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宮沢賢治は菜食主義者だった。生家が質屋だった
ため、凶作の時に、農民が家財道具を売って生活費
に変える姿を見て育った。また祖父が熱心な仏教信
者だったため信仰心の熱い家庭だったことも、彼の
思想に影響を与えているらしい。彼の作品には弱者
に対する救済的精神や強者への嫌悪感が漂よって おからのお好み焼き
いる。また、食に対する独特の思想もうかがえる。
「やまなし」は、谷川の底の蟹の兄弟が見る生き物たちの世界を描いたもので、晩春の
5月と初冬の12月の二部で構成されている。5月にはカワセミによる魚の殺生が行われ、
12月は蟹の兄弟も成長し、やまなしの実りが訪れる。
この作品では『この世の中は、強いものが弱いものを食う弱肉強食の世界である。人間
が生きるために必要な量以上の食べ物を求めるところから欲望が生まれ、争いが起き
る。』という賢治の「食の思想」を、僕は感じるのです。
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