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次男の新居は今年の7月には確定しているので、妻が部屋を一度見てみたいし、カーテン等の寸法を計りたい。それに、2月の引っ越しには何時もの太鼓クラブの電動リフト付き1トン車を借りる予定だったのだが、進入路が狭い事と、トラックのあの振動はもうこりごり。と言う事で、今回予備引っ越しを行う事で、2回に分けて完結させようという壮大なプロジェクトだ。そうなれば工作車のボンゴフレンディーの出番だ。今回輸送する大物はベッド、洗濯機、衣装ケース4ヶだ。冷蔵庫と炊飯器は2月に量販電気店が現地の店からサービスで届けてくれることになっている。他にもまだまだ積めるのだが、オーナーが入居前にもう一度大掃除をしたいので持ち込みは特別に許可するが、出来るだけ少量にして洗濯機以外はロフトに上げておく事が条件となった。輸送量を勘案して工作車の仕様は同行オバサン隊員と2人で3列目シートを外すのみで、大物全てを呑み込んだ。やはりこの積載スペースは頼りになる。オバサン隊員が正午には伊勢に着きたいと言うので、出立は辰二つ時(午前7時30分)と定めたのだが、何でそんなに早く出立するのかと尋ねると、現地で美味しいフランス料理の店を予約していると言う。ぬぁ〜にぃ〜。この緊迫した輸送作戦の最中に洋物の飯を食らうとは....。そんな余裕があるのか。せいぜい伊勢うどんをかき込む程度に考えていたのだが.....どうも遊び半分で事を為す傾向があるのが気にくわない。斯くして11月24日仏滅午前7時30分輸送作戦の幕が切って落とされ、工作車が出陣する。山陽道を快調に走り、権現湖PAに差し掛かった頃、隣の隊員が時計が止まっとるよ。と指さす。 見ると助手席のダッシュボードの上に両面テープで貼りつけてある時計、日付、気温、湿度を表示するマルチ計測計が9月19日で止まっている。工作車には時計が付いて無いので、家電量販店の店じまいセールで確か1,000円程で買って取り付けており、前回電池交換をしてから何年も経過しているので止まっても不思議ではないのだが、9月から気が付いていないのは、必要無いと言う事かも知れない。しかし、本来動く物が動かないのは、どうもスッキリしないので、権現湖PAに寄って探してみるが電池は置いていない。次の三木SAのコンビニで電池と両面テープを確保した。助手は勝手にコーヒーラテだか氷が入ったなんちゃらを勝手に持って来て、私の財布からの散財となる。吹田から名神、京滋バイパス、新名神、東名阪、伊勢道と渋滞もなくトラックをゴボウ抜きでぶっ飛ばす。伊勢に着いたら丁度11時30分。4時間丁度で到着だ。到着後、次男を乗せて早速昼食。朝、おにぎり1つで水の1杯も飲まず4時間走り続けたので、フランス料理は美味しゅうございました。不動産屋で鍵を受け取り、契約コーポへ向かう。予想以上の住宅街の細いクネクネ道を進むと見えて来た。住宅街と言っても矢張り田舎、コーポの敷地には四輪用駐車場が2つもあり、工作車をゆったり駐めて作業する事ができる。田舎のコーポではあるが、リビングだけで10畳はある。オマケにロフト付きだ。これなら、前線基地に使用できそうである。大物を全て運び込み、室内の計測も完了した段階で撤収に移る。次男を寮に降ろし、セルフスタンドで給油。隊員が神宮の朱印帳がどうしても欲しいとまた我が儘を言うので、急遽外宮さんに参拝して、家路を急ぐ。そうなのである。今回は、日帰りなのである。翌日には仕事が控えているので、どうしても今日中に帰還しなければならないのだ。伊勢道を快調に飛ばし、東名阪の亀山JCTで新名神に分岐の手前4.5kmで渋滞の予報。毎度の事ながら、この時間はほぼ無理だ。亀山JCTまでノロノロ運転だが、京都・大阪方面へ向かう新名神に分岐するとガラガラだ。草津で名神に乗ると今度は京都東から京都南までが渋滞の表示。迷わず京滋バイパスに迂回する。難関の大阪は渋滞も無く通り過ぎたので、中国道の名塩SAで名塩ラーメンを食べて、お土産の大阪たこ焼きを買って後は帰るだけと思っていたら、山陽道の明石北から姫路東までが道路工事で車線規制のため渋滞6kmとのアナウンス。明石北ICで降りようかと迷ったが、全然動かないようでもないので、渋滞のケツに付く。結局4.5kmほどの渋滞でかなりの時間をロスした。姫路西からはスピードアップ。一日中高速を走り回っているせいか段々とエンジンが軽く回るように感じる。スピードもアクセルに呼応して幾らでも出るように思える。高速走行でマフラーの抜けが良くなったのだろうと思われる。到着前に前を行くブルーのレクサスに追いついた。隣の隊員がレクサスはええなぁ〜。高級車だし。恰好良いし。とつぶやくが、いくら800万するレクサスでも、洗濯機やベッドは載せれない。人も8人は乗せれない。四駆でないので雪道も走れない。困った時にも天井のテントで寝れなないのだ。午後9時無事到着。トリップメーターは365kmを指していた。全走行距離は740km位だろう。流石に疲れたので、たこ焼きをアテにビールを飲んで直ぐに寝た。2月の本戦では温泉にでも浸かってゆっくり帰るとしよう。工作車の写真は撮るのを忘れた。追伸11月26日は藤さんがバスを追っかけて電車で伊勢入りかな。ご苦労さん。外宮
2016.11.25
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事務室の蛍光管をもうかれこれ4年程替えていないので、かなり暗くもう限界と思える黒い影が出ている始末なので、重い腰を上げて新品に交換しようと何時ものホームセンターに買いに行ったら、店頭でワゴンセールをやっていた。こういう所は思わぬ掘り出し物があるので必ず探って見る事にしている。色々と物色していたら店じまいが始まった。どうやら朝からやっていたようである。それでも、100円の万力とロングワイヤーブラシ、200円の60ミリ木工用ホールソー、500円のモンキーレンチを閉店ギリギリで探し出した。ロブスターの薄型モンキーレンチは工具箱に、Deenの小型モンキーレンチはV7ドンキーに、100均の小型モンキーレンチはボンゴフレンディーに置いているので、モンキーレンチを新たに買う必要はないのだが、ショートレバーで25ミリまで使える上、メッキも綺麗なSK11だったのでつい買ってしまった。SK11は藤原産業のブランド名で兵庫県三木市にある工具メカ―である。「SK」の由来は硬度と粘りを1~10で区分している炭素工具鋼の品質レベルを表す材料記号で、「11」は10を超えた最高の品質レベルと言う意味らしい。それならネプロスよりもスナップオンよりも上か。と思われるが、何故かホームセンターで売っており、何故か台紙にはMADE IN TAIWANと記されている。が、悪くは無さそうである。ネットで調べてみたら、安売りで1,490円で出ていたので、やはり掘り出し物であったのだろう。当分は事務室に置いておくことにする。SK11のモンキーレンチ
2016.11.23
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長女が生意気にもアクセラを新車で買った。大学4年間のバイト代を全て投入しても賄える筈もないので、マツダローンより安い無利子の母ちゃん5年ローンと契約して強引に手に入れたのだ。私の任意保険は既に娘のと強制的に交換させられている上に、更なる大判振舞いだ。当初は新型デミオで十分だと本人も思っており、11月に車検切れと同時に買い換える予定であったのだが、安全性やG-ベクタリングコントロールそれにデミオにラインアップされている1.5Lクリーンディーゼルが搭載された事が決め手となったようである。アクセラにするのなら、1.5Lのダウンサイジングより2.2Lクリーンディーゼル搭載車の方が絶対良いと勧めたのだが、頑固者で話しを聞かない。とうとう試乗車に乗ることになったので、1.5Lクリーンディーゼル車を岡山から家までぶっ飛ばしてみた。なるほど、パワー不足と思っていた1.5Lはディーゼルだけあって特有の出足の力強さが感じられる。2号線バイパスではギア固定でアクセルを目一杯踏んで加速を試してみるとなかなかの加速だ。アクセルの開度に車速がピタリと付いてくる。ボディーが大きい分、鈍重だと思っていたが、意外と軽快によく走るし、ピストンピンに組み込んであるナチュラル・サウンド・スムーザーが効いているのかエンジン音も思ったより靜かである。恐るべしマツダのクリーンディーゼル。これならOKを出すしかなかった。さて、届いたアクセラはアクセラスポーツ5ドア1.5Lクリーンディーゼルだ。色は勿論イメージカラーのソウルレッドプレミアムメタリックである。この色は鮮やかさと深みを両立させた匠塗(TAKUMINURI)の技術を取り入れた絶品色だ。何でも広島カープのヘルメットもこの色と同じ塗装が施してあるようだ。ここで平成9年式のボンゴフレンディーと平成28年式のアクセラを強引に比べてみよう。ボンゴ/アクセラ(全長4,585mm/4,470mm、全幅1,690mm/1,795mm、全高2,090mm/1,470mm、ホイールベース2,920mm/2,700mm、車両重量1,860kg/1,360kg、エンジン4気筒OHC12バルブICターボディーゼル/4気筒DOHC16バルブ直噴ターボディーゼル、総排気量2,499cc/1,498cc、最高出力125ps(92KW)/4,000rpm/105ps(77KW)/4,000rpm最大トルク30.0kg(292.2N)/2,000rpm/27,5kg(270N)/2,500rpm全長はアクセラの方が長いと思っていたのだが、ボンゴの方が115mm長かった。その代わり幅はアクセラの方が105mm広い。狭い道に入るとこの105mmが命取りになるのだ。1,690mm〜1,695mmの5ナンバー枠ギリギリのクルマが少なくなったのは残念である。アクセラは排気量が1,000cc小さくても105psの出力と27.5kgのトルクは立派なものだ、ツインカムと直噴の恩恵だろうが、低圧縮にしているので強度を出す必要が無く、ガソリンエンジンのように軽くでき、軽やかに回るエンジンの恩恵かも知れない。20年の進化が見て取れる。これが2.2Lクリーンディーゼルだと、最高出力175ps、最大トルク42.8kgとなり、ガソリン3Lクラスの圧倒的な数値になる。2.2Lクリーンディーゼルを縦置きに載せたボンゴフレンディーが発売されないかなぁ。されないだろうなぁ。話しが大分逸れたが、新型アクセラはまだどこも当てていないが、何時まで無傷でいられるか。1年は無理なような気がする。ソウルレッドプレミアムメタリックは修理が難しそうだ。さあどうする。オラ知らん。
2016.11.19
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帯状疱疹の治療に行った皮膚科での採血時に、肝臓数値が少し悪いので念のために内科に行って診察してみて下さいと言われたのを、妻が真に受けて師匠の病院で採血しろと毎日うるさい。めんどくさいからナマ返事を繰り返し、延び延びになっていたのだが、飲み会を控えている事もあり、シブシブ出掛ける事にした。普段は患者が多いので、開院前にV7ドンキーで乗り付けてやった。1番で看護婦さんに採血をして貰いながら師匠の院長先生とバイクの話しに花が咲く。病院の横のガレージに駐めてあった1972年式YAMAHAメイトは旧車ではあるがネットでは全然価値がない事をさんざん話した後に、日曜日に英田サーキットの部品交換会に行ったと言う話しになった。師匠 昨日、英田の部品交換会に行ってみたが、大した物は無かったな。私 一度行ってみたいが、日曜日の早朝は無理なのよ。師匠 何も買わずに帰るのも何なので、工具を少し買ってきた。ウォーターポンププライヤーなんか500円だったわ。私 ウォーターポンププライヤー。ええなぁ。持ってないのでバイスで代用している始末なのよ。師匠 ほんなら、あげるわ。持って帰り。(と言うや否や白衣のままガレージに走って行った。)私 貰ってええの~。師匠 (少し経ってガレージからウォーターポンププライヤーを持って帰って来て)派手なグッチやね~。部品交換してるの。私 (師匠から受け取ったウォーターポンププライヤーを素早くズボンの後ろポケットに突っ込みながら)、純正ですよ。マフラーだけ社外です。師匠 (血糖値計測器の数値を指先しながら)、グッチの横に駐めてあったHONDAリードを見た?私 (腕を拡げてセーフの恰好をしながら)見た。見た。ピンクナンバーのやつやろ。師匠 そうそう。キャブをちょこちょことやったら直ったで。2サイクルなのでよう走るわ。おまけにタダなのでこれが1番良いわ。私 またどんどんバイクが増えそうやな。面白うなって来た。看護婦 ........。来院患者を待たせて採血室での2人の重要会議を聞きいている看護婦さんの顔が般若のように恐ろしくなったので、早々に退散した。と言う事で、採血のお駄賃にウォーターポンププライヤーをタダでゲットしたのだ。これで大きなネジも緩める事ができるし、水道管修理もできるのだ。師匠から貰った500円のウォーターポンププライヤー
2016.11.17
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11月4日の夕方次男が帰ってきた。やっと20歳になったので、夕食時に晩酌を付き合わした。今回は、7日の朝帰りになるので、正味5日、6日の2日しかない。その中で、散髪に行って、成人式用のスーツを仕立てて、携帯不調につき下取りに出して新型iPhone7に機種変と忙しい。こちらもそれ以上に土日は忙しかったので、バイクに乗る時間がたっぷりととれない。結局、5日はバイクに乗るのが午後3時頃になってしまった。教習所はEG(インジェクション)仕様の最新CBだったので、ゼファーとはかなり違う。乗車前に始動方法などを細かく説明する。特にキャブ車の場合は、エンジン始動にコツが必要なのだ。しかもバイクの個体によって様々な癖があるのである。このゼファーの場合は、キーをONにしてアクセルを2度ほど煽って、チョークを目一杯引いてセルボタンを押すと普通に掛かる。バッテリーはトリクル充電器に繋いで満充電状態なので、セルモーターも実に軽々と回る。車検の時に不調になったセルボタンは分解して、アースを取り直しているので、その後の不調は皆無である。キャブ車はしっかりと暖機運転を実施しないと、直ぐにエンストしてしまうので、この辺りの事をタコメーターや音量など実際に見たり聴いたりして、最近のEGバイクのようにエンジンを掛けて直ぐに走り出すような事は出来ない事を理解さす。その他はアイドル調製、燃料コックの仕組み、シートの外し方、バッテリーの外し方、ニュートラルの出し方、燃料タンクキャップの開け方、ハンドルロック、パッシングスイッチなどの説明である。日頃、原付きスクーターしか乗っていないので、ゼファーの大きさと重さに少し戸惑っていたが、何とか付いて来る。今日は時間も無いことだし、高梁川を遡上して美袋(ミナギ)から玉島経由で帰って来る事にした。初心者なので普段よりはゆっくり走る。直線では付いて来るのだが、カーブが怖いらしく車体を倒し切れないのでアウトに膨らみ、スピードが落ちる。思い切って車体を寝かせろとアドバイスするのだが、教習所ではやっていないので、なかなか出来ない。休憩時に感想を聞いてみると、KAWASAKIニュートラルは絶品との事。他のバイクはニュートラルを出すときに1速から2速の間の微妙な隙間を足先の感覚で入れている。しかも静止時だろうが走行時だろうがギアは1速から2速それ以上またその逆も入るようになっているのだが、KAWASAKI車の場合静止時は1速から2速へは入らないようになっている。1速の上は幾ら上げてもニュートラルなので、簡単にニュートラルを出すことができる。他のバイクもこの点は見倣って貰いたいものである。もう一点はフロントブレーキレバーの遊びが大きすぎる事である。これは痛いところを突かれた。一番気になっていたところである。この遊びを改善しようとキャリパーのシールとメッシュブレーキホースとマスターシリンダーのシール及び部品を全て新品にしたのに、改善できないでいる。エアー抜きは既に何回も繰り返し行っているのだ。最後はキャリパーの交換しかないのだろうか。交換すれば改善されるのかどうか悩ましい所である。休憩後の後半になると、慣れのせいかカーブのスピードも少し上がって来た。後ろでスーパートラップの音がフォンフォンと良く聞こえる。後ろはどうかと思い、ゼファーを先にやって後ろを走ってみたら、なるほどかなり迫力のある音がしている。これなら4輪の死角に入っても気付いて貰えそうである。日暮れ前に何とか帰着。今日はこれ位にしておこう。明けて、11月6日今日も朝から忙しかったので、午後2時頃の出発となった。昨日は山だったので今日は海に行く事とした。玉野から渋川海岸、王子ヶ岳、鷲羽山、下津井、鷲羽山スカイライン、種松山というルートだ。前半はのんびりと走れるが後半はタイトなコーナーが続く、トリッキーなルートだ。昨日と比べて明らかに速くはなっているが、信号からのスタートが鈍重である。V7はどうしてあんなに速く走れるのか聞いてくる。別に速いことは無い。普通である。それよりもゼファーはどうしてあんなに遅いのかと聞いてみる。すると、どうもクラッチを何時までも握って放し切れていないようである。鷲羽山の駐車場でゼファーの後ろに次男を乗せ、クラッチの操作に目を集中させて試走すると、繋がった瞬間にポンと直ぐ放し加速する操作を見て、これでエンジン止まらないの?と不思議そうな顔をする。教習所では発進時に半クラッチ長く使ってスムーズな発進をするよう教わっていたようであるが、何メートルも長い間半クラで走ると当然スピードも出ないし、何よりもクラッチの寿命が縮むのだと教えてやる。今度は一人で駐車場の中を走って繋ぎ方を覚えると、加速が普通になった。やれやれである。鷲羽山スカイラインは日曜日とあって、火の玉四輪やバイクがカッ飛んでいた。コーナーでも100キロは出ているのではなかろうかと言うスピードだ。速いクルマが来たらどうすれば良いのかと聞いてくる。その場合は左に寄って走っていれば、はみ出し禁止でも構わず抜いて行くし、左ウインカーを出して道を譲れば尚更よろしいと教える。スカイラインをゆっくり走り、半分程走った左のブラインドコーナーだった。カーブの入口では見えなかったのだが入って直ぐに軽四輪がカーブの中央に止まっているのが見えた。一瞬事故かと思って急ブレーキを掛けて何とか交わした。よく見てみると、オバサンが娘と2人でカーブの真ん中にクルマを止めて呑気に道端の山野草を採っていたのである。この非常識さには呆れてしまって声も出ない。今日は初心者と2人なので何時もよりはゆっくりと走っていたので何と交わせたのだが、先程すれ違った火の玉四輪やカッ飛びバイクだったら大事故になっていたことであろう。オバサンはこれだから怖い。道路にクルマを止めるのなら左端に寄せて止めるのが当たり前だ。それにコーナーには止めてはいけない。しかもブラインドコーナーなどはもってのほかだ。種松山のタイトコーナーを抜けるとゼファーの直線加速もコーナースピードも昨日よりは格段に上がっていた。かなり慣れたのだろう。帰ってから妻が言うに2台のバイクが同時に出発するとかなり大きな排気音で五月蠅いとの事である。やかましいわい。大正池にて(県道54号総社市新本)鷲羽山駐車場下津井から瀬戸大橋を望む
2016.11.15
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2日ほど開いたがようやく試乗できた。朝夕は寒いが日中はそこそこ暖かいので調子を見るため30kmほど走ってみた。上り坂や車の少ないところでアクセルを6,500回転くらいまで開けてみるが、点火が間引かれたような症状は出なくなった。やはりあのコネクターのさびが原因で接触不良をおこしていたのだろう。接点を磨き、コネクターを交換したことによって直ったようだ。コネクターは時々抜き差ししてやることによって接触不良が未然に防げることがある。古い車の宿命だろう。とりあえずメデタシメデタシ。ポイントをいじっているとき昔の苦い経験を思い出した。神戸にいるとき鈴鹿サーキットのレースを見た帰りのことである。鈴鹿峠を下り栗東から名神高速に入る頃、エンジンの調子がおかしくなり、しまいにはマフラーから火を噴き出した。バルブを突いているのかとシリンダヘッドカバーを開けてタペットクリアランスを大きくしても改善しない。やっとの思いで大津SAに到着。この頃ガソリンスタンドは日曜日休みで高速のGSも休みだった。夜中12時、日が変わり月曜日になりGSが開いて工具を借り、そこでようやく不調の原因が判明する。それは点火時期の大幅な狂いだった。出発前ポイントを新品にし、調整して出かけたのでそこは大丈夫だ、と思い込みがあったのだ。その後は快調に神戸まで帰ったのだが、その後どうも点火時期がよく狂うようになり、原因が特定できないままベース(車体側に付いている直径数センチのドーナツ状鉄板でこの上にポイントが乗る)を注文。部品は新品ポイントが付いた状態で入荷。取りに行って値段を聞いてびっくり。何と13,000だという。思わず叫んでしまった。ポイントは1個2,600円である。と言うことはドーナツ鉄板1枚が1万円超!さすがに店も悪いと思ったのか計1万円でいいです、となった。当時乗っていたCB550の同じような部品は600円くらいだった。過去の点火方式、ポイントである。(写真1・2)昭和50年代半ば以降点火方式は電子式に変わった。ギャップや点火時期の調整で手を煩わすことは無くなった。機械が壊れなくなったのはありがたいが、自分で触れるところが無くなったのは一抹の寂しさを覚える。キャブレターが電子式燃料噴射にかわり、プラグも10万km交換不要、などとなると自分でできることはオイル交換くらいか。ウインカー球が切れてもディーラーで交換しないと警告灯が消えない。もうしろーとは触るな、ということなのだろう。面白くない、最近のバイクには乗れないな。(藤)写真1写真2
2016.11.13
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調子はかなり戻ったがまだちょっと本調子ではない。そうだ、点火タイミングを見てみようと、以前買っておいたタイミングライトを取り出し、エンジン左側の点火時期点検窓のゴム蓋を取り外し点検してみた。昨年ミッションを直したときフジイが調整したタイミングは正規より僅かに早いタイミングだったが、そこよりかなり早くなっていた。ポイントがすり減り点火時期が狂ったのかもしれない、と再び電装カバーを外した。以前自分でポイントを触ったのはコイル外しよりさらに遠い昔だ。カムシャフト先端にポイントがあり、更に先端にガバナー(自動進角装置)がついている。このガバナーは三日月状の重りが2個バネで吊されていて回転の遠心力で重りが外に動き、重りに押されて点火カムが動き点火タイミングを早める。(写真1・2)ガバナーを外しポイントにやすりを挟んで慎重に磨く。(写真3)磨き終えたら今度はポイントギャップの調整だ。この調整には特殊工具である名刺を使う。名刺の厚さは0.3ミリくらいで、挟んでもポイントを痛めることがない。ポイントをベースに止めている小さなビスを僅かに緩めてポイントが一番開いたところのギャップを名刺で合わせる。(写真4)ギャップを合わせたらいよいよ点火時期を動かす。BMWはベースであるドーナツ状の鉄板にポイントが乗っていて、このベースを回すことによって点火時期を変えることができる。ベースを止めている2本のビスを僅かに緩めてマイナスドライバーをテコにしてベースを回転させる。ビスを締めたらガバナーを取り付け、メインスイッチを入れてクランクシャフトを手で回す。外したプラグから火花の飛ぶパチンという音がしたら点火時期点検窓を覗き、フライホイール外周にあるSマーク(点火!)を確かめる。ほぼ合ったところでプラグを取り付けエンジンを回し、タイミングライトで確かめる。(写真5)BMWはエンジンを回しながらの調整ができないのでこれを繰り返し正確に合わせるのである。ちなみに写真5のSマークの上の「-」がの左の「<」(切り欠き)に合ったときが点火!なのだが、僅か早めに合わせた。エンジンは前方から見て時計方向に回っており穴から覗くとフライホイールは下に向かって動いている。従って「-」印より僅かに早く点火しているのである。最後の仕上げにキャブ調整。先日買いそろえた負圧ゲージのお出ましだ。左右のインテークマニホールドから負圧パイプを引き回し(写真6)ゲージにつないで計測してみた。結果は上々、キャブはほとんどいじることなく同調がとれていた。(写真7)久しぶりに点火時期調整をしたが試乗ができていない。(藤)写真1写真2写真3写真4写真5写真6写真7
2016.11.10
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帰りながらあれこれ頭の中で原因を特定していく。〇症状はアクセルを開けたときのみ現れる。(減速時、平坦時は現れているかもしれないがわかりにくい)〇片肺ではない。(両シリンダは同じように熱い)〇アフターファイア、バックファイアはしていない。(点火時期は大幅にはずれていない)〇燃料系統ではなさそう。(症状が突然現れ、変化しない状態ながらなんとか走ることができる)どうもプラグ以外が原因の失火か、と、何となく絞り込んだ。さっそく修理にかかる。確定した症状は点火が間引かれているような回転、である。電気系統の不具合であることは間違いなさそうだ。エンジン前方の電装カバーとプラグを外し、クランクシャフト直結の6角穴にレンチを刺す。火花が飛ぶ瞬間のあたりのクランクシャフトを手で回してみると、プラグに火が飛ぶときと飛ばないときがある。まず疑うはイグニッションコイルかとコイルを外してみた。以前タンク下のフレームを塗り直したときに外して以来だからかれこれ10年!である。コイルの外観はそこそこ汚れているが、それよりもコネクターのオス・メス両方の金具が気になる。案の定金具は錆びたような情況で接触不良が疑われた。(写真1)この時代のBMWは6Vのコイル2つを直列に繋いでおり、オスコネクターはコイル1本2箇所出ている。コイル側のオス金具を外しサンドペーパーで磨いて組み付けた。コイル自体に傷みはないかとテスターで計ってみる。コイルの1次側(低圧)の規定値(1本で)1.15~1.32Ωに対し計ると2本とも1.2Ω、(写真2)2次側(高圧)の規定値(1本で)7.5~9.15kΩに対し、6.36kΩと6.39kΩ、(写真3)ちょっと低いが断線とかはなさそうで大丈夫だろう。以前この年代のRシリーズのイグニッションコイルは丈夫である、と聞いたことはあるが如何せん40年経過である。コイルに刺さるメス金具は経年変化で相応のヘタリがあり、さらに磨くこともできないので新品コネクタに交換した。(写真4)40年選手のコイルには一抹の不安が伴うので汎用の(といってもR用であるが)イグニッションコイルを持ち歩いている。ついでにこれも計ってみたら1次側3.2Ω(写真5)、2次側14.19kΩだった。この汎用コイルは1個のコイルから高圧接点が2本出ているタイプだ。接点を磨いたコイルに新品コネクターを挿し車体に取り付けエンジンをかけてみる。賀陽でプラグ交換した後よりアイドリングは安定している。でも走ってみなければ分からないので次の日15kmほど走ってみた。結果は上々である。やはりあのコネクターが接触不良で時々火花が飛んでいなかったのであろう。(藤)写真1写真2写真3写真4写真5
2016.11.08
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最近ちょくちょく早朝にひとっ走りすることがある。爽やかな朝、電話などに邪魔されずBMWを堪能するには良い時間帯だ。大体5時半頃出発、130kmくらい走り8時半か9時くらいに帰ってきて仕事に取りかかる。11月に入り早朝は寒くなってきたが、12月が近くなるとそれこそ寒さで震えるようになるので早朝はこれくらいが限界だろう。空港から県道72号岡山賀陽線、吉備高原口から国道429号を少し下り福谷から吉備高原広域農道を賀陽へ、日羽谷川沿いに下り日羽から国道180号で総社へ、というのが最近の早朝コースである。空港の辺りはエンジンもまことに快調で寒さにもめげずルンルンでエンジンの鼓動を堪能していた。福谷から広域農道に入り賀陽までの17kmのアップダウン+コーナーを堪能しようとアクセルを開けたら何かおかしい。アクセル一定か下りはあまり感じないが、加速や上り坂でエンジンがバラバラいう。エンジンが止まることはないのだが回転がうまいこと上がらない。遂に電気関係のどこかに不具合が生じたか、とアクセルを開けたり閉めたり、どんなときにどんな症状が出るか確かめるが、アクセルを開けるとだめだ。点火が間引かれているような症状で、細かく加速・加速・減速をしているようなかんじ。一番に思いつくのはプラグだ。いつも新品プラグは持ち歩いているので道の駅賀陽に入り取り替えてみた。エンジンはすぐにかかるが、アイドリングが一定しない。点火時期もずれているかもしれない。原因がプラグならすぐに直り、いつもの道を走って帰ろうかと考えたが、調子は改善しない。これはなるべく早く帰って原因を探らねば、と賀陽から高速に乗り帰路につく。賀陽から岡山方面は僅かな下り坂なのでそう気にはならない。これ以上悪くなったらどこかで立ち往生も考えられるが、あまりスピードを出すことは控えなんとか帰ってきた。今回写真は無し。(藤)
2016.11.06
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今日はいよいよゼファーの車検の日である。今回は岡山空港の近くに移転して新しくなった陸運支局で初めての車検だ。噂ではバイク専用レーンが出来て、以前よりも厳しくなったとの事。午前中は採血のために岡山市の病院へバイクで出掛ける。車検の予約は午後1時だから十分間に合う。理想は1時までに車検の手続きを済ませる事なので、ネットで調べてみたら、午前11時45分~午後1時までは休憩中であった。これは以前と変わっていない。今時、全職員で昼休憩を1時間15分キッチリ取る職場は珍しい。もう少しサービス精神旺盛でも良いのではと思うのは私だけであろうか。以前の陸運支局よりは近くなったが、岡山市なので少し早めに工作車で出発する。途中でラーメンでも食べて行こうと思っていたのだが、途中のとんかつ屋を逃してしまったので、後は陸運支局まで食べ物屋は1軒もなかった。昼1食くらい抜いてもいいやと思い駐車場にクルマを止めると、目の前で茶髪のねえちゃんが弁当を売っていた。残り2ヶの内1ヶを500円で買ったが、ご飯が多いので減して貰ったら50円引きしてくれた。弁当を持って受付棟へ入るとロビーは明るいのだが、職員ブースは電気まで消して誰もいない。やはり、ここはまだお役所体質が抜けきっていない閉鎖的な場所だ。取り敢えず1人で弁当を食べていたら、1時になった。すると明かりが点けられ、職員が何十人もぞろぞろ蟻のように出て来た。さあ、戦闘開始だ。ユーザー車検窓口で車検と登録と名義変更したい旨を伝えると、先ず車検を受けて、その後に手続きを行うよう指示され、予約番号を尋ねられる。うっかりと控えて来るのを忘れた。時間と名前を告げると確認が取れたようだ。テキパキと早いし丁寧だ。しかしこの小さな失敗がこの後の不幸な出来事の前触れである事はこの段階では分かるすべも無かった。車検用紙に必要事項を記入して、車検レーンへバイクで移動。今回はヘルメットは工作車に置いて、ノーヘルの軽装で挑む。6コースの内の5コース目が噂の二輪専用レーンになっていた。今日は前に2台いるだけで、後ろには誰もいない。クルマの方もかなり少ないので、二輪の検査員は隣の4コースの四輪と掛け持ちとなっていた。不安要素はヘッドライトの光軸が少し上目だったのだが、以前から全部下向き過ぎて落ちていたので、今回はこれでやって見ようとバクチを打った事と、フロントブレーキレバーの遊びが大きい事くらいだ。このレバーの遊びだけはどうしようもない。今回も含めて過去何回もエアー抜きを行い、1度バイクショップでもやって貰ったのだが、一向に改善しない。大阪でゼファーを見た時に何台も触ったのだが、やはりどれも遊びが大きい。ゼファーはこんなもんだろうか...。それはさておき、いよいよ順番が来た。いきなり検査員が「それでは始めて」と言う、何を始めるのか?たぶん灯火類の事だろうと思い、ライトの上下、ウインカー、ストップランプ、ホーンなどの操作を行う。全てOKが出た。次は検査員がスイッチ類を操作して確認する。次は足廻りや車体のボルトを金槌で叩いて回る。右フロントから始めて一周して左フロントに来た時、メーターケーブルが緩んでいるとの指摘を受ける。見てみるとかなり緩んでいる。これは緩んでいると言うより、ホイールを元に戻した時に仮留めをしたまま増し締めをするのを忘れていたようだ。直ぐにナップサックからプライヤーを取り出して増し締めを行う。やれやれと思ったら次は、ハンドルスイッチを凝視している。何かマズイ事でもあるのか?「ライトのHI、LO、ウインカーのR、L、HORNの文字が消えていて見えないので、分かるように書いて下さい。」との事で次の検査への指示が出た。前後のブレーキと光軸だ。ブレーキは難無く通過。光軸は....。赤く光って×である。12.7度上向き。もう一回計りましょうか。と優しい言葉を頂いたのだが、12.7度は狂い過ぎだ。再検査で通過するとは思えないので鄭重に断って、敷地内にある自動車整備商工組合に持ち込んで、調整を行う。計測器の画面と数値を見ながらヘッドライト調節スクリューを回して1分程で完了。事務所で支払い。何と3,240円とな。ビックリした。以前は付近のテスター屋で2,100円だったのに....。新しくなった車検場にはこの商工組合しかない。独占禁止法違反ではないかい!まあ、何はともあれ、今日は車検を通す事が1番だ。気を取り直して2回目に突入する。車台番号を確認して、メーターケーブルとハンドルスイッチを確認、「スイッチの文字を入れて下さい。」と言われ、光軸検査へ。今度は当然○である。これで目出度く通過だ。最後の検印ブースで終了印を貰えば車検は終わりの筈だった。検印係りが、「ハンドルスイッチの文字がまだ合格となっていないので、よく見えるようにホワイトで書いて4時迄に再検査して下さい。」と無情の言葉。へっ。後で書いとけば良いのかと思ったら今しないといけないのね。時計を見ると既に2時だ。あと2時間しかない。どうしてくれよう。筆記用具を売っている店を暫し考えた。取り敢えず最寄りのコンビニに行ってみたのだが、ボールペンとマジックくらいしか置いていない。コンビニではそんなものであろう。文房具店を探そうにも、私の携帯はガラケーなので、ネット検索ができない。仕方がないので司令本部に電話すると妻が一宮だったら、確かホームセンターがあったと思うよ。と指示を受ける。そう言えば来るときにタイムの看板があったような....。一宮まで引き返すとあった。ありました。ホームセンタータイム。急いで文具売り場に駆けつけ、ホワイトペンを漁る。棚の端にぺんてるホワイト油性ペン極細という理想的なペンが置いてあるのを見つけた。早速、買って陸運支局へとんぼ返りして駐車場でハンドルスイッチカバ―にホワイトを入れてみる。極細でも少し太く、純正のような小さな文字は書けないが、何とかフリーハンドで下手くそな文字が書けた。本日、3回目の検査を受けようとキーをONにしてセルボタンを押すが、今度はセルが回らない??何故。キーのON、OFFを繰り返すが無反応。今まで何ともなかったのに。ここに来てどういう事だ。とうとう天は我を見放したか。今日の車検は黄信号だ。ここでお陀仏となるのだろうか。キーをONにすると表示灯は点灯するので、セル本体かセルの配線の不備だろう事とは想像がついたのだが、不良箇所を特定しなければどうにもならないのだ。キーをONにしてセルボタンを押したまま、ハンドル辺りの配線から揺すってみると、突然セルが回った。どうやらセルスイッチ辺りの配線が怪しい。その後異常は現れなかったので、今の内に検査を済ませるべく検査場に乗り込む。検査員がホワイトで大きく書かれたハンドルスイッチカバ―を見るや否や「OK」と大きな声。最後の検印を押して貰いこれでやっと晴れて合格だ。車検は一度不備が見つかったら、その場で直してもダメ。必ず再修理や調整をして再度検査をやり直すしかないのである。その事を肝に銘じる事になった車検であった。駐車場に帰ろうとバイクに跨りセルボタンを押すとまた回らない。配線を揺すると何もなかったように回る。これは帰ってからセルスイッチの分解だ。車検で大きく手間取ったので、急いで書類作成にかかる。総合受付で書類を渡し、新規登録と名義変更をしたいと申し出ると、受付の女性が書類を示しながら記入場所を1つ1つ指示してくれ、彼女の読み上げる事を書くだけで全て終わった。その後3分程で車検証が出来上がり、ナンバープレートを貰って速攻で撤収。大わらわの車検であった。車検場でのゼファーの勇姿二輪専用第5レーン検査中のゼファー光軸、光量測定器文字が消えて殆ど見えなくなったハンドルスイッチケースぺんてるホワイト油性ペン取り敢えず書いたスイッチケースの文字
2016.11.01
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