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2026年03月25日
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カテゴリ: コイバナ
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その時、彼女は ストーカー にあっていた。

運命の人と感じていたバツイチ彼女との別離からしばらくは無気力な暮らしを続けていて、もう恋愛はいいかなとさえ思っていた。アメリカで別れた彼女(Hとしよう)とはその後も同じオフィスで働いていたが、ドライな現代っ子の彼女とは元の友人関係に戻っていた。つまり全く無風な人生を送っていたのだ。
そんな時にHの友人のAがストーカー被害にあっていて、助けてあげて欲しいという相談をHから受けた。AはHと共にアメリカ旅行をしてロサンゼルスを一緒に回った4人組の一人だった。なので私とは顔見知りだし、私とHの関係も知っている。

「別れた元カレがしつこく絡んでくるらしいの。Aちゃんの相談に乗ってあげて」
「親や警察には連絡したの?」
「そんなに悪質じゃないし、親には知られたくないって」

「Nさんは大人だから、親戚のお兄さんってことにして元カレに一発ガツンと言ってあげて欲しいの」
私は渋々承知して、次の週にAと元カレに会うことにした。Aから元カレに「話がしたい」と呼び出した。

約束の喫茶店でAの所に元カレが来たのを見計らって、Aの叔父と言う触れ込みで私が出て行った。元カレは気弱そうなヒョロヒョロした男で、悪気はなさそうだ。単にAの事を諦めきれないのだろう。
「私はAの叔父だ。Aはもう君の事は嫌いで会いたくないそうだ」
「何があったのかは知らないが、君ももう新しい道を進んだらどうだ?」
威嚇はしないように、威厳は保つように冷静に元カレに告げた。元カレは悔しそうに下を向いていたが、特に抵抗するでもなく話を聞いていた。
「これ以上Aに近付くようなら警察にも連絡しなければならなくなる」
そう告げると元カレも諦めがついたようで、もう二度と連絡も取らないと約束をした。

そんな事があって2週間後、Aから電話があった。お礼がしたいから会ってほしい、と言ってきた。私はそんな事はいいよと断ったのだが、もうプレゼントを用意したと。今月の私の誕生日を知っていたらしい。
しかたがない。会いに行くか。
そして会ったのは2週間後、私の誕生日の2日前だ。指定の場所は郊外のちょっとしゃれたレストラン、まるで恋人同士のデートのように二人で食事をして、Aからのプレゼントを受け取った。色々とおしゃべりをして、彼女の事が分かってきた。元カレとのアレコレも。。。 私もアメリカでの出来事をいくつも話した。

「Nさんといると楽しい! また会ってくれますか?」
「君の叔父さんだけど、いいの?」
軽口を言いながらもAの提案を受け入れ、私たちはまた会うことになった。元カノの親友と。。。


「​ Chap.5-2:あてのないジェラシー ​」に続く






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最終更新日  2026年07月27日 16時25分59秒
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