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2026年09月25日
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「立志編ー2:与えられた新たなミッション」から続く


旅に出ようと思う。
目的地は朧気にしか分からない。高い山だという事だけは分かっている。でもそれはどんな山?富士山のような高くきれいな山なのか、キリマンジャロにょうなジャングルの向こうの山なのか、ヒマラヤの山々のような荒々しい岩山なのか。。。 地図がない 処か、 目的地 さえ定められておらず、とにかく高みを目指せと言われたのだ。

ならば真っ先にやるべき事は、目的地を定める事だ。どんな山に登るべきなのかを見極める事だ。それには自分の経験だけでは足りない。周囲の考えを聞こう。営業の話も、工場の話も、顧客の話も、役所の話も、海外の話も。。。 一人で突っ走って来た俺がこんな気持ちになるのは初めてだ。皆、好き勝手な事を言う。しかしそれを一つにまとめてどんな形にするかは俺次第。


並行して山に登るための基礎体力、登るための道具を揃えなければならない。つまり 技術力 、 基礎知識
俺はそれまでも理論的な裏を取りながら開発を進めてきた自負があり、その折々でその教授にも助言を求め共同で研究してきた。しかし0からの研究を行うためにはより基礎からの知識が必要になる事を改めて知らされた。

やっぱそうだよね。そして1冊の参考書を紹介された。日本にはない種類のこの世界のいわば原典。もちろん英語、厚さ3㎝、約500pの技術書だ。これを全部、頭に叩き込まねばならない。
ちょっと読み進めると、これを理解し習得するためには物理学、電磁気学、微分積分学を学び直さねばならない事も分かってきた。

うわぁ、大変な世界に足を突っ込んだぞ。もちろん大学で一度は学んだ筈の事だが、必要とされる理解の深さが違う。相当性根を入れて勉強しなければ、先へは進めない。
ここから2年以上、俺は試験機にも測定器にも手も触れず、ひたすら本に向き合う事になるのだった。






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最終更新日  2026年09月25日 05時20分03秒 コメントを書く
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