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おいしい水 原田マハ 岩波書店 19歳の主人公が港町神戸で体験した甘酸っぱい日々。作家の自伝的要素が含まれると思う。 週末のアルバイト前に寄る喫茶店で出会ったペペとの、短いが鮮烈な恋が印象的。誰もが経験する初恋の、甘やかでいて、ビターチョコを口に含んだようなほろ苦さを感じることができる。 気分転換に読める短編。
2015/03/16
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王妃の館(上) 浅田次郎 集英社 映画化されるとのことで、手に取った。新聞広告に載っていた配役を見てしまったのは失敗。小説を読んでいても、その俳優の顔が浮かんで困った。自分が感じる登場人物のイメージと違うからなおさら。 ただ小説自体はぐいぐい引き込まれながら読んでいる。さすが手練れによる作品。登場人物の描き分けとストーリー展開が見事。下巻が楽しみ。
2015/03/13
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翔ぶ少女 原田マハ ポプラ社 湊かなえの「絶唱」同様、20年前の阪神大震災をテーマにした小説。 作品を読む前に、作者の講演会に行き、作品の成り立ちを聞いていたので、ネタバレはしていたのだが、楽しめた。 物語最初の震災場面は、震災経験者として読むのが辛かったが、後のストーリーは難なく読めた。ヒロインの設定がファンタジーではあるが、実際にあった震災のエピソードを積み重ねて作品を書いたことが分かる。 登場人物全員、善人すぎて、少々刺激が足りないかもしれない。人間の醜い部分があるからこそ、尊い行為が輝くのでは? 湊かなえといい、原田マハといい、阪神間に思い入れのある作家は、震災文学を出す時に、奥付の日付を1月17日にするものなのだ。
2015/03/10
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