなの?と理由はないわけではないけれども、理由を知らなくてもゲームはできるし、楽しく遊べる。いちいち説明を求めていたら、ゲームできないし、遊べない。すべてに理由が必要と考える子どもたちは会社に勤めると上司にこんな質問をするかもしれません。「なぜ茶髪で会社に来てはいけないの?」(その会社が茶髪禁止の場合)「なぜ鼻にピアスをしてきてはいけないの?」(その会社が鼻のピアス禁止の場合)「なぜあなた(上司)の言うことをきかなければならないの?」私は子どものころは年中「なんでえ?なんでえ?」と言う子でした。それに対して親は答えてくれたときもあったでしょうが、あまりにも「なんでえ?」が多いので、しまいには、「ほんまにこの子はなんでえ。なんでえ。ってうるさいな!」と母には言われました。父は「なぜなにの本(小学2年生)」を買ってきてくれました。この「なぜなにの本」は私の子ども時代の好奇心をずいぶん満たしてくれた本でしたので、父には感謝しています。他のお友達のお話を聞くと「なんで?」と聞くと「お父さんが教えてくれる」という子もいたので、私は親になったら子どもの質問にきちんと答えてあげようと思っていました。でも、最近考え方が変わってきました。「なぜ。なぜ。」と疑問を持つことは大切なことだと思います。けれども「なぜ」について、親は大人は必ずしも答える必要はないと。子どものころの疑問が大人になって「ああそういうことやったんんか」とわかるときが楽しい。そういうのを「目からうろこがおちる」というのではないでしょうか。何でもすぐにわかってしまうと大人になる楽しみがない。大人になることに希望を持つためにも、大人は子どもたちに何もかも教えてはいけない。けれども、まじめな大人(親)である私は今でも、若者や子どもの「なぜ」の疑問に答えようと、日々頭をひねっています(笑)
August 9, 2007
こんにちは。和歌山県の社会保険労務士 三宅佳代です。自宅から事務所への通勤途中に厚生年金会館 サンピア があります。以前は社会保険労務士会の研修等もこのサンピアでよく行われており、よく利用させていただいたものです。数日前原付で走っているときに信号待ちでふと見ると、撤去工事が始まっていました。もったいないなあ というのが正直な感想。建設して10年経っていないぐらい。まだまだ建物もきれいなのに、壊してしまって何を作るんだろう。撤去工事の費用も年金が財源なのかなあと物悲しい気持ちになりました。
August 7, 2007
こんにちは。暑い日が続きますね。私も少々バテ気味です。最近前述の本を読みました。日経新聞にマネックス証券の松本大社長が、同著者の「私の嫌いな10の言葉」の紹介をしていたので、この作者に興味をもったのがきっかけです。著者は「いい人の鈍感さががまんできない」そうです。要するに人嫌い偏屈親父の独り言のような内容ですが、少し斜に構えた自分には面白く感じましたし、心が軽くなりました。
August 6, 2007
こんにちは。本当にひさしぶりに更新します。今朝出社前にテレビを見ていると、参議院選で自民党は40議席をとれず惨敗という結果でしたが、安部首相は退任せず、今後も首相を続ける意向のようです。自民党内でも今回の参議院選惨敗の責任をとって、退任する声が多いようです。あまり政治に関心を持っていないので、首相の続投について政治的な意味での意見を述べるつもりはないのですが、「責任をとる」ということに考えさせられます。政治に限らず企業の不祥事などが起きたときも「責任をとって辞めます」というようなことがしばしば見受けられます。わが国では「責任をとる」=「辞める」ということのようです。これは武士道にゆえんするものなのでしょうか。「解雇」のことを「クビを切る」(これ「打ち首」から由来していると思われる)と言ったり、「責任をとって辞める」というのはかつては、「切腹」だったのかと思います。今は本当に「首を切ったり」「腹をきったり」することがなくなったのでよかったと思うのですが、その精神は平成の現在も脈々と受け継がれていて、不祥事等があると責任をとってやめるというのが、男らしいという価値観があるように思います。反対に辞めないのは女々しいことのようです。もちろん、今後も改善するつもりもないのに権力の座にしがみついている人もいるでしょう。しかし、辞めて責任をとるというのは、無責任な場合もあるはず。(企業の不祥事の場合などは、辞めて責任をとる人が退職金のがっぽりもらっていたりすることもある)良くないことが起きた場合、トップが責任を取るというのは、辞めることではなく、悪いところを改めて改善するということだと私は思います。辞めるのはそのあとでよいはず。というようなことを企業のトップなどの退任会見るたびに思います。話が首相の続投から微妙にそれてしまいましたが、「責任をとる」ということについて、私のように考えている者もいるということです。
August 3, 2007
こんにちは。社会保険労務士 三宅佳代です。今年になってから始めての更新です。非常に忙しいということでもなかったのですが、一度離れると書くのがおっくうになってしまい、更新しないままになっていました。今後は不定期に更新したいと思います。さて、春は子どもをもつ母親には忙しい季節。幼稚園の入学や、小学校の入学の子を持つ母親の場合は、入学準備用品の購入や、もらってきた学用品のすべてに名前を書いたり・・・それから入学式に参加して、授業参観があって、家庭訪問があって・・・家庭の関係で仕事を休まなければならないことが多い季節です。仕事を持っている女性は、この時期フルタイムの人もパートの人も職場に気兼ねしながら、休暇を頂く。そんな季節です。子育てだけではありません。介護の問題も女性が引き受けていることが多いのではないでしょうか。(たとえ働いていたとしても)本当はそういった子ども関係のこと、介護のことのほとんどを女性が引き受けていることにも問題があるのですが(最近はお父さんの授業参観などの参加率も高くなってきていますが)そのことはさておき、自営業になってわかったことですが、働く時間の自由度が高いと、女性は仕事を続けていきやすいということ。平日休んだ分、土日に働いたりいろいろ工夫の余地があります。仕事の内容によりますので、どんな会社でもできるわけではありませんが、働く時間帯が選べたり、フレックスタイム制が導入されていたり勤務時間の自由度が高ければ、もっと多くの女性が仕事を続けていくことができるのではないかと思います。
April 27, 2007
こんにちは。和歌山県の社会保険労務士 三宅佳代 です。昨日は日曜日でしたので、和歌山県立図書館に行ってきました。目的は別の本だったのですが、北見昌朗氏の以下の本を借りてきました。○中小企業の「組織作り」「研修」「評価」はこうして行う ―ズブの素人を早く一人前にする本―○小さな会社が中途採用を行う前に読む本ビジネス書は買うことが多かったのですが、図書館にもたくさんあることを発見しました。本代も重なると負担になるので、これからは図書館も利用していくようにしようと思います。
December 18, 2006
こんにちは。和歌山県の社会保険労務士 三宅佳代 です。標題の本の著者はかつて『内側から見た富士通「成果主義の崩壊」』書いている方です。「内側から見た富士通」は、文中にたいへん英語が多いことや内容が富士通の人事制度の暴露本的な内容であったため、内容には共感できるところもありましたが、もう一度読みたいという気持ちにはなれない本でした。「若者はなぜ3年で辞めるのか」は途中まで「富士通の・・・」著者と同一人物とは知らずに読みました。副題が「年功序列が奪う日本の未来」となっているとおり、バブルの崩壊以後リストラや成果主義の導入などにより過酷な労働を強いられている現在、「年功序列っていい制度だった」と懐かしむむきもあるが、「年功序列はすばらしい制度だったのか」と疑問を呈している。私自身、学校を卒業して会社に入ったとき感じた疑問などがそのまま綴られており、共感を覚える内容がたくさんありました。社労士としての自分にとっても読んで損はない本でした。ただ、「では、これからの若者たちはどうしたらよいの?」という疑問には明確な回答がない本です。それは自分で考えて下さいということです。前著と同様、批判が多くて具体的なアクションがわかりにくいのが、この本の著者の特徴のようです。
December 15, 2006
こんにちは。和歌山県の社会保険労務士 三宅佳代 です。いよいよ来週から新しい手帳「アクションプランナー」が使えます。うれしい~が、私は31日までキッチリ2006年の手帳を使いたいのですが、そうすると年明けの予定が書けない。しばらくは2冊もち 重い軽く悩んでいる状態です。8月の中旬に既に手に入れていたため、早く使いたいキモチがあり、がまんするのが大変でした。私はアクションプランナーで一番使いやすく感じているのは、切り取りしおりです。ページの右端にミシン線が入っており、使い終わったら切り取っていく仕組み。今週のページが1秒で開くことができる快感はかなりのもの。右端を切り取っていけば一瞬でページを開くことができる快感に酔った私は他のノートもはさみで右端を切って使うことを試みましたが、めんどうなので、今はやっていません。日本の手帳では切り取りしおりを採用しているケースは少なく、シャチハタのオピニでは、2007年版から採用されているようです。オピニは紐のしおりも1本ついていて、月刊のスケジュールに紐のしおりをはさんでおけば、週間スケジュールと月刊スケジュールの間を簡単に行ったり来たりできます。良いことはどんどん取り入れる姿勢好感が持てますね。アクションプランナーはデザインはおしゃれなんですが、(1)メモ欄がない、(2)ペン刺しがない、(3)月間カレンダーがない等不便に感じることもままあります。(2)と(3)は佐々木氏のこだわりがあるらしく、今度も採用されないようです。(1)はデザインの問題かもただ、手帳は道具なので、デザインと使いやすさのバランスが大切。フリーページもあまりないので、スケジュールのみの機能で、毎日Å5版、400グラムぐらいの手帳を持ち歩くのはけっこう負担だった。2007年はライトグリーンのカバーがどうしても欲しかったので、即決したが、再来年はどうなるかな。2007年が終わっていないので、2008年の手帳のことなんて、気が早すぎますね(笑)
December 9, 2006
こんにちは。和歌山県の社会保険労務士 三宅佳代 です。本日の日経新聞の一面に標題のことが・・・新聞は家に置いてきたので、詳しくは読んでいませんが、年間5日までを限度に、1時間単位の有給休暇を認めるということ。今の法律では原則1日単位で、労使協定があるときは半日単位で与えても法違反とは言えないということになっています。私が関与させていただいている企業では、特に女性の方には1時間単位で有給休暇を取得したいというニーズが多かったのですが、法の趣旨を私なりに解釈して「有給休暇はある程度まとまって休暇をとることによって心身ともにリフレッシュするための休暇ですよ」と連続で休暇を取得することを勧めてきました。しかし、今度は1時間単位の休暇を認めるということです。おそらく主婦にとっては朗報でしょう。主婦は平日にしなければならないことが多いので、1時間単位の有給休暇はとても使い勝手がよいはずです。法改正以降は就業規則をどんどん変更しちゃいましょう!ということで、実務的には朗報ですが、私のキモチとしては釈然としません。法改正の目的は取得率の向上ということですが、公務員は今までも1時間単位の有給休暇の取得が認められいますが、民間企業が守るべき法律労働基準法では1日単位にしてきたことの趣旨は何だったのでしょうか。理由があってそうしてきたのなら、取得率向上のためという理由だけで、変更してもいいものでしょうか。教育の問題にしてもそうですが、ゆとり教育にしたと思ったら、数年で廃止したり、そのたびに渦中の人間(現場の教育者や子どもたち)は右往左往しなければなりません。法律を作るエライ方がたには、もっと信念を持って事に臨んでもらいたい。
December 8, 2006
こんばんは。三宅佳代です。日経新聞夕刊11月2日の大阪大学副学長 鷲田清一氏のインタビュー記事からこの方は哲学者のようですね。============================================記事から世の中には、答えがひとつしかないものなんてめったにない。あるのは3つ。1 正解が複数ある2 不確定要素があって答えがすぐに見えない3 いくら問うても人間には答えられない哲学とはこうした答えのない問いに対して緻密に考える学問なんです。今の社会はすぐに正解を求める。そうでないと安心できない。でも分からないものには、分からないままにきちんと向き合うことが大切なんです。かつては自分の思い通りにならないものが多くあった。(中略)文明に利器は不可能を可能にし、何でも解決できるという幻想を与えた。「私たちは自由を自分の思い通りにできることと勘違いした。そしてじっくり考え判断する力までなくしてしまった。現代人がみな子どもっぽく見えるのはそのせいかもしれない」(中略)「大人の思考とはわけのわからないものを許容し、すべてわかろうとしないで賢くなること」============================================私自身はわけのわからないものを許容する能力は大人よりも子どもにこそあると思う。すぐに正解を求めるのは、学校における受験勉強の弊害ではないかと思う。先ごろも高等学校の未履修問題がクローズアップされていましたが、試験に出ないものはしなくてよいという発想は、今に始まったことでなく、もうずっと私が学生だったころよりも以前からあったのだと思います。わからないことをわからないままに心にずっと留めておく・・・ということは、子どものころにはよくあることではないでしょうか。子どものころからずっと不思議に思っていて、大人になって、「ああそいういうことだったんだ!」って分かったときはとてもうれしい。でも最近はインターネットで大抵のことはわかってしまう。わかったつもりになってしまう。大人はむろんのこと、子どもたちも心の中に疑問や秘密をためておく場所がなくなっているのではないだろうかと危惧する。何を書こうと思っていたのかだんだんわからなくなってきましたので、今日はここで終わります。
November 29, 2006
こんにちは。和歌山県の社会保険労務士 三宅佳代です。久しぶりの更新です。11月2日の日経新聞(ずいぶん前ですね)の夕刊「ひとスクランブル」にイエローハットの相談役 鍵山秀三郎氏の記事がありました。=============================記事よりあるとき私が「大きな努力で小さな成果を」と話したら、「それは逆でしょう。小さな努力で大きな成果を、ではないですか」といわれたことがあります。でも、決してそうではないと私は思います。大きな努力で小さな成果を求めるのに無理はないが、その逆の生き方には常に危険や不安がつきまとうからです。=============================この言葉、私自身はストンと腹に落ちました。最小限のエネルギーで最大限の効果を狙うというのはかっこいいような気がしていました。「要領がよい」と表現したらいちばんわかりやすいかも。でも、確かに要領のよい生き方には危険や不安がつきまとうのかもしれません。効率重視、成果重視の今の企業社会で、心の病気が多発しているのも、「小さな努力で大きな成果を」求めすぎた結果ではないでしょうか。社会が、無理をしすぎた結果が今の世の中のいろいろな悲しい出来事の原因のひとつではないかと思えます。私自身、もうずっと「最小のエネルギーで最大の効果を出す」ことを常に念頭においてきたのですが、限界を感じていたので、この言葉に出会えてよかったと思います。
November 28, 2006
こんばんは。昨日の日経新聞の朝刊に上記の記事が・・・今は、育児休業中の社員は休む前の給料の4割分が雇用保険から支給されます。休業中は3割ずつ2ヶ月に1回ずつ支給、復職後6ヶ月たってからまとめて残りの1割分が支給される仕組み。15万円の給料の場合45000円20万円の給料の場合60000円と休業中の無収入の身にはかなり助かる金額でした。が、今度は、最大7割まで補償かあ すごいなあと思ってよく見ると、会社が本人に育児休業中も経済的支援をした場合に、会社に対して、3分の2(中小企業の場合)補填するということ。つまり、会社が本人に経済的支援をすることが前提条件なのです。大企業はこういう制度をうまく取り入れて、経済的支援をするかもしれませんが、中小零細企業は、「休んでいる間の分を会社が払う」(仮にあとで一部戻ってくるにしても)という発想にはなかなかならないように思う。大手企業と中小企業との格差が広がるなあ大手企業に勤める女性は育児休業や短時間勤務制度の利用をしながら、共働きを続ける。中小企業は環境が整っていないのでやむなく辞める。こんなところからも格差が広がっていくのかもしれないとふと思う。
October 18, 2006
こんにちは。和歌山県の社会保険労務士 三宅佳代です。昨日、紛争解決手続代理業務の付記申請書が送られてきました。紛争解決手続き代理業務を行う場合、社会保険労務士名簿に紛争解決手続業務試験に合格した旨を付記することが必要となるそうです。ということで、そのためも付記申請書が送られてきました。またまたお金が必要です。1.登録免許税 5000円2.手数料 5000円です。付記ってつまり名簿の横にでも「特定社労士合格」って書くだけでは・・・?足元を見ているお値段としかいいようがありません。今回の試験制度で一体誰が得をしているのでしょう。
October 17, 2006
こんにちは。和歌山県の社会保険労務士 三宅佳代です。和歌山市内の小学校では、今日は遠足のところが多いようで、朝、事務所に来るときも、2時ごろでかけたときもたくさんの小学生の列に会いました。小さな1年生の集団から、中学生に入る前のお兄ちゃん、お姉ちゃんまで。先日、幼稚園の列に突っ込んだ事故もテレビで報道されていましたので、とにかく、ぶつからないように気をつけて。気をつけて。特に小さい1年生はどこから飛び出してくるかわからないので神経を使いました。絶好の遠足日和。楽しい一日だったかな。
October 13, 2006
昨日は特定社会保険労務士の合格発表だったようです。合格発表の日すら覚えていなかったのですが、社労士のM先生のメールで気がついた。見間違え出なければ、受かっていたようだ。合格率75%なので、当然と言われればそのとおりですが、うれしい。講習も地獄、試験も地獄だったので。主婦にとって、土日全部を講習でとられたのは、本当にしんどかった。しかたないから、掃除は仕事に行く前にするようにしていた。自営業で多少時間の融通がきいたのが救い。試験の内容より、家庭との両立が大変だったことだけが記憶に残った試験でした。
October 12, 2006
本日第2弾です。オールアバウトで面白い内容をひょっと見つけました。ポジティブ思考が不幸を招く です。ポジティブ思考の落とし穴について書いてありました。私は前向きに考えるようにしています。前向きに考えるほうが生産性が上がるように思います。いじいじ考えていると時間がもったいなく感じてしまいます。しかし、なんとなく、危険だな というのもちょっと感じていて、その疑問に答えてくれる内容でした。ポジティブ思考は行動に結びつきやすいしかし、ポジティブ思考は自分にとって都合の悪いことや失敗から目をそらしがちになり、「学習」がなかなか生まれません。そのため、失敗しているのに、そのまま同じ行動を繰り返して失敗を続けてしまいます。すんだことくよくよ考えてもしかたないっ!っていう考え方ですね。でも、それだと「学習」つまり「成長」はしないですよね。なぜ、失敗したかについて、正面から向き合わないと、次に生かせないですよね。思春期って反省ばっかりだから成長するのか~最近は特にいやなことから逃げていたように気がする。ポジ・ネガ思考で行動と学習のサイクルを回せ!とありますが、これってPlan→Do→Check→Actionと同義ですね。失敗を認める勇気を持ち、次に行かせるようにしよう。
October 4, 2006
こんにちは。和歌山県の社会保険労務士 三宅佳代です。来週火曜日は新宮出張です。新宮市は和歌山県と三重県の県境近くにあり、和歌山市からは特急電車でも片道3時間かかります。往復で6時間。時間がもったいないなー。ノートパソコンでもあれば、原稿などを書くこともできるのでしょうが、私はノートパソコンは持っていません。以前は、持っていたんですが、壊れてしまってからは、使っていません。ノートパソコンは今まで2台購入しましたが、あればそれなりに便利だとは思うのですが、使い倒すとうところまではいかなくて、もったいないので次を買うのは控えています。今朝の日経新聞には、パナソニックのLet's Note が大きく宣伝されていました。Let's Note 美しいですね。Let's Noteは私にとってあこがれのパソコンで、かつても、きれいだな~と思って何度も電気屋さんに言って、触ったりしていましたが、値段の高さにあきらめました。最近は他社で10万円を切るモデルも出てきていますので、買うとしてもそれらのモデルの中から選ぶと思います。机もいすもゴミ箱も、車も、パソコンもペンもすべて道具は美しいものが好き。だた、「美しい」という付加価値にどれだけよけいにお金を払うかというのが、思案のしどころ。
September 29, 2006
こんにちは。和歌山県の社会保険労務士 三宅佳代です。東京への出張依頼ブログが止まっています。ここしばらくずっと非常にタイトな仕事のスケジュールでした。やっといくつかのイベントが終了。ひとつめは、原稿を仕上げたこと(これは東京出張前にメールで送信済み)ふたつめは、社会保険の調査が完了したこと(全企業おとがめなしだったので、ほっとしています)そして、みっつめは、ある団体の規定が完成し、従業員への説明も完了したこと)9月は外出する機会も多く、その間をぬっての作業でしたので、本当に大変でした。スタッフのTちゃんが社会保険の取得や喪失など事務的なことは全部引き受けてくれたので、助かりました。適度な忙しさは活力になりますが、あまりに忙しいと気持ちがささくれます。まだほとんどスケジュールが入っていない来月以降を眺めながら、「来月になったら楽になる」と言っていると、Tちゃんいわく、「来月になったら同じことを言っているんですよね」そうなんです。同じ言葉をもう何度繰り返したことか。いずれにしても来月もがんばろー
September 27, 2006
こんにちは。和歌山県の社会保険労務士 三宅佳代です。9月19日は出張で東京へ。前日は、敬老の日なので、前泊して、東京見物する予定。といっても東京って知らないし、どこを見物しようかと思案中。第一候補は六本木ヒルズ周辺を見物する予定。文房具が好きなので、伊東屋も行きたいが、両方は無理か。銀座と六本木がどのぐらい近いのか離れているのかも知りません。これから調べます。田舎の人はきょろきょろするので、すぐわかるらしい。このブログを読んでいる方で、お勧めスポットがあれば教えて下さいね。
September 14, 2006
おはようございます。和歌山県の社会保険労務士 三宅佳代 です。先日講師を努めさせていただいた主催者の方より、セミナー終了後、別の企画の委員の依頼をいただきました。その方の一存で決められることではないので、正式には、諮ってからということですが、ひとつの仕事をきちんとしていくことで、次の依頼を頂くこと自体大変うれしいです。自営業で仕事をしていく場合は、ひとつひとつの仕事を丁寧にしていくことが次の仕事につながっていきます。次のお仕事をいただくということは、「よかった」と評価していただけたのかなと感じうれしいです。ゴールを決めて、そこから逆算して現在の行動を決めていく人生も合理的ですばらしい人生だと思いますが、いろいろなことに好奇心を持って、いろんな仕事や出会いがある人生も楽しいものです。これからも「いつでも現在進行形」でやっていきたいと思います。
September 12, 2006
こんにちは。和歌山県の社会保険労務士 三宅佳代です。今日は、海南市と21世紀職業財団共同で主催された再就職援助セミナーがありました。2日間のセミナーですが、私は初日の一番はじめ「再就職への第一歩」というテーマで再就職の心構えを話しました。私の担当は今日で終了ですが、今日と明日と午後から2日間コースで、内容はなかなか充実しています。資料もたくさんいただけるので、このセミナーに参加した人は得をしていると思います。2日間で学んだことをどういう風に受け止めて生かしていくかは、受講生のみなさま一人ひとりにかかっていると思います。本日ご縁があったみなさまには、ちょっと大げさですが、よりよい人生、よりよい職業生活を送っていただきたいと願っています。
September 7, 2006
こんばんは。三宅佳代です。昨日家に帰ったのは夜中の12時だった。もちろん仕事で・・・原付でバリバリ言わせながら帰った。去年は、そういえば夜中の3時っていうのもあったなあ。夜8時以降までかかる仕事はすべてある団体がらみの仕事だということに気がついた。私に仕事をくれるその団体の御仁は、厳しさでは「エースをねらえ!」の宗像仁なみだ。私は一応「先生」なんって言われて、ちょっと手加減してもらっているので、このぐらいですんでいるが、(それにしょっちゅうっていうわけでもないし)一緒に働いている部下は、岡ひろみに見える。性格も素直なんだなあ。彼女。それにしても、この忙しさに加え、明日もセミナーの講師。先週の日曜日に出社して、セミナーの原稿を書きました。加えて、急に原稿の依頼が・・・期日9月24日だって~加えて、スタッフのYちゃんが産休。面接する暇ないよ~。とにかく落ち着こう!
September 6, 2006
おはようございます。三宅佳代です。昨日近くの書店に行ったとき、英語のノート術のような雑誌があり、じっと見入ってしまいました。英語を勉強しようと思ったわけではなく、いろんな人のノートが写真入りで公開されていて、みなさんが字がとてもきれいだったので、じーっと見てしまいました。見入ってしまったのは、内容ではなく、単純にノートに並んでいる手書きの文字が美しかったから。最近、「手帳術」や「ノート術」というような本や雑誌をよくみかけます。最近の職場では、パソコンで文字を打ち、それを紙に印刷して、保管する。あるいは、パソコン内に保存する。あるいは、メールで送る。事務系の仕事の多くは、パソコンで処理され、手書きの文字を見ることは少なくなりました。「見易さ」「検索性」はパソコンでの処理が勝っているように思います。なのに、最近の手帳ブームは、みんな手書きの文字やイラストを見たいというのも、理由のひとつではないかと思います。「ほぼ日手帳の秘密」や「みんなの手帳」など、いろんな人の手帳の中身がのっている本は、見ているだけで楽しいです。電子データばかりだと心が乾いてくるようなので、無意識のうちに、バランスをとろうとしているのかもしれません。
September 5, 2006
こんにちは。三宅佳代です。書評を目にする機会があり、ネットで注文したのが、この本です。帯の表には、本書は、この「100万ドルがある質問」に初めて真っ正面から答えを示した、アメリカの大ベストセラーである。大前研一 と書いていて、大前研一氏の顔写真が掲載されてます。帯の裏には、この本はミラクルだ。新しい時代に立ち向かうコペルニクスだ。トム・ピーターズこの6つの感性に成功のかぎがある!1 「機能」だけでなく「デザイン」2 「議論」よりも「物語」3 「個別」よりも「全体の調和」4 「論理」ではなく「共感」5 「まじめ」だけでなく「遊び心」6 「モノ」よりも「生きがい」富を約束する「6つの感性」だそうですが、当り前では・・・翻訳本なので、ささーっと流し読みしただけですが、1 モノを買うときには、デザインは機能と同様にあるいはそれ以上に重要な要素ですし、というか、私はほとんどデザイン重視。ほとんどの女性が同様では。2 商品を売るときは物語性が大切なことは、今や常識。ストーリーに共感して、買ってしまうことときどきあります。4 論理で攻められたら、うっとうしいだけです。「共感」・・・わかってほしいというのが、女性の一般的な心理。女性に限らず、誰でもそうでは。消費者の観点で見ると、当り前すぎるぐらい当り前ののことを、ものすごい大発見みたいに書いている。1900円もします。何なんだろう。この大げさ感は。というのが読んだ直後の感想です。
September 4, 2006
おはようございます。和歌山県の社会保険労務士 三宅佳代です。昨日の日経新聞の夕刊記事から。新聞自体は手元にないので記憶は不確かですが、「在宅就業を労働時間に含める」小さい子供を抱えて会社に勤務している女性で、朝早く起きて自宅で仕事をして、そのあと、子供たちの朝の用意をすませてから出勤。朝の自宅で仕事をしている時間を勤務時間に含めてもらって、その分夕方は早く帰るそうです。こんな働き方を認めてくれる会社いいなあと思いました。小さい子供を持つ女性にとっては、働く時間の長さもさることながら、時間をフレキシブルに使えると、ぐっと仕事と家庭の両立がしやすくなる。子供がいるといろんなことがある。定期健診や予防接種は平日の昼間が多いし、突然熱を出すことも多い。かぜのあとの中耳炎やぜんそく、アトピーなどのアレルギー疾患、ちょっとした事故など。仕事を中断しなければならない理由を挙げていくといとまがない。そんなとき、有給休暇をやりくりしながら、会社に勤務するのは本当に大変だ。職場のみんなに迷惑をかけるのも心苦しいし、自分の仕事は自分で完成させたいと思う。時間の自由度を最優先させるならば、すべての時間の在宅勤務がよいと思うが、在宅勤務に向く仕事と向かない仕事がある。また、全部家でするとなると、自己管理がむずかしい。名づけて「プチ在宅就業」(労働時間の一部を自宅でする働き方)こんな制度がもっと広がっていくと、優秀な女性がもっと社会に進出していくことになるのではないかと思う。こういった制度が広がっていくためには、やはり、仕事は「何時間働いたか」ではなく、「どのような成果・効果を挙げたか」で図っていく仕組みが必要ですね。
August 29, 2006
おはようございます。和歌山県の社会保険労務士 三宅佳代です。次世代育成関係のお仕事で勤務している労働局均等室の関係で、東京に出張することになりました。クライアントの方はほとんど(というか全部)和歌山県下の企業や団体なので、東京に出張する機会なんてめったにどころか全くありません。その前の日は敬老の日なので、早めに行って東京見学しようとおもっています。おのぼりさんですね。いや~本当に楽しみです。今から ワクワクしています。
August 28, 2006
こんにちは。三宅佳代です。本日、夏季休日帰還致しました。2006年8月15日号の「中小企業家しんぶん」(中小企業家同友会という団体が発行している新聞)に日本教育学会元会長の大田堯(おおたたかし)氏のインタビュー記事が掲載されています。大田氏は教育史、教育哲学専攻の教育学者です。控えておきたいことがいろいろあるので、こちらに書いておきます。教育基本法の前文「個人の尊厳を重んじ、真理と平和を希求する人間の育成を期するとともに、普遍的にしてしかも個性ゆたかな文化の創造をめざす教育を普及徹底しなければならない」経営者からの「普遍的とはどういう意味か」の問いかけにたとえば、大工さん、工務店という仕事がある。それは好きでやっている。言うなれば、好みを発展させた仕事だ。同時に、その仕事が社会的にどんな意味を持つかを考えるようになれば、その仕事が普遍性を持つことになる。社会的意味のある仕事の中で、自分の流儀で生きる人間でありたい。みんながそうあって欲しい、それが教育基本法の精神である。学習権について人間はほかの動物と違って、身体の外にある道具や言語、そのほかの文化を獲得しなければ生きられません。ですから、人間にとって学習することは生存権の一部です。生存して学ぶのではなく、生きることと、学ぶことは不離一体なのです。=============================================「働くこと、生きること」がこのブログの主となるテーマですので、「生きることは学ぶことと不離一体」という言葉も気になりました。コメントができるほど、消化できていません。じっくり考えたいテーマです。
August 16, 2006
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