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2007/05/07
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カテゴリ: カテゴリ未分類
毎年、今頃になりますと非常に悩みます。
夜間の蚊の対策です。

部屋を閉め切って蚊取り線香を焚いても何故か真夜中にあの羽音で目を覚ますことが珍しくありません。
多分カーテンの陰等の煙が届かないところに潜んでいるのだと思いますけれど、まるで耐性が出来ているのかと思う位頻繁に悩まされます。
人間だけなら蚊帳という手がありますけれど、犬は暑い時期は苦手ですので、フローリングや廊下、玄関のコンクリートの上等、一晩中あちこちうろうろしています。


かといって、一晩中蚊取り線香を焚き続けるのはやっぱり躊躇われます。
以前から、線香の煙は体によくないだろうな、と思っていましたけれど、最近は有名なこの Carcinogens in Chinese Incense Smoke で、線香に含まれる ベンゾピレン の有害性を指摘されてから一層憂鬱になりました。

Incense burning 'may spark cancer' には、換気の悪い台湾の寺院での有害レベルは、一般家庭での喫煙に比べ40倍以上癌の危険性がある、とあります。


この場合、問題になります ベンゾピレン は、サイトによっては、「日本の線香やアロマテラピー用の線香にも同様の化学物質を含有するかどうかはニュースでは言及していない」というような趣旨のことを書いているようです。
Wikiでは、『コールタールや自動車の排気ガス(特にディーゼルエンジン)、タバコの煙、焦げた食べ物の一部などに含まれる。』とありますけれど、含まれる、というよりも、炭素化合物の(不完全)燃焼の際に生成される、と言う方が正しいのではないかと思います( ベンゾピレン )。

不完全燃焼によりますので、煙草の場合も、副流煙中の有害物質の方が主流煙中よりも多いことが厚生労働省のこの 平成11-12年度 たばこ煙の成分分析について(概要) からも判ります。(イメージ的には、不完全燃焼による一酸化炭素中毒を思い浮かべるとわかりやすいと思います)

念のため書きますけれど、これは受動喫煙の方が被害が大きい、といっているわけではありません。
あくまでも、副流煙中の成分比のことだけです。
喫煙者も勿論大きなダメージを受けていますし、傍にいるペットにも勿論大きなダメージがあると思います。


線香の場合も、実際測定した、というサイトは見つかりませんでしたけれど、色々な燃焼・焼却(ゴミ焼却器等)関連サイトでベンゾピレンの発生を確認しています。
質量分析法による大気中のクリセン及びベンゾピレンの測定 を見ますと、大気中の粉塵にも微量に含まれているようです)
日本の線香も燃焼の際にベンゾピレンを生成していると考えた方が妥当だというような気がします。

ひょっとしたら、(ほぼ)完全燃焼する材料だけ使用している、というようなこともあるかな、と思いまして、100%天然除虫菊の蚊取り線香も調べましたけれど、除虫菊以外に(多分燃焼時間を安定させる為だと思いますけれど)木粉やヤシガラ粉等を添加していました。



ところが、線香で肺癌になった(特に犬)、という例は国内では見当りませんでした。(台湾当たりにはあるかもしれませんけれど)
線香だけかどうかは不明ですけれど、僧侶で肺癌で死亡した人は存在します。

(実は私は、母の姉が尼ということもあり、個人的にこういう事例を知っています。)


因みに、嘗てBHAに付いて参照しました 動物を用いた研究の重要性 -酸化防止剤の発がん性と癌予防作用の研究を通して- には、

『BHA は ベンゾピレンのマウス前胃に対するイニシエーション作用を抑えるが、メチルニトロソウレア (MNU) や 3,2'-ジメチル-4-アミノジフェニール (DMAB) のラット前胃や膀胱に対するイニシエーション作用は促進させる。』

とあったことを記憶されていますでしょうか?



犬も件数としては少ないですけれど肺癌になります( 20-MC気管支内注入による犬の肺癌 : 実験的肺癌 等、『犬の肺癌』で検索出来ます)。


線香が原因の疾病としましては、人間の場合は 線香の煙の吸入が原因と考えられた急性好酸球性肺炎の一例 という事例がありました。

急性好酸球性肺炎は、煙草が原因の場合が多いようです( 喫煙が誘因として疑われた急性好酸球性肺炎の一例 )

そして、犬も、色々な原因で急性好酸球性肺炎を発症します( 『犬の好酸球性肺炎の1例』の検索結果 )。

線香でも煙草でも可能性はありそうです。




犬も煙草の間接喫煙によって癌やリンパ腫の発症頻度が高くなる、というレポートは既に目を通されていると思います。( 『副流煙でリンパ節がん2倍に』の検索結果 )



最後に、 分煙という誤った考えについて を参照リンクしておきます。
2,3日前に、室外だけで喫煙しても室内の人間に対する影響は変わらない、というレポートを見ましたけれど、urlが思い出せません。
思い出しましたら追記します。





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最終更新日  2007/05/08 04:33:34 AM
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